JP3095669B2 - 流体連続供給方法及びその装置 - Google Patents

流体連続供給方法及びその装置

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JP3095669B2
JP3095669B2 JP07289983A JP28998395A JP3095669B2 JP 3095669 B2 JP3095669 B2 JP 3095669B2 JP 07289983 A JP07289983 A JP 07289983A JP 28998395 A JP28998395 A JP 28998395A JP 3095669 B2 JP3095669 B2 JP 3095669B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は濾過装置等の処理手段に
浚渫された汚泥等の処理液等の流体をその水位が常時略
一定に保たれるように供給する為の液体定量供給方法及
び液体定量供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として例えば、密閉容器型
の燃料タンクの底部に燃料の出入り口を設け、供給孔が
閉弁付勢されたキャップで燃料の出入り口を閉止するよ
うにした構造の石油ストーブに装着されるカートリッジ
式燃料タンクが良く知られている。
【0003】こうしたカートリッジ式燃料タンクでは燃
料タンクに燃料の灯油を入れる時は燃料タンクの底に設
けたキャップを上にしてからキャップを外し、燃料の出
入り口から灯油を所定量注入した後、再びキャップを嵌
着して燃料の出入り口を閉止し、この状態で燃料タンク
の底を下にして石油ストーブに装着する。斯して石油ス
トーブに装着された燃料タンクは石油ストーブに設けら
れた開弁操作杆でキャップの供給孔が開かれて燃料タン
ク内の灯油が供給され、供給された液面が供給孔を塞い
で燃料タンクが密閉容器となると、空気の流入が絶たれ
石油ストーブに供給された灯油の液面位置から燃料タン
ク内の灯油の液面までの重量とその上方に形成される負
圧とが釣り合った状態で供給孔から灯油の供給が停止す
る。
【0004】また、石油ストーブの使用により供給され
た灯油の液面が低下し、開弁操作杆で開かれた供給孔が
灯油の液面上の空気中に露出すると、供給孔から空気が
入り、燃料タンクの上方の負圧が弱まり、灯油が供給孔
から石油ストーブに供給されるので石油ストーブの液面
が上昇し、供給孔が再び塞がれて供給孔からの灯油の供
給が停止されるのである。
【0005】ところが上記従来の石油ストーブに装着さ
れる燃料タンクの構造では、燃料タンクに灯油を入れる
場合、燃料タンクを一旦反転させて供給孔を上にしてか
ら開栓し、ここから灯油を入れた後、閉栓してから再び
反転させて石油ストーブに装着しなくてはならず、手間
がかかり作業性が悪いという問題があった。また、供給
孔の開栓・閉栓時に灯油が手について汚れたり、周囲に
飛散することも多いと言う問題もある。
【0006】更に、燃料タンクに灯油を入れて閉栓した
時には、灯油の上方の空間部分は大気圧であり、この燃
料タンクを反転させて石油ストーブに装着して供給孔が
開栓されると燃料タンク内の灯油の重量とその上方に空
間部分に形成される負圧とが釣り合うまで燃料タンク内
の灯油が供給孔から多量に供給されるので、オーバーフ
ローする虞があると言う問題もあった。
【0007】そこで、本発明者は上記問題を解決するた
めに鋭意研究した結果、特願平6−260417号に示
すものを先に提案した。この先願にかかるものは、汚泥
等を濾過装置(処理手段)の受液槽(流体貯溜部)に供
給し、この受液槽から中装置に汚泥等を供給して脱水・
濾過するもので、濾過装置の受液槽と、この受液槽より
上方に位置させた密閉可能な液体供給容器とを備え、液
体供給容器には、開閉弁を介して浚渫汚泥貯溜部に連通
する流体充填口と、開閉弁を介して負圧形成装置に連通
する負圧供給口とを設けるとともに、容器の底部には開
閉弁を設けた流体供給口を設け、該流体供給口の下端開
口部を受液槽に貯溜される汚泥の貯溜許容上限位置より
下方に開口させるように構成したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの先願に斯
かるものでは、負圧供給口から供給れさる負圧で液体供
給容器に汚泥等を吸引するものであることから、液体供
給容器と汚泥の液面との間の落差が例えば7メートルを
越えるような場合には、汚泥等を液体供給容器に吸引す
ることができなくなってしまうという問題があった。
【0009】そこで、本発明は上記問題点に鑑み提案さ
れたもので、簡単な操作でしかも供給される汚泥等の流
