JPS58211804A - 締めつけ式カツタ−・セツトを備えた切削加工用工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カッター・セラ１−締めっけ用としてフォー
ク状のスリットを設けた保持金具を有する切削加工用工
具、特にフォーク状のスリットを設けた保持プレートを
有するたがねに関するもので−ある。本発明による切削
加工用工具においては、締付けあごが指定された緊定力
でカッター・セットを保持するように締付はスリン１−
を形成しである。

この種の、特に穴あけ工具として知られているたがねの
、従来公知の実施態様は次のようなものである。すなわ
ち、必要な場合には嵌め合イ〕せ部分の短いスリーブ・
ソケットを用いて、カッター・セットの保持部分を、保
持プレートの締イ」けスリットに、前面から、ゆるいは
まり状態で差し込むようになっている。しかしその結果
、明らかに保持力は非常に不十分である。もどり止めを
持たず、はなはだしい円錐形をなしているこのような自
動クリップ式装置の別の実施態様として、実際」二、溝
削りにしか適せず、穴あけには適さない工具もある。形
が楔形であるため、材料が広がるので、高さを正確に調
節することも、厳密な繰り返し精度を得ることも、不可
能である。

従って本発明の基礎になっているのは、カッター・セッ
ト用の締付は保持部を備えたたがねを、次のように形成
するという課題である。すなわち簡単に組立てることが
できること、締めつける力をあらかじめ設定し得ること
、正確な保持が可能なこと、保持プレートのフォーク状
のスリットからカッター・セットが脱落する恐れがない
ような締めつけ条件のもとで、すぐれた繰り返し精度で
保持状態を調節し得ること、という条件を満たすように
形成するという課題である。

この課題の解決のため、始めに述べた本発明による工具
においては、カッター・セットおよび／または締付は用
の上あごが、差込み限界設定用のストッパーを備えてい
て、切断圧力に比例して緊定力が増大するようになって
いる。

本発明の対象はこのような処置によって従来技術と根本
的に区別される（従来技術に関しては例えばドイツ公開
明細書第８，１８８，０２９号、第２，３０５，１１１
号および第２，２０６，６５４号を参照せよ）。一般に
これらの従来技術においては、差込み限界設定用のスト
ッパーは締付は用の下あごに設けられているので、切削
力は緊定力を全く変化させない。しかし本発明の基礎と
なった広汎な実験が示すところによると、本発明による
工具においては、切断圧力によってひき起される締付は
力の増大によって、激しい運転条件のもとでも確実に作
業に耐え得るような締付は保持が可能になる。しかも、
ねじの増給めの必要もない。締付けをゆるめてカッター
・セットを交換するのも非常に簡単である。

締付はスリットの形成の仕方次第では、保持プレートの
締付けあごは、何らかの工具を用いて広げることができ
るようにし、あらかじめ設定しておいた緊定力でカッタ
ー・セットを保持するようにすることもできる。何らか
の工具を用いて広げることができるようにするには、締
付はスリットに、スリット広げ用のキーを差し込むため
の、はぼ卵形の領域を設けるのが特に好ましい。そうす
れば締付はスリットの休止時の通常の開度は、保持され
るべきカッター・セットの締付は部分よりも小さくても
よいことになる。そうすれば、カッター・セットは、激
しい運転条件のもとでもしっかりと十分に保持されるこ
とになるので、溝削りと穴あけに適するだけでなく、切
削加工にも適する工具が、こういう風にして締めつけら
れる切削プレートを備えたものとして、組み立てられる
ことになる。

本発明による更に別の形成の仕方においては、上あごの
締付は面が、カッター・セット差し込み位置において、
内部へ行くにつれ、カッター・セットの締付は面に対し
てやや高くなるようにしなければならない。これは上あ
ごの締付は面を下あごの締付は面と平行に形成するか、
または両方の締付は面を、後方へ行くにつれて僅かに収
れんさせることによって、最も簡単に達成することがで
きる。後者の場合、収れんの仕方は、カッター・セット
の締付は面のそれよりも僅少でなければならない。

