JP2618474B2 - インタンク式燃料ポンプ取付構造 - Google Patents

インタンク式燃料ポンプ取付構造

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JP2618474B2
JP2618474B2 JP6650689A JP6650689A JP2618474B2 JP 2618474 B2 JP2618474 B2 JP 2618474B2 JP 6650689 A JP6650689 A JP 6650689A JP 6650689 A JP6650689 A JP 6650689A JP 2618474 B2 JP2618474 B2 JP 2618474B2
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清 加藤
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車等の燃料タンク内に装備され、内
熱機関(以下エンジンという)へ燃料を圧送するインタ
ンク式燃料ポンプの取付構造に関し、特に高さの低いメ
イン燃料タンク内に設けられたサブ・タンクの構造に関
するものである。
(従来の技術) メイン燃料タンク内にサブ・タンクを設け、このサブ
・タンク内にブラケットで支持された燃料ポンプを設置
したインタンク式燃料ポンプ取付構造では、サブ・タン
クの位置は、車輌が前下がりまたは後下がりに傾斜し、
あるいは高速旋回した場合でも、燃料液面の変動が少な
いメイン燃料タンクの中央部に置かれている。一方乗用
車等では構造上の要求からメイン燃料タンクの高さが低
くなる傾向があり、特にFF(Front engine Front driv
e)車の場合、燃料タンクは後部座席の下に設置される
ので、タンク形状は一般的に平たくなっている。平たい
形状のメイン燃料タンク内では同一体積の燃料の深さが
浅くなり、燃料残量が少ないときは車両の旋回等で燃料
タンク底部で片寄り、燃料ポンプのフィルタが露出しや
すくなるので、サブ・タンクの高さを充分にとる必要が
ある。さらに燃料タンクの上方にある他の装備品との関
係から、ブラケットで支持された燃料ポンプを挿入する
メイン燃料タンク上部の取付穴は、サブ・タンクの真上
に設けることができない場合が多い。
先行技術としては、実開昭61−24225,実開昭61−2459
7,実開昭54−92214号公報がある。
第3図は、従来のFF車におけるインタンク式燃料ポン
プ取付構造を示す燃料タンクの縦断面図である。メイン
燃料タンク21のほぼ中央にサブ・タンク22が設けられ、
その中にブラケット23によって支持された燃料ポンプ24
が設置されている。メイン燃料タンク21とサブ・タンク
22とは、連通孔22aによって連通されている。メイン燃
料タンク21の上部には、ブラケット23に支持された燃料
ポンプ24が挿入される取付穴25が開口され、取付穴25を
覆うセット・プレート26にブラケット23の端部が固定さ
れている。燃料ポンプ24から吐出される燃料は、メイン
・チューブ27を通って図示しないエンジンへ圧送され、
エンジンからのリターン燃料は、リターン・チューブ28
を通ってサブ・タンク22へ戻される。図に示すように、
取付穴25はサブ・タンク22の斜め上方にあり、このよう
な位置からブラケット23に取り付けられた燃料ポンプ24
をサブ・タンク22の中に設置するため、作業性の点から
サブ・タンク22の高さは低くなっている。
このようにサブ・タンクの高さが低くなると、種々の
問題を生ずる。第1は、高負荷走行時でメイン燃料タン
クの燃料液面がサブ・タンクの周壁より低いレベルにあ
るとき、メイン燃料タンク21の燃料がサブ・タンク22の
周壁を乗り越えて中に入ると、燃料ポンプ24の吸入口で
ベーパーが発生し、ポンプがしばしば吸い上げ不能とな
ってエンジン回転数の変動が大きくなり、ときにはスト
ールすることがある。これは高負荷走行時、エンジンか
らのリターン燃料の温度が高くなっており、サブ・タン
ク22へ溜る燃料は低沸点分の少ない状態になっている。
一方、メイン燃料タンク21の燃料はサブ・タンク22の燃
料温度より低く、このとき車輌の発進または停止のショ
ックで、メイン燃料タンク21の燃料がサブ・タンク22の
周壁を乗り越えて中へ入ると、温度差によりメイン燃料
タンク21の燃料からベーパーが発生して燃料ポンプ24内
へ吸い込まれ、上記のような不具合を生ずる。
