JPS6228323Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6228323Y2
JPS6228323Y2 JP15354179U JP15354179U JPS6228323Y2 JP S6228323 Y2 JPS6228323 Y2 JP S6228323Y2 JP 15354179 U JP15354179 U JP 15354179U JP 15354179 U JP15354179 U JP 15354179U JP S6228323 Y2 JPS6228323 Y2 JP S6228323Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
tool holder
tool
holder mounting
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15354179U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5672606U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15354179U priority Critical patent/JPS6228323Y2/ja
Publication of JPS5672606U publication Critical patent/JPS5672606U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6228323Y2 publication Critical patent/JPS6228323Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は逆手切削工具装置に関し、特にバイト
ホルダをホルダ取付部の楔形溝に下方より挿入し
て前方より締付けることにより、容易に、安全
に、確実に、且つ短時間にバイトホルダを取付け
得る逆手切削工具装置に関するものである。
従来、一般の工作機械においては、逆手使用の
バイトホルダを刃物台に固定するために特別の取
付装置は使用されておらず、通常の取付装置をそ
のまま180度回動させた状態で、下方から上方へ
向けてねじにより締付けて固定するなどの方式が
とられていた。それ故にねじを締付けまたは緩め
るための回転方向が通常の場合とは逆になり、操
作の都度混乱を来たしたり、位置決め等のために
身体を曲げて下から覗き見る必要もあり、敏速な
着脱操作が困難であるため、刃具交換に少なから
ぬ時間を必要とし、その間機械を停止させて稼動
率を低下せしめるという欠点があつたのである。
本考案は従来技術の上記欠点を解消するために
なされたもので、その要旨とするところは、工作
機械のホルダ取付部に、下向き面と該下向き面に
対して鋭角をなす斜面とによつて画定されるホル
ダ取付溝を形成するとともに、逆手使用のバイト
ホルダと前記ホルダ取付部とのいずれか一方に係
合突部を、他方に該係合突部と係合して該バイト
ホルダの前記ホルダ取付溝に沿つた方向の位置を
決定する係合凹部を夫々設け、かつ、前記固定装
置を前記下向き面の先端部から上方に延びる立上
り面に一端部が着座し、他端部が前記バイトホル
ダの先端面に着座する押え板と、その押え板の中
間部を貫通して前記立上り面に螺合されたボルト
とを含むものとすることにある。
以下本考案の一実施例を示す図面にもとづいて
詳細に説明する。
第1図は自動車エンジン用クランクシヤフトの
ジヤーナル部を旋盤にて切削するためのバイトの
正常取付状態と逆取付け状態とを示している。
1は5個のチツプ3を備えた単一の逆手使用の
バイトホルダであり、2は工作機械側に設けられ
たホルダ取付部である。これらは、バイトホルダ
1をホルダ取付部2に固定する後述の固定装置と
ともに逆手切削工具装置を構成している。これに
相対向する1′は順手(正常位)使用の4本のバ
イトホルダであつて、それぞれがホルダ取付部
2′に取付けられる。
前記ホルダ取付部2には第2図に示すように下
向き面4と、この下向き面4にほぼ45度の角度を
なす斜面5とによつて定まるホルダ取付溝6が楔
形に形成されており、更にこのホルダ取付溝6の
底部に、一側面4a、他の一側面5aおよび底面
7aに囲まれ、一側面4aが前記下向き面4と連
続するように形成された矩形溝7が設けられてい
る。そしてバイトホルダ1には前記下向き面4と
斜面5とにそれぞれ密接する平面1c,1dと矩
形溝7の両側面4a,5aの間に嵌入する矩形突
部1aとが設けられている。
前記ホルダ取付溝6の下向き面4には、第3図
a,bに示すようにピン8(係合突部)が突設さ
れており、このピン8に係合する溝9(係合凹
部)がバイトホルダ1に刻設されている。この溝
9の幅を広げられた案内部9a部分を先にしてピ
ン8に係合するようにバイトホルダ1を矢印A方
向にホルダ取付溝6に挿入すれば、ピン8と溝9
とは係合してバイトホルダ1はホルダ取付溝6に
沿つた方向(矢印B方向)の位置決めをされる。
また、第4図において13は前記矩形溝7の一
側面5aにほぼ直角に設けられた貫通孔であり、
一側面5aに開口する小径部13aと大径部13
bとの間に段付面13cを有している。この貫通
孔13の小径部13aおよび大径部13bの一部
には、丸先段付ピン14が摺動可能に嵌合される
とともに、大径部13bの端部の雌ねじ部にはプ
ラグ15が螺合されており、この丸先段付ピン1
