JP2892456B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2892456B2
JP2892456B2 JP2204205A JP20420590A JP2892456B2 JP 2892456 B2 JP2892456 B2 JP 2892456B2 JP 2204205 A JP2204205 A JP 2204205A JP 20420590 A JP20420590 A JP 20420590A JP 2892456 B2 JP2892456 B2 JP 2892456B2
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/09Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
    • G03G15/0942Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush with means for preventing toner scattering from the magnetic brush, e.g. magnetic seals

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、像担持体上に電子写真方式或いは静電記録
方式により形成された静電潜像を現像するための現像装
置に関するものであり、特に磁性トナーを主成分とする
1成分現像剤、又は磁性キャリア及びトナーを有する2
成分現像剤を使用した現像装置に関するものである。
従来の技術 現像像を担持し搬送する可回転の現像剤担持部材が現
像剤を容器から現像部に向けて持ち出す容器出口位置に
設けられた現像剤の層厚規制部に、現像剤担持部材の長
手方向に沿って磁性体を配置した構成とされる現像装置
は、特公昭59−8831号公報等で公知である。この磁性体
は、現像剤担持部材の内部に配置された磁石の磁界中に
配置されており、又、現像剤を適宜の層厚に規制するの
に寄与している。
又、特開昭59−187369号公報等では、現像剤担持部材
が現像部を通過した現像剤を容器内に搬入する入口に、
現像剤担持部材の長手方向に沿って磁性体を配置した現
像装置が開示されている。この磁性体も現像剤担持部材
内に配置された磁石の磁界内に配置されており、現像剤
が入口から外部に逆流するのを阻止している。
ところで、現像剤が現像剤担持部材の長手方向端部か
ら容器外に漏出しようとするのを防止する技術は、特願
平1−82849号によって本出願人により既に出願されて
いる。
この先願に記載の技術は、現像剤担持部材の端部に鉄
等の強磁性体部材を対向配置し、この強磁性体部材と現
像剤担持部材の内側に配置されている磁石との間に形成
される磁界により現像剤の磁気ブラシを形成し、この磁
気ブラシにより現像剤担持部材の端部から現像剤が漏出
するのを防止するものである。
又、現像剤を収容した容器中には、前記現像剤担持部
材の他にも、スクリューや、フィン付の軸のように、回
転することによって現像剤を撹拌し、現像剤担持部材の
長手方向に搬送する回転部材が配設されている。
このような回転部材は容器の側壁に設けられた軸受に
支持されている。その例を第9図〜第11図に示す。
回転部材の軸1を支持するために、第9図の如きブッ
シング64を使用した従来例では、現像装置の使用初期に
おいては現像剤11のシール効果は保てるが現像動作を繰
返すにつれ、現像剤11の循環する圧力により回転軸1と
ブッシング64との摺擦面に現像剤11が徐々に侵入し、現
像剤が溶融固着し回転軸1の駆動トルクが増加してしま
ったり、或は回転軸1とブッシング64の摺擦面が摩耗し
たり、更には溶融した現像剤が凝集塊を作る。これらの
凝集体の一部は現像剤に取り込まれてしまうが、凝集体
が大きい場合には現像剤担持部材(通常「スリーブ」と
される。)上の現像剤の層厚を規制する規制ブレード部
分に拘束され、現像剤が現像剤担持部材上にコートされ
ない部分ができ、これによって画像上白スジが発生する
ことがある。
又、凝集体が小さい場合には、現像剤と一緒に現像さ
れ、特にベタ画像の場合に現像された凝集体を中心に転
写抜けを生じ、画像上に白斑点状の欠陥が生じ画質を著
し低下させてしまう。
又、第10図の如きボールベアリング65を使用した従来
例においても同様な欠点を有しており、更にベアリング
65のシール部より漏洩するベアリングオイルにより現像
剤が溶融凝集したり、ベアリング65内に侵入した現像剤
とベアリングオイルが溶融固着しベアリング65が回らな
くなるといった欠点も有していた。
更に、第11図の如き弾性シール部材(オイルシール)
66を使用した従来例では、前記2つの従来例と比較すれ
ばはるかに現像剤シール効果に優れているが、シール効
果を出すためには弾性シール部材66と当接する回転軸1
の表面性の精度を良くしなければならず、加工コストが
上がるといった問題や回転軸との摺擦が繰返されるにつ
れ当接部が摩耗損傷し、現像剤11の循環する圧力によ
り、当接部が押され変形しシール効果が薄れ、前記2つ
の従来例と同様の欠点が生じたり、また耐久性に欠ける
といった欠点があった。
以上の問題を防ぐために、端部シール部材66の軸1に
対する密着性を大とすると、スクリュー回転軸に大きな
力が加わり、スクリュー駆動モーターの負荷が増大する
こととなる。いずれにせよシール66と軸との摺擦部でト
ナーが摺擦され、トナーの微小凝集体が生じる。
特に最近においてはプリンターや複写機等においてカ
ラー化、グラフィック化が進んできており、中間層やベ
タ画像の再現性も重要となってきている。そして、それ
らの厳しい高画質を達成するために、現像剤を微細化し
たり、また他方、現像能力を上げるために、米国特許N
o.4395476やヨーロッパ特許出願公開第0219233等に記載
のように現像部においては交番電界を印加したりしてい
る。
トナーを例えば平均粒径10μm以下のように微細化す
ることにより、或はフルカラー画像に適したシャープな
溶融特性を有するポリエステル系樹脂をバインダーとし
