JP3063685U - 工具ホルダ― - Google Patents

工具ホルダ―

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JP3063685U
JP3063685U JP1999003081U JP308199U JP3063685U JP 3063685 U JP3063685 U JP 3063685U JP 1999003081 U JP1999003081 U JP 1999003081U JP 308199 U JP308199 U JP 308199U JP 3063685 U JP3063685 U JP 3063685U
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clamping
insert
tool holder
jaw
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ジヤコブ・フリードマン
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イスカー・リミテツド
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削インサートを確実に保持する。 【解決手段】 切削インサートをクランプするための工
具ホルダーであって、強固な底部ジョー、切削インサー
トを予定位置に解放可能に受け入れるために長手方向に
伸びているインサート受入れ用スロットを、底部ジョー
と共に定めている上方クランプ用ジョーを備え、上方ク
ランプ用ジョーは、切削インサートをインサート受入れ
用スロット内にクランプする前に、最初に、これを予定
位置に強制するような形状及び寸法にされた先端部分に
向かってテーパーになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、１個または複数個の切削インサートを取り外し得るように受け入れ るための工具ホルダーに関する。
【０００２】
【従来技術及びその課題】
ジンナーの米国特許４５８０９３０号において、切削インサートを取り外し得 るように受け入れるための長手方向に伸びているインサート受入れ用スロットを 定めている強固な底部ジョー及びテーパーになっているクランプ用ジョーを有す る工具ホルダーであって、横断方向にその主クランプ面に向けられたクランプ力 により前記切削インサートがその中にクランプされる前記工具ホルダーが図示さ れ説明される。切削インサートはインサート受入れ用スロット内にどんなにきつ くクランプされても、切削作業中に、スロットと同方向に作用する外向きに外そ うとする力により、望ましくないがここから強制的に引き出される可能性がある 。このような抜け出しを防ぐために、工具ホルダーには停止用要素（２８）が設 けられ、これが、切削インサートの下側クランプ面に形成された凹所（２７）内 に受け入れられる（図１２参照）。しかし、これは、工具ホルダーの構成を複雑 にし、かつ適切に形成された切削インサートを必要とする。
【０００３】
【課題を解決するための手段】
本考案により、強固な底部ジョー、 先端部分に向かってテーパーになっている上方のクランプ用ジョーを具備し、 前記底部ジョーと前記クランプ用ジョーが、切削インサートを予定位置に解放 可能に受け入れるための長手方向に伸びているインサート受入れ用スロットを間 に定めており、 更に、切削作業中、切削インサートの外向きの長手方向変位を防ぐために切削 インサートの副クランプ面と係合するための停止用要素を具備する工具ホルダー において、 前記停止用要素は、前記インサート受入れ用スロットにおける切削インサート のクランプより前に、切削インサートを始めに前記予定位置に強制するような形 状及び寸法にされた前記先端部分により構成されている ことを特徴とする切削インサートクランプ用の工具ホルダーが提供される。
【０００４】 本考案により、クランプ用ジョーの先端部分は、その通常のクランプより前に 、最初に、切削インサートをインサート受入れ用スロット内のその予定位置に内 向きに強制し、その後、切削インサートをその予定位置に確実に固定するために 、切削作業中にはびこっている外向きに外そうとする力に対して反作用する。か かるクランプは、クランプ用ジョーの実質的に全体の弾性変形を必ず含み、これ は、その前方部分も最初の非クランプ状態からクランプ状態への弾性変形を受け ることを含む。
