JP2000356174A - ジェットポンプ装置 - Google Patents

ジェットポンプ装置

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JP2000356174A
JP2000356174A JP16505699A JP16505699A JP2000356174A JP 2000356174 A JP2000356174 A JP 2000356174A JP 16505699 A JP16505699 A JP 16505699A JP 16505699 A JP16505699 A JP 16505699A JP 2000356174 A JP2000356174 A JP 2000356174A
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jet pump
valve
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chamber
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Hideki Ito
日出喜 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な場合にのみジェットポンプ機能を発揮
させるようにして、無用な燃料の攪拌による燃料温度の
上昇および燃料蒸気の発生を抑制できるジェットポンプ
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 主室1Aのリターンパイプ5出口に設置
されたジェットポンプ6によって副室1Bの燃料が吸引
されるように構成された鞍型燃料タンクのジェットポン
プ装置において、前記ジェットポンプ6の上流に燃料液
面に応じて弁動作するフロートバルブ9を配設したこと
を特徴とするもので、燃料タンク1内に燃料が充分にあ
る場合は、燃料液面が高いためジェットポンプ6の上流
に配設されたフロートバルブ9を開弁させるので、還流
されたリターン燃料はジェットポンプ6側に行かずにフ
ロートバルブ9から燃料タンクの主室1Aに流下し、不
必要時のジェットポンプ6の副室1Bからの燃料の吸引
機能を損なわせてその動作を停止させ、無用な燃料の攪
拌による燃料温度の上昇およびそれに伴う燃料蒸気の発
生を効果的に抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主室のリターンパ
イプ出口に設置されたジェットポンプによって副室の燃
料が吸引されるように構成された鞍型燃料タンクのジェ
ットポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】後輪駆動車や四輪駆動車では、後輪駆動
のためのプロペラシャフトが車体中央部に前後方向に延
びて配設されている。このため、この種の車両では、車
体底部に設置される燃料タンクをプロペラシャフトを迂
回して取り囲んだ形状すなわち鞍型に形成して、できる
限りタンク容量を大きくすることが行われている。そし
て、このような鞍型燃料タンクでは、前記プロペラシャ
フトを迂回して取り囲む凹部によって、燃料ポンプによ
り燃料が吸引される主室と吸引口を持たない副室とに分
断されているため、燃料の消費に伴う液面の減少時に
は、通常、ジェットポンプと称されるリターン燃料の負
圧によって副室からの燃料が主室に供給されるように構
成されている。
【0003】図7はそのような鞍型燃料タンクの典型的
な例として多用されているものである。鞍型燃料タンク
21の主室21Aからの燃料は、燃料ポンプ22によっ
て吸引され供給パイプ23を経てエンジンにて消費され
た残りのものがリターンパイプ25によって主室に還流
される。リターンパイプ25の出口にはジェットポンプ
26が設置され、該ジェットポンプ26の排出口からの
リターン燃料の排出に伴う負圧によって、該ジェットポ
ンプ26に接続された連通パイプ27を通じて副室21
Bからの燃料が吸引されるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のジ
ェットポンプ装置では、燃料の残量に関わらず、常時、
燃料ポンプ22から吸引されエンジンで消費された残り
のリターン燃料の流下に伴ってジェットポンプが作動す
るように構成されているため、燃料が満タン近くまであ
る場合でも、副室に燃料がない場合でも、燃料あるいは
燃料蒸気を副室21Bから主室21Aに供給することに
なる。このため、これらの燃料あるいは燃料蒸気の過剰
