JP3434989B2 - クランプバイト - Google Patents

クランプバイト

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、金属材料などを加
工するための切削インサートをホルダー先端部位に着脱
自在に固定するクランプバイトに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のクランプバイトは、図5に示すよ
うに切削インサート(以下、インサートと略称する)A
をクランプスクリューCで固定する方式のもの、或いは
図6に示すようにインザートAをトップクランパーDで
上面から押さえつける方式のものが主に用いられてき
た。 【0003】しかしながら、クランプスクリューCによ
るクランプバイトは、インサートAの拘束力が小さく、
さらにインサートAを交換する際に、クランプスクリュ
ーCを完全に抜き外さなければならず、時間がかかるた
め作業効率が悪くなってしまうという不具合があった。
また、この交換の際に、スクリューCを紛失してしまう
可能性もあった。 【0004】次に、トップクランパーDによるクランプ
バイトは、クランプスクリューCによるものに比べて拘
束力は大きいが、特に内径加工では、外部に突き出した
クランパーDに切屑が当たって、排出の妨害となり、切
屑のかみ込みや加工面を傷つける原因となることがあっ
た。 【0005】一方、実公昭50−29190号は別タイ
プのクランプバイトを示し、このクランプバイトは、先
端にピンを備えたピン部材をホルダの先端側に螺合し、
そのピンでもって切削インサートの中央孔の孔壁を押圧
し、インサートをクランプするものであり、上述のクラ
ンプバイトのように部品を紛失したり、切屑のかみ込な
どの問題が生じ難い構造となっていた。 【0006】 【従来技術の課題】しかしながら、上記従来技術には、
以下のような問題があった。 【0007】すなわち、上記ピン部材を用いたクランプ
バイトは、インサートをホルダー側に引きつける力も弱
く、ピンとインサートの接触が面或いは線接触となり応
力が分散してしまうため、切削加工中の特に横方向のブ
レ振動が発生し易く、加工面の仕上げに影響を与える恐
れがあった。 【0008】 【発明の目的】上記従来技術の課題に鑑み、本発明は、
横方向のブレ振動が発生し難く、加工面の仕上げが良好
なクランプバイトを提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】前記従来技術の課題を解
決するため、本発明は、ホルダー先端部位に設けたイン
サート座部にインサートを載置し、前記インサート座部
に巾狭溝を介して貫通するポケット内に、該ポケットの
底面との間に空間が形成されるようにピン部材を設置
し、前記インサートに形成した中央孔に、前記ピン部材
のピンを係合するとともに、前記中央孔の孔壁を前記ピ
ンが押圧することによって、前記インサートを前記イン
サート座部に固定するクランプバイトであって、前記ピ
ン部材は、固定用ボルトを挿通する環状部と前記ピンと
を、前記環状部の厚みよりも背高のストッパー部を介し
て互いに背面の関係になるように連結し、かつ、該スト
ッパー部は、前記ピン部材の横ズレを防止するべく前記
巾狭溝の溝壁面に当接してなり、前記固定用ボルトを、
前記ポケット内に設けた前記環状部を介して、前記ポケ
ットに形成されたボルト穴に螺設することで、前記中央
孔の孔壁を前記ピンが押圧するようにした。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図を用
いて説明する。図1は、本発明の内径加工用のクランプ
バイト1を示し、該クランプバイト1は、ホルダー2の
先端部位にインサート3を載置するインサート座部4を
凹設し、さらにこのインサート座部4に貫通して、ポケ
ット5を凹設してある。そして、このポケット5に、先
端側にピン6bを設けたピン部材6を嵌合固定し、該ピ
ン6bでもってインサート3の中央孔3aの孔壁を押圧
してインサート3をホルダー2のインサート座部4に固
定するようになっている。 【0011】上記ピン部材6は、固定用ボルトBによる
嵌合のための環状部6aと前側に突出するピン6bを連
結する背高のストッパー部6cからなり、このピン部材
6の環状部6aに形成されたボルト挿通孔6dを介し
て、固定用ボルトBを、上記ポケット5の底面5aに形
成されたボルト穴Nに螺合し、ピン部材6をポケット5
内に固定するようになっている。前記ピン6bと前記環
状部6aとは、前記ストッパー部6cを介して互いに背
面の関係に位置する。 【0012】なお、上記ポケット5は、前記インサート
座部4に連なる部分が巾狭溝5bとなっており、ピン部
材6の側面が巾狭溝5bの溝壁面と当接し、これにより
ピン部材6の横ズレを防止している。 【0013】図2及び図3は図1のX−X線断面図であ
り、上記ホルダー2にピン部材6でもってインサート3
を固定する前の状態を示すものである。図2に示すよう
に、前記固定ボルトBが緩められた状態では、ピン6b
が上位置にあってインサート3の中央孔3a内と比較的
