JPH0224937Y2 - - Google Patents
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- JPH0224937Y2 JPH0224937Y2 JP1982027322U JP2732282U JPH0224937Y2 JP H0224937 Y2 JPH0224937 Y2 JP H0224937Y2 JP 1982027322 U JP1982027322 U JP 1982027322U JP 2732282 U JP2732282 U JP 2732282U JP H0224937 Y2 JPH0224937 Y2 JP H0224937Y2
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Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は、液体タンクのバルブ装置の改良に関
し、更に詳しくは車両の燃料タンクにおいて車両
のが走行中の遠心力の影響を受けることなく開口
して殆どタンク内の燃料が排出されるまで確実に
開口するようにした燃料タンクのバルブ装置に関
するものである。
し、更に詳しくは車両の燃料タンクにおいて車両
のが走行中の遠心力の影響を受けることなく開口
して殆どタンク内の燃料が排出されるまで確実に
開口するようにした燃料タンクのバルブ装置に関
するものである。
従来、車両に使用される長立方体形状の燃料タ
ンクにおいては、燃料の残量が少なくなつた状態
で、車両の坂道走行したり、車両が傾斜した場
合、あるいは前後まかは左右方向の慣性力を受け
た場合には、燃料が燃料タンクの一方に片寄つて
しまう。
ンクにおいては、燃料の残量が少なくなつた状態
で、車両の坂道走行したり、車両が傾斜した場
合、あるいは前後まかは左右方向の慣性力を受け
た場合には、燃料が燃料タンクの一方に片寄つて
しまう。
このため、エンジンに燃料を供給する供給パイ
プの開口部が空気中に露出した状態となつて燃料
をエンジンに供給することができなくなり燃料が
あるにもかかわらずエンジンが停止してしまうと
いう問題があつた。
プの開口部が空気中に露出した状態となつて燃料
をエンジンに供給することができなくなり燃料が
あるにもかかわらずエンジンが停止してしまうと
いう問題があつた。
一方、自動車やモーターボート等に搭載された
燃料タンクの燃料の残量が僅かになつた状態で自
動車等の走行状態の如何にかかわらず燃料を燃料
ポンプに確実に吸入させる燃料タンク内の燃料供
給機構に関する考案として、実開昭57−15969号
公報に提案されている。
燃料タンクの燃料の残量が僅かになつた状態で自
動車等の走行状態の如何にかかわらず燃料を燃料
ポンプに確実に吸入させる燃料タンク内の燃料供
給機構に関する考案として、実開昭57−15969号
公報に提案されている。
しかし、この燃料供給機構の吸込みパイプに設
けられている弁は、重力を利用して開閉するもの
であるので、車両の速度や旋回時の遠心力によつ
て作動不良となる欠点がある。即ち、弁座を閉止
すべき弁体が遠心力の作用で開いて吸込みパイプ
より空気を吸引するという不具合が発生する。
けられている弁は、重力を利用して開閉するもの
であるので、車両の速度や旋回時の遠心力によつ
て作動不良となる欠点がある。即ち、弁座を閉止
すべき弁体が遠心力の作用で開いて吸込みパイプ
より空気を吸引するという不具合が発生する。
また、例えばボール状の弁を使用した装置の場
合には、このボールが燃料の流入抵抗となる上
に、このボールの重量より燃料が流動する際の抵
抗が水きくなつた場合にはボールが移動して燃料
吸込み中の弁座(開口部)を閉止することにな
り、確実に燃料をエンジンに供給することができ
なくなるという問題がある。
合には、このボールが燃料の流入抵抗となる上
に、このボールの重量より燃料が流動する際の抵
抗が水きくなつた場合にはボールが移動して燃料
吸込み中の弁座(開口部)を閉止することにな
り、確実に燃料をエンジンに供給することができ
なくなるという問題がある。
本考案は前記従来の装置の問題点に着目して案
出されたものであつて、車両が旋回中の場合のよ
うにバルブ装置に遠心力が作用しても空気を吸引
することなく正確に作動する液体タンクのバルブ
装置を提供することにある。
出されたものであつて、車両が旋回中の場合のよ
うにバルブ装置に遠心力が作用しても空気を吸引
することなく正確に作動する液体タンクのバルブ