な供給に起因して、主室21Aにおける燃料が攪拌され
て燃料温度が上昇したり、燃料蒸気による気泡発生を促
進することとなった。
【0005】そこで、図示はしないが実開昭64−46
470号公報に開示された燃料タンクの液面制御装置が
提案された。これは副室から主室への燃料供給パイプで
ある連通パイプの途中にソレノイドバルブを設置すると
ともに、該ソレノイドバルブの開閉を主室および副室に
設置した液面レベルセンサからの液面情報に基づいて制
御装置により制御するように構成したものである。しか
しながら、このものでは、連通パイプの途中にソレノイ
ドバルブが設置されることから、副室から主室への円滑
な燃料供給に支障を来す虞れが生じる他、主室および副
室に設置した液面レベルセンサからの液面情報に基づく
制御装置によりソレノイドバルブを開閉制御するため、
装置が複雑化して部品点数も多くなりコスト高になっ
た。
【0006】そこで本発明は、上記従来の鞍型燃料タン
クにおける諸課題を解決して、必要な場合にのみジェッ
トポンプ機能を発揮させるようにして、無用な燃料の攪
拌による燃料温度の上昇および燃料蒸気の発生を抑制で
きるジェットポンプ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、主室
のリターンパイプ出口に設置されたジェットポンプによ
って副室の燃料が吸引されるように構成された鞍型燃料
タンクのジェットポンプ装置において、前記ジェットポ
ンプの上流に燃料液面に応じて弁動作するフロートバル
ブを配設したことを特徴とするものである。また本発明
は、前記フロートバルブをリターンパイプから分岐させ
た分岐パイプに設置したことを特徴とするものである。
また本発明は、前記フロートバルブをジェットポンプの
主室部から分岐させた分岐パイプに設置したことを特徴
とするものである。また本発明は、前記フロートバルブ
を主室内に設置したチャンバ内に配設したことを特徴と
するものである。また本発明は、前記フロートバルブは
リターン燃料圧が所定値以上になると開弁するように構
成したことを特徴とするものである。また本発明は、前
記フロートバルブにおけるバルブ部の弁動作がなされる
液面高さよりも高い位置に前記ジェットポンプの出口位
置を配置したことを特徴とするものである。また本発明
は、前記フロートバルブの開弁時の燃料通過抵抗を前記
ジェットポンプからの燃料通過抵抗より小さくなるよう
に構成したことを特徴とするものである。また本発明
は、前記フロートバルブが、支軸を支点として揺動し略
先端部にフロートが固定されたアームの揺動によって弁
動作するように構成されたことを特特徴とするもので、
これらを課題解決のための手段とするものである。
【0008】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1〜図4は、本発明のジェットポンプ
装置の第1実施の形態を示すもので、図1は本発明のジ
ェットポンプ装置が採用された燃料タンクの全体概略
図、図2は要部拡大断面図、図3はジェットポンプ機能
が停止している燃料充分時の燃料タンクの全体概略図、
図4はジェットポンプ機能が作用している燃料減少時の
燃料タンクの全体概略図である。図1に示すように、本
発明のジェットポンプ装置は、プロペラシャフトを迂回
して取り囲んだ底部の上方への膨出部によって主室1A
と副室1Bとに区画された鞍型の燃料タンク1に採用さ
れる。連通孔4Aを通じて主室1Aと連通するチャンバ
4が主室1A内に設置されており、燃料ポンプ2によっ
てチャンバ4からの燃料が供給パイプ3を通じて図示省
略のエンジンに供給されて、残余の燃料がリターンパイ
プ5を経てチャンバ4に還流されてくる。
【0009】燃料タンク1における主室1Aの前記リタ
ーンパイプ5の出口にはジェットポンプ6が設置され、
該ジェットポンプ6には他端部が副室1Bに連通する連
通パイプ7の一端部が接続され、ジェットポンプ6の排
出口からのリターン燃料の排出時の負圧によって連通パ
イプ7を通じて副室の燃料が吸引されるように構成され
ている。本発明の特徴的な点は、前記ジェットポンプ6
の上流に燃料液面に応じて弁動作するフロートバルブ9
を配設したことを特徴とする。図2に要部を拡大して示
すように、本実施の形態では、前記フロートバルブ9を
ジェットポンプ6の主室部6Aから分岐させた分岐パイ
プ8に設置したものである。
【0010】ジェットポンプ6は、下端部のオリフィス
状の排出口15にて合流する主室部6Aと副室部6B
と、主室部6Aから分岐する分岐管部6Cとから構成さ
れ、主室部6Aの上部(上流)にはリターンパイプ5が
