JPH023400Y2 - - Google Patents
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- JPH023400Y2 JPH023400Y2 JP1984173666U JP17366684U JPH023400Y2 JP H023400 Y2 JPH023400 Y2 JP H023400Y2 JP 1984173666 U JP1984173666 U JP 1984173666U JP 17366684 U JP17366684 U JP 17366684U JP H023400 Y2 JPH023400 Y2 JP H023400Y2
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- Japan
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- positioning
- electronic component
- detachable
- pawl
- claws
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 60
- 230000032258 transport Effects 0.000 claims 1
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 12
- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 239000003463 adsorbent Substances 0.000 description 1
- 238000003795 desorption Methods 0.000 description 1
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- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案は、チツプ状等の電子部品を1個ずつ保
持する装置に関し、特に負圧による吸着と位置決
め爪による位置決め作用下に電子部品を保持し
て、これを例えばプリント基板の定位置へ搬送す
る装置に関するものである。
持する装置に関し、特に負圧による吸着と位置決
め爪による位置決め作用下に電子部品を保持し
て、これを例えばプリント基板の定位置へ搬送す
る装置に関するものである。
従来技術
電子部品、例えばリード線を有しない電子部
品、フラツトパツケージIC、ミニパツケージIC
等をプリント基板に装着すること等のために、そ
れを負圧で吸着し、更にその両側から開閉可能な
位置決め爪で位置決めして保持する装置が知られ
ている。それは、例えば特開昭57−15694号公報
に記載されているが、この種の装置は、先端面に
空気吸引口を備えて負圧により電子部品を吸着す
る吸着具を有し、これを装置本体が保持する一
方、装置本体は移動部材に取り付けられる。ま
た、その装置本体には、吸着具に吸着された電子
部品の両側から挟んで位置決めする少なくとも一
対の位置決め爪が、吸着具の中心線にほぼ直角な
方向に移動可能に取り付けられ、更にその位置決
め爪を開閉させる爪駆動部材が装置本体に対して
相対移動可能に設けられた構造を有する。
品、フラツトパツケージIC、ミニパツケージIC
等をプリント基板に装着すること等のために、そ
れを負圧で吸着し、更にその両側から開閉可能な
位置決め爪で位置決めして保持する装置が知られ
ている。それは、例えば特開昭57−15694号公報
に記載されているが、この種の装置は、先端面に
空気吸引口を備えて負圧により電子部品を吸着す
る吸着具を有し、これを装置本体が保持する一
方、装置本体は移動部材に取り付けられる。ま
た、その装置本体には、吸着具に吸着された電子
部品の両側から挟んで位置決めする少なくとも一
対の位置決め爪が、吸着具の中心線にほぼ直角な
方向に移動可能に取り付けられ、更にその位置決
め爪を開閉させる爪駆動部材が装置本体に対して
相対移動可能に設けられた構造を有する。
このような電子部品保持装置によれば、負圧に
よる吸着のみならず、位置決め爪に挟まれて電子
部品が位置決めされた状態で保持されるため、プ
リント基板への装着等において位置精度が高めら
れる。
よる吸着のみならず、位置決め爪に挟まれて電子
部品が位置決めされた状態で保持されるため、プ
リント基板への装着等において位置精度が高めら
れる。
考案が解決しようとする問題点
しかしながら、近年、電子部品の大きさや形は
ますます多様化してきており、従来の保持装置で
は保持可能な電子部品の種類が限定され、多種類
の異形部品への対応に問題があつた。すなわち、
従来の保持装置では、吸着具を保持し、かつ位置
決め爪が取り付けられた装置本体が一体的な構成
であり、特定寸法の位置決め爪で挟むことのでき
る電子部品の種類はその爪の長さ等によつて限ら
れてくるため、その範囲を越える異形部品を保持
可能とするためには、少なくとも位置決め爪を寸
法の異なるものと付け替え、また場合によつては
吸着具も寸法の異なるものと取り換えるか、或い
は保持装置の一式をそつくり交換しなければなら
ない。しかし、そのような交換にはかなりの時間
が必要であり、また交換後の調整にも多くの時間
を要する。
ますます多様化してきており、従来の保持装置で
は保持可能な電子部品の種類が限定され、多種類
の異形部品への対応に問題があつた。すなわち、
従来の保持装置では、吸着具を保持し、かつ位置
決め爪が取り付けられた装置本体が一体的な構成
であり、特定寸法の位置決め爪で挟むことのでき
る電子部品の種類はその爪の長さ等によつて限ら
れてくるため、その範囲を越える異形部品を保持
可能とするためには、少なくとも位置決め爪を寸
法の異なるものと付け替え、また場合によつては
吸着具も寸法の異なるものと取り換えるか、或い
は保持装置の一式をそつくり交換しなければなら
ない。しかし、そのような交換にはかなりの時間
