JPS63144904A - 二重ピン保持組立体を用いる切削工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

発明の分野 本発明は使い捨て挿入体硬質切削工具をバイトホルダに
管脱自在に保持して金属の機械加工に用いるような切削
工具に関し、特に、使い捨て切削挿入体を切削工具のポ
ケットに保持するための二市止めビン型保持手段に関す
る。切削工具挿入体は、機械加工の応力を受ける時工具
ポｒソト内に固定されており、特に縦置き型切削工具挿
入体に適する。 ピン型保持手段を宵する切削工具は公知である。 例えば、ケルム（ＫｅｌＩＩ（ｂ）の米国特許第３３４
１９２０号と米国特許第３３４１９２３号は切削工具の
軸方向穴に挿入しうるピン型保持手段を開示しており、
ピンは、軸方向に穴内に入れられた時、切削挿入体を工
具本体の支持肩に押し付けることによって切削挿入体を
固定する。 ピンのねじ山が工具本体の対応溝に係合すると、ピンの
中央チーぺ部分と、工具本体の軸方向穴の対応するテー
パ部分とが接しあう。その結果、ピンは切削挿入体が当
接する凹みの肩に向かって溝方向に押され、切削挿入体
を肩に確実に固定する。 さらに詳述すると、米国特許第３３４１９２０号の第２
図と第３図に示すように、凹みのベースに近接する軸方
向穴の部分は凹みのベースから内方にテーパが付けられ
、線Ａ−Ａで示す中心軸線を釘する円すい部分を形成す
る。工具本体の凹みにおける軸方向穴の残りのねじ部分
は筒形であり、その穴の円すい部分の軸線Ａ　−Ａから
ずれた中心軸線Ｂ−Ｂをａする。軸線−Ａ　−Ａは軸線
Ｂ−Ｂからシャンクの支持肩の方へずれている。その結
果、かなりの力がピンによって切削挿入体にかかり切削
挿入体を支持肩に固定する。米国特許第３３４１９２０
号と第３９４１９２３号は参照によってここに包含され
る。 このような」（めピンはまた、そのねじ付き底部に、ピ
ンのテーパ部分に向かって延在する軸方向穴を有する。 軸方向穴は複数の溝を存し、これらの溝は６角スパナの
ような駆動手段と係合してピンの底部にさらに大きな固
定力をかける。 これらの先行技術装置は、特に、いわゆる横置き型切削
挿入体に適する。しかし、これらの装置は、縦置き切削
挿入体を用いる時、切削加工中の移動を充分抑止しない
。これは、ピンによって生ずる保持力が主にピンの頂底
両部にかかり、ピンの中央部分に沿って働かないからで
ある。その結果、切削工具の中央部分近辺に生ずる切削
力により移動が生じて工具の過早破損が起こる。 縦置き型切削挿入体に伴う問題を解決するために、従来
、工具クランプが固定力を切削挿入体の上面に刃にほぼ
垂直に加えて切削挿入体を固定位置に保つように用いら
れた。クランプは前述のピン型保持手段と共に用いられ
てさらに大きな固定力をもたらす。 ビン型保持手段と関連するクランプの使用には３つの主
な欠点がある。第１に、クランプはかさばり、ある種の
加工物への接近を妨げるおそれがある。従って、クラン
プ型保持手段はある種の閥械加工には使用不可能である
。 第２に、クランプと切削挿入体を固定しそして緩めるた
めに余計な時間と労力を費やさなければならない。第３
の欠点は、クランプと、それを固定しかつ緩めるために
用いる工具が切削工具の費用をかなり高めることである
。これらの欠点により、ピン型保持手段とピンの共用は
縦置き型切削工具の場合有用性に限りがあった。 本発明はピンの中央を含むほぼピン全体に沿って固定力