て使用することにより、トナーは一般的に凝集しやすく
なり、更に交番電界によりこれらの凝集物が現像剤に付
着されやすくなるという欠点がある。しかも、特にカラ
ー画像では、これら現像剤凝集物が画質の更なる向上の
大きな障害となってきた。というのは、カラー画像は複
数色のトナー画像を重畳して微妙な色合を表現するもの
であるため、いずれか一色のトナー画像にでもこのよう
な欠陥が存在すると、最終的に得られるカラー画像にお
いてその欠陥部が著しく目立ってしまう。
ところで、特公昭56−32628号公報、実公昭58−29479
号公報、特公昭64−8211号公報には、現像剤の漏出を現
像剤磁気ブラシで抑制する技術が記載されている。即
ち、特公昭56−32628号では回転部材に設けたネジ溝に
対向して磁石リングを固定配置しており、実公昭58−29
479号では非磁性又は弱磁性体の回転軸に対向して磁石
リングを固定配置しており、特公昭64−8211号では容器
に固定された磁石リングと回転軸に固定された磁石リン
グを同磁性同志で対向させ、両者間に反撥磁界を形成さ
せている。
発明が解決しようとする課題 しかし、これらの先行技術では、現像剤のシール能力
はまだ満足のゆくものを得ることが困難である。
本発明の目的は、容器間で現像剤に接して回転する部
材の駆動負荷をさ程増加させずに、回転部材の長手方向
端部からの現像剤漏出を容易に防止できる現像装置を提
供することである。
本発明の他の目的は、シール部材に起因する現像剤凝
集塊の発生を防止して画質の向上を可能にした現像装置
を提供することである。
本発明の他の目的は、高精彩の現像画像が得られる現
像装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、高画質のカラー画質を得る
のに適した現像装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、改良された磁気的シール手
段を備えた現像装置を提供することである。
課題を解決するための手段 上記諸目的は本発明に係る現像装置にて達成される。
要約すれば本発明は、磁性粒子を備える現像剤を収容す
る収容容器と、軸受け部で支持され、前記収容容器内で
現像剤と接触して回転可能な回転部材と、前記軸受け部
に近接して前記軸受け部よりも前記収容容器内側の位置
で前記回転部材を囲む非回転の磁石部材と、を有する現
像装置において、 前記回転部材の回転軸は少なくとも前記磁石部材が対
向する部分に前記磁石部材によって磁化される強磁性体
を備え、前記磁石部材と前記磁性体との間に形成される
磁界によって前記磁性粒子の磁気ブラシが形成され、こ
の磁気ブラシは前記強磁性体に支持されて回転する回転
部と、前記磁石部材によって支持され実質的に回転しな
い非回転部と、を備えることを特徴とする現像装置であ
る。
本発明の一実施態様によると、前記回転軸の方向に沿
って前記磁石部材と前記強磁性体との間に間隙が形成さ
れ、前記磁石部材は、前記磁石部材と前記強磁性体との
間隙に沿った方向に着磁されている。
本発明の他の実施態様によると、前記現像剤はトナー
粒子とキャリア粒子とを備え、前記磁性粒子は前記キャ
リア粒子である。又、前記トナー粒子の平均粒径は4〜
10μmであり、前記キャリア粒子の平均粒径は30〜80μ
mとすることができる。
本発明の他の実施態様によると、前記強磁性体と前記
磁石部材との間隙は前記キャリア粒子の平均粒径の10倍
よりも大きくされる。
本発明の他の実施態様によると、前記回転部材は前記
現像剤を撹拌し、前記装置は前記回転部材によって撹拌
された前記現像剤を、静電像を現像する現像領域へ担持
搬送する現像剤担持体を有する。
本発明の更に他の実施態様によると、前記磁石部材は
表面磁束密度が少なくとも600ガウスとされる。
実施例 以下、本発明に係る現像装置を図面に則して更に詳し
く説明する。
第2図を参照すると、本発明が適用できる画像形成装
置に一例としてのフルカラー電子写真複写機の全体的な
概略構成が示されている。第2図の複写機によると、複
写機の概略中央部には、表面に電子写真感光層を有した
像担持体としての感光ドラム30が配設され、矢印X方向
に回転駆動される。
感光ドラム30の略真上位置には一次帯電器Aが配設さ
れ、感光ドラム30の左側には回転式現像装置Bが配設さ
れ、感光ドラム30の略真下位置には転写装置(転写ドラ
ム)5が配設され、そして感光ドラム30の右側にはクリ
ーニング装置Cが配設されている。
また、電子写真複写機の上方部には、光学系Dが配設
され、この光学系Dは、ガラス板等の透明プラテン7上
の原稿0の画像を、前記一次帯電器Aと回転子現像装置
Bとの間に位置した露光部3にて感光ドラム30上に投影
(スリット露光)するように構成される。この露光によ
りドラム30に静電潜像が形成される。このような光学系
Dは、任意の光学系を利用し得るが、本実施例では、第
1走査ミラー111、この第1走査ミラー111に対して半分
の速度で同方向に移動する第2及び第3走査ミラー112
及び113、結像レンズ114、第4固定ミラー115を備えて
いる。
原稿照明光源116は、第1走査ミラー111と共に運動す
るように構成し、また、色分解フィルター117は、第4
固定ミラー115と露光部3との間に配置される。
第1、第2、第3走査ミラー111、112、113によって
走査された原稿0の反射光源は、レンズ114を通過後、
第4固定ミラー115を経て色分解フィルタ117により色分
解され、露光部3にて感光ドラム30上に結像される。
又、フルカラー電子写真複写機内の右側には、定着装
置1及び給紙装置Jが配設され、更に、前記転写装置5
と前記定着装置1及び給紙装置Jとの間には、それぞ
れ、転写剤搬送系35が配設されている。
上記構成にて、感光ドラム30は、色分解フィルタ117
によって、色分解された色毎に帯電、露光、現像、転写
及びクリーニング工程等の一連の画像形成プロセスが、
一次帯電器A、光学系D、回転式現像装置B,転写装置5
及びクリーニング装置Cによって施される。
ここで、上記した回転式現像装置Bは、回転支持体30
