JPS638866Y2 - - Google Patents

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JPS638866Y2
JPS638866Y2 JP11288882U JP11288882U JPS638866Y2 JP S638866 Y2 JPS638866 Y2 JP S638866Y2 JP 11288882 U JP11288882 U JP 11288882U JP 11288882 U JP11288882 U JP 11288882U JP S638866 Y2 JPS638866 Y2 JP S638866Y2
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JP
Japan
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liquid
pump
port
bubble removal
valve
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JP11288882U
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JPS5919982U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ポンプ用気泡除去装置に関するもの
である。
例えば、液体クロマトグラフ用の従来のポンプ
は、液タンクとポンプが単に長い配管で接続され
ていただけなので、吸引抵抗が大きくなり、ポン
プによる減圧度を上げないと液体の汲み出しがで
きず、その結果、ポンプによる大きな減圧のため
供給中の液体に気泡が発生し易い欠点があつた。
また、液体クロマトグラフにおいては、移動相
の切換え時の液の交換速度と毎回の再現性とが分
析に大きな影響を与えるが、従来のものにあつて
は液の交換速度が遅く、且つ再現性が悪い欠点が
あつた。
本考案の目的は、気泡の除去が可能で、液の交
換速度を速めることができ、且つその液の交換速
度の再現性が良いポンプ用気泡除去装置を提供す
るにある。
本考案に係るポンプ用気泡除去装置は、最下部
に形成した液溜部、所定落差を存して上方に配置
した液タンクから液がタンク切替バルブを介して
流入する上部に開口した液入口、上部に開口し内
部の気体を排出させる排気口、前記液入口と前記
排気口の両者より下方にあつて前記液溜部に溜る
所定量以上の液を溢れさせ排出する位置に開口す
る排液口及び前記液溜部に溜つて気泡が除去され
た液を汲み出すポンプが接続されるポンプ接続口
を有する気泡除去容器と、前記排液口及び前記排
気口に接続され該排液口及び該排気口を開閉する
バルブとを備えたことを特徴としている。
以下本考案の実施例を図面を参照して詳細に説
明する。第1図は本考案に係るポンプ用気泡除去
装置の一実施例を示したものである。この装置
は、中空の筒状に形成された小型の気泡除去容器
1を備えている。この気泡除去容器1はその底部
側に液溜部1Aを備え、ここに液2を溜るように
なつている。この液溜部1Aの容量を小さくする
ようにこの液溜部1Aの上限には所定量以上に溜
る液を溢流させ排出する位置に排液口1Bが設け
られている。気泡除去容器1の上部には、該気泡
除去容器1内に液2を供給するための液入口1C
と、容器1内の気体を排出させるための排気口1
Dと、液溜部1Aに溜つて気泡が除去された液2
を汲み出すためのポンプ接続口1Eとが設けられ
ている。液入口1Cにはタンク切替バルブ3が接
続され、このタンク切替バルブ3は、液タンクの
数に対応した数のバルブ入口と1つのバルブ出口
とを有し、配管4,5を介してそれぞれの当該バ
ルブ入口に第1、第2の液タンク6,7が接続さ
れ、バルブ出口に液入口ICが接続され、切り替
えることにより、液タンク6又は7のうちいずれ
か一方の液タンクのみを液入口ICに選択的に連
通させ、そのとき他方の液タンクを液入口ICに
対し遮断させ、連通させたその液タンク内の液の
みを気泡除去容器1内に導入する機能を有する。
これら液タンク6,7は液入口ICに対して落差
Hをもつようにしておく。ポンプ接続口1Eには
配管8を介してポンプ9が接続されている。ポン
プ9は液タンク6,7に対して落差がつくよう
に、液タンク6,7より低い位置におく。
配管8の長さはできるかぎり短くすることが好
ましい。気泡除去容器1内において、ポンプ接続
口1Eには吸引管10の上部が接続され、この吸
引管10の下端は液溜部1A内に開口されてい
る。ポンプ9は配管11を介し液体クロマトグラ
フの分析系に接続されている。排液口1Bと排気
口1Dとには、配管12,13を介してロータリ
式のバルブ14が接続されている。バルブ14は
第1、第2、第3、第4のポート14A,14
B,14C,14Dを備え、第1のポート14A
が配管12に接続され第2のポート14Bが配管
13に接続され、第3のポート14Cは排気ポー
