JP6682823B2 - 車体構造 - Google Patents

車体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6682823B2
JP6682823B2 JP2015228353A JP2015228353A JP6682823B2 JP 6682823 B2 JP6682823 B2 JP 6682823B2 JP 2015228353 A JP2015228353 A JP 2015228353A JP 2015228353 A JP2015228353 A JP 2015228353A JP 6682823 B2 JP6682823 B2 JP 6682823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
vehicle
spare tire
guard bar
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015228353A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017094885A (ja
Inventor
大輔 板屋
大輔 板屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2015228353A priority Critical patent/JP6682823B2/ja
Priority to EP16200485.7A priority patent/EP3173274B1/en
Publication of JP2017094885A publication Critical patent/JP2017094885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6682823B2 publication Critical patent/JP6682823B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K13/00Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units
    • B60K13/04Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units concerning exhaust
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/02Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted comprising longitudinally or transversely arranged frame members
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D43/00Spare wheel stowing, holding, or mounting arrangements
    • B62D43/02Spare wheel stowing, holding, or mounting arrangements external to the vehicle body
    • B62D43/04Spare wheel stowing, holding, or mounting arrangements external to the vehicle body attached beneath the vehicle body
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2610/00Adding substances to exhaust gases
    • F01N2610/14Arrangements for the supply of substances, e.g. conduits
    • F01N2610/1406Storage means for substances, e.g. tanks or reservoirs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、排気浄化用の添加剤のタンクを搭載した車両の車体構造に関する。
従来、エンジンの排ガスを浄化する排気浄化システムを備えた車両において、浄化対象物質に対する還元作用を持った添加剤のタンクを搭載したものが知られている。浄化対象物質が窒素酸化物(NOx)である場合、タンクの内部には尿素水溶液やアンモニア水溶液といった添加剤が貯留されている。また、タンクの配設位置は、例えば車室外の空間である車体下部に設定することが提案されている。このようなレイアウトにより、添加剤の漏洩による車室居住性の低下が防止されるとともに、添加剤の補充作業性が向上しうる(特許文献1〜3参照)。
特許第4826612号公報 特許第4924352号公報 特許第5194543号公報
しかしながら、タンクを車体下部に設けることで、路面からのチッピング(飛び石)や路面との接触が生じやすくなり、タンクの保護性が低下しうる。特に、低床型の車両では車室のフロアパネルと路面との距離が近いため、タンクの変形や破損が懸念される。一方、タンクの周囲に保護部材を追加することでタンクの保護性を向上させることも可能ではあるものの、保護部材を取り付けた分だけタンクの容積を小さくしなければならず、空間の利用効率が低くなる。また、保護部材の分だけ車体重量や車両コストが増加する。
