JP2540075B2 - 部品装着装置 - Google Patents

部品装着装置

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JP2540075B2
JP2540075B2 JP1150627A JP15062789A JP2540075B2 JP 2540075 B2 JP2540075 B2 JP 2540075B2 JP 1150627 A JP1150627 A JP 1150627A JP 15062789 A JP15062789 A JP 15062789A JP 2540075 B2 JP2540075 B2 JP 2540075B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、基板に対して多品種のチップ状の部品を装
着可能な部品装着装置に係り、とくにインデックステー
ブルの外縁部に装着ヘッドを多数配置し、固定的に配置
された供給ユニットからインデックステーブルの間欠回
転に伴って部品を装着順に拾い上げて移送するいわゆる
シーケンス方式に適した部品装着装置に関する。
(発明の概要) 本発明は、基板に対して多品種のチップ状の部品を装
着可能にするための部品装着装置であって、吸着対象と
なる部品に応じて複数種の吸着ピンのうちのいずれかを
選択して部品の吸着保持、移送、及び基板への装着を実
行するようにし、ひいては多品種の部品の装着を可能に
するものである。
(従来の技術) 従来、本出願人提案の特開昭61−77399号において、
インデックステーブルに1個の吸着ピンを持ち装着ヘッ
ドを等角度間隔で複数個配置し、インデックステーブル
の回動中心に向けて放射状に複数個並列的に配置した供
給ユニットからチップ状の部品を吸着ピンで吸着保持
し、インディックステーブルの間欠回転に従ってプリン
ト基板上に部品を移送し、吸着ピンの下降動作により部
品のプリント基板への装着を実行するシーケンス形式の
部品装着装置が開示されている。
また、装着可能な部品の多様化を図った部品装着装置
としては、特開昭59−113699号及び特開昭59−113700号
に示すものがある。
特開昭59−113699号の構成は、主ホルダに対して副ホ
ルダを設け、該副ホルダに対して相互に独立的に動作可
能な複数種の吸着ヘッドを設け、主ホルダの旋回中心か
ら最も遠い位置にある如く副ホルダの回転で選択された
吸着ヘッドが持つ吸着ピンが部品を吸着するようになっ
ている。
特開昭59−113700号の構成は、水平面内で旋回する主
ホルダに対して垂直面内で旋回する副ホルダを設け、該
副ホルダに対して相互に独立的に動作可能な複数種の吸
着ヘッドを設け、基板に対向する下向きとなるように副
ホルダの回転で選択された吸着ヘッドが持つ吸着ピンが
部品を吸着するようになっている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、特開昭61−77399号の部品装着装置では、
1個の装着ヘッドに1個の吸着ピンが組み込まれてお
り、吸着ピンの位置の変更や交換は出来ない構造となっ
ていた。しかし、最近のチップ状の部品の多様化を考慮
すると1個の吸着ピンで多様な形状寸法の部品を吸着保
持することが困難になってきている。従って、1個の装
着ヘッドに1個の吸着ピンを取り付けた従来構造では、
装着可能な部品の品種に限界があり、部品の多様化に対
応できない嫌いがあった。
また、特開昭59−113699号や特開昭59−113700号の構
成は、部品供給部が相対的に移動することで多品種の部
品を選択することを前提としており、構造上は副ホルダ
に複数の独立した吸着ヘッドを設ける構成であって、構
造が複雑大形化するため、主ホルダの周囲に設ける副ホ
ルダの数は多くなく、従って吸着ヘッドの個数も多くな
い。
本発明は、上記の点に鑑み、装着ヘッドに複数種の吸
着ピンを設けておき、装着すべき部品の種類に応じてい
ずれかの吸着ピンを選択して下方に所定長突出させるこ
