JPH073199U - 電子部品自動装着装置 - Google Patents

電子部品自動装着装置

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JPH073199U
JPH073199U JP3211993U JP3211993U JPH073199U JP H073199 U JPH073199 U JP H073199U JP 3211993 U JP3211993 U JP 3211993U JP 3211993 U JP3211993 U JP 3211993U JP H073199 U JPH073199 U JP H073199U
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良則 狩野
一徳 高田
崇祐 荒居
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 供給台上に配設された部品供給装置より供給
台を移動させて電子部品の吸着を行う場合に部品の吸着
を高速で行う。 【構成】 ロータリテーブル(13)が停止したとき吸
着ステ−ション(I)(II)の装着ヘッド(15)の
いずれか所望の部品供給装置(8)に近いステ−ション
にて供給台(7)が移動して部品供給装置(8)が停止
して、該装置(8)より電子部品(5)を取り出し、供
給台(7)の移動にかかる時間を短縮する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、間欠回転するロータリテーブルの周縁に所定間隔を存して配設され た装着ヘッドが所定の取出し位置にて供給台に配設された複数の部品供給装置の うちの所望の部品供給装置が該供給台の移動により該取出し停止位置に移動して 供給される電子部品を吸着し前記ロータリテーブルの間欠回転により装着停止位 置にてプリント基板に該部品を装着する電子部品自動装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
此種、電子部品自動装着装置では特開平3−52299号公報に開示されたよ うに吸着ノズルにより部品供給台の移動により該供給台上に配設された部品供給 装置のうち所望の部品供給装置よりチップ部品を取出し、認識装置により部品の 位置ずれを認識した後該認識結果に基づき該ノズルをノズル回転位置決め装置に より回転させて角度位置決めを行ってからプリント基板に装着しており、吸着ノ ズルが吸着できるロータリテーブルの停止位置である吸着ステ−ションは1箇所 のみである。このような電子部品自動装着装置にあっては、ロータリテーブルの 間欠回転の速度に比較して供給台の移動速度は遅く、間欠回転が最高速で回転す ると、1つのヘッドによる部品吸着が終了して次のヘッドが部品吸着停止位置に 移動してきても供給台は部品供給装置の1個分即ち隣の供給装置が吸着位置に移 動できるかできないかという状態であり、部品装着の高速化のために供給台の移 動が障害になっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は供給台上に配設された部品供給装置より供給台を移動させて 電子部品の吸着を行う場合に部品の吸着を高速で行うことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そのため、間欠回転するロータリテーブルの周縁に所定間隔を存して配設され た装着ヘッドが所定の取出し停止位置にて供給台に配設された複数の部品供給装 置のうちの所望の部品供給装置が該供給台の移動により該取出し位置に移動して 供給される電子部品を吸着し前記ロータリテーブルの間欠回転により装着停止位 置にてプリント基板に該部品を装着する電子部品自動装着装置において、前記ロ ータリテーブルの間欠回転の複数の停止位置にて前記部品供給装置より前記装着 ヘッドが電子部品の吸着を可能にしたものである。
【0005】
【作用】
