JPH0340302Y2 - - Google Patents

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JPH0340302Y2
JPH0340302Y2 JP4498790U JP4498790U JPH0340302Y2 JP H0340302 Y2 JPH0340302 Y2 JP H0340302Y2 JP 4498790 U JP4498790 U JP 4498790U JP 4498790 U JP4498790 U JP 4498790U JP H0340302 Y2 JPH0340302 Y2 JP H0340302Y2
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JP
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blood
main body
inlet
drip chamber
drip
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JP4498790U
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  • External Artificial Organs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、血液透析、血液ロ過、血漿交換等の
血液の体外循環回路の途中に設置して使用される
ドリツプチヤンバーの改良に関する。
[従来の技術] 血液透析、血液ロ過、血漿交換療法では、血液
を体外循環させて処理する場合、抗凝固剤を添加
するのが通常である。
しかしながら手術後あるいは出血性素因を有す
る患者に抗凝固剤を使用すると、致命的な出血を
惹起する危険性があるので、このような患者に
は、抗凝固剤を全く使用しないか、あるいは使用
するとしても極く微量しか使用する事ができな
い。
以上のような現状において、現在使用されてい
るのが第5図または第7図に示すドリツプチヤン
バー10,11である。
第6図は、第5図を真上からみた平面図であ
る。
これは、本体10a,11a内部にフイルター
12と本体10a,11a下部に血液流出口13
を設け、本体10a,11aの上端部には、圧力
モニターチユーブ15、エアー抜きチユーブ1
6、血液流入口14(本体10a,11aの上側
部、または上端部に形成される)が形成されたキ
ヤツプ17が取付られている。
このドリツプチヤンバー10,11は、以下の
ようにして使用していた。
血液流入口14より、血液を導入し、ドリツプ
チヤンバー内部に血液を一杯に満たして、血液が
気体と接触する事がないような状態に維持しなが
ら血液の体外循環を実施していた。
このようなドリツプチヤンバー内部の血液の気
体との接触を絶つ事により、血液の凝固を最小に
抑え、抗凝固剤を全く添加しないか、または極く
微量の添加に抑えるように、実施していた。
[従来技術の問題点] しかしながら、このようなドリツプチヤンバー
は、血液の流入口14から本体体10a,11a
内部へ向つて直接血液が導入されるために、該血
液の流入路に該当しない部分、すなわち本体10
a,11aの端部または底部(第7図)、上端部
(第5図)等に血液が滞留しやすくなり、血液の
凝固発生の原因となつていた。
そこで本考案者は鋭意検討を重ねた結果、次の
考案に到達した。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、血液を体外循環させて処理する血液
回路の途中に設置され、本体1a内部に血液を一
杯に充填して使用されるドリツプチヤンバーにお
いて、血液流入口4を本体1aの上端側部に上方
または下方に傾斜して形成し、該血液流入口4の
開口断面8が、円筒状に形成された本体1aの壁
面に接するように形成されてなるドリツプチヤン
バー1を提供するものである。
[作用] 以上の構成により血液は、血液流入口4→開口
断面8を経て本体1a内の最上部から下方にかけ
て、本体1aの壁面に沿つて導入されるので、本
体1a内に一杯に充填された血液を上下方向から
均一に攪拌しながら、血液流出口3を経て排出さ
せることができる。このため本体1a内部に局所
的な血液の滞留はほとなどなくなる。
[実施例] 第1図は本考案のドリツプチヤンバー1の該略
図で、第2図は第1図のA−A断面図である。ド
リツプチヤンバー1は、本体1a内部にフイルタ
ー2を配置し、本体1a下部に血液流出口3を設
けるとともに本体1aの上端部に、ドリツプチヤ
ンバーは、血液流入口4、圧力モニターチユーブ
5、エアー抜きチユーブ6を形成したキヤツプ7
を取付たものである。
第1図に示すように、血液流入口4は、本体の
上側端部に上方に傾斜して形成され、かつその開
口断面8は、円筒状に形成された本体1aの壁面
に接するように形成されている。