が必要であり、また交換後の調整にも多くの時間
を要する。
問題点を解決するための手段
本考案は、このような従来の問題を解決するた
めに為されたものであつて、前述のように移動部
材に取り付けられる装置本体、その装置本体に保
持された吸着具、さらに上記装置本体に取り付け
られた少なくとも一対の位置決め爪等を含む電子
部品保持装置において、上記装置本体を、爪駆動
部材を保持し、移動部材に常時固定される固定部
と、吸着具および位置決め爪を保持し、上記固定
部に対して脱着される脱着部とに分割するととも
に、1個の固定部に対して前記位置決め爪の互い
に寸法の異なるものを保持した複数個の脱着部を
準備し、かつそれら固定部と脱着部との間に、両
者を予め定められた相対位置に位置決めする位置
決め手段と、位置決めされた脱着部を固定部に固
定する固定手段とを設けた点にある。
めに為されたものであつて、前述のように移動部
材に取り付けられる装置本体、その装置本体に保
持された吸着具、さらに上記装置本体に取り付け
られた少なくとも一対の位置決め爪等を含む電子
部品保持装置において、上記装置本体を、爪駆動
部材を保持し、移動部材に常時固定される固定部
と、吸着具および位置決め爪を保持し、上記固定
部に対して脱着される脱着部とに分割するととも
に、1個の固定部に対して前記位置決め爪の互い
に寸法の異なるものを保持した複数個の脱着部を
準備し、かつそれら固定部と脱着部との間に、両
者を予め定められた相対位置に位置決めする位置
決め手段と、位置決めされた脱着部を固定部に固
定する固定手段とを設けた点にある。
作 用
このような電子部品保持装置においては、保持
すべき電子部品の種類に変更が生じて、固定部に
固定された脱着部の位置決め爪等では適正な位置
決めができない場合には、その脱着部を固定部か
ら取り外し、電子部品の種類に応じて適切な寸法
の位置決め爪を保持した別の脱着部を固定部に固
定して使用することができる。脱着部を固定部に
対して位置決め手段により位置決めし、固定手段
により固定すれば、脱着部に保持された位置決め
爪が固定部に保持された爪駆動部材により駆動さ
れる状態となり、従来の電子部品保持装置と同様
に電子部品を保持し得る状態となる。
すべき電子部品の種類に変更が生じて、固定部に
固定された脱着部の位置決め爪等では適正な位置
決めができない場合には、その脱着部を固定部か
ら取り外し、電子部品の種類に応じて適切な寸法
の位置決め爪を保持した別の脱着部を固定部に固
定して使用することができる。脱着部を固定部に
対して位置決め手段により位置決めし、固定手段
により固定すれば、脱着部に保持された位置決め
爪が固定部に保持された爪駆動部材により駆動さ
れる状態となり、従来の電子部品保持装置と同様
に電子部品を保持し得る状態となる。
なお、準備される複数の脱着部は個々に寸法の
異なる位置決め爪を備えるが、保持すべき電子部
品の大きさや形状が異なれば、吸着具の空気吸引
口の大きさ等にも変更の必要が生じる場合もあ
り、従つて準備される複数の脱着部が、吸着具の
互いに異なる寸法のものを保持した態様も存在す
るわけである。
異なる位置決め爪を備えるが、保持すべき電子部
品の大きさや形状が異なれば、吸着具の空気吸引
口の大きさ等にも変更の必要が生じる場合もあ
り、従つて準備される複数の脱着部が、吸着具の
互いに異なる寸法のものを保持した態様も存在す
るわけである。
実施例
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図に示す電子部品保持装置は、フラツトパ
ツケージICやミニパツケージIC等、チツプ状の
電子部品(以下、単にチツプと言う)をプリント
基板に装着するチツプ装着装置に取り付けられた
もので、そのチツプを、図示しない取付台上に載
置されているプリント基板の所定位置に搬送し、
その位置にチツプを装着するようにされている。
ツケージICやミニパツケージIC等、チツプ状の
電子部品(以下、単にチツプと言う)をプリント
基板に装着するチツプ装着装置に取り付けられた
もので、そのチツプを、図示しない取付台上に載
置されているプリント基板の所定位置に搬送し、
その位置にチツプを装着するようにされている。
第1図において2は装置ホルダであり、水平面
内において互いに直交するXY両軸の方向に移動
可能とされている。この装置ホルダ2の下側に
は、第2図から明らかなように装置本体4が垂直
方向に設けられている。この装置本体4は、軸方
向に貫通する段付穴6を備えた長い円筒状の形態
を成し、その上端部からは装置本体4より小径な
円筒体8が上方に向つて一体に延び出ている。こ
の円筒体8は、装置ホルダ2に対して軸心周りに
回転可能で軸方向に相対移動不能に保持されてお
り、この円筒体8が装置ホルダ2とともにXY両
軸方向に移動可能で、かつ軸心まわりに回転可能
な移動部材として機能している。すなわち、装置
本体4の上端部が移動部材たる円筒体8に固定さ
れているのである。そして、円筒体8が図示しな
いステツピングモータ等で所定角度回転させられ
ることにより、装置本体4の移動ホルダ2に対す
る回転角度位置が変更されるようになつている。
内において互いに直交するXY両軸の方向に移動
可能とされている。この装置ホルダ2の下側に
は、第2図から明らかなように装置本体4が垂直
方向に設けられている。この装置本体4は、軸方
向に貫通する段付穴6を備えた長い円筒状の形態
を成し、その上端部からは装置本体4より小径な
円筒体8が上方に向つて一体に延び出ている。こ
の円筒体8は、装置ホルダ2に対して軸心周りに
回転可能で軸方向に相対移動不能に保持されてお
り、この円筒体8が装置ホルダ2とともにXY両
軸方向に移動可能で、かつ軸心まわりに回転可能
な移動部材として機能している。すなわち、装置
本体4の上端部が移動部材たる円筒体8に固定さ
れているのである。そして、円筒体8が図示しな
いステツピングモータ等で所定角度回転させられ
ることにより、装置本体4の移動ホルダ2に対す
る回転角度位置が変更されるようになつている。
この装置本体4は、上記円筒体8と一体な、す
