JPH09108342A - ドリップチャンバー - Google Patents
ドリップチャンバーInfo
- Publication number
- JPH09108342A JPH09108342A JP7274553A JP27455395A JPH09108342A JP H09108342 A JPH09108342 A JP H09108342A JP 7274553 A JP7274553 A JP 7274553A JP 27455395 A JP27455395 A JP 27455395A JP H09108342 A JPH09108342 A JP H09108342A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood
- screen filter
- drip chamber
- container body
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアートラップ能を高め、しかもプライミン
グ操作を簡単なものとする。 【解決手段】 血液を一時貯留する容器本体１１と、こ
の血液本体の下部に設けられた血液流入口１２及び血液
流出口１６と、前記容器本体を前記血液流入口側室１１
ａ及び血液流出口側室１１ｂに仕切り、前記容器本体内
に貯留された血液の液面からその上部が露出する平板状
のスクリーンフィルター１７とを備えた。なお、前記血
液流入口１２の開口端が前記スクリーンフィルターの高
さ方向中間部で、かつ、容器本体内の血液の液面下に位
置していることが好ましい。
グ操作を簡単なものとする。 【解決手段】 血液を一時貯留する容器本体１１と、こ
の血液本体の下部に設けられた血液流入口１２及び血液
流出口１６と、前記容器本体を前記血液流入口側室１１
ａ及び血液流出口側室１１ｂに仕切り、前記容器本体内
に貯留された血液の液面からその上部が露出する平板状
のスクリーンフィルター１７とを備えた。なお、前記血
液流入口１２の開口端が前記スクリーンフィルターの高
さ方向中間部で、かつ、容器本体内の血液の液面下に位
置していることが好ましい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液透析、血液濾
過、血液交換等の血液の体外循環回路の途中に設置して
使用されるドリップチャンバーに関する。
過、血液交換等の血液の体外循環回路の途中に設置して
使用されるドリップチャンバーに関する。
【０００２】
【従来の技術】ここで、ドリップチャンバーは、体外循
環回路内で血液内に混入した気泡を除去するために設置
されるものである。従来のドリップチャンバーとして
は、図２に示すようなものがある。
環回路内で血液内に混入した気泡を除去するために設置
されるものである。従来のドリップチャンバーとして
は、図２に示すようなものがある。
【０００３】すなわち、血液が一時貯留される容器本体
１の上部に、血液流入口２、圧力モニターチューブ３及
び液面調整用チューブ４が形成されたキャップ５を取り
付け、前記血液流入口２から容器本体１内に流入された
血液を、容器本体１の底部に形成された血液流出口６か
ら排出するようになっている。また、前記容器本体１内
には前記血液流出口６を覆うようにスクリーンフィルタ
ー７が配置されている。
１の上部に、血液流入口２、圧力モニターチューブ３及
び液面調整用チューブ４が形成されたキャップ５を取り
付け、前記血液流入口２から容器本体１内に流入された
血液を、容器本体１の底部に形成された血液流出口６か
ら排出するようになっている。また、前記容器本体１内
には前記血液流出口６を覆うようにスクリーンフィルタ
ー７が配置されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ドリップチャンバーでは、容器本体１の上部の血液流入
口２から血液を容器本体内に流入させるようにしている
ので、流入した血液が血液の液面を叩き、泡立ち、空気
の巻き込みが生じ、エアートラップ能が低下していた。
ドリップチャンバーでは、容器本体１の上部の血液流入
口２から血液を容器本体内に流入させるようにしている
ので、流入した血液が血液の液面を叩き、泡立ち、空気
の巻き込みが生じ、エアートラップ能が低下していた。
【０００５】また、スクリーンフィルター７の内部に空
気が溜った場合には、プライミング時にスクリーンフィ
ルター７内の空気を除去するために血液の流量を一時増
大させる特別の操作が必要となり、プライミング操作が
複雑になっていた。
気が溜った場合には、プライミング時にスクリーンフィ
ルター７内の空気を除去するために血液の流量を一時増
大させる特別の操作が必要となり、プライミング操作が
複雑になっていた。
【０００６】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、エアートラップ能を高めることができ、しかもプラ
イミング操作を簡単なものとすることができるドリップ
チャンバーを提供することを目的とする。
で、エアートラップ能を高めることができ、しかもプラ
イミング操作を簡単なものとすることができるドリップ
チャンバーを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
のドリップチャンバーは、血液を体外循環して処理する
血液回路の途中に設置されるドリップチャンバーにおい
て、血液を一時貯留する容器本体と、この血液本体の下
部に設けられた血液流入口及び血液流出口と、前記容器
本体を前記血液流入口側室及び血液流出口側室に仕切
り、前記容器本体内に貯留された血液の液面からその上
部が露出する平板状のスクリーンフィルターとを備えた
