JPH0986389A - リザーバ - Google Patents

リザーバ

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JPH0986389A
JPH0986389A JP6345596A JP6345596A JPH0986389A JP H0986389 A JPH0986389 A JP H0986389A JP 6345596 A JP6345596 A JP 6345596A JP 6345596 A JP6345596 A JP 6345596A JP H0986389 A JPH0986389 A JP H0986389A
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brake fluid
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾動時に注入口に至る液体の量を抑制するこ
とができるリザーバを提供する。 【解決手段】 液体が貯留されるリザーバ本体部13
と、該リザーバ本体部13へ外部から液体を注入するた
めの注入口とを有するものであって、リザーバ本体部1
3の一側の側部13Aに開口する連通口16と、該連通
口16から前記一側に対し反対側に回り込んで延出する
とともにその上方に前記注入口が設けられてなる回廊1
7を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に液体が貯留
されるリザーバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内部に液体が貯留されるリザーバ
として、例えば、車両におけるブレーキ装置のマスタシ
リンダに付設されてブレーキ液を貯留するものがある。
このようなリザーバは、液体が貯留されるリザーバ本体
部と、該リザーバ本体部内へ外部から液体を注入するた
めの注入口とを有するもので、リザーバ本体部の上方に
注入口が配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のリザーバにおいては、以下の問題があった。車両の
主として制動時あるいは加速時の前後方向の傾動時に、
共に傾動し、よって、リザーバ本体部内で水平を維持し
ようとするブレーキ液が傾動の大きさによっては注入口
まで至って該注入口に被せられたキャップとの隙間から
滲み出てしまう可能性がある。また、リザーバ本体部内
の液量不足を検知する検知センサを備えたリザーバにお
いては、上記のような傾動により、注入口にまでブレー
キ液が至ってしまうことになると、見かけ上、この注入
口に至った分だけブレーキ液がリザーバ本体部内に存在
しないことになるため、この分、リザーバ本体部内のブ
レーキ液が一時的に不足し、検知センサが液量不足と誤
検知してしまう可能性がある。
【0004】したがって、本発明の目的は、傾動時に注
入口に至る液体の量を抑制することができるリザーバを
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のリザーバは、液体が貯留さ
れるリザーバ本体部と、該リザーバ本体部へ外部から液
体を注入するための注入口とを有するものであって、前
記リザーバ本体部の一側の側部に開口する連通口と、該
連通口から前記一側に対し反対側に回り込んで延出する
とともにその上方に前記注入口が設けられてなる回廊と
を具備してなることを特徴としている。よって、請求項
1記載のリザーバによれば、傾動時に上下する位置に連
通口および注入口を配置することにより、傾動により連
通口側が注入口側に対し下方に位置した場合、リザーバ
本体部のブレーキ液は、連通口から回廊に出ても、該回
廊が反対側すなわち上方に位置している側に回り込んで
いるため、該反対側の注入口に至ることが防止され、他
方、傾動により連通口側が注入口側に対し上方に位置し
た場合、リザーバ本体部の液体は、連通口が上方に位置
しているため回廊に出ることはなく、注入口に至ること
も防止される。
【0006】また、本発明の請求項2記載のリザーバ
は、請求項1記載のものに関して、前記回廊は、前記注
入口の前記リザーバ本体に対し反対側にさらに延出する
延出部を有していることを特徴としている。よって、請
求項2記載のリザーバによれば、傾動により連通口側が
注入口側に対し上方に位置したときに、液体の過充填等
に起因して回廊にあった過剰な液体が注入口側に流れる
ことがあっても、該液体は、注入口を行過ぎて延出部に
貯められることになって、注入口に至ることが防止され