なわちこれに常時固定された固定部10と、この
固定部10の下端部に対して脱着される比較的短
い筒形態を成す脱着部12とに分割されている。
脱着部12は通常は固定部10に対して同心的に
固定され、固定部10とともに一体的な装置本体
4を構成している。この脱着部12は、その内周
面にガイドブツシユ14を一体的に備え、ガイド
ブツシユ14の内側には昇降スリーブ16が、ま
たこの内側には吸着ヘツド18がそれぞれ軸方向
に摺動可能に嵌合されている。これら昇降スリー
ブ16および吸着ヘツド18は、いずれも円筒状
を成し、吸着ヘツド18の下端は昇降スリーブ1
6の下端から突出するようにされ、その下端に形
成された角形のフランジの下端面に空気吸引口2
0が設けられている。この空気吸引口20は、吸
着ヘツド18および昇降スリーブ16の内側空
間、昇降スリーブ16に形成された連通穴22、
装置本体4の前記段付穴6、更に前記円筒体8の
内部空間を経て、図示しない吸引ポートに連通し
ている。その吸引ポートから負圧源へ空気が吸引
されることにより、吸着ヘツド18の下端面に前
記チツプCが吸着されるようになつており、吸着
ヘツド18が昇降スリーブ16とともに吸着具を
構成している。
なわちこれに常時固定された固定部10と、この
固定部10の下端部に対して脱着される比較的短
い筒形態を成す脱着部12とに分割されている。
脱着部12は通常は固定部10に対して同心的に
固定され、固定部10とともに一体的な装置本体
4を構成している。この脱着部12は、その内周
面にガイドブツシユ14を一体的に備え、ガイド
ブツシユ14の内側には昇降スリーブ16が、ま
たこの内側には吸着ヘツド18がそれぞれ軸方向
に摺動可能に嵌合されている。これら昇降スリー
ブ16および吸着ヘツド18は、いずれも円筒状
を成し、吸着ヘツド18の下端は昇降スリーブ1
6の下端から突出するようにされ、その下端に形
成された角形のフランジの下端面に空気吸引口2
0が設けられている。この空気吸引口20は、吸
着ヘツド18および昇降スリーブ16の内側空
間、昇降スリーブ16に形成された連通穴22、
装置本体4の前記段付穴6、更に前記円筒体8の
内部空間を経て、図示しない吸引ポートに連通し
ている。その吸引ポートから負圧源へ空気が吸引
されることにより、吸着ヘツド18の下端面に前
記チツプCが吸着されるようになつており、吸着
ヘツド18が昇降スリーブ16とともに吸着具を
構成している。
この吸着具が装置本体4に対してその吸着具の
軸線方向に移動可能とされているのであり、昇降
スリーブ16にはそれを直径方向に貫通してピン
24が固定されている。このピン24の両端が前
記ガイドブツシユ14に形成されたスリツト2
6,26に嵌入し、またピン24の中間部が吸着
ヘツド18に形成された長穴28,28にも嵌入
し、それによつて摺動スリーブ16および吸着ヘ
ツド18の装置本体4に対する相対回転が阻止さ
れつつ軸線方向に摺動可能とされている。
軸線方向に移動可能とされているのであり、昇降
スリーブ16にはそれを直径方向に貫通してピン
24が固定されている。このピン24の両端が前
記ガイドブツシユ14に形成されたスリツト2
6,26に嵌入し、またピン24の中間部が吸着
ヘツド18に形成された長穴28,28にも嵌入
し、それによつて摺動スリーブ16および吸着ヘ
ツド18の装置本体4に対する相対回転が阻止さ
れつつ軸線方向に摺動可能とされている。
昇降スリーブ16は、装置本体4の脱着部12
と固定部10とに跨つて位置するとともに、弾性
部材としてのスプリング30によつて後退方向
(この例では上方向)へ常時付勢されているが、
昇降スリーブ16の下端に形成されたフランジが
ガイドブツシユ14の下端に当接することにより
後退方向の移動端が規定される。一方、吸着ヘツ
ド18は、昇降スリーブ16の上端に固定の端部
プラグ32で一端が受けられたスプリング34に
より、昇降スリーブ16に対して前進方向に付勢
されており、その前進(突出)限度は前記ピン2
4と長穴28,28とにより規定されている。
と固定部10とに跨つて位置するとともに、弾性
部材としてのスプリング30によつて後退方向
(この例では上方向)へ常時付勢されているが、
昇降スリーブ16の下端に形成されたフランジが
ガイドブツシユ14の下端に当接することにより
後退方向の移動端が規定される。一方、吸着ヘツ
ド18は、昇降スリーブ16の上端に固定の端部
プラグ32で一端が受けられたスプリング34に
より、昇降スリーブ16に対して前進方向に付勢
されており、その前進(突出)限度は前記ピン2
4と長穴28,28とにより規定されている。
昇降スリーブ16の上方には、吸着具駆動部材
としての駆動ロツド36が装置本体4の固定部1
0と前記円筒体8とに跨つて挿通され、この駆動
ロツド36は図示しないシリンダのピストンロツ
ドに連結されている。そして、吸着ヘツド18に
チツプCを吸着するときには、シリンダの作動に
より駆動ロツド36が端部プラグ32に当接し
て、昇降スリーブ16をスプリング30の付勢力
に抗して吸着ヘツド18とともに下降させるか、
吸着ヘツド18の下端面が、例えばキヤリヤテー
プから離脱状態にされたチツプCに突き当たる
と、吸着ヘツド18が昇降スリーブ16に対して
スプリング34の付勢力に抗して後退させられ、
それでクツシヨン作用が得られるようになつてい
る。
としての駆動ロツド36が装置本体4の固定部1
0と前記円筒体8とに跨つて挿通され、この駆動
ロツド36は図示しないシリンダのピストンロツ
ドに連結されている。そして、吸着ヘツド18に
チツプCを吸着するときには、シリンダの作動に
より駆動ロツド36が端部プラグ32に当接し
て、昇降スリーブ16をスプリング30の付勢力
に抗して吸着ヘツド18とともに下降させるか、
吸着ヘツド18の下端面が、例えばキヤリヤテー
プから離脱状態にされたチツプCに突き当たる
と、吸着ヘツド18が昇降スリーブ16に対して
スプリング34の付勢力に抗して後退させられ、
それでクツシヨン作用が得られるようになつてい
る。
上記脱着部12の軸線方向の中間部には、第3