4とプラグ15との間にはコイルばね16が装着
されて丸先段付ピン14を矩形溝7内へ突出する
方向に付勢している。丸先段付ピン14の矩形溝
7内への突出限度はその段付部が貫通孔13の段
付部13cに当接することによつて規制されてい
る。
また、前記下向き面4の先端部から上方に延び
る立上り面10には、第5図に示すように、ボル
ト11が立設されており、このボルト11によつ
て押え板12がその中間部で留められて、バイト
ホルダ1をホルダ取付部2に固定する固定装置を
構成している。立上り面10にはボルト11を緩
めたとき押え板12を押し出すコイルばね17を
挿入し得る穴18が設けられ、ボルト11が貫通
する押え板12の穴12cが長孔とされ、押え板
12の内側面にはV溝19が設けられている。そ
して押え板12を上方へ移動させたときV溝19
に係合するようスプリング21で付勢された丸先
ピン20がホルダ取付部2側に配設されている。ま
た第7図a,bに示すように、押え板12の両側
面に突条22が設けられ、これに相対向する立上
り面10上に突条22と嵌合する溝23が設けら
れ、この溝23に沿つて押え板12の移動が行な
われるようになつている。
このように構成されているので、バイトホルダ
1をホルダ取付溝6に取付けるにあたり、その出
し入れに邪魔にならぬ位置に押え板12を引上げ
第6図に示すように、丸先ピン20をV溝19に
係合させ、スプリング21の押圧力により押え板
12を固定することができる。
この状態でバイトホルダ1の矩形突部1aを矩
形溝7内に挿入すれば、矩形突部1aは丸先段付
ピン14の丸先部分に当接してこれを押し下げて
矩形溝7内へ所定深さ侵入する。この状態では、
バイトホルダ1はコイルばね16の弾力によつて
丸先段付ピン14と矩形溝7の一側面4aとの間
に挟まれて自動的に仮固定される。なおコイルば
ね16の弾力の調整はプラグ15の螺進、螺退に
より行なうことができる。
このように、バイトホルダ1をホルダ取付溝6
内に押し入れる一挙動操作によつて、バイトホル
ダ1を仮固定することができ、以後バイトホルダ
1から手を放してもこれがホルダ取付溝6から落
下することはない。
更にまた、バイトホルダ1をホルダ取付溝6に
装着することが同時にピン8と溝9との係合によ
つてホルダ取付溝6に沿つた方向の位置決めを実
施することとなり、全く省力的に位置決めが完了
するのである。
この状態で押え板12を押し下げ、ボルト11
を締付ければ、押え板12の一端部12aが前記
立上り面10に着座し、他端部12bがバイトホ
ルダ1の後端面1bに着座して、バイトホルダ1
の平面1c,1dをホルダ取付溝6の下向き面4
と斜面5とに押しつけて、バイトホルダ1を位置
決め固定する。その際、楔形のホルダ取付溝6の
斜面5が押え板12の押圧力の向きを変え、バイ
トホルダ1を下向き面4に押しつけるので、バイ
トホルダ1は確実にホルダ取付部2に固定され
る。
このバイトホルダ1の締付けについては、従来
のように下方から上方に向けて締付ける場合に締
付方向が逆方向となるために誤つて逆に締付けた
り緩めたりする混乱もなく、身体を曲げて下から
覗き見る必要もない。しかも切削時のバイトに作
用する切削抵抗力の方向も下向き面4と斜面5と
のなす角の中心線とほぼ一致するために十分に安
定したバイト保持が可能である。
上述の実施例において、貫通孔13内に丸先段
付ピン14、雄ねじ15およびコイルばね16を
装着して、バイトホルダをホルダ取付溝6に容易
に仮固定し、手を離しても脱落しないようにした
のであるが、鋼球とコイルばねの組合せ、または
板ばね等を用いる他の離脱防止部材を設けても差
支えなく、その取付位置を逆にしてバイトホルダ
1の矩形突部1a側に設けることは勿論、仮固定
の手段そのものを省略することも可能である。
また、押え板12に設けられた長孔12c、V
溝19、突条22および前述の立上り面側に設け
られた丸先ピン20、スプリング21、溝23等
の作用によつて押え板12のたれ下りを防止し、
片手でバイトホルダの嵌合操作ができるようにし
たのであるが、その取付けを逆にすることもでき
るし、スプリング21によつて付勢された丸先ピ
ン20の代りに板ばね等を用いることも可能であ
り、押え板のたれ下り防止手段を省略することも
可能である。
更に、上述の実施例においては、ホルダ取付溝
6の下向き面4に係合突部としてのピン8を突設
せしめ、これに対応するバイトホルダ1側に係合
凹部としての溝9を設け、バイトホルダ1の位置
決めを図るとともに、バイトホルダ1の取扱いを
便利に(邪魔な突起がないので)したのである
が、逆に下向き面4に係合凹部を設け、バイトホ
ルダ1側に係合突部を突設することも可能であ
り、斜面5側にこれら係合部を設けても良い。
以上詳述したように、本考案は逆手バイトホル
ダをホルダ取付部に固定するにあたり、楔形のホ
ルダ取付溝を採用することによつて、刃先の逃げ
面側から押え板とを含む固定装置によりバイトホ
ルダを締付けることを可能とし、従来のように下
方から上方に向けて締付ける場合の誤操作をなく
するとともに、身体を曲げて下から覗き見る等の
必要をなくし、また、ホルダ取付部とこれに対応
するバイトホルダ面のいずれかに係合突部と係合
凹部をそれぞれ設けてホルダ取付溝に沿つた方向
の位置決めを行なうことによつて、刃具の着脱を
敏速にし、刃具交換のための機械停止の時間を短
縮して、作業能率を向上させることを可能とした
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の一実施例を示す図