【０００５】 本考案により、その他の通常の工具ホルダーへの提案された変更は、好ましく は通常の両頭式切削インサートの確実なクランプを容易にする。更に、その他の 普通の工具ホルダーに対して提案された変更を容易に実行することができる。
【０００６】
【実施例】
本考案の種々の態様をよりよく理解するため、及びこれをいかに具体化し得る かを示すために、付属図面を参照し、本考案を限定しない例示として、好ましい 実施例が説明されるであろう。
【０００７】 図面を参照すれば、図１及び２は、例えば米国特許５１５６５０２号に図示さ れ説明されたような両頭式の切削インサート６を受け入れるための長手方向に伸 びているインサート受入れ用スロット４を定めている強固な底部ジョー２とクラ ンプ用ジョー３とを有する工具ホルダー１を示す。切削インサート６は中央上部 の主クランプ面７、前方の傾斜した補助クランプ面８及び後方の傾斜した補助ク ランプ面９を持つ。
【０００８】 クランプ用ジョー３は、工具ホルダー１の停止用要素を構成している先端部１ ２で終わるテーパーになった主前方部分１１を持つ。クランプ用ジョー３は、主 前方部分１１と組み合わせられる主構成面１４のある下側面１３、及び先端部１ ２と組み合わせられた副構成面１６を有し、主構成面１４と副構成面１６とは長 手方向に伸びている凹所１７により分離され（図３参照）、かつそれぞれ切削イ ンサートの主クランプ面７及び副クランプ面８に対して当たるようにされる。
【０００９】 主構成面１４は底部ジョーの上面１８と実質的に同方向であり、そして、切削 インサート６のクランプ中、その先端部分１４Ａがその後方部分１４Ｂの前方で 切削インサートのクランプ面７と接触するように、主構成面は、事実上、約１゜ の角度で後方に僅かに広がっている。副構成面１６は、切削インサートの主クラ ンプ面７と副クランプ面８との間の鈍角より必ず小さい鈍角で、底部ジョーの上 側面１８の方に、主構成面１４に関して下前方に向けられる。インサート受入れ 用スロット４の前方部分の高さは先端部１２において最小であり、即ち、ｈ1は ｈ2より小さい。
【００１０】 この場合、ｈ1は切削インサートの高さｈ3より小さく、即ち、工具ホルダー１ は、通常は、切削インサート６を挿入するために開かねばならない方向に閉じら れる。インサート受入れ用スロット４の開口は、例えば、米国特許５６９７２７ １号に図示され説明されたインサート受入れ用スロットの開口用キーにより容易 に行うことができる。そのキーのプロングは、底部ジョー２及びクランプ用ジョ ー３にそれぞれ形成された貫通穴２１及び２２に挿入される。インサート受入れ 用スロット４を開くために要する開口力を小さくするために、工具ホルダー１に 後向きの延長部１９が設けられる。
【００１１】 さて、図４Ａ−４Ｃを参照して切削インサート６のクランプが説明される。切 削インサート６の挿入後、インサート受入れ用スロットの開口用キーにより加え られた開口力は緩められ、副構成面１６が切削インサートの副クランプ面８に当 たり、先端部１２の本来の弾性が切削インサート６を後方停止部２３に押し付け 、これにより切削インサート６を予定された位置に置く。停止すると、副構成面 １６はなお切削インサートの副構成面８に当たり、そして主構成面１４は切削イ ンサートの主構成面７と接触せずにその上方にある（図４Ａ参照）。
【００１２】 切削インサート６のクランプは、クランプ用ジョー３に形成されたネジなし部 分２７と底部ジョー２に形成されたネジ部分２８とを有するクランプ用ネジ穴２ ６（図１及び２に断面で示される）内に入れられる。クランプ用ネジ２４による クランプ力の始めの適用の際、先端部分１２は僅かな弾性変形を受け、これによ りその副構成面１６は、主構成面の先端１４Ａが切削インサートの主クランプ面 ７と接触するまで切削インサートの副クランプ面８を滑り降りるように強制され る（図４Ｂ参照）。続いてクランプ力が適用されると、クランプ用ジョー３は僅 かな弾性変形を受け、これによりその主構成面１４は、少なくもその大部分に沿 って、切削インサートの主クランプ面７とのクランプ接触状態にされる（図４Ｃ 参照）。この位置において、先端部分１２は、スロット４と同方向に作用してい る外向きの抜け出しに抵抗する力により、切削作業中の切削インサート６のイン サート受入れ用スロット４からの外向きの長手方向移動を防止する。