体に触れたり飛散やオーバーフロー等のおそれをなくせ
るといった先の出願の利点を生かしながら、さらには流
体を給供する容器と汚泥の液面との間の落差が大きな場
合にも汚泥等を液体供給容器に供給できるようにするこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかる液体連続供給方法は、容器に充填した
処理流体を処理手段に供給して処理する時に、容器から
処理手段の流体貯溜部に供給された処理流体の液位を略
一定に保たせながら処理手段を連続稼動させるための液
体連続供給方法であって、処理用液体を圧送又は容器内
の負圧により流体充填口から容器に充填した後、流体充
填口を閉じて容器を密閉し、容器の下方に位置させた流
体供給口を開き、流体供給口がその下方に配設された処
理手段の流体貯溜部の処理液の液面上にある時は容器内
の処理液を流体貯溜部に供給するとともに、流体貯溜部
に供給された処理液が上昇して流体供給口が浸漬すると
容器から処理手段の流体貯溜部への処理液の供給を停止
するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】次に、本発明にかかる流体連続供給装置
は、流体貯溜部を備えた処理手段と、該流体貯溜部に処
理用流体を供給する流体供給手段とからなり、流体供給
手段は処理液を貯溜する密閉可能な容器と、該容器に処
理液を充填する流体充填口と、容器内に負圧を作用させ
る負圧供給口と、容器の底部に流体供給口とを設け、流
体充填口には開閉弁または/および圧送手段を設け、流
体供給口若しくは流体供給路中に開閉弁を設け、該流体
供給口の下端開口部を流体貯溜部の規定液位に開口させ
て流体定量供給部を形成し、流体供給手段と処理手段と
を分離可能に構成したことを特徴とするものである。
【0012】また、処理手段を流体貯溜部に貯溜された
処理用流体を濾過する回転ドラム式濾過装置で構成した
ことも特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る流体連続供給装置で
は、流体供給口が濾過機や脱水機等の処理装置の流体貯
溜部の例えば汚泥等の液中に没している時には流体貯溜
部の液面から汚泥等の処理流体を貯溜した容器内の汚泥
の上面までの汚泥の重量とその上方の空間に形成される
負圧とが釣り合った状態で流体供給口からの液体供給が
停止する。
【0014】次に、流体貯溜部の汚泥の液面が低下して
流体供給口が流体貯溜部の汚泥の液面上に露出して開口
すると、この流体供給口から外気が容器内に流入し、液
体供給容器内の液体の上方の負圧を低下させる。その結
果、容器内の汚泥が流体供給口から流体貯溜部に流出し
てその汚泥の液面を上昇させる。流体貯溜部の液面が上
昇して流体供給口が汚泥中に没すると、外気の容器内へ
の流入が停止し、流体貯溜部の液面から汚泥等の処理流
体を貯溜した容器内の汚泥の上面までの汚泥の重量とそ
の上方の空間に形成される負圧とが釣り合った状態で流
体供給口からの液体供給が停止するのでオーバーフロー
を確実に防止する。
【0015】そして、容器内に汚泥等を充填する場合、
流体供給口若しくは流体供給路中の開閉弁を閉じ、流体
充填口から汚泥を充填する。此処で、容器とこれに充填
する汚泥の液面との落差が少ない場合には、容器の負圧
供給口から負圧供給手段の負圧を容器に作用させて容器
内を負圧にする。容器内が負圧になると、この負圧で汚
泥が流体充填口から吸引されて充填されるのである。
【0016】一方、容器とこれに充填する汚泥の液面と
の落差が大きい場合には、圧送手段により汚泥を流体充
填口から容器内に注入して充填するのであるが、この場
合にも負圧供給口から負圧供給手段の負圧を容器に作用
させることも可能である。また、容器内に充填される汚
泥の貯溜場所と濾過機や脱水機等の処理装置の流体貯溜
部とが離れている場合には、容器を処理装置の流体貯溜
部から分離して汚泥の貯溜場所の近傍に運び、ここで汚
泥を容器に充填してからその容器を再び処理装置の流体
貯溜部に接続して処理を行うようにするのである。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。 <実施例1>図1は、浚渫された汚泥を脱水機に定量供
給する汚泥処理システムの概略構成を示すもので、図中
符号1は汚泥処理システムを全体的に示す。
【0018】この汚泥処理システム1は、トラック2の
荷台部分3に設置されたもので、浚渫汚泥貯留部4の汚
泥(処理流体)5が充填される汚泥供給容器6と、汚泥
供給容器6から供給される汚泥5を脱水する真空脱水装
置(処理手段)Dと、この真空脱水装置Dに汚泥5を供
給する汚泥供給手段(流体供給手段)Sと、真空脱水装
