JP6451552B2 - 車両用燃料供給装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用燃料供給装置に関する。
車両用燃料装置の従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された車両用燃料供給装置が知られている。
特許文献1に開示された車両用燃料供給装置では、燃料タンク本体内にはサブタンクが設けられ、そのサブタンクから燃料ポンプによって燃料がエンジンに送られるようになっている。サブタンクは上面が開口した箱状構造のもので、その外周部分には、そのサブタンクの内外を連通させる迷路構造の燃料流入通路が設けられている。また、サブタンク内には、上面が開口したオーバーフローチャンバが設けられている。エンジンから戻される余剰の燃料は、リターン管路を通してそのオーバーフローチャンバに導入される。通常は、そのオーバーフローチャンバは戻り燃料で満杯となっている。車両の加減速あるいは旋回などによってサブタンク内の燃料が一側に片寄るときには、オーバーフローチャンバ内の燃料も同様に片寄り、そのチャンバから溢れ出ることによってサブタンク内の燃料量が増加する。
特開平5−124445号公報
しかしながら、特許文献1に開示された車両用燃料供給装置は、箱状構造のサブタンクは板材により形成することができるものの、箱状のオーバーフローチャンバを設ける必要がある。また、オーバーフローチャンバをサブタンクの上端との間に掛け渡す支持部材が必要であるほか、オーバーフローチャンバをサブタンクの底面及び側面から間隔を置いて位置する必要がある。このため、特許文献1に開示された車両用燃料供給装置は、構造が複雑になるという問題がある。
さらに言うと、特許文献1に開示された車両用燃料供給装置は、オーバーフローチャンバから溢れ出る燃料によりサブタンク内の燃料が増加するため、車両の加減速あるいは旋回など燃料の片寄りが一時的な場合には有効である。しかしながら、斜面の走行継続等により燃料の片寄った状態が継続する場合には、オーバーフローチャンバから溢れ出る燃料による増加だけでは、使用可能な燃料が不足するおそれがある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、形状の簡単な板材のみを用いた簡単な構造であって、しかも、燃料の片寄った状態が継続しても燃料不足を招くことのない車両用燃料供給装置の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、燃料を貯留するタンク本体と、前記タンク本体の内部と連通され、エンジンへ燃料を供給する燃料供給管と、前記タンク本体の内部と連通され、前記エンジンからの余剰燃料をタンク本体内へ戻す燃料戻し管と、前記タンク本体の内部における前記燃料供給管の端部に接続され、前記タンク本体の底部に載置されるフィルタと、を備えた車両用燃料供給装置において、前記タンク本体は、前記タンク本体の前部の前壁部と、前記タンク本体の後部の後壁部と、前記前壁部および前記後壁部と接続され、前後に延在する一対の側壁部と、前記タンク本体の底部の底壁部と、前記タンク本体の底壁部に立設され、一方の前記側壁部に接続され、他方の前記側壁部と離間する第1仕切り板と、前記第1仕切り板の非接続端から前後方向へ延在する第2仕切り板と、前記燃料供給管および前記燃料戻し管を含み、かつ、前記第1仕切り板に隣接する配管エリアを区画する第3仕切り板と、前記配管エリアを分割して、前記燃料供給管を含む燃料供給管エリアと、前記燃料戻し管を含む燃料戻し管エリアと、に区画する第4仕切り板と、を備え、一方の前記側壁部、前記第1仕切り板および前記第2仕切り板により堰部エリアが設定され、前記第3仕切り板は、前記第2仕切り板と対向し、前記第1仕切り板に接続される第1板部と、前記一方の側壁部と対向し、前記第1仕切り板と接続される第2板部と、前記第1板部と第2板部に接続される第3板部と、を備え、前記第1板部は、前記燃料供給管エリアと前記堰部エリアとを連通する第1切欠きを有し、前記第1切欠きは、前記第1板部における前記第1仕切り板との接続部に備えられ、前記底壁部の上面から前記第1切欠きの下縁までの高さは、予め設定された燃料エンプティの液面レベルよりも低く、前記第3仕切り板は、前記燃料戻し管エリアと前記堰部エリアとを連通する第2切欠きを有し、前記第2切欠きは、前記第2板部における前記第1仕切り板の接続部に備えられていることを特徴とする。
本発明では、車両が前後に傾斜し、燃料が前後に片寄っても、少なくとも燃料供給エリアに燃料が堰き止められて燃料供給管と接続されているフィルタが燃料の液面から露出されることはない。このため、燃料供給管が空気中に露出されて空気を吸い込むことはない。また、燃料の液面レベルが燃料エンプティの液面レベル以上にあれば、車両の前後の傾斜が一定時間継続する状態であっても、燃料供給管エリアにおける燃料は不足することはない。また、第1仕切り板、第2仕切り板、第3仕切り板および第4仕切り板は、形状の簡単な板材のみにより形成することができる。
