JPH0357436Y2 - - Google Patents

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JPH0357436Y2
JPH0357436Y2 JP1985170770U JP17077085U JPH0357436Y2 JP H0357436 Y2 JPH0357436 Y2 JP H0357436Y2 JP 1985170770 U JP1985170770 U JP 1985170770U JP 17077085 U JP17077085 U JP 17077085U JP H0357436 Y2 JPH0357436 Y2 JP H0357436Y2
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centering
cam
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pawl
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、部品を吸着して保持し、センタリン
グするための部品のセンタリング装置に関し、特
に、チツプ状電子部品をプリント基板等に実装す
るために装着機に好適に使用される部品のセンタ
リング装置に関する。
〔従来の技術〕
装着機を用いてチツプ状電子部品をプリント基
板に自動的に実装する場合には、電子部品をプリ
ント基板の所定位置に正確に実装できるようにす
るため、電子部品のセンタリングを行なう必要が
ある。
従来、装着機によつてチツプ状電子部品をプリ
ント基板に実装する場合のセンタリング方法とし
ては、大別して次の二通りの方法があつた。すな
わち、第一の方法は、電子部品の供給装置とプリ
ント基板との間に位置決め用の中間ステーシヨン
を設置し、この中間ステーシヨンでセンタリング
(チツプ状電子部品の位置決め)を行なう方法
(例えば、特開昭60−155325号)であり、また、
第二の方法は、装着機の装着ヘツドによつて電子
部品をプリント基板まで搬送する間に、装着ヘツ
ド内においてセンタリングを行なう方法(例え
ば、特開昭57−15694号、同59−224279号)であ
る。
〔解決すべき問題点〕
上述した従来のセンタリング方法のうち、第一
の方法は、中間ステーシヨンを設け、ここで電子
部品のセンタリング(位置決め)を行なつている
ので、装着機とは別個にセンタリング専用の位置
決め装置と駆動源を設けなければならないととも
に、センタリングのため独立した工程を必要と
し、それだけ高価になるといつた問題があつた。
また、第二のセンタリング方法を採用する従来
のセンタリング装置は、電子部品を搬送する間に
センタリングを行なうので、装置の構成の簡素化
は図れるものの、電子部品をセンタリングするチ
ヤツク爪の開閉用駆動手段を設け、これを吸着ノ
ズルの昇降と所定のタイミングで動作させる駆動
手段を装着ヘツドに内蔵しているので、装着ヘツ
ド自体が大型かつ複雑化するといつた問題があつ
た。
本考案は上記の問題点にかんがみてなされたも
ので、特別の駆動源あるいは複雑な駆動手段を必
要とすることなく、かつ電子部品の大きさや形状
に係わりなく、電子部品の搬送中に正確なセンタ
リングを行なえるようにした部品のセンタリング
装置の提供を目的とする。
〔問題点の解決手段〕
上記目的を達成するため本考案の部品のセンタ
リング装置は、 軸方向に摺動する中心軸の先端に設けられ、部
品を吸着して保持する吸着手段と、 一対の爪部を吸着手段の近傍において対向させ
て配置し、ほぼ直線状に垂下する平板状に形成し
た第一センタリング用チヤツク爪と、 一対の爪部を吸着手段の近傍において対向さ
せ、かつ第一センタリング用チヤツク爪と直交し
て作動するように配置し、ほぼ直線状に垂下する
平板状に形成した第二センタリング用チヤツク爪
と、 前記第一センタリング用チヤツク爪を開閉させ
る、前記中心軸に対して軸方向に摺動自在に嵌着
し、かつ截頭円錐形でリング状に形成された第一
カムと、 前記第二センタリング用チヤツク爪を開閉させ
る、前記第一カムに直交して配置され、前記中心
軸および第一カムに対し摺動自在に嵌め合された
第二カムと、 これら第一カムと第二カムを、前記第一センタ
リング用チヤツク爪と前記第二センタリング用チ
ヤツク爪の爪部をそれぞれ閉じる方向に付勢する
第一および第二の付勢手段と、 とからなる構成としてある。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例について図面を参照し