とが可能な構造とし、簡単な構造によって装着可能な部
品の多品種を図った部品装着装置を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、水平面内で間欠回転するインデックステー
ブルと、該インデックステーブルの周縁部に水平面内で
揺動自在に等角度間隔で設けられた複数個の装着ヘッド
とを備えた部品装着装置であって、 該装着ヘッドは、前記インデックステーブルに対し水
平面内で揺動自在に設けられたヘッドブロックと、該ヘ
ッドブロックの揺動中心を貫通する昇降駆動軸と、該昇
降駆動軸に固定されたフランジと、該昇降駆動軸の下端
に固着された下部支え部材と、該下部支え部材の外側に
昇降自在に嵌められた環状部材と、前記ヘッドブロック
の揺動中心に対して一定距離偏心し摺動自在に貫通する
複数の昇降軸と、前記フランジにて各昇降軸の上端が回
転自在に軸支され、前記昇降駆動軸と共に昇降する各昇
降軸の上部位置にそれぞれ固着された摩擦車と、各昇降
軸の下部凹部に摺動自在に嵌め込まれた吸着ピン保持部
材と、該下部凹部内に配置されていて前記吸着ピン保持
部材を押し下げる圧縮ばねと、各吸着ピン保持部材の下
端に一体化された各々異なる種類の吸着ピンと、該吸着
ピンを上方への非選択状態又は下方への選択状態に保持
する選択手段とを備え、 前記選択手段は、前記下部支え部材に枢着されて先端
が前記吸着ピン保持部材に圧接する向きに付勢されてい
るラッチと、該吸着ピン保持部材に設けられていて前記
環状部材が持ち上げられたとき当接するフランジ部と、
前記環状部材で前記吸着ピン保持部材が持ち上げられた
ときに前記ラッチの先端が係合する如く前記フランジ部
より下方の前記吸着ピン保持部材に設けられた凸部とを
有し、 前記環状部材を持ち上げることにより当接する前記フ
ランジ部で前記吸着ピン保持部材を持ち上げて、前記ラ
ッチの先端が前記凸部に係合して前記吸着ピン保持部材
を引き上げた吸着ピンの非選択状態から、選択すべき吸
着ピンに対応したラッチを回動させて前記凸部との係合
を外し、前記圧縮ばねの力で所定長吸着ピンが下方に突
出した選択状態とし、 前記ヘッドプロックで前記装着ヘッドの必要量の揺動
を実行して前記吸着ピンの位置関係を変え、前記昇降駆
動軸を昇降させて前記昇降軸と前記吸着ピン保持部材と
前記吸着ピンとを昇降させ、前記選択状態の吸着ピンで
部品を吸着保持し、回転駆動力を前記摩擦車で受けて吸
着保持された部品を回転させて当該部品の姿勢変更を行
い、当該吸着ピンで保持された部品をプリント基板上に
装着する構成である。
(作用) 本発明の部品装着装置においては、装着ヘッドは複数
種の吸着ピンを有しており、選択手段で選択された1個
の吸着ピンは残りの非選択の吸着ピンよりも所定長さだ
け下方に突出し、この選択された吸着ピンにて部品吸
着、移送、基板への部品装着を実行する。非選択の吸着
ピンは上方に後退した位置にあるから、非選択の吸着ピ
ンの存在が、供給ユニットからの部品取り込みや基板へ
の部品装着の邪魔になることがない。そして、選択する
吸着ピンの種類を変更することによって多様な形状、寸
法の部品を吸着保持でき、基板上に装着できる。また、
下端部にそれぞれ吸着ピンを取り付けた複数本の昇降軸
は、前記装着ヘッドのヘッドブロックに対し回転自在で
あり、昇降軸に固定の摩擦車に回転駆動力を与えること
で吸着ピンの回転角(すなわち吸着ピンで吸着保持され
たチップ状電子部品の回転角)を任意に設定できる。ま
た、1個の装着ヘッドに対して設けられた複数個の吸着
ピンは共通の機構で昇降させることができ、機構が簡単
であって、装着ヘッドを小形細径とすることができ、1
個の吸着ピンしか持たない装着ヘッドの場合と同様にイ
ンデックステーブルの外縁部に対して多数配置できる。
このことは、インデックステーブルの周囲に供給ユニッ
トを放射状に固定配置し、供給ユニットより装着ヘッド
にて部品を装着順に拾い上げて移送するシーケンス形式
の部品装着装置の場合に極めて有効である。