置Dと汚泥供給容器6とに負圧を供給する負圧形成装置
(負圧形成手段)Vとを備えてなる。
【0019】上記汚泥供給容器6は、容器本体9を略円
筒状の密閉形に形成し、この密閉容器本体9の上端部に
は吸引ホース10が連結される流体充填口11と、負圧
供給ホース12が連結される負圧供給口13とが形成さ
れており、流体充填口11及び負圧供給口13の夫々に
はその通路を開閉する開閉弁15・16が設けられて汚
泥供給手段Sが形成されている(図1および図2参
照)。
【0020】また、図1に示すように汚泥供給容器6と
浚渫汚泥貯溜部4内の汚泥5の液面5aまでの落差が大
きい場合や充填時間短縮のために、吸引ホース10に水
中ポンプ14等からなる圧送手段Pが設けられている。
密閉容器本体9の底部9aは下窄まりのテーパー状に形
成され、その下端部に開閉弁17を設けた汚泥供給口
(流体供給口)18の下端部18aが後述する真空脱水
装置Dの流体(汚泥)貯溜部19に貯溜された汚泥5の
許容上限位置ULよりも下方に位置する状態で開口させ
て流体定量安定供給部8が形成されている。
【0021】汚泥供給容器6の下方に設置される真空脱
水装置Dは、図2に示すように駆動装置(図示せず)で
回転駆動される横置き円筒状の濾過ドラム20と、濾過
ドラム20の内方に吸引口21が濾過ドラム20の内周
面の底部近傍に向けて開口する吸引管22と、汚泥供給
容器6の汚泥供給口18の直下で濾過ドラム20の濾過
面23の左四半上部を取り囲むように設けられた上記汚
泥貯溜部19とからなる。
【0022】この場合、汚泥貯溜部19内の濾過ドラム
20の濾過面23の最上位置が上記の理論的に可能な汚
泥の許容上限位置ULとなるが、実際には安全上の配慮
から汚泥貯溜部19内の濾過面23の最上位置より僅か
に低い位置に設定してある。また、汚泥貯溜部19の下
端の下方には脱水された汚泥を掻き落とす掻き落とし板
24が設けてある。
【0023】上記負圧形成装置Vは図3に示すように、
水25を貯溜した密閉式縦向き円筒状の貯水槽26の内
方に水中ポンプ(加圧ポンプ)27を設置し、貯水槽2
6の上方に延出する水中ポンプ27の吐水管28の先端
部を二股に分岐し、この分岐導出された圧力水供給管2
9・29の一方(図上左方)の先端部分には汚泥供給容
器6に負圧を供給するジェットポンプM.J.P を設け、圧
力水供給管29の他方(図上右方)の先端部分にも濾過
ドラム20内に負圧を供給するジェットポンプM.J.P が
夫々設けられて形成されている。
【0024】両ジェットポンプM.J.P は、略同様の構造
であるので、一つのジェットポンプM.J.P の構造につい
て説明する。このジェットポンプM.J.P は吐水管28の
先端部から分岐導出された圧力水供給管29と、圧力水
供給管29に設けられた流量調節弁30で調量された圧
力水を噴射する噴射ノズル31と、噴射ノズル31から
噴射されるジェット流の下流側に設置された負圧形成管
32と、この負圧形成管32を支持し、貯水槽26内に
連通管33で連通した緩衝管34と、噴射ノズル31と
負圧形成管32との間に開設した負圧口35とからな
り、水中ポンプ27・圧力水供給管29・噴射ノズル3
1・負圧形成管32・緩衝管34及び連通管33とで貯
水槽26の水を循環させて利用する循環経路Rが逆U字
形に形成されている。
【0025】尚、一方のジェットポンプM.J.P の負圧形
成管32を貯水槽26に直接突入させることにより上記
緩衝管34及び連通管33を省略してある。また、噴射
ノズル31と負圧形成管32との間に開設した負圧口3
5は貯水槽26内の水25の液面Lより上方に位置させ
てあるが、これはジェットポンプM.J.P の稼働を停止さ
せた時に貯水槽26に貯溜された水25がサンフォンの
原理により負圧形成管32から負圧口35を通じて吸い
出されるのを防止するためである。
【0026】上記のように構成された汚泥処理システム
1を通じて本発明の流体連続供給装置の作用を次に説明
する。先ず、トラック2を図1に示すように処理する汚
泥貯溜部4の場所に移動させる。次に、汚泥供給容器6
の内方に汚泥5を貯溜し、流体充填口11及び負圧供給
口13の夫々に設けられた開閉弁15・16を閉じ、汚
泥供給口18の開閉弁17は開いた状態で、汚泥供給口
18が汚泥貯溜部19の汚泥5に没している時には汚泥
貯溜部19の汚泥5の液面5cから汚泥供給容器9内の
汚泥5の上面5bまでの汚泥の重量とその上方の空間3
6に形成される負圧とが釣り合った状態になっている。
【0027】この状態で水中ポンプ27を稼働させて貯
水槽26内の水を加圧し、吐水管28の先端部から圧力
水供給管29・29及び各流量調節弁30・30を介し
て汚泥供給容器6に負圧を供給するジェットポンプM.J.
