JP2930090B2 - ビス締め機 - Google Patents

ビス締め機

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JP2930090B2
JP2930090B2 JP14250094A JP14250094A JP2930090B2 JP 2930090 B2 JP2930090 B2 JP 2930090B2 JP 14250094 A JP14250094 A JP 14250094A JP 14250094 A JP14250094 A JP 14250094A JP 2930090 B2 JP2930090 B2 JP 2930090B2
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JP
Japan
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screw
suction pipe
tip
catcher
sucked
Prior art date
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JP14250094A
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Inventor
公市 小林
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビス類を吸着保持した
後、ビス締めを行うビス締め機において、特にビス類を
吸着パイプに垂直に吸着させるとともに、ビスが被締付
け部材のビス挿入穴に容易に導かれるビス締め機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3〜4に基づいて従来のビス締め機に
ついて説明すると、1はビス供給口2より送り込まれた
ビス3に組み込まれている平座金4の下端を受け、ビス
3の自重によりねじ部5を下向き状態で保持するキャッ
チャであり、開閉自在でかつバネ(図示せず)により常
時その先端側が閉じる方向に弾力的に付勢されている。
この時ビス3には平座金4とともにバネ座金6が組み込
まれているため、バネ座金6の影響でビス3に傾いた状
態で保持されている。7はビス3を吸引するめの吸着パ
イプであり、昇降可能となっている。8はビス供給口を
備え、かつ吸着パイプの昇降をガイドするガイド部材で
ある。また9は先端がビス3の頭部10に形成された嵌合
溝11(例えば、十字穴付きビスの嵌合溝)に嵌まり込む
ように形成され、自身の回転によりビス3をビス締め部
材12にビス締めするビットであり、吸着パイプ7の内周
面を上下方向に摺動可能に構成されている。
【0003】次にこのビス締め機でビス締め作業を行う
際の動作について説明すると、キャッチャ1に保持され
たビス3に対して、吸着パイプ7およびビット9がガイ
ド部材8内を下降してビス3を吸引する。この時、吸着
パイプ7の内周面に形成してある段差面13にビス3に組
み込まれた平座金4の上面が面当て状態で吸着保持され
る。同時にビット9の先端がビス3の嵌合溝11に嵌まり
込む。そして吸着パイプ7にビス3が吸着され、ビット
9の先端がビス3の嵌合溝11に嵌まり込んだ状態で吸着
パイプ7の先端部14がキャッチャ1の先端側を押し開き
ながらさらに下降し、ねじ部5先端が被締付け部材15の
ビス挿入穴16に入り込み、ビス締め部材12にビス締めを
行うようにしている。
【0004】なお、バネ座金のみが付いたビスは平座金
が無いため、ビスの頭部がビットの先端に当接した状態
で吸着パイプ内に保持されていることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ビ
スは平座金とともにバネ座金が組み込まれたビスのた
め、バネ座金の影響で吸着パイプに傾いて吸着されてし
まう。そのため、ねじ部先端とビットの中心とが大きく
位置ずれしてしまい、被締付け部材のビス挿入穴と合わ
ず、ビス締めが出来ないという問題が生じていた。ま
た、バネ座金のみが組み込まれたビスもバネ座金の影響
で傾いた状態でキャッチャに保持されているため、吸着
パイプに傾いたまま吸着され、ねじ部先端とビットの中
心とが大きく位置ずれしてしまい、同様の問題が生じて
いた。また、吸着パイプとガイド部材との間に隙間があ
り、ビスを吸引する際に吸着パイプの振れが発生し、ビ