以上の構成から、ロータリテーブルが停止したとき複数の取出し停止位置の装 着ヘッドのうち所望の部品供給装置に近い装着ヘッドが供給台の移動により該ヘ ッドの停止位置に達した部品供給装置より供給される電子部品を取出し、該部品 はプリント基板に装着される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面に基づき詳述する。 図1、図2及び図3に於て、(1)はY軸モータ(2)の回動によりY方向に 移動するYテーブルであり、(3)はX軸モータ(4)の回動によりYテーブル (1)上でX方向に移動することにより結果的にXY方向に移動するXYテーブ ルであり、チップ状電子部品(5)(以下、チップ部品あるいは部品という。) が装着されるプリント基板(6)が図示しない固定手段に固定されて載置される 。
【0007】 (7)は供給台であり、チップ部品(5)を供給する部品供給装置(8)が多 数台配設されている。該部品供給装置(8)は本実施例では配設方向の幅が等し くまた、等間隔に配設去れているものとする。(9)は供給台駆動モータであり 、ボールネジ(10)を回動させることにより、該ボールネジ(10)が嵌合し 供給台(7)に固定されたナット(11)を介して、供給台(7)がリニアガイ ド(12)に案内されてX方向に移動する。(13)は間欠回動するロータリテ ーブルであり、該テーブル(13)の外縁部には吸着ノズル(14)を6本有す る装着ヘッド(15)が間欠ピッチに合わせて等間隔に配設されている。
【0008】 ロータリテーブル(13)の間欠回転により吸着ノズル(14)が供給装置( 8)より部品(5)を吸着し取出す装着ヘッド(15)の停止位置(図1中上方 の黒丸の付された位置)は図1及び図3に示すように2つあり、吸着ステーショ ン(I)及び吸着ステ−ション(II)である。該2つの吸着ステ−ションでの 装着ヘッド(15)の停止した状態では図3に示すように吸着ノズル(14)は 供給台(7)の移動により部品供給装置(8)が図示しないテープを送り電子部 品(5)を取出し可能に供給する位置に一致するようになされ、両方の吸着ステ −ションの吸着ノズル(14)が同時に部品(4)の吸着が行えるようになされ ている。吸着ノズル(14)は装着ヘッド(15)に対して図3において供給台 (7)の移動方向を横方向とみて、時計短針の3時の位置(実線で示される位置 )に位置されている。該吸着ステーション(I)(II)にて装着ヘッド(15 )が下降することにより吸着ノズル(14)が部品(5)を吸着する。
【0009】 (III)は吸着ノズル(14)が電子部品を吸着して保持しているかを検出 する部品有無検出ステ−ションであり、部品有無検出装置(17)により部品( 5)の保持の有無が検出される。該検出装置(17)は図示しない投受光センサ の通光遮光状態により有無検出を行う。 (IV)は部品(5)を吸着した装着ヘッド(15)がロータリテーブル(1 3)の間欠回転により停止する認識ステーションであり、部品認識装置(18) により吸着ノズル(14)に対する部品(5)の位置ずれが認識される。
【0010】 (V)(VI)は吸着ノズル(14)が吸着保持している部品(5)をプリン ト基板(6)に装着するために装着ヘッド(15)が停止する2箇所の装着ステ ーション(図1中下方の黒丸の付された位置)であり、装着ヘッド(15)の下 降によりXYテーブル(3)の移動により所定の位置に停止したプリント基板( 6)に部品(5)は装着される。
【0011】 (VII)は前述するように吸着に使用すべき吸着ノズル(14)を装着ヘッ ド(15)の3時の位置に位置させて吸着ノズル(14)の選択を行い、該ノズ ル(14)をヘッドより図示しない突出機構により突出させるノズル選択ステ− ションである。 装着ヘッド(15)はロータリテーブル(13)を内側と外側の2ケ所で上下 動可能に貫通するヘッド昇降シャフト(19)の下部に取り付けられており、該 シャフト(19)上部はL字形状のローラ取付け体(20)に固定されている。 ローラ取付け体(20)の上部にはその内側に突出する上カムフォロワ(21) 及び下カムフォロワ(22)が回動可能に枢支される。