P 及び濾過ドラム20に負圧を供給する混気ジェットポ
ンプM.J.P の各噴射ノズル31・31に圧送供給する。
【0028】そして、ジェットポンプM.J.P の噴射ノズ
ル31に供給された圧力水が負圧形成管32内にジェッ
ト流として噴射されると負圧形成管32の噴射ノズル3
1寄り部分にキャビテーションによる負圧が形成され
る。このキャビティによる負圧とは負圧形成管32内一
杯に広がった混気ジェット流が恰も負圧形成管32内を
下端の開口に向けて連続的に作用するピストンのように
作用することによるものである。
【0029】また、負圧形成管32の下端から吐出され
たジェット流は、緩衝管34から貯水槽26内へ還流さ
れて再び水中ポンプ27で加圧されて利用されるのであ
る。ジェットポンプM.J.P のこの負圧が負圧口35から
濾過ドラム20の吸引管22に供給されると、濾過ドラ
ム20内が負圧になり、汚泥貯溜部19部分の濾過面2
3から汚泥5を吸引し、固塊物を濾過面23に吸着して
保持する。
【0030】濾過面23に吸着して保持された固塊物は
濾過ドラム20の回転(図上矢印方向)にともなって、
回動する時に更に脱水されて汚泥貯溜部19の下方に配
設された掻き落とし板24でケーキ状になって掻き落と
されるのである。汚泥貯溜部19内の汚泥が濾過・脱水
され、その液面が徐々に低下し、汚泥供給口18が汚泥
5の液面5c上に露出して開口すると、汚泥供給口18
から外気が汚泥供給容器6内に流入し、汚泥供給容器6
内の汚泥5の上方の空間36の負圧を低下させる。
【0031】その結果、汚泥供給容器6内の汚泥5が汚
泥供給口18から汚泥貯溜部19に供給されて汚泥貯溜
部19の液面5cを上昇させる。此処で、汚泥供給口1
8が汚泥5の液面5c上に露出し、汚泥供給口18から
外気が汚泥供給容器6内に流入して気泡状で上昇する時
にその汚泥供給容器6内に沈降している比重の重い固塊
物を攪拌するので、沈降した固塊物により汚泥供給口1
8が詰まるのが防止されるのである。
【0032】汚泥貯溜部19の液面が上昇して汚泥供給
容器6の汚泥供給口18の下端部18aが汚泥5中に没
すると汚泥供給口18の下端部18aからの外気の流入
が停止され、汚泥貯溜部19の液面五cから汚泥供給容
器6内の汚泥5の上面5bまでの汚泥5の重量とその上
方の空間36の負圧とが釣り合うと汚泥供給口18の下
端部18aからの汚泥の供給が停止される。
【0033】汚泥供給容器6の汚泥の貯溜量が減少し、
汚泥供給容器6内に汚泥を充填する場合には、汚泥供給
口18の開閉弁17を閉じて汚泥供給容器6を密閉容器
にし、浚渫汚泥貯溜部4が汚泥供給容器6よりも低い位
置に設置された浚渫汚泥貯溜部4に連通する流体充填口
11の開閉弁15及び負圧供給口13の開閉弁16を開
く。
【0034】然る後、汚泥供給容器6の負圧供給口13
に負圧を供給する負圧形成装置VのジェットポンプM.J.
P を稼働させ、このジェットポンプM.J.P で形成された
負圧を汚泥供給容器6内に作用させると、この負圧で流
体充填口11から浚渫汚泥貯溜部4の汚泥5を汚泥供給
容器6内に吸引する。ここで、浚渫汚泥貯溜部4の汚泥
5の液面5aと汚泥供給容器6の流体充填口11までの
落差が例えば7メートルを越えるような場合や、汚泥供
給容器6への汚泥5の充填を短時間に行いたいような場
合には、吸引ホース10の先端部分に設けられた水中ポ
ンプからなる圧送手段Pを駆動して浚渫汚泥貯溜部4の
汚泥5を圧送するのである。このように圧送手段Pを駆
動して浚渫汚泥貯溜部4の汚泥5を圧送するのを複数段
設けるようにすると、如何なる高さのところに汚泥供給
容器6の流体充填口11を位置させても、汚泥5の充填
・送給は可能となるのである。
【0035】斯して、浚渫汚泥貯溜部4の汚泥5が汚泥
供給容器6内に所定量吸引されると、浚渫汚泥貯溜部6
に連通する流体充填口11の開閉弁15及び負圧供給口
13の開閉弁16を閉じた後、汚泥供給口18の開閉弁
17を開く。すると、本実施例のように浚渫汚泥貯溜部
4が汚泥供給容器6よりも低い位置に有る時には、浚渫
汚泥貯溜部4の汚泥5を汚泥供給容器6に吸引する時の
負圧は、汚泥供給容器6に吸引された汚泥5の重量より
も高い負圧で吸引されるために、流体充填口11の開閉
弁15及び負圧供給口13の開閉弁16を閉じた時に
は、汚泥供給容器4内の負圧はその汚泥の重量よりも高
い負圧になっている。
【0036】従って、汚泥供給口18の開閉弁17が開
かれた時に、汚泥供給容器6の汚泥供給口18の下端開
口部18aが汚泥貯溜部19の汚泥5中に没している場
合には汚泥供給容器6内の汚泥5の液面5bまでの汚泥
の重量とその上方の空間36の負圧とが釣り合う状態に
なるまで汚泥貯溜部19の汚泥5を吸い戻す。逆に、汚
泥供給口18が汚泥貯溜部19の汚泥5の液面5cの上