を加える二重ピン保持（■立体を用いることにより前述
の従来のピン型保持手段の欠点を克服する。その結果、
二重ピン保持組立体は切削挿入体をピンのほぼ全長に沿
って固定することにより確実な固定に役立つ。さらに、
本発明の二重ピン保持組立体は邪魔で真価な工具クラン
プの必要を無くする。 本発明の目的は、ピンのほぼ全長に沿って固定力を加え
切削挿入体を切削工具のポケットにさらに確実に固定す
る二重ピン型保持手段を有する切削工具を提供すること
である。 本発明の他の目的は、切削作業中の移動を実質的に無く
しそして工具の故障をかなり減らすように縦置き切削挿
入体を固定するのに特に適する二重ピン型保持手段を有
する切削工具を提供することである。 発明の要約 概して、本発明の切削工具は、ベースと、少なくとも一
つの支持肩とを備えるカッタ本体と、前記ベースに裂貨
される切削挿入体とを含む。 前記ベースは軸方向穴を有し、この穴はカッタ本体の全
長にわたって延在し１次止めピンを受け入れる。前記ベ
ースに隣接する軸方向大部分の軸線は軸方向穴の残部の
軸線からずれている。１次止めピンは２次止めピンを受
け入れる軸方向穴をａする。２次止めピンは切削挿入体
に挿通され１す、さらに１次止めピンの軸方向穴に挿入
されてそれと可逆固定的に結合しうる。カッタ本体の軸
方向穴の軸線のずれにより、１次および２次止めピンは
切削工具の肩の方向に力をかけることにより切削挿入体
を固定する。さらに、２次止めピンは、１次止めピンの
ほぼ全長に沿って下向きの力をかけることにより、従来
装置では得られない追加的な固定力を切削挿入体に及ぼ
す。 発明の詳細な説明 本切削工具は、軸方向穴を何する使い捨て切削挿入体と
、切削挿入体用のベースと少なくとも一つの支持肩とを
設けるように凹みを上面に設けたカッタ本体とを含む。 カッタ本体はそれを貫通する軸方向穴を有し、この穴は
上方に延在しかつ前記凹みに開口し、切削挿入体の軸方
向穴と整合しつる。前記ベースに隣接するカッタ本体の
軸方向穴の部分は、その穴の残部の軸線からずれた１Ｆ
ＩＩｌ線を有する。この軸方向穴はその前方位置にテー
パ部分を持ち、この部分は前記凹みから内方にテーパが
付いている。このテーパ部分に続いて、１次止めピンの
雄ねじ部分を受け入れる溝を持つ中間部がある。溝付き
中間部に続いて、実質的に筒形の後部があり、副駆動手
段を挿入する開口をａする。この駆動手段は１次止めピ
ンのねじ部と係合して１次止めピンをカッタ本体の軸方
向穴内に固定するためのものである。 １次止めピンは切欠き上面と接触面とを持つ実質的に筒
形の部分をＨし、接触面は、１次止めピンが軸方向穴に
ねじ込まれた時、カッタ本体の軸方向穴のテーパ部の壁
に圧着する。接触面は１次止めピンの、切削工具の肩か
ら遠い方の側にある。 これは、１次止めピンがカッタ本体の軸方向穴の、ベー
スに隣接する部分の軸線に沿ってカッタ本体内に配置さ
れそして該軸線が軸方向穴の残部の軸線からずれている
からである。１次止めピンはまた、固定のためにカッタ
本体の軸方向穴の溝と係合するねじ付き中間部を自”す
る。 １次止めピンの基部のねじ山は、カッタ本体の後部の開
口に挿入しうるＳ角スパナのような副駆動手段と係合す
るようになっている。この副駆動手段は１次止めピンを
カッタ本体の軸方向穴内に固定しかつ緩めるために用い
られる。１次止めピンはまた、切欠き上面と係合して１
次止めピンを下方にねじ込む回動手段としてねじ回しの