であり、第1図は逆手切削工具装置を含む工作機
械の要部平面図、第2図は同じくその要部を断面
にて示す側面図、第3図aはホルダ取付部2に固
定されたピン8とバイトホルダ1に刻設された溝
9とによる位置決め状態を示す断面図、第3図b
はその要部側面図、第4図は要部拡大断面図であ
る。第5図はボルト11を緩めた場合の押え板1
2を含む要部断面図、第6図は同じく押え板12
を押し上げて固定した場合の要部断面図、第7図
aはボルト11を締付けた場合の押え板12の正
面図であり、第7図bはその側面図である。 1:バイトホルダ、2:ホルダ取付部、3:チ
ツプ、4:下向き面、5:斜面、6:ホルダ取付
溝、8:ピン、9:溝、10:立上り面、11:
ボルト、12:押え板、12a:一端部、12
b:他端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 チツプを保持する逆手使用のバイトホルダと、
    工作機械側に設けられたホルダ取付部と、該ホル
    ダ取付部に前記バイトホルダを固定する固定装置
    とを含む逆手切削工具装置において、 前記ホルダ取付部に、下向き面と該下向き面に
    対して鋭角をなす斜面とによつて画定されるホル
    ダ取付溝を形成するとともに、 前記バイトホルダと前記ホルダ取付部とのいず
    れか一方に係合突部を、他方に該係合突部と係合
    して該バイトホルダの前記ホルダ取付溝に沿つた
    方向の位置を決定する係合凹部を夫々設け、か
    つ、 前記固定装置を、前記下向き面の先端部から上
    方に延びる立上り面に一端部が着座し、他端部が
    前記バイトホルダの先端面に着座する押え板と、
    その押え板の中間部を貫通して前記立上り面に螺
    合されたボルトとを含むものとしたことを特徴と
    する逆手切削工具装置。
JP15354179U 1979-11-05 1979-11-05 Expired JPS6228323Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15354179U JPS6228323Y2 (ja) 1979-11-05 1979-11-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15354179U JPS6228323Y2 (ja) 1979-11-05 1979-11-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5672606U JPS5672606U (ja) 1981-06-15
JPS6228323Y2 true JPS6228323Y2 (ja) 1987-07-21

Family

ID=29384306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15354179U Expired JPS6228323Y2 (ja) 1979-11-05 1979-11-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6228323Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006075978A (ja) * 2004-08-16 2006-03-23 Sandvik Intellectual Property Hb 工具ホルダのための締結装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5672606U (ja) 1981-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3063685U (ja) 工具ホルダ―
JPH0631504A (ja) インサートとスペーサ部材を具備した切削工具
JPS58211804A (ja) 締めつけ式カツタ−・セツトを備えた切削加工用工具
KR100557383B1 (ko) 칩 제거 가공용 공구와 클램프
JPS6228323Y2 (ja)
US3693224A (en) Grooving tool
JPS63144904A (ja) 二重ピン保持組立体を用いる切削工具
HUP0000967A2 (hu) Szerszámbefogó szerkezet
JPH0450121B2 (ja)
JPH0715204U (ja) スローアウェイチップの固定構造
JPS60114404A (ja) クランプバイト
US5956831A (en) Forcing tool
JP3434989B2 (ja) クランプバイト
JPS6018242Y2 (ja) 旋盤等のチヤツク爪
EP0402854A3 (en) Tool with clamped insert
JPH0118248Y2 (ja)
US5896621A (en) Tool handle
JPS5933525Y2 (ja) クランプバイト
JP2000158213A (ja) 工作機械の工具の固定構造
JPS6116001Y2 (ja)
JP3973444B2 (ja) ピン状物保持具
JP4579373B2 (ja) 穴明け工具
JPS6315022Y2 (ja)
US5538368A (en) Tool holder for clamping inserts, using a resilient L-shaped clamp
KR930005463Y1 (ko) 절삭공구 홀더