方に露出している場合には周囲の外気を、汚泥供給口1
8から吸引し、汚泥供給容器6内の負圧を低下させ、外
気と入れ替わりに汚泥供給口18から汚泥5が汚泥貯溜
部19に供給されてその液面5cを上昇させる。
【0037】この汚泥供給口18から外気が汚泥供給容
器6内に流入して気泡状で上昇する時にも、その汚泥供
給容器6内に沈降している比重の重い固塊物を攪拌する
ので、沈降した固塊物により汚泥供給口18が詰まるの
が防止されるのである。こうして汚泥貯溜部19の汚泥
5の液面5cが上昇し、汚泥供給口18の下端開口部1
8aが汚泥5中に没すると、汚泥供給口18から汚泥供
給容器6内への外気の流入が停止されて、汚泥供給容器
6内の汚泥5の液面5bまでの汚泥の重量とその上方の
空間36の負圧とが釣り合った状態で汚泥供給口18か
らの汚泥5の供給が停止される。
【0038】以後、汚泥貯溜部19内の汚泥5が濾過・
脱水され、その液面17aが徐々に低下し、汚泥供給口
18が汚泥5の液面5c上に露出して開口すると、上述
した作用が繰り返されて汚泥貯溜部19内の汚泥5の液
面5cは許容上限位置UL付近に保たれるのである。
尚、本実施例では、負圧形成手段8を形成するジェット
ポンプM.J.P を、圧力水供給管29から供給された圧力
水を噴射ノズル31から負圧形成管32に直接噴射する
ようにしてあるが、これを図4に示すように圧力水を噴
射ノズル31から一旦混合気形成管40内に噴射し、混
合気形成管40に形成された負圧で吸気口41から外気
を吸い込み、混合気形成管40で混気ジェット流を形成
した後、混気ジェット流を負圧形成管32に噴射するよ
うにしてもよい。
【0039】この場合には、負圧形成管32内を流走す
る混気ジェット流に混入されている気泡が負圧形成管3
2の内面32aとジェット水流との摩擦抵抗を和らげる
クッション作用をするので、混気ジェット流の流勢が急
速に減衰するのを防止して強力な負圧を形成することが
できるのである。また、本実施例では、1つの汚泥貯溜
部19に1つの汚泥供給容器6を設けてあるが、図5に
示すように1つの汚泥貯溜部19に二つ以上の汚泥供給
容器6・6を設けるようにすることもできる。こうした
ものでは、いずれか1つの汚泥供給容器6で汚泥貯溜部
19に汚泥5を供給し、他の汚泥供給容器6には汚泥5
を充填するように交互に供給・充填を行うようにすれ
ば、汚泥貯溜部19の汚泥5の液面5cは常に所定の液
位を保つことができるのである。
【0040】この場合、複数の汚泥供給容器6・6の容
積を異ならせると、供給・充填のタイミングを任意に設
定することができるのである。更に、本例のように汚泥
処理システム1をトラック2に搭載すると、浚渫汚泥貯
溜部4が点在しているような場合に、汚泥処理システム
1を順次移動させながら処理することができる利点もあ
る。
【0041】尚、上記実施例では汚泥供給口18の下端
部18aを真空脱水装置Dの汚泥貯溜部19に貯溜され
た汚泥5の許容上限位置ULよりも下方に位置する状態
で開口させて流体供給手段Sを形成するようにしてある
が、これに代えて図6に示すように、汚泥貯溜部19を
吸着用貯留部19aと汚泥供給口18の下端部18a合
に設けられる液面安定貯溜部19bとに分割し、液面安
定貯溜部19bからボール弁17a付きの供給管17c
を延出して流体供給手段Sを形成することもできる。 <実施例2>本実施例では上記実施例1における汚泥供
給容器6を以下のように変更したものである。
【0042】即ち、図7に示すように、支柱状に立設し
た支持部材45の上下に支持ブラケット46・46を設
け、この支持ブラケット46・46に亙って下端に汚泥
供給口18を形成した管材47を縦向きに着脱可能に支
持させ、この管材47の上下端部寄りの支持ブラケット
46・46の近傍部にフランジ48・48を設け、当該
両フランジ48・48間に汚泥供給容器6の胴部を形成
する透明な筒状部材49を気密状に挟持させる。
【0043】そして、上記管材47の上端寄り部にフロ
ートボール弁式の開閉弁50を設け、管材47の上端に
負圧供給口13を設け、下方のフランジ48には汚泥を
吸引する流体充填口11と、放出口51とが設けられた
汚泥供給容器6を形成したもので、フロートボール弁式
の開閉弁50は、管材47の上端寄り部に形成された弁
体収納ケーシング52内に開口する管口53上に球状の
ボール弁体54を上下摺動可能に収納したもので、汚泥
供給容器6に吸引された汚泥5の液面5bが上昇し、ボ
ール弁体54が浮き上がるとこれで負圧供給口13が閉
止されるようになっている。
【0044】また、流体充填口11と、放出口51とに
夫々開閉弁(図示せず)を設けた点の他は上記実施例1
と略同様の構成になっている。上記のように形成された
汚泥供給容器6では、上下両端のフランジ48・48を
分解するだけで透明な筒状部材49を簡単に取り外すこ