装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本考案にかかる液体
タンクのバルブ装置は、下記の要件(a)〜(f)より構
成されるものである。
タンクのバルブ装置は、下記の要件(a)〜(f)より構
成されるものである。
(a) タンク1の底壁部1aに設けたバルブ本体1
1を仕切板5によつて上下に二分して下方に第
1液体室7と、上方に第2液体室9をそれぞれ
形成し、 (b) 前記第1液体室7には前記タンク1の片隅部
まで延長され、前記底壁部1aに開口した吸込
みパイプ19が接続され、 (c) 前記第2液体室9にはフイルタ部材21を有
する流入孔23が開口され、 (d) 前記仕切板5の中央部であつて前記第1室内
7に開口し、前記第2室9内を縦方向に貫通し
て供給パイプ17が設けられ、 (e) 該供給パイプ17に案内され、前記仕切板5
に設けた連通孔3を第2液体室9側より開閉す
るフロートバルブ13と、 (f) 該フロートバルブ13の浮力よりも弱い力で
押圧する弾性部材15を設けてなる液体タンク
のバルブ装置。
1を仕切板5によつて上下に二分して下方に第
1液体室7と、上方に第2液体室9をそれぞれ
形成し、 (b) 前記第1液体室7には前記タンク1の片隅部
まで延長され、前記底壁部1aに開口した吸込
みパイプ19が接続され、 (c) 前記第2液体室9にはフイルタ部材21を有
する流入孔23が開口され、 (d) 前記仕切板5の中央部であつて前記第1室内
7に開口し、前記第2室9内を縦方向に貫通し
て供給パイプ17が設けられ、 (e) 該供給パイプ17に案内され、前記仕切板5
に設けた連通孔3を第2液体室9側より開閉す
るフロートバルブ13と、 (f) 該フロートバルブ13の浮力よりも弱い力で
押圧する弾性部材15を設けてなる液体タンク
のバルブ装置。
液体タンク1に収容されている燃料は、バルブ
本体11の上方に形成された第2液体室9に設け
たフイルタ部分21を介してバルブ本体11の上
部近傍に燃料が供給され、フロートバルブ13が
浮上して開口されている連通孔3を経由して第1
液体室7に流入し、この第1液体室7に開口され
ている供給パイプ17より清浄な燃料がエンジン
に供給される。
本体11の上方に形成された第2液体室9に設け
たフイルタ部分21を介してバルブ本体11の上
部近傍に燃料が供給され、フロートバルブ13が
浮上して開口されている連通孔3を経由して第1
液体室7に流入し、この第1液体室7に開口され
ている供給パイプ17より清浄な燃料がエンジン
に供給される。
一方、この第1液体室7に接続されている吸込
みパイプ19からも燃料が吸込まれるが、この吸
込みパイプ19の抵抗は、通常は前記フイルタ部
材21の抵抗よりも大きいために、主としてこの
フイルタ部材21で濾過されながら吸込まれ、エ
ンジンに供給される。
みパイプ19からも燃料が吸込まれるが、この吸
込みパイプ19の抵抗は、通常は前記フイルタ部
材21の抵抗よりも大きいために、主としてこの
フイルタ部材21で濾過されながら吸込まれ、エ
ンジンに供給される。
そして燃料が少なくなつてフロートバルブ13
の浮力が減少し、第2液体室9側を閉止した後
は、吸込みパイプ19および第1液体室7を経由
してエンジンに供給される。
の浮力が減少し、第2液体室9側を閉止した後
は、吸込みパイプ19および第1液体室7を経由
してエンジンに供給される。
特に本考案のバルブ装置はフロートバルブ13
を使用しているので車両の傾斜状態や遠心力によ
る影響を受けて動作不良になるようなことがな
く、車両用燃料タンクのバルブ装置として有効で
ある。
を使用しているので車両の傾斜状態や遠心力によ
る影響を受けて動作不良になるようなことがな
く、車両用燃料タンクのバルブ装置として有効で
ある。
以下、本考案の実施例を第1図ないし第5図を
参照して説明する。
参照して説明する。
第1図において1は、例えば車両等に搭載され
るガソリン等の液体Wを収容する燃料タンクであ
つて、この燃料タンク1は薄鋼板または合成樹脂
材により長立方体形状に成形されている。
るガソリン等の液体Wを収容する燃料タンクであ
つて、この燃料タンク1は薄鋼板または合成樹脂
材により長立方体形状に成形されている。
燃料タンク1内の底壁部1aには、バルブ本体
11が設置されており、このバルブ本体11は連
通孔3を設けた仕切板5を介して上下に仕切られ
て第1液体室7を下方に、また、第2液体室9を
上方に形成している。