ような主駆動手段を用いること□によって固定されうる
。 １次止めピンは筒形のねじ付き軸方向穴を有し、この穴
は１次止めピンのほぼ全長にわたって延在し２次止めピ
ンを可逆的に固定しうる。 カッタ本体は少なくとも一つの刃と、２次止めピンを受
け入れる貫通孔である軸方向穴とを有する。切削挿入体
の軸方向穴は次のようなテーパ壁、すなわち、２次止め
ピンの頭部を受け入れる１対　□のｍ像Ｖ形溝を形成す
るように切削挿入体の頂面と底面のそれぞれから同挿入
体の中央部に向かって内向きに延在するテーパ壁によっ
て画成される。 その結果、一つの刃がもはや機能しなくなった時、切削
挿入体を裏返して切削工具に再挿入することにより新し
い刃を用いうる。 ２次止めピンはテーパ頭部と実質的に筒形のねじ付き胴
体とを備える。２次止めピンは切削挿入体の軸方向穴に
挿通され、そして１次止めピンの軸方向穴に入れられて
それと固定係合をなすようになっている。この係合は、
ねじ付き胴体の表面のねじ山と１次１にめピンの軸方向
穴の溝との１０互固定関係によってなされる。もちろん
、ねじ山と溝の位置を逆にしても本発明の範囲を逸脱し
ない（すなわち、ねじ山を軸方向穴に設けそして溝を２
次止めピン胴体の表面に設けてもよい）。 前述のように、１次止めピンはカッタ本体の軸方向穴の
残部の軸線からずれているベースに隣接する軸方向穴部
の軸線に沿ってカッタ本体の軸方向穴内に配置されてい
る。他方、２次止めピンはカッタ本体の軸方向穴の残部
の軸線と整合する。 その結果、２次止めピンが１次止めピンの軸方向穴に挿
入されてそれと固定結合をなす時、２次止めピンの頭部
はカッタ本体のｌｌｉに最も近い切削挿入体のテーパ壁
に押し付けられる。その結果、２次止めピンのテーパ頭
部は切削挿入体に支持肩の方向の力を加える。 横置き型切削挿入体に特に適する本発明の一実施例では
、切削工具はまた、切削挿入体とカッタ本体との間に置
かれた挿入体床を含む。挿入体床はそれを貫通する軸方
向穴を何し、この穴は切削挿入体の軸方向穴とカッタ本
体の軸方向穴とに整合して、本発明に用いる二重ピン保
持組立体を受け入れる連続通路をなす。挿入体床の軸方
向穴は、拡大開口と肩とからなる上部を含む。 この実施例で用いる１次止めピンは上側フランジ部を含
み、このフランジ部は、１次止めピンが上記の両軸方向
穴に挿入されそして固定される時、挿入体床の肩に押し
付けられる。１次止めピンがカッタ本体にねじ込まれる
と、フランジ部は挿入体床の肩に下向きに押し付けられ
る二とにより挿入体床をカッタ本体に固定する。 大発明による２次止めピンは、中間部を含む１次ＩＩ−
めピンのほぼ全長に沿って固定力を１ノロえる。 これは従来装置に欠けていたことであり、２次止めピン
にそのほぼ全長に沿って設けたねじ山を１次止めピンの
軸方向穴内の対応溝と係合させることによって生ずる固
定結合によって達成される。 作用について説明すると、まず１次止めピンをカッタ本
体の穴に挿入する。１次止めピンの頭部を主駆動手段で
回しかつ（または）カッタ本体の後部開口を貫通する副
駆動手段を用いて１次止めピンのねじ山をカッタ本体の
軸方向穴内の溝と係合させることにより１次止めピンを
カッタ本体内に固定する。 １次止めピンを固定した後、切削挿入体を凹みに置き切
削挿入体の軸方向穴がカッタ本体の軸方向穴と整合する
ようにする。次いで、２次止めピンを切削挿入体の軸方
向穴に挿通しさらに１次止めピンの軸方向穴にねじ込む
。１次止めピンと２次止めピンの軸線のずれにより、２