0と、この回転支持体300に略90゜の角度間隔で、それぞ
れ、着脱自在に保持させた複数の現像器、本実施例では
イエロー現像器101Y、マゼンタ現像器101M、シアン現像
器101C及びブラック現像器101Bの4個の現像器とを有し
ており、色分解されて感光ドラム30面に形成された各色
の潜像を、それぞれ対応する現像器の現像剤によって顕
像化する。すなわち、回転支持体300の略90゜ずつの回
転角制御により、所要の現像器の現像剤担持体、即ち現
像スリーブが感光ドラム30と対向する所定の現像位置に
位置移動して、この現像器による現像が実行される。現
像時、現像スリーブには交流、或いは直流電圧を重畳し
た交流等、サイン波、矩形波等の振動電圧が現像バイア
ス電圧として現像スリーブに印加され、感光ドラムにト
ナーを繰り返し付着、離脱させる工程を経て潜像が現像
される。なお、第2図は、感光ドラム30に対してブラッ
ク現像器101Bが対向位置している状態を示している。
このようにして現像された顕画像は、転写装置5に
て、給紙装置Jから供給される転写材Pに転写される。
すなわち、転写装置5は、典型的には、その周辺に転写
紙のような転写材Pを把持するためのグリッパ5aを有し
た転写ドラム5bを備えており、この転写装置5は、給紙
装置Jの転写材カセット31又は32からの転写材搬送系35
を経て給紙された転写材Pの先端をグリッパ5aで把持
し、感光ドラム30上の各色毎の顕画像を転写するべく回
転移送せしめる。なお、転写域には、転写帯電器5cが転
写ドラム5の内部に配置されている。
かくして、各色の顕画像が、即ち現像剤によるトナー
画像が順次転写された転写材Pは、グリッパ5aから解放
され、分離爪5dにて転写ドラム5bから剥離される。次い
で、転写ドラム5bから剥離された転写材Pは、転写材搬
送系Hによって定着装置Iへと送られ、この定着装置I
によって転写材P上のトナー画像は転写材P上に加熱定
着され、その後、転写材Pは、トレーK上へと放出され
る。
第3図は、第2図で示した回転現像装置Bの1つの現
像器の断面図である。この現像器は、現像剤11を収容し
た現像容器2を有する。現像容器2内には、感光ドラム
30上の潜像を現像するために感光ドラム30と対面した現
像部101へと現像剤11を担持し、搬送する現像スリーブ2
1が、現像容器2の開口部に矢印b方向に回転自在に設
けられる。
現像スリーブ21はアルミニウム、非磁性ステンレス鋼
(例えばSUS316)等の非磁性材で作製される。スリーブ
21の内部にはローラ状磁石22が固定配置されている。
又、現像スリーブ21の上方の容器2からの現像剤出口に
は、現像スリーブ21上の現像剤量を規制する現像剤層規
制部材としてのブレード23がスリーブとの間に所定の間
隔を設けて容器21に取り付けられている。
ブレード23は、アルミニウム、非磁性ステンレス鋼
(例えばSUS316)などの非磁性材料、又は鉄、ニッケ
ル、コバルト、又はそれらの合金などの強磁性材料で形
成され、現像スリーブ21との間の間隙の大きさにより現
像部へと搬送される現像剤の量、具体的には現像スリー
ブ21上の現像剤の厚さを規制する。従って、本実施例に
おいては、ブレード23の先端部と現像スリーブ21の表面
との間を非磁性トナーと磁性キャリア粒子からなる現像
剤が現像スリーブ21に担持されて通過し、現像部101へ
送られる。
又、現像スリーブ21の下方の容器2への現像剤の戻り
口には、強磁性部材10がスリーブ21との間に所定間隔を
設けて容器2に取り付けられている。この部材10は磁石
22の磁極N3との間に磁界を形成し、現像剤がスリーブ回
転方向と逆方向に容器2から漏出するのを防止してい
る。
斯る構成により、従来と同様に、現像スリーブ21の回
転によりN2極で汲み上げられた現像剤はS2極→N1極と搬
送され、その途中で規制部材23で規制され、現像剤薄層
を形成する。S1極は現像磁極であり、この磁極の磁界中
で穂立ちした現像剤が像担持体30上の静電潜像を現像す
る。その後N3極、N2極間の反撥磁界により現像スリーブ
21上の現像剤は現像容器2内へ落下する。
尚、現像スリーブ21には、電源20から、直流電圧が重
畳された交流電圧がバイアス電圧として印加され、これ
によって現像部101に、向きが交互に変化する交番電界
が形成される。この交番電解中でトナーとキャリアは激
しく振動し、トナーが現像スリーブ及びキャリアへの拘
束力を振り切って潜像に対応してドラム30に付着する。
容器2には、現像容器2内の現像剤11を撹拌し、前記現
像スリーブ21へと現像剤を供給する撹拌部材としての第
1回転スクリュー51及び第2回転スクリュー5が夫々ス
リーブ21の長手方向と実質的に平行に配置されている。
スクリュー51は現像部101を通過して容器2内に戻っ
てきて、N2極、N3極間の反撥磁界によりスリーブ21から
離脱した現像剤を受けてこれを撹拌し、スリーブの長手
方向に搬送する。
スクリュー52は補給ローラ53の回転によりトナー収容
室24から補給された新鮮なトナーと現像剤11を撹拌し、
スクリュー51により現像剤搬送方向と逆方向に搬送す
る。
スクリュー51、52間には隔壁25があるが、この隔壁25
にはスクリュー長手方向の両端部近傍に夫々開口26が設
けられていて、この開口26を通してスクリュー51から52
へ、またスクリュー52から51へ現像剤が授受される。即
ち、現像剤11は容器2内で循環移動する。スクリュー5
1、52により撹拌された現像剤は、スクリュー51付近か
らN2極の磁力によりスリーブ21に汲み上げられる。現像
剤中のトナーは上記撹拌中に、キャリアとの間の摩擦で
潜像を現像する極性に摩擦帯電される。
現像剤11は、絶縁性、非磁性トナーと、磁性粒子(キ
ャリア)とからなる2成分現像剤であり、非磁性トナー
としては重量平均粒径4μm以上10μm以下のものが好
適である。本実施例においては重量平均粒径が8μmの
カラー複写機用トナーを用いた。また、より鮮明なカラ
ー像を形成するためには、トナーの重量平均粒径をMと
し、トナー粒子の粒径をrとした場合に、1/2M<r<2/
3Mの範囲に90重量%以上のトナー粒子を含み、0<r<