る。
【0007】さらに、本発明の請求項3記載のリザーバ
は、請求項1または2記載のものに関して、前記回廊に
は、凹部が前記注入口の下側に形成されていることを特
徴としている。よって、請求項3記載のリザーバによれ
ば、一旦注入口まで液体を満たした後に液体を注入口か
ら挿入される吸引ノズル等で吸い上げて回廊の下部に液
面を合わせるという充填方法を実施した場合に、吸引ノ
ズル等の先端を凹部に入り込ませて吸引を行えば、回廊
の下部を直接吸引ノズルで吸引するよりも、吸込む液体
が凹部に集められることにより液高さを確保できること
から、吸引を確実に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のリザーバの第1の実施の
形態について図1および図2を参照して以下に説明す
る。図1中符号11は車両用のブレーキ装置のマスタシ
リンダ、符号12は該マスタシリンダ11の上部に取り
付けられた本実施の形態のリザーバをそれぞれ示してい
る。リザーバ12は、側面部13A〜13Dを有する略
直方体形状をなし内部にブレーキ液が貯留されるリザー
バ本体部13と、該リザーバ本体部13の下部に設けら
れた、マスタシリンダ11への固定および内部連通用の
ボス部14とを有している。
【0009】リザーバ本体部13の、マスタシリンダ1
1における入力側(図における右側)に位置する側面部
13Aには、その上部に略長方形状の連通口16が開口
形成されている。また、側面部13Aおよびこれに隣り
合う側面部13Bには、これら側面部13A,13Bに
沿うとともにさらに側面部13Aに対し反対側の側面部
13Cに垂直をなして側方に延出する形状の回廊17が
形成されている。
【0010】すなわち、回廊17は、連通口16の下縁
部から側面部13A,13Bに垂直をなしつつこれら側
面部13A,13Bに沿って回り込みさらに側面部13
Cに垂直をなして外方に延出する略L字状の下板部17
aと、連通口16の側面部13Bに対し反対側の側縁部
近傍から側面部13Aに垂直をなして突出する側板部1
7bと、該側板部17bの先端部から下板部17aの側
面部13Aに対し反対側の端縁部に沿って形成された略
長方形状の側板部17cと、該側板部17cの側板部1
7bに対し反対側から下板部17aの側面部13Bに対
し反対側の端縁部に沿って形成された略長方形状の側板
部17dと、該側板部17dの側板部17cに対し反対
側から下板部17aの突出先端側の端縁部に沿って形成
された略長方形状の側板部17eと、該側板部17eの
側板部17dに対し反対側から下板部17aの側面部1
3B側の端縁部に沿って側面部13Cまで形成された略
長方形状の側板部17fと、連通口16の上縁部からこ
れらすべての側板部17b〜17fの上端縁部と側面部
13A,13Bとに連なるよう、下板部17aと平行に
形成された略L字状の上板部17gとを有している。こ
れにより、この回廊17には、連通口16に連通する通
路部18が内部に形成されている。
【0011】なお、上記回廊17およびリザーバ本体部
13は、側板部17b〜17fおよび側面部13A〜1
3Dが下板部17aと平行をなす切断面19で切断され
た二つの分割体20,21が接合されて構成されてなる
もので、各分割体20,21は、合成樹脂によりそれぞ
れ一体成形されている。そして、回廊17の、連通口1
6に対し反対側位置に、上板部17gおよび側板部17
eに連続して、通路部18に内部が連通し該通路部18
を介してリザーバ本体部13へ外部から液体を注入する
ための円筒状の注入部23が斜め上方に向けて突出形成
されている。この注入部23内にはストレーナ24が挿
入状態で取り付けられており、注入部23の開口部であ
る注入口25には、キャップ26が被せられている。
【0012】リザーバ本体部13内には、フロート28
が収納部29内に収納されており、該フロート28の下
側にはマグネット30が埋め込まれている。また、リザ
ーバ本体部13の収納部29内における底部には、マグ
ネット30の近接/離間によりON/OFFされるレベ
ルインジケータスイッチ31が設けられている。これに
より、規定量のブレーキ液が充填された状態では、ブレ
ーキ液に浮いたフロート28のマグネット30がレベル
インジケータスイッチ31から離間しており該レベルイ
ンジケータスイッチ31はOFF状態とされる。他方、
ブレーキ液が減少すると、図1に示すように、フロート
28のマグネット30がレベルインジケータスイッチ3
1に近接し該レベルインジケータスイッチ31がON状
