JP6658477B2 - 添加剤容器 - Google Patents
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Description
(3)一端が前記ベント弁に接続され、他端が大気開放されるベント管と、前記上面に溝状に凹設されて前記ベント管を収納する第一収納部とを備えることが好ましい。
(4)前記上面に溝状に凹設されて前記レベリング管を収納する第二収納部を備えることが好ましい。
(5)前記第二収納部が、前記第一収納部と平行に配設されることが好ましい。
(7)前記溝部が、前記第二凹部から前記外縁に向かう下り勾配の底を有することが好ましい。
(8)前記溝部が、前記車両の前後方向に延設されることが好ましい。
(9)前記第二凹部と前記レベリング管との接続箇所に設けられ、補充された添加剤の液面上昇に伴い前記レベリング管を閉塞するレベリング弁を備えることが好ましい。
本実施形態の添加剤容器10(以下、単にタンク10と呼ぶ)は、排気浄化用の尿素SCRシステム(Urea Selective Catalytic Reduction System)で使用される液状の添加剤(例えば、尿素水溶液,アンモニア水溶液など)を貯留する樹脂製の容器であり、図1に示す車両20のフロア下に配置される。尿素SCRシステムとは、エンジンの排ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化するための排気浄化システムの一種である。本実施形態の尿素SCRシステムでは、排気通路25上に介装されたNOx選択還元触媒の上流側で尿素水溶液が噴射され、尿素の加水分解によって生成されるアンモニアを還元剤として、NOxが触媒上で窒素に還元される。この種の尿素SCRシステムは、ディーゼルエンジンやリーンバーンエンジンを搭載した自動車や作業機械,船舶,発電施設などにおいて、広く普及している。
[1]第一凹部1の内側にベント弁4を取り付けることで、車体傾斜の大小に関わらず、ベント弁4を添加剤に液没しにくくすることができる。また、第一凹部1よりも下方まで凹設された第二凹部2の内側にレベリング管7を接続することで、車体傾斜の大小に関わらず、ベント弁4が機能しうる上限液面を設定することができ、添加剤の容量を確保することができる。加えて、タンク10の上面3が第一凹部1の周囲で隆起した形状となることから、タンク10の内部容量を増大させることができ、車体傾斜によるベント弁4の液没を抑制することができる。さらに、第二凹部2のへこみの深さを大きくすれば、タンク10の内部におけるレベリング管7の管長を短くすることができる。したがって、レベリング管7の振動や破損を防止することができ、タンク10の保護性を向上させることができる。
[8]さらに、溝部9の延在方向を車両20の前後方向にすることで、車両20の加減速によって生じる慣性力を利用して、第二凹部2からの排水性をさらに向上させることができ、レベリング管7の保護性をさらに向上させることができる。
上述の実施形態では、タンク10の第二凹部2にレベリング管7を直接的に接続した構造を例示したが、レベリング弁6を介してレベリング管7を接続してもよい。つまり、図4(D)に示すように、第二凹部2にレベリング弁6を取り付けるとともに、レベリング弁6に対してレベリング管7を接続した構造とすることも考えられる。この場合においても、少なくとも上述の実施形態と同様の作用,効果を奏するものとなる。また、添加剤の補充時に、レベリング管7の内部に添加剤が進入することを防止できることから、残留添加剤によるレベリング管7の変形や腐食を防止することができる。したがって、レベリング管7の保護性を向上させることができる。
2 第二凹部
3 上面
4 ベント弁
5 ベント管
6 レベリング弁
7 レベリング管
8 下端部
9 溝部
10 タンク(添加剤容器)
11 第一収納部
12 第二収納部
13 補給用筒管
14 補給口
15 フィルタ
16 上端部
20 車両
21 サイドメンバ
22 クロスメンバ
23 フロアパネル
25 排気通路
26 尿素水ポンプ
27 尿素水配管
28 尿素水インジェクタ
31 上段
32 中段
33 下段
Claims (9)
- エンジンの排気を浄化する添加剤を貯留し、車両に搭載される添加剤容器において、
上面に凹設された第一凹部と、
前記第一凹部の内側に取り付けられ、内部圧力を大気圧近傍に維持するベント弁と、
前記第一凹部よりも下方まで凹設され、前記第一凹部に隣接配置された第二凹部と、
前記第二凹部の内側に接続され、前記添加剤を補充する際に大気開放されて上限液面を規定するレベリング管と
を備えることを特徴とする、添加剤容器。 - 前記第二凹部が、前記第一凹部と車幅方向に隣接して配置される
ことを特徴とする、請求項1記載の添加剤容器。 - 一端が前記ベント弁に接続され、他端が大気開放されるベント管と、
前記上面に溝状に凹設されて前記ベント管を収納する第一収納部とを備える
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の添加剤容器。 - 前記上面に溝状に凹設されて前記レベリング管を収納する第二収納部を備える
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の添加剤容器。 - 前記第二収納部が、前記第一収納部と平行に配設される
ことを特徴とする、請求項3に従属する請求項4に記載の添加剤容器。 - 前記第二凹部から外縁に向かって溝状に凹設された溝部を備える
ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の添加剤容器。 - 前記溝部が、前記第二凹部から前記外縁に向かう下り勾配の底を有する
ことを特徴とする、請求項6記載の添加剤容器。 - 前記溝部が、前記車両の前後方向に延設される
ことを特徴とする、請求項6又は7記載の添加剤容器。 - 前記第二凹部と前記レベリング管との接続箇所に設けられ、補充された添加剤の液面上昇に伴い前記レベリング管を閉塞するレベリング弁を備える
ことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の添加剤容器。
Priority Applications (1)
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JP2016234658A JP6658477B2 (ja) | 2016-12-02 | 2016-12-02 | 添加剤容器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016234658A JP6658477B2 (ja) | 2016-12-02 | 2016-12-02 | 添加剤容器 |
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JP2018091205A JP2018091205A (ja) | 2018-06-14 |
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Family Applications (1)
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JP2016234658A Active JP6658477B2 (ja) | 2016-12-02 | 2016-12-02 | 添加剤容器 |
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JP (1) | JP6658477B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
WO2024201609A1 (ja) * | 2023-03-24 | 2024-10-03 | 三菱自動車工業株式会社 | 還元剤貯留装置 |
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2016
- 2016-12-02 JP JP2016234658A patent/JP6658477B2/ja active Active
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JP2018091205A (ja) | 2018-06-14 |
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