また、燃料戻し管を通じてタンク本体に戻る燃料は、燃料戻し管エリアに貯留されるが、燃料戻し管エリアにおいて貯留される燃料の液面レベルが第2切欠きの下縁を超えると、堰部エリアへ流出する。燃料戻し管を通じてタンク本体に戻る燃料が高温であっても堰部エリアへ流出されるので、高温の燃料が一度に燃料供給管エリアに供給されることはない。
また、上記の車両用燃料供給装置において、前記第4仕切り板の高さは、前記燃料戻し管の下端より高く設定されているとともに、前記第1仕切り板および前記第3仕切り板の高さよりも低く設定されている構成としてもよい。
この場合、第4仕切り板の高さは、第1仕切り板および第3仕切り板の高さよりも低く設定されていることにより、車両が傾斜したときに、燃料供給管エリアから堰部エリアへ燃料が溢れるよりも先に、燃料戻し管エリアから燃料供給管エリアへ燃料が溢れる。その結果、燃料供給管エリアの燃料が不足し難くなる。
また、上記の車両用燃料供給装置において、前記第4仕切り板は、前記燃料戻し管エリアと前記燃料供給管エリアとを連通する連通孔を有する構成としてもよい。
この場合、燃料戻し管エリアの燃料の液面が連通孔の高さよりも高いときに、燃料戻し管エリアの燃料が連通孔を通じて燃料供給管エリアへ供給することができ、燃料供給管エリアの燃料が不足し難くなる。
また、上記の車両用燃料供給装置において、前記第2仕切り板は、前記タンク本体の内部において前後方向に移動する燃料を案内する構成としてもよい。
この場合、第2仕切り板は、タンク本体において前後方向に燃料が移動するとき案内する機能を果たし、堰部エリアにおける燃料を第1切欠きへ集めやすくすることができる。
また、本発明は、燃料を貯留するタンク本体と、前記タンク本体の内部と連通され、エンジンへ燃料を供給する燃料供給管と、前記タンク本体の内部と連通され、前記エンジンからの余剰燃料をタンク本体内へ戻す燃料戻し管と、前記タンク本体の内部における前記燃料供給管の端部に接続され、前記タンク本体の底部に載置されるフィルタと、を備えた車両用燃料供給装置において、前記タンク本体は、前記タンク本体の前部の前壁部と、前記タンク本体の後部の後壁部と、前記前壁部および前記後壁部と接続され、前後に延在する一対の側壁部と、前記タンク本体の底部の底壁部と、前記タンク本体の底壁部に立設され、一方の前記側壁部に接続され、他方の前記側壁部と離間する第1仕切り板と、前記第1仕切り板の非接続端から前後方向へ延在する第2仕切り板と、前記燃料供給管および前記燃料戻し管を含み、かつ、前記第1仕切り板に隣接する配管エリアを区画する第3仕切り板と、前記配管エリアを分割して、前記燃料供給管を含む燃料供給管エリアと、前記燃料戻し管を含む燃料戻し管エリアと、に区画する第4仕切り板と、を備え、一方の前記側壁部、前記第1仕切り板および前記第2仕切り板により堰部エリアが設定され、前記第3仕切り板は、前記第2仕切り板と対向し、前記第1仕切り板に接続される第1板部と、前記一方の側壁部と対向し、前記第1仕切り板と接続される第2板部と、前記第1板部と第2板部に接続される第3板部と、を備え、前記第1板部は、前記燃料供給管エリアと前記堰部エリアとを連通する第1切欠きを有し、前記第1切欠きは、前記第1板部における前記第1仕切り板との接続部に備えられ、前記底壁部の上面から前記第1切欠きの下縁までの高さは、予め設定された燃料エンプティの液面レベルよりも低く、前記燃料供給管と前記燃料戻し管は前後に並んで配置され、前記第4仕切り板は、前記底壁部から立設して前方へ延在する第1板部と、前記底壁部から立設して前記第1板部から一方の前記側壁部へ向けて延在し、前記燃料供給管と前記燃料戻し管の間に設けられる第2板部と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、形状の簡単な板材のみを用いた簡単な構造であって、しかも、燃料の片寄った状態が継続しても燃料不足を招くことのない車両用燃料供給装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る燃料供給装置の一部を破断した平面図である。 図1におけるA−A線矢視図である。 燃料供給装置の要部を前部側からみた斜視図である。 燃料供給装置の要部を後部側からみた斜視図である。 (a)は、前部が後部よりも低くなる降坂時の燃料供給装置を示し、(b)は、前部が後部よりも高くなる登坂時の燃料供給装置を示す。 別例に係る燃料供給装置の要部を前部側からみた斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両用燃料供給装置について図面を参照して説明する。本実施形態の車両燃料供給装置は、産業車両としてのエンジンフォークリフトに設けた例である。図示はされないが、車両用燃料供給装置はエンジンフォークリフトの車体に設けられている。