2Mの範囲に99重量%以上のトナー粒子を含むトナーが用
いられることが好ましい。
尚、トナーの粒度分布及び重量平均粒径は例えば、下
記測定法で測定されたものを使用する。
測定装置としてはコールターカウンターTA−II型(コ
ールター社製)を用い、個数平均分布、重量平均分布を
出力するインターフェイス(日科機製)及びCX−iパー
ソナルコンピユータ(キャノン製)を接続し、電解液は
1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調製す
る。
測定法としては前記電解水溶液100〜150ml中に分散剤
として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩)を0.1〜5mlを加え、さらに測定試料0.5〜50mg
を加える。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約1〜3分間
分散処理を行い、前記コールターカウンターTA−II型に
よりアパチヤーとして100μmアパチヤーを用いて2〜4
0μmの粒子の粒度分布を測定する。
これら求めた分布より、サンプルの重量平均粒径が得
られる。
尚、トナーとは着色樹脂粒子(結着樹脂、着色剤、必
要によりその他の添加剤を含有)そのもの、及び疎水性
コロイダルシリカ微粉末の如き外添剤が外添されている
着色樹脂粒子を包含している。
トナーに使用される結着樹脂としては、スチレン−ア
クリル酸エステル樹脂、又はスチレン−メタクリル酸エ
ステル樹脂の如きスチレン系共重合体又はポリエステル
樹脂が例示される。特にカラートナーの定着時における
混色性を考慮した場合、ポリエステル樹脂がシャープな
溶融特性を有するのでより好ましい。
一方、磁性粒子(キャリア)は、重量平均粒径30〜80
μm、好ましくは40〜70μmで、本実施例においては、
重量平均粒径50μmのものを用いた。また、抵抗値が10
7Ωcm以上、好ましくは108Ωcm以上、更に好ましくは10
9〜1012cmのものが用いられる。このようなキャリア粒
子としてはフェライト粒子(最大磁化60emu/g)、又は
これに薄く樹脂コーティングしたものが良好に使用でき
る。
尚、キャリアの重量平均粒径は以下の通りにして測定
できる。
即に、先ず、以下の手順でキャリアの粒度分布を測定
する。
1.試料約100gを0.1gの桁まで計り取る。
2.篩は、100メッシュから400メッシュの標準篩(以下
「篩」という)を用い、上から100、145、200、250、35
0、400の大きさの順に積み重ね、底には受け皿を置き、
試料は一番上の篩に入れてふたをする。
3.これを振動機によって水平旋回数毎分285±6回、摺
動回数毎分150±10回で15分間ふるう。
4.ふるった後、各篩及び受け皿内の鉄粉を0.1gの桁まで
計り取る。
5.重量百分率で少数第2位まで算出し、JIS−Z8401によ
って少数第1位まで丸める。
ただし、篩の枠の寸法は篩面から上の内径が200mm、
上面から篩面までの深さが45mmであること。
各部分のキャリア粒子の重量の総和は、始めに取った
試料の質量の99%以下であってはならないこと。
又、平均粒径は上述の粒度分布測定値より、下式に従
って求める。
平均粒径(μ)=(1/100)×{(100メッシュ篩の残量)×140 +(145メッシュ篩の残量)×122+(200メッシュ篩の残量)×90 +(250メッシュ篩の残量)×68+(350メッシュ篩の残量)×52 +(400メッシュ篩の残量)×38+(全篩通過量)×17} キャリアの500メッシュ以下の量は50gの試料量を500
メッシュ標準篩上に乗せて下から吸引して重量減少から
算出する。
磁性キャリア粒子、例えばフェライト粒子又は樹脂コ
ートされたフェライト粒子の抵抗値の測定は測定電極面
積4cm2、電極間間隙0.4cmのサンドイッチタイプのセル
を用い、片方の電極に1Kg重量の加圧下で、両電極間の
印加電圧E(V/cm)を印加して、回路に流れた電流から
磁性粒子の抵抗値を測定した値である。
第1図に本発明の特徴部分である、回転部材とその軸
受部分とが図示される。
本実施例では、回転部材である第1スクリュー51及び
第2スクリュー52の回転軸1(1a、1b)の両端部は軸受
け部を構成するボールベアリング、滑り軸受などの軸受
部材6を介して現像容器2の側壁2aに回転自在に支持さ
れる。回転軸1の軸方向の移動はストップリング62にて
規制される。軸受部材6は合成樹脂等の非磁性体である
容器側壁2aに固定されている。尚、第1図は軸1の一端
部側のみを示すものであるが、他端部側もこれと同様に
構成されている。これは他の図面についても同様であ
る。
軸1の長手方向に関して、軸受6よりも容器の内側よ
りには、磁石部材としての円筒状の磁石リング8が設け
られており、これは容器側壁2aに固定されている。又、
磁石リング8は、その内周面が間隙を介して軸1と対向
している。本実施例にて、磁石リング8は軸1の半径方
向に着磁されており、第1図では磁石リング8は、外周
面がN極、内周面がS極に着磁されているが、外周面が
S極、内周面がN極に着磁されていてもよい。
一方、軸1は、鉄、コバルト或いはニッケル、又はそ
れらの合金などとされる強磁性体で作製される。通常、
コストの安い点から、鉄で作製するのが好ましい。ま
た、この強磁性体は、(1/2)・(BH)maxが0.7J/m3
下である。尚、(BH)maxは、Bを残留磁束密度、Hを
保磁力としてB×Hの最大値、即ち最大エネルギー積を
示す。
斯る構成により、円筒磁石8の磁力により強磁性回転
軸1が磁化され、円筒磁石8と磁性回転軸1との間に磁
気回路が形成され、内周面側の磁極Sからの磁力線が軸
1に向って立ちやすくなる。これにより円筒磁石8と強
磁性回転軸1との間隙部に現像剤11による密なる磁気ブ
ラシMが形成される。
磁気ブラシMの殆どは円筒磁石8に拘束されているた
め、強磁性回転軸1が回転しても実質的に不動のブラシ
として作用し、それによって、現像剤が強磁性回転軸1
に沿って軸受部材6へと漏出するのを阻止する作用をな
す。つまり、円筒磁石8と強磁性回転軸1との間隙に形