本件の目的の一つは、上記のような課題に鑑みて創案されたものであり、省スペース化を図りつつタンクの保護性を向上させることのできる車体構造を提供することである。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用効果であって、従来の技術では得られない作用効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
(1)ここで開示する第一の車体構造は、車両のフレームに固定されたスペアタイヤと、前記スペアタイヤの後方で車幅方向に延在し、前記フレームに固定されたガードバーとを備える。また、前記スペアタイヤの後方かつ前記ガードバーの上方に配置され、前記車両の排気浄化用の添加剤が貯留されるタンクと、前記タンクの後面に対し所定の間隔を空けて配置されたバンパとを備える。前記タンクは、前記スペアタイヤと前記ガードバーと前記バンパとで囲まれた空間内に配置される。
(2)ここで開示する第二の車体構造は、車両のフレームに固定されたスペアタイヤと、前記スペアタイヤの後方で車幅方向に延在し、前記フレームに固定されたガードバーとを備える。また、前記スペアタイヤの後方かつ前記ガードバーの上方に配置され、前記車両の排気浄化用の添加剤が貯留されるタンクを備える。前記タンクは、前記ガードバーの直上方において前記ガードバーと平行に配置される横長部を有する。
(3)なお、第一の車体構造においても、前記タンクが、前記ガードバーの直上方において前記ガードバーと平行に配置される横長部を有することが好ましい。
(4)前記タンクが、下面視で前記スペアタイヤと前記フレームとの隙間に対応する三角形状に形成されるとともに、前記横長部の両端に配置された一対の三角部を有することが好ましい。
(5)前記横長部の両端のうち前記車両の排気管に近い一方に取り付けられ、前記ガードバーの直上方に配置される前記添加剤のポンプを備えることが好ましい。
(6)前記スペアタイヤを前記フレームに固定する固定具と、前記横長部の上面において、前記固定具から車両後面に向かう方向へと溝状に凹設された凹み部とを備えることが好ましい。
(7)前記車両の荷台床面に設けられ、前記タンクの内部に連通接続される注水口を備えることが好ましい。
タンクをスペアタイヤとガードバーとで囲まれた空間に配置することで、省スペース化を図りつつタンクの保護性を高めることができる。
実施形態の車体構造が適用された車両の下面図である。 (A),(B)は車両に搭載されたタンクの斜視図である。 車体構造を上方から見下ろした上面図である。 車体構造を説明するための後面図(図3のA矢視図)である。 車体構造を説明するための断面図(図3のB−B断面図)である。 車体構造を説明するための斜視図である。
図面を参照して、実施形態としての車体構造について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
[1.構成]
本実施形態の車体構造は、図1に示す車両10に適用される。この車両10は、尿素SCRシステムを搭載したピックアップトラック型のSUV(Sport Utility Vehicle)車両である。車両10の車体構造には、フレームとボディとを分離させたセパレートフレーム構造が採用されている。フレーム上における車両10の前方側には、乗員が搭乗する箱状のキャブ(車室)が載置され、その後方側には荷台11が載置される。
この車両10は、排気浄化用の添加剤(例えば、尿素水溶液,アンモニア水溶液など)が貯留されるタンク3を標準装備している。尿素SCRシステムとは、エンジンの排ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化するための排気浄化システムの一種である。本実施形態の尿素SCRシステムでは、排気通路上に介装されたNOx選択還元触媒の上流側で尿素水溶液が噴射され、尿素の加水分解によって生成されるアンモニアを還元剤として、NOxが触媒上で窒素に還元される。なお、この種の尿素SCRシステムは、ディーゼルエンジンやリーンバーンエンジンを搭載した自動車や作業機械,船舶,発電施設などにおいて広く普及している。
車両10には、フレームとして機能する一対のサイドメンバ1及びクロスメンバ2が設けられる。サイドメンバ1は車幅方向(左右方向)に間隔を空けて配置された中空筒状の構造部材であり、車両10の車長方向(前後方向)に延設される。また、クロスメンバ2は、左右のサイドメンバ1の間を梯子状に接続する構造部材であり、前後方向に間隔を空けて複数箇所に設けられる。サイドメンバ1及びクロスメンバ2の配設方向はほぼ水平な方向とされる。車両10のキャブや荷台11は、これらのフレームの上に制振マウント部材を介して搭載される。
図1に示すように、車両10の荷台11の下面側には、タンク3,スペアタイヤ7,ガードバー8,バンパ9が設けられる。スペアタイヤ7は、後輪21の車軸22よりも後方に配置されたスペアタイヤブラケット19に対し、固定具12を介して着脱可能となるように固定される(図3参照)。スペアタイヤブラケット19は、左右のサイドメンバ1の間を掛け渡すように取り付けられた部材である。また、固定具12とは、スペアタイヤ7をスペアタイヤブラケット19に固定するための固定装置であり、チェーンの巻き上げ,巻き下ろしによりスペアタイヤ7を昇降させる機構を内蔵する。チェーンが巻き付けられているスプロケットを手動で回転させることで、チェーンが巻き上げられ、あるいは巻き下ろされる。