スを垂直に吸着出来ないという問題もあった。これらの
問題はビスのねじ部の長さが長い程、顕著である。
【0006】本発明はこの様な点に鑑みなされたもの
で、キャッチャにビスを垂直に保持し、そして吸着パイ
プにビスが垂直に吸着可能とし、かつビスをビス締めす
る際、ねじ部の中心に対して被締付け部材のビス挿入穴
の中心がわずかに位置ずれしていたとしても、ビス挿入
穴の中心に容易に位置させることが可能なビス締め機を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、ビス供給口から送り込まれたビスのねじ部先
端が係止するようテーパ状に形成され、かつ先端側が開
閉可能に配設された複数のキャッチャと、前記キャッチ
ャに保持されたビスの頭部を吸引し、かつ昇降可能に配
設された吸着パイプと、前記ビス供給口を備え、かつ前
記吸着パイプの昇降をガイドするガイド部材と、前記吸
着パイプに吸着されたビスをビス締めするビットと、前
記吸着パイプの外周に設けられ、前記吸着パイプによる
ビス吸引時に吸着パイプの周方向の振れを前記ガイド部
材内で規制し、前記キャッチャの先端側を吸着パイプの
先端部で押し開いた後に吸着パイプの周方向の振れ規制
を解除する振れ止め部とを備えたものである。
【0008】
【作用】ビスのねじ部をキャッチャで保持することによ
り、ビスはキャッチャに垂直に保持され、そして吸着パ
イプの外周に設けた振れ止め部により吸着パイプの周方
向の振れを規制でき、かつ吸着パイプでビスの頭部を受
けるため、ビスは吸着パイプに垂直状態で吸着保持され
る。そしてビス吸着後、吸着パイプの外周に設けた振れ
止め部がガイド部材より離れ、吸着パイプの振れ規制が
解除されることにより、吸着パイプが周方向に振れ可能
となり、被締付け部材のビス挿入穴の位置がわずかに位
置ずれしている場合でも、ビスが被締付け部材のビス挿
入穴の中心に容易に導かれる。
【0009】
【実施例】本発明を図1〜2に基づいて説明するが、従
来例と同一箇所には同一符号を記すものとし、その詳細
な説明は省略する。シリンダ(図示せず)にエアーを供
給、排気させることによってシリンダ内のピストンを作
動させ、このピストンの作動に連動して吸着パイプ7お
よびビット9とが昇降可能に配設してある。吸着パイプ
7はビス3を吸引して、その頭部10を吸着保持可能に形
成されている。またこの吸着パイプ7の外周には振れ止
め部17が設けられており、ガイド部材8との間でビス吸
引時に吸着パイプ7が周方向に振れるのを規制してい
る。ビット9はモータを内蔵したドライバ(図示せず)
の下端に取付けられ、その先端はビス3の頭部10に形成
された嵌合溝11に嵌まり込むように形成されており、回
転可能にかつ吸着パイプ7の内周面を上下方向に摺動可
能に構成されている。1はビス供給口2より送り込まれ
たビス3を保持する複数のキャッチャである。このキャ
ッチャ1はビス3のねじ部5を保持可能とするため、キ
ャッチャ1の上端側の内径がビス3のねじ部5の径より
わずかに大きく、下端側はわずかに小さく、つまりテー
パ状に形成されている。
【0010】次にこのビス締め機でビス締め作業を行う
際の動作について説明すると、ビス供給源よりビス3が
ビス供給口2を通り、キャッチャ1内に送り込まれる。
この時、キャッチャ1の下端側の内径がビス3のねじ部
5の径よりわずかに小さく形成されているため、ねじ部
5先端がキャッチャ1の内周壁に係止し、ねじ部5側面
が内周壁に囲まれた状態でビス3はキャッチャ1にほぼ
垂直に保持される。この状態でシリンダ内にエアーが供
給され、シリンダ内のピストンの下降とともに、ピスト
ンと連動している吸着パイプ7がガイド部材8を下降
し、キャッチャ1に保持されているビス3の頭部10に吸
着パイプ7の先端側が入ってビス3が吸着される。この
時、吸着パイプの外周に設けてある振れ止め部17とガイ
ド部材8とのクリアランスが小さく、吸着パイプ7の周
方向の振れが発生しないため、ビス3を垂直に吸着保持
可能である。そして吸着パイプ7がさらに下降すること
により、吸着パイプ7の先端部14がキャッチャ1に当っ
てキャッチャ1の先端側を押し開いてさらに下降する。
この時、吸着パイプ7の外周に設けてある振れ止め部17
がガイド部材8より離れ、吸着パイプ7が周方向に振れ
可能となる。そしてねじ部5先端が被締付け部材15のビ
ス挿入穴16に入り込み、ビス締め部材12にビス締めを行
う。
