JP2941999B2 - 自動ドライバ - Google Patents
自動ドライバInfo
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
業に使用される自動ドライバに関する。
タ、ディスク装置等の電子機器等の各種産業における組
み立て作業において、ねじ締め作業は最も基本的なもの
である。このねじ締め作業は、モータ動力によりねじ締
めを行う自動ドライバを用いて行われる。
においては、作業者が自動ドライバを手で持ってねじ締
めを行っていた。このため、ねじ締めしようとするねじ
が変形していたり少しずれて取り付けられていたとして
も、作業者が手加減して自動ドライバを当てる位置を微
妙に変えることにより支障なくねじ締め作業を行うこと
ができた。
自動ドライバを自動組立機や組立ロボットに搭載して使
用することが多くなってきている。自動組立機や組立ロ
ボットに搭載した場合、自動ドライバは予め入力された
ねじ位置に正確に位置決めされ、軸方向に正確に下ろさ
れてねじ締めが行われる。
立機や組立ロボットは、作業者のように位置を微妙に変
えるような微調整はできず、目標位置に正確にビット先
端を移動させるため、ねじの取付け位置がずれて、高さ
方向(軸方向)や水平方向(ラジアル方向)の位置決め
誤差が生じたり、ねじが変形していてねじ頭の穴溝の位
置がずれていたりすると、自動ドライバのビット先端が
ねじ頭の穴溝に完全に噛合わずにねじ締め回転すること
になり、ねじ頭の穴溝が破壊されたり、ねじ山が破壊さ
れたりするという問題があった。さらに、ねじ本体の破
壊等以外にもドライバ、自動機、ロボットのいずれかが
破損してしまうという問題があり、自動機又はロボット
に自動ドライバを装着する場合には、大掛かりな自在機
構を設けることが必要不可欠であるという問題があっ
た。
ずれていたり、ねじが多少変形していたりしても、自動
組立機や組立てロボットに搭載して十分に高い信頼性を
持ってねじ締め作業を行うことができ、また自動組立機
や組立てロボットに、大掛かりな自在機構を設ける必要
のない自動ドライバを提供することにある。
り回転され、一端が少なくともラジアル方向に変位可能
なシャフトと、前記シャフトの一端に設けられたビット
部材と、前記ビット部材の先端部外周囲に設けられ、前
記ビット部材に対して回転方向及び軸方向に摺動可能な
スリーブと、前記スリーブの周囲に設けられ、前記スリ
ーブの先端部分が突出する開口部の内壁が先細り形状で
あるドライバケース部と、前記スリーブを、前記ドライ
バケース部の前記開口部から押出す方向に働く押出し力
を生じるスリーブ押出し用弾性部材と、前記スリーブの
周囲に摺動可能に設けられ、前記ドライバケース部の開
口部の内壁に沿って摺動するテーパ部を有し、前記スリ
ーブ押出し用弾性部材により押出されるセンタガイドと
を有することを特徴とする自動ドライバによって達成さ
れる。
いて、前記シャフトが軸方向に摺動可能に設けられ、前
記シャフトの他端に取付けられ、前記シャフトを前記ビ
ット部材方向に押付けるシャフト押付け用弾性部材と、
前記シャフト押付け用弾性部材を交換できるように前記
ドライバケース部から取り外し可能に設けられ、前記弾
性部材の伸張力を調整する伸張力調整機構とを更に有
し、前記伸張力調整機構により前記弾性部材の伸長力を
調整することにより前記ビット部材の軸方向の圧力を調
整するようにすることを特徴とする自動ドライバによっ
て達成される。
おいて、前記モータの回転力を前記シャフトに伝達する
回転伝達機構を更に有し、前記シャフトの回転軸を前記
モータの回転軸と異なる位置に設けたことを特徴とする
自動ドライバによって達成される。さらにまた、上記目
的は、上記自動ドライバにおいて、前記ドライバケース
部は、前記スリーブの摺動範囲及び前記スリーブ押出し
用弾性部材の押出し力を調整する調整機構を有し、前記