成される現像剤11による磁気ブラシMは端部シール部材
としての機能をなす。
しかしながら、第1図の実施例において、次に説明す
る弾性シール部材7が設けられていない場合には、つま
り、円筒磁石8だけの構成では、現像動作を長時間繰り
返し行っていくと、回転軸1の回転に伴う現像剤11の撹
拌、循環、搬送による動きにより、磁気ブラシMは現像
剤11による押圧力を絶えず受けることになり、磁気ブラ
シMを形成している現像剤は徐々に軸受部材6へと漏出
し、前述の従来例よりは耐久性はあるが、従来例の欠点
として述べたと同様の問題を引き起こすことがある。
そこで斯かる不都合をも解決するために、第1図の実
施例では、軸受6と磁石8の間の位置で、容器側壁2aに
固定されたオイルシール等の弾性シール部材7を軸1の
外周面に当接させている。本実施例では、ベアリング6
と弾性シール部材7とは隔壁2bにて仕切られているが、
隔壁2bは必須ではない。
このように、上記磁気ブラシ部より徐々に漏出する現
像剤を該弾性シール部材7の回転軸表面との当接部でシ
ールする構成をとることにより、シール効果をより高
め、耐久性のよりよい現像装置を提供することができ
る。
つまり、現像剤11の撹拌、循環、搬送による動きに伴
う現像剤11による押圧は、円筒磁石8部位に形成される
磁気ブラシMにより一度封止されるため、弾性シール部
材7の回転軸1との当接部が現像剤による強い押圧を受
けることはなく、弾性シール部材7によるシール効果を
飛躍的に高く維持することができる。更に、前記磁気ブ
ラシは現像剤に対してソフトなシール部材として作用す
るため、この部分でトナーが溶融凝集することはない。
又、もし、現像動作が繰り返されることにより弾性シー
ル部材7の当接部にて、徐々に磁気ブラシM部より漏出
した現像剤の一部が弾性シール部材7と摺擦され、溶融
凝集塊となったとしても、円筒磁石8部のブラシM部を
通って現像容器内へ該溶融凝集塊を戻す力が作用しない
ため、該溶融凝集塊が順次現像容器内に混入し可視画像
上に異常画像として現われることはない。
第1図の構成で、弾性シール部材7を設けない場合、
現像動作を繰り返したところ、A4紙4万枚付近から回転
軸1の駆動トルクの上昇が認められ4万5千枚付近で軸
受部材6の回転軸1との摺擦部及び軸受部材6内に侵入
した現像剤が溶融固着し、軸受部材6が回らなくなり回
転軸1の駆動ギヤ(図示せず)が破損してしまった。し
かし、画像上に溶融凝集トナー塊に起因する異常は発生
しなかった。
一方、弾性シール部材7を第1図のように設けて25万
枚の現像複写動作を繰り返したところ画像上に溶融凝集
塊による異常画像は現われず、又、回転軸1の駆動トル
クも増加せず、さらに長期間使用後の現像装置を分解確
認したところ、弾性シール部材7の回転軸1との当接部
で充分なシール効果が維持され、現像剤が軸受部材6側
へ漏出していないことも確認された。
前述の実施例においては、現像剤11は非磁性トナーと
磁性粒子(キャリア)とを混合した2成分現像剤を用い
たが、マグネタイト等の磁性粉を含有した重量平均粒径
8μmの磁性トナーを主成分とする1成分磁性現像剤を
用い、第1図の現像装置を用いて繰り返し画像出しを行
った。50万枚の現像複写動作を繰り返したところ得られ
た画像上に溶融凝集塊による異常画像は現われず、磁性
回転軸1の駆動トルク増加も認められず、耐久性の良い
現像装置であることが確認できた。
尚、弾性シール部材7としてはゴム、プラスチック、
金属板バネ、フェルト等が使用できる。
ところで、第1図の例で弾性シール部材7を設けない
場合は、前述の先行技術文献に記載のものよりシール効
率は向上されているとは言え、長時間繰り返し多数枚の
複写動作を行っている内、現像剤の軸受6への漏出両が
無視できなくなる点につき検討したところ、磁石リング
8の着磁方向を第1図の如くリングの半径方向とした場
合は、内周面側の磁極Sからの磁力線の多くが強磁性体
軸1中を通らずに外周面側の磁極Nに回り込むこと、即
ち、磁極Sから軸1に対する磁力の集中度が、シール効
果を更に向上させるには未だ不足していることが判明し
た。以下の実施例は磁石リング8から強磁性体軸への磁
力の集中度を高め、磁気ブラシによるシール効果を更に
向上して弾性シール部材7を不要にしたものである。
第4図で、側壁2aに固定された円筒磁石81は、その厚
み方向、換言すれば強磁性回転軸1の軸方向に対して平
行に着磁される。即ち、本実施例では、現像容器2の内
側に面した内側面がN極に、ベアリング6に対面した外
側面がS極に着磁されている。内側面をN極に、外側面
をS極に着磁してもよい。本実施例でベアリング6と円
筒磁石81とは隔壁2bにて仕切られているが、隔壁2bは必
須ではない。
このように、強磁性回転軸1の端部に円筒磁石81を配
置することにより、円筒磁石81の磁力により強磁性回転
軸1が磁化され、円筒磁石81と強磁性回転軸1との間に
磁気回路が形成され磁界が集中し、円筒磁石81と強磁性
回転軸1との間隙部に現像剤11による密なる磁気ブラシ
Mが形成される。即ち、両磁極N、S間に伸びる磁力線
mの多くが強磁性体軸1中を通ることになるので、強磁
性体軸1に対する磁界集中がより強くなり、軸1に対し
て立った状態の磁力線が増加する。そしてこの強い集中
磁界中で強磁性体回転軸1に拘束される現像剤量が増加
するので、該磁気ブラシMは円筒磁石81に拘束される部
分M1と、強磁性回転軸1に拘束される部分M2に分かれ、
ブラシの途中が切断された形でブラシ部分M2が回転す
る。
従って、実質的に不動の磁気ブラシM1の内側を、軸1
の回転に伴って磁気ブラシM2が回転し、それによって円
筒磁石8と磁性回転軸1との間隙部におけるシーリング
が達成される。このために、現像剤11に加わるストレス
は磁気ブラシM1、M2間の摺擦のみとなるので小さく、先
述の実公昭58−29479号公報等に記載の装置のように固
定の磁気ブラシが固い回転軸と摺擦し、そのために現像
剤に強いストレスが加わるといった問題を解決すること
ができ、更に、回転軸の表面粗さの影響も少なくシーリ
ングをより確実に行うことができる。