態となる。このレベルインジケータスイッチ31のON
により図示せぬレベルインジケータが点灯して運転者に
警告する。
【0013】そして、このリザーバ12は、車両の停車
状態において回廊17の下板部17aが水平となりしか
も回廊17の長さ方向を車両の前後方向に沿わせかつ注
入口25側を前側に連通口16側を後側に配置した状態
で車両側に取り付けられることになる。また、このリザ
ーバ12は、図1に示すように、ブレーキ液の上限側の
液面高さであるMAX液面高さHが、回廊17の下板部
17aの上面より上側に設定されており、これにより、
車両が傾動せず水平状態にある場合、リザーバ本体部1
3と回廊17はブレーキ液の液面高さが一致している。
ここで、車両は、減速時には例えば1G程度の力がかか
り、加速時には例えば0.5G程度の力がかかることに
なるため、減速時の水平に対する傾き(前が後に対し下
がる方向の傾き)の絶対値が、加速時の水平に対する傾
き(後が前に対し下がる方向の傾き)の絶対値よりも大
きくなる。このため、上記のように連通口16を後側す
なわち下がる量の小さい側に配置するのである。具体的
に言えば、上記の方向に配置すると、図1における時計
回りの傾動(加速時の傾動)は反時計回りの傾動(減速
時の)より小さくなり、よって、逆に配置するよりも、
連通口16から回廊17に出るブレーキ液の量を小さく
できるのである。
【0014】このような構成の第1の実施の形態のリザ
ーバ12によれば、車両の加速時の傾動により、回廊1
7の後側の連通口16側が前側の注入口25側に対し下
方に位置した場合、リザーバ本体部13のブレーキ液
が、連通口16から通路部18に出ることになるが、該
通路部18が反対側すなわち上方に位置している車両前
方側に回り込んでいるため、注入口25に至ることが防
止されることになる。同時に、回廊17内にあったブレ
ーキ液も注入口25に対し反対側に流れ、注入口25に
至ることが防止されることになる。他方、車両の減速時
の傾動により連通口16側が注入口25側に対し上方に
位置した場合、リザーバ本体部13のブレーキ液は、連
通口16が上方に位置しているため通路部18に出るこ
とはなく、勿論注入口25側に至ることも防止される。
このため、回廊17内で注入口25側には、傾動前に回
廊17にあった一部のブレーキ液のみが至ることにな
る。このようにして、傾動時に回廊17内で注入口25
に至るブレーキ液の量を抑制することができる。しか
も、上記のように連通口16を車両の後側に向けている
ため、ブレーキ液が回廊17に出るのは傾動量の小さい
加速時となることから、その量を抑制することができ、
よって、加速から減速に切り換わって、減速時の傾動に
より加速時に回廊17に出された一部のブレーキ液が注
入口25側に至ってもその量を抑制することができる。
【0015】なお、このようにブレーキ液のMAX液面
高さHが回廊17の下板部17aの上面より上側に設定
されている場合には、傾動時に注入口25に至るブレー
キ液の量を抑制することができるが、回廊17にあった
一部が若干ながら回廊17内で注入口25側に至ること
になる。このため、限界角度(例えば45゜)まで傾動
した状態において、注入口25にブレーキ液が至ること
がないようブレーキ液のMAX液面高さHおよび注入口
25の高さが設定される。
【0016】また、図3に示す第2の実施の形態のよう
に、ブレーキ液のMAX液面高さHを回廊17の下板部
17aの上面に一致させて設定することも勿論できる。
この場合も、車両の加速時に、リザーバ本体部13のブ
レーキ液が連通口16から通路部18に出ても、上記と
同様に注入口25に至ることが防止されることになる。
他方、車両の減速時にも、リザーバ本体部13のブレー
キ液が上記と同様に注入口25側に至ることが防止さ
れ、このとき回廊17内にも基本的にはブレーキ液が存
在しないため、注入口25側には至ることがない。この
ようにして、傾動時に回廊17内で、ブレーキ液が注入
口25に至るのを防止することができる。
【0017】次に、本発明のリザーバの第2の実施の形
態について図3を参照して第1の実施の形態との相違部
分を中心に以下に説明し、第1の実施の形態と同様の部
分には同一の符号を付しその説明は略す。この第2の実
施の形態では、回廊17の下板部17aに、その注入口
25の下側となる位置に、該注入口25に挿入されるス
トレーナ24の先端部に形状が合うよう凹む凹部33を
設け、該ストレーナ24の先端部を該凹部33に嵌合さ
せている。これにより、第2の実施の形態では、一旦注
入口25までブレーキ液を満たした後にブレーキ液を注