トとして利用され、第4のポート14Dは排液ポ
ートとして利用されるようになつている。バルブ
14にはこのバルブのロータ部を回転するモータ
15が接続され、このモータ15はタイマー16
でその駆動が制御されるようになつている。そし
てバルブ14は、第1図において、破線の状態に
あるとき、第1のポート14Aと第4のポート1
4D間、第2のポート14Bと第3のポート14
C間が連通し、排液口1B及び排気口1Dを共に
開とし、実線の状態にあるとき、第1のポート1
4Aと第2のポート14B間、第3のポート14
Cと第4のポート14D間が連通し、排液口1B
及び排気口1Dを共に閉とする機能を有する。
そしてバルブ14は、容器1内の気泡を除去さ
れた液2をポンプ9をもつて汲み出すときには、
閉の状態を保持し、その間ポンプ9で汲み出され
る容積に見合う容積の液が液入口ICを通じてサ
イホンの作用により液溜部1A内に導入される
が、気泡が分離されると容積が減少するために、
この状態でポンプ9の駆動を維持させると、次第
に液溜部1A内に液2が減少してくるので、例え
ば実験によつて得た所定の周期でタイマー16を
作動させ、モータ15によりバルブ14を開にし
て、液溜部1A内へ液を補充すると同時に発生し
た気泡を排出させる。
次にかかる構造の気泡除去装置の動作について
説明する。タンク切替バルブ3は第2の液タンク
7に接続されているものとする。バルブ14はそ
のロータを破線の状態にし、第3のポート14C
を蓋等で閉鎖する。かかる状態において第4のポ
ート14Dを注射器等で吸引すると、気泡除去容
器1内が負圧になつて第2の液タンク7内の液が
気泡除去容器1内に入つて来て液溜部1Aに溜
る。
次にタンク切替バルブ3を液タンク6に切替
え、同様にして配管4内の空気も除去しておく。
この状態でポンプ9を駆動し、ポンプ9内に液
を満たす。ポンプ9は駆動状態を維持させる。
次に、バルブ14の第3のポート14Cの蓋等
を外し、バルブ14のロータを実線状態に切替え
る。この状態では、ポンプ9で汲み出された容積
に見合う容積の液が液溜部1Aに導入されてい
る。
液に含まれる気泡によつて液溜部1Aの液面が
下がる時点になると、タイマー16が動作し、モ
ータ15を動作させ、バルブ14のロータを破線
位置に切替える。これにより気泡除去容器1内の
空間に溜つた気泡による気体は排気口1D、配管
13、第2のポート14B及び第3のポート14
Cを経て排出される。また、液溜部1Aからあふ
れた液体2は排液口1B、配管12、第1のポー
ト14A、第4のポート14Dを経て排出され
る。このように排液口1B、排気口1Dが開いた
状態でも落差Hにより第1の液タンク6内の液は
気泡除去容器1に供給され続ける。
次にタイマー16を制御してバルブ14のロー
タを実線位置に切替える。すると、気泡除去容器
1の排液口1B及び排気口1Dは閉ざされる。こ
の状態では、液溜部1Aの液面は更に上り、気泡
除去容器1内の気圧と落差Hのバランスがとれた
ところで止まる。
タイマー16の動作周期は、液の気泡量により
選定する。即ち、気泡量が多ければ液入口ICを
通じて供給される液の気泡分離による目減りが大
きくなり液の補充を早くしなければならないので
周期を短くし、気泡量が少なければ周期を長くす
る。そして第1の液タンク6内の液のみをポンプ
9で汲み出せばよい場合には、所定の周期でバル
ブ14を開閉しつつポンプ9の駆動をこのまま維
持すればよい。
第1の液タンク6から第2の液タンク7に切替
えるときには、タンク切替バルブ3を操作する。
この時、バルブ14を連動させると、液溜部1A
内に溜つていた第1の液タンク6側の液は、第2
の液タンク7側の液で置換され、混合液は排液口
1Bより排液される。この場合、液溜部1Aの容
量が小さいので、液の交換は速やかに行われる。
第2図は気泡除去容器1の他の実施例を示した
ものである。本実施例では、液入口1Cを気泡除
去容器1の上部に設け、ポンプ接続口1Eを気泡
除去容器1の下部に設けた例を示したものであ
る。このようにしても、この種の気泡除去容器1
は、各寸法ともに配管4,5の長さ寸法に比較し
てはるかに小さいものなので、第1図における吸
引管10の影響を無視してよく、得られる効果は
いずれも略同様である。ポンプ9としては、プラ
ンジヤーポンプを使用することもできる。プラン
ジヤーポンプを使用した場合には間欠送液とな
る。
本考案のように気泡除去容器1を設けると、ポ
ンプ1が吸引を始めると、液溜部1A内の液面が
下り気泡除去容器1内の気圧が下り、液入口1C
より液が流入するが、このとき気泡除去容器1内
の気体がバツフアー作用をし、液入口1Cよりの
液の流れは連続流となる。このためポンプ9の吸
引抵抗は、ポンプ接続口1Eとポンプ9間の配管
8の液体抵抗のみとなり、液入口1Cと液タンク
6又は7間の配管4又は5の流体抵抗は無視でき
る。従つて、ポンプ9の吸引抵抗を下げることが
できる。このためポンプ9が吸引する時のポンプ