自由に嵌合させることができるのに対して、図3に示す
ように固定ボルトBを螺着していくと、ピン6bが下が
っていきインサート3の中央孔3aの孔壁を押圧する。
同図に示すようにピン部材6の下側のピン6bからスト
ッパー部6cにかけてテーパー状とされており、図4の
下面図にも示すように、このうちピンbの根本部分にテ
ーパー面6eが設けられている。他方、インサート3の
中央孔3aのピン6bと係合する部位には湾曲凸面3b
を形成しており、ピン6bと中央孔3の孔壁がほぼ点接
触の如く、極めて小さい面積で押接する。すなわち、こ
のような押接状態は応力が分散しないので、チップを特
定方向に効果的に拘束でき、特に横方向のブレ振動防止
の効果は絶大である。なお、前記ピン部材6と前記ポケ
ット5の底面5aとの間に空間が形成される。 【0014】また、ピン6bは環状部6aに対して下に
設けられているので、固定ボルトBからの力に関し、そ
の支点Tと作用点Fとの間隔を長くとれるので、大きな
応力を作用点Fに作用させることができ、しかもピン6
bは湾曲テーパー面6eでインサート3とテーパー係合
しているので、下方向のみでなく、インサートをホルダ
ー2の後方へ引き寄せる力も大きく作用する。 【0015】さらに、ピン部材6のストッパー部6cが
背高とした方向により、ピン部材6の横方向への動きに
対する拘束面を増やして、横方向のズレのみでなく横方
向のビビリをも防止している。 【0016】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものでなく、発明の目的を逸脱しない限り様々な形態と
することができるのは言うまでもない。 【0017】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、ホルダー
先端部位に設けたインサート座部にインサートを載置
し、前記インサート座部に巾狭溝を介して貫通するポケ
ット内に、該ポケットの底面との間に空間が形成される
ようにピン部材を設置し、前記インサートに形成した中
央孔に、前記ピン部材のピンを係合するとともに、前記
中央孔の孔壁を前記ピンが押圧することによって、前記
インサートを前記インサート座部に固定するクランプバ
イトであって、前記ピン部材は、固定用ボルトを挿通す
る環状部と前記ピンとを、前記環状部の厚みよりも背高
のストッパー部を介して互いに背面の関係になるように
連結し、かつ、該ストッパー部は、前記ピン部材の横ズ
レを防止するべく前記巾狭溝の溝壁面に当接してなり、
前記固定用ボルトを、前記ポケット内に設けた前記環状
部を介して、前記ポケットに形成されたボルト穴に螺設
することで、前記中央孔の孔壁を前記ピンが押圧するよ
うにしたことから、横方向のブレ振動が発生し難く、加
工面の仕上げが良好とすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明実施形態のクランプバイトの分解斜視
図である。 【図2】 図1のX−X線断面図であり、インサートを
クランプする前の状態を示す。 【図3】 図1のX−X線断面図であり、インサートを
クランプした状態を示す。 【図4】 図1のクランプバイトを構成するピン部材の
下面図である。 【図5】 クランプスクリューによる従来のクランプバ
イトの斜視図である。 【図6】 トップクランパーによる従来のクランプバイ
トの斜視図である。 【符号の説明】 B ・・固定用ボルト,N・・ボルト穴,T・・ 支点,
F・・ 作用点,1・・クランプバイト,2・・ ホルダ
ー,3・・ 切削インサート,3a ・・中央孔,3b
・・湾曲凸面,4 ・・インサート座部,5 ・・ポケッ
ト,5a ・・底面,5b ・・巾狭溝,6 ・・ピン部
材,6a ・・環状部,6b ・・ピン,6c ・・スト
ッパー部,6d ・・ボルト挿通孔,6e ・・テーパー

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ホルダー先端部位に設けたインサート座部
    にインサートを載置し、前記インサート座部に巾狭溝を
    介して貫通するポケット内に、該ポケットの底面との間
    に空間が形成されるようにピン部材を設置し、前記イン
    サートに形成した中央孔に、前記ピン部材のピンを係合
    するとともに、前記中央孔の孔壁を前記ピンが押圧する
    ことによって、前記インサートを前記インサート座部に
    固定するクランプバイトであって、前記ピン部材は、固
    定用ボルトを挿通する環状部と前記ピンとを、前記環状
    部の厚みよりも背高のストッパー部を介して互いに背面
    の関係になるように連結し、かつ、該ストッパー部は、
    前記ピン部材の横ズレを防止するべく前記巾狭溝の溝壁
    面に当接してなり、前記固定用ボルトを、前記ポケット
    内に設けた前記環状部を介して、前記ポケットに形成さ
    れたボルト穴に螺設することで、前記中央孔の孔壁を前
    記ピンが押圧するようにしたことを特徴とするクランプ
    バイト。
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