JPH0557540A - 自動ドライバーにおける傾き吸収機構 - Google Patents

自動ドライバーにおける傾き吸収機構

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Publication number
JPH0557540A
JPH0557540A JP24478991A JP24478991A JPH0557540A JP H0557540 A JPH0557540 A JP H0557540A JP 24478991 A JP24478991 A JP 24478991A JP 24478991 A JP24478991 A JP 24478991A JP H0557540 A JPH0557540 A JP H0557540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
screw
automatic
holder portion
sucking
Prior art date
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Pending
Application number
JP24478991A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Nishikawa
正人 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0557540A publication Critical patent/JPH0557540A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動ドライバーを自動組立機により操作する
場合、ネジを締め付けるべき商品に対してネジが相対的
に傾いたりしても、前記部品に対するネジの傾きを吸収
して自動的にネジ締め作業を支障なく行えるようにす
る。 【構成】 自動ドライバーにおいて、ネジ14を吸着す
る吸着リップ8を有し、該吸着リップ8を前記自動ドラ
イバーのハウジング本体1の軸心方向に出没自在に弾性
保持するとともに、前記吸着リップ8を規定位置に位置
決めするリップホルダー部9とを有し、前記リップホル
ダー部9の内部には、前記ネジ14を締めるためのビッ
ト4が存在するとともに、前記吸着リップ8の没入時に
該吸着リップ8のラジアル方向への揺動を許容する空隙
部13を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種機器のネジ締め作
業に使用される自動ドライバーにおけるネジと部品との
間の傾きを吸収する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理関連機器や光ディスク装
置等の精密機器の組立作業において、ネジ締め作業は最
も基本的なものである。このネジ締め作業は、モータ動
力によりネジ締めを行う自動ドライバーを用いて行われ
る。この自動ドライバーを用いるネジ締め作業において
は、作業者が自動ドライバーを手で持ってネジ締めを行
っていた。このため、ネジ締めしようとするネジが変形
していたり少しずれて取付けられてたとしても、作業者
が手加減して自動ドライバーを当てる位置を微妙に変え
ることにより支障なくネジ締め作業を行うことができ
た。
【0003】近年、ネジ締め作業を効率化するために、
自動ドライバーを自動組立機に搭載して使用することが
多くなってきている。自動組立機に搭載した場合、自動
ドライバーは予め設定された位置に正確に位置決めさ
れ、軸方向に正確に下されてネジ締めが行われる。自動
組立機は、作業者のように位置を微妙に変えるような微
調整はできないため、ネジの取付け位置がずれたりする
と、自動ドライバーのビット先端がネジ頭の穴溝に完全
に噛み合わずにネジ締め回転することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の自
動ドライバーを自動組立機により操作すると、ネジを締
め付けるべき部品に対してネジが相対的に傾いたりする
と、ネジが部品に設けられたメネジの入口に入らなかっ
たり、或いは倒れたりして、ビットのトルクがネジに正
常に伝達されず、ネジ締め作業が失敗に終わるようなこ
とがある。
【0005】本発明は、部品に対するネジの傾きを吸収
して自動的に自動的にネジ締め作業を支障なく行える自
動ドライバーにおける傾き吸収機構を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、自動ドライ
バーにおいて、ネジを吸着する吸着リップを有し、該吸
着リップを前記自動ドライバーのハウジング本体の軸方
向に出没自在に弾性保持するとともに、前記吸着リップ
を規定位置に位置決めするリップホルダー部とを有し、
前記リップホルダー部の内部には、前記ネジを締めるた
めのビットが存在するとともに、前記吸着リップの没入
時に該吸着リップのラジアル方向への揺動を許容する空
隙部を設けている。
【0007】
【作用】本発明は、上記構成を有することにより、吸着
リップに吸着したネジを部品に対して所定位置に位置決
めしてネジ締めを行う場合、規定位置に弾性保持されて
いる吸着リップと部品とが相対的に傾いた状態で、自動
ドライバーが軸方向に下されて前記吸着リップが部品に
当接しても、該吸着リップのラジアル方向への揺動によ
りネジが部品に対して正確にネジ締めされるようにな
り、ネジ締め時の傾きを効果的に吸収できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について、図
1乃至図3を参照しながら説明する。
【0009】図1は、ドライバーハウジング本体1を破
断して示す本発明に係る自動ドライバーの全体構造図で
あって、ビット駆動モータ2が内蔵されており、該ビッ
ト駆動モータ2のモータ軸3にビット4が回転方向に結
合されている。また、ビット4は二つの軸受6、7によ
りラジアル方向に支持されているが、スプリング5によ
り前記ビット4の先端側がドライバーハウジング本体1
の軸心方向に対してラジアル方向に多少揺動できるよう
に、軸受7に対して間隙を有するようになされている。
8は、ネジ14を負圧により吸着する吸着リップであっ
て、バネ10によってリップホルダー部9内に出没自在
に弾性保持されている。前記負圧はリップホルダー部9
の内部に連通する吸引パイプVを通じて得るようになっ
ている。
【0010】図2および図3は、本発明の動作を説明す
るための要部断面図であって、図2では、ネジ14が吸