第2は、インターチェンジあるいは高速道路のカーブ
を高速で走行するとき、燃料が満タンの1/4程度であっ
てもエンジンが失速することがある。これはサブ・タン
ク22の高さが低いと、高速旋回の横Gにより燃料が片寄
り、サブ・タンク22内の燃料が周壁を乗り越えてメイン
燃料タンク21側へ流れ出て、サブ・タンク22内の燃料残
量が少なくなるためである。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、上記問題点を解決するため、高さが低
く、かつ燃料ポンプの取付穴が片寄った位置にあるメイ
ン燃料タンクにおいて、充分な高さを有し、しかも燃料
ポンプの取り付けが容易なサブ・タンクを設けたインタ
ンク式燃料ポンプ取付構造を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的は、メイン燃料タンク内にサブ・タンクを設
け、前記サブ・タンク内にブラケットで支持された燃料
ポンプを設置したインタンク式燃料ポンプ取付構造であ
って、前記サブ・タンクはほぼ円弧状の縦断面形を有
し、前記ブラケットは前記サブ・タンクとほぼ同じ円弧
状の縦断面形を有することを特徴とするインタンク式燃
料ポンプ取付構造によって達成される。
(作用) この発明によるインタンク式燃料ポンプ取付構造は、
メイン燃料タンク内に設けられたサブ・タンクがほぼ円
弧状の縦断面形を有し、また燃料ポンプを支持したブラ
ケットもサブ・タンクとほぼ同じ円弧状の縦断面形を有
するので、メイン燃料タンク上部の片寄った取付穴から
燃料ポンプを挿入し、フィルタをメイン燃料タンクのほ
ぼ中央に設置するのが容易であり、したがってサブ・タ
ンクの高さを充分高くすることができる。
(実施例) 以下実施例を示す図面に基づいて、この発明を説明す
る。第1図は、この発明によるインタンク式燃料ポンプ
取付構造を示す燃料タンクの縦断面図である。メイン燃
料タンク1は、高さのほぼ中央でシーム溶接により油密
に接合されたタンク・アッパー部1aおよびタンク・ロワ
ー部1bからなる。サブ・タンク2は、その周壁を構成す
るサブ・タンク本体2aが樹脂で形成され、鉄板からなる
サブ・タンク底板2bと一体成形されている。サブ・タン
ク底板2bはスポット溶接でタンク・ロワー部1bのほぼ中
央部に固定され、サブ・タンク本体2aの最下部には連通
孔12が設けられている。サブ・タンク2の中にブラケッ
ト3によって支持された、電動モータ内蔵の燃料ポンプ
4が設置されている。タンク・アッパー部1aには、サブ
・タンク底板2bの斜め上方の位置に燃料ポンプ4の取付
穴5が開口されている。サブ・タンク本体2aの縦断面形
は、取付穴5の周辺とサブ・タンク底板2bの周辺とをほ
ぼ円弧で結んだ形状に成形されている。取付穴5には蓋
状のセット・プレート6がネジ止めされ、その内面にサ
ブ・タンク本体2aとほぼ同様の円弧状の縦断面形を有す
るブラケット3が固定されている。ブラケット3に支持
された燃料ポンプ4の吸入口4aは、フィルタ11で覆わ
れ、サブ・タンク底板2bのほぼ中央に配置されている。
なお、フィルター11は吸入口4aにあらかじめ組付けられ
ており、吸入口4aがポンプ4に固定されている。燃料ポ
ンプ4の吐出口4bには、ゴム・ホース9およびクリップ
10によってメイン・チューブ7が接続され、図示しない
エンジンへ連通している。またエンジンからのリターン
燃料は、リターン・チューブ8を介してサブ・タンク2
へ戻される。燃料ポンプ4の電動モータ(図示しない)
は、ターミナル13を介して外部電源(図示しない)に接
続されている。
サブ・タンク本体2aには、第2図に示すように、最低
部の連通孔14にチェック・バルブ15を取り付けた構成と
してもよい。チェック・バルブ15は、メイン燃料タンク
1の液面がサブ・タンク2の液面より高いとき、その液
面差によって開くように設定されている。このため、サ
ブ・タンク2の液面の方がメイン燃料タンク1の液面よ
り低くなることは防止されている。
上記のように構成されたインタンク式燃料ポンプ取付
構造においては、メイン燃料タンク1に注入された燃料
は、連通孔12を通ってサブ・タンク2の中へ流入する。
燃料ポンプ4の作動により吸入口4aから吸い上げられた
燃料は、メイン・チューブ7を通って図示しないエンジ
ンへ圧送される。エンジンからの余分な燃料は、リター
ン・チューブ8を通ってサブ・タンク2の中へ戻され
る。リターン・チューブ8は、図示のように、サブ・タ
ンク2の上部で斜めに切断され、サブ・タンク本体2aの