て説明する。
第1図は、本考案の部品のセンタリング装置を
備えた装着ヘツドの全体図、第2図は装着ヘツド
の移動説明図、第3図は装着ヘツドの縦断面図
(第6図のA−A線断面図)、第4図は装着ヘツド
の上面図、第5図は装着ヘツドの下面図、第6図
は第3図の要部(B−B線)断面図、第7図、第
8図および第9図はセンタリング装置の作動図を
示す。
これら図面において、10は装着ヘツドであ
り、ガイド11に沿つて、X軸方向に移動する第
一移動部材12に、第二移動部材13を介してY
軸方向に移動可能に支承されている。また、装着
ヘツド10は第二移動部材13に回転自在に支承
されており、エアシリンダおよびラツクとピニオ
ンからなる駆動手段14によつて回転可能となつ
ている。したがつて、装着ヘツド10はX軸およ
びY軸方向に移動するとともに回転を行ない、電
子部品供給装置15の取り出し部Sから電子部品
Pを取り出し、プリント基板16の所定位置まで
搬送して実装する。
装着ヘツド10は、本体200と、本体200
に組み込まれた吸着装置300およびセンタリン
グ装置400とからなつている。
吸着装置300は、本体200の中心を軸方向
に摺動可能に貫通する中心軸301を有してい
る。この中心軸301は中心に空気孔302を形
成するとともに、先端中心部に吸着ノズル303
を摺動自在に取り付けるための孔部304を形成
し、かつ先端外周には、押片305が形成してあ
る。吸着ノズル303は、中心軸301の孔部3
04に弱い押圧ばね306を介して取り付けてあ
り、また、側部に設けたガイド孔307に中心軸
301に植設したピン308を係合させることに
よつて、摺動ストロークを規制するとともに、中
心軸301からの離脱を防止してある。吸着ノズ
ル303の先端部には、本体200の先端面20
1と当接する鍔状の位置決め片309を形成して
あり、さらに先端には、電子部品Pを吸い付ける
面をフラツト状にした細いノズル310が設けて
ある。
一方、中心軸301の上端にはエアシリンダか
らなる駆動手段311が連結してあり、中心軸3
01を上下方向に摺動させるようにしてある。ま
た、図示してないが空気孔302の上端には、真
空ポンプのホース等が連接してある。
次に、部品のセンタリング装置400について
説明する。
本体200の側面に90度間隔で四箇所に形成し
たスリツト202には、それぞれセンタリング用
のチヤツク爪401,402が軸407によつて
回動自在に取り付けてある。これらセンタリング
用チヤツク爪401,402のうち対向する一対
を第一センタリング用チヤツク爪401とし、他
の対向する一対を第二センタリング用チヤツク爪
402としてある。したがつて、第一および第二
のセンタリング用チヤツク爪401,402は相
互に直交して配置されていることになる。また、
これら第一および第二のセンタリング用チヤツク
爪401,402は、ほぼ直線状に垂下する平板
状に形成してあり、その先端(下端)には、吸着
ノズル303のノズル310に向つて爪部40
3,404が形成してあり、また、上端には中心
軸301に向つて当接部405,406が形成し
てある。
このように、第一および第二のセンタリング用
チヤツク爪401,402を直線状に垂下する平
板状に形成すると、摩耗等により交換の必要が生
じたチヤツク爪を、軸407を取り外すのみで容
易に交換できるとともに、チヤツク爪の同時加工
が可能となり、同一形状のチヤツク爪を容易に得
ることができる。
また、爪部403,404は、吸着ノズル30
3の位置決め片309に設けたスリツト312に
より、位置決め片309と干渉することなく閉じ
ることができる。
当接部405,406と対向する中心軸301
の外周には第一カム408と第二カム409とか
らなる下方に向つて拡がるテーパカム408,4
09が設けてある。第一カム408は外形が截頭
円錐形をしたリング状に形成してあり、第一セン
タリング用チヤツク爪401の当接部405と当
接し、かつ軸方向に摺動できるよう中心軸301
に取り付けてある。また、この第一カム408
の、第二センタリング用チヤツク爪402の当接
部406と対向する180度の間隔を有する外周二
箇所には、軸方向に切欠き溝408aが設けられ
てある。
第二カム409は、リング部409aと、リン
グ部409aより180度の間隔を有して上方に延
設する二本のカム部409bとからなつており、
リング部409aを中心軸301に遊嵌するとと
もに、カム部409bを第一カム408の切欠き
溝408aに摺動可能に嵌め込んである。したが