入口25から吸引ノズル等でストレーナ24を介して吸
い上げて下板部17aの上面に液面を合わせるという充
填方法を実施した場合に、ストレーナ24の先端が凹部
33に入り込んで、MAX液面高さHまでの間の吸込端
の浸液が確保されることになるため、該ストレーナ24
を介して凹部33から吸引を行えば、下板部17aの上
面から吸引するよりも、吸込む液体が凹部33に集めら
れることにより液高さを確保できることから、吸引を確
実に行うことができる。したがって、吸い残し等を生じ
ることなく下板部17aの上面に液面を確実に合わせる
ことができる。このため、MAX液面高さHを下板部1
7aの上面に設定すれば、上記のような真空充填時のブ
レーキ液の吸い出し工程において、容易かつ少ない誤差
で吸い出しを行うことができ、よって、ブレーキ液を節
約することができるため、コストダウンを図ることがで
きる。また、ストレーナ24を介して吸引を行っても、
吸い残し等を生じることなく下板部17aの上面すなわ
ちMAX液面高さHに液面を確実に合わせることができ
るため、ストレーナ24を外す必要がなく、作業時間を
短縮することができる。勿論ストレーナ24を取り外し
て吸引ノズルを直接注入口25に挿入し凹部33にその
先端の吸引口を入れて吸引を行ってもよい。
【0018】次に、本発明のリザーバの第3の実施の形
態について図4を参照して第2の実施の形態との相違部
分を中心に以下に説明し、第2の実施の形態と同様の部
分には同一の符号を付しその説明は略す。この第3の実
施の形態では、回廊17が、注入口25のリザーバ本体
部13に対し反対側にさらに延出する延出部40を有し
ている。すなわち、側面部13Cに垂直をなして延出す
る下板部17a、下板部17aのリザーバ本体部13に
対し反対側の端縁部に沿って形成された側板部17d、
下板部17aのリザーバ本体部13側の端縁部に沿って
形成された側板部17f(図4においては図示略)およ
び下板部17aと平行に形成された上板部17gが、す
べて注入口25よりリザーバ本体部13に対し反対側に
さらに延出しており、これらの延出先端部に垂直をなし
て側板部17eが形成された形状をなしていて、これら
下板部17a、側板部17d、側板部17fおよび上板
部17gの注入口25より延出する部分と側板部17e
とで延出部40が構成されている。
【0019】このような第3の実施の形態によれば、車
両の加速による傾動時は上記と同様であり、他方、車両
の減速時の傾動により連通口16(図4においては図示
略)側が注入口25側に対し上方に位置したときに、ブ
レーキ液の過充填等に起因して、過剰な量(例えば第2
の実施の形態における注入口25の高さだけでは許容で
きない量)のブレーキ液が傾動前に回廊17にあり、こ
のブレーキ液が注入口25側に流れることがあっても、
該ブレーキ液は、注入口25を行過ぎて延出部40内に
貯められることになるため、注入口25に至ることが防
止される。したがって、回廊17の通路部18内にあっ
た過剰なブレーキ液が傾動時に注入口25側に流れるこ
とがあっても、注入口25に至ることを防止でき、よっ
て、注入口25からの液漏れをより確実に防止すること
ができる。
【0020】次に、本発明のリザーバの第4の実施の形
態について図5を参照して第3の実施の形態との相違部
分を中心に以下に説明し、第3の実施の形態と同様の部
分には同一の符号を付しその説明は略す。第4の実施の
形態では、回廊17の下板部17aに、該下板部17a
より一段凹んだ溝部41が、側板部17dに沿い、かつ
一端側を凹部33に連続させるとともに他端側を側面部
13A位置の手前まで延在させて形成されている。ま
た、この溝部41の底面41aの位置を、ブレーキ液の
MAX液面高さに一致させている。
【0021】このような第4の実施の形態によれば、車
両の加速による傾動時は上記と同様であり、他方、車両
の減速時の傾動により連通口16(図5においては図示
略)側が注入口25(図5においては図示略)側に対し
上方に位置したときに、ブレーキ液の過充填等に起因し
て、過剰なブレーキ液が傾動前に回廊17にあり、この
ブレーキ液が注入口25側に流れることがあっても、該
ブレーキ液は、延出部40および溝部41内に貯められ
ることになるため、注入口25に至ることが防止され
る。したがって、回廊17内にあった過剰なブレーキ液
が傾動時に注入口25側に流れることがあっても、注入
口25に至ることを防止でき、よって、注入口25から
の液漏れをさらに確実に防止することができる。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のリザーバによれば、傾動時に上下する位置に連通