【0012】 図2に示す(23)はロータリテーブル(13)を下方で水平方向に回動可能 に支持している支持台であり該支持台(23)の周囲には円筒カム(24)が形 成されている。該円筒カム(24)を前記上カムフォロワ(20)及び下カムフ ォロワ(21)が図示しないバネにより挟んで、該カム(24)により前記ヘッ ド(15)は支持されながらロータリテーブル(13)の回動により移動する。
【0013】 前記吸着ステ−ション(I)(II)の夫々及び装着ステ−ション(V)(V I)の夫々にては該カム(24)は切り欠かれており、吸着ステ−ション(I) では後述するインデックスモータ(58)により回動されるカム(26)の回動 により該カム(26)に係合するカムフォロワ(27)が取り付けられたレバー (28)が揺動することにより前述する円筒カム(24)が切り欠かれた部分に 配設された前記カムフォロワ(21)(22)が支持される上下動体(29)の 上部に取り付けられたロッド(30)が上下動され前記装着ヘッド(15)は部 品吸着のために上下動可能になされている。上下動体(29)は上昇位置では図 2に示す通り円筒カム(24)からカムフォロワ(21)(22)が乗り移れる 高さ位置にある。(31)は吸着クラッチ用ソレノイドであり、該ソレノイド( 31)のロッドに取り付けられた係合レバー(32)が該ソレノイド(31)の 励磁により、そのロッドが引き込まれレバー(32)が図2の時計方向に揺動す ると該レバー(32)はレバー(28)の係止を解放し、装着ヘッド(15)が 上下動可能な状態になされる。ソレノイド(31)が消磁してそのロッドが突出 されると、レバー(32)は図2の反時計方向に揺動してレバー(28)を装着 ヘッド(15)が上昇した状態に保持するクラッチ機構が形成されている。
【0014】 図2の紙面の奥側には吸着ステ−ション(II)にても吸着ステ−ション(I )と同様な装着ヘッド(15)の上下動機構及び後述する吸着用ソレノイド(5 9)によるクラッチ機構が構成されており、吸着ステ−ション(II)のカムも カム(26)と同軸にインデックスモータ(58)に回転され、また該カムはカ ム(26)と同一形状であり、ソレノイド(31)(59)が両方ともに励磁し てレバー(28)及び該レバー(28)に相当するレバーが解放された場合には 同時に装着ヘッド(15)は両ステ−ションにて下降するようになされている。
【0015】 (34)は装着ステ−ション(VI)にて円筒カム(24)が切り欠かれた位 置に上下動可能に設けられた上下動体であり、吸着ステ−ションの場合と同様に して装着ヘッド(15)を支持してカム(35)によりカムフォロワ(36)、 レバー(37)及びロッド(38)を介して上下動する。該カム(35)もイン デックスモータ(58)の回動により回動する。また、装着クラッチ用ソレノイ ド(39)及びレバー(40)は吸着ステ−ションの場合と同様にしてクラッチ 機構を形成する。さらに、図2の紙面の奥側には装着ステ−ション(V)にて同 様な装着ヘッド(15)の上下動機構及びそのクラッチ機構が形成されている。
【0016】 (43)は装着ヘッド(15)内に内蔵され吸着ノズル(14)をヘッド(1 5)の略中心の周りに回転させて吸着ノズル(14)に吸着されたチップ部品( 5)の角度位置決めを行うとともに吸着ノズル(14)の装着ヘッド(15)に 対する位置を変更してノズル選択を行うためのパルスモータ(44)を駆動する ための後述する駆動回路(57)からの電流を伝達する駆動電源コードであり、 各装着ヘッド(15)に接続されている。(45)は吸着ノズル(14)よりチ ップ部品(5)を吸着するため図示しない真空源に連通する真空チューブである 。
【0017】 図2において、(49)は部品供給装置(8)の揺動レバー(50)を揺動さ せるために上下動する昇降レバーであり、該レバー(50)を揺動させ図示しな いテープリール内に巻回された図示しないテープを送り該テープ内に収納された チップ部品(5)を該ノズル(14)の吸着位置に供給させる。該昇降レバー( 49)は吸着ステ−ション(I)に停止した装着ヘッド(15)に部品(5)を 供給する部品供給装置(8)の揺動レバー(50)を揺動できる位置に設けられ 、また、図2の紙面の奥側の吸着ステ−ション(II)の位置にも該ステ−ショ ンに停止する装着ヘッド(15)の吸着ノズル(14)に取り出される部品供給 装置(8)の揺動レバー(50)を揺動させる昇降レバーが配設されており、ま たこれらの昇降レバーも部品(5)を取り出さない場合、即ち装着ヘッド(15 )を下降させない場合に部品(5)の供給のためのテープ送りを行わないように させる図示しないクラッチ機構が配設されている。