本考案のドリツプチヤンバー1は、生理食塩液
による洗浄プライミングの時、次のようにして使
用される。
血液流出口3を閉じた後、生理食塩液を血液流
入口4から導入し、本体に生理食塩液が一杯にな
るまで、充填し続ける。生理食塩液あるいは血液
の流出中に発生する気泡は、エアー抜きチユーブ
により除去する。
本体に生理食塩液が一杯に充填されると同時
に、血液流出口3を開放し、生理食塩液を血液流
出口3から、流出させて洗浄、プライミングを行
う。その後、血液流入口4から血液を本体1a内
に導入し、体外循環を行う。
血液流入口4から導入される血液は、本体1a
内部に一杯に充填された血液を、上部から攪拌し
た後、渦流となつて下部に亘つて攪拌するので、
本体1a内の血液は効率よく攪拌されることにな
る。
また、本考案では、血液流入口4を第3図のよ
うに下方に傾斜して形成することにより、血液
は、血液流入口4の斜め方向に沿つて導入される
ので、血液流入口4が水平に形成されいる場合並
びに上方に傾斜して形成されている場合と比較し
て、本体内部にあらかじめ貯留された血液を、よ
り効率的に攪拌することができる。
以上のように本体内部へ導入された血液は、渦
流を形成しながら、本体の上部から下部へ移動
し、フイルター2、血液流出口3を経て体外循環
される。
また本考案においては、第1図および第3図の
ように血液流入口4を上方または下方に傾斜して
形成すするとともに、さらに第4図に示すように
血液流入口4の延長上に突出部9を形成して、前
記血液流入口4の開口断面8を本体1aの上端部
空間内に配置するとともに円周状に形成された本
体1aの壁面に接するように配置することによ
り、血液は、血液流入口4→突出部9→開口断面
8を経て、本体1a内部に導入され、安定した渦
流を形成して、本体1a内部に貯留された血液を
充分攪拌しつつ導入されるので、血液の滞留がな
くなり、滞留による血液の凝固もなくなるので、
きわめてスムーズな体外循環を実施できる。
[考案の効果] 以上のように本考案では、 血液流入口4を水平に傾斜した場合と比較し
て、血液流入口4から本体1a内部に導入される
血液は、渦流を形成して、本体1a内部に充填さ
れた血液を上部から下部にかけて充分攪拌しつつ
導入されるので、本体1a内部での血液の滞留が
なくなり、滞留による血液の凝固もなくなるの
で、きわめてスムーズな体外循環を実施すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第3図は本考案のドリツプチヤンバ
ーの概略図、第2図は第1図のA−A断面図、第
4図は本考案のその他の実施例を示す断面図、第
5図及び第7図は従来のドリツプチヤンバーを示
す概略図、第6図は第5図の平面図を示す。 図中、1はドリツプチヤンバー、2はフイルタ
ー、3は血液流出口、4は血液流入口、5は圧力
モニターチユーブ、6はエアー抜きチユーブ、7
はキヤツプ、8は開口断面、9は突出部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 血液を体外循環させて処理する血液回路の途中
    に設置され、本体1a内部に血液を一杯に充填し
    て使用されるドリツプチヤンバーにおいて、血液
    流入口4を本体1aの上端側部に上方または下方
    に傾斜して形成し、該血液流入口4の開口断面8
    が、円筒状に形成された本体1aの壁面に接する
    ように形成された事を特徴とするドリツプチヤン
    バー1。
JP4498790U 1990-04-26 1990-04-26 Expired JPH0340302Y2 (ja)

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JP4498790U JPH0340302Y2 (ja) 1990-04-26 1990-04-26

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JPH0354650U JPH0354650U (ja) 1991-05-27
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JP5529711B2 (ja) * 2010-11-02 2014-06-25 日機装株式会社 血液浄化装置のエアートラップチャンバ及び血液浄化装置のプライミング方法
JP5529710B2 (ja) * 2010-11-02 2014-06-25 日機装株式会社 エアートラップチャンバ
JP2015085181A (ja) * 2013-09-25 2015-05-07 川澄化学工業株式会社 ドリップチャンバ

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JPH0354650U (ja) 1991-05-27

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