図1に示すように、車両用燃料供給装置(以下「燃料供給装置」と表記する)10は、略立方体のタンク本体11を備えている。図1においてタンク本体11の右方を前方とし、タンク本体11の左方を後方とし、図1において前後方向と直交する方向を幅方向(左右)とする。本実施形態のタンク本体11の長手方向は前後方向と一致する。タンク本体11は、タンク本体11の底部となる長方形の底壁部12を有する。底壁部12の一対の短辺は、前後に位置し、一対の長辺が左右に位置する。前部の短辺に沿って前壁部14が立設されており、後部の短辺に沿って後壁部13が立設されている。底壁部12の一対の長辺に沿って側壁部15が立設されている。側壁部15は後壁部13および前壁部14と接続されている。後壁部13、前壁部14および側壁部15の上部には、タンク本体11の上部となる天壁部16が接続されている。従って、タンク本体11の内部には、底壁部12、後壁部13、前壁部14、側壁部15および天壁部16により密閉された内部空間が形成されている。内部空間は燃料が貯留される空間である。本実施形態では、底壁部12、後壁部13、前壁部14、側壁部15および天壁部16は車体フレームの一部である。
タンク本体11の長手方向の中央付近には、エンジン(図示せず)へ燃料を供給するための燃料供給管17が設けられている。燃料供給管17はタンク本体11の外部からタンク本体11の内部へ連通する。燃料供給管17のタンク本体11の外部側の端部は、燃料ポンプ(図示せず)と接続されている。図2に示すように、燃料供給管17のタンク本体11の内部側の端部18は、底壁部12に接近して位置し、端部18にはフィルタ19が取り付けられている。フィルタ19は燃料中の異物の燃料供給管17への流入を防止するための部材であり、比較的柔軟な多孔質体である。燃料供給管17に空気が入ることは好ましくないため、フィルタ19は底壁部12に載置されている。燃料供給管17の端部18は、予め設定された燃料エンプティの液面レベルLよりも低い位置に設定されている。燃料エンプティの液面レベルLとは、タンク本体11において使用可能な燃料が無くなったことを示す燃料の液面レベルである。タンク本体11には、燃料の液面レベルが燃料エンプティの液面レベルL未満となったことを検知する液面レベルセンサ(図示せず)が設けられている。液面レベルセンサはフォークリフトのコントローラ(図示せず)と電気的に接続されている。
燃料供給管17の近傍には、エンジンからの余剰燃料をタンク本体11内へ戻す燃料戻し管20が設けられている。燃料戻し管20は、タンク本体11の外部からタンク本体11の内部へ連通する。燃料戻し管20のタンク本体11の外部側の端部は、エンジン(図示せず)と接続されている。図2に示すように、燃料戻し管20のタンク本体11の内部側の端部21は、燃料供給管17の端部18より後部にて底壁部12に接近して位置する。燃料戻し管20の端部21は、予め設定された燃料エンプティの液面レベルLよりも低い位置に設定されている。タンク本体11における燃料供給管17と燃料戻し管20は、互いに接近して配置されている。
図1に示すように、タンク本体11の底壁部12には、一方の側壁部15に接続されるとともに他方の側壁部15と離間する第1仕切り板25が立設されている。図2に示すように、第1仕切り板25の高さは、側壁部15の高さより低く設定されている。第1仕切り板25は、タンク本体11の内部空間を前後に分割し、タンク前室Cfとタンク後室Crを形成する。第1仕切り板25の一方の端部25Aは一方の側壁部15と接続されるが、タンク前室Cfとタンク後室Crを完全に仕切る訳ではなく、他方の側壁部15と第1仕切り板25の端部25Bとの間が離間している。第1仕切り板25の端部25Bは非接続端に相当する。他方の側壁部15と第1仕切り板25の端部25Bとの間が離間していることで、タンク前室Cfとタンク後室Crとの間は燃料の移動は自在である。本実施形態では、第1仕切り板25は、燃料戻し管20よりも後方に立設されている。
第1仕切り板25の端部25Bには、第2仕切り板26の端部26Aが接続されている。第2仕切り板26は第1仕切り板25と同じ高さに設定されている。第2仕切り板26は、端部25Bから後方へ延在するように立設され、他方の側壁部15と対向する。第2仕切り板26の端部26Aと反対側となる前部の端部26Bは、前壁部14と対向する。第2仕切り板26の端部26Bの前後方向の位置は燃料供給管17の位置よりも十分に前方である。本実施形態の第1仕切り板25と第2仕切り板26は、長方形の1枚の金属板を屈曲することによって形成され、溶接によりタンク本体11に接合されている。他方の側壁部15と第2仕切り板26との間には、タンク前室Cfとタンク後室Crとを連絡する前後に延在する通路P1が形成されている。底壁部12、一方の側壁部15、第1仕切り板25および第2仕切り板26は、タンク本体11の後部が下がり前部が上がって傾斜する状態に燃料が堰き止められる堰部エリアEをタンク前室Cf側に形成する。