後者のようにカッタ一本体の締付は面を収れんさせるよ
うに形成した場合には、そのような形成の仕方は、カッ
ター・セットの後端からかなりの距離のところに実際の
締付は点を得るのに役立つ。

保持プレートの締付けあごの締（＝Ｊけ面をこのように
形成することにすれば、後方へ行くにつれて離散するよ
うに形成するよりも加工がはるかに簡単で、しかも締付
は効果は同じである。

横向きの力に対しても保持を安定させるため、本発明の
更に別の特徴として、上下の給料けあごのうち少くとも
一方の締付は面に、それと接するカッター・セットの締
付は面の形と符合するような、望ましくは横断面が三角
形をなしている溝または盛り上がりを設ける。カッター
・セットの保持部分の締付は面をプリズム形に盛り上が
らせる、か、または三角形の溝にすることによって、横
向きの荷重に対する保持と安全確保が確実になる。

上あごを広げることができるようにするため、ばね効果
用スリ・ソトを、給料はスリットの上方に形成し−Ｃも
よい。そうすると、比較的大きな保持プレートの任意の
位置にこの種のカッター・セットを１１１１小な締イ」
け保持部によって固定できるようになる。このような形
成の仕方は、明らかに、回転工具、例えば着脱可能に差
し込まれた複数の焼入硬化カッター・セットによって構
成されるカッター・ヘッドを備えた鋸刃に、特によく適
している。

広げることができる上あごを、締付けねじによって下あ
ごに押しつけるのも、本発明の範囲に含まれる。締付は
法として最も簡単な方法は、締付けねじを両方の締付け
あごに対して垂直な方向に貫通させるという方法である
が、この方法のほかに、とりわけ好ましい方法として−
但しこれは比較的厚い保持プレートにしか使えない方法
であるが一次のような構造にすることも可能である。

すなわち、締付はスリットに対して若干の傾斜角を持っ
てほぼ平行に形成したばね効果用スリットの終端部にね
し孔を設け、そのねじ孔に、円錐形という構造である。

この締付けねしをねし込むと、円錐形のねじ０頭かばね
効果用スリッｉ−を広げ、それと同時に上あごを強制的
に「あごに押しつける。

本発明にとって特に重要な差込み限界設定用のストッパ
ーは、切断圧力が増大した場合に、それに比例して締付
は力を増大させるものであるが、このストッパーの特に
好ましい形成の仕方として、はぼＬ字形のストップ・ブ
ラケットを締付けあごに形成し、カッター・セットの背
面がそれに支えられるようにしてもよい。非常に苛酷な
条件、例えば１分間の回転数が１万回を越えるような鋸
刃の締付は保持部にカッター・セットをはめて運転する
というような条件のもとでも、カッター・セットが遠心
力で脱落するという恐れなしに使用できるようにするた
め、補足的な配慮として、下あごの表面に設けた安全確
保用の突出部またはヒノを受は入れるための凹部を、切
削プレートの下面に設けてもよい。このような突出部ま
たはビンは、締付けあごの緊定力が減損した場合でも、
カッター・セットが遠心力のため保持部がら脱落すると
いう事態をひき起さないようにする。

上述のような安全確保用の突出部に妨げられずに簡単に
カッター・セットを差し込むことができるようにするた
め、本発明の更に別の特徴として、ノｙツタ−・セット
の締付は部分の後部下縁に丸みを持たせてもよい。そう
すれば、何らかの工具を使ってまでして締付けあごを特
に大きく押し広げなくとも、カッター・セットをまず斜
め方向に締付けあごの間に押し込むことができるλうに
なる。

このことは次のような大きな長所を持っている。

すなわち、特殊な工具を必要とせずに、カッター・セラ
１〜を簡単に前面から保持部に押し込むことができる、
という長所である。たいていの場合、締付けをゆるめる
には、上あごを持ち上げるため、ねじ回し、またはそれ
に似た工具を差し込みさえすればよい。