口および注入口を配置することにより、傾動により連通
口側が注入口側に対し下方に位置した場合、リザーバ本
体部の液体は、連通口から回廊に出ても、該回廊が反対
側すなわち上方に位置している側に回り込んでいるた
め、該反対側の注入口に至ることが防止され、他方、傾
動により連通口側が注入口側に対し上方に位置した場
合、リザーバ本体部の液体は、連通口が上方に位置して
いるため回廊に出ることはなく、注入口に至ることも防
止される。したがって、傾動時に注入口に至る液体の量
を抑制することができ、よって、注入口からの液漏れを
防止することができる。
【0023】また、請求項2記載のリザーバによれば、
傾動により連通口側が注入口側に対し上方に位置したと
きに、液体の過充填等に起因して回廊にあった過剰な液
体が注入口側に流れることがあっても、該過剰な液体
は、注入口を行過ぎて延出部に貯められることになっ
て、注入口に至ることが防止される。したがって、液体
の過充填等に起因して回廊にあった過剰な液体が傾動時
に注入口側に流れることがあっても、注入口に至ること
を防止でき、よって、注入口からの液漏れをより確実に
防止することができる。
【0024】さらに、請求項3記載のリザーバによれ
ば、一旦注入口まで液体を満たした後に液体を注入口か
ら挿入される吸引ノズル等で吸い上げて回廊の下部に液
面を合わせるという充填方法を実施した場合に、吸引ノ
ズル等の先端を凹部に入り込ませて吸引を行えば、回廊
の下部を直接吸引ノズルで吸引するよりも、吸込む液体
が凹部に集められることにより液高さを確保できること
から、吸引を確実に行うことができる。したがって、吸
い残し等を生じることなく回廊の下部に液面を確実に合
わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリザーバの第1の実施の形態を示す側
断面図である。
【図2】本発明のリザーバの第1の実施の形態を示す、
図1におけるX−X線に沿う断面矢視図である。
【図3】本発明のリザーバの第2の実施の形態を示す一
部を断面とした側面図である。
【図4】本発明のリザーバの第3の実施の形態を示す一
部を断面とした側面図である。
【図5】本発明のリザーバの第4の実施の形態を示すも
ので、(a)は側面図、(b)は(a)におけるY−Y
線に沿う断面矢視図である。
【符号の説明】
12 リザーバ 13 リザーバ本体部 16 連通口 17 回廊 25 注入口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体が貯留されるリザーバ本体部と、該
    リザーバ本体部へ外部から液体を注入するための注入口
    とを有するリザーバにおいて、 前記リザーバ本体部の一側の側部に開口する連通口と、
    該連通口から前記一側に対し反対側に回り込んで延出す
    るとともにその上方に前記注入口が設けられてなる回廊
    とを具備してなることを特徴とするリザーバ。
  2. 【請求項2】 前記回廊は、前記注入口の前記リザーバ
    本体に対し反対側にさらに延出する延出部を有している
    ことを特徴とする請求項1記載のリザーバ。
  3. 【請求項3】 前記回廊には、凹部が前記注入口の下側
    に形成されていることを特徴とする請求項1または2記
    載のリザーバ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006519728A (ja) * 2003-03-08 2006-08-31 コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー 圧力流体供給用コンテナ
JP2016027979A (ja) * 2009-09-16 2016-02-25 コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー 特に液圧式車両ブレーキ装置用のコンテナ
US9956942B2 (en) 2013-11-01 2018-05-01 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Reservoir
JP2019202677A (ja) * 2018-05-24 2019-11-28 日立オートモティブシステムズ株式会社 マスタシリンダ

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