タンク本体11は、第1仕切り板25に隣接して、燃料供給管17および燃料戻し管20を含む配管エリアを区画する第3仕切り板27を備えている。第3仕切り板27は、平面視略U字状に屈曲された金属板により形成されており、溶接により底壁部12および第1仕切り板25に接合されている。第3仕切り板27は、第1板部28、第2板部29および第3板部30を備えている。第1板部28は、第2仕切り板26の近傍にて第1仕切り板25に接続され、前方へ延在するように立設されている。第2板部29は、一方の側壁部15の近傍にて第1仕切り板25に接続され、前方へ延在するように立設されている。従って、第1板部28と第2板部29は互いに平行である。第3板部30は、幅方向に立設され、第1板部28および第2板部29の前端と接続されている。第1仕切り板25と接続される第3仕切り板27の端部27Aは第1板部28の端部であり、第1仕切り板25と接続される第3仕切り板27の端部27Bは第2板部29の端部である。第3仕切り板27は、堰部エリアEにおいて燃料供給管17および燃料戻し管20を含む平面視矩形の配管エリアが区画されている。この配管エリアは第1仕切り板25に隣接するエリアである。
第2仕切り板26と第3仕切り板27の第1板部28は互いに平行であり、前後に延在する通路P2を形成する。第3仕切り板27の第1仕切り板25側となる端部27A付近には、所定の前後の長さを有する第1切欠き31が備えられている。つまり、第1板部28における第1仕切り板25との接続部に第1切欠き31が備えられている。図3に示すように、第1切欠き31は、通路P2と配管エリアとの間にて燃料の移動を可能にする。また、一方の側壁部15と第3仕切り板27の第2板部29は互いに平行であり、前後に延在する通路P3を形成する。第1切欠き31の下端の底壁部12の上面からの高さは、燃料エンプティの液面レベルLよりも低く設定されている。第3仕切り板27の第1仕切り板25側となる端部27B付近には、所定の前後の長さを有する第2切欠き32が備えられている。つまり、第2板部29における第1仕切り板25との接続部に第2切欠き32が備えられている。第2切欠き32は、通路P3と配管エリアとの間にて燃料の移動を可能とする。第2切欠き32の下端の底壁部12の上面からの高さは、第1切欠き31の下縁の高さよりも高く、燃料エンプティの液面レベルLよりも低く設定されている。
配管エリアには、配管エリアを分割する第4仕切り板33が立設されている。第4仕切り板33は、平面視略L字状に屈曲された金属板により形成されており、溶接により底壁部12、第1仕切り板25および第3仕切り板27に接合されている。第4仕切り板33は、配管エリアを、燃料供給管17を含む燃料供給管エリアS1と、燃料戻し管20を含む燃料戻し管エリアS2と、に区画する仕切り板である。第4仕切り板33は、第1板部34および第2板部35を備えている。第1板部34は、第1仕切り板25に接続され、前方へ延在するように立設されている。第2板部35は、第1板部34の前端から一方の側壁部15へ向けて幅方向に延在して立設され、第3仕切り板27の第2板部29に接続されている。第2板部35の後方に燃料戻し管20が位置し、第2板部35の前方に燃料供給管17が位置する。第1仕切り板25と接続される第4仕切り板33の端部33Aは、第1板部34の端部であり、第3仕切り板27と接続される第4仕切り板33の端部33Bは、第2板部35の端部である。第4仕切り板33の高さは、燃料戻し管20の端部21より高く設定されているとともに、第1仕切り板25および第3仕切り板27の高さよりも低く設定されている。
燃料供給管エリアS1は、第1仕切り板25の一部と、第3仕切り板27の第1板部28、第2板部29の一部および第3板部30と、第4仕切り板33と、により区画されている。燃料戻し管エリアS2は、第1仕切り板25の一部と、第3仕切り板27の第2板部29の一部と、第4仕切り板33と、により区画されている。燃料戻し管エリアS2は、第4仕切り板33により燃料供給管エリアS1と隔絶されている。燃料供給管エリアS1は、堰部エリアEから通路P2および第1切欠き31を通じて燃料の供給を受けるエリアである。燃料戻し管エリアS2は、燃料戻し管20からタンク本体11へ戻る燃料が貯留されるエリアであり、第2切欠き32から通路P3を通じて堰部エリアEへ燃料を流出するエリアである。
本実施形態では、図4に示すように、第4仕切り板33の第1板部34に連通孔36が設けられている。連通孔36は、燃料戻し管エリアS2から燃料供給管エリアS1へ燃料を供給するための孔である。連通孔36の大きさおよび位置は、第2切欠き32から通路P3への燃料の流出を妨げない程度の少量の燃料を通す小径孔である。連通孔36の高さは、後部が前部より高くなる前後の傾斜時における傾斜角度に基づいて設定されている。
次に、本実施形態の燃料供給装置10の作用について説明する。
タンク本体11に燃料が給油された状態にて、フォークリフトが始動されると、タンク本体11内の燃料が、燃料ポンプにより燃料供給管17から汲み上げられてエンジンに供給される。エンジンに供給された燃料はエンジンの燃焼に使用されるが、使用されない余剰燃料は、燃料戻し管20を通じてタンク本体11へ戻される。エンジンから戻される燃料の温度は、供給される燃料の温度と比較して十分に高温である。燃料供給管17を通じて汲み上げられる燃料の時間あたりの供給量は、燃料戻し管20を通じてタンク本体11へ戻される燃料の時間あたりの戻り量よりも多い。