始めに、カッター・セット用の保持金具に関して述べた
際、それにはフォーク状のスリットを設けである、と述
べたが、それは決して、保持金具の両方の給料けあごを
一体構造にしなければならぬという意味ではない。それ
どころか、あらゆる種類のフライス削りおまび切削加工
用の工具として任意に形成された切削プレートを保持す
る保持部において、差込み限界設定用のストッパーを備
えた上あごを、保持金具の凹部の一方の側壁に着脱可能
な具合に固定される部品として形成し、その凹部の他方
の側壁が下あごを構成するようにすることも、可能であ
るし、許さオＪる。つまり、重切削用の工具の場合には
、締付けあごが破壊されるという危険性が常に存在して
いる。複式１具の場合には、たった１つの締付けあごが
破壊されただけで工具全体が役に立たなくなる。単独の
部品として形成され、着脱可能な具合に固定される」二
あごは、交換が可能だから、破壊された場合にも効果的
な是正措置を講することを可能にする。また、たがね用
として使用し得るスリット伺き保持プレートがなくて、
大きな切削ブレー゛１・を収容するための幅の広い保持
金具しかない場合には、仕上げについて困難な問題が生
ずるであろうか、上あごを交換用能にすることによって
、このような問題も回避できる。

上述の部品を取り付けるための構造としては、その部品
のはめ込み部分を、固定ねし１本だけで保持金具に固定
し得るようにし、且つそのはめ込み部分に、望ましくは
下に向かって開いた凹部を設け、その中に揺れ防止用の
ストッパーがはまるようにしてもよい。そうすれば、そ
の部品を保持金具の凹部に、側面から簡単にはめ込むこ
とができるようになる。しかも、固定ねじを１本しか使
用していないにもかかオ）らず、クランプ・アームの縦
軸の揺れは起り得ない。なぜなら、例えば保持金具の面
と交差する方向に挿入したボルトとして形成しである揺
れ防止用のストッパーによって、第２の固定点が用意さ
れているからである。

切削プレート用の側面付属部材は、保持金具の四部に備
え付けてもよいし、上あごと一体に成形してもよい。

切削プレートの側面付属部材を上あごと一体に成形した
場合には、まず第１に次のような長所がある。すなわち
、上あごを構成する部品として適当なものを選びさえす
れば、同じ保持金具で任意の形状の切削プレートを締め
つけることができるという長所である。その上、このよ
うにすれば、三角プレートの締付は保持にも、また、も
つと雑雑な形をしたプレートの締付は保持にも使用し得
るチャックを、非常に簡単に実現することができる。

更に本発明による保持部においては、切削プレートの仮
締めを可能にするため、その上面に、滑り傾斜面を構成
する隆起部を設けなければならない。切削プレートを押
し込むかまたは打ち込むと、隆起部の滑り傾斜面によっ
て、上あごが自動的に広げられる。もちろん、補足的に
更に切削プレートの底面にも、上述したカッター・セッ
トの場合と全く同様に、下あごの表面に設けた安全確保
用の突出部を受は入れるための凹部を設けてもよい。

本発明によるたがねを非常に細長く構成すると、それは
、組み立てて複式１具とするの＋’ｃ適したものとなる
。その場合には、１個の保持金具の１個の凹部に、カッ
ター・セットを締めつけている複数個の保持プレートを
、ブロックゲージ様のスペーサーをはさんだ状態で互い
に平行させて収容し、プレートのセットを上からと片側
から包む締付は枠によって、保持することができる。締
付は枠そのものは締イ」け楔によって締めつけられる。

特に好ましい実施態様として、２個の保持プレートに、
好ましくは上述の締付は保持法に従ってカッター・セッ
トを保持させた上でそれらの保持プレートを互いに平行
にし、それらの保持プレートの締付は部分が前に突出す
るように１個の保持金具に押し込んでもよい。この場合
、保持プレートの自由端には、保持プレート間の間隔を
小さくしたり大きくしたりするための調整装置を備える
。