とができるので、搬送にも至便であり、筒状部材49を
取り替えも至って簡単に行える上、使用時には汚泥供給
容器6内の汚泥5の減少状況や汚泥供給口18から吸引
された外気による汚泥供給容器6内の汚泥5の攪拌状
況、汚泥供給容器6内への汚泥の充填時期及び充填量等
を透明な筒状部材49を通して視認することができるの
である。
【0045】尚、本実施例のように筒状部材49全体を
透明にするだけでなく、その1部、例えばスリット状に
透明部分を形成するようにしても同様の作用・効果を奏
することができるのである。更に、本例のように汚泥供
給容器6を支持部材45から着脱して汚泥貯溜部19か
ら分離可能にすると、浚渫汚泥貯溜部4が点在している
ような場合に、点在する浚渫汚泥貯溜部4の汚泥5を汚
泥供給容器6に充填し、これだけを真空脱水装置Dに搬
送して処理する所謂“集中処理方式”にひることができ
ると言う利点もある。 <実施例3>本実施例は図8及び図9に示すように、浚
渫された汚泥を脱水装置に定量供給する汚泥処理システ
ム1の流体充填口11の開閉弁15及び汚泥供給口18
の開閉弁17の自動化を図ったものである。
【0046】即ち、この汚泥処理システム1は、基本的
な構成は実施例1における構成と略同様であり、吸引ホ
ース10を介して浚渫汚泥貯溜部4の汚泥を吸引する流
体充填口11を汚泥供給容器6の底部に設け、流体充填
口11の開閉弁15を流体充填口11の上端に自重閉止
式のフラップ弁58で形成し、汚泥供給口18にはフロ
ート59付きのフラップ弁60を設けて構成した点及び
水中ポンプ14を固塊物を含んだスラリーを送給できる
チューブポンプ14で圧送手段Pを構成するようにした
点がことなり、特にフロート59付きのフラップ弁60
には図9に示すようにオリフィス61を形成してある。
【0047】また、汚泥供給容器14の側面部分には汚
泥供給容器4内の空間36の負圧を表示するゲージ62
が取付けてある。次に上記のように構成された汚泥処理
システム1の作用、特に流体充填口11の自重閉止式の
フラップ弁58及び汚泥供給口18のフロート59付き
のフラップ弁60の作用を中心に説明する。
【0048】先ず、汚泥供給容器6の内方に汚泥5が貯
溜され、負圧供給口13の開閉弁16が閉じれらた状態
で汚泥供給口18が汚泥貯溜部19の汚泥5に没してい
る時に、汚泥供給容器6の底部に設けられた流体充填口
11の自重閉止式のフラップ弁58は自重及び流体充填
口11から浚渫汚泥貯溜部4までの汚泥の重量により流
体充填口11は確りと閉止されている。
【0049】そして、汚泥供給容器6の内の汚泥5と汚
泥貯溜部19の汚泥5とが汚泥供給口18のフラップ弁
60のオリフィス61で連通していることから、汚泥貯
溜部19の汚泥5の液面5cから汚泥供給容器6内の汚
泥5の液面5bまでの汚泥の重量とその上方の空間36
に形成される負圧とが釣り合った状態になっている。こ
の汚泥貯溜部19の汚泥5の液面5cから汚泥供給容器
6内の汚泥5の液面5bまでの汚泥の重量とその上方の
空間36に形成される負圧とが釣り合った状態の時には
フロート59付きのフラップ弁60に形成されたオリフ
ィス61からの汚泥の出入りはない。
【0050】この状態で負圧形成装置Vからの負圧が負
圧供給口13から濾過ドラム20の吸引管22に供給さ
れ、この濾過ドラム20で汚泥貯溜部19の汚泥5が濾
過・脱水されてゆき、その液面5cが徐々に低下すると
汚泥供給口18が汚泥5の液面5c上に露出する。汚泥
供給口18が汚泥5の液面5c上に露出すると、このフ
ロート59付きのフラップ弁60に形成されたオリフィ
ス61から外気が汚泥供給口15から汚泥供給容器6内
に流入し、汚泥供給容器6内の汚泥35の上方の空間3
6の負圧を低下させるとともに、フロート59の重量と
フラップ弁60の自重とでフラップ弁60を図9の実線
図の位置から想像線図のように揺動させて汚泥供給口1
8が開口される。その結果、汚泥供給容器6内の汚泥5
が汚泥供給口18から汚泥貯溜部19に供給されて汚泥
貯溜部19の汚泥5の液面5cを図8の想像線の位置A
から実線の位置Bにまで上昇させる。
【0051】此処で、汚泥供給口18が汚泥5の液面5
c上に露出し、汚泥供給口18から外気が汚泥供給容器
6内に流入して気泡状で上昇する時にその汚泥供給容器
6内に沈降している比重の重い固塊物を攪拌するので、
沈降した固塊物により汚泥供給口18が詰まるのが防止
できるのは実施例1と同様である。そして、汚泥貯溜部
19の汚泥5の液面5cが上昇して汚泥供給口18の下
端部18aが汚泥5中に没するとフロート59の浮力に
より汚泥供給口18がフラップ弁60で閉止される。
【0052】濾過ドラム20の稼働で汚泥供給容器6の
汚泥5の貯溜量が減少し、汚泥供給容器6内に汚泥を充
填する場合には、負圧形成装置VのジェットポンプM.J.