図から明らかなように、正方形のフランジ38が
形成されており、このフランジ38の4辺の中央
部に突設された4個のヨーク部に、ピン40によ
り互いに対向する第一対の位置決め爪42,42
と第二対の位置決め爪44,44とが、吸着ヘツ
ド18の中心線を含む互いに直交する二平面内に
おいてそれぞれ回動可能に取り付けられている。
これら一対ずつの爪42および44は、第2図に
示すように、脱着部12との間に予圧縮状態で配
設された4個のスプリング46によつて常時開方
向、すなわち互いに対向する爪先端が離れる方向
に付勢されている。そして、これら第一対の爪4
2同士および第二対の爪44同士が各スプリング
46の付勢力に抗して閉じられると、各爪の先端
がピン40の各々を中心とする円弧に沿つて吸着
ヘツド18の中心線にほぼ直角な方向から接近
し、吸着ヘツド18に吸着されたチツプCを互い
に直交する2方向から挟んで、これを吸着ヘツド
18の中心に位置決めするようになつている。な
お、第2図は第一対の爪42の一方が閉じた状態
と、第二対の爪44の一方が開いた状態とを同一
紙面上に表したものである。
図から明らかなように、正方形のフランジ38が
形成されており、このフランジ38の4辺の中央
部に突設された4個のヨーク部に、ピン40によ
り互いに対向する第一対の位置決め爪42,42
と第二対の位置決め爪44,44とが、吸着ヘツ
ド18の中心線を含む互いに直交する二平面内に
おいてそれぞれ回動可能に取り付けられている。
これら一対ずつの爪42および44は、第2図に
示すように、脱着部12との間に予圧縮状態で配
設された4個のスプリング46によつて常時開方
向、すなわち互いに対向する爪先端が離れる方向
に付勢されている。そして、これら第一対の爪4
2同士および第二対の爪44同士が各スプリング
46の付勢力に抗して閉じられると、各爪の先端
がピン40の各々を中心とする円弧に沿つて吸着
ヘツド18の中心線にほぼ直角な方向から接近
し、吸着ヘツド18に吸着されたチツプCを互い
に直交する2方向から挟んで、これを吸着ヘツド
18の中心に位置決めするようになつている。な
お、第2図は第一対の爪42の一方が閉じた状態
と、第二対の爪44の一方が開いた状態とを同一
紙面上に表したものである。
第一対の爪42,42は外スリーブ48によつ
て閉じられ、第二対の爪44,44は、内スリー
ブ50によつて閉じられるようにされ、これらが
爪駆動部材として機能している。内スリーブ50
は、装置本体4の固定部10の外側にその軸線方
向に摺動可能に嵌合され、また外スリーブ48は
内スリーブ50の外側に同様な方向において相対
摺動可能に嵌合されている。これらのスリーブ4
8,50の側部には、対応する位置に長穴52,
54が形成され、この双方に係合するように回止
めブロツク56が固定部10に固定されており、
この回止めブロツク56が両スリーブ48,50
の固定部10に対する相対回転を阻止しつつ軸線
方向の移動を許容している。
て閉じられ、第二対の爪44,44は、内スリー
ブ50によつて閉じられるようにされ、これらが
爪駆動部材として機能している。内スリーブ50
は、装置本体4の固定部10の外側にその軸線方
向に摺動可能に嵌合され、また外スリーブ48は
内スリーブ50の外側に同様な方向において相対
摺動可能に嵌合されている。これらのスリーブ4
8,50の側部には、対応する位置に長穴52,
54が形成され、この双方に係合するように回止
めブロツク56が固定部10に固定されており、
この回止めブロツク56が両スリーブ48,50
の固定部10に対する相対回転を阻止しつつ軸線
方向の移動を許容している。
外スリーブ48の下端部からは中心線に関して
対称に2本の脚部58が一体に延び出している。
一方、前記第一対の爪42のピン40から側方に
突き出された部分の上面には、半円形断面の突起
60が形成されており、この突起60に各々に外
スリーブ48の各脚部58の下端面がそれぞれ当
接させられている。更に、外スリーブ48は予圧
縮された2個のスプリング62(図には1個だけ
示す)によつて常時下方へ付勢されており、これ
らのスプリング62は、脚部58と突起60との
当接に基づく回転モーメントにより第一対の爪4
2をスプリング46の付勢力に抗して閉じさせる
に足る弾性力を有するものである。
対称に2本の脚部58が一体に延び出している。
一方、前記第一対の爪42のピン40から側方に
突き出された部分の上面には、半円形断面の突起
60が形成されており、この突起60に各々に外
スリーブ48の各脚部58の下端面がそれぞれ当
接させられている。更に、外スリーブ48は予圧
縮された2個のスプリング62(図には1個だけ
示す)によつて常時下方へ付勢されており、これ
らのスプリング62は、脚部58と突起60との
当接に基づく回転モーメントにより第一対の爪4
2をスプリング46の付勢力に抗して閉じさせる
に足る弾性力を有するものである。
したがつて、通常は第2図の左側に示すよう
に、それらの爪42が閉じられているが、外スリ
ーブ48の上端にはフランジ64が形成され、こ
のフランジ64に下側から当接可能なC字形平面
のヨーク部材66が、前記装置ホルダ2に設けら
れたエアシリンダ68のピストンロツド70に連
結されている。そして、エアシリンダ68の作動
によりヨーク部材66が持ち上げられ、フランジ
64に当接すると、外スリーブ48を上昇させ、
それに追従して第一対の爪42が開かれることと
なる。
に、それらの爪42が閉じられているが、外スリ
ーブ48の上端にはフランジ64が形成され、こ
のフランジ64に下側から当接可能なC字形平面
のヨーク部材66が、前記装置ホルダ2に設けら
れたエアシリンダ68のピストンロツド70に連
結されている。そして、エアシリンダ68の作動
によりヨーク部材66が持ち上げられ、フランジ
64に当接すると、外スリーブ48を上昇させ、
それに追従して第一対の爪42が開かれることと
なる。
一方、内スリーブ50も上記外スリーブ48と
実質的に同様であり、2本の脚部72を備え、こ
れらが第二対の爪44に形成された突起60に当