次止めピンの頭部が切削工具の肩の方向に切削挿入体の
テーパ壁に押し付けられる。その結果、切削挿入体は確
実に固定され、機械加工中に実質的に移動しなくなる。 横置き型バイトホルダでは、挿入体床を凹みに挿入し次
いで切削挿入体を挿入体床の」二に１４＜以外は同じ手
順に従う。 切削挿入体を取り外すには以上の手順を逆にたどればよ
い。さらに詳述すると、２次止めピンを外しそして切削
挿入体を裏返して新しい刃を用いるかまたは切削挿入体
を捨て去る。切削挿入体の割り付けの際は、所望に応じ
て、１次止めピンを除いてもカッタ本体内に残してもよ
い。 次に添付図面によって本発明の実施例を詳述する。もち
ろん、本発明の範囲内でｔ、ｌ々な改変が可能である。

【図面の簡単な説明】

添付図面、特に第１図と第４図について述べると、切削
工具２にはハンドル４が含まれ、適当な切削機械（図示
せず）に挿入される。ハンドル４の上端に設けたカッタ
本体６に凹み８が肩１０とベース１２（第２図参照）に
よって形成され、刃１６を持つ切削挿入体１４の取り付
は場となる。 切削挿入体１４は第１図に示すように３角形のものでも
、あるいは機械加工に通例用いる他の任意の適当な形状
のものでもよい。 第１図に示す切削工具２は、切削挿入体１４が直立して
いる縦置き型切削工具である。他の実施例が第４図に示
され、これは横置き型切削工具である。この実施例では
、後に詳述のように挿入体床１８が切削挿入体１４とカ
ッタ本体６のベース１２との間に置かれている。 第２図において、切削挿入体１４は対をなす内向きテー
パ付きの壁２２ａ、２２ｂによって形成された軸方向穴
２０を有し、これらのテーパ壁は、切削挿入体の」二側
または下側で２次止めピン２４を受け止める１対の鏡像
Ｖ形溝を形成する。テーパ壁２２ａ、２２ｂは２次止め
ピン２４の座として働き、そして切削挿入体１４を裏返
して新しい刃１６を用いることを可能にする。 カッタ本体６は軸方向穴２６を備え、この穴は、頂部開
端３２を持つテーパ壁３０によって形成された内向きテ
ーパ付き上部２８を有する。開端３２は切削挿入体１４
の軸方向穴２０と整合し、２次止めピン２４を後述のよ
うに１次止めピンに挿入するための通路をなす。 軸方向穴２６はまた、１次止めピンの対応ねじ山と係合
する溝３６の付いた中間部３４を宵する。 軸方向穴２６はまた実質的に筒形の後部３８を有し、こ
の後部は溝付き中間部３４の底部からカッタ本体６のＴ
ｆ１端３２と対向する端４８の開口４゜までｇ：（１三
する。 凹み８のベース１２に隣接する軸方向穴２６の部分は線
Ａ−Ａによって表される中心軸線を有する。軸方向穴２
６の残りのねじ付き部分（すなわち中間部３４）は軸線
Ａ−Ａからずれた中心軸線Ｂ−Ｂを有する。 第３図に示すように、縦置き型切削工具用の１次止めピ
ン４４が上部４６と中間部４８と雄ねじ付き下部５０と
を有する。上部４６は切欠き５４を有する実質的に筒形
の頭部５２を備え、切欠き５４は、１次止めピン４４が
カッタ本体６の軸方向穴２６にねじ込まれる時、ねじ回
しのような駆動子段（図示せず）と係合する。 上部４６はまたテーパ壁５６を持ち、この壁は表面部５
７て筒形頭部５２と合している。表面部５７は、１次止
めピン４４が後述のようにカッタ本体６にねじ込まれた
時、軸方向穴２６のテーパ壁３０に圧着する。 １次止めピン４４の下部５０は一連のねじ山５８を持ち
、これらのねじ山は軸方向穴２６の中間部３４の対応溝