スペアタイヤ7の前後方向の位置は、後輪21の車軸22及びディファレンシャル装置23と干渉しない範囲で、できるだけ車両10の前方側となるように設定される。また、スペアタイヤ7の左右方向の位置は、排気管24に対して所定の間隔が確保されるように設定される。図1では、排気管24が車体中心線Cよりも右側(図中下側)に偏って配置され、スペアタイヤ7が車体中心線Cよりも左側(図中上側)に寸法Wだけ偏って配置された車両10を例示する。
ガードバー8は、スペアタイヤ7よりも後方において、左右方向に向かってほぼ水平に延在する部材であり、左右のサイドメンバ1のそれぞれに対し、ブラケット14を介して堅固に固定される。ガードバー8のおもな役割は、他車両や障害物との接触,衝突時における車体後方からの衝撃力を吸収しつつ、車体下部への潜り込みを防止することである。したがって、ガードバー8は車両10の後端部に近い位置に配置されることが好ましい。図1に示す例では、荷台11の後端部に位置するリヤエンドパネル20に対してバンパ9が取り付けられ、そのバンパ9よりもやや前方にガードバー8が配置されている(図5参照)。ガードバー8の左右両端部のそれぞれは、一対のサイドメンバ1よりも外側まで伸ばされ、かつ、バンパ9の左右両端部よりも外側まで伸ばされる。これにより、車両10の後端部のほぼ全体が、ガードバー8によって保護される。
タンク3は、尿素水溶液が貯留される中空容器である。図1,図3〜6に示すように、タンク3は、スペアタイヤ7よりも後方かつバンパ9よりも前方で、ガードバー8よりも上方の空間内に配置される。バンパ9は、タンク3の後面に対し、所定の間隔を空けて配置される。タンク3の下面の高さは、図5に示すように、スペアタイヤ7の下面よりも上方、かつ、バンパ9の下端辺よりも上方に設定される。また、タンク3の上面の高さは、サイドメンバ1の上面よりも下方に設定される。これにより、タンク3がスペアタイヤ7やリヤエンドパネル20,バンパ9,サイドメンバ1によって囲まれた状態となり、タンク3の保護性が向上する。
ここで、タンク3の形状を説明するために、タンク3の部位を便宜的に横長部4と三角部5とに分けて説明する。図2(A),(B)に示すように、横長部4とは左右方向に延設された部位であり、三角部5とは横長部4の両端部に設けられた部位である。これらの横長部4及び三角部5は、内部で区画されているわけではなく、単一の内部空間を形成している。また、横長部4及び三角部5の高さ方向の寸法は、ほぼ一定である。図2(A),(B)中の破線は、横長部4と三角部5との境界を表す仮想線である。
横長部4は、ガードバー8の直上方において、ガードバー8とほぼ平行に配置される部位である。横長部4の左右方向の寸法は、一対のサイドメンバ1の幅寸法と同程度に設定される。車両10の下面視では、図1に示すように、ガードバー8が横長部4と重なるように配置される。これにより、横長部4の下面のほぼ全体が、ガードバー8によって保護されることになる。また、横長部4の上面には、図2(A),(B)に示すように、溝状に凹設された凹み部15が形成されるとともに、タンク3の内圧が上昇したときにその圧力を開放するためのエアベント18が設けられる。
凹み部15の形状は、スペアタイヤ7をスペアタイヤブラケット19から取り外す際に、固定具12のスプロケットを回転させるための取り外し工具13と干渉しない大きさに設定される。また、凹み部15の延在方向は、スペアタイヤ7の固定具12から車両10の後方に向かう方向とされる。ここでいう「固定具12から車両10の後方に向かう方向」とは、図3に示すように車両10の前後方向であってもよいし、これよりもやや傾斜した方向(斜め後ろの方向)であってもよく、スプロケットの向きに応じて設定すればよい。これにより、図6に示すように、凹み部15の内側を通るように棒状の取り外し工具13を差し込めるようになる。したがって、タンク3を取り外すことなくスペアタイヤ7を昇降させることができるようになり、作業性が向上する。
三角部5は、横長部4の両端部のそれぞれにおいて、前後方向の寸法を拡張してなる部位である。図1に示すように、下面視における三角部5の形状は、円形のスペアタイヤ7とサイドメンバ1との隙間に対応する形状(例えば、三角形状)とされる。つまり、スペアタイヤ7とサイドメンバ1とで挟まれた空間の形に対応するように、三角部5の形状が設定される。また、スペアタイヤ7が車体中心線Cよりも左側に偏って配置されていることから、車両10の左側の三角部5よりも右側の三角部5の方がやや大きな形状とされる。これにより、余分な空間を尿素水溶液の貯留空間として利用できるようになり、省スペースとなる。
図2(B)に示すように、右側の三角部5及びこれに隣接する横長部4の下面側には、サプライモジュール6が取り付けられる。サプライモジュール6は、タンク3に貯留された尿素水溶液を排気系(例えば、排気通路上に設けられた尿素水インジェクタ)へと供給するための各種装置を複合させたコンポーネントであり、タンク3の底面を貫通して取り付けられる。
