JPH0115455Y2 - - Google Patents

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JPH0115455Y2
JPH0115455Y2 JP1985040030U JP4003085U JPH0115455Y2 JP H0115455 Y2 JPH0115455 Y2 JP H0115455Y2 JP 1985040030 U JP1985040030 U JP 1985040030U JP 4003085 U JP4003085 U JP 4003085U JP H0115455 Y2 JPH0115455 Y2 JP H0115455Y2
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JP
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clamp plate
workpiece
jig
guide
plate
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【考案の詳細な説明】 〔概要〕 穴明治具であつて、治具本体、被加工物を位置
決めするガイドプレート及びクランプ板に対し、
基準ピンとガイドピンを有し、クランプ板の押圧
とガイドピンの差し込みによりワンタツチ式にク
ランプ板をクランプして被加工物を押える。
〔産業上の利用分野〕
本考案は、被加工物にドリルで穴明加工する際
に用いる穴明治具に関するもので、更に詳しく言
えば、クランプ板による被加工物の固定に関する
ものである。
生産ラインにおいて被加工物の所定の位置に自
動的に穴明加工する場合に、穴明治具が使用され
ている。
穴明治具は、治具本体に対し被加工物を正確に
位置決めして固定し、ドリル挿入用ガイドブツシ
ユにより穴明け位置を指示した構成であり、ガイ
ドブツシユを有するクランプ板が被加工物に着脱
可能に取付けられている。
従つて、クランプ板は被加工物を確実に固定し
て穴明け位置を指示し、迅速且つ容易に着脱して
被加工物の出し入れをスムーズに行い得ることが
望まれる。
〔従来の技術〕
そこで、従来の穴明治具は第2図a,bに示す
ように、治具本体1、ガイドプレート2及びクラ
ンプ板4の一方と他方に締付ねじ20,21がい
ずれもクランプ板4を治具本体1に締結するよう
に設けられ、クランプ板4の一方の締付ねじ21
に対しては溝22が円弧状に形成されて、クラン
プ板4を一方向に回転可能になつている。
そして、締付ねじ20,21をゆるめクランプ
板4を一方向に回転しながら退避させて被加工物
Wの出し入れを行い、クランプ板4の溝22に締
付ねじ21を係合して位置決めした状態で、締付
ねじ20,21を締付けることにより被加工物W
を固定するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記従来の構成のものにあつては、
2本の締付ねじ20,21をゆるめたり又は締付
ける方式であるから、作業が煩雑になつて作業性
が悪い。また、被加工物Wの押圧が一義的に定ま
らず、クランプ板4と被加工物Wの間に隙間を生
じて、そこに切削くずが入り込むことがある。更
に、クランプ板4の位置決めをその溝22と締付
ねじ21の係合で行つているので、締付ねじ21
の締付けの際にクランプ板が動いてガイドブツシ
ユ3の位置に狂いを生じる危険がある等の問題が
ある。
本考案は、このような点に鑑みて創作されたも
ので、被加工物クランプの作業性を向上すると共
にクランプ力を一定化し、クランプ板のガイドブ
ツシユの位置決めを正確に行い得るようにしたも
ので、治具本体と、該治具本体に一体結合して被
加工物を位置決めするガイドプレートと、被加工
物をガイドプレートとの間でクランプするクラン
プ板とを有する穴明治具において、上記治具本
体、ガイドプレート及びクランプ板の一方には基
準ピンを、その他方にはガイドピンをそれぞれ設
け、該基準ピンはクランプ板とガイドプレートを
貫通して治具本体に一体的に立設し、その所定位
置に円周の溝を設け、クランプ板の前記貫通孔内
に突出するように設けたボールプランジヤを該溝
に係合させることでクランプ板を回転自在に支持
するように接合し、ガイドピンはクランプ板に取
付けられてガイドプレート及び治具本体に穿つた
孔に抜き差し可能に挿入し、その所定位置に円周
の溝を設け、治具本体の前記孔内で突出するよう