P を稼働させ、汚泥供給容器6の負圧供給口13の開閉
弁16を開き、ジェットポンプM.J.P で形成された負圧
を汚泥供給容器6内に作用させる。この汚泥供給容器6
内の汚泥5の減少は、汚泥供給容器6内の負圧の変化を
表示するゲージ62を視認するだけで検出することがで
きる。
【0053】即ち、上述したように汚泥供給容器6内の
負圧は常時汚泥貯溜部19の汚泥5の液面5cから汚泥
供給容器6内の汚泥5の上面5bまでの汚泥の重量と釣
り合っているために、汚泥供給容器6内の汚泥5の量が
減少して重量が軽くなり、これにともなって汚泥供給容
器6内の空間36に形成される負圧も低くなるからであ
る。
【0054】負圧供給口13の開閉弁16を開き、ジェ
ットポンプM.J.P で形成された負圧を汚泥供給容器6内
に作用させると、この負圧で流体充填口11を閉塞して
いた自重閉止式のフラップ弁58は開かれ、吸引ホース
10を介して浚渫汚泥貯溜部4の汚泥5が汚泥供給容器
6内に吸引されるのである。浚渫汚泥貯溜部4の汚泥5
が汚泥供給容器6内に所定量吸引されると、負圧供給口
13の開閉弁16を閉じる。すると、浚渫汚泥貯溜部4
の汚泥5を汚泥供給容器6内に吸引していた強い負圧
は、汚泥供給口18が汚泥貯溜部19の汚泥5中に没し
ている時には汚泥貯溜部19の汚泥5をオリフィス61
から吸い戻して汚泥供給容器6内の空間36の負圧が低
下され、汚泥貯溜部19の汚泥5の液面5cから汚泥供
給容器6内の汚泥5の液面5bまでの汚泥の重量とその
上方の空間36に形成される負圧とが釣り合う状態にな
る。
【0055】汚泥供給口18が汚泥貯溜部19の汚泥5
の液面5c上に露出している時はオリフィス61から外
気を吸引して汚泥供給容器6内の空間36の負圧を低下
させた後、更に空間36の負圧が低下されるのでフラッ
プ弁60が揺動して汚泥供給口18が開かれ、汚泥供給
容器6内の汚泥5を汚泥供給口18から汚泥貯溜部19
に供給して汚泥貯溜部19の汚泥5の液面5cを汚泥供
給口18が水没する上限許容位置ULの近傍まで上昇さ
せるのである。
【0056】こうして汚泥貯溜部19の汚泥5の液面5
cが上昇し、汚泥供給口18が汚泥中に没すると、汚泥
供給口18から汚泥供給容器6内への外気の流入が停止
されて、汚泥貯溜部19の汚泥5の液面5cから汚泥供
給容器6内の汚泥5の液面5bまでの汚泥の重量とその
上方の空間36の負圧とが釣り合った状態で汚泥供給口
18からの汚泥5の供給が停止される。
【0057】以後、汚泥貯溜部19内の汚泥5が濾過・
脱水され、その液面5cが徐々に低下し、汚泥供給口1
8が汚泥5の液面5c上に露出して開口すると、上述し
た作用が繰り返されて許容上限位置ULの近傍に保たれ
るのである。尚、上記各実施例では汚泥を濾過・脱水す
る場合を例に説明してあるがこうしたものに限られず、
他の液体を供給する場合にも使用することができるのは
勿論のこと負圧形成装置はジェットポンプM.J.P の他に
従来からの真空ポンプで構成することもできるのは言う
までもないことである。
【0058】
【発明の効果】本発明は以上に説明したように、負圧供
給手段で発生させた負圧を利用して容器内に汚泥等の処
理流体を充填するにあたり、容器とこれに充填する汚泥
等の処理流体の液面との落差が大きい場合には圧送手段
で処理流体を容器内に注入して充填するようにしてある
ので、処理装置に設置された容器とこれに充填する汚泥
の液面との落差が大きい場合でも、処理流体を容器に確
実に充填することが出来る。これにより、処理流体の処
理容器内への充填作業を簡単に短時間で行え、その作業
性を格段に向上させることができると言う利点がある。
【0059】また、流体供給手段と処理手段とを分離可
能にしてあるので、処理手段である例えば濾過装置と浚
渫汚泥貯留部とが離れていたり、浚渫汚泥貯留部の場所
が点在しているような場合でも、流体供給手段の容器内
への汚泥の充填は、容器を浚渫汚泥貯留部の場所に搬送
して行うことができるので、汚泥処理システム全体を移
動させるものに比べて容器内への汚泥の充填を簡単に且
つ安価に行えると言う利点がある。
【0060】しかも、汚泥等の処理流体の容器内への充
填作業が負圧供給手段や圧送手段並びに開閉弁の操作だ
けで行えるので、流体貯溜部が脱水機の汚泥槽である場
合、容器内の汚泥の充填時にその汚泥が作業者の手や皮
膚にかかったり、周囲に飛散するのを防止して、その安
全性を大幅に向上できるとともに、周囲に飛散すること
による環境汚染を未然に防止することができると言う利
点もある。
【0061】更に、長時間稼働停止していた処理装置を