このように保持プレート間の間隔を変えることによって
、普通一般に使われている調節プレートとの任意の適合
が、非常に簡単に実現できることになる。従って、ある
指定された幅のスリットを作り出そうとする際にも、そ
れと一致した幅を持っている切削工具を用意すること、
は、もはや必要不可欠ではない。例えば常規を逸するよ
−うな幅のスリットを作り出さねばならない場合にも、
それに合うような特別のカッター・セットを用意しなけ
ればならないとなれば、非常に１ｎｉ倒である。またカ
ッター・セットが摩滅することは避けられないが、本発
明の構造では、カッター・セットが摩滅した際にも、非
常に簡単に、定常的に望みの寸法に調節することができ
る。

本発明による調整装置の最も簡単な構造は次のようなも
のである。すなわち、第１の保持プレートにねじ込むこ
とのできる広げねじが、第２の保持プレートに支えられ
ており、更にそれを補足するものとして、第１の保持プ
レートを貫通する副ねじが、第２の保持プレーｌ−にね
じ込まれている、という構造である。このような広げね
じと副ねじによって、保持プレートを互いに接近させた
り離反させたりできるので、装着されている簡単な滑り
尺との組合せによって、僅かな取扱いで望みの調節量ま
たは再調節量を達成することができる。

次に、いくつかの実施例を図面に基いて説明するか、こ
の説明から、本発明の上記以外の長所、特徴および細目
が明らかになる。

保持プレート１には、スリット２によって２個の締（；
Ｊ’　Ｉｊあこ、すなわち固定した下あご８と、広げる
ことのできる上あご４が形成されている。上あご４を広
げるのに必要な力は次には締付は力に転換し得る力であ
るが、この力はスリットの形から生ずるものである。す
なわちそれは、フォーク・アームの根元の厚さｄと、フ
ォーク・アームの長さｌとによって、簡単に表わされる
。２個の締付けあご３および４の間に、カッター・セッ
ト５が給飼は保持される。第１図ないし第３図に示す実
施例の場合には、カッター・セット５の保持部分は上下
ともプリズム６の形を呈している。一方、両方の締付け
あご３および４は、プリズム６に対応する三角形の受入
れ溝７を持っている。第５図は、第４図に示した形状と
は逆の締付は面の形を示す。一方、第６図のように単純
化した形も可能である。すなわちこの形においては、上
あごの締付は面が平らに形成されている。

三角形の溝として形成される締付けあＣ３および４の締
付は面７は、カッター・セットの差込み方向８に、すな
わち保持金具の内部へ向かって互いに平行に、形成され
る。このように形成することにすれば、保持プレート１
の製造に際してこれらの締付は面を加工する工程を、非
常に単純化できることになる。カッター・セット５のプ
リズム形の締付は面６は、後方へ行くにつれて互いに収
れんするように形成される。その結果、上あごを広げた
時でさえ、その際に生する締付は面７の離散の度合いは
、締付は面６が前方へ行くにつれて離散している度合い
よりも少ないことが保証されるので、いかなる場合でも
、上あごの前端、すなわち、カッター・セットの後端か
ら一定の距離のところに位置する領域９が、カッター・
セットに接していることになる。そうしなければ、締付
けた時にカッター・セットが前方へ押し出されるであろ
う。上あご４を下あご３に対して反対の方向に広げる作
業は、楕円形のキーをスリット２の部分１０にはめ込ん
でねじることによって、実行することかできる。スリッ
トの形は第７図の場合のように平行でもよいので、この
場合には普通のねじ゛　回しを使って広げることができ
る。