ビット部材及び前記スリーブの交換が行えるように取外
し可能に形成されていることを特徴とする自動ドライバ
によって達成される。
転され、一端が少なくともラジアル方向に変位可能なシ
ャフトと、シャフトの一端に設けらたビット部材と、ビ
ット部材の先端部外周囲に設けられ、ビット部材に対し
て回転方向及び軸方向に摺動可能なスリーブと、スリー
ブの周囲に設けられ、スリーブの先端部分が突出する開
口部の内壁が開口端に向かうに従って先細りになるテー
パ形状であるドライバケース部と、スリーブを、ドライ
バケース部の開口部から押出す方向に働く押出し力を生
じるスリーブ押出し用弾性部材と、スリーブの周囲に摺
動可能に設けられ、ドライバケース部の開口部のテーパ
形状の内壁に沿って摺動するテーパ部を有し、スリーブ
押出し用弾性部材により押出されるセンタガイドとを有
しているので、スリーブ押出し用弾性部材によりセンタ
ガイドのテーパ部がドライバケース部の内壁に常に押付
けられ、スリーブ及びビット部材の先端がラジアル方向
に変位すると、その変位に応じてセンタガイドのテーパ
部がドライバケース部の内壁から受ける反発力が周方向
で偏り、センタガイドを介してスリーブ及びビット部材
の先端を開口部の中央に戻すような復元力が働く。この
ため、スリーブ及びビット部材の先端にラジアル方向の
外力が加わると、センタガイドのテーパ部がドライバケ
ース部の内壁と摺動して、その外力に応じてスリーブ及
びビット部材の先端がラジアル方向に変位するが、スリ
ーブ及びビット部材の先端に加わっていた外力が除かれ
ると、スリーブ及びビット部材の変位に応じた復元力に
より、その先端が開口部の中央に位置するように案内さ
れる。
置決め誤差が生じたり、ねじが変形していてねじ頭の穴
溝の位置がずれていたりしても、ビット部材の先端に加
わるラジアル方向の外力に応じてビット部材の先端が自
在に変位しつつねじ締めを行うことができるので、ビッ
ト部材の先端がねじ頭の穴溝に完全に噛合わずにねじ締
め回転してねじ頭の穴溝を破壊したりねじ山が破壊され
たりすることがなく、自動組立機や組立てロボットに搭
載して十分に高い信頼性を持ってねじ締め作業を行うこ
とができると共に、自動組立機や組立てロボットに、大
掛かりな自在機構を設ける必要がない。
フトが軸方向に摺動可能に設けられ、シャフトの他端に
取付けられ、シャフトをビット部材方向に押付けるシャ
フト押付け用弾性部材と、シャフト押付け用弾性部材を
交換できるようにドライバケース部から取り外し可能に
設けられ、弾性部材の伸張力を調整する伸張力調整機構
とを更に有しているので、伸張力調整機構により弾性部
材の伸長力を調整することによりビット部材の軸方向の
圧力を広範囲で自在に調整することができる。
ータの回転力をシャフトに伝達する回転伝達機構を更に
有し、シャフトの回転軸をモータの回転軸と異なる位置
に設けたので、近接する複数箇所のねじ締めを行う場合
に、容積のかさばるモータの影響を受けることなくシャ
フトを近接させて複数台の自動ドライバの配置を配置し
て同時にねじ締め作業を行うことができる。
は、ドライバケース部が、スリーブの摺動範囲及びスリ
ーブ押出し用弾性部材の押出し力を調整する調整機構を
有し、ビット部材及び前記スリーブの交換が行えるよう
に取外し可能に形成されているので、必要に応じてスリ
ーブの摺動範囲を調整したり、スリーブ押出し用弾性部
材の押出し力を調整することができる。また、容易にビ
ット部材及びスリーブを交換することができ、締めるべ
きねじの種類に適したビット部材及びスリーブを用いて
ねじ締め作業を行うことができる。
図1乃至図4を用いて説明する。本実施例の自動ドライ
バは、ビットの軸方向、ラジアル方向に自由度を持たせ
た構造により、自動機やロボットに直接搭載して使用す
る場合、目標位置ずれやねじの偏心等に対し、安定にね
じ締め作業ができることに特徴を有する。
図2は自動ドライバの組立状態の説明図、図3はスライ
ダとドライブギヤで形成されるキー溝の形状を示す図、
図4はビットホルダ部の斜視図である。自動ドライバの
駆動源であるモータ40が、モータカバー68の取付用
スクリウリング4と共に、モータマウント1に取付けら
れている。モータ40の回転軸端には、ギヤケース3内
に設けられたモータピニオン29が取付けられている。
キャップ2に挟まれ、モータ40の動力を他の回転軸に
伝達し、また回転数等を最適に調節するために用いる数
種類のギヤを内蔵している。モータピニオン29は、ア
イドルシャフト20に取付けられているアイドルギヤ2
7と噛み合っている。アイドルシャフト20はモータマ
ウント1及びギヤキャップ2に設けられたボールベアリ
ング34に支持されている。モータピニオン29からア
イドルギヤ27を介して伝えられた回転は、アイドルシ
ャフト20上に別に設けられたアイドルギヤ24に動力
を伝える。アイドルギヤ24は、ギヤケース3上部に設
けられた2つのボールベアリング32で支持されるドラ
イブギヤ23と噛み合い、モータ40からの動力をドラ
イブギヤ23に伝達している。
23内には、スライダ12が嵌込まれている。スライダ
12底部にはスライドシャフト13を貫通させるための
開口部12eが開口されている。スライダ12上部の凸
部12a〜12dは、ドライブギヤ23に形成された凹
部23a〜23dに嵌込まれている。従って、スライダ
12はドライブギヤ23と一体となって回転する。
23の凸部23e〜23hの内面とスライダ12の凸部
12a〜12dの側面とにより、4つのキー溝50a〜
50dが形成される。スライドシャフト13のほぼ中央
に設けられた4個のキー13a〜13dをスライダ12
に形成された4つのキー溝50a〜50d内に差込み、
キー溝50a〜50dの中心部の空間、及び開口部12
eにスライドシャフト13を貫通させて、スライドシャ
フト13端部をビットホルダ10内に導入しビス52に
よりビス止めする。
は、ドライブギヤ23と一体となって回転するスライダ
12のキー溝50a〜50dに連結された4個のキー1
3a〜13dを介して、スライドシャフト13に伝達さ
れる。また、スライダ12のキー溝50a〜50d内で
スライドシャフト13のキー13a〜13dは、その回
転軸方向にスライド可能である。従って、スライドシャ
フト13は、スライダ12内で回転軸方向にスライド可
能となる。さらに、スライダ12のキー溝50a〜50
dとスライドシャフト13のキー13a〜13dの間に
は遊びとしての空間を設けているので、スライダ12の
キー溝50a〜50d内のある一点を支点として、スラ
イドシャフト13はラジアル方向にも自由度を有する。
ホルダ10端部には、切込10a及び凹部10bが形成
されている。図4に示すように、切込10aにはロッキ
ングローラ11が取付けられ、凹部10bにはロッキン
グスプリング19が巻き付けられ、ロッキングローラ1
1を係止している。ビットホルダ10にビス止めされた
スライドシャフト13の端部、及びビット31の端部は
共に切り欠き形状をしており、ビットホルダ10内でこ
れら切り欠きが相互に補うようにしてスライドシャフト
13とビット31が係合している。このとき、ビット3
1に設けられた凹部にロッキングローラ11が当り、ビ
ット31がビットホルダ10から脱落することを防止し
ている。
ビットホルダ10、及びビット31が一体として回転
し、さらにビット31の先端は回転軸方向にスライド可
能で、かつ、ラジアル方向に対する自由度を有すること
となる。ビット31の回転軸方向周囲に設けられたスリ
ーブガイド15を介して、スリーブ14が設けられてい
る。スリーブガイド15はビット31に対し、滑らかに
接しているので、ビット31の外周囲をスリーブ14は
回転方向及び軸方向に摺動することができる。
その先端がビット31の先端より若干前に出ている。ス
リーブ14のほぼ中央部分に孔62が形成されている。
ねじ締め作業において、スリーブ14先端から、ビット
31とスリーブ14の隙間、及び孔62を通して排気口
60へ空気を吸引することにより、ねじをスリーブ14
先端に吸着させることができるようにしたものである。
14に固定され、他端がビットホルダ10及びビット3
1のカバーであるドライバケース5に設けられたフラン
ジ56に係止されたスリーブスプリング17が設けられ
ている。スリーブスプリング17のスリーブ14に固定
された一端側に、リング形状であって、テーパ部58を
有し、スリーブ14外周を摺動可能なセンタガイド16
が設けられている。センタガイド16のテーパ部58
は、ドライバケース5先端部に設けられたスリーブアジ
ャスタ8の開口部と接している。スリーブアジャスタ8
の開口部は、スリーブ14及びビット31先端がラジア
ル方向で必要な自由度を有することができるように一定
の直径を有する。
ジャスタ8の開口部の外側にスリーブ14を押出そうと
する軸方向の力が生じる。スリーブスプリング17とス
リーブ14との固定部分がセンタガイド16に当りロッ
クされるので、スリーブ14がスリーブアジャスタ8の
開口部の外側に脱落することはない。センタガイド16
にはスリーブスプリング17で生じた軸方向の力が伝達
される。
は、センタガイド16のテーパ部58と、スリーブアジ
ャスタ8のテーパを有する開口とのテーパ作用により、
センタガイド16の中心軸をスリーブアジャスタ8の開
口の中心に一致させるように働く。スリーブアジャスタ
8の開口の中心は、ビット31の回転軸上にあるので、
スリーブ14またはビット31にラジアル方向の外力が
働かない限り、スリーブ14及びビット31の軸中心は
回転軸に一致し、ビット31のセンタ出しを自動的に行
うことができる。
スタ8と後端のプレッシャアジャスタ7によりドライバ
ケース部が構成される。ドライバケース5先端のスリー
ブアジャスタ8は、ドライバケース5とねじ結合してい
るので、スリーブアジャスタ8をねじ込むことにより、
回転軸方向に移動させることができ、またアジャスタナ
ット9により、その位置を固定できるようになってい
る。従って、スリーブアジャスタ8を回転させて回転軸
方向に移動させることにより、スリーブスプリング17
に生じる軸方向の力を変化させることができ、スリーブ
14の移動範囲及び圧力を変化させることができる。さ
らに、スリーブアジャスタ8を回転させて、ドライバケ
ース5先端から取り外すことにより、容易にビット31
及びスリーブ14の交換を行うことができる。
3端部にはボールベアリング33を介してプレッシャス
プリング18が取付けられ、その周囲のスプリングケー
ス6にねじ結合しているプレッシャアジャスタ7底部に
固定されている。プレッシャアジャスタ7は、ドライバ
ケース5とねじ結合しているので、プレッシャアジャス
タ7をねじ込むことにより、回転軸方向に移動させるこ
とができ、またアジャスタナット54により、その位置
を固定できるようになっている。従って、プレッシャア
ジャスタ7を回転させて回転軸方向に移動させることに
より、ビット31の軸方向の圧力を調節することができ
る。さらに、プレッシャアジャスタ7を回転させて、ス
プリングケース6先端から取り外すことにより、容易に
プレッシャスプリング18の交換ができ、ビット31の
先端に与える軸方向圧力を広範囲に調節することができ
る。
について説明する。搭載すべき自動組立機や組立ロボッ
トの所定位置に自動ドライバを取付ける。まず、ドライ
バケース5からスリーブアジャスタ8を取り外し、ビッ
ト31及びスリーブスプリング17を外す。ビット31
を強く手で引っ張ってロッキングローラ11をビット3
1の凹みから外すことにより、容易にビット31を取り
外すことができる。
し、ビット31の根元の切り欠きの向きに注意しなが
ら、自動ドライバのビットホルダ10に挿入する。ビッ
ト31が所定位置まで挿入されない場合には、ビット3
1を回転させて、ビット31の切り欠きの向きとスライ
ドシャフト13の軸の端部の切り欠きの向きを合わせ
る。ビット31が所定位置まで挿入されると、ロッキン
グスプリング19でビットホルダ10に固定されている
ロッキングローラ11がビット31の凹みに入り固定さ
れる。
及びスリーブスプリング17を選択して、スリーブアジ
ャスタ8のドライバケース5への取付けと一緒に所定位
置に取り付ける。次に、スリーブ14の位置調整をスリ
ーブアジャスタ8を回転させながら行う。所定の位置に
スリーブアジャスタ8がセットできたら、アジャスタナ
ット9をスリーブアジャスタ8に締め付けて固定する。
ット31先端がねじに加える圧力を調節するため、プレ
ッシャスプリング18の交換を行う。さらに、スプリン
グケース6にねじ結合されているプレッシャアジャスタ
7を回転させることにより、必要な圧力を得るための微
調整を行う。所定の圧力にプレッシャアジャスタ7がセ
ットできたら、アジャスタナット54をプレッシャアジ
ャスタ7に締め付けて固定する。
自動ドライバを搭載した自動組立機やロボットが駆動さ
れて、自動ドライバが移動され、ねじ締めに使用される
ねじの上方に到達すると、自動ドライバが降下してスリ
ーブ14の先端がねじ頭に接触する。ねじは、真空作用
によりスリーブ14先端に吸着され、ねじの頭にビット
31の先端が噛合う。噛合わせを確実にするために、こ
の時点でビット31は回転している。次にそのままねじ
を締めるべき所定の位置まで運ばれる。
め位置まで下降し、まず、スリーブ14先端のねじをね
じ穴に差込む。このとき、ビット31には軸方向の衝撃
が加わるが、スライドシャフト13のスライド機構及び
プレッシャスプリング18によりこの衝撃を吸収するこ
とができる。また、ねじの取付け位置が多少ずれていた
り、ねじが変形してねじ頭の穴溝の位置が多少ずれてい
たとしても、スリーブ14及びビット31の先端がラジ
アル方向に自由度を有するので、ねじ頭の穴溝に適切に
噛み合う。
数のアイドルギヤを介して、スライドシャフト13、ビ
ットホルダ10及びビット31に回転を伝達することに
より、ねじを締める。このとき、ビット31の先端が少
しずれている場合は、ビット31は本来の回転軸からず
れて回転をすることになるが、スライダ12内のスライ
ドシャフト13がスライダ12との間で自在支点を形成
し、適切に回転させることができる。
タ40が停止し、自動ドライバは上昇して次のねじに向
かって移動し、上記動作を繰り返す。このように、本実
施例の自動ドライバによれば、スリーブ14またはビッ
ト31にラジアル方向の外力が働かないときには、スリ
ーブ14及びビット31の軸中心は回転軸に一致し、ビ
ット31のセンタ出しを自動的に行うことができる。
ビット31の軸方向圧力の調整、プレッシャスプリング
18の交換を容易に行うことができ、ビット31に広範
囲の圧力を与えることができる。さらに、ねじの大き
さ、用途、種類等に応じてビット31及びスリーブ14
の交換が極めて容易に短時間に行うことができる。
に搭載する自動ドライバに要求される機能を満足させる
ための各微調整を容易に行うことができ、ねじ締め作業
を迅速に行うことができる。本発明の第2の実施例によ
る自動ドライバを図5を用いて説明する。図5は、本発
明の第1の実施例による自動ドライバを4台集合させて
各ビット31先端を集合させ、狭い領域において同時4
軸作業を行う場合の例を示した図である。図中、紙面の
表面から裏面に向かう方向がねじ締めの方向である。従
って、同図は、自動ドライバをビット31の回転軸に沿
ってモータカバー68側から見た図である。