【0018】 図4において、(53)はCPUであり、ROM(54)に記憶されたプログ ラムに従ってRAM(55)に記憶されたデータに基づき、部品装着に係わる種 々の動作を制御する。該CPU(53)にはインターフェース(56)を介して 認識装置(18)、駆動回路(57)等が接続されている。駆動回路(57)に はロータリテーブル(13)を図示しないインデックスユニットを介して間欠回 転させるために回転するインデックスモータ(58)、前記供給台駆動モータ( 9)、X軸モータ(4)、Y軸モータ(2)、各ヘッド(15)のパルスモータ (31)、吸着クラッチ用ソレノイド(31)(59)及び装着クラッチ用ソレ ノイド(39)(60)等が接続されいる。装着クラッチ用ソレノイド(60) は装着ステ−ション(V)のクラッチ機構に用いられているソレノイドである。
【0019】 前記RAM(55)には図5及び図6に示すようなNCデータが格納される。 NCデータはプリント基板(6)の種類毎にRAM(55)に記憶されるもので あるが、装着の順番を示すステップ毎にリール番号、Xデータ(「X」と表示し てある欄)、Yデータ(「Y」と表示してある欄)及びθデータ(「θ」と表示 してある欄)が格納されている。リール番号は供給台(7)の部品供給装置(8 )の配設位置を示す番号であり、本実施例の場合図1の左端の部品供給装置(8 )の配設位置が1であり、左側に向かって2、3…となっている。Xデータ及び Yデータはプリント基板(6)上のチップ部品(5)を装着すべきXY位置座標 を表し、θデータはチップ部品(5)が装着されるべきθ方向を即ち吸着された チップ部品(5)の回動すべき角度量を示す。「C」の欄の「E」はこのステッ プでプリント基板(6)1枚当りの部品装着が終了することを示す。
【0020】 以上の構成により以下動作について説明する。 先ず、図示しない自動運転の始動キーが押圧されると自動運転が開始され、プ リント基板(6)がXYテ−ブル(3)上にプリント基板(6)が載置され位置 決め固定されると、該基板(6)のNCデータ(図5)のステップに従って部品 (5)の装着動作が開始される。
【0021】 即ち、ステップ1のリール番号1を読み出し、該リール番号の部品供給装置( 8)が吸着ステ−ション(II)の部品取出し位置に停止するようモータ(9) を回動させ供給台(7)を移動させる。最初にどちらの吸着ステ−ションの部品 取出し位置にNCデータで指定の部品供給装置(8)を停止させるかはその後の 部品を取り出すリール番号が大きくなっていくのか小さくなっていくのかを判断 して大きくなっていくのであれば、吸着ステ−ション(II)の部品取出し位置 に移動させるようにするものであり、この判断は次のステップ番号2のリール番 号がステップ番号1のリール番号よりも大きければそのように判断するようにし てもよい。 次に、ロータリテーブル(13)の回動により該部品供給装置(8)の部品種に 合ったノズル(14)がパルスモータ(31)の回転により選択され、図示しな い突出機構により突出した状態の装着ヘッド(15)が吸着ステ−ション(II )に達すると、吸着用ソレノイド(39)は消磁してそのロッドを突出させた状 態のままで装着ヘッド(15)の下降を阻止した状態とし、吸着用ソレノイド( 59)を励磁させそのロッドを引き込みレバー(32)の係止を解放して、装着 ヘッド(15)がインデックスモータ(58)の回転により図示しないカムの駆 動により図示しない上下動体が下降することにより下降して、部品供給装置(8 )が図示しない昇降レバーの下降による揺動レバー(50)の揺動により部品供 給装置(8)の部品供給位置に送られたチップ部品(5)が吸着ノズル(14) に吸着される。