つて、この第二カム409のカム部409bは第
二センタリング用チヤツク爪402の当接部40
6と当接し、かつ、第一カム408と相対的な摺
動が可能となつている。
これら第一および第二のカム408,409
は、中心軸301に固定してあるそれぞれのスト
ツパ410,411によつて上方向への摺動が規
制されるとともに、各カム408,409の下方
に配置した第一押圧ばね412および第二押圧ば
ね413によつて常時上方へ付勢されている。し
たがつて、これら第一および第二のカム408,
409は、中心軸301の下降によつて下降する
とともに、中心軸301が上昇したときに押圧ば
ね412,413の付勢によつて上昇し、各セン
タリング用チヤツク爪401,402の当接部4
05,406を押して各爪部403,404を吸
着ノズル303方向に閉じるように作用させる。
このような構成からなる本実施例の装着ヘツド
における部品のセンタリング装置は、次のように
して作動する。
移動部材12,13および駆動手段14によつ
て、電子部品供給装置15の取り出し部Sに装着
ヘツド10が位置決めされると、駆動手段311
により中心軸301が下降させられる。中心軸3
01の下降により、第一および第二のカム40
8,409も下降して第一および第二のセンタリ
ング用チヤツク爪401,402の当接部40
5,406との当接を解く。同時に、中心軸30
1の下降にともない吸着ノズル303は、当接部
405,406の当接を解かれたセンタリング用
チヤツク爪401,402の爪部403,404
を押し開きつつ下降し、電子部品Pと接触する。
このとき、吸着ノズル303の自重および押圧ば
ね306の付勢力だけでセンタリング用チヤツク
爪401,402を開けない場合は、中心軸30
1先端の押片305が吸着ノズル303の位置決
め片309を押して強制的に爪部403,404
を押し開き、吸着ノズル303を下降させて電子
部品Pと接触させる(第7図)。
次いで、図示せざる真空ポンプを作動させ、吸
着ノズル303で電子部品Pを吸着する。電子部
品Pを吸着した状態で中心軸301を上昇させつ
つさらに真空ポンプの吸引を続けると、孔部30
4内の真空圧により吸着ノズル303自体が押圧
ばね306の弾発力に抗して吸引され、位置決め
片309が本体200の先端面201と当接する
まで上昇する。これにより、電子部品Pの高さ方
向の位置決めが行なわれる。
電子部品Pの高さ方向の位置決め後、中心軸3
01をさらに上昇させると、第一および第二の押
圧ばね412,413によつて第一および第二の
カム408,409は、センタリング用チヤツク
爪401,402の当接部405,406と当接
するまで上昇し、それぞれの爪部403,404
を閉じるように作用させる。これにより、電子部
品Pの一方向の側面は、両側より一対の第一セン
タリング用チヤツク爪401によつて均一な力で
挟まれてセンタリングが行なわれ、また、他方向
の側面は、両側より一対の第二センタリング用チ
ヤツク爪402によつて均一な力で挟まれてセン
タリングが行なわれる。(第8図)。
センタリング用チヤツク爪401,402によ
る電子部品Pのセンタリングが行なわれると、第
一および第二のカム408,409は停止し、中
心軸301がさらに上昇すると押圧ばね412,
413が変位することによつて中心軸301とカ
ム408,409は相対的に摺動する。
この場合、第一カム408と第一センタリング
用チヤツク爪401、および第二カム409と第
二センタリング用チヤツク爪402はそれぞれ独
立して作動する。したがつて、電子部品Pが正方
形でなく長方形である場合、例えば、第二センタ
リング用チヤツク爪402が寸法の長い方向の位
置決めを行なうとすると、第二センタリング用チ
ヤツク爪402の開きがそれだけ大きい位置で停
止し、第二カム409は、その摺動(上昇)量が
第一カム408の摺動量より小さな状態で停止す
る(第9図)。
このように、各センタリング用チヤツク爪40
1,402の閉じ具合に応じて、各カム408,
409の摺動量が制御されるので、電子部品Pの
大きさ、形状の異なる場合であつても正確にセン
タリングを行なうことができる。
また、このセンタリングは、装着ヘツド10が
電子部品供給装置15から、プリント基板16の
所定位置に移動するまでの間の装着ヘツド10の
上昇時に行なわれる。したがつて、装着ヘツド1
0がプリント基板16の所定位置に達したときに
はセンタリングは終了しており、中心軸301を
下降させ、その後、真空ポンプの吸引を停止させ
ることにより、電子部品Pをプリント基板16の