接するとともに、通常はスプリング74の弾性力
に基づき、第二対の爪44を閉じさせた状態に保
つが、上端に形成されたフランジ76を介してヨ
ーク部材78で持ち上げられると、第二対の爪4
4が開くことを許容する。第2図の右側はこの状
態を示す。
実質的に同様であり、2本の脚部72を備え、こ
れらが第二対の爪44に形成された突起60に当
接するとともに、通常はスプリング74の弾性力
に基づき、第二対の爪44を閉じさせた状態に保
つが、上端に形成されたフランジ76を介してヨ
ーク部材78で持ち上げられると、第二対の爪4
4が開くことを許容する。第2図の右側はこの状
態を示す。
このような第一対および第二対の爪42,44
が取り付けられた前記脱着部12は、前述のよう
に吸着具を構成する吸着ヘツド18および昇降ス
リーブ16をも保持しているが、この脱着部12
の前記正方形のフランジ38より上側の部分に
は、脱着部12の中心線と同心的に、上側ほど外
径が小さくなるテーパ外周面80が形成されてい
る。これに対応して前記固定部10の下側開口部
には、テーパ内周面82が形成されており、これ
らテーパ外周面80とテーパ内周面82とが密着
した状態で互いに嵌合されている。その結果、固
定部10の中心線と脱着部12の中心線とが一致
させられ、かつ固定部10に対する脱着部12の
中心線方向の位置が規定されている。なお、脱着
部12のテーパ外周面80より更に上端側には円
筒部が設けられ、これに対応して固定部10に形
成された円筒内周面の周溝にシールリング84が
装着されており、このシールリング84が固定部
10と脱着部12との嵌合部における気密を維持
している。
が取り付けられた前記脱着部12は、前述のよう
に吸着具を構成する吸着ヘツド18および昇降ス
リーブ16をも保持しているが、この脱着部12
の前記正方形のフランジ38より上側の部分に
は、脱着部12の中心線と同心的に、上側ほど外
径が小さくなるテーパ外周面80が形成されてい
る。これに対応して前記固定部10の下側開口部
には、テーパ内周面82が形成されており、これ
らテーパ外周面80とテーパ内周面82とが密着
した状態で互いに嵌合されている。その結果、固
定部10の中心線と脱着部12の中心線とが一致
させられ、かつ固定部10に対する脱着部12の
中心線方向の位置が規定されている。なお、脱着
部12のテーパ外周面80より更に上端側には円
筒部が設けられ、これに対応して固定部10に形
成された円筒内周面の周溝にシールリング84が
装着されており、このシールリング84が固定部
10と脱着部12との嵌合部における気密を維持
している。
固定部10の下端部には脱着部12の前記フラ
ンジ38にほぼ対応する正方形のフランジ86が
形成されており、このフランジ86の一つの角部
に位置決めピン88が下方に突出する状態で固定
されている。一方、脱着部12のフランジ38の
一つの角部には、第3図から明らかなようにピン
穴90が形成され、このピン穴90に位置決めピ
ン88が嵌入させられている。それにより、脱着
部12の固定部10に対する中心線周りの回転角
度位置が規定されており、この位置決めピン88
およびピン穴90が、上記テーパ外周面80およ
びテーパ内周面82とともに位置決め手段を構成
している。
ンジ38にほぼ対応する正方形のフランジ86が
形成されており、このフランジ86の一つの角部
に位置決めピン88が下方に突出する状態で固定
されている。一方、脱着部12のフランジ38の
一つの角部には、第3図から明らかなようにピン
穴90が形成され、このピン穴90に位置決めピ
ン88が嵌入させられている。それにより、脱着
部12の固定部10に対する中心線周りの回転角
度位置が規定されており、この位置決めピン88
およびピン穴90が、上記テーパ外周面80およ
びテーパ内周面82とともに位置決め手段を構成
している。
更に固定部10のフランジ86の一対角線に沿
つて、そのフランジ86の外側面から前記テーパ
内周面82まで貫通する2個のねじ穴が形成され
ており、これらにそれぞれセツトスクリユー92
が螺合されている。これらセツトスクリユー92
に対応して脱着部12のテーパ外周面80には、
上側ほどその中心線から遠ざかる当接面94が形
成されており、この当接面94にセツトスクリユ
ー92の先端が押し付けられることにより、脱着
部12が固定部10に対して上述のように位置決
めされた状態で固定されている。上記セツトスク
リユー92が固定手段とされているのである。
つて、そのフランジ86の外側面から前記テーパ
内周面82まで貫通する2個のねじ穴が形成され
ており、これらにそれぞれセツトスクリユー92
が螺合されている。これらセツトスクリユー92
に対応して脱着部12のテーパ外周面80には、
上側ほどその中心線から遠ざかる当接面94が形
成されており、この当接面94にセツトスクリユ
ー92の先端が押し付けられることにより、脱着
部12が固定部10に対して上述のように位置決
めされた状態で固定されている。上記セツトスク
リユー92が固定手段とされているのである。
以上のように構成された電子部品保持装置にお
いて、チツプCを吸着するときには外スリーブ4
8および内スリーブ50が共に上昇位置にあつ
て、第一対の爪42および第二対の爪44は開か
れている。その状態で駆動ロツド36により昇降
スリーブ16および吸着ヘツド18が前進(下
降)させられ、吸着ヘツド18がチツプCに当接
してこれを負圧により吸着し、その後駆動ロツド
36が上昇して、第2図に示すように昇降スリー
ブ16と吸着ヘツド18とがスプリング30の付
勢力により元の位置に復帰する。続いてヨーク部
材66および78が相前後して下降し、外スリー
ブ48および内スリーブ50がスプリング62お
よび74によつて下降させられ、これにより第一
対の爪42及び第二対の爪44が相前後して閉じ
られ、吸着ヘツド18に吸着されているチツプC
を互いに直交する2方向の両側から挟んで、これ
を吸着ヘツド18の中心位置に位置決めする。こ
の状態で、前記装置ホルダ2の移動により吸着ヘ