フォークリフトが水平面を走行したり、水平面に停止して荷役作業を行ったりする場合、タンク本体11内の燃料はタンク本体11において片寄ることは殆どない。タンク本体11内の燃料が使用されて、燃料の液面レベルが燃料エンプティの液面レベルL未満になると、液面レベルセンサが検知して検知信号がコントローラへ伝達される。コントローラでは燃料の液面レベルが燃料エンプティの液面レベルL未満になったことが認識され、コントローラは燃料エンプティの警告を出す。因みに、燃料の液面レベルが、燃料エンプティの液面レベルLよりも下がると、燃料供給管17が備えるフィルタ19が空気中に露出する可能性が高くなる。フィルタ19が空気中に露出されると、燃料供給管17に空気が入り込む。空気を含む燃料がエンジンに供給されると、エンジンの燃焼に悪影響が生じる。
一方、燃料戻し管20からの燃料は、燃料戻し管エリアS2に存在する燃料中に戻される。タンク本体11が水平状態では、燃料戻し管エリアS2の燃料は、燃料戻し管20からの燃料の戻りが継続されることにより、第2切欠き32から通路P3へ溢れ出す。通路P3へ溢れだした燃料は堰部エリアEへ流出する。堰部エリアEへ流出した分は、タンク本体11における燃料の液面レベルを高くするが、タンク前室Cfは通路P1を通じて燃料が増え、燃料供給管エリアS1では通路P2と第1切欠き31を通じて燃料が増える。フォークリフトが水平状態では、タンク本体11内における燃料の液面レベルはタンク本体11内のいずれの位置でも同じレベルである。
ところで、フォークリフトは傾斜した路面を走行することがあるほか、傾斜した路面にて一時的に停止する場合もある。図5(a)は、フォークリフトが前後に傾斜する状態であって、フォークリフトの後部が前部よりも高くなる降坂時の燃料供給装置10を示す。また、図5(b)は、フォークリフトが前後に傾斜する状態であって、フォークリフトの前部が後部よりも高くなる登坂時の燃料供給装置10を示す。図5(a)、図5(b)はいずれも、燃料の液面レベルが傾斜していない状態では燃料エンプティの液面レベルLにある。
図5(a)では、タンク本体11の後部が前部より高いため、大部分の燃料はタンク前室Cfへ移動する。傾斜しない状態にてタンク後室Crに存在した燃料は、傾斜に伴い他方の側壁部15および第2仕切り板26に案内されつつ通路P1を通りタンク前室Cfへ移動する。燃料供給管エリアS1および燃料戻し管エリアS2では、第3仕切り板27、第4仕切り板33により燃料の一部が堰き止められる。第3仕切り板27、第4仕切り板33により堰き止められる燃料Fの液面の高さは、第1切欠き31および第2切欠き32の下端により規定される。第3仕切り板27、第4仕切り板33により堰き止められる燃料Fの量は、燃料供給管17のフィルタ19を空気中に露出させないために十分な量である。第3仕切り板27、第4仕切り板33により堰き止められる燃料Fの量は、図5(a)に示す傾斜状態が数分間継続しても、フィルタ19が空気中に露出されない量である。傾斜状態が継続することにより、燃料供給管エリアS1における燃料の液面レベルと燃料戻し管エリアS2における燃料の液面レベルとの間に差が生じる。
本実施形態では、図5(a)のタンク本体11内の燃料が前部へ移動しようとする前傾状態では、連通孔36(図5では図示されない)から僅かな量の燃料が燃料戻し管エリアS2から燃料供給管エリアS1へ供給される。このため、図5(a)に示す傾斜状態が継続し、燃料の汲み上げによる燃料供給管エリアS1の液面レベルの低下が緩和される。連通孔36を通じた燃料の供給は、フィルタ19の空気中への露出を回避することに対して貢献する。
図5(b)では、タンク本体11の前部が後部より高いため、タンク前室Cfの燃料は後部へ向けて移動するが、タンク前室Cfの燃料のうち、通路P1を通る燃料は他方の側壁部15および第2仕切り板26に案内されつつタンク後室Crへ移動する。タンク前室Cfの燃料のうち、通路P1を通らない燃料は、堰部エリアEにて堰き止められる。具体的には、一方の側壁部15、第1仕切り板25、および第2仕切り板26が通路P1を通らない燃料を堰き止める。本実施形態では、一方の側壁部15と第2仕切り板26との間の距離(堰部エリアEの幅)は、他方の側壁部15と第2仕切り板26との間の距離(通路P1の幅)よりも十分に大きく設定されている。このため、タンク前室Cfの燃料の大部分が堰部エリアEに堰き止められる。堰部エリアEに堰き止められる燃料の一部は、通路P3および第1切欠き31を通じて燃料供給管エリアS1へ流れ込むほか、通路P2および第2切欠き32を通じて燃料戻し管エリアS2へ流れ込む。
堰部エリアEにおける燃料Fの液面レベルは、一義的には第2仕切り板26の前端である端部26Bにより規定され、傾斜角度によっては第1仕切り板25の上端部により規定される。燃料Fの液面レベルが第1仕切り板25の上端部により規定される場合は、堰部エリアEに堰き止められた燃料の一部が第1仕切り板25を乗り越えてタンク後室Crへ流れ込むことにより燃料Fの液面レベルが規定される。堰部エリアEにおいて堰き止められる燃料Fの量は、燃料供給管17のフィルタ19を空気中に露出させないために十分な量である。また、堰部エリアEにおいて堰き止められる燃料Fの量は、図5(b)に示すタンク本体11内の燃料が後部へ移動しようとする後傾状態が数分間継続しても、フィルタ19が空気中に露出されず、燃料戻し管20についても端部21が空気中に露出されない量である。