サプライモジュール6には、尿素水を尿素水インジェクタへと圧送するためのポンプや、尿素水を適温まで加熱するためのヒータのほか、尿素水中の異物を除去するフィルタ,尿素水の温度を検出する温度センサ,尿素水のタンク残量を検出する残量センサなどが内蔵される。したがって、サプライモジュール6には、尿素水が流通する配管材やポンプ,ヒータを駆動するための電気配線,各種センサの検出信号を伝達する信号線などが接続される。本実施形態では、図5に示すように、サプライモジュール6のポンプがガードバー8の直上方に位置するように、サプライモジュール6及びガードバー8のレイアウトが設定されている。
車両10の荷台11の床面には、タンク3の内部に連通接続される尿素水注水口16(注水口)が設けられる。また、尿素水注水口16とタンク3との間は、注水管17で接続される。注水管17は、タンク3の内部に尿素水溶液を補充するための中空ホースである。尿素水注水口16の位置は、図5に示すように、荷台11の床面のうち、タンク3の直上部に対応する位置に設定される。これにより、注水管17の管長が短縮される。
[2.作用,効果]
(1)上記の車体構造では、スペアタイヤ7及びガードバー8がサイドメンバ1に固定され、スペアタイヤ7の後方かつガードバー8の上方に尿素水溶液のタンク3が配置される。このように、タンク3をスペアタイヤ7とガードバー8とで囲まれた空間内に配置することで、路面からのチッピングや路面との接触の可能性を小さくすることができるとともに、空きスペースを有効に活用することができる。したがって、省スペース化を図りつつタンク3の保護性を高めることができる。また、タンク3の下方にガードバー8が配置されることから、段差や悪路走行時におけるタンク3の下面と路面との接触を防止することができる。
特に、タンク3の前方がスペアタイヤ7であることから、後方から外力(後面衝突荷重や追突荷重など)が作用したときに、スペアタイヤ7でタンク3を弾性的に支えることができる。なお、仮にスペアタイヤ7の上にタンク3をレイアウトした場合(例えば、特許文献3参照)には、タンク3の高さ方向の寸法を確保しにくくなることから、残量センサで検出されるタンク残量の精度が低下し、あるいは検出自体ができなくなる場合がある。これに対し、スペアタイヤ7の後方にタンク3をレイアウトすれば、タンク3の高さ方向の寸法を確保できるため、残量センサで検出されるタンク残量の精度を向上させることができる。
(2)上記の車体構造では、スペアタイヤ7の後方かつバンパ9の前方において、ガードバー8の上方にタンク3が配置される。これにより上記の効果に加えて、タンク3の後面をバンパ9及びリヤエンドパネル20で保護することができる。したがって、タンク3の保護性を高めることができる。なお、タンク3の左右方向にはサイドメンバ1が配置されるため、タンク3の側面の保護性も向上させることができる。
(3)上記の車体構造では、図1に示すように、タンク3の横長部4がガードバー8の直上部でガードバー8とほぼ平行に配置される。これにより、左右方向(車幅方向)のほぼ全体にわたってタンク3の下方をガードバー8で保護することができ、タンク3の保護性をさらに高めることができる。例えば、車両10が段差を乗り越えようとしたときであっても、タンク3が路面と接触することがなく、タンク3の変形や破損を防止することができる。
(4)図2(A),(B)に示すように、タンク3の左右両端部には、スペアタイヤ7とサイドメンバ1とで挟まれる三角形状の空間に対応する形状を持つ三角部5が設けられる。このように、横長部4の両端に一対の三角部5を設けることで、タンク3の容積を十分に確保することができる。また、三角部5の形状は下面視でスペアタイヤ7とサイドメンバ1との隙間に対応する形状となるため、従来活用されていなかったスペースを活用できるようになり、さらなる省スペース化を図ることができる。
(5)図1,図2(B),図4に示すように、尿素水のポンプが内蔵されるサプライモジュール6は、横長部4の両端のうち、排気管24に近い一方に取り付けられる。これにより、ポンプまわりの尿素水溶液を排気熱で暖めることができる。したがって、極寒冷地であってもポンプを確実に作動させることができる。また、尿素水溶液は排気系に供給されるものであることから、サプライモジュール6から尿素水インジェクタまでの配管長を短くすることができる。
(6)図2(A),(B),図3,図6に示すように、横長部4の上面には凹み部15が設けられ、その延在方向はスペアタイヤ7の固定具12から車両10の後方に向かう方向とされる。これにより、車両10の後方からスペアタイヤ7の固定具12に向かって取り外し工具13を差し込むことができるようになる。つまり、タンク3を取り外すことなくスペアタイヤ7を昇降させることができるようになり、スペアタイヤ7の取付けや取り外しの作業性を向上させることができる。
(7)図5に示すように、車両10の荷台床面には尿素水注水口16が設けられる。これにより、尿素水注水口16を車両10の側面に設けた場合と比較して、車両10の美観を向上させることができる。また、尿素水注水口16の位置がタンク3の直上部となり、尿素水注水口16からタンク3までの配管長(注水管17の長さ)を短縮することができる。さらに、尿素水注水口16が上向きに開放されることから、尿素水溶液の補充作業が容易となり、注水作業性を向上させることができる。
[3.変形例]
上述の実施形態では、セパレートフレーム構造の車両10におけるタンク3のレイアウトを説明したが、モノコック車両に上記のタンク3のレイアウトを適用することも可能である。例えば、モノコックボディのフレームに対してスペアタイヤ7とガードバー8とを固定し、これらによって囲まれる空間内にタンク3を配置する。これにより、上述の実施形態と同様の効果を奏するものとなる。