ツド18がプリント基板の所定位置上に移動させ
られた後、吸着時と同様に第一対の爪42及び第
二対の爪44が開かれ、吸着ヘツド18等が下降
させられてチツプCをプリント基板の所定位置に
装着することとなる。
いて、チツプCを吸着するときには外スリーブ4
8および内スリーブ50が共に上昇位置にあつ
て、第一対の爪42および第二対の爪44は開か
れている。その状態で駆動ロツド36により昇降
スリーブ16および吸着ヘツド18が前進(下
降)させられ、吸着ヘツド18がチツプCに当接
してこれを負圧により吸着し、その後駆動ロツド
36が上昇して、第2図に示すように昇降スリー
ブ16と吸着ヘツド18とがスプリング30の付
勢力により元の位置に復帰する。続いてヨーク部
材66および78が相前後して下降し、外スリー
ブ48および内スリーブ50がスプリング62お
よび74によつて下降させられ、これにより第一
対の爪42及び第二対の爪44が相前後して閉じ
られ、吸着ヘツド18に吸着されているチツプC
を互いに直交する2方向の両側から挟んで、これ
を吸着ヘツド18の中心位置に位置決めする。こ
の状態で、前記装置ホルダ2の移動により吸着ヘ
ツド18がプリント基板の所定位置上に移動させ
られた後、吸着時と同様に第一対の爪42及び第
二対の爪44が開かれ、吸着ヘツド18等が下降
させられてチツプCをプリント基板の所定位置に
装着することとなる。
上記のように、第一対の爪42及び第二対の爪
44がチツプCを両側から挟んだ位置決めするの
であるが、位置決めし得るチツプCの大きさや形
状は、それらの爪の開き量、言い換えれば爪の長
さやピン40,40の軸心間距離等によつて定ま
る。したがつて、保持すべきチツプCが比較的大
きなものとなれば、それを両側から挟み得ない場
合も生じ、逆にチツプCがかなり小さいものであ
る場合には適正に位置決めすることができないこ
ととなる。また、吸着ヘツド18の空気吸引口2
0の大きさ等は、チツプCの大きさ等が変わつて
も或る程度対応できるが、それでもチツプCがか
なり小さいものであれば吸引口20等が大きすぎ
る場合も生じる。
44がチツプCを両側から挟んだ位置決めするの
であるが、位置決めし得るチツプCの大きさや形
状は、それらの爪の開き量、言い換えれば爪の長
さやピン40,40の軸心間距離等によつて定ま
る。したがつて、保持すべきチツプCが比較的大
きなものとなれば、それを両側から挟み得ない場
合も生じ、逆にチツプCがかなり小さいものであ
る場合には適正に位置決めすることができないこ
ととなる。また、吸着ヘツド18の空気吸引口2
0の大きさ等は、チツプCの大きさ等が変わつて
も或る程度対応できるが、それでもチツプCがか
なり小さいものであれば吸引口20等が大きすぎ
る場合も生じる。
このような場合に対応するために、1個の固定
部10に対して複数個の脱着部12が準備されて
おり、それら複数個の脱着部12は、位置決め爪
42,44の長さ寸法等が個々に異なるものを保
持し、また必要に応じて吸着ヘツド18の先端形
状や広さ、吸引口20の大きさ等が個々に異なる
ものを保持している。したがつて、処理すべきチ
ツプCの種類に変更が生じ、大きさや形状等が異
なるものを保持する場合には、それに対応する位
置決め爪42,44等を保持した脱着部12と現
状の脱着部12とを交換すればよい。すなわち、
セツトスクリユー92を緩め、脱着部12を固定
部10から抜き取れば、爪42および44、吸着
ヘツド18、昇降スリーブ16、更にスプリング
30,34,46が脱着部12とともに固定部1
0から外される。その後、別の脱着部12、すな
わち別寸法の爪42,44を保持し、また脱着ヘ
ツド18、昇降スリーブ16等をユニツト状態で
保持した新たな脱着部12を固定部10に装着す
る。つまり、それのテーパ外周面80を固定部1
0のテーパ内周面82に嵌合するとともに、固定
部10の位置決めピン88を脱着部12のピン穴
90に嵌入させれば、固定部10に対して脱着部
12が中心位置、中心線方向の位置、中心線周り
の回転位置において全て位置決めされ、その状態
でセツトスクリユー92の締込みにより固定され
るのである。
部10に対して複数個の脱着部12が準備されて
おり、それら複数個の脱着部12は、位置決め爪
42,44の長さ寸法等が個々に異なるものを保
持し、また必要に応じて吸着ヘツド18の先端形
状や広さ、吸引口20の大きさ等が個々に異なる
ものを保持している。したがつて、処理すべきチ
ツプCの種類に変更が生じ、大きさや形状等が異
なるものを保持する場合には、それに対応する位
置決め爪42,44等を保持した脱着部12と現
状の脱着部12とを交換すればよい。すなわち、
セツトスクリユー92を緩め、脱着部12を固定
部10から抜き取れば、爪42および44、吸着
ヘツド18、昇降スリーブ16、更にスプリング
30,34,46が脱着部12とともに固定部1
0から外される。その後、別の脱着部12、すな
わち別寸法の爪42,44を保持し、また脱着ヘ
ツド18、昇降スリーブ16等をユニツト状態で
保持した新たな脱着部12を固定部10に装着す
る。つまり、それのテーパ外周面80を固定部1
0のテーパ内周面82に嵌合するとともに、固定
部10の位置決めピン88を脱着部12のピン穴
90に嵌入させれば、固定部10に対して脱着部
12が中心位置、中心線方向の位置、中心線周り
の回転位置において全て位置決めされ、その状態
でセツトスクリユー92の締込みにより固定され
るのである。
因みに、従来においては、固定部10と脱着部
12とが一体構成であり、位置決め爪42,44
等を寸法の異なるものに変えようとすれば、装置
本体4の全体を取り替えるなどの面倒な作業が必
要となるのであるが、本実施例によれば上記のよ
うにワンタツチで交換することができる。また、
位置決め爪42,44の突起60に外スリーブ4
8および内スリーブ50がそれぞれ当接により係
合してそれらを閉じさせる構造であるため、脱着
部12と共に爪42,44等を交換するとき、爪
駆動機構との接続がいたつて簡単、つまり当接さ
せるだけで足りる。このことは昇降スリーブ16