本実施形態の燃料供給装置10は、図示されないが、フォークリフトの前後の傾斜だけでなく幅方向の傾斜に対しても、燃料供給管17のフィルタ19を空気中への露出させないように、燃料の液面レベルが規定される。なお、フォークリフトの車体の幅方向の傾斜は、車体の前後の傾斜と比較して小さく設定されている。これは、フォークリフトの前後方向の傾斜が大きくても幅方向の傾斜よりも車体の安定性が損なわれ難いためである。
また、フォークリフトの加速時や減速時においても、少なくとも燃料供給管エリアS1に燃料が堰き止められ、フィルタ19の空気中への露出や燃料戻し管20の端部21の空気中への露出が回避される。フォークリフトの加速時には燃料供給管エリアS1および燃料戻し管エリアS2に燃料が堰き止められる。フォークリフトの減速時には、堰部エリアEに燃料が堰き止められ、その結果、燃料供給管エリアS1には十分な燃料が存在することになる。
ところで、本実施形態では、フォークリフトの前後方向の最大傾斜角度を30°と設定しているほか、通常の使用条件では傾斜角度は15°以下が想定されている。第1仕切り板25、第2仕切り板26および第3仕切り板27の高さは、前後方向の最大傾斜角度に基づき設定されている。また、第1切欠き31、第2切欠き32の下縁の高さも前後方向の最大傾斜角度に基づき設定されている。さらに、第2仕切り板26の端部26Bは、前部が後部より高くなる前後の傾斜時の傾斜角度に基づいて設定されている。さらに、第1仕切り板25に対する第3仕切り板27の第3板部30の前後方向の位置は、燃料エンプティの液面レベルLおよび前後方向の最大傾斜角度に基づき設定されている。第1仕切り板25の立設位置を燃料戻し管20に接近させるにつれて燃料供給管エリアS1と燃料戻し管エリアS2は小さくなる。そして、第3仕切り板27の第3板部30の立設位置が燃料供給管17に接近するにつれて燃料供給管エリアS1はさらに小さくなる。燃料供給管エリアS1が小さくなると、前部が後部より低くなる傾斜時における燃料供給管エリアS1における燃料の液面レベルの高さはより高くなるが、燃料供給管エリアS1に堰き止められる燃料の量も少なくなる。
本実施形態の燃料供給装置10によれば以下の作用効果を奏する。
(1)フォークリフトが前後に傾斜し、タンク本体11内の燃料が前後に片寄っても、少なくとも燃料供給管エリアS1に燃料が留まって燃料供給管17と接続されているフィルタ19が燃料の液面から空気中に露出されることはない。このため、燃料供給管17が空気を吸い込むことはない。また、燃料の液面レベルが燃料エンプティの液面レベルL以上であれば、フォークリフトの前後の傾斜が一定時間継続する状態であっても、燃料供給管エリアS1における燃料は不足することはない。また、燃料戻し管20の端部21が空気中に露出されることはなく、タンク本体11に戻される燃料に空気が入り込み難い。
(2)第1仕切り板25、第2仕切り板26、第3仕切り板27および第4仕切り板33は、形状の簡単な板材のみにより形成することができる。その結果、燃料供給管17および燃料戻し管20を備えるタンク本体11に対して、第1仕切り板25、第2仕切り板26、第3仕切り板27および第4仕切り板33を追加することのみによって、燃料供給装置10を実現することができる。従って、燃料供給装置10の構造は従来よりも簡単であり、製作コストを削減することができる。また、第1仕切り板25、第2仕切り板26、第3仕切り板27および第4仕切り板33を追加するため、タンク本体11の形状や燃料供給管17および燃料戻し管20の位置を変更する必要がない。さらに、第1仕切り板25、第2仕切り板26、第3仕切り板27および第4仕切り板33における接合部位はいずれも直線状であり、タンク本体11等への接合のための溶接作業が直線状の溶接で済み、溶接作業が容易である。
(3)燃料戻し管20を通じてタンク本体11に戻る燃料は、燃料戻し管エリアS2に貯留されるが、燃料戻し管エリアS2において貯留される燃料の液面レベルが第2切欠き32の下縁を超えると、通路P3を通って堰部エリアEへ流出する。燃料戻し管20を通じてタンク本体11に戻る燃料が高温であっても、通路P3を通じて堰部エリアEへ流出されるので、流出された燃料は冷却される。このため、高温の燃料が直ぐに燃料供給管エリアS1に供給されることはない。
(4)第4仕切り板33の高さは、第1仕切り板25および第3仕切り板27の高さよりも低く設定されている。このため、フォークリフトが前後に傾斜したときに、燃料供給管エリアS1から堰部エリアEへ燃料が溢れるよりも先に、燃料戻し管エリアS2から燃料供給管エリアS1へ燃料が溢れる。その結果、燃料供給管エリアS1の燃料が不足し難くなる。