接続され、副室部6Bの上部には副室1Bに連通する連
通パイプ7が接続される。分岐管部6Cには分岐パイプ
8が接続され、該分岐パイプ8の末端部に形成された箱
状のバルブボディ10内にはリターンスプリング12に
よって着座方向(閉弁方向)に付勢されたフロート11
が収納される。符号14はバルブボディ10に穿設され
る数個の連通孔で、チャンバ4内と連通する。
【0011】フロート11の下部にはバルブ部13が形
成され、図4に示すように、燃料の所定量以下の液面位
置の減少によって浮力を失ったフロート11によりバル
ブ部13が閉弁された場合に、エンジンからのリターン
燃料の還流が効果的にジェットポンプ6のオリフィス状
の排出口15から排出されて負圧を生じさせるので、ジ
ェットポンプ6による副室1Bからの燃料の吸引機能が
発揮される。このとき、前記フロートバルブ9における
バルブ部13の弁動作がなされる液面高さよりも高い位
置に前記ジェットポンプ6の排出口15となる出口位置
が配置される。これにより、燃料が減少した場合には、
フロートバルブ9の閉弁によりジェットポンプ6がその
機能を発揮する時点では燃料の液面はジェットポンプ6
の排出口15より下面にあって、燃料中にリターン燃料
が噴出する際のような音の発生が抑制されて静粛であ
る。
【0012】また、前記フロートバルブ9はリターン燃
料圧が所定値以上になると開弁するように構成されてい
る。すなわち、フロート10に対する浮力が失われた状
況下で何らかの原因にてジェットポンプ6の排出口15
が詰まっても、フロート10を着座方向に付勢するリタ
ーンスプリング12は所定値以上の力を受けてバルブ部
13を開弁させることができるので、リリーフ弁等が不
要となる。さらに、前記フロートバルブ9の開弁時の燃
料通過抵抗を前記ジェットポンプ6からの燃料通過抵抗
より小さくなるように構成(例えば、フロートバルブ9
のバルブ部13の流径をジェットポンプ6の排出口15
の流径より大とする等)している。
【0013】これによって、図3に示すように燃料が充
分にある場合には、リターンスプリング12の復元力に
抗してフロート10が浮力を受けてバルブ部13を開弁
し、リターンパイプ5から還流されたリターン燃料は、
主として流動抵抗の小さなフロートバルブ9のバルブ部
13から主室1A内のチャンバ4に放出されるので、ジ
ェットポンプ6としての作動がなされることはない。好
適には、このように、フロートバルブ9の開弁時の燃料
通過抵抗を前記ジェットポンプ6からの燃料通過抵抗よ
り小さくなるように構成されるが、たとい、フロートバ
ルブ9の開弁時の燃料通過抵抗が前記ジェットポンプ6
からの燃料通過抵抗より小さく構成されないとしても、
ジェットポンプ6による副室1Bからの燃料の吸引機能
は損なわれるので、ある程度の無用な燃料の攪拌による
燃料温度の上昇および燃料蒸気の発生は抑制できる。
【0014】図5は本発明のジェットポンプ装置の第2
実施の形態を示すもので、本実施の形態のものは、フロ
ートバルブ9がリターンパイプ5自体からあるいは図2
に示した第1実施の形態のもののようにジェットポンプ
6の主室部6Aから分岐させた分岐パイプ8の下端部に
バルブボディ10を接続し、該バルブボディ10の下端
部近傍に支軸17によって揺動自在に軸支されたアーム
16を設置したものである。アーム16の一端部にはフ
ロート11が固定され、その他端部にはバルブボディ1
0の下端部の排出口を開閉するバルブ部13が固定され
る。すなわち、フロートバルブ9が、支軸17を支点と
してフロート11とバルブ部13とを両側に振り分け配
置して構成されたものである。
【0015】アーム16は前記支軸17よりフロート1
1側に配設された圧縮ばねを構成するリターンスプリン
グ12によって着座方向(閉弁方向)に付勢されてい
る。このように構成したので、本実施の形態では、前記
第1実施の形態のものようにフロート11をバルブボデ
ィ10内に収容する必要もないので、フロート11の配
設が比較的容易となる他、支軸17を中心としたフロー
ト11とバルブ部13との振り分け配置により梃子の原
理によって、比較的小さなフロート11にてもバルブ部
13の確実な開弁機能により、不必要時のジェットポン
プ6の吸引機能を損なわせることができる。
【0016】図6は本発明のジェットポンプ装置の第3
実施の形態を示すもので、本実施の形態のものは、フロ
ートバルブ9が、リターンパイプ5とジェットポンプ6
の主室部6Aとの間に介設されたバルブボディ10に設
置されたものである。本実施の形態のものも前記第2実
施の形態のものと同様に、フロートバルブ9が、支軸を
