JPS62143718A - 燃料供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は例えば全輪駆動の自動車における燃料タンク
のように、複数の室に区画されている燃料タンク内の燃
料を、前記燃料タンクの一室に配置される燃料ポンプに
より自動車のエンジンなどに供給するようにした燃料供
給装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のこの種の燃料供給装置が第８図、第４図に示され
ている。図において、（１）は′メインタンク室（ＩＡ
）とサブタンク室（ＬＢ）とに区画されている二基構造
の燃料タンク、（２）はメインタンク室（ＩＡ）にブラ
ケット（３）により配置される燃料ポンプで、モータ部
（２ａ）とポンプ部（２ｂ）と吸込口（２Ｃ）と吐出口
（２ｄ）とを有している。（４）は吸込口（２Ｃ）に接
続した吸入管、（５）は吸込管（４）の先端に設けたス
トレーナ、（６）は吐出（２ｄ）に接続した吐出管で、
自動車のエンジン（図示せず）などに連結される。（７
）は燃料タンク（１）外に設置した移送ポンプで、吸込
口（７ａ）と吐出口（７ｂ）とを有している。（８）は
吸込口（７ａ）に接続した吸込管で、先端（８ａ）がサ
ブタンク室（ＩＢ）に開口している。（９）は吸込管（
８）の先端（８ａ）に設けたストレーナ、ＱＯは吐出口
（７ｂ）に接続した吐出管で、先端（１０ａ）がメイン
タンク室（ＩＡ）に開口している。

Ｏυはブラケット（２）によりサブタンク室（ＩＢ）に
配置されるフロートスイッチで、移送ポンプ（７）を制
御する。

次に動作について説明する。燃料ポンプ（２）のモータ
部（２ａ）を通電してポンプ部（２ｂ）を駆動し、吸込
口（２Ｃ）からメインタンク室（ＬＡ）内の燃料を吸込
み、この燃料を吐出口（２ｄ）からエンジンに供給する
。サブタンク室（ＬＢ）内の燃料は移送ポンプ（７）を
駆動して吸込管（８）および吐出管ＱＯを通してメイン
タンク室ＣＩＡ）内に移し替える。その際、フロートス
イッチ（ロ）により移送デンゾ（７）の空転が防止され
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕 上記のような従来の燃料供給装置では、サブタンク室（
ＩＢ）内の燃料を移送ポンプ（７）によりメインタンク
室（ＩＡ）に移し替えるので、移送ポンプ（７）が必要
となって高価になるという問題点があった。

この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、移送ポンプ（７）およびフロートスイッチαηが不
要となって安価になる燃料供給装置を得ることを目的と
する。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る燃料供給装置は、燃料ポンプの吸込口に
フロートバルブを設置して、メインタンク室の燃料が多
い時はメインタンク室の燃料を吸込ミ、メインタンク室
の燃料レベルが低下するとフロートバルブがメインタン
ク室側の吸込口を閉じサブタンク室側に開口し、サブタ
ンク室の燃料を吸込む様に構成したものである。

〔作用〕

この発明けにおいては、メインタンク室内にフロートバ
ルブを設けて、このフロートバルブの動作によりサブタ
ンク室の燃料をメインタンク室に移送する。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を第１図および第２図により
説明する。（１）〜（６）は上記従来装置と全く同一の
ものである。

（２）は吸込管（４）に接続したフロートバルブで、バ
ルブケース（１８ａ）、バルブカバー（１８ｂ）　、フ
ロート（１８ｃ）、バルブ上（ｌｉｄ）、バルブ下（１
８ｅ）、バルブスプリング（１８ｆ）で構成されている
。バルブケース（１１ａ）にはメインタンク室（仏）か
ら燃料を吸込む吸込口（１８ｇ）、バルブシー）　（１
８ｈ）　、吐出口（１８ｉ）を有している。