(5)燃料戻し管エリアS2の燃料の液面が連通孔36の高さよりも高いときに、燃料戻し管エリアS2の燃料が連通孔36を通じて燃料供給管エリアS1へ供給することができ、燃料供給管エリアS1の燃料がより不足し難くなる。
(6)タンク本体の燃料搭載量が制約を受ける場合であっても、第1仕切り板25〜第4仕切り板33を追加することにより、第1仕切り板25〜第4仕切り板33が設けられない場合と比べて燃料エンプティの液面レベルを低下させることができる。つまり、タンク本体の容積が削減される場合でも、タンク本体において使用可能な燃料を低下させることがない。
(7)第2仕切り板26は、タンク本体11において前後方向に燃料が移動するとき案内する機能を果たし、堰部エリアEにおける燃料を第1切欠き31へ集め易くすることができる。
(8)第1仕切り板25がタンク本体11を前後にほぼ2分割し、一方の側壁部15、第1仕切り板25および第2仕切り板26により堰部エリアEが形成され、第1仕切り板25に隣接して燃料供給管エリアS1が区画されている。このため、車体の前部が後部より高くなる傾斜のとき、タンク前室Cfの燃料の殆どを堰部エリアEに液止めることができ、燃料供給管エリアS1に留め易い。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、第3仕切り板の第2板部に第2切欠きを設けるようにしたが、第2切欠き形成する位置は第2板部に限らない。例えば、図6に示す別例に係る燃料供給装置40のように、第1板部28に第2切欠き41を設けてもよい。別例に係る燃料供給装置40によれば、第2切欠き41を通じて燃料戻し管エリアS2から燃料供給管エリアS1に燃料を流出することができ、燃料の片寄った状態が継続してもフィルタ19が燃料の液面から露出されることはない。第2切欠き41は第1板部28に限らず第3板部30に設けてもよい。なお、第1板部28又は第3板部30に第2切欠き41を設ける場合、燃料戻し管20を通じてタンク本体11に戻される燃料高温の燃料が、直ぐに燃料供給管17に汲み上げられず、冷却されてから燃料供給管17に汲み上げられることが好ましい。また、第1板部28又は第3板部30に第2切欠き41を設ける場合、連通孔36を設ける必要はない。
○ 上記の実施形態では、第3仕切り板の第1板部に、燃料戻し管エリアから燃料供給管エリアへ燃料を通す連通孔が設けられたが、連通孔の位置は第1板部に限定されない。例えば、連通孔を第3仕切り板の第2板部に設けてもよい。あるいは、連通孔を設けない第3仕切り板としてもよい。
○ 上記の実施形態では、第1切欠きと第2切欠きの下縁の高さを互いに同じとしたが、この限りではない。例えば、第2切欠きの下縁の高さを、第1切欠きの下縁の高さより高くしてもよい。
○ 上記の実施形態では、第4仕切り板の高さは、燃料戻し管の下端より高く設定されているとともに、第1仕切り板および第3仕切り板の高さよりも低く設定したが、この限りではない。例えば、第4仕切り板の高さを、第1仕切り板および第3仕切り板の高さと同じ高さとなるようにしてもよい。第4仕切り板の高さは、少なくとも、燃料戻し管の下端より高く設定されていればよい。
○ 上記の実施形態では、車体の前部が後部より低くなる傾斜のとき、燃料供給管エリアおよび燃料戻し管エリアに燃料が堰き止められ、車体の前部が後部より高くなる傾斜のとき、堰部エリアに燃料が堰き止められるとしたが、この限りではない。例えば、車両用燃料供給装置の前後を逆にしてもよい。この場合、車体の前部が後部より低くなる傾斜のとき、堰部エリアに燃料が堰き止められ、車体の前部が後部より高くなる傾斜のとき、燃料供給管エリアおよび燃料戻し管エリアに燃料が堰き止められる。
○ 上記の実施形態では、第1仕切り板と第2仕切り板は、長方形の金属板の屈曲により形成するとしたがこの限りではない。例えば、第1仕切り板と第2仕切り板をそれぞれ別に用意して、第1仕切り板と第2仕切り板を溶接により接続してもよい。第3仕切り板や第4仕切り板についても、金属板の屈曲に代えて、各板部を溶接することにより接続してもよい。
○ 上記の実施形態では、車両として荷役車両であるフォークリフトに適用した例を説明したが、車両は荷役車両や建設車両を含む産業車両に限定する趣旨ではない。例えば、乗用車や大型トラック等の自動車に、本発明を適用してもよい。
10 車両用燃料供給装置
11 タンク本体
12 底壁部
13 後壁部
14 前壁部
15 側壁部
17 燃料供給管
18 端部(燃料供給管)
19 フィルタ
20 燃料戻し管
21 端部(燃料戻し管)
25 第1仕切り板
25A 端部(一方)
25B 端部(他方)
26 第2仕切り板
26A 端部(後端)
26B 端部(前端)
27 第3仕切り板
31 第1切欠き
32 第2切欠き
33 第4仕切り板
36 連通孔
Cf タンク前室
Cr タンク後室
L 燃料エンプティの液面レベル
P1、P2、P3 通路
E 堰部エリア
S1 燃料供給管エリア
S2 燃料戻し管エリア

Claims (5)

  1. 燃料を貯留するタンク本体と、
    前記タンク本体の内部と連通され、エンジンへ燃料を供給する燃料供給管と、
    前記タンク本体の内部と連通され、前記エンジンからの余剰燃料をタンク本体内へ戻す燃料戻し管と、