(実施例) 以下、本発明に係る部品装着装置の実施例を図面に従
って説明する。
第1図及び第2図は本発明に係る部品装着装置の実施
例の主要部である装着ヘッド及びその周辺の機構部分を
示し、第3図は実施例全体の概略構成を示すものであ
る。
まず、第3図により全体構成を説明する。図中、1は
基台、2は基台上に設置されたXYテーブル、3はXYテー
ブル上に載置固定されたプリント基板である。また、基
板1上には本体フレーム4が立設固定され、該フレーム
4により円盤状のインデックステーブル5が水平面内で
間欠回転自在に支持されている。6はインディックステ
ーブル5を間欠回転させるための駆動機構である。円盤
状インデックステーブル5の周縁部には装着ヘッド7が
水平面内で揺動自在に等角度間隔で複数個取り付けられ
ている。ここでは、各装着ヘッド7は大径、中径、小径
の3種の吸着ピンを有しているものとする。
第4図は、大径、中径及び小径の吸着ピン9A,9B,9Cを
備えた装着ヘッド7の配置の1例を示し、インデックス
テーブル5の円周を72分割して5度間隔で装着ヘッド7
を設けている。この場合、インデックステーブル5の周
囲に72のステーションを定めることができ、1番目のス
テーションS1がチップ状の電子部品(コンデンサ、抵
抗、インダクタ、IC等)のプリント基板への装着を実行
する位置であるものとする。20番目乃至59番目のステー
ションS20乃至S59が、チップ状の電子部品を供給する供
給ユニット8より電子部品を吸着して取り込む所であ
る。他のステーションの説明は後述する。なお、第4図
のインデックステーブル5は右回り(矢印F方向)に間
欠回転するものと考える。また、各装着ヘッド7におけ
る大空吸着ピン9A、中径吸着ピン9B及び小径吸着ピン9C
の配置は第5図乃至第7図の如く前記装着ヘッド7の揺
動中心に対して一定距離偏心させて等角度間隔(90度間
隔)とする。
装着ヘッド7及びその周辺の機構部分を示す第1図及
び第2図において、インデックステーブル5には装着ヘ
ッド7のヘッドブロック10が水平面内で揺動自在に設け
られており、該ヘッドブロック10の外周に揺動のための
駆動力を受ける歯車11が固定されている。
また、ヘッドブロック10には揺動中心に対して一定距
離偏心した3本の昇降軸12が揺動自在に貫通しており、
吸着ピン9A,9B,9Cを下端部に一体化した吸着ピン保持部
材13が各昇降軸12の下部凹部14に揺動自在に嵌め込まれ
ている。該凹部14内には吸着ピン保持部材13を押し下げ
る圧縮ばね15が配置されている。
前記ヘッドブロック10の揺動中心を中空昇降駆動軸20
が貫通しており、該中空昇降駆動軸20の内側には、該当
該駆動軸と共に真空吸引のオン、オフを行うメカニカル
バルブを構成するための軸体21が摺動自在に嵌合してい
る。この軸体21は2箇所の係合溝22A,22Bとボール23と
からなるポールクリック機構によって上昇位置の真空吸
引オフ状態(第1図の状態)又は下降位置の真空吸引オ
ン状態(第2図の状態)で保持されるようになってい
る。該軸体21の頭部は、本体フレーム4側にて支持され
ていて周期的に上下しているバルブ切り換え用ハンマー
ソレノイド24により押し下げられるようになっている。
すなわち、ハンマーソレノイド24のソレノイドピン25が
突出状態のときに軸体21は押し下げられて真空吸引オン
となる。真空吸引オンとなると、軸体内部の真空吸引室
26(外部の負圧源に接続)とヘッドブロック10側の各吸
着ピンに連通可能な真空吸引路27とが接続状態となる。
前記中空昇降駆動軸20の外周には上部支え部材として
のフランジ30が固定され、該フランジ30にて前記3本の
昇降軸12の上端が回転自在に軸支されている。そして、
昇降軸12の上部位置に摩擦車31が固着されている。該摩
擦車31は吸着ピン9A,9B,9Cを回転させるための回転駆動
力を受けるためのものである。さらに、前記中空昇降駆
動軸20の上部には駒34が固着されており、該駒34は、本