11が設置されており、このバルブ本体11は連
通孔3を設けた仕切板5を介して上下に仕切られ
て第1液体室7を下方に、また、第2液体室9を
上方に形成している。
このバルブ本体11は、第2図ないし第3図に
示すように上方の第2液体室9内に液体Wの浮力
によつて前記仕切板5の連通孔3を開閉する樹脂
板製のフロートバルブ13が収容され、このフロ
ートバルブ13の上面とバルブ本体11の上壁1
1aとの間には、このフロートバルブ13の浮力
よりも弱いコイルスプリング等の弾性部材15が
介装されている。
示すように上方の第2液体室9内に液体Wの浮力
によつて前記仕切板5の連通孔3を開閉する樹脂
板製のフロートバルブ13が収容され、このフロ
ートバルブ13の上面とバルブ本体11の上壁1
1aとの間には、このフロートバルブ13の浮力
よりも弱いコイルスプリング等の弾性部材15が
介装されている。
従つて、フロートバルブ13が液体W中にある
とき、即ち液体Wが十分な量である時には、弾性
部材15の弾性力に抗して浮上して仕切板5に設
けた連通孔3を開口させる。
とき、即ち液体Wが十分な量である時には、弾性
部材15の弾性力に抗して浮上して仕切板5に設
けた連通孔3を開口させる。
一方、液体Wが減少してこのフロートバルブ1
3が大気中にあるときにはそれ自体の重量と弾性
部材15の弾性力により連通孔3を閉鎖させて第
1液体室7側から液体Wを供給するように構成さ
れている。
3が大気中にあるときにはそれ自体の重量と弾性
部材15の弾性力により連通孔3を閉鎖させて第
1液体室7側から液体Wを供給するように構成さ
れている。
また、前記実施例においては前記バルブ本体1
1の上壁11aと底壁11bとは、バルブ本体1
1の側壁11cの上下端縁に溶接又は圧入により
固着されている。
1の上壁11aと底壁11bとは、バルブ本体1
1の側壁11cの上下端縁に溶接又は圧入により
固着されている。
前記バルブ本体11内に区画された第1液体室
7内の中央には、図示しないエンジン等へガソリ
ン等の液体Wを供給する供給パイプ17の開口部
17aが開口され、この開口部17aの周縁には
前記バルブ本体11の側壁11cから内側に延出
された仕切板5と同一平面上となるようなフラン
ジ部17bが外方向に向つて張設されている。な
お、仕切板5とフランジ部17bとは通常は連続
した板で形成されている。
7内の中央には、図示しないエンジン等へガソリ
ン等の液体Wを供給する供給パイプ17の開口部
17aが開口され、この開口部17aの周縁には
前記バルブ本体11の側壁11cから内側に延出
された仕切板5と同一平面上となるようなフラン
ジ部17bが外方向に向つて張設されている。な
お、仕切板5とフランジ部17bとは通常は連続
した板で形成されている。
従つて、仕切板5とフランジ部17bでフロー
トバルブ13の下面を支持し、更にこのフランジ
部17bの中央に植立された供給パイプ17は上
下に移動するフロートバルブ13のガイド部材を
形成している。
トバルブ13の下面を支持し、更にこのフランジ
部17bの中央に植立された供給パイプ17は上
下に移動するフロートバルブ13のガイド部材を
形成している。
また、バルブ本体11の第1液体室7を構成す
る側壁11cの一部には、液体Wの吸込みパイプ
19の一方の開口部に接続される小径の孔19a
を有する接続部が設けられ、また、このパイプ1
9の他方の開口部19bは、第1図に示す如く液
体タンク1内の一方の底壁側に開口している。
る側壁11cの一部には、液体Wの吸込みパイプ
19の一方の開口部に接続される小径の孔19a
を有する接続部が設けられ、また、このパイプ1
9の他方の開口部19bは、第1図に示す如く液
体タンク1内の一方の底壁側に開口している。
また、前記バルブ本体11の第2液体室9を構
成する側壁11cには、第4図及び第3図に示す
ようにフイルタ部材21を介して第2液体室9と
液体タンク1内とを連通する液体Wの流入孔23
が供給パイプ17に対して対称位置に形成されて
いる。フイルタ部材21は、第3図に示すように
フイルタ25とフイルタ保持金具27とから構成
され、フイルタ保持金具27の一端はバルブ本体
11の側壁11cと上壁11aとの間に挟持固定
されている。
成する側壁11cには、第4図及び第3図に示す
ようにフイルタ部材21を介して第2液体室9と
液体タンク1内とを連通する液体Wの流入孔23
が供給パイプ17に対して対称位置に形成されて
いる。フイルタ部材21は、第3図に示すように