9内の減圧度を小さくでき、減圧による気泡の発
生を押えることができる。
なお、液タンクは2つの限定されるものではな
く、必要に応じて3つ以上にすることもできる。
また、バルブ14は排液口1Bと排気口1Dと
に別々に設けることもできる。
以上説明したように本考案では、液タンクとポ
ンプとの間に気泡除去容器を接続したので、気泡
の除去を容易に行うことができる。また、このよ
うに気泡除去容器を設けると、この気泡除去容器
内の気体がバツフアー作用をし、ポンプの吸引抵
抗はポンプとこの気泡除去容器をつなぐ配管の流
体抵抗のみとなり、この気泡除去容器と液タンク
をつなぐ長さの非常に長い配管の流体抵抗は無視
できるようになり、ポンプの吸引抵抗を下げるこ
とができる。従つて、ポンプの減圧度を小さくで
き、ポンプの減圧による気泡の発生を押えること
ができる。更に本考案では、排液口に接続したバ
ルブを開いた時には、液溜部の所定量を越えて溜
つた液が、溢れ排出されて液溜部の容量の上限を
常に維持できるように、液溜部の上限に排液口を
設けているので、液溜部の容量を設定した小さな
値に維持でき、従つて液の交換も速やかに行うこ
とができ、且つその迅速性から液交換時間の再現
性も高い利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るポンプ用気泡除去装置の
一実施例の概略構成を示す断面図、第2図は本考
案で用いる気泡除去容器の他の実施例を示す縦断
面図である。 1……気泡除去容器、1A……液溜部、1B…
…排液口、1C……液入口、1D……排気口、1
E……ポンプ接続口、2……液、3……タンク切
替バルブ、4,5……配管、6,7……第1、第
2の液タンク、8……配管、9……ポンプ、1
2,13……配管、14……バルブ、14A,1
4B,14C,14D……第1、第2、第3、第
4のポート、15……モータ、16……タイマ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 最下部に形成した液溜部、所定落差を存して上
    方に配置した液タンクから液がタンク切替バルブ
    を介して流入する上部に開口した液入口、上部に
    開口し内部の気体を排出させる排気口、前記液入
    口と前記排気口の両者より下方にあつて前記液溜
    部に溜る所定量以上の液を溢れさせ排出する位置
    に開口する排液口及び前記液溜部に溜つて気泡が
    除去された液を汲み出すポンプが接続されるポン
    プ接続口を有する気泡除去容器と、前記排液口及
    び前記排気口に接続され該排液口及び該排気口を
    開閉するバルブとを備えたことを特徴とするポン
    プ用気泡除去装置。
JP11288882U 1982-07-27 1982-07-27 ポンプ用気泡除去装置 Granted JPS5919982U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11288882U JPS5919982U (ja) 1982-07-27 1982-07-27 ポンプ用気泡除去装置

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JP11288882U JPS5919982U (ja) 1982-07-27 1982-07-27 ポンプ用気泡除去装置

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JPS5919982U JPS5919982U (ja) 1984-02-07
JPS638866Y2 true JPS638866Y2 (ja) 1988-03-16

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JP11288882U Granted JPS5919982U (ja) 1982-07-27 1982-07-27 ポンプ用気泡除去装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2536314B2 (ja) * 1991-01-30 1996-09-18 株式会社島津製作所 リサイクル液体クロマトグラフ
JP4622575B2 (ja) * 2005-02-22 2011-02-02 東ソー株式会社 気泡除去装置
US9719504B2 (en) * 2013-03-15 2017-08-01 Integrated Designs, L.P. Pump having an automated gas removal and fluid recovery system and method

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JPS5919982U (ja) 1984-02-07

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