体フレーム4側にて支持された周期的に上下している昇
降用ハンマーソレノイド32のソレノイドピン33に係合可
能になっている。
なお、フランジ30とヘッドブロック10との間に圧縮ば
ね35が配設され、各昇降軸12は上昇方向に付勢されてい
る。
前記中空昇降駆動軸20の下端には下部支え部材40が固
着され、該下部支え部材40を各吸着ピン保持部材13及び
吸着ピン9A,9B,9Cが摺動自在に貫通している。そして、
下部支え部材40の外側に環状部材41が昇降自在に嵌めら
れており、該環状部材41に一体の内側筒部42の上端面が
前記吸着ピン保持部材13のフラジ部43に当接可能になっ
ている。この環状部材41は本体フレーム4側に設けられ
た吸着ピンリセット用爪44で持ち上げられたときに選択
されていた(下方に所定長突出していた)吸着ピンを元
の非選択状態に復帰させる機能を持つ。
第8図及び第9図は吸着ピン9A,9B(又は9C)を非選
択又は選択状態に保持するための選択手段を示す。これ
らの図において、下部支え部材40にはラッチ50がピン51
で枢着され、該ラッチ50は圧縮ばね52により先端が吸着
ピン保持部材13に圧接する向きに付勢されている。そし
て、第1図に示した前記環状部材41で吸着ピン保持部材
13が持ち上げられたときにラッチ50の先端がフランジ部
43の下方の凸部53と係合して当該吸着ピン保持部材13を
第8図の如く引き上げられた非選択状態に保つ。また、
本体フレーム側で支えられた選択棒55で選択すべき吸着
ピンに対応したラッチ50の下端部を突き上げることによ
りラッチ50は第8図仮想線の如く回動し、吸着ピン保持
部材13の上方に設けられた圧縮ばね15の力で所定長吸着
ピンが下方に突出した第9図の選択状態となる。
第10図は小径吸着ピン9Cの外周に装備された昇降式押
さえ部材60及びこれに付随する機構部分を示す。昇降式
押さえ部材60は円筒状取付スリーブ61の内側に脱落しな
いよいに摺動自在に嵌められており、該スリーブ61は吸
着ピン保持部材13に固着されている。昇降式押さえ部材
60の内側底部と吸着ピン保持部材13との間には圧縮ばね
62が配設される。昇降式押さえ部材60及びスリーブ61の
内部は下部支え部材40側の真空吸引路63に貫通し、該真
空吸引路63は前記軸体21が押し下げられた真空吸引オン
時に軸体内部の真空吸引室26(外部の負圧源に接続)と
接続状態となる。
従って、真空吸引オフ時は昇降式押さえ部材60の下端
面と吸着ピン9Cの下端面とは一致し、実質的に吸着ピン
9Cの肉厚を増大せしめた状態とすることができ、この状
態で第12図の如く、例えばチップ状の電子部品75をテー
プ凹部に入れてテーピングしたものを利用するテープフ
ィーダ80(供給ユニットの一種)より部品を取り込むこ
とにより、部品取り込みの安定性を向上させ得る(部品
が異常な姿勢で吸着ピンに吸着される危険を除去す
る。)。なお、真空吸引オンとなった後は、内部の負圧
により昇降式押さえ部材60は上昇した後退状態となるか
ら、以後のプリント基板への部品装着動作等には支障は
ない。
前述したように第4図の20番目乃至59番目のステーシ
ョンS20乃至S59が供給ユニット8が配置される所である
が、その前の60番目のステーションS60では装着ヘッド
7の水平面内での右又は左回りの揺動を実行する。この
揺動動作は、第11図の如く装着ヘッド7の外周の歯車11
にインデックステーブル上の駆動歯車70をかみ合わせる
ことによって行う。
このように、装着ヘッド7はインデックステーブル5
に対して水平面内で揺動し、この結果、各装置ヘッド7
の選択された吸着ピンに対して複数箇所(例えば3箇
所)の吸着位置を持つことになり、これらの複数箇所の
吸着位置に対応させて第5図乃至第7図のように供給ユ
ニット8を放射状に配列することができる(これらの図
では1個のステーションに対して3個の供給ユニットを
配置している)。仮に、選択されて装着ヘッド7の下方
に所定長突出しているのが中径吸着ピン9Bであるとした