壁面に対向した開口を有している。これにより、リター
ン燃料はサブ・タンク本体2aの壁面に沿ってサブ・タン
ク2の中に戻されるので、高温燃料からのベーパーの発
生が抑制される。したがって第3図に見られるように、
従来ベーパーの泡立ちを防止する目的で、サブ・タンク
22内のフィルタの真上まで伸ばしていたリターン・チュ
ーブ28の長さを、短くすることができる。
サブ・タンク2の内部は、エンジンからのリターン燃
料によりほとんど高沸点成分の燃料になっており、燃料
ポンプ4のインペラで撹拌されてもベーパーの発生が少
なく、またメイン・チューブ7の配管中においてもベー
パーの発生はない。さらにサブ・タンク本体2aの高さ
は、燃料ポンプ4の取付作業性の制約がないので充分に
高くすることができ、サブ・タンクの2外部から、メイ
ン燃料タンク1の低沸点成分を有する燃料が飛び込むこ
とがない。したがって、燃料高温時のトラブル、アイド
ル不調、始動性不調等がなくなる。
また高速走行時のカーブ、急旋回、急加速、急減速等
においても燃料切れがなくなる。このような場合、従来
はサブ・タンクの周壁が低く、燃料の片寄りによりサブ
・タンクの燃料が外部へ流出して燃料切れを生じていた
が、この発明の場合、サブ・タンク本体2aの高さが充分
取れるので、燃料が外部へ流出しなくなったためであ
る。
なお、メイン燃料タンク1の上部に開口した取付穴5
は、燃料ポンプ4を取り付けるための必要最小の大きさ
にすることができ、メイン燃料タンクの強度が確保でき
る。これは、サブ・タンクの縦断面形を直線状のまま斜
めに伸ばして取付穴が楕円形になる場合よりも、サブ・
タンク2の縦断面形を円弧状にしたことにより、取付穴
5の形状が円形になって穴面積を小さくすることができ
た結果である。
(発明の効果) この発明は以上説明したようなインタンク式燃料ポン
プ取付構造としたことにより、比較的高さが低く、かつ
燃料ポンプの取付穴が片寄った位置にある燃料タンク内
に、充分な高さを有し、しかも燃料ポンプの取り付けが
容易なサブ・タンクを設けることができ、高負荷走行時
のサブ・タンク内におけるベーパーの発生が防止され、
この結果エンジン回転数の変動またはストールの発生を
防止することができる。また燃料が満タンの1/4程度で
インターチェンジ、高速道路等のカーブを高速走行する
ときのエンジンの失速が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例のインタンク式燃料ポンプ
取付構造を示す燃料タンクの縦断面図、第2図は、サブ
・タンクの連通孔にチェック・バルブを設けた実施例の
部分断面図である。第3図は、従来のインタンク式燃料
ポンプ取付構造を示す燃料タンクの縦断面図である。 1……メイン燃料タンク 2……サブ・タンク 3……ブラケット 4……燃料ポンプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メイン燃料タンク内にサブ・タンクを設
    け、前記サブ・タンク内にブラケットで支持された燃料
    ポンプを設置したインタンク式燃料ポンプ取付構造であ
    って、前記サブ・タンクはほぼ円弧状の縦断面形を有
    し、前記ブラケットは前記サブ・タンクとほぼ同じ円弧
    状の縦断面形を有することを特徴とするインタンク式燃
    料ポンプ取付構造。
JP6650689A 1989-03-18 1989-03-18 インタンク式燃料ポンプ取付構造 Expired - Lifetime JP2618474B2 (ja)

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JPH02245466A JPH02245466A (ja) 1990-10-01
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KR100401444B1 (ko) * 2000-08-31 2003-10-17 주식회사 캐프스 연료탱크 내부에 구비되는 리저버구조
US7591250B2 (en) 2005-06-22 2009-09-22 Continental Automotive Systems Us, Inc. Pump retaining structure for fuel pump module

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