【0022】 次に、ロータリテーブル(13)の間欠回転によりヘッド(15)は部品有無 検出ステ−ション(III)に移動して部品有無検出装置(17)が部品の有無 を検出するが、その結果部品の有りが検出されたものとする。 次に、ロータリテーブル(13)の間欠回転によりヘッド(15)は移動し認 識ステ−ションに達すると、部品認識装置(18)が吸着ノズル(14)に吸着 された部品(5)の認識を行う。
【0023】 次に、該ヘッド(15)はロータリテーブル(13)の回転により認識ステ− ションより移動するが、CPU(53)は認識装置(16)の認識結果により角 度ずれがΔθあることが認識されたとすると、NCデータのθデータの90度に 該位置ずれを加味した角度「90−Δθ」だけロータ(32)を回転させるよう に駆動回路(57)に指令を出し、駆動回路(57)からは該角度に相当するパ ルス電流をモータ(31)に出力する。この結果、モータ(31)のロータ(3 2)は角度「90−Δθ」だけ回転し、吸着ノズル(14)はロータ(32)の 回転量だけ回転し、90度の角度位置に合わせられる。
【0024】 次に、装着ヘッド(15)が装着ステ−ション(V)に達すると装着用ソレノ イド(60)が励磁して装着ヘッド(15)の下降可能な状態として、ソレノイ ド(39)はそのロッドを突出した状態にして装着ステ−ション(VI)での装 着ヘッド(15)の下降を阻止した状態として、カムの回動により吸着ステ−シ ョンと同様に装着ステ−ション(V)の装着ヘッド(15)は下降し、プリント 基板(6)の(X1,Y1)の座標位置に90度の装着角度で装着される。該位 置に装着されるためにXYテ−ブル(3)はX軸モータ(4)及びY軸モータ( 2)の回動により前記認識装置(16)の認識結果に吸着ノズル(14)が「9 0−Δθ」だけ回動されていることによる位置ずれを補正した移動量を移動され る。
【0025】 次に、図5のNCデータのステップ2のチップ部品(5)についてはステップ 1の部品の吸着が吸着ステ−ション(II) にて行われた後のロータリテーブ ル(13)の間欠回転により吸着ステ−ション(II)に移動した装着ヘッド( 15)が下降して、供給台(7)が図1の左方向に部品供給装置(8)の1個分 (以下1ピッチという)移動して該ステ−ション(II)にリール番号2の部品 供給装置(8)が位置して該供給装置(8)より部品の取出しが行われる。その 後同様にして部品の有無検出、部品認識及び角度位置決めが行われ、装着ステ− ション(V)にて該部品(5)の装着が行われる。
【0026】 このようにして、ステップ6まではリール番号が1ずつ増えていくので供給台 (7)の移動量は吸着ステ−ション(II)の部品取出し位置に移動するほうが 近いので、該ステ−ション(II)に指定の部品供給装置(8)が停止するよう に移動して該ステ−ション(II)にて部品(5)の吸着が行われる。 次に、ステップ7ではリール番号が1となりステップ6では図3に示すように 吸着ステ−ション(I)の部品取出し位置から部品供給装置(8)の1ピッチ分 供給台(7)が右に移動するのみでよいので(CPU(53)はどちらの取出し 位置までが近いかを計算により比較して判断する。同じであればその次のステッ プが近い方を取る。)、供給台(7)はリール番号1の部品供給装置(8)が吸 着ステ−ション(I)の部品取出し位置に位置するように右方向に1ピッチ移動 する。このとき、ロータリテーブル(13)が停止するようインデックスモータ (58)は停止され、ステップ6の時に吸着ステ−ション(I)に停止していた 装着ヘッド(15)がそのままステップ7の部品取出しを行う。このとき、他の 要因によりインデックスモータ(58)を停止させずにロータリテーブル(13 )を間欠回転させ次のヘッド(15)で取り出すようにしてもよい。