と駆動ロツド36との関係についても同様であ
る。そして、上記のような脱着部12の交換によ
り、多種類のチツプCに1台の装置で対応するこ
とができ、このことがチツプ供給ライン等のライ
ン構成の自由度を向上させることにもなる。
12とが一体構成であり、位置決め爪42,44
等を寸法の異なるものに変えようとすれば、装置
本体4の全体を取り替えるなどの面倒な作業が必
要となるのであるが、本実施例によれば上記のよ
うにワンタツチで交換することができる。また、
位置決め爪42,44の突起60に外スリーブ4
8および内スリーブ50がそれぞれ当接により係
合してそれらを閉じさせる構造であるため、脱着
部12と共に爪42,44等を交換するとき、爪
駆動機構との接続がいたつて簡単、つまり当接さ
せるだけで足りる。このことは昇降スリーブ16
と駆動ロツド36との関係についても同様であ
る。そして、上記のような脱着部12の交換によ
り、多種類のチツプCに1台の装置で対応するこ
とができ、このことがチツプ供給ライン等のライ
ン構成の自由度を向上させることにもなる。
以上、本考案の一実施例を説明したがこれは文
字通り例示であつて、例えば第2図において位置
決め爪42,44を常時閉じる方向に付勢してお
くこともできる。例えばスプリング46に代えて
引張りスプリングを用い、また突起60の位置を
ピン40に関して内側に設定し、これに外スリー
ブ48および内スリーブ50をそれぞれ当接させ
ることにより、その引張りスプリングの付勢力に
抗して爪を開かせるようにするのである。
字通り例示であつて、例えば第2図において位置
決め爪42,44を常時閉じる方向に付勢してお
くこともできる。例えばスプリング46に代えて
引張りスプリングを用い、また突起60の位置を
ピン40に関して内側に設定し、これに外スリー
ブ48および内スリーブ50をそれぞれ当接させ
ることにより、その引張りスプリングの付勢力に
抗して爪を開かせるようにするのである。
また、昇降スリーブ16や吸着ヘツド18が装
置本体4に対して自身の軸線方向に移動可能とさ
れることは必ずしも不可欠ではなく、吸着ヘツド
18等が突き出されないで、その代わりに爪4
2,44を大きく開かせて爪先端を吸着ヘツド1
8の下端より上方に位置させた状態でチツプCを
吸着することもできる。また位置決め爪は、二対
ではなく一対でも一応の位置決めは可能である。
更に、本考案はチツプ状の電子部品に限らず、そ
れに類似の電子部品を保持するための装置にも同
様に適用可能である。
置本体4に対して自身の軸線方向に移動可能とさ
れることは必ずしも不可欠ではなく、吸着ヘツド
18等が突き出されないで、その代わりに爪4
2,44を大きく開かせて爪先端を吸着ヘツド1
8の下端より上方に位置させた状態でチツプCを
吸着することもできる。また位置決め爪は、二対
ではなく一対でも一応の位置決めは可能である。
更に、本考案はチツプ状の電子部品に限らず、そ
れに類似の電子部品を保持するための装置にも同
様に適用可能である。
考案の効果
以上詳記したように、本考案によれば、保持装
置の装置本体や固定部と脱着部とに分割され、か
つその脱着部として互いに寸法の異なる位置決め
爪を備えた複数のものが準備されているため、保
持すべき電子部品の種類に変更が生じても、その
脱着部を交換するだけで多種類の電子部品を保持
することができる。しかも、その交換時間は僅か
で済むとともに交換後の調整も殆ど必要とせず、
異形部品に対する迅速な対応が可能となるのであ
る。
置の装置本体や固定部と脱着部とに分割され、か
つその脱着部として互いに寸法の異なる位置決め
爪を備えた複数のものが準備されているため、保
持すべき電子部品の種類に変更が生じても、その
脱着部を交換するだけで多種類の電子部品を保持
することができる。しかも、その交換時間は僅か
で済むとともに交換後の調整も殆ど必要とせず、
異形部品に対する迅速な対応が可能となるのであ
る。
また、保持すべき電子部品の形状、寸法が大き
く変わつた場合に、変更する必要のある位置決め
爪と吸着具とを脱着部に保持させ、変更の必要の
ない爪駆動部材は固定部に保持させたものである
ため、電子部品保持装置のうち、複数個準備すべ
き部分の構造が簡単となり、装置コストの上昇を
低く抑えつつ多種類の電子部品に対処し得ること
となる。
く変わつた場合に、変更する必要のある位置決め
爪と吸着具とを脱着部に保持させ、変更の必要の
ない爪駆動部材は固定部に保持させたものである
ため、電子部品保持装置のうち、複数個準備すべ
き部分の構造が簡単となり、装置コストの上昇を
低く抑えつつ多種類の電子部品に対処し得ること
となる。
その上、爪駆動部材に位置決め爪を駆動させる
ための両部材の係合形態は、例えば単純な当接で
よいため、電子部品保持装置を2分割する際に位
置決め爪と爪駆動部材との間で分割することは極
めて合理的なことである。
ための両部材の係合形態は、例えば単純な当接で
よいため、電子部品保持装置を2分割する際に位
置決め爪と爪駆動部材との間で分割することは極
めて合理的なことである。
また、電子部品の形状、寸法が大きく変わつた
場合にも、吸着具と位置決め爪とを代えれば十分
対処することができ、装置コストを低減させるた
めに本願考案の構成をとつたからといつて、使い
勝手が悪くなつたり、対処し得る電子部品の範囲
が狭められたりすることがない。
場合にも、吸着具と位置決め爪とを代えれば十分
対処することができ、装置コストを低減させるた
めに本願考案の構成をとつたからといつて、使い
勝手が悪くなつたり、対処し得る電子部品の範囲
が狭められたりすることがない。
第1図は、本考案の一実施例である電子部品保
持装置の正面図であり、第2図はその要部を示す
断面図である。第3図は第2図の底面図(一部断
面)である。 4:装置本体、6:段付穴、8:円筒体(移動
部材)、10:固定部、12:脱着部、14:ガ
イドブツシユ、{16:昇降スリーブ、18:吸
着ヘツド}(吸着具)、20:空気吸引口、30,
46:スプリング(弾性部材)、36:駆動ロツ
ド(吸着具駆動部材)、42:第一対の位置決め