ことを特徴とする。
のドリップチャンバーは、血液を体外循環して処理する
血液回路の途中に設置されるドリップチャンバーにおい
て、血液を一時貯留する容器本体と、この血液本体の下
部に設けられた血液流入口及び血液流出口と、前記容器
本体を前記血液流入口側室及び血液流出口側室に仕切
り、前記容器本体内に貯留された血液の液面からその上
部が露出する平板状のスクリーンフィルターとを備えた
ことを特徴とする。
【０００８】本発明の請求項２記載のドリップチャンバ
ーは、請求項１記載のドリップチャンバーにおいて、前
記血液流入口の開口端が前記スクリーンフィルターの高
さ方向中間部で、かつ、容器本体内の血液の液面下に位
置していることを特徴とする。
ーは、請求項１記載のドリップチャンバーにおいて、前
記血液流入口の開口端が前記スクリーンフィルターの高
さ方向中間部で、かつ、容器本体内の血液の液面下に位
置していることを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施の一形態のドリップチャンバー１０について説明
する。なお、図２のドリップチャンバーと同一構成要素
には同一符号を付して説明を省略する。
の実施の一形態のドリップチャンバー１０について説明
する。なお、図２のドリップチャンバーと同一構成要素
には同一符号を付して説明を省略する。
【００１０】図１に示すように、本実施の形態のドリッ
プチャンバー１０は、血液を一時貯留する容器本体１１
と、この血液本体１１の下部に設けられた血液流入口１
２及び血液流出口１６と、前記容器本体１１を前記血液
流入口側室１１ａ及び血液流出口側室１１ｂに仕切り、
前記容器本体１１内に貯留された血液の液面からその上
部が露出する平板状のスクリーンフィルター１７とを備
えている。また、前記血液流入口１２の開口端は前記ス
クリーンフィルター１７の高さ方向中間部で、かつ、容
器本体１１内の血液の液面下に位置している。
プチャンバー１０は、血液を一時貯留する容器本体１１
と、この血液本体１１の下部に設けられた血液流入口１
２及び血液流出口１６と、前記容器本体１１を前記血液
流入口側室１１ａ及び血液流出口側室１１ｂに仕切り、
前記容器本体１１内に貯留された血液の液面からその上
部が露出する平板状のスクリーンフィルター１７とを備
えている。また、前記血液流入口１２の開口端は前記ス
クリーンフィルター１７の高さ方向中間部で、かつ、容
器本体１１内の血液の液面下に位置している。
【００１１】次に、本実施の形態のドリップチャンバー
１０の作用について説明する。
１０の作用について説明する。
【００１２】まず、血液流出口１６を閉塞して血液流入
口１２から血液をドリップチャンバー１０の容器本体１
１内に流入させる。容器本体１１内の血液の液面が血液
流入口１２の開口端よりも上部でスクリーンフィルター
１７の上端よりも下部となったら、血液流出口１６を開
口して血液流出口１６から容器本体外に流出させる。こ
の際、圧力モニターチューブ３により容器本体１１内の
圧力を検出し、液面調整用チューブ４により容器本体１
１内の液面が一定となるように制御する。
口１２から血液をドリップチャンバー１０の容器本体１
１内に流入させる。容器本体１１内の血液の液面が血液
流入口１２の開口端よりも上部でスクリーンフィルター
１７の上端よりも下部となったら、血液流出口１６を開
口して血液流出口１６から容器本体外に流出させる。こ
の際、圧力モニターチューブ３により容器本体１１内の
圧力を検出し、液面調整用チューブ４により容器本体１
１内の液面が一定となるように制御する。
【００１３】ここで、血液流入口１２から流入した血液
は、血液流入口側室１１ａからスクリーンフィルター１
７を通って血液流出口側室１１ｂに流入し、血液流出口
１６から流出する。この際、スクリーンフィルター１７
により血液中の気泡が除去される。しかも、血液流入口
１２が容器本体１１の底部に形成されているので、血液
の流入の際に血液の液面を叩くことがなく血液の泡立ち
が防止され、また、血液流入口１２とスクリーンフィル
ター１７とがほぼ平行に配置され、血液流入口１２から
流入する血液の流速が低下させられるので、血液の流れ
の勢いで空気が血液中に混入することが防止される。し
たがって、エアートラップ能が向上する。
は、血液流入口側室１１ａからスクリーンフィルター１
７を通って血液流出口側室１１ｂに流入し、血液流出口
１６から流出する。この際、スクリーンフィルター１７
により血液中の気泡が除去される。しかも、血液流入口
１２が容器本体１１の底部に形成されているので、血液
の流入の際に血液の液面を叩くことがなく血液の泡立ち
が防止され、また、血液流入口１２とスクリーンフィル
ター１７とがほぼ平行に配置され、血液流入口１２から
流入する血液の流速が低下させられるので、血液の流れ
の勢いで空気が血液中に混入することが防止される。し
たがって、エアートラップ能が向上する。
【００１４】さらに、血液流入口１２の開口端が前記ス
クリーンフィルター１７の高さ方向中間部で、かつ、容
器本体１１内の血液の液面下に位置しているので、血液
流入口１２から流入する血液の流れによどみを生ずるこ
となく、スクリーンフィルタ１７を通って流れ、更なる
エアートラップ能の向上を図ることができる。
クリーンフィルター１７の高さ方向中間部で、かつ、容
器本体１１内の血液の液面下に位置しているので、血液
流入口１２から流入する血液の流れによどみを生ずるこ
となく、スクリーンフィルタ１７を通って流れ、更なる
エアートラップ能の向上を図ることができる。
【００１５】一方、スクリーンフィルター１７は、平板
状であり、血液流入口側室１１ａと血液流出側室１１ｂ
とを仕切るように配置されているだけなので、血液流出