フイルタ25とフイルタ保持金具27とから構成
され、フイルタ保持金具27の一端はバルブ本体
11の側壁11cと上壁11aとの間に挟持固定
されている。
なお、第1図において29はフユーエルフイラ
ーチユーブ、31はブリーザパイプ、33は液体
タンク1の底面に溜まつた異物を放出させるドレ
インプラグである。
ーチユーブ、31はブリーザパイプ、33は液体
タンク1の底面に溜まつた異物を放出させるドレ
インプラグである。
また、X1は液体タンク1が水平状態にあると
きの液面、X2は液体タンク1が第1図において
左側に傾いた時の液面、X2は液体タンク1が右
側に傾いた時の液面をそれぞれ示している。
きの液面、X2は液体タンク1が第1図において
左側に傾いた時の液面、X2は液体タンク1が右
側に傾いた時の液面をそれぞれ示している。
次に、本考案にかかる装置の作用について説明
する。
する。
(a) 先ず、液体タンク1、即ち液体タンクが水平
状態にあるときには、液体Wの液面やX1の状
態にあるため、バルブ本体11の第1及び第2
液体室7,9は液体Wに満され、この結果フロ
ートバルブ13はその浮力により弾性部材15
の弾性力に抗して浮き上がる。そして液体Wは
供給パイプ17の開口部17aより吸入され、
外部のエンジンに供給される。
状態にあるときには、液体Wの液面やX1の状
態にあるため、バルブ本体11の第1及び第2
液体室7,9は液体Wに満され、この結果フロ
ートバルブ13はその浮力により弾性部材15
の弾性力に抗して浮き上がる。そして液体Wは
供給パイプ17の開口部17aより吸入され、
外部のエンジンに供給される。
なお、第2液体室9側に設けた流入孔23は
吸込みパイプ19の小径の孔19aより遥かに
大きな面積で形成されているので、通常の場合
には液体Wのフイルタ部材21で濾過され、流
入孔23より第2液体室9内に流入する。ま
た、前記流入孔23より流入する量よりも少量
ではあるが、吸込みパイプ19側からも第1液
体室7に流入することは勿論である。
吸込みパイプ19の小径の孔19aより遥かに
大きな面積で形成されているので、通常の場合
には液体Wのフイルタ部材21で濾過され、流
入孔23より第2液体室9内に流入する。ま
た、前記流入孔23より流入する量よりも少量
ではあるが、吸込みパイプ19側からも第1液
体室7に流入することは勿論である。
(b) 次に、液体W(燃料)の残量が少なくなり、
しかも液体タンク1が例えば左方向に傾くと、
液面はX2の状態になるが、フロートバルブ1
3が液体W中に位置している間は、第2図の矢
印に示すように第2液体室9→連通孔3→第1
液体室7を通つて前記と同様に供給パイプ17
の開口部17aから外部(エンジン)に供給さ
れる。
しかも液体タンク1が例えば左方向に傾くと、
液面はX2の状態になるが、フロートバルブ1
3が液体W中に位置している間は、第2図の矢
印に示すように第2液体室9→連通孔3→第1
液体室7を通つて前記と同様に供給パイプ17
の開口部17aから外部(エンジン)に供給さ
れる。
(c) 次に、液体タンク1が右方向に傾くと、液面
はX2の状態になり、第5図に示すようにフロ
ートバルブ13が大気中に露出する。フロート
バルブ13がこのような状態になると、フロー
トバルブ13の重力及び弾性部材15の弾性力
によつて連通孔3が閉鎖され、液体Wは液体タ
ンク1の右方向に片寄り、吸込みパイプ19の
開口部19b→孔19a→第1液体室7→供給
パイプ17の開口部17aを通つて外部に供給
される。
はX2の状態になり、第5図に示すようにフロ
ートバルブ13が大気中に露出する。フロート
バルブ13がこのような状態になると、フロー
トバルブ13の重力及び弾性部材15の弾性力
によつて連通孔3が閉鎖され、液体Wは液体タ
ンク1の右方向に片寄り、吸込みパイプ19の
開口部19b→孔19a→第1液体室7→供給
パイプ17の開口部17aを通つて外部に供給
される。
この考案にかかる液体タンクのバルブ装置は、
液体タンク1の底壁部1aに設けたバルブ本体1
1を仕切板5によつて上下に二分して下方に第1
液体室7を、上部に第2液体室9をそれぞれ形成
し、前記第1液体室7には前記底壁部1aに開口
した吸込みパイプ19が接続され、前記第2液体
室9には流入孔23が開口され、前記仕切板5の
中央部であつて前記第1液体室7内に開口し、前
記第2液体室9内を縦方向に貫通して供給パイプ
17が設けられている。
液体タンク1の底壁部1aに設けたバルブ本体1
1を仕切板5によつて上下に二分して下方に第1
液体室7を、上部に第2液体室9をそれぞれ形成
し、前記第1液体室7には前記底壁部1aに開口
した吸込みパイプ19が接続され、前記第2液体
室9には流入孔23が開口され、前記仕切板5の
中央部であつて前記第1液体室7内に開口し、前
記第2液体室9内を縦方向に貫通して供給パイプ
17が設けられている。
そして該供給パイプ17に案内され、前記仕切
板5に設けた連通孔3を開閉するフロートバルブ
13と、該フロートバルブ13の浮力よりも弱い
力で押圧する弾性部材15から構成されており、
次にの効果を奏することができる。
板5に設けた連通孔3を開閉するフロートバルブ
13と、該フロートバルブ13の浮力よりも弱い
力で押圧する弾性部材15から構成されており、
次にの効果を奏することができる。
イ 上段の第2液体室9が燃料に浸漬されない程
度に燃料が減少した場合には、この第2液体室
内に収容されているフロートバルブ13は、供
給パイプ17によつて上下方向に案内されなが
ら、それ自体の重量と共に弾性部材15によつ
て押圧され、仕切板5に設けた連通孔3を閉止
する。そして下段の第1液体室7に接続されて
いる吸込みパイプ19より燃料を吸引し、この
第1液体室7を経由して供給パイプ17よりエ
ンジンに供給する。
度に燃料が減少した場合には、この第2液体室
内に収容されているフロートバルブ13は、供
給パイプ17によつて上下方向に案内されなが
ら、それ自体の重量と共に弾性部材15によつ
て押圧され、仕切板5に設けた連通孔3を閉止
する。そして下段の第1液体室7に接続されて
いる吸込みパイプ19より燃料を吸引し、この
第1液体室7を経由して供給パイプ17よりエ
ンジンに供給する。
従つて、上段の第2液体室9側が空気中に露
出しても、フロートバルブ13によつて連通孔
3が閉止されるので、空気を吸引することがな
い。
出しても、フロートバルブ13によつて連通孔
3が閉止されるので、空気を吸引することがな
い。
特に、本考案においては、第1液体室7と第
2液体室9とを連通する連通孔3を上下に移動
して作用するフロートバルブ13によつて開閉
しているので、タンク1の傾斜状態が遠心力に
影響されることなく、バルブ装置が確実に作動
することになる。
2液体室9とを連通する連通孔3を上下に移動
して作用するフロートバルブ13によつて開閉
しているので、タンク1の傾斜状態が遠心力に
影響されることなく、バルブ装置が確実に作動
することになる。
従つて、本考案のバルブ装置は、遠心力が作
用する車両やモーターボート等に効果的に使用
することができる。
用する車両やモーターボート等に効果的に使用
することができる。
ロ 下段に設けた第1液体室7に吸込みパイプ1
9を経由して液体タンク1の底部に溜まつてい
る燃料を、この第1液体室7を経由してエンジ
ンに供給することになるので、燃料が波状に往
復運動(液面X2とX3との間)する際の燃料切
れを緩和し、液体タンク1内の燃料を殆ど吸い
出すことができる。
9を経由して液体タンク1の底部に溜まつてい
る燃料を、この第1液体室7を経由してエンジ
ンに供給することになるので、燃料が波状に往
復運動(液面X2とX3との間)する際の燃料切
れを緩和し、液体タンク1内の燃料を殆ど吸い
出すことができる。
ハ 第1液体室7を開閉するバルブ機構としてフ
ロートバルブ13を使用し、また、これのガイ
ド部材として第1液体室7に下端が開口されて
いる供給パイプ17を利用しているので、機構
が著しく簡単となり、耐久性が向上すると共に
安価に製造することができる。
ロートバルブ13を使用し、また、これのガイ
ド部材として第1液体室7に下端が開口されて
いる供給パイプ17を利用しているので、機構
が著しく簡単となり、耐久性が向上すると共に
安価に製造することができる。
第1図は本考案の実施例にかかる液体タンクの
側面図、第2図はバルブ本体の拡大断面図、第3
図は第2図のA部における拡大断図図、第4図は
第2図の−線に沿う横断平面図、第5図は作
動状態を示す第2図と同様な図である。 1……液体タンク、3……連通孔、1a……底
壁部、5……仕切板、7……第1液体室、9……
第2液体室、11……バルブ本体、15……弾性
部材、17……供給パイプ、19……吸込みパイ
プ、21……フイルタ部材、23……流入口。
側面図、第2図はバルブ本体の拡大断面図、第3
図は第2図のA部における拡大断図図、第4図は
第2図の−線に沿う横断平面図、第5図は作
動状態を示す第2図と同様な図である。 1……液体タンク、3……連通孔、1a……底
壁部、5……仕切板、7……第1液体室、9……
第2液体室、11……バルブ本体、15……弾性
部材、17……供給パイプ、19……吸込みパイ
プ、21……フイルタ部材、23……流入口。
Claims (1)
- タンクの底壁部に設けたバルブ本体を仕切板に
よつて上下に二分して下方に第1液体室を、上方
に第2液体室をそれぞれ形成し、前記第1液体室
には前記タンクの片隅部まで延長され、底壁部に
開口した吸込みパイプが接続され、前記第2液体
室にはフイルタ部材を有する流入孔が開口され、
前記仕切板の中央部であつて前記第1室内に開口
し、前記第2室内を縦方向に貫通して供給パイプ
が設けられ、該供給パイプに案内され、前記仕切
板に設けた連通孔を第2液体室側より開閉するフ
ロートバルブと、該フロートバルブの浮力よりも
弱い力で押圧する弾性部材を設けてなる液体タン
クのバルブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2732282U JPS58130070U (ja) | 1982-02-27 | 1982-02-27 | 液体タンクのバルブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2732282U JPS58130070U (ja) | 1982-02-27 | 1982-02-27 | 液体タンクのバルブ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58130070U JPS58130070U (ja) | 1983-09-02 |
JPH0224937Y2 true JPH0224937Y2 (ja) | 1990-07-09 |
Family
ID=30039234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2732282U Granted JPS58130070U (ja) | 1982-02-27 | 1982-02-27 | 液体タンクのバルブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58130070U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013108484A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | Toyota Motor Corp | 燃料供給装置 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS60127471U (ja) * | 1984-02-04 | 1985-08-27 | 日野自動車株式会社 | 燃料タンク |
JP4710861B2 (ja) * | 2007-03-28 | 2011-06-29 | 三菱自動車工業株式会社 | 燃料供給構造 |
JP2015169150A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料供給装置 |
JP6485332B2 (ja) * | 2015-11-16 | 2019-03-20 | 株式会社デンソー | サクションフィルタ及び燃料供給装置 |
Citations (1)
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-
1982
- 1982-02-27 JP JP2732282U patent/JPS58130070U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5715969B2 (ja) * | 1976-07-27 | 1982-04-02 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013108484A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | Toyota Motor Corp | 燃料供給装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58130070U (ja) | 1983-09-02 |
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