爪、44:第二対の位置決め爪、{48:外スリ
ーブ、50:内スリーブ}(爪駆動部材)、58,
72:脚部、60:突起、66,78:ヨーク部
材、{80:テーパ外周面、82:テーパ内周面、
88:位置決めピン、90:ピン穴}(位置決め
手段)、92:セツトスクリユー(固定手段)。
持装置の正面図であり、第2図はその要部を示す
断面図である。第3図は第2図の底面図(一部断
面)である。 4:装置本体、6:段付穴、8:円筒体(移動
部材)、10:固定部、12:脱着部、14:ガ
イドブツシユ、{16:昇降スリーブ、18:吸
着ヘツド}(吸着具)、20:空気吸引口、30,
46:スプリング(弾性部材)、36:駆動ロツ
ド(吸着具駆動部材)、42:第一対の位置決め
爪、44:第二対の位置決め爪、{48:外スリ
ーブ、50:内スリーブ}(爪駆動部材)、58,
72:脚部、60:突起、66,78:ヨーク部
材、{80:テーパ外周面、82:テーパ内周面、
88:位置決めピン、90:ピン穴}(位置決め
手段)、92:セツトスクリユー(固定手段)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 移動部材に取り付けられる装置本体と、その
装置本体に保持されるとともに先端面に空気吸
引口を備えて負圧により電子部品を吸着する吸
着具と、その吸着具の中心線にほぼ直角な方向
に移動可能に前記装置本体に取り付けられ、前
記吸着具に吸着された電子部品を両側から挟ん
で位置決めする少なくとも一対の位置決め爪
と、前記装置本体に対して相対移動可能に設け
られ、前記位置決め爪を開閉させる爪駆動部材
とを含み、電子部品を保持してその電子部品を
前記移動部材の移動に伴つて搬送する電子部品
保持装置において、 前記装置本体を、前記爪駆動部材を保持し、
前記移動部材に常時固定される固定部と、前記
吸着具および位置決め爪を保持し、前記固定部
に対して脱着される脱着部とに分割するととも
に、1個の固定部に対して前記位置決め爪の互
いに寸法の異なるものを保持した複数個の脱着
部を準備し、かつ、それら固定部と脱着部との
間に両者を予め定められた相対位置に位置決め
する位置決め手段と、位置決めされた脱着部を
固定部に固定する固定手段とを設けたことを特
徴とする電子部品保持装置。 (2) 前記位置決め爪が弾性部材によつて常時開方
向と閉方向のいずれか一方に付勢されたもので
あり、かつ前記爪駆動部材がその位置決め爪に
当接により係合して前記弾性部材の付勢力に抗
して位置決め爪を作動させるものである実用新
案登録請求の範囲第1項記載の電子部品保持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984173666U JPH023400Y2 (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984173666U JPH023400Y2 (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6189435U JPS6189435U (ja) | 1986-06-11 |
JPH023400Y2 true JPH023400Y2 (ja) | 1990-01-26 |
Family
ID=30731312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984173666U Expired JPH023400Y2 (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH023400Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2599370B2 (ja) * | 1986-07-04 | 1997-04-09 | 松下電器産業株式会社 | 部品装着機の装着ヘツド |
JPH0734517B2 (ja) * | 1986-07-09 | 1995-04-12 | 松下電器産業株式会社 | 部品装着機の装着ヘツド交換装置 |
JP2002127065A (ja) | 2000-10-23 | 2002-05-08 | Fuji Mach Mfg Co Ltd | ノズル取付装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS538383A (en) * | 1976-07-01 | 1978-01-25 | Riedel De Haen Ag | Improved ion exchangers based on cellulose and the manufacture |
JPS5715694A (en) * | 1980-06-27 | 1982-01-27 | Fuji Machine Mfg | Chuck device for chip-shaped electronic part |
-
1984
- 1984-11-15 JP JP1984173666U patent/JPH023400Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS538383A (en) * | 1976-07-01 | 1978-01-25 | Riedel De Haen Ag | Improved ion exchangers based on cellulose and the manufacture |
JPS5715694A (en) * | 1980-06-27 | 1982-01-27 | Fuji Machine Mfg | Chuck device for chip-shaped electronic part |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6189435U (ja) | 1986-06-11 |
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