【0011】この様に本発明では、キャッチャでビスの
ねじ部を保持し、ビス吸引時に周方向の振れを規制する
振れ止め部を外周に設けた吸着パイプでビスを吸引する
ため、ビスは吸着パイプに垂直に保持され、ネジ部と被
締付け部材のビス挿入穴との中心が合ってビス締め作業
が可能となる。また、ビス吸着後に吸着パイプの外周に
設けた振れ止め部がガイド部材より離れ、吸着パイプが
周方向に振れ可能となることにより、ビスのねじ部と被
締付け部材のビス挿入穴との中心がわずかに位置ずれし
ていて、ねじ部先端が被締付け部材のビス挿入穴の入口
に引掛かったとしても、ビス挿入穴に導かれるようにし
て吸着パイプがビス挿入穴の中心方向に振れ、被締付け
部材のビス挿入穴との中心が合ってビス締め作業が可能
となる。
【0012】
【発明の効果】本発明はビス供給口から送り込まれたビ
スのねじ部先端が係止するようテーパ状に形成され、か
つ先端側が開閉可能に配設された複数のキャッチャと、
前記キャッチャに保持されたビスの頭部を吸引し、かつ
昇降可能に配設された吸着パイプと、前記ビス供給口を
備え、かつ前記吸着パイプの昇降をガイドするガイド部
材と、前記吸着パイプに吸着されたビスをビス締めする
ビットと、前記吸着パイプの外周に設けられ、前記吸着
パイプによるビス吸引時に吸着パイプの周方向の振れを
前記ガイド部材内で規制し、前記キャッチャの先端側を
吸着パイプの先端部で押し開いた後に吸着パイプの周方
向の振れ規制を解除する振れ止め部とを備えたことによ
り、平座金あるいはバネ座金の有無に関係なくキャッチ
ャにビスをほぼ垂直に保持でき、そして吸着パイプにビ
スが垂直に吸着可能とし、かつビスをビス締めする際、
ねじ部の中心に対して被締付け部材のビス挿入穴の中心
がわずかに位置ずれしていたとしても、被締付け部材の
ビス挿入穴の中心にビスが容易に導かれるように吸着パ
イプが振れ可能となり、その結果ビス締め不良が低減で
き、良好なビス締め作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のビス保持状態を示す部分断面
図。
【図2】同実施例のビス吸着状態を示す部分断面図。
【図3】従来例のビス保持状態を示す部分断面図。
【図4】従来例のビス吸着状態を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 キャッチャ 2 ビス供給口 3 ビス 5 ねじ部 7 吸着パイプ 8 ガイド部材 9 ビット 10 頭部 17 振れ止め部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 19/06 B25B 23/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビス締め機のビス供給口から送り込まれ
    たビスのねじ部先端が係止するようテーパ状に形成さ
    れ、かつ先端側が開閉可能に配設された複数のキャッチ
    ャと、前記キャッチャに保持されたビスの頭部を吸引
    し、かつ昇降可能に配設された吸着パイプと、前記ビス
    供給口を備え、かつ前記吸着パイプの昇降をガイドする
    ガイド部材と、前記吸着パイプに吸着されたビスをビス
    締めするビットと、前記吸着パイプの外周に設けられ、
    前記吸着パイプによるビス吸引時に吸着パイプの周方向
    の振れを前記ガイド部材内で規制し、前記キャッチャの
    先端側を吸着パイプの先端部で押し開いた後に吸着パイ
    プの周方向の振れ規制を解除する振れ止め部とを備えた
    ことを特徴とするビス締め機。
JP14250094A 1994-05-31 1994-05-31 ビス締め機 Expired - Lifetime JP2930090B2 (ja)

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JPH07328870A JPH07328870A (ja) 1995-12-19
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CN103786008A (zh) * 2013-11-01 2014-05-14 深圳市综科邦达机电设备有限公司 置钉机、用于置钉机的吸嘴及置钉方法

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