    前記タンク本体の内部における前記燃料供給管の端部に接続され、前記タンク本体の底部に載置されるフィルタと、を備えた車両用燃料供給装置において、
    前記タンク本体は、
    前記タンク本体の前部の前壁部と、
    前記タンク本体の後部の後壁部と、
    前記前壁部および前記後壁部と接続され、前後に延在する一対の側壁部と、
    前記タンク本体の底部の底壁部と、
    前記タンク本体の底壁部に立設され、一方の前記側壁部に接続され、他方の前記側壁部と離間する第1仕切り板と、
    前記第1仕切り板の非接続端から前後方向へ延在する第2仕切り板と、
    前記燃料供給管および前記燃料戻し管を含み、かつ、前記第1仕切り板に隣接する配管エリアを区画する第3仕切り板と、
    前記配管エリアを分割して、前記燃料供給管を含む燃料供給管エリアと、前記燃料戻し管を含む燃料戻し管エリアと、に区画する第4仕切り板と、を備え、
    一方の前記側壁部、前記第1仕切り板および前記第2仕切り板により堰部エリアが設定され、
    前記第3仕切り板は、
    前記第2仕切り板と対向し、前記第1仕切り板に接続される第1板部と、
    前記一方の側壁部と対向し、前記第1仕切り板と接続される第2板部と、
    前記第1板部と第2板部に接続される第3板部と、を備え、
    前記第1板部は、前記燃料供給管エリアと前記堰部エリアとを連通する第1切欠きを有し、
    前記第1切欠きは、前記第1板部における前記第1仕切り板との接続部に備えられ、
    前記底壁部の上面から前記第1切欠きの下縁までの高さは、予め設定された燃料エンプティの液面レベルよりも低く、
    前記第3仕切り板は、前記燃料戻し管エリアと前記堰部エリアとを連通する第2切欠きを有し、
    前記第2切欠きは、前記第2板部における前記第1仕切り板の接続部に備えられていることを特徴とする車両用燃料供給装置。
  2. 前記第4仕切り板の高さは、前記燃料戻し管の下端より高く設定されているとともに、前記第1仕切り板および前記第3仕切り板の高さよりも低く設定されていることを特徴とする請求項1記載の車両用燃料供給装置。
  3. 前記第4仕切り板は、前記燃料戻し管エリアと前記燃料供給管エリアとを連通する連通孔を有することを特徴とする請求項2記載の車両用燃料供給装置。
  4. 前記第2仕切り板は、前記タンク本体の内部において前後方向に移動する燃料を案内することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の車両用燃料供給装置。
  5. 燃料を貯留するタンク本体と、
    前記タンク本体の内部と連通され、エンジンへ燃料を供給する燃料供給管と、
    前記タンク本体の内部と連通され、前記エンジンからの余剰燃料をタンク本体内へ戻す燃料戻し管と、
    前記タンク本体の内部における前記燃料供給管の端部に接続され、前記タンク本体の底部に載置されるフィルタと、を備えた車両用燃料供給装置において、
    前記タンク本体は、
    前記タンク本体の前部の前壁部と、
    前記タンク本体の後部の後壁部と、
    前記前壁部および前記後壁部と接続され、前後に延在する一対の側壁部と、
    前記タンク本体の底部の底壁部と、
    前記タンク本体の底壁部に立設され、一方の前記側壁部に接続され、他方の前記側壁部と離間する第1仕切り板と、
    前記第1仕切り板の非接続端から前後方向へ延在する第2仕切り板と、
    前記燃料供給管および前記燃料戻し管を含み、かつ、前記第1仕切り板に隣接する配管エリアを区画する第3仕切り板と、
    前記配管エリアを分割して、前記燃料供給管を含む燃料供給管エリアと、前記燃料戻し管を含む燃料戻し管エリアと、に区画する第4仕切り板と、を備え、
    一方の前記側壁部、前記第1仕切り板および前記第2仕切り板により堰部エリアが設定され、
    前記第3仕切り板は、
    前記第2仕切り板と対向し、前記第1仕切り板に接続される第1板部と、
    前記一方の側壁部と対向し、前記第1仕切り板と接続される第2板部と、
    前記第1板部と第2板部に接続される第3板部と、を備え、
    前記第1板部は、前記燃料供給管エリアと前記堰部エリアとを連通する第1切欠きを有し、
    前記第1切欠きは、前記第1板部における前記第1仕切り板との接続部に備えられ、
    前記底壁部の上面から前記第1切欠きの下縁までの高さは、予め設定された燃料エンプティの液面レベルよりも低く、
    前記燃料供給管と前記燃料戻し管は前後に並んで配置され、
    前記第4仕切り板は、
    前記底壁部から立設して前方へ延在する第1板部と、
    前記底壁部から立設して前記第1板部から一方の前記側壁部へ向けて延在し、前記燃料供給管と前記燃料戻し管の間に設けられる第2板部と、を備えていることを特徴とする車両用燃料供給装置。
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