３６と係合することによって１次止めピン４４の下部５
０をカッタ本体６の軸方向穴２６に確実に固定する。 １次止めピン４４の中心をその全長にわたって貫通する
軸方向穴６０の表面に溝６２が設けられ、これらの溝は
、２次止めピン２４が１次止めピン４４にねじ込まれた
時２次止めピン２４の対応ねじと係合する。その結果、
切削挿入体１４はカッタ本体６の凹み８に固定される。 第３図に示すように、２次止めピン２４は切欠き６６を
有するテーパ頭部６４を備え、切欠き６６は、２次止め
ピン２４を１次止めピン４４の軸方向穴６０内にそれと
固定係合をなすようにねじ込むのに適する駆動手段、例
えば、ねじ回しと係合しうる。テーパ頭部６４は、切削
挿入体１４のテーパ壁２２ａまたは２２ｂによって形成
されたＶ形溝内に収まり、そして２次止めピン２４が１
次止めピン４４にねじ込まれた時、テーパ壁２２ａに圧
着する。これは、１次止めピン４４と２次止めピン２４
との位置のずれによる。その結果、頭部６４は切削挿入
体１４を肩１０の方向にカッタ本体６のベース１２に押
し付けて切削挿入体１４を確実に固定する。 ２次Ｉヒめピン２４はまた、雄ねじ７０付きの実質的に
筒形の胴体６８を有し、ねじ山７０は１次止めピン４４
の軸方向穴６０の表面の溝６２と係合する。２次止めピ
ン２４が１次止めピン４４の軸方向穴６０にねじ込まれ
た時、ねじ山７０は溝６２と係合して１次止めピン４４
の中間部４８に沿う確実な固定をなす。これにより、下
向きの力が１次止めピン４４の全長に沿って生じ、切削
挿入体１４を機械加工に用いる時の側方移動を防止する
。 第４図と第５図に示すような本発明の横置き型バイトホ
ルダでは、１次止めピン４４はまた挿入体座係合部７２
を持ち、この係合部はベース７４と、下面７８を有する
外方延在フランジ７６とからなる。 前述のよう−に、横置き型バイトホルダはまた挿入体座
１８を含み、この挿入体座はその中央部に軸方向穴を存
するとともに、肩８２によって部分的に画成された凹み
８０を有する。 縦置き型切削工具と関連して第２図について前述した軸
線Ａ−Ａと軸線Ｂ−Ｂとのずれは、第５図に示す横置き
型切削工具にも用いうる。 ２次止めピン２４が１次止めピン４４の軸方向穴６０に
ねじ込まれた時、フランジ７６の下面７８は凹み８０の
肩８２に圧力をかけることにより切削挿入体１４を下方
に押して挿入体座１８に押し付ける。 縦置き型切削工具の使用に際し、切削挿入体１４を固定
してただちに使用できるようにするため、まず１次止め
ピン４４をカッタ本体６の軸方向穴２６に押し込んで回
す。この回動は、駆動手段を切欠き５４に挿入して１次
止めピン４４のねじ山５８を軸方向穴２６内の溝３６と
充分係合させることによって行われる。締め付けをさら
に行うには、６角スパナを開口４０に挿入してねじ山５
８と係合させればよい。その時６角スパナを回してねじ
山に下向きの力を加えることにより全ねじ山５８を溝３
６と係合させる。 次いで、切削挿入体１４をその軸方向穴２０がカッタ本
体６の軸方向穴２６と整合するようにベース１２上に置
く。次に、２次止めピン２４を切削挿入体１４の軸方向
穴２０に挿通し、さらに、切欠き６６に挿入した駆動手
段で回すことにより、ねじ山７０を１次止めピン４４の
軸方向穴６０の２ｔ６２と係合させる。 横置き型バイトホルダの使用に際しては、１次止めピン
４４をカッタ本体６の軸方向穴２６にねじ込むと、フラ
ンジ７６が下方に引かれて挿入体座１８の肩７２に下向