以上のように、磁性回転軸1を磁化し、磁性回転軸1
と円筒磁石8の両者に拘束された磁気ブラシM1、M2の摺
擦によりシーリングを確実に行う構成を実現する際の、
磁気ブラシMを構成する磁性キャリアの形状や、磁性回
転軸1と円筒磁石8の位置関係、更には円筒磁石8の磁
力に関する好ましい条件について更に詳しく説明する。
磁気ブラシM(M1、M2)の摺擦状況を観察するに、現
像剤、主に磁性キャリアからなる磁気ブラシMは軸1の
回転に伴って途中で切断され、切断されたキャリアは、
更に隣りのキャリアと繋がり、又切断されるという工程
を経ながら、強磁性回転軸1と円筒磁石8間の空隙のシ
ーリングを行っているので、磁気ブラシMと強磁性回転
軸1との摺擦はないが微視的にはキャリア同士が衝突を
繰り返している。
従来、一般に使用されている現像剤であればこの程度
のストレスの影響は少ないが、カラー画像形成装置など
においてフルカラー画像を得るためにシャープな溶融特
性を持つトナー(例えばポリエステル樹脂をバインダー
とするもの)を使用した現像剤が必要とされる場合に
は、キャリアの形状が重量となってくる。特に、キャリ
アに角があったり、面で擦れあったりした場合には、そ
れが原因でトナーの溶融物が発生し、これが核となって
現像剤の凝集塊となり、現像容器内に順次混入し現像画
像上に異常画像として現われることがある。
従って、このような不都合を防止するには、現像剤に
使用される磁性キャリアの形状は球形であることが好ま
しい。本明細書にて、「球形」とは、長軸と短軸の比が
3倍以下で、突起のない形状を意味する。
実際に、本発明者らの研究実験の結果によると、この
ような球形のキャリアを用いることにより安定したシー
リングが長期に亘って得られた。
更に、磁気ブラシMが途中で切断と接続を繰り返しな
がらシーリングを行う構成とされるために、強磁性回転
軸1と円筒磁石8との間で、磁気ブラシMの自由度が或
る程度必要となってくる。磁性回転軸1と円筒磁石8の
距離が近すぎるとトナーの溶融物が発生しやすくなる。
数多くの実験の結果、第4図に示す強磁性回転軸1の
外周面と円筒磁石81の内周面との好ましい間隙距離L
は、キャリアの重量平均粒径をdとすると、L>10であ
り、更に好ましくはL≧15dであることが分かった。距
離Lが10dより小さいと前述したように、キャリアの動
きが悪くなり溶融物が発生し画像上に異常が現れること
がある。距離Lの上限値は、使用される現像剤、強磁性
回転軸1、円筒磁石8などにより、シーリングを達成す
るに適した値が、設計者によって適当に選定される。
本発明者らの実験結果によると、本発明では上述の如
くに、回転する磁気ブラシM2と固定した磁気ブラシM1
が切断と接続を繰り返しながらシーリングを行う構成と
されるので、50万枚連続して画像出しを行なったとき極
く僅かではあるがシーリングの外側に現像剤が漏れる場
合が有った。しかしながらこれにより溶融物が発生した
り、ベアリング6の回転が止まってしまうような問題は
発生しなかった。
しかしながら、磁力線に沿って形成されたキャリアの
鎖が切断し、接続するというシーリングの工程において
は強磁性回転軸の回転に伴いキャリアの磁気ブラシM2
回転しているので強磁性回転軸1の回転時のブレが小さ
く抑制されていることが好ましい。これは軸受6自体の
精度や軸受6の側壁2aへの取付精度を向上することで達
成される。もし軸ブレが存在する場合は、実験の結果円
筒磁石81の任意の位置での強磁性回転軸1の回転に伴う
軸ブレにより発生する強磁性回転軸1と円筒磁石8の間
隙距離Lの変動の最大値をΔLとし、キャリアの重量平
均粒径をdとすると、ΔL<4dの範囲に留めることが好
ましいことが分かった。ΔLが4dより大きい場合には、
強磁性回転軸1の回転に伴い軸1に拘束さている磁気ブ
ラシM2と、円筒磁石81に拘束されている磁気ブラシM1
の間に空隙ができ、そこから現像剤が漏れ、長時間連続
作動した場合に円筒磁石81とベアリング6の間に現像剤
11が詰まってしまいベアリング6のシール部より漏洩す
るベアリングオイルにより現像剤が溶融凝集したり、ベ
アリング6内に侵入した現像剤とベアリングオイルが溶
融固着し、ベアリング6が回らなくなるという問題が発
生した。更に軸ブレが大きい場合には強磁性回転軸1と
円筒磁石81の距離Lが詰まった場合にブラシ間の圧力が
高まり、そこで現像剤の溶融物が発生し、画像上に異常
が現れる。このために、上述したように、ΔL<4dの条
件が好ましく、この条件の範囲にあれば長期に亘って安
定したシーリングが得られる。
更に、本発明では円筒磁石が作り出す磁界により強磁
性回転軸1を磁化し、現像剤のシーリングを行なってい
るので、回転軸1は前記の如く強磁性体であることが必
要であり、又、円筒磁石の表面磁束密度は少なくとも60
0ガウス以上が好ましい。
本発明者らの実験の結果によると、シーリング部の小
型化を図るために、円筒磁石81として内径10mm、外径13
mmとし、厚さ2mmのマグネットを使用し、マグネットの
表面磁束密度を600ガウス以上にするにはマグネットの
最大磁気エネルギー積(B・H)maxが7.0(MGOe)必要
となった。希土類の合金粉を結着したプラスチックマグ
ネットを使用することによりこの条件を満たすことがで
きた。
次に、第4図の装置を用いた実験例を説明する。
実施例1 円筒磁石81として内径10mm、外径13mmとし、厚さ2mm
の、Sm2CO17を結着したプラスチックで形成されたマグ
ネットを使用した。
使用した磁性キャリアの重量平均粒径dは50μmであ
り、円筒磁石81と鉄製回転軸1の間隙距離Lに関しては
L>10dを満たすために、回転軸1の径を8mmとした。つ
まり、L=20dであった。
更に、軸ブレによる強磁性回転軸1と円筒磁石81の距
離の変動の最大値ΔLを100μm以下に抑えてA4紙で50
万枚連続して画像出しを行なった。
画像に異常が発生することなく安定した画像が得られ
た。又、磁性回転軸1の駆動トルクも増加せず、現像剤
のベアリング6側への漏出もなかった。
比較例1 実施例1と同一の構成で、軸ブレによる強磁性回転軸
1と円筒磁石81の距離の変動最大値ΔLを、ΔL>4dと