【0027】 次に、ステップ8にてはリール番号2であり、吸着ステ−ション(I)にて部 品取出しが行われる。 次に、ステップ9にてはリール番号7であり、ステップ8の状態が図3のとお りなので、吸着ステ−ション(II)で取り出すほうが近いので、供給台(7) は左に1ピッチ移動し、またロータリテーブル(13)は間欠回転を2回行い、 ステップ7のときにノズル選択ステ−ション(VII)に停止していた装着ヘッ ド(15)を吸着ステ−ション(II)に移動させ、該ヘッド(15)にてチッ プ部品(5)の取出しを行う。このようにすると、間欠回転を2回行う分だけ無 駄が生じるように見えるが、供給台(7)の1ピッチの最高移動速度が0.15 秒でロータリテーブル(13)の1間欠回転の最高速度が同じく0.15秒であ るとすると、吸着ステ−ションを1つのみ設ける場合、供給台(7)はリール番 号2から7まで6ピッチ移動しなければならないが6ピッチ移動する時間は0. 9秒かかるのに対して本実施例のように2つの吸着ステ−ションを設けた場合に は間欠回転2回分の時間0.3秒で済み、長い距離を供給台(7)が移動するの にはもう少し早く移動できるとしても、吸着ステ−ションを2つ設けた方が時間 が短くなることがわかる。また、2回間欠的に回転するときの最初の1回の間欠 回転の間は昇降レバー(49)及び他の昇降レバーが下降しないように図示しな いクラッチ機構によりロックされ、吸着用ソレノイド(31)(59)も装着ヘ ッド(15)を下降させないようにされている。
【0028】 次に、同様にして、部品(5)の装着が行われる。 また、図5のステップ2において、部品(5)の吸着を行った後部品有無検出 ステ−ション(III)にて部品(5)の無しが検出されたものとすると、該ス テップのリカバリを行うが、ノズル選択ステ−ション(VII)にて既に使用す べき吸着ノズル(14)が選択され突出されているため、該ステ−ション(VI I)の1つ手前のステ−ションの装着ヘッド(15)にてステップ2の部品(5 )を吸着するようにCPU(53)は決定する。即ちステップ5の部品取出しが 終了した後、該ステップ2の部品(5)を取り出すためリール番号5を吸着ステ −ション(II)で吸着した後であるから吸着ステ−ション(I)にリール番号 2を移動させることをCPU(53)は決定し、供給台(7)を移動する。この ときも、間欠回転は停止状態で行うが、間欠回転させてもよい。
【0029】 次に、ステップ6についてはリール番号6より取り出すため供給台(7)は移 動しなくともよく(図3のとおり)、ロータリテーブル(13)は2回間欠回転 させてから部品(5)の取出しが行われる。このときも1つの吸着ステ−ション のみを設ける場合に比較してリカバリのため少ないリール番号の方向に長い距離 を戻る時の時間と元のステップ6に戻るときの供給台(7)の移動距離を考える と、間欠回転2回分の時間のほうが短くなる。
【0030】 次に、他の基板(6)の場合そのNCデータが図6に示すように作成されてい ると、最初にCPU(53)は2ステップ分読み込み、同時に吸着できることを 判断して吸着ステ−ション(II)の位置リール番号5を停止させるように供給 台(7)を移動させる。こうすると吸着ステ−ション(I)の位置にリール番号 1が位置する。このとき吸着用ソレノイド(31)(59)を励磁させそのロッ ドを引き込み、装着ヘッド(15)を下降可能にして、カム(26)及び吸着ス テ−ション(II)のためのカムの回転により両ステ−ションの装着ヘッド(1 5)は下降して昇降レバー(49)及び他の昇降レバーの下降により揺動レバー (50)が揺動して供給位置に供給された両方のチップ部品(5)が吸着ノズル (14)に取り出される。
【0031】 その後、2回間欠的に回転し、最初の1回の間欠回転の間は昇降レバー(49 )及び他の昇降レバーが下降しないように図示しないクラッチ機構によりロック され、吸着用ソレノイド(31)(59)も装着ヘッド(15)を下降させない ようにされている。その後の各ステ−ションでの動作は前述と同様になされる。 次に、ステップ3及び4についても同様に同時吸着がなされる。