側室１１ｂに発生した気泡が溜ることがなく上方に排出
され、したがって、従来のようなプライミング操作時に
気泡を追い出すために血液流量を増大させる特別の操作
が必要がなく、プライミング操作を簡単とすることがで
きる。
状であり、血液流入口側室１１ａと血液流出側室１１ｂ
とを仕切るように配置されているだけなので、血液流出
側室１１ｂに発生した気泡が溜ることがなく上方に排出
され、したがって、従来のようなプライミング操作時に
気泡を追い出すために血液流量を増大させる特別の操作
が必要がなく、プライミング操作を簡単とすることがで
きる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項１
記載のドリップチャンバーによれば、血液を一時貯留す
る容器本体と、この血液本体の下部に設けられた血液流
入口及び血液流出口と、前記容器本体を前記血液流入口
側室及び血液流出口側室に仕切り、前記容器本体内に貯
留された血液の液面からその上部が露出する平板状のス
クリーンフィルターとを備えたので、エアートラップ能
を高めることができ、しかもプライミング操作を簡単な
ものとすることができる。
記載のドリップチャンバーによれば、血液を一時貯留す
る容器本体と、この血液本体の下部に設けられた血液流
入口及び血液流出口と、前記容器本体を前記血液流入口
側室及び血液流出口側室に仕切り、前記容器本体内に貯
留された血液の液面からその上部が露出する平板状のス
クリーンフィルターとを備えたので、エアートラップ能
を高めることができ、しかもプライミング操作を簡単な
ものとすることができる。
【００１７】本発明の請求項２記載のドリップチャンバ
ーによれば、前記血液流入口の開口端が前記スクリーン
フィルターの高さ方向中間部で、かつ、容器本体内の血
液の液面下に位置しているので、血液流入口から流入す
る血液の流れによどみを生ずることなく、スクリーンフ
ィルタを通って流れ、更なるエアートラップ能の向上を
図ることができる。
ーによれば、前記血液流入口の開口端が前記スクリーン
フィルターの高さ方向中間部で、かつ、容器本体内の血
液の液面下に位置しているので、血液流入口から流入す
る血液の流れによどみを生ずることなく、スクリーンフ
ィルタを通って流れ、更なるエアートラップ能の向上を
図ることができる。
【図１】本発明の一実施の形態のドリップチャンバーを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図２】従来のドリップチャンバーを示す断面図であ
る。
る。
１１ 容器本体 １１ａ 血液流入口側室 １１ｂ 血液流出口側室 １２ 血液流入口 １６ 血液流出口 １７ スクリーンフィルター
Claims (2)
- 【請求項１】 血液を体外循環して処理する血液回路の
途中に設置されるドリップチャンバーにおいて、血液を
一時貯留する容器本体と、この血液本体の下部に設けら
れた血液流入口及び血液流出口と、前記容器本体を前記
血液流入口側室及び血液流出口側室に仕切り、前記容器
本体内に貯留された血液の液面からその上部が露出する
平板状のスクリーンフィルターとを備えたことを特徴と
するドリップチャンバー。 - 【請求項２】 前記血液流入口の開口端が前記スクリー
ンフィルターの高さ方向中間部で、かつ、容器本体内の
血液の液面下に位置していることを特徴とする請求項１
記載のドリップチャンバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7274553A JPH09108342A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | ドリップチャンバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7274553A JPH09108342A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | ドリップチャンバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09108342A true JPH09108342A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17543335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7274553A Withdrawn JPH09108342A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | ドリップチャンバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09108342A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008200174A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Ube Junken:Kk | 体外循環回路用チャンバ |
-
1995
- 1995-10-23 JP JP7274553A patent/JPH09108342A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008200174A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Ube Junken:Kk | 体外循環回路用チャンバ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |