JP3182394B2 - ビスチャック - Google Patents

ビスチャック

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JP3182394B2
JP3182394B2 JP14912498A JP14912498A JP3182394B2 JP 3182394 B2 JP3182394 B2 JP 3182394B2 JP 14912498 A JP14912498 A JP 14912498A JP 14912498 A JP14912498 A JP 14912498A JP 3182394 B2 JP3182394 B2 JP 3182394B2
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勇二 中川
正 山田
弘嗣 横山
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる羽根付き
セルフタップビス、即ち羽根付きビスの羽根の向きを揃
えることにより螺入前に羽根などが損傷するのを防止し
うるビスチャックに関する。
【0002】
【従来の技術】図14に示すように、例えば鋼製の金属
枠Aにそれよりも軟質の板材Bをネジ止めするなどの場
合に用いる羽根付きビスは、タップ部2A先端のドリル
部2B上方に羽根2Cを有し、この羽根2Cによってド
リル部Bによる下孔を拡径して頭部2Dが円滑に着座す
る拡径孔を形成するとともに、羽根2Cを金属枠Aとの
衝合により切断し、タップ部2Aがドリル部2Bによる
下孔をネジ切りしつつ螺進することによってビス締めす
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような羽根付きビ
ス2は、通常、羽根付きビスを仮保持するビスチャック
を有する自動ビス締め装置を用いて螺入されるが、従来
のビスチャックは図15に例示するように、押下げによ
り開脚するチャックアームC内の収容部Dに羽根付きビ
ス2を収容することによりこの羽根付きビス2を仮保持
していた。従って、ビットによる回転、押下げとともに
ドリル部2B、羽根2Cが内周面で摺接するため、ドリ
ル部2B先端が損耗し、又羽根2Cが欠けるなどときに
ビス締めが不良となる原因となっていた。
【0004】本発明は、羽根付きビスの羽根の向きを揃
一することを基本として、ビス締め作業を安定化しうる
ビスチャックの提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1の発明は、羽根付きビスが供給されるビス供
給孔を設けたチャック本体に、一対のチャックアームを
その下方部が近接可能に枢着し、かつ供給される羽根付
きビスを、前記下方部の向き合う内面に形成される筒状
部によって仮保持するとともに、前記チャック本体を通
るビットに前記羽根付きビスが押されることにより前記
下方部が開脚するビスチャックであって、前記筒状部
は、その中心線と直角な断面において長円状をなしかつ
前記羽根付きビスの羽根をその長軸の向きに案内する案
内部を有している。
【0006】なお前記チャックアームは、その下端部に
前記長軸方向にのび前記羽根が通る割溝を形成する欠除
部を設けることができる。
【0007】このように羽根付きビスの羽根の向きを長
円状の案内部で整一することにより例えば羽根が割溝を
通ってチャック下方に位置させることが容易となり、ビ
ットによる回転、押下げられるときにもドリル部、羽根
が筒状部の内周面での摺接することがなく、ドリル部先
端の損耗、羽根の欠けなどを防止してビス締め作業の不
良を減じうる。
【0008】
【発明の実施の態様】以下本発明の一実施例を図面に基
づき説明する。図1はビスチャック1の実施の態様を示
す正面図、図2はその側面図、図3はその平面図であっ
て、ビスチャック1は、羽根付きビス2が供給されるビ
ス供給孔4を設けたチャック本体5と、一対のチャック
アーム7,7とからなり、このチャックアーム7,7は
チャック本体5に下方部が近接可能に枢着されかつ下方
部の内面に羽根付きビス2の羽根2Cを案内する案内部
8を有する仮保持用の筒状部9を前記近接によって形成
しうる。なお案内部8は、中心線と直角な断面において
長孔状に形成されるとともに、チャックアーム7,7の
内面下端部に設けた欠除部10Aによって割溝10が形
成される。
【0009】羽根付きビス2は、前記のごとく、いわゆ
る羽根付きのセルフタップビスであって、タップ部2A
の一端にドリル部2Bを設けかつ他端に頭部2Dを形成
するとともに、ドリル部2Bの上部に切損されうる羽根
2Cを設けている。
【0010】前記チャック本体5は、図1に示すよう
に、前記チャックアーム7、7の上方部が遊嵌される凹
部11、11を両側面に凹設した主部12の前面に、図
5に示すごとく斜めの前記ビス供給孔4を設けるための
上面が傾斜した突出部13を形成している。なお突出部
13には前記ビス供給孔4を露出させビスづまりとなっ
た羽根付きビス2を取除く開口13Aを開閉する蓋13
Bを設けている。
【0011】又主部12には、羽根付きビス2を押下げ
つつ回転させるビット16が通る中心孔17が穿設され
る。この中心孔17は、前記ビス供給孔4との交わり部
上方で、その下部分がこのビス供給孔4と同径に拡径す
る。なお図5に示すごとく、主部12の下面14は、後
面から前面に向かって下に傾くとともに、後面には位置
決め孔、取付用ネジ穴19を形成し、かつ下方に前後面
を貫通する枢支孔20(図1に示す)を両側に開穿す
る。
【0012】前記チャックアーム7、7は、図4〜図7
に示すごとく(図7は図6のVII−VII線矢示図)左右
対称形状をなす。又チャックアーム7は、略中間高さに
枢着用の透孔23が設けられるとともに、透孔23の上
方の上アーム部24と下方の下アーム部25とからな
る。又上アーム部24の内面は上に向かって外に傾く斜
面に形成されることにより、前記枢支孔20、透孔23
を通るピンによって枢着されることによって下アーム部
25は開脚できる。
【0013】又下アーム部25は前記透孔23よりも下
方で、前記チャック本体5の下面14に当接しうる斜面
27(図5,図7に示す)とされるとともに、一対のチ