場合、第5図は中径吸着ピン9Bが中央の供給ユニット8
−1に対向している状態、第6図は装着ヘッド7が右回
りに揺動して中径吸着ピン9Bが図示においての上側の供
給ユニット8−2に対向している状態、第7図は装着ヘ
ッド7が左回りに揺動して中径吸着ピン9Bが図示におい
ての下側の供給ユニット8−3に対向している状態を示
す。なお、大径吸着ピン9A又は小径吸着ピン9Cが選択さ
れた場合も、装着ヘッド7の揺動量を90度増減させるこ
とで3箇所の供給ユニット8−1,8−2,8−3のいずれか
を選択できる。
次に実施例の全体的な動作を説明する。
第4図の1番目のステーションS2でチップ状の電子部
品の装着を実行した装着ヘッド7は、円盤状インデック
ステーブル5の5度ずつの矢印F方向の間欠回転に伴い
72番目のステーションS72等を順次通過して64番目のス
テーションs64達する。ステーションS64では装着ヘッド
7の各吸着ピン9A,9B,9Cの現在位置を検出する。位置検
出は各ピン真上のフランジ30上にピン9A,9B,9Cに対応し
た識別マークを付しておくことによって容易に行える。
次のステーションS63では2つの仕事をする。第1の
部品の持ち帰り検出である。これは装着動作後部品が基
板に貼られず吸着ピンにそのままくっついてきた状態を
検出することである。第2に吸着ピン戻しである。これ
は次に別の吸着ピンで部品取り込みを行う場合には装着
の終わった吸着ピンをこのステーションで一旦戻す。
ステーションS62では装着プログラムで指示されたこ
れから吸着すべきチップ状の電子部品に適合する吸着ピ
ンを大径、中径、小径吸着ピン9A,9B,9Cの中から選択す
る。すなわち、第8図の選択棒55で選択すべき吸着ピン
に対応するラッチ50を作動させ、選択された吸着ピンを
装着ヘッド7の下面から所定長突出させる。第1図及び
第2図では小径吸着ピン9Cが選択されている場合を例示
している。
61番目のステーションS61は、以後のステーションS20
乃至S59のそれぞれに対応して配置された3個の供給ユ
ニット8−1,8−2,8−3のどれから部品を取り込むかべ
きかを指示する装着プログラムに従って装着ヘッド7の
必要量の揺動を実行する。揺動不要の場合はそのまま通
過する。
その後、選択された吸着ピン(9A,9B,9Cのいずれか)
は供給ユニット8に対向した59番目乃至20番目のステー
ションS59乃至S20(各ステーションには3個の供給ユニ
ットが配置されている。)に達し、指定された供給ユニ
ットの所で第1図の中空昇降駆動軸20を昇降用ハンマー
ソレノイド32の動作により下降させ、第12図の如く吸着
ピン(9A,9B,9Cのいずれか)が所定の部品75に当接状態
となった最も下降した位置にて軸体21をバルブ切り換え
用ハンマーソレノイド24の動きにより押し下げて吸着ピ
ンの真空吸引をオンとして部品75を吸着保持する。61番
目のステーションS61における装着ヘッド7の揺動量に
応じて吸着ピンは中央の供給ユニット8−1、側方の供
給ユニット8−2又は8−3の部品を選択する。
部品75を吸着後の装着ヘッド7はインデックステーブ
ル5の間欠回転により19番目のステーションS19に達
し、このステーションS19から次のステーションS18に至
る間に装着ヘッド7の原点戻しが行なわれる。すなわ
ち、第11図の場合と同様の機構により選択された吸着ピ
ンがインデックステーブル5の最も円周寄り位置となる
ように装着ヘッド7を揺動させる。18番目のステーショ
ンS18乃至2番目のステーションS2では必要に応じて吸
着ピン(9A,9B又は9C)で吸着された部品75の位置決
め、回転駆動力を摩擦車31に与えることによる姿勢変更
等を行い、装着ヘッド7が1番目のステーションS1に到
着すると、第2図の如く中空昇降軸20を下降させて吸着
ピンで保持された部品75をプリント基板3上に装着す
る。プリント基板3上の装着位置の決定は第3図に示し
たXYテーブル2によってプリント基板3移動させること