【００１３】 本考案は限定された数の実施例に関して説明されたが、ここに掲げられた本考 案の範囲から離れることなく本考案の多くの変化、変更及びその他の応用をなし 得ることが認められるであろう。例えば、先端部分１２を、固定用ネジ３１によ りクランプ用ジョーの主前方部分１１に固定された長い部分２９に形成すること ができる（図５参照）。また、クランプ力を適用する方法に拘束されることなく 異なった形式の工具ホルダーに適用することができ、例えば、米国特許５６９７ ２７１号に図示され説明された旋盤の工具ホルダー、丸鋸、及び同等品に適用す ることができる。更に、工具ホルダーを通常閉じるとは逆に通常開くようにする ことができ、即ち、切削インサートを、通常は、開口力を加えることなく挿入す ることができる。
【００１４】 本考案の実施態様は以下のとおりである。
【００１５】 １．強固な底部ジョー、 先端部分に向かってテーパーになっている上方のクランプ用ジョーを具備し、 前記底部ジョーと前記クランプ用ジョーが、切削インサートを予定位置に解放 可能に受け入れるための長手方向に伸びているインサート受入れ用スロットを間 に定めており、 更に、切削作業中、切削インサートの外向きの長手方向変位を防ぐために切削 インサートの副クランプ面と係合するための停止用要素を具備する工具ホルダー において、 前記停止用要素は、前記インサート受入れ用スロットにおける切削インサート のクランプより前に、切削インサートを始めに前記予定位置に強制するような形 状及び寸法にされた前記先端部分により構成されている ことを特徴とする切削インサートクランプ用の工具ホルダー。
【００１６】 ２．前記底部ジョーは上側面を有し、前記クランプ用ジョーは、前記上側面と 実質的に同方向の主構成面と前記先端部分に組み合わせられた副構成面とを有す る下側面を有し、前記副構成面は前記上側面に向かって前記主構成面を横切る方 向に向けられ、これにより前記インサート受入れ用スロットの前方部分の高さが 前記先端部分において最小である実施態様１による工具ホルダー。
【００１７】 ３．前記主構成面と前記副構成面とが長手方向に伸びている凹所により分離さ れる実施態様２による工具ホルダー。
【００１８】 ４．前記先端部分が、通常は、前記インサート受入れ用スロット内への切削イ ンサートの挿入を防ぐ実施態様１ないし３のいずれかによる工具ホルダー。
【００１９】 ５．少なくも前記先端部分が交換可能である実施態様１ないし４のいずれかに よる工具ホルダー。
【図面の簡単な説明】
【図１】切削インサートをクランプするより前の本考案
による工具ホルダーの部分的な側面図である。
【図２】切削インサートをクランプした後の図１の工具
ホルダーの部分的な側面図である。
【図３】図１においてＡで示された工具ホルダーのクラ
ンプ用ジョーの先端部分の拡大側面図である。
【図４】切削インサートをクランプするより前の図１の
工具ホルダーの先端部分の拡大側面図Ａ、切削インサー
トのクランプ中の中間段階における工具ホルダーの先端
部分の拡大側面図Ｂであり、工具ホルダーの実際の位置
が実線で示され、その最初の位置（図４Ａ）が破線で示
され、切削インサートをクランプした後の工具ホルダー
の先端部分の拡大側面図Ｃであり、工具ホルダーの実際
の位置が実線で示され、その中間位置（図４Ｂ）が破線
で示される。
【図５】交換式の先端部分を有する工具ホルダーの前方
部分の拡大側面図である。
【符号の説明】
１ 工具ホルダー ２ ジョー ３ ジョー ４ スロット ６ 切削インサート ８ クランプ面 １１ 主前方部分 １３ 下側面 １４ 主構成面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 強固な底部ジョー、 先端部分に向かってテーパーになっている上方のクラン
    プ用ジョーを具備し、 前記底部ジョーと前記クランプ用ジョーが、切削インサ
    ートを予定位置に解放可能に受け入れるための長手方向
    に伸びているインサート受入れ用スロットを間に定めて
    おり、 更に、切削作業中、切削インサートの外向きの長手方向
    変位を防ぐために切削インサートの副クランプ面と係合
    するための停止用要素を具備する工具ホルダーにおい
    て、 前記停止用要素は、前記インサート受入れ用スロットに
    おける切削インサートのクランプより前に、切削インサ
    ートを始めに前記予定位置に強制するような形状及び寸
    法にされた前記先端部分により構成されていることを特
    徴とする切削インサートクランプ用の工具ホルダー。
JP1999003081U 1998-05-14 1999-05-07 工具ホルダ― Expired - Lifetime JP3063685U (ja)

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