きの力をかけることにより挿入体座１８を切削工具２の
凹み８内に固定する。 次いで、２次止めピン２４を切削挿入体１４に種通しさ
らに１次止めピン４４の軸方向穴６０にねじ込むと、下
向きの力が作用して切削挿入体１４を挿入体座１８に固
定する。 ２次止めピン２４の頭部６４は切削工具の肩１０に最も
近い切削挿入体１４のテーパ壁２２’ａに圧着する。こ
れは、２次止めピン２４がカッタ本体６の軸方向穴２６
内の１次止めピン４４の変位によりわずかな角度をなし
て１次止めピン４４に入ることにより１次止めピン４４
が２次止めピン２４に対してずれているからである。 切削挿入体１６を取り碍子には、手順を逆にすればよい
。また、１次止めピン４４を取り外すには、６角スパナ
のような駆動手段を用いてもよく、これをカッタ本体６
の開口４０に挿通して１次止めピン４４の下部５０のね
じ山５８と係合させることにより１次止めピン４４を緩
めればよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による縦置き型切削工具の斜視図、第２
は１は第１図の線２−２に沿う拡大断面図で、本発明の
二重ピン保持組立体を用いて固定した切削挿入体を示す
。第３図は第２図に示した１次および２次止めピンの拡
大分解図である。第４図は本発明の一実施例の斜視図で
、切削挿入体を固定した横置き型切削工具を示す。第５
図は第４図の線５−５に沿う拡大断面図で、本発明の二
車ピン保持組立体を用いて挿入体座に固定した切削挿入
体を示す。 ２：切削工具、６：カッタ本体、８：凹み、１０・肩、
１２：ベース、１４：切削挿入体、１８二挿入体座、２
０　：　？＋Ｉ＋方向穴、２２ａ。 ２２ｂ：テーパ壁、２４：２次止めピン、２６：軸方向
穴、３０：テーパ壁、３６：溝、４４：１次１１−めピ
ン、５２：筒形頭部、５４：切欠き、５６：テーパ壁、
５７：接触面、５８：ねじ山、６０：軸方向穴、６２：
溝、６４：テーパ頭部、６６：切欠き、６８：筒形体、
７０二ねじ山、７Ｓ：フランジ、７８二下面、８０：凹
み、８２：肩。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）（ａ）第１軸方向穴を有する切削挿入体と、（ｂ
   ）前記切削挿入体を支持すめためのベースと少なくとも
   １個の肩とを備える凹みを一端に有するカッタ本体であ
   って、前記凹みからカッタ本体の対向端まで延在する第
   ２軸方向穴を有し、この第２軸方向穴が前記第１軸方向
   穴と整合可能であり、前記凹みのベースに隣接する前記
   第２軸方向穴の部分の軸線が前記第１軸方向穴の残部の
   軸線から前記凹みの前記肩の方へずれており、前記第２
   軸方向穴がその中に１次止めピンを可逆的に固定する手
   段を備えるようなカッタ本体と、（ｃ）前記第２軸方向
   穴に挿入されるようになっている１次止めピンであって
   、この１次止めピンを前記カッタ本体の第２軸方向穴内
   に可逆的に固定する手段と、２次止めピンを第３軸方向
   穴内に可逆的に固定する手段を備える第３軸方向穴とを
   備える１次止めピンと、（ｄ）前記切削挿入体の第１軸
   方向穴に挿通されかつ前記１次止めピンの第３軸方向穴
   に挿入されるようになっている２次止めピンであって、
   この２次止めピンが前記第３軸方向穴と可逆的固定係合
   状態にある時前記切削挿入体に前記肩の方向に圧力を加
   える手段と、前記第３軸方向穴と関連してその中に２次