上述の実施形態では、図1に示すように、車両10の左側にスペアタイヤ7が偏って配置された車両10を例示したが、スペアタイヤ7の車幅方向の位置は任意に設定可能である。また、タンク3の形状についても同様であり、例えば下面視で左右方向に対象な形状としてもよいし、車両10の車体中心線Cよりも左右のどちらかに偏った形状としてもよい。少なくとも、スペアタイヤ7の後方かつガードバー8の上方にタンク3を配置することで、上述の実施形態と同様の効果を奏するものとなる。
上述の実施形態では、一本のガードバー8が設けられた車両10を例示したが、ガードバー8の本数は任意である。例えば、タンク3のサイズ(前後方向の寸法)に合わせて、複数本のガードバー8を前後方向に並置してもよい。下面視でガードバー8によって覆われるタンク3の下面側の面積を増大させることで、タンク3の保護性をさらに高めることができる。
上述の実施形態では、尿素水注水口16が荷台11の床面に設けられたものを例示したが、尿素水注水口16の配設位置はこれに限定されない。例えば、荷台11のサイドゲートやリアゲートに尿素水注水口16を設けてもよいし、車両10の側面(例えば、燃料給油口に隣接する位置)に設けてもよい。あるいは、タンクに対して直接的に尿素水溶液を補充できるようなキャップを取り付けてもよい。
1 サイドメンバ(フレーム)
2 クロスメンバ(フレーム)
3 タンク
4 横長部
5 三角部
6 サプライモジュール(圧送ポンプ)
7 スペアタイヤ
8 ガードバー
9 バンパ
10 車両
11 荷台
12 固定具
13 取り外し工具
14 ブラケット
15 凹み部
16 尿素水注水口(注水口)
17 注水管
18 エアベント
19 スペアタイヤブラケット
20 リヤエンドパネル
21 後輪
22 車軸
23 ディファレンシャル装置
24 排気管
C 車体中心線

Claims (7)

  1. 車両のフレームに固定されたスペアタイヤと、
    前記スペアタイヤの後方で車幅方向に延在し、前記フレームに固定されたガードバーと、
    前記スペアタイヤの後方かつ前記ガードバーの上方に配置され、前記車両の排気浄化用の添加剤が貯留されるタンクと、
    前記タンクの後面に対し所定の間隔を空けて配置されたバンパと、を備え、
    前記タンクが、前記スペアタイヤと前記ガードバーと前記バンパとで囲まれた空間内に配置される
    ことを特徴とする、車体構造。
  2. 車両のフレームに固定されたスペアタイヤと、
    前記スペアタイヤの後方で車幅方向に延在し、前記フレームに固定されたガードバーと、
    前記スペアタイヤの後方かつ前記ガードバーの上方に配置され、前記車両の排気浄化用の添加剤が貯留されるタンクと、を備え、
    前記タンクが、前記ガードバーの直上方において前記ガードバーと平行に配置される横長部を有する
    ことを特徴とする、車体構造。
  3. 前記タンクが、前記ガードバーの直上方において前記ガードバーと平行に配置される横
    長部を有する
    ことを特徴とする、請求項記載の車体構造。
  4. 前記タンクが、下面視で前記スペアタイヤと前記フレームとの隙間に対応する三角形状に形成されるとともに、前記横長部の両端に配置された一対の三角部を有する
    ことを特徴とする、請求項2または3記載の車体構造。
  5. 前記横長部の両端のうち前記車両の排気管に近い一方に取り付けられ、前記ガードバーの直上方に配置される前記添加剤のポンプを備える
    ことを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の車体構造。
  6. 前記スペアタイヤを前記フレームに固定する固定具と、
    前記横長部の上面において、前記固定具から車両後面に向かう方向へと溝状に凹設された凹み部とを備える
    ことを特徴とする、請求項〜5のいずれか1項に記載の車体構造。
  7. 前記車両の荷台床面に設けられ、前記タンクの内部に連通接続される注水口を備える
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の車体構造。
JP2015228353A 2015-11-24 2015-11-24 車体構造 Active JP6682823B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015228353A JP6682823B2 (ja) 2015-11-24 2015-11-24 車体構造
EP16200485.7A EP3173274B1 (en) 2015-11-24 2016-11-24 Vehicle body structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015228353A JP6682823B2 (ja) 2015-11-24 2015-11-24 車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017094885A JP2017094885A (ja) 2017-06-01