なるように、250μmに設定したところ2万枚過ぎから
画像異常が発生した。
比較例2 実施例1の円筒磁石の内径を9mmとし、強磁性回転軸
1と円筒磁石8の距離LをL=10dと設定した以外は実
施例と同一の構成で画像出しを行なった。1万枚過ぎか
ら画像に異常が発生した。
実施例2 実施例1の円筒磁石81の外径を14mmとし、又、円筒磁
石81として、マグネットの最大磁気エネルギー積(B・
H)maxが5.0(MGOe)の希土類プラスチックマグネット
を用いたところマグネットの表面磁束密度が800Gとなっ
た。
このように、マグネットの材質と外径を変えた以外は
実施例1と同一の構成で画像出しを行なった。50万枚連
続画像出しを行なっても画像に異常が発生することなく
安定した画像が得られた。又、磁性回転軸1の駆動トル
クも増加せず、現像剤11のベアリング6側への漏出もな
かった。
実施例3 実施例2の円筒磁石の内径を5.5mmとし、強磁性回転
軸1と円筒磁石8の距離をLをL=15dと設定した以外
は実施例2と同一の構成で画像出しを行なった。50万枚
連続して画像出しを行なっても画像に異常が発生するこ
となく安定して画像が得られた。又、磁性回転軸1の駆
動トルクを増加せず、現像剤11のベアリング6側への漏
出もなかった。
上記各実施例においては、体積平均粒径8μmの非磁
性トナーと重量平均粒径50μmの磁性粒子(キャリア)
を用いた2成分現像剤を用いたが、本発明は、これに限
定されるものではなく、従来用いられている粒径の2成
分現像剤及び1成分磁性現像剤、更には微細粒径の2成
分現像剤及び1成分磁性現像剤をも好適に使用しえるも
のである。
尚、以上の実施例では軸1の全体を鉄等の強磁性体製
としたが、軸1の磁石8又は81と対抗する部分1′のみ
を鉄等の強磁性としてもよい。この場合は鉄等の短軸に
ステンレス鋼等の非磁性の長軸を接合したり、非磁性の
軸本体の1′の部分に鉄等の強磁性体のリングを嵌合す
る等すればよい。
また、スクリュー軸端部のシール方法も、本実施例に
限定されず、例えば反撥磁界等により磁力線を強磁性体
軸に集中させ磁気ブラシを形成させてシールする方法を
用いてもよい。
更に、現像スリーブ21の両端部の軸に対しても以上の
シール手段が適用できるが、現像スリーブ端部からの現
像剤の漏出防止には特願平1−82849号に示したシール
手段が適用できるので、参考のために以下それを説明す
る。
現像スリーブ21は、第5図に図示されるように、両端
に回転支持軸21a(第5図には片側の端部のみが図示さ
れる)を有し、現像容器2の側壁2aに軸受12を介して回
転自在に支持される。尚、スリーブ21、スクリュー51、
52はギア列(図示せず)で連結され、モータによって連
動回転される。
第5図に示されているように、現像スリーブ21の両端
部において、該現像スリーブ21の容器2内に位置する部
分を包囲する態様にて板状強磁性部材26が配置され、現
像容器側壁2aに固定的に取付けられる。板状強磁性部材
26はスリーブ21の両端部に、このスリーブ21の回転方向
に沿って配置され、スリーブ21に近接対向している。そ
してこの強磁性部材26は磁石22の形成する磁界内に位置
している。
強磁性部材26は、厚さ(t)が0.2〜1mm程度の鉄板、
ニッケル板、コバルト板、又はそれらの合金製の板の如
き強磁性材料にて作製されるのが好ましい。これらの材
料は(1/2)・(BH)maxが0.7J/m3以下である。(BH)m
axは、Bを残留磁束密度、Hを保磁力として、B×Hの
最大値で、最大エネルギー積を示す。
強磁性部材26と現像スリーブ21周面との間の空隙
(g)は、限定されるものではないが、0.3〜2mmの範囲
で適当に選択される。
本実施例で、強磁性部材26は現像スリーブ21の周面と
の間に一様な空隙(g)を形成するべく、現像スリーブ
21と同中心を有した幅(w)を有した部分的環状とされ
るが、その形状は設計者が所望に応じて種々の形状とす
ることができる。重要なことは、強磁性板26が非接触状
態にて現像スリーブ21の周面に沿って配置されることで
ある。又、強磁性板26の側面が現像スリーブ21周面の法
線に対してなす角度は現像剤の漏出をより確実に防ぐ点
で45゜以下が好ましい。
又、強磁性板26は、現像スリーブ21の周面全部にわた
って配置されるのが好ましいが、現像スリーブ21の容器
2内に位置する部分のみに対向配置してもよい。
このように、現像スリーブ21の両端部に強磁性板26を
配置することにより、現像スリーブ21の内部に設けた磁
石ローラ22の磁力によって強磁性板26が磁化され、磁石
ローラ22と、該強磁性板26との間に磁気回路が形成さ
れ、強磁性板26の現像スリーブ21側先端部に磁界が集中
し、従って該強磁性板26と現像スリーブ21との間の空隙
部(g)に第6図に示すように現像剤による密な磁気ブ
ラシmが形成される。該磁気ブラシmは、現像剤が現像
スリーブ21に沿って現像容器側壁2aと現像スリーブ21表
面との間の隙間を通って軸受12へと進入することや、容
器外に飛散することを阻止する作用をなす。つまり、強
磁性板26と現像スリーブ21との間の空隙部(g)に形成
される現像剤による磁気ブラシmは端部シール部材とし
ての機能をなす。尚、現像剤が2成分現像剤の場合は、
ブラシmは磁性キャリア粒子の磁気ブラシであり、1成
分現像剤の場合は磁性トナーのブラシである。
第7図に他の実施例を示す。本実施例によると、強磁
性板26に隣接して強磁性板26と軸受12の間の位置で先端
部が現像スリーブ22に弾性的に撓んだ状態で当接する弾
性体シートから成る補助シール部材27を並設することが
できる。該補助シール部材27としては、例えば厚さ0.1
〜0.5mm程度のポリエチレンテレフタレート、ウレタン
ゴムシート等が好適である。このように補助シール部材
27を設けることにより、強磁性板26と現像スリーブ22と
の間の空隙部(g)に形成された現像剤による磁気ブラ
シの一部が軸受12の方へと飛散するのを更に確実に防止
することができる。尚、補助シール部材27は、強磁性板
26がスリーブ21に対向するのと略同じ周長もわたってス