に設けたボールプランジヤを該溝に係合させ、以
て前記基準ピン側のクランプ力と前記ガイドピン
側のクランプ力とで協動して被加工物をクランプ
するように結合する穴明治具を提供することを目
的としている。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、第1図a,bに示すように、 治具本体1に基準ピン5が一体的に立設し、そ
の基準ピン5にクランプ板4の一方が回転可能
で、且つ、クランプ板4を押下げた場合に溝とボ
ールプランジヤの係合により一定のクランプ力を
付与するように結合する。
また、クランプ板4にはガイドピン6が取付け
られ、ガイドピン6はガイドプレート2及び治具
本体1に抜き差し可能に挿入し、差し込んだ場合
に溝とボールプランジヤの係合により一定のクラ
ンプ力を付与するように結合した構成である。
〔作用〕
上記構成に基づき、ガイドピン6を抜き、クラ
ンプ板4を持上げて基準ピン5を中心に回転する
ことで、被加工物Wの出し入れが行われる。
一方、クランプ板4を押下げて基準ピン5の溝
とクランプ板4のボールプランジヤを係合させ、
ガイドピン6を差し込んでその溝と治具本体1の
ボールプランジヤ係合をさせることで、クランプ
板4が位置決めされて一定のクランプ力でクラン
プし、被加工物Wを押えることになる。
従つて、本考案では、ガイドピン6によりクラ
ンプ板4が常に正確に位置決めされ、クランプ板
4の上げ下げと回転、及びガイドピン6の抜き差
しにより、迅速且つ容易に被加工物Wの出し入
れ、クランプ作業を行うことができ、溝とボール
プランジヤの係合により一定のクランプ力を付与
することが可能となる。
〔実施例〕
第1図a,bにおいて、本考案の実施例につい
て説明する。板状の治具本体1には被加工物Wと
略同じ厚さのガイドプレート2が、ノツクピン9
により位置決めしボルト10により締付けて固定
されており、これらの被加工物Wとガイドプレー
ト2の一部の上に板状のクランプ板4が被着され
る。クランプ板4において被加工物Wの穴明け位
置と一致する個所にドリル挿入用ガイドブツシユ
3が穿設されている。
上記治具本体1、ガイドプレート2及びクラン
プ板4の一方には基準ピン5が、その他方にはガ
イドピン6がそれぞれ取付けられる。基準ピン5
は大径部5aと小径部5bを有し、小径部5bを
治具本体1の孔11に圧入して一体的に立設して
あり、大径部5aにクランプ板4の孔12が回転
及び移動自在に嵌合する。また、大径部5aの上
下2ケ所には溝13,14が形成され、且つ抜け
止め用のストツパ15を有しており、クランプ板
4のボールプランジヤ7がその移動により溝1
3,14の一方に選択的に係合する。ここで、ボ
ールプランジヤ7が下の溝14と係合した場合
は、溝14のテーパにボールが当つてクランプ板
4に一定のクランプ力を付与するように結合し、
上の溝13と係合した場合はクランプ板4を自由
に回転することが可能になつている。
ガイドピン6は先端が先細の軸部6a、フラン
ジ部6b及びつまみ部6cを有し、軸部6aが治
具本体1、ガイドプレート2及びクランプ板4の
孔16に抜き差し可能に嵌合する。また、軸部6
aの溝17が治具本体1のボールプランジヤ8に
係合し、上述と同様にしてクランプ板4に一定の
クランプ力を付与して結合するようになつてい
る。
次いで、このように構成された穴明治具の作用
について説明する。
先ず、ガイドピン6のつまみ部6cをつまんで
引抜くと、ボールプランジヤ8との係合が外れ
る。次いで、クランプ板4を持上げ、ストツパ1
5によりボールプランジヤ7を基準ピン5の上の
溝13に係合させることで、クランプ板4はガイ
ドプレート2から離れて回転可能となる。そこ
で、クランプ板4を基準ピン5を中心にして左右
の一方に回転すると、クランプ板4は被加工物W
の位置から退避するのであり、この状態でガイド
プレート2に新しい被加工物Wを位置決めして入
れたり、叉は穴明けされた被加工物Wを取出す。
被加工物Wを入れた後は、上述と逆にして先ず
クランプ板4を元の中央位置に戻し、次いでクラ
ンプ板4を押下げボールプランジヤ7を基準ピン
5の下の溝14に係合させる。すると、治具本体
1に対し基準ピン5を介してクランプ板4の一方
が、ボールプランジヤ7と溝14のテーパの係合
により押付けた状態で結合することになり、こう
して一定のクランプ力を付与する。その後、ガイ
ドピン6の軸部6aをクランプ板4、ガイドプレ
ート2及び治具本体1に通して差し込み、フラン