着リップ8により吸着されてそのネジ頭の穴溝がビット
4の先端と噛み合った状態で保持されている。このと
き、バネ10は吸着リップ8を突出させた該吸着リップ
8の後端テーパー部12はリップホルダー部9のテーパ
ー部11と合致した状態となっており、吸着リップ8は
規定位置に弾性保持されている。また、ビット4と吸着
リップ8の軸心方向はともに、ドライバーハウジング本
体1の軸心方向X−Xと一致した状態となっている。
【0011】次に、自動ドライバーが自動組立機により
ネジ締め位置に位置決めされ、ドライバーハウジング本
体1が部品A、Bに対して下降する。部品A、Bがドラ
イバーハウジング本体1の軸心方向X−Xに対して直角
でない場合、吸着リップ8の先端が部品Aに当接したと
き、図3に示されるように、前記吸着リップ8はバネ1
0に抗してリップホルダー部9内に没入するとともに、
空隙部13の存在により前記軸心方向X−Xに対して揺
動して部品Aの傾きに倣うこととなる。したがって、ネ
ジ14は部品Aに垂直に挿入され部品Bに設けられたメ
ネジの入口に適正に位置付けされる。
【0012】以上のようにして、ネジ14は部品A、B
に対して傾くことなく正確に挿入位置決めされることと
なり、ビット4の回転により部品Bにネジ締めされて部
品Aと部品Bが固着される。このとき、ビット4は、前
述した如くスプリング5(図1参照)により前記軸心方
向X−Xに対して多少揺動可能になされているので、ネ
ジ14をネジ締めするときに、その先端がネジ14のネ
ジ頭の位置に倣った状態で回転する。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上記構成よりなるため、自動
ドライバーによるネジの吸着時に、吸着リップが規定位
置に保持されているから、ネジの吸着ミスの発生がな
い。また、吸着リップがリップホルダー部内に揺動可能
に弾性保持されており、ネジ締め時には部品の傾きに倣
って揺動するので、ネジは部品に対して垂直かつ正確に
挿入・位置決めされ、ネジの部品に対する傾きが吸収さ
れネジが倒れたり、ネジにより部品が損傷されたりする
ことがない。
【0014】さらに、ネジが部品に対して垂直にネジ締
めされるためネジ山が変形したり、ネジ締め時のトルク
不足を生じることなく固着部の品質を維持できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動ドライバーの全体構成を示す
図である。
【図2】本発明の自動ドライバーにおける傾き吸収機構
のネジ締め前の状態を示す図である。
【図3】本発明の自動ドライバーにおける傾き吸収機構
の部品に対するネジ締め時の状態を示す図である。
【符号の説明】
1…ドライバーハウジング本体、1…ビット駆動モータ 2…モータ軸、4…ビット、5…スプリング、6、7…
軸受 8…吸着リップ、9…リップホルダー部、10…バネ、
11…テーパー部 12…後端テーパー部 13…空隙部、14…ネジ、V…吸引パイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバーハウジング本体と、 ネジを吸収する吸着リップと、 該吸着リップを前記モータハウジング本体の軸方向に出
    没自在に弾性保持するとともに、前記吸着リップを規定
    位置に位置決めするリップホルダー部とを有し、 前記リップホルダー部の内部には、前記ネジを締めるた
    めのビットが存在するとともに、前記吸着リップの没入
    時に該吸着リップのラジアル方向への揺動を許容する空
    隙部が存在することを特徴とする自動ドライバーにおけ
    る傾き吸収機構。
  2. 【請求項2】 吸着リップは、リップホルダー部の内側
    に設けられたテーパー部と前記吸着リップの後端に設け
    られたテーパー部とにより規定位置に位置決め保持され
    たものであることをとする請求項1記載の自動ドライバ
    ーにおける傾き吸収機構。
JP24478991A 1991-08-30 1991-08-30 自動ドライバーにおける傾き吸収機構 Pending JPH0557540A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24478991A JPH0557540A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 自動ドライバーにおける傾き吸収機構

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JP24478991A JPH0557540A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 自動ドライバーにおける傾き吸収機構

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Publication Number Publication Date
JPH0557540A true JPH0557540A (ja) 1993-03-09

Family

ID=17123956

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JP24478991A Pending JPH0557540A (ja) 1991-08-30 1991-08-30 自動ドライバーにおける傾き吸収機構

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JP (1) JPH0557540A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011200977A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Isuzu Motors Ltd 締め付けツール及び自動締め付け装置
JP2013022660A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Toyota Motor Corp ボルトナット締付方法及びボルトナット締付装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011200977A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Isuzu Motors Ltd 締め付けツール及び自動締め付け装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991221