第７図の切取図に示す鋸刃では、本発明によるカッター
・セット締付は部の種々の形を示しである。カッター・
セット５′は上あご４′によって締付は保持されるが、
この上あごを形成している本来の締付は用スリット２と
ほぼ平行に、ばね効果用スリット１１．が設けられてい
る。カッター・セット５の場合には、締付は用スリット
２の奥が広くなって凹部１２となっており、１８のとこ
ろで幅の狭い橋形部分を形成するので、このようにして
、広げることのできる上あご４ができることになる。

最後にカッター・セット５の保持部には締付けねじ１４
が追加されている。締イ］けねし１４は、上あご４が広
げられる際の弾性限度を越えて、上あご４をカッター・
セット５に押しつける。締付けねじ１４の雄ねじ部分Ｉ
５は、ばね効果用スリット１１の内端部の雌ねし部分１
６にねじ込み得るので、締付けねじ１４の円錐形のねし
頭１７がばね効果用スリット１１の前端を広げ、それと
同時に上あＣ４を下あご３に押しつける。

締付けねじ１８を使って締付けあご３および４を互いに
締めつける更に別の実施態様を、第８図に示す。但しこ
れは、比較的厚い保持プレート１にだけ可能な実施態様
である。

第９図ないし第１１図は、保持金具１９にはめ込んだ互
いに平行な２枚の保持プレート１および１ａを示す。−
！持プレート１および１ａはその前１部のかなりの部分
を保持金具１９の前に突出させている。これらの保持プ
レートを保持金具１９に保持するには、例えば第１図に
示した孔を貫通する給飼はポルト（図示せず）を用いる
。保持プレートｌおよび１ａが保持金具１９の前面２０
よりも前に突出する正確な寸法は、肩２１に接するねし
ボルト２２を用いて調節することができる。この第９図
ないし第１１図の構造において決定的な重要性を持つの
は、２本の広げねじ２３が保持プレー）１ａにねじ込ま
れて保持プレート１に支えられており、それら２本の広
げねじの間に配置された１本の副ねじ２４の雄ねじ部分
が、保持プレート１の雌ねじにはまっており、また副ね
じ２４のねじ頭が保持プレート１ａに支えられている、
という点である。すなわち、これらのねじを使って、保
持プレート間の間隔を、またそれによって切断幅を、非
常に簡単に調節することができるので、普通一般に使わ
れているカッター・セットを使用している際でも、望み
の切断幅を連続的に調節することができる。また切削縁
が摩滅することは避けられないが、摩滅した際にも、保
持プレート１および１４間の間隔をそれ相応に広げなお
すことによって、補償することができる。

第１図、第７図、第８図、第９図では、カッター・セラ
ｈ　５をストッパー２５に接しさせることによって、て
この作用を生じさせ、そのてこの作用によって、カッタ
ー・セットのプリズム形の部分を締めつける力が補足さ
れる、ということを、説明のため、この箇所で指摘して
おきたい。

本発明による締付は保持部の１つの形を、第１２図およ
び第１３図に示す。この締付は保持部においては、上あ
ご４の差込み限界設定用のストッパーは、カッター・セ
ット５の背面２６に接するほぼＬ字形のストップ・ブラ
ケット２５′として形成されている。カッター・セット
の下面には、安全確保用の突出体２８を受は入れるため
の四部２７が設けられている。安全確保用の突出体２８
は、図示の実施例の場合には、下あご３の表面からはみ
出たホルトとして形成されており、緊定力が減損した場
合、またはカッタ一本体を引き抜こうとするように作用
する力（特に回転工具の場合の遠心力）が過度に発生し
た場合に、カッター・セット５が遠心力で脱落するとい
う事態を阻止する。その際、第１２図および第１３図に
示す実施例の場合のように凹部２７に一定の遊隙を持た
せることは、必ずしも必要ではない。それどころか凹部
２７を突出体２８の形に合わせてもよい。突出体２８に
妨げられずに、カッター・セット５を簡単に、しかも上
あご４をあらかじめ大きく広げておかなくても差し込む
ことができるようにするため、′締付は部分２９の後部
下縁に丸み部分３０を設けであるので、第１３図に示す
ように斜め方向に押し込むことができる。