に設けられた取付け穴により、例えばロボット(図示せ
ず)に取付けねじ及びワッシャ66で取付けられてい
る。モータカバー68端部には、モータ40に電源等を
供給するためのソケット64が設けられている。本実施
例で用いた自動ドライバの場合は、モータ40の回転軸
上にビット31を形成せず、モータ40の回転軸から離
れた位置にビット31の回転軸を設けているので、容積
のかさばるモータ40部の影響を受けることなく各ビッ
ト31を接近させて、同時に作業させることができる。
のビット31の、各隣接するビット31の間隔は18m
mまで近接させることができる。この近接した間隔を保
ちながら、各自動ドライバがそれぞれ種類等の異なるね
じに対して、同時にねじ締め作業を行うことができる。
本発明は、上記実施例に限らず種々の変形が可能であ
る。
バを集合させて同時4軸作業を行わせたが、より多軸で
の同時作業を行わせることもできる。
付け位置が多少ずれていたり、ねじが多少変形していた
りしても、自動組立機や組立てロボットに搭載して十分
に高い信頼性を持ってねじ締め作業を行うことができ、
また自動組立機や組立てロボットに、大掛かりな自在機
構を設ける必要もなくなる。また、モータの回転力をシ
ャフトに伝達する回転伝達機構を設けて、シャフトの回
転軸をモータの回転軸と異なる位置に設けるようにすれ
ば、近接した複数箇所へのねじ締め作業を同時に行うこ
とができる。
体を示す断面図である。
立状態の説明図である。
ライダとドライブギヤで形成されるキー溝の形状を示す
図である。
ットホルダ部の斜視図である。
す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 モータにより回転され、一端が少なくと
もラジアル方向に変位可能なシャフトと、前記シャフト
の一端に設けられたビット部材と、前記ビット部材の先
端部外周囲に設けられ、前記ビット部材に対して回転方
向及び軸方向に摺動可能なスリーブと、前記スリーブの
周囲に設けられ、前記スリーブの先端部分が突出する開
口部の内壁が先細り形状であるドライバケース部と、前
記スリーブを、前記ドライバケース部の前記開口部から
押出す方向に働く押出し力を生じるスリーブ押出し用弾
性部材と、前記スリーブの周囲に摺動可能に設けられ、
前記ドライバケース部の開口部の内壁に沿って摺動する
テーパ部を有し、前記スリーブ押出し用弾性部材により
押出されるセンタガイドとを有することを特徴とする自
動ドライバ。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動ドライバにおいて、
前記シャフトが軸方向に摺動可能に設けられ、前記シャ
フトの他端に取付けられ、前記シャフトを前記ビット部
材方向に押付けるシャフト押付け用弾性部材と、前記シ
ャフト押付け用弾性部材を交換できるように前記ドライ
バケース部から取り外し可能に設けられ、前記弾性部材
の伸張力を調整する伸張力調整機構とを更に有すること
を特徴とする自動ドライバ。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の自動ドライバに
おいて、前記モータの回転力を前記シャフトに伝達する
回転伝達機構を更に有し、前記シャフトの回転軸を前記
モータの回転軸と異なる位置に設けたことを特徴とする
自動ドライバ。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の自動
ドライバにおいて、前記ドライバケース部は、前記スリ
ーブの摺動範囲及び前記スリーブ押出し用弾性部材の押
出し力を調整する調整機構を有し、前記ビット部材及び
前記スリーブの交換が行えるように取外し可能に形成さ
れていることを特徴とする自動ドライバ。
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