ャックアーム7、7の斜面27から下の下方部29の向
き合う内面31は近接できかつ開脚により離間できる。
なお、チャックアーム5は例えば図4に示すような圧縮
バネなどの付勢手段32によって、下方部29の内面3
1が接触する側に付勢される。
【0014】前記内面31には、前記斜面27から下方
にのびる凹状部34が形成され、この凹状部34は内面
31が近接することによって、前記羽根付きビス2を仮
保持し案内する前記筒状部9を有するビス通り孔35を
形成する。さらに内面31下方においてチャックアーム
7、7が合わさることにより、前記羽根2Cのみが通る
前記割溝10を形成する欠除部10Aが内面31を下端
まで切欠くことにより形成されている。
【0015】前記ビス通り孔35は、図4、図5に示す
ように、チャック本体5の中心孔17と同径の上部孔4
1の下端に、前記筒状部9を設け、かつ筒状部9は、前
記案内部8と羽根付きビス2のタップ部2Aを遊挿しう
る保持部42とからなる。
【0016】前記案内部8は上部孔41、保持部42を
結ぶ下方に向かって小径となるテーパ状をなししかも前
記内面31を長軸とする長円状に形成される。
【0017】即ち図8の前記ビス通り孔35の拡大図に
おいて、前記案内部8の上端点aよりも上の位置H1で
の断面を図9に示し、上端点aと下端点bとの間の位置
H2、H3での断面を図10、図11に示し、さらに下
端点bよりも下の位置H4での断面を図12に示してい
る。各図において羽根付きビス2の羽根2C部での断面
をハッチングにより併示している。
【0018】図8の位置H1では上部孔41の断面を示
し、図12の位置H42は保持部42の断面を示し、と
もに円形をなす。位置H2では、図8の前記上端点a、
下端部bを結ぶ線分Xをテーパ面とする基準テーパの断
面である基準円C1に対して、案内部8は、短軸長さを
基準円C1の直径とし、内面31方向の長軸長さをそれ
よりも大とした略楕円の長円状をなす。
【0019】位置H3でもその位置での基準円C2につ
いて同様な関係の長円状をなす。このため、案内部8の
内周面に当接するとき長軸の向きに回動する。なお前記
割溝10は、好ましくは、羽根2Cが案内部10の内周
面と当接する位置を上にこえる程度まで形成される。
【0020】従って図5に示すように、ビス供給孔4か
ら供給され、前記中心孔17を通り筒状部9に向けて送
り込まれる羽根付きビス2の羽根2Cが長軸の向きでは
ないときには、案内部8の内周面に当接して、図10、
図11に示すごとく羽根2Cを長軸の向きに回動させる
ことによって割溝10に挿通させる。その結果、図4、
図5に示すごとく、羽根2Cは割溝10を通ってビスチ
ャック1の下端をこえて位置しかつ頭部2Dが前記案内
部8で保持されることによって、前記筒状部9が羽根付
きビス2を仮支持できる。
【0021】かかる状態において、ビット16が回転し
つつ下降し、頭部2Dの係止部に係合して、羽根付きビ
ス2を回転しつつ押出す。これにより、図14において
前記したごとく、チャックアーム17を開脚させて羽根
付きビス2を送り出し、ビス締めできる。
【0022】なおこのようなビスチャック1は、図13
に示すごとく、直線運動機50によりレール51を往復
動する移動体52に前記ネジ孔19を用いて固定され、
かつビット16を回転しつつ押出す回転押出し段53を
有する自動ビス締め装置に使用できる。
【0023】
【発明の効果】このように羽根付きビスの羽根の向きを
長円状の案内部で整一することにより例えば羽根を割溝
を通ってチャック下方に垂下して位置させることが容易
となり、ビットによる回転、押下げに伴うドリル部、羽
根の損傷を減じてビス締め作業の不良を減じうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の態様を例示する正面図であ
る。
【図2】その側面図である。
【図3】その平面図である。
【図4】図3の IV− IV線矢示断面図である。
【図5】図3でV−V線矢示断面図である。
【図6】一対のチャックアームを例示する断面図であ
る。
【図7】図6のVII−VII線矢示正面図である。
【図8】筒状部を拡大して示す正面図である。
【図9】図8のH1位置の断面図である。
【図10】図8のH2位置の断面図である。
【図11】図8のH3位置の断面図である。
【図12】図8のH4位置の断面図である。
【図13】自動ビス締め装置を例示する側面図である。
【図14】ビス締め状態を例示する断面図である。
【図15】従来のビスチャックを例示する断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ビスチャック 2 羽根付きビス 2A タップ部 2B ドリル部 2C 羽根 2D 頭部 4 ビス供給孔 5 チャック本体 7 チャックアーム 8 案内部 9 筒状部 10 割溝 10A 欠除部 16 ビット 31 内面 34 凹状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−12049(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/00 - 21/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】羽根付きビスが供給されるビス供給孔を設
    けたチャック本体に、一対のチャックアームをその下方
    部が近接可能に枢着し、かつ供給される羽根付きビス
    を、前記下方部の向き合う内面に形成される筒状部によ
    って仮保持するとともに、前記チャック本体を通るビッ
    トに前記羽根付きビスが押されることにより前記下方部
    が開脚するビスチャックであって、前記筒状部は、その
    中心線と直角な断面において長円状をなしかつ前記羽根
    付きビスの羽根をその長軸の向きに案内する案内部を有
    することを特徴とするビスチャック。
  2. 【請求項2】前記チャックアームは、その下端部に前記
    長軸方向にのび前記羽根が通る割溝を形成する欠除部を
    設けたことを特徴とする請求項1記載のビスチャック。
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