第１４図に示す鋸刃では、個々の切削歯は、第１２図お
よび第１３図に示した締付は保持部によって保持されて
いる。特殊な形成、すなわち、特にＬ字形の切込み部３
１を設けたことによる締付けあご３／／／／および４の
形成は、仮締めによって鋸刃を個別的に安定させるのに
役立つと同時に、空気と水ですぐれた冷却作用をするの
にも役立つ。従って、作業中に発生する非常な高熱も、
比較的簡単に、しかも問題なく排除することができる。

第１５図は、三つ方式１具として組立てられたフライス
削り用の工具を示す。この工具においても、上記の各図
に基いて既に記述したものと同様に、個々の切削プレー
ト５ａは、切削圧力に比例して締める力か強くなる締付
は保持部によって保持されている。決定的な違いは、も
っばら次の点にある。

すなわち、締付は部材は一体構造の保持プレートとして
構成されるのではなく、上あごが、保持部材１ａの凹部
３２に着脱可能な具合に差し込まれてその中にねし止め
される部品として構成され、一方、凹部３２の内部で上
記の上あごと向かい合っている面が−但し図示の実施例
の場合には、その面の上に更に、交換可能な底敷きプレ
ート３３を置いである一部あご３ａを構成する、という
点である。

特に重切削の場合、切削プレー１−だけでなく保持部ま
でが損傷するという事態が起ることがあり得る。締付け
あご３ａおよび４ａを分離することによって、損傷した
上あご４ａを新品と交換することが可能になる。保持部
の詳細は第１６図ないし第１９図に基いて説明する。

切削プレート５ａには、仮締め用の隆起部３４が設けら
れている。隆起部３４の両側は滑り傾斜面３５になって
いる。従って、切削プレート５ａを押し込むかまたは打
ち込むと上あご４ａが自動的に広げられるので、広げる
ための特別な工具を必要としない。

はぼＬ字形のストップ・ブラケットとじて形成されてい
る差込み限界設定用のストッパー２５ａは、この切削プ
レート保持部の場合にも、切削圧力」−昇時にそれに比
例して締付は圧力を自動的に増大させる。上あご４ａを
その一部として含んでいる部品を取り付けるには、図示
の実施例の場合、固定ねし３６、並びに、保持プレー１
〜の面と交差する方向に挿入したホル］・３７として形
成しである揺れ防止用のス１−ツバ−を使用する。ボル
ト３７は、この着脱ｉｊＪ能な部品のはめ込み部分３９
の下端に設けた四部３８にはまっている。第１７図およ
び第１８図に示す通り、上あご４ａには、切削プレート
５ａのための側面イ」肩部材４０も一体に形成されてい
る。但しこのような長方形の切削プレートの場合には、
側面付属部材は保持金具１ａの凹部３２の側壁４１によ
って構成されてもよい。側面付属部材を一体に成形する
ことは、比較的、複雑な形をした一Ｗｌｌｌプレート、
例えば第１９図に示すような三角プレートの場合の締イ
」けブレー１〜として、特に好ましい。その上、第１９
図の場合には側面付属部材が４０′および４０のような
形をしているので、場合によっては差込み限界設定用の
ストッパー２５ａはなくてもかまわない。

本発明は、上記の各実施例のみに限定されるものではな
い。特に複式穴あけ工具の場合に、１個の大きな保持金
具に設けられている１個の凹部に複数の保持プレートを
固定するためには、締付は枠による急速締めつけも可能
である。その場合には、保持プレー１−１の下縁または
上縁にはめ込み溝が設けられ、そこに、締付は装置の対
応位置に設けられたリブがはまる。本願と平行してなさ
れた別の出願は、このような急速締付は装置を対象とし
ている。