により行う。
上記実施例の場合、必要のない吸着ピンは装着ヘッド
7の中に引っ込めておき、必要な吸着ピンを使用可能位
置に突出させる構成であり、不要な吸着ピンが部品取り
込みや部品装着の際に邪魔することがなく、吸着ピン選
択式にかかわらず装着ヘッド7の構成をコンパクトに出
来る。従って、供給ユニットがインデックステーブルの
周囲に固定配置されたシーケンス形式に構成して装着ヘ
ッド7をインデックステーブル5上に多数配置しても負
担にならず、シーケンス形式の利点を享受できる。
また、装着ヘッド7はインデックステーブル5の円周
に配されてその基本構成はシングル吸着ピンの場合と同
じであり、複数吸着ピンである本実施例の場合には吸着
ピンが使用可能に突出すことと作業位置に装着ヘッド7
の揺動で意向することで吸着ピン選択が完了し、後はシ
ングル吸着ピンの場合と何等変わりがない単純な構成で
ある。
さらに、装着ヘッド7を揺動させることで吸着ピンの
位置関係を変更でき、ステーションの1個毎に複数個
(例えば3個)の供給ユニット8を配置していずれかの
供給ユニットを選択するようにできる。この結果、従来
一般的であった1個のステーションに1個の供給ユニッ
トを配置する場合に比べて供給ユニット数を3倍に増や
すことができ、あるいはステーション数(装着ヘッド
数)を1/3にしても従来と同数の供給ユニットに対応で
きる。
また、下端部に吸着ピンを取り付けた昇降軸12は、ヘ
ッドブロック10に対し回転自在であり、昇降軸12に固定
の摩擦車31に回転駆動力を与えることで吸着ピンの回転
角(すなわち吸着ピンで吸着保持された部品の回転角)
を任意に設定できる。
なお、上記実施例では選択された吸着ピンが装着ヘッ
ド7の揺動により3通りの吸着位置を持つ場合を述べた
が、2通り又は4通り以上の吸着位置を持つようにする
ことも可能である。また、装着ヘッド7に設けた吸着ピ
ンは大径、中径、小径の3種としたが、4種以上にする
ことも可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の部品装着装置によれ
ば、装着ヘッドに複数種の吸着ピンを設けておき、装着
すべき部品の種類に応じていずれかの吸着ピンを選択し
て使用可能な如く下方に所定長突出させる構造としかつ
吸着ピンを選択する機構を工夫したので、簡単な構造に
よって装着可能な部品の多品種化を図ることができる。
また、非選択吸着ピンは引き込み状態であり、部品取り
込みや部品装着動作の邪魔になることがない。
さらに、下端部に吸着ピンを取り付けた各昇降軸は、
装着ヘッドのヘッドブロックに対し回転自在であり、昇
降軸に固定の摩擦車に回転駆動力を与えることで吸着ピ
ンで吸着保持された部品の回転角を任意に設定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る部品装着装置の実施例の主要部構
成であって吸着ピン上昇状態を示す正断面図、第2図は
同主要部構成であって吸着ピン下降状態を示す正断面
図、第3図は実施例の全体構成を示す正面図、第4図は
インデックステーブル、装着ヘッド及びインデックステ
ーブル周囲のステーションを説明するための平面図、第
5図乃至第7図は供給ユニットからの部品取り込み動作
を示す説明図、第8図は選択手段であって吸着ピン非選
択状態を示す部分断面図、第9図は選択手段であって吸
着ピン選択状態を示す部分断面図、第10図は小径吸着ピ
ンに装備された昇降式押さえ部材及びこれに付随する機
構部分を示す部分断面図、第11図は装着ヘッドの揺動動
作を示す説明図、第12図は吸着ピンの部品取り込み動作
を示す部分断面図である。 1……基台、2……XYテーブル、3……プリント基板、
4……本体フレーム、5……インデックステーブル、7
……装着ヘッド、8……供給ユニット、9A,9B,9C……吸
着ピン、10……ヘッドブロック、11……歯車、13……吸
着ピン保持部材、41……環状部材、50……ラッチ、55…