再稼働させる時のように、容器内の流体に含まれる固塊
物が容器の底部に沈降堆積している場合には、容器の負
圧を高くした後、流体供給口の開閉弁を開くと、流体供
給口から外気または流体貯溜部の汚泥を容器内に吸い戻
し、この吸い戻し時に容器の底部に沈降堆積している固
塊物が攪拌されて固塊物の沈降堆積が解消できるので、
処理流体を安定して確実に供給することができると言う
利点がある。
【0062】加えて、圧力水を噴射ノズルから負圧形成
管内に噴射して該負圧形成管内に負圧を形成するジェッ
トポンプで構成したものでは、強力な負圧を形成でき、
この負圧で処理流体を容器に確実に吸引することが出来
ると言う利点もある。尚、本発明のように、容器に負圧
供給手段からの負圧を作用させるようにしたものでは、
例えば汚泥等の処理流体が容器の半分以下にしかないよ
うな状態で搬送された容器から汚泥等の処理流体の供給
を開始するよう場合に、その処理流体の供給を開始時に
処理流体の重量とその内方空間の負圧とが釣り合った状
態になるまで流体供給口から多量の処理流体が流体貯溜
部に流出するのを防止することができると言う利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】は実施例1に係る汚泥処理システムの概略構成
図である。
【図2】は実施例1に係る汚泥処理システムの流体定量
供給部分の縦断正面図である。
【図3】は実施例1に係る汚泥処理システムの負圧供給
手段を構成するジェットポンプM.J.P 部分の縦断面図で
ある。
【図4】は実施例1に係る汚泥処理システムの負圧形成
装置を構成するジェットポンプM.J.P の変形例を示す要
部の断面図である。
【図5】は実施例1に係る汚泥処理システムの流体貯溜
部に複数の容器を設けた状態の断面図である。
【図6】は流体定量供給部の変形例を示す縦断正面図で
ある。
【図7】は実施例2に係る汚泥処理システムの液体供給
容器部分の縦断面図である。
【図8】は実施例3に係る汚泥処理システムの概略構成
図である。
【図9】は実施例3に係る汚泥処理システムの液体供給
口部分の断面図である。
【符号の説明】
1・・・汚泥処理システム 5・・・処理用流体(汚泥) 8・・・流体定量安定供給部 9・・・容器 11・・・流体供給口 13・・・負圧供給口 14・・・圧送手段 15・・・吸引ホースの開閉弁 16・・・負圧供給ポースの開閉弁 17・・・流体供給管の開閉弁 18・・・流体供給管 D・・・処理手段(濾過装置) P・・・圧送手段(水中ポンプ) S・・・流体供給手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器に充填した処理流体を処理手段に供給
    して処理する時に、容器から処理手段の流体貯溜部に供
    給された処理流体の液位を略一定に保たせながら処理手
    段を連続稼動させるための液体連続供給方法であって、
    処理用液体を圧送又は容器内の負圧により流体充填口か
    ら容器に充填した後、流体充填口を閉じて容器を密閉
    し、容器の下方に位置させた流体供給口を開き、流体供
    給口がその下方に配設された処理手段の流体貯溜部の処
    理液の液面上にある時は容器内の処理液を流体貯溜部に
    供給するとともに、流体貯溜部に供給された処理液が上
    昇して流体供給口が浸漬すると容器から処理手段の流体
    貯溜部への処理液の供給を停止するようにしたことを特
    徴とする流体連続供給方法。
  2. 【請求項2】流体貯溜部を備えた処理手段と、該流体貯
    溜部に処理用流体を供給する流体供給手段とからなり、
    流体供給手段は処理液を貯溜する密閉可能な容器と、該
    容器に処理液を充填する流体充填口と、容器内に負圧を
    作用させる負圧供給口と、容器の底部に流体供給口とを
    設け、流体充填口には開閉弁または/および圧送手段を
    設け、流体供給口若しくは流体供給路中に開閉弁を
    け、該流体供給口の下端開口部を流体貯溜部の規定液位
    に開口させて流体定量供給部を形成し、流体供給手段と
    処理手段とを分離可能に構成したことを特徴とする流体
    連続供給装置。
  3. 【請求項3】処理手段が流体貯溜部に貯溜された処理用
    流体を濾過する回転ドラム式濾過装置で構成したことを
    特徴とする請求項2に記載の液体定量供給装置。
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