【図面の簡単な説明】 第１図は、本発明による保持プレートにカッター・セッ
トを挾持させたところを示す側面図、第２図は、保持プ
レートの給料は部分の拡大図、第３図はカッター・セッ
トを示す図、第４図ないし第６図は、カッター・セット
および締付けあごの締付は部分の種々の形を示す図、第
７図は、種々の締付は方でカッター・セットを保持して
いる鋸刃の切取図、第８図は、保持プレートにカッター
・セットを挾持させ、更に補足的に締付けねじを用いて
そのカッター・セットに安全装置をかけたところを示す
部分図、第９図ないし第１１図は、カッター・セットを
締付は保持した２枚の保持プレートの側面図、平面図お
よび線ＸＩ−ＸＩについての拡大断面図である。２枚の
保持プレートの後端は保持金具に固定されており、前端
は互いに締めつけ合うことができる。第１２図は、カッ
ター・セットが遠心力で脱落するのを阻止するための安
全確保用の突出部を備えたたがねの保持プレートの締付
は領域の拡大図、第１３図は、第１２図のたがねにおい
て、カッター・セットをはめているところを示す図、第
１４図は、第１２図および第１３図に対応する切削歯を
給料は保持しｒコ鋸刃、第１５図は、複数の切削プレー
トを締付は保持した複式フライス削り用工具である。こ
の工具において締付は用の上あこを構成しているのは、
凹部に着脱可能な具合にはめられた部品である。第１６
図は、第１５図の締（＝Ｊけ保持部のうちの１つの拡大
側面図、第１７図は、第１６図の矢印への方向から見た
切削プレートの締付は具合を示す図、第１８図および第
１９図は、形状の異なる切削プレートについて、第１６
図の矢印Ｂの方向から見た図である。 ■　保持プレート ２　締イ」けスリット ３　下あご ４　上あご ５　カッター・セット ６　締付は面 ７　締付は面 １０　　卵形の領域 １１　　ばね効果用スリツ１〜 １４　　締付けねし １６　　ねし穴 １７　　ねし頭 １９　　保持金具 ２３　　広げねじ ２４　　副ねじ ２５　　ストッパー ２７　　凹部 ２８　　突出部ますこはピン ２９　　締付は部分 ３０　　丸み部分 ３２　　凹部 ３４　　隆起部 ３５　　滑り傾斜向 ３６　　固定ねじ ３７　　ポルト ３８　　凹部 ３９　　はめ込み部分 ４０　　側面付属部材 ＦＩＯ，Ｉ ＦＩＧ・３　　　　　　　　　ＦＩＯ，２Ｆ１Ｇ、４　
　　　　ＦＩ［ｉ、５　　　　　ＦＩＧ、６− 亡 ［］＝１ ［１〕１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■）保持プレートの締付けあごが指定された緊定力でカ
   ッター・セットを保持するように締付はスリットを形成
   しである切削加工用工具、特°に、カッター・セット締
   めつけ用としてフォーク状のスリットを設けた保持プレ
   ートを有するた−かねにおいて、カッター・セット（５
   ）および／または、締付は用の上あこ（４）が、差込み
   限界設定用のストッパー（ハ）を備えていて、切断圧力
   に比例して緊定力が増大するようになっていることを特
   徴とする工具。 ２）スリットに、スリット広げ用のキーを差し込むため
   の、はぼ卵形の領域０１を設けることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の工具。 ３）上下の締付けあご（３，４）のうち少くとも一方の
   締付は面（７）に、それと接するカッター・セット（５
   ）の締付は面（６）の形と符合するような、望ましくは
   横断面が三角形をなしている溝または盛り上がりを設け
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項
   記載の工、具、。 ４）上あご（４）の締イ」け面（７）が、内部へ行くに
   一つれ、カッター・セット（５）の締付は面（６）に対
   してやや高くなるようにしたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項ないし第３項のいずれかに記載の工具７゜
   ５）保持プレー１−　（１）の両方の締付は面（７）が
   、後方へ向かって平行に形成されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第４項記載の工具。・６）上あご（４