JP6682823B2 true JP6682823B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=57406081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015228353A Active JP6682823B2 (ja) 2015-11-24 2015-11-24 車体構造

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP3173274B1 (ja)
JP (1) JP6682823B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN207000344U (zh) * 2017-07-26 2018-02-13 延锋彼欧汽车外饰系统有限公司 一种车辆外部饰件
FR3086633B1 (fr) * 2018-10-02 2021-01-01 Renault Sas Partie arriere de vehicule dotee d'un reservoir d'uree
JP7185183B2 (ja) * 2018-10-29 2022-12-07 三菱自動車工業株式会社 タンク保護ユニット
JP7226540B2 (ja) * 2019-05-28 2023-02-21 三菱自動車工業株式会社 車体構造
JP7173323B2 (ja) * 2019-05-28 2022-11-16 三菱自動車工業株式会社 車体フレーム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040142232A1 (en) * 2000-11-30 2004-07-22 Alex Risca Space utilization/component integration using blow molding technology
JP5194543B2 (ja) * 2007-04-25 2013-05-08 マツダ株式会社 車両における還元剤タンク配設構造
JP4924352B2 (ja) 2007-10-12 2012-04-25 マツダ株式会社 車両の排気浄化装置配設構造
JP4826612B2 (ja) * 2007-10-12 2011-11-30 マツダ株式会社 車両の排気浄化装置配設構造
JP2009143262A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Mazda Motor Corp 車両の還元剤タンク配設構造
FR2991647A1 (fr) * 2012-06-08 2013-12-13 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif permettant le remplissage deporte d'un fluide par l'interieur du coffre d'un vehicule

Also Published As

Publication number Publication date
EP3173274B1 (en) 2018-12-26
JP2017094885A (ja) 2017-06-01
EP3173274A1 (en) 2017-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6682823B2 (ja) 車体構造
US8056671B2 (en) Exhaust-gas purification device disposition structure of vehicle
KR102183434B1 (ko) 트랙터
CN105579335A (zh) 机动二轮车
US9828743B2 (en) Bulldozer
JP2009096223A (ja) 車両の排気浄化装置配設構造
JP2009143262A (ja) 車両の還元剤タンク配設構造
JP6020814B2 (ja) 車両のタンク構造
JP6772451B2 (ja) 車体構造
JP6848535B2 (ja) 車体構造
JP7173323B2 (ja) 車体フレーム
JP2014118857A (ja) 車両のタンク構造
JP7205621B2 (ja) 車両用タンク
JP7310308B2 (ja) 車両の尿素水タンク
JP2009255663A (ja) 自動車の車体後部構造
JP6597220B2 (ja) 車体構造
JP7226540B2 (ja) 車体構造
JP6668882B2 (ja) 添加剤容器
JP5082794B2 (ja) 車両のタンク配設構造
JP6582917B2 (ja) タンク配置構造
JP6848536B2 (ja) 車体構造
JP7348937B2 (ja) トラクタ
JP2018064460A (ja) コンバイン
EP3339074B1 (en) Vehicle body structure
JP6693404B2 (ja) 車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190730

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200309

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6682823

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151