支点として揺動し略先端部にフロートが固定されたアー
ムの揺動によって弁動作するように構成されているもの
であるが、本実施の形態では、バルブボディ10の上部
に支軸17によって揺動自在に軸支されたアーム16の
前記支軸17の近傍下部にバルブ部13が固定され、ア
ーム16の下端部にフロート11が固定されたものであ
る。なお、アーム16の上端部には圧縮ばねを構成する
リターンスプリング12が配設され、アーム16を着座
方向(反時計回り:閉弁方向)に付勢している。このよ
うな構成により、本実施の形態のものでは、アーム16
を縦置きとしてフロート11の動作範囲を広く確保でき
る(感知できる液面の上下幅が大きく採れる)他、バル
ブ部13に対するフロート11の腕の長さを大きくでき
て、比較的小さなフロート11にてもバルブ部13のよ
り確実な開弁機能により、不必要時のジェットポンプ6
の吸引機能を充分に損なわせることができる。
【0017】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明の趣旨の範囲内で、燃料タンクの形
状、燃料ポンプの形式、チャンバの形状およびその燃料
タンクへの設置形態、供給パイプ、リターンパイプおよ
び連通パイプの形状ならびに燃料タンクにおける配設形
態、ジェットポンプの形状およびそのリターンパイプお
よび連通パイプとの関連構成、分岐パイプのリターンパ
イプからの分岐形態、フロートバルブの形式、すなわち
フロートのバルブボディへの収納形態、フロートによる
バルブ部の開閉形態、バルブ部を構成する弁と弁座との
形状および形式、リターンスプリングの配設形態、アー
ムの軸支形態等については適宜採用できるものである。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に述べてきたように、本発明で
は、主室のリターンパイプ出口に設置されたジェットポ
ンプによって副室の燃料が吸引されるように構成された
鞍型燃料タンクのジェットポンプ装置において、前記ジ
ェットポンプの上流に燃料液面に応じて弁動作するフロ
ートバルブを配設したことにより、燃料タンク内に燃料
が充分にある場合は、燃料液面が高いためジェットポン
プの上流に配設されたフロートバルブを開弁させるの
で、還流されたリターン燃料はジェットポンプ側に行か
ずにフロートバルブから燃料タンクの主室に流下し、不
必要時のジェットポンプの副室からの燃料の吸引機能を
損なわせてその動作を停止させ、無用な燃料の攪拌によ
る燃料温度の上昇およびそれに伴う燃料蒸気の発生を効
果的に抑制できる。また、車両の傾斜等に起因して副室
の燃料が空になった場合でも、主室内のチャンバ等に燃
料が残っていれば副室からの燃料蒸気の吸引はなく、燃
料蒸気の発生を抑制できる。また、燃料が減少して所定
量以下の液面位置の減少によってフロートが浮力を失っ
てフロートバルブが閉弁された場合には、エンジンから
のリターン燃料の還流が効果的にジェットポンプのオリ
フィス状の排出口から排出されて負圧を生じさせ、ジェ
ットポンプによる副室からの燃料の吸引機能が発揮され
る。
【0019】さらに、前記フロートバルブをリターンパ
イプから分岐させた分岐パイプに設置した場合は、ジェ
ットポンプに格別の変更を加えることなく、リターンパ
イプに分岐部を形成するだけでフロートバルブを設置す
ることができる。さらにまた、前記フロートバルブをジ
ェットポンプの主室部から分岐させた分岐パイプに設置
した場合は、リターンパイプに格別の変更を加えること
なくジェットポンプの僅かな改変によってフロートバル
ブを設置することができる。また、前記フロートバルブ
を主室内に設置したチャンバ内に配設した場合は、チャ
ンバ内では走行中の車体の傾動による揺れ等により大き
く左右される主室から隔離されてフロートバルブの挙動
を安定させることが可能となる。
【0020】さらに、前記フロートバルブはリターン燃
料圧が所定値以上になると開弁するように構成した場合
は、何らかの原因にてジェットポンプの排出口が詰まっ
て所定値以上の力を受けても、バルブ部を開弁させるこ
とができるので、リリーフ弁等が不要となる。さらにま
た、前記フロートバルブにおけるバルブ部の弁動作がな
される液面高さよりも高い位置に前記ジェットポンプの
出口位置を配置した場合は、燃料が減少してジェットポ
ンプが作動する際に、燃料の液面はジェットポンプの排
出口より下面にあって、燃料中にリターン燃料が噴出す
る際のような音の発生が抑制されて静粛にできる。
【0021】また、前記フロートバルブの開弁時の燃料
通過抵抗を前記ジェットポンプからの燃料通過抵抗より