   ）を広げることができるようにするため、保持プレート
   （１）において、締付はスリット（２）の上方に、ばね
   効果用スリット０］）を形成したことを特徴とする特許
   請求の範囲第１項ないし第５項のいずれかに記載の工具
   。 ７）広げることができる上あご（４）を、締付けねじ０
   ４）によって下あご（３）に押しつけ得ることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項ないし第６項のいす、れかに
   記載の工具。 ８）締付はスリット（２）に対して若干の傾斜角を持っ
   てほぼ平行に形成したばね効果用スリットθυの終端部
   にねじ穴ＯＱを設け、そのねじ穴０・に、円錐形のねし
   頭αカを持った締付けねじ０４）をねじ込み得ることを
   特徴とする特許請求の範囲第６項および第７項記載の工
   具。 ９）差込み限界設定用のストッパーが、上あご（４）に
   形成されたほぼＬ字形のストップ・ブラケット（２５，
   ２５ａ）によって構成され、カッター・セット（５，５
   ａ）の背面がそれに支えられていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項ないし第８項のいずれかに記載の工
   具。 １０）特許請求の範囲第１項ないし第９項のいずれかに
   記載の工具に使用する切削プレートにおいて、下あご（
   ３）の表面に設けた安全確保・用の突出部またはピン（
   ２）を受は入れるための凹部（イ）を、該切削プレート
   の下面に設けることを特徴とする切削プレート。 １１）　　カッター・セットの締付は部分−の後部下縁
   に丸み部分（至）を設けることを特徴とする特許請求の
   範囲第１０項記載の切削プレート。 １２）給料は部分−がＶ字形のプリズム形表面また間第
   １０項または第１１項記載の切削プレー１−０１３）差
   込み限界設定用のストッパー（２５ａ）を備えた１ ゛　上あご（４ａ）を、保持金具（１ａ）の凹部０功の
   一方の側壁に着脱可能な具合に固定する部品として形成
   ”し、その四部の他方の側壁に下あご（３）を構成させ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第９項
   のいずれかに記載の、特に切削プレート保持用の工具。 １４）上記部品のはめ込み部分０９を、１本の固定ねし
   く至）で保持金具（１ａ）に固定し得るようにし、且つ
   そのはめ込み部分（至）に、望ましくは下に向かって開
   いた凹部（２）を設けてその中に揺れ防止用のストッパ
   ーがはめられていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １３項記載の工具。 １５）上記揺れ防止用のストッパーが、保持金具の面と
   交差する方向に挿入されたボルト（ロ）であることを特
   徴とする特許請求の範囲第１４項記載の工・具。 １６）切削プレー１−　（５ａ）用の側面刊属部材００
   が、上あご（４ａ）と一体に成形されてい゛ることを特
   徴とする特許請求の範囲第１３項ないし第１５項のいず
   れかに記載の工具。 １７）特許請求の範囲第１３項ないし第１６項のいずれ
   かに記載の工具に使用する切削プレートにおいて、該切
   削プレートの仮締めに役立たせるため、その上面に滑り
   傾斜面（２）を構成する隆起部（ロ）を設けることを特
   徴とする切削プレート。 １８）少くとも２個の保持プレート（１、ｌａ）を互い
   にほぼ平行にし、それらの保持プレートの締付は部分が
   前に突出するように１個の保持金具Ｑｌに押し込んｔご
   こと、および、保持プレート（１、ｌａ）の自由端に、
   保持プレート間の間隔を小さ″くしたり大きくＩ、ｔこ
   りするための調整装置を備えｔこことを特徴とする特に
   特許請求の範囲第１項ないし第１２項のいずれかに記載
   の工具。 １９）第１の保持プレーｔ−（ｌａ）にねじ込むことの
   できる広げねしくハ）が、第２の保持プレート（１）に
   支えられており、第１の保持プレート（１ａ）を貫通す
   る副ねしくハ）か、第２の保持プレート（１）にねし込
   まれていることを特徴とする特許請求の範囲第１８項記
   載の工具。