また、バルブケース（１８ｂ）にはサブタンク室（ＩＢ
）から燃料を吸込む吸入口（１８ｊ）ｓバルブシー）　
（ｌｌｌｌｋ）を有している。α４は一端（１４ａ、）
がフロートバルブ０３の吸入口（１８ｊ　）に接続され
、かり１他端（１４ｂ　）がサブタンク室（ＩＢ）に開
口する分岐吸込管で、配管を容易にするために一旦燃料
タンク（１）の外部に持ち出しである。Ｑ鴫は分岐吸込
管へ４の他端（１４ｂ　’）に取付けたストレーナであ
る。

次にこのように構成された燃料供給装置の動作を説明す
る。まず第１図においてメインタンク室（ＩＡ）の燃料
レベルが高いときは、フロートバルブ備のフロー）　（
１８ｃ）が浮力によりバルブスプリング（１８ｆ）の押
圧力に打勝って上方に浮き上り、バルブ上（１８ｄ）が
閉じてサブタンク室（ＩＢ）からの燃料の流入を阻止す
るとともに、バルブ下（１８ｅ）が開いてメインタンク
室（ＩＡ）の燃料がストレーナ（５）、フロトバルブ０
の吸入口（１８ｇ）および吐出口（１８ｉ　）を通って
燃料ポンプ（２）の吸込管（４）から吸込まれる。

エンジンの燃料消費によりメインタンク室（ＩＡ）の燃
料レベ〃が低下した場合を第２図に示す。燃料レベμが
一定しベμまで低下するとフロート（ｌｌｃ、）の浮力
が小さくなるため、フロー）　（ｌａｃ）が自重ドパ〃
ブスプリング（１８ｆ）により下方に押し下げられ、バ
ルブ下（１８ｄ）が開き、バルブ下（１８ｅ）が閉じて
メインタンク室（ＩＡ）からの燃料の流入を阻止する。

バルブ（１８ｃｌ）が開きバルブ（１８ｅ）が閉じるこ
とにエリ、燃料ポンプ（２）の吸引力は、フロー）　（
１８ｃ）を下方に押し下げるように作用し、さらに、分
岐吸込管αくを通じてサブタンク室（ＩＢ）から燃料を
吸込むように作用する。この作用により燃料は、ストレ
ーナ（至）、分岐吸込管０、フロートバルブ（至）の吸
入口（ｌａｊ）および吐出口（１８ｉ）を通って、燃料
ポンプ（２）の吸込管（４）から燃料が吸込まれる。

この発明は以上説明したとおす、燃料ポンプの吸込口に
フロートバルブを設置してメインタンク室の燃料レベル
が低下したとき、燃料ポンプの吸込口をサブタンク室へ
切替えて他室の燃料を吸込むことが出来るので、燃料タ
ンクの他室の燃料を移し替えるための移送ポンプが不要
となり安価になるという効果がある◎

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はこの発明の一実施例を示す縦断側面図
、第８図は従来装置を示す縦断側面図、第４図は一般に
実施されている燃料デンゾの断面図である。 図において、（１）は燃料タンク、（ＬＡ）はメインタ
ンク室、（ＩＢ）はサブタンク室、（２）は燃料デンゾ
１（２Ｃ）は吸込口、（至）はフロートバルブ、α尋は
分岐吸込管、（１４ｂ）は分岐吸入口、（ト）はストレ
ーナである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　複数の室に区画されている燃料タンク内の燃料を、上
   記燃料タンクの第１の室に配置した燃料ポンプにより自
   動車のエンジンなどに供給するようにした燃料供給装置
   において、上記第１の室の燃料が所定量以下になると閉
   じ、所定量以上になると開く第１のバルブと、上記第１
   の室の燃料が所定量以上あるとき閉じ、所定量以下にな
   ると開く第２のバルブとを有するフロートバルブを上記
   燃料ポンプの吸込口に設置し、上記第１のバルブを上記
   燃料タンクの第１の室に開口し、上記第２のバルブは分
   岐吸込管を介して上記第１の室以外の室に開口させたこ
   とを特徴とする燃料供給装置。