…選択棒、60……昇降式押さえ部材、75……部品。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平面内で間欠回転するインデックステー
    ブル(5)と、該インデックステーブルの周縁部に水平
    面内で揺動自在に等角度間隔で設けられた複数個の装着
    ヘッド(7)とを備えた部品装着装置であって、 該装着ヘッドは、前記インデックステーブルに対し水平
    面内で揺動自在に設けられたヘッドブロック(10)と、
    該ヘッドブロックの揺動中心を貫通する昇降駆動軸(2
    0)と、該昇降駆動軸に固定されたフランジ(30)と、
    該昇降駆動軸の下端に固着された下部支え部材(40)
    と、該下部支え部材の外側に昇降自在に嵌められた環状
    部材(41)と、前記ヘッドブロックの揺動中心に対して
    一定距離偏心し摺動自在に貫通する複数の昇降軸(12)
    と、前記フランジにて各昇降軸の上端が回転自在に軸支
    され、前記昇降駆動軸と共に昇降する各昇降軸の上部位
    置にそれぞれ固着された摩擦車(31)と、各昇降軸の下
    部凹部(14)に摺動自在に嵌め込まれた吸着ピン保持部
    材(13)と、該下部凹部(14)内に配置されていて前記
    吸着ピン保持部材を押し下げる圧縮ばね(15)と、各吸
    着ピン保持部材の下端に一体化された各々異なる種類の
    吸着ピンと、該吸着ピンを上方への非選択状態又は下方
    への選択状態に保持する選択手段とを備え、 前記選択手段は、前記下部支え部材(40)に枢着されて
    先端が前記吸着ピン保持部材(13)に圧接する向きに付
    勢されているラッチ(50)と、該吸着ピン保持部材に設
    けられていて前記環状部材(41)が持ち上げられたとき
    当接するフランジ部(43)と、前記環状部材で前記吸着
    ピン保持部材が持ち上げられたときに前記ラッチの先端
    が係合する如く前記フランジ部(43)より下方の前記吸
    着ピン保持部材に設けられた凸部(53)とを有し、 前記環状部材(41)を持ち上げることにより当接する前
    記フランジ部(43)で前記吸着ピン保持部材を持ち上げ
    て、前記ラッチ(50)の先端が前記凸部(53)に係合し
    て前記吸着ピン保持部材を引き上げた吸着ピンの非選択
    状態から、選択すべき吸着ピンに対応したラッチを回動
    させて前記凸部(53)との係合を外し、前記圧縮ばね
    (15)の力で所定長吸着ピンが下方に突出した選択状態
    とし、 前記ヘッドブロックで前記装着ヘッドの必要量の揺動を
    実行して前記吸着ピンの位置関係を変え、前記昇降駆動
    軸(20)を昇降させて前記昇降軸(12)と前記吸着ピン
    保持部材(13)と前記吸着ピンとを昇降させ、前記選択
    状態の吸着ピンで部品を吸着保持し、回転駆動力を前記
    摩擦車で受けて吸着保持された部品を回転させて当該部
    品の姿勢変更を行い、当該吸着ピンで保持された部品を
    プリント基板上に装着することを特徴とする部品装着装
    置。
  2. 【請求項2】前記ヘッドブロックの外周に揺動駆動力を
    受ける歯車が設けられている請求項1記載の部品装着装
    置。
  3. 【請求項3】複数種の前記吸着ピンは前記ヘッドブロッ
    クの揺動中心に対して一定距離偏心して等角度間隔で配
    置されている請求項1記載の部品装着装置。
  4. 【請求項4】複数種の前記吸着ピンのうちのいずれか
    は、昇降式押さえ部材を外周側に装備しており、該昇降
    式押さえ部材は当該吸着ピンの非吸着状態ではばねによ
    り下端部が当該吸着ピンの下端面に一致し、吸着状態で
    は当該吸着ピンの下端面よりも上方に後退する請求項1
    記載の部品装着装置。
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