   止めピンを可逆的に固定する手段とを備える２次止めピ
   ンとからなる切削工具。
2. （２）前記２次止めピンを前記１次止めピンの第３軸方
   向穴内に可逆的に固定する前記手段は前記第３軸方向穴
   の表面の複数の溝と前記２次止めピンの表面の複数の溝
   係合ねじ山とからなり、これにより、前記２次止めピン
   が前記第３軸方向穴にねじ込まれた時前記ねじ山が前記
   溝と可逆的固定状に係合する、特許請求の範囲第（１）
   項記載の切削工具。
3. （３）前記第１軸方向穴は少なくとも一つのＶ形溝を備
   え、そして前記２次止めピンはテーパ頭部と、前記第３
   軸方向穴の表面の溝との可逆的固定係合用のねじ山を有
   する実質的に筒形の胴体とからなり、前記テーパ頭部は
   、前記２次止めピンが前記第３軸方向穴と固定係合状態
   にある時、前記凹みの前記肩に最も近い前記切削挿入体
   の前記Ｖ形溝の壁部に圧接する、特許請求の範囲第（２
   ）項記載の切削工具。
4. （４）前記２次止めピンは実質的に筒形の胴体をさらに
   含み、この筒形胴体は少なくともその外面の一部にねじ
   山を有し、また前記第３軸方向穴は前記２次止めピンの
   前記筒形胴体の形と補完的な形を有し、前記２次止めピ
   ンの前記ねじ山は、前記２次止めピンが前記第３軸方向
   穴にねじ込まれた時、前記第３軸方向穴の溝と固定係合
   をなすようになっている、特許請求の範囲第（１）項記
   載の切削工具。
5. （５）前記１次止めピンは実質的に筒形の頭部と、それ
   との間に接触面を形成するテーパ壁と、ねじ付き下部と
   からなり、前記第２軸方向穴は内方向テーパ付き上部と
   、溝付き下部とを有し、前記１次止めピンが前記第２軸
   方向穴にねじ込まれた時、前記１次止めピンの前記接触
   面が前記第２軸方向穴の前記内方向テーパ付き上部の、
   前記凹みの前記肩から遠方の部分に圧接し、そして前記
   １次止めピンの前記ねじ山が前記第２軸方向穴の前記溝
   付き下部と係合することによって前記１次止めピンを前
   記第２軸方向穴内に固定する、特許請求の範囲第（１）
   項記載の切削工具。
6. （６）前記１次止めピンの前記ねじ付き下部は駆動手段
   を受ける手段を備え、前記第２軸方向穴は前記駆動手段
   を受け入れる底端を有し、前記駆動手段は前記第２軸方
   向穴の前記底端に挿入されて前記第２軸方向穴の前記溝
   付き下部と係合することにより前記１次止めピンを前記
   第２軸方向穴内に固定する、特許請求の範囲第（５）項
   記載の切削工具。
7. （７）前記切削工具は挿入体座をさらに含む横置き型切
   削工具であり、前記挿入体座は軸方向穴を有しそして前
   記切削挿入体と前記カッタ本体の前記凹みとの間に配置
   され、また前記挿入体座はベースと肩とを備えた凹みを
   有し、前記１次止めピンは、前記１次止めピンが前記カ
   ッタ本体の前記第２軸方向穴にねじ込まれた時、前記挿
   入体座の前記凹みに圧力を加える手段をさらに含む、特
   許請求の範囲第（１）項記載の切削工具。
8. （８）前記１次止めピンは下面を有するフランジを備え
   、前記下面は前記１次止めピンが前記第２軸方向穴にね
   じ込まれた時前記挿入体座の前記凹みの前記ベースに圧
   力を加えるようになっている、特許請求の範囲第（７）
   項記載の切削工具。