【0032】 この後、ステップ8までは供給台(7)は1ピッチずつ移動するが、ステップ 9及び10を同時吸着するための移動は5ピッチ移動することになる。このよう にNCデータを作成して同時吸着していくと、供給台(7)の移動距離は非常に 少なくて済む。同一のNCデータの中に図5の場合のように1ステップずつ部品 取出しができる場合と2ステップ分同時吸着できる場合が混在しているときは、 1ステップずつ取り出したり2ステップずつ取り出すようにすればよい。このた めにはステップを2ステップあるいはそれ以上先読みし同時に吸着できる場合に 同時に吸着できるように制御すればよい。
【0033】 装着ステ−ション(V)(VI)にても、次の装着位置が現在の位置よりも近 いステ−ションにて装着するよう、ソレノイド(39)(60)を選択して励磁 及び消磁させる。同時に装着できる場合があれば両ソレノイド(39)(60) を励磁して両ステ−ション(V)(VI)の装着ヘッド(15)を下降させて部 品(5)の装着を行えばよく、同時に装着がてきるようにNCデータを作成すれ ばよい。
【0034】 尚、本実施例では吸着ステ−ション(I)(II)では図3の実線で示す吸着 ノズル(14)の位置が取出し位置であったが、該ヘッド(15)のモータ(4 4)を回転することにより、破線で示す位置に吸着ノズル(14)を位置させる ことができ、この位置の部品供給装置(8)よりチップ部品(5)の取出しを行 うようにできる。このためには、昇降レバー(49)をこれらの位置にも追加し て設ければよい。即ち、図3で言えば、リール番号2、4、6及び8の位置にレ バー(49)を配置すればよい。装着ヘッド(15)の下降は本実施例の通りで よい。こうすれば、次に部品(5)を取り出す部品供給装置(8)をこの4つの 取りだし位置のうち一番近い位置に移動させ、その部品取出し位置の属する装着 ヘッド(15)のみを下降可能にソレノイド(31)(59)を励磁及び消磁し 、その下降するヘッド(15)の選択された吸着ノズル(14)を取り出すべき 部品取り出し位置に回転して位置決めして、該取出し位置の部品送りを行い、当 該取出し位置よりチップ部品(5)の取出しを行うようにすればよい。このよう にする場合、同じヘッド(15)の2つの取り出し位置からは同時に部品吸着を することはできないが、装着ヘッド(15)毎のどちらかの位置では同時にチッ プ部品(5)の吸着動作を行うことができ、同時吸着できる場合が増えNCデー タの作成のときに同時吸着できるステップを増やすことができる。部品取出し位 置での部品供給のためのレバー(49)及びこれに相当するレバーは夫々の位置 に固定して設けてもよいが、供給台(7)の移動方向に移動可能にして夫々の位 置で供給動作を可能にしてもよい。あるいは、これらの取出し位置でテープ送り による供給動作を行わなくてもその前に他の位置に有るときに予め供給動作を差 せておいてもよい。
【0035】 また、本実施例とは異なり、他の実施例として図7に示す位置を部品取出し位 置としてもよい。この場合には3つの装着ヘッド(62)にて部品取出しが可能 であり、夫々のヘッド毎に2つの吸着ノズル(63)による取出し位置があり、 6つの取出し位置を実現できる。同時吸着は2つあるいは3つのヘッド(62) を同時に下降させて行うことができる。吸着ノズル(63)は実線の取出し位置 あるいは破線の取出し位置に位置される。(64)は供給台(65)に等間隔に 配設された部品供給装置であり、供給台(65)はこの部品供給装置(64)の 配設方向に移動可能である。
【0036】 さらに、本実施例ではカム(26)及び吸着ステ−ション(II)のカムは同 一のタイミングで装着ヘッド(15)を下降させるようにしたが、タイミングを ずらせば、同一のロータリテーブル(13)の停止時間の間に1ピッチ供給台( 7)が移動することができるならば、片方の装着ヘッド(15)が部品取出しを 行ってからもう一方のヘッド(15)が下降する間に、1ピッチ移動して部品取 出しを行うことができる。あるいは1ピッチ移動が間に合わなければ、インデッ クスモータを遅くするか停止させ装着ヘッド(15)を停止させている時間を長 くすればよい。カム(26)などを用いず吸着ステ−ション(I)(II)の両 方あるいは片方にて独立したモータ等の駆動源により装着ヘッド(15)を下降 させるようにしてもよい。また、装着ヘッド(15)のタイミングをずらせば、 部品(5)の吸着位置を供給台(7)の移動方向で補正してなるべく吸着ノズル (14)の中心でチップ部品(5)を吸着しようとする場合に、同時吸着すると きであっても片方を取り出した後、少し供給台(7)を移動させて補正すること ができる。