ジ部6bをクランプ板4に押し当てながら溝17
とボールプランジヤ8を係合する。すると、クラ
ンプ板4はガイドピン6により位置決めされ、且
つ治具本体1に対しガイドピン6を介してクラン
プ板4の他方も押付けた状態で結合し、一定のク
ランプ力を付与するのである。こうして、クラン
プ板4が位置決めした状態で一定のクランプ力で
両側からクランプすることで、被加工物Wは治具
本体1とクランプ板4の間に固定保持され、クラ
ンプ板4のガイドブツシユ3に基づいて被加工物
Wに穴明加工される。
以上、本考案の一実施例について説明したが、
ガイドピン6にはクランプ板4に対する抜け止め
手段を施しても良い。
〔考案の効果〕
以上述べてきたように、本考案によれば、基準
ピンを用いクランプ板の押付け、ガイドピンの差
込みによりクランプ板をワンタツチ式にクランプ
させることができるので、作業性が向上する。ク
ランプ板4はガイドピンにより常に高い位置決め
精度を保つことができる。溝とボールプランジヤ
の係合により一定のクランプ力を付与するので、
クランプ不足により切削くずが侵入したり、クラ
ンプ過剰により被加工物を傷付けることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の穴明治具の実施例を示す平
面図、bはaのB−B断面図、第2図aは従来例
の平面図、bは同側面図、第1図a,bにおい
て、5は基準ピン、6はガイドピンである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 治具本体1と、該治具本体1に一体結合して被
    加工物Wを位置決めするガイドプレート2と、被
    加工物Wをガイドプレート2との間でクランプす
    るクランプ板4とを有する穴明治具において、 上記治具本体1、ガイドプレート2及びクラン
    プ板4の一方には基準ピン5を、その他方にはガ
    イドピン6をそれぞれ設け、 該基準ピン5はクランプ板4とガイドプレート
    2を貫通して治具本体1に一体的に立設し、その
    所定位置に円周の溝14を設け、クランプ板4の
    前記貫通孔内に突出するように設けたボールプラ
    ンジヤ7を該溝14に係合させることでクランプ
    板4を回転自在に支持するように接合し、 ガイドピン6はクランプ板4に取付けられてガ
    イドプレート2及び治具本体1に穿つた孔に抜き
    差し可能に挿入し、その所定位置に円周の溝17
    を設け、治具本体1の前記孔内で突出するように
    設けたボールプランジヤ8を該溝17に係合さ
    せ、 以て前記基準ピン5側のクランプ力と前記ガイ
    ドピン6側のクランプ力とで協動して被加工物W
    をクランプするように結合する穴明治具。
JP1985040030U 1985-03-20 1985-03-20 Expired JPH0115455Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985040030U JPH0115455Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

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JP1985040030U JPH0115455Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

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JPS61159112U JPS61159112U (ja) 1986-10-02
JPH0115455Y2 true JPH0115455Y2 (ja) 1989-05-09

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JP1985040030U Expired JPH0115455Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

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JPS5237359U (ja) * 1975-09-09 1977-03-16

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