所定位置に実装することができる。
なお、上記実施例のものは、第一カム408と
第二カム409を同一高さに位置させ、第一およ
び第二センタリング用チヤツク爪401,402
を同じ形状で同じ動きをするように構成してある
ので、両センタリング用チヤツク爪401,40
2の動く速さと動く量が同じとなり、より正確な
センタリングを可能ならしめる。
本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、例えば吸着装置を磁気式としたもの、あるい
は第一カムと第二カムの中心軸への取り付け形
態、両カムの嵌め込み形態等を変えたものなどの
変形例を含むものであり、適用させる部品もチッ
プ状電子部品に限らず、一般の自動組立機におけ
る小型部品の供給装置にも全く同様にして適用可
能なものである。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、電子部品の大き
さ、形状に関係なくセンタリングを行なうことが
でき、しかも、センタリングのために複雑な駆動
手段あるいは特別の駆動源を必要とすることな
く、構造の簡潔化を図れるといつた効果がある。
特に、第一および第二のセンタリング用チヤツ
ク爪を直線状に形成すると、消耗したチヤツク爪
を交換する際の作業が容易になるとともに、チヤ
ツク爪自体の構造も容易となり、装置全体のラン
ニングコストが低くなるといつた効果がある。
また、第一カムを截頭円錐形でリング状に形成
し、中心軸に対して摺動自在に取り付けるととも
に、第二カムを第一カム外周の180度対向した位
置に前記中心軸および第一カムに対し摺動自在に
嵌め合せた構成としてあるので、チヤツク爪を確
実に開閉できるといつた効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案の部品のセンタリング装置を備えた装着
ヘツドの全体図、第2図は装着ヘツドの移動説明
図、第3図は装着ヘツドの縦断面図、第4図は装
着ヘツドの上面図、第5図は装着ヘツドの下面
図、第6図は第3図の要部断面図、第7図、第8
図および第9図はセンタリング装置の作動図を示
す。 10……装着ヘツド、200……本体、202
……スリツト、300……吸着装置、301……
中心軸、303……吸着ノズル、305……押
片、309……位置決め片、400……センタリ
ング装置、401……第一センタリング用チヤツ
ク爪、402……第二センタリング用チヤツク
爪、403,404……爪部、405,406…
…当接部、407……軸、408……第一カム、
408a……切欠き溝、409……第二カム、4
09a……リング部、409b……カム部、41
2……第一押圧ばね、413……第二押圧ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸方向に摺動する中心軸の先端に設けられ、部
    品を吸着して保持する吸着手段と、 一対の爪部を吸着手段の近傍において対向させ
    て配置し、ほぼ直線状に垂下する平板状に形成し
    た第一センタリング用チヤツク爪と、 一対の爪部を吸着手段の近傍において対向さ
    せ、かつ第一センタリング用チヤツク爪と直交し
    て作動するように配置し、ほぼ直線状に垂下する
    平板状に形成した第二センタリング用チヤツク爪
    と、 前記第一センタリング用チヤツク爪を開閉させ
    る、前記中心軸に対して軸方向に摺動自在に嵌着
    し、かつ截頭円錐形でリング状に形成された第一
    カムと、 前記第二センタリング用チヤツク爪を開閉させ
    る、前記第一カムに直交して配置され、前記中心
    軸および第一カムに対し摺動自在に嵌め合された
    第二カムと、 これら第一カムと第二カムを、前記第一センタ
    リング用チヤツク爪と前記第二センタリング用チ
    ヤツク爪の爪部をそれぞれ閉じる方向に付勢する
    第一および第二の付勢手段と からなることを特徴とした部品のセンタリング装
    置。
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JPS57138587A (en) * 1981-02-13 1982-08-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd Shifter for article

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