【0037】 また、装着ステ−ション(V)(VI)においてもこのようにカムのタイミン グの変更あるいは別駆動源によりタイミングをずらして部品(5)の装着を行う ようにすれば、少し離れた位置であってもロータリテーブル(13)の同一の停 止時間帯でも両方のヘッド(15)に吸着された部品(5)の装着が行われる。 さらに、本実施例は装着ヘッド(15)に複数のノズル(14)が設けられた 例を示したが、1本のみを有する装着ヘッドであってもよい。
【0038】 また、本実施例は装着ヘッド(15)にモータを搭載してロータリテーブル( 13)の移動中であっても吸着ノズル(14)の角度位置(選択も含め)を変更 できたが、所定のステ−ションにてロータリテーブル(13)以外の位置の回転 駆動源によりヘッド自体あるいは各ノズル自体を角度位置決めするもの、そして ヘッド自体を回転させて、使用するノズルを選択するようにする場合でも吸着ス テ−ション及び装着ステ−ションを複数個所とすることにより同様に供給台(7 )の移動距離を減らすかXYテ−ブル(3)の移動距離を減らしあるいは同時吸 着同時装着をすることができ、部品装着を高速で行うことができる。
【0039】 また、本実施例は同時吸着ができる位置に2つのステ−ションの部品吸着位置 を設けたが、部品供給装置(8)の部品供給位置上に吸着ノズル(14)が停止 して装着ヘッド(15)が部品吸着のために下降可能であれば、同時吸着ができ ない位置に複数の部品取出し位置を設けてもよい。 さらに、第1の実施例及び第2の実施例で同一ヘッドでは吸着ノズルは1本の みを使用して吸着したが、2本同時に使用して吸着するようにしてもよい。そう すれば、第1の実施例の場合は最大4箇所同時に、第2の実施例の場合は最大6 箇所同時に部品の吸着を行うことができる。
【0040】 また、本実施例では吸着ステ−ション及び装着ステ−ションともに2箇所設け たが、吸着ステ−ションのみ2箇所に設け、装着ステ−ションは1箇所に設けて もよい。
【0041】
【考案の効果】
以上、本考案によれば複数の取出し停止位置の所望の部品供給装置に近い装着 ヘッドにより電子部品の吸着ができるので、供給台の移動距離が短くなり電子部 品の吸着に要する時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電子部品自動装着装置の平面図であ
る。
【図2】同じく装着装置の側面図である。
【図3】2つの吸着ステ−ションに装着ヘッドが停止し
た状態を示す平面図である。
【図4】本考案の制御ブロック図である。
【図5】NCデータを示す図である。
【図6】NCデータを示す図である。
【図7】他の実施例の吸着ステ−ションの状態を示す平
面図である。
【符号の説明】
(5) チップ状電子部品(電子部品) (6) プリント基板 (7) 供給台 (8) 部品供給装置 (13) ロータリテーブル (15) 装着ヘッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間欠回転するロータリテーブルの周縁に
    所定間隔を存して配設された装着ヘッドが所定の取出し
    位置にて供給台に配設された複数の部品供給装置のうち
    の所望の部品供給装置が該供給台の移動により該取出し
    停止位置に移動して供給される電子部品を吸着し前記ロ
    ータリテーブルの間欠回転により装着停止位置にてプリ
    ント基板に該部品を装着する電子部品自動装着装置にお
    いて、前記ロータリテーブルの間欠回転の複数の停止位
    置にて前記部品供給装置より前記装着ヘッドが電子部品
    の吸着を可能にしたことを特徴とする電子部品自動装着
    装置。
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