小さくなるように構成した場合は、リターンパイプから
還流されたリターン燃料を、流動抵抗の小さなフロート
バルブから主室内に放出すことを促進して、ジェットポ
ンプの機能を確実に損なわせてその作動を停止させるこ
とができる。さらに、前記フロートバルブが、支軸を支
点として揺動し略先端部にフロートが固定されたアーム
の揺動によって弁動作するように構成された場合は、フ
ロートの配設が比較的容易となる他、支軸を中心とした
梃子の原理によって、比較的小さなフロートにてもバル
ブ部の確実な開弁機能により、不必要時のジェットポン
プの吸引機能を損なわせることができる。このように本
発明によれば、必要な場合にのみジェットポンプ機能を
発揮させるようにして、無用な燃料の攪拌による燃料温
度の上昇および燃料蒸気の発生を抑制できるジェットポ
ンプ装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジェットポンプ装置の第1実施の形態
を示すもので、本発明のジェットポンプ装置が採用され
た燃料タンクの全体概略図である。
【図2】同、要部拡大断面図である。
【図3】同、ジェットポンプ機能が停止している燃料充
分時の燃料タンクの全体概略図である。
【図4】同、ジェットポンプ機能が作用している燃料減
少時の燃料タンクの全体概略図である。
【図5】本発明のジェットポンプ装置の第2実施の形態
を示す要部概略図である。
【図6】本発明のジェットポンプ装置の第3実施の形態
を示す要部概略図である。
【図7】従来のジェットポンプが採用された燃料タンク
の全体概略図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 1A 主室 1B 副室 2 燃料ポンプ 3 供給パイプ 4 チャンバ 5 リターンパイプ 6 ジェットポンプ 6A 主室部 6B 副室部 6C 分岐管部 7 連通パイプ 8 分岐パイプ 9 フロートバルブ 10 バルブボディ 11 フロート 12 リターンスプリング 13 バルブ部 15 排出口 16 アーム 17 支軸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主室のリターンパイプ出口に設置された
    ジェットポンプによって副室の燃料が吸引されるように
    構成された鞍型燃料タンクのジェットポンプ装置におい
    て、前記ジェットポンプの上流に燃料液面に応じて弁動
    作するフロートバルブを配設したことを特徴とするジェ
    ットポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記フロートバルブをリターンパイプか
    ら分岐させた分岐パイプに設置したことを特徴とする請
    求項1に記載のジェットポンプ装置。
  3. 【請求項3】 前記フロートバルブをジェットポンプの
    主室部から分岐させた分岐パイプに設置したことを特徴
    とする請求項1に記載のジェットポンプ装置。
  4. 【請求項4】 前記フロートバルブを主室内に設置した
    チャンバ内に配設したことを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載のジェットポンプ装置。
  5. 【請求項5】 前記フロートバルブはリターン燃料圧が
    所定値以上になると開弁するように構成したことを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかに記載のジェットポ
    ンプ装置。
  6. 【請求項6】 前記フロートバルブにおけるバルブ部の
    弁動作がなされる液面高さよりも高い位置に前記ジェッ
    トポンプの出口位置を配置したことを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載のジェットポンプ装置。
  7. 【請求項7】 前記フロートバルブの開弁時の燃料通過
    抵抗を前記ジェットポンプからの燃料通過抵抗より小さ
    くなるように構成したことを特徴とする請求項1ないし
    6のいずれかに記載のジェットポンプ装置。
  8. 【請求項8】 前記フロートバルブが、支軸を支点とし
    て揺動し略先端部にフロートが固定されたアームの揺動
    によって弁動作するように構成されたことを特徴とする
    請求項1ないし7のいずれかに記載のジェットポンプ装
    置。
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