リーブ21に当接するのが好ましい。
第8図には、更に好ましい他の実施例が示される。
磁石ローラ22の磁極の数及び配向位置は、第3図に図
示するように構成する必要はなく他の極数、或いは他の
種々の配向位置にて構成し得るが、第3図に示す実施例
のN3極、N2極の形成する反撥磁界部に隣接した空隙部
(g)においては、現像剤による磁気ブラシの形成が他
に比べて弱くなる傾向がある。従って、もし斯る空隙部
分より現像剤が軸受12の方へと移動した場合にはこの現
像剤を捕獲するために、補助シール部材として磁石28を
設けることができる。該磁石28は、強磁性板26と軸受12
の間の位置で現像スリーブ21の周面に沿って強磁性板26
と同じ領域にわたって形成された部分的環状永久磁石
(磁石粉が内部分散されたゴム磁石、プラスチック磁石
等が適用できる)とされ、本実施例では内側表面がS極
に、外側表面がN極に着磁されており、特にN3極、N2
間の反撥磁界領域からの現像剤の漏れをシールする。本
実施例によると、一旦磁石28で捕獲された現像剤は、該
磁石28と現像スリーブ21表面との間の空隙部で磁気ブラ
シを形成し、それ以降にN3極と、N2極間の反撥磁界領域
からの現像剤の濡れをシールする機能をなす。
このようにスリーブ21の長手方向両端部も、スリーブ
間の磁石22と協働して磁気的に現像剤の漏出を防止する
ことにより、現像剤の溶融小粒塊の発生を更に防止する
ことができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明に係る現像装置は、軸受
け部に対する磁気シールを磁石部材と強磁性体とで形成
される磁気ブラシとして、この磁気ブラシが強磁性体に
支持されて回転する回転部と、磁石部材によって支持さ
れ実質的に回転しない非回転部と、を備えることによ
り、回転部と非回転部との形成により磁気シールに隙間
を作ることなく、現像剤に加わるストレスも回転部と非
回転部との間の摺擦による軽いストレスだけとなるの
で、現像剤が溶融凝集することなく良好な磁気シール結
果を得ることができる。従って、本発明の現像装置によ
れば、現像容器内で現像剤に接して回転する部材の駆動
負荷をさ程増加させずに回転部材の長手方向端部からの
現像剤の漏出を容易に防止でき、更に、現像容器内に収
容した現像剤が溶融凝集して可視画像上に影響を及ぼす
といったことはなく、又、例え一部で溶融凝集した現像
剤が作られたとしても、可視画像上に影響を及ぼすこと
はなく、常に高精細の画像を得ることができ、特に高画
質のカラー画像を得るのに適している。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明に係る現像装置の回転部材の回転軸端
部を示す断面図である。 第2図は、本発明が適用できるカラー電子写真複写機の
概略構成図である。 第3図は、本発明の一実施例を示す現像装置の横断面図
である。 第4図〜第8図は、本発明に係る現像装置の他の実施例
の回転部材の回転軸端部の断面図である。 第9図〜第11図は、従来の現像装置の回転部材の回転軸
端部の断面図である。 1:回転軸 2:現像容器 6:軸受部材 7:弾性シール部材 8、28、81:磁石部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−124075(JP,A) 特開 昭62−73283(JP,A) 特開 昭58−224365(JP,A) 特開 昭58−174971(JP,A) 実開 昭60−41959(JP,U) 実開 平3−20356(JP,U) 実開 昭56−147464(JP,U) 特公 昭64−8211(JP,B2) 実公 昭58−29479(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/08 - 15/095

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性粒子を備える現像剤を収容する収容容
    器と、軸受け部で支持され、前記収容容器内で現像剤と
    接触して回転可能な回転部材と、前記軸受け部に近接し
    て前記軸受け部よりも前記収容容器内側の位置で前記回
    転部材を囲む非回転の磁石部材と、を有する現像装置に
    おいて、 前記回転部材の回転軸は少なくとも前記磁石部材が対向
    する部分に前記磁石部材によって磁化される強磁性体を
    備え、前記磁石部材と前記磁性体との間に形成される磁
    界によって前記磁性粒子の磁気ブラシが形成され、この
    磁気ブラシは前記強磁性体に支持されて回転する回転部
    と、前記磁石部材によって支持され実質的に回転しない
    非回転部と、を備えることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】前記回転軸の方向に沿って前記磁石部材と
    前記強磁性体との間に間隙が形成され、前記磁石部材
    は、前記磁石部材と前記強磁性体との間隙に沿った方向
    に着磁されていることを特徴とする請求項1の現像装
    置。
  3. 【請求項3】前記現像剤はトナー粒子とキャリア粒子と
    を備え、前記磁性粒子は前記キャリア粒子であることを
    特徴とする請求項1又は2の現像装置。
  4. 【請求項4】前記トナー粒子の平均粒径は4〜10μmで
    あり、前記キャリア粒子の平均粒径は30〜80μmである
    ことを特徴とする請求項3の現像装置。
  5. 【請求項5】前記強磁性体と前記磁石部材との間隙は前
    記キャリア粒子の平均粒径の10倍よりも大きいことを特
    徴とする請求項3又は4の現像装置。
  6. 【請求項6】前記回転部材は前記現像剤を撹拌し、前記
    装置は前記回転部材によって撹拌された前記現像剤を、
    静電像を現像する現像領域へ担持搬送する現像剤担持体
    を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項
    に記載の現像装置。
  7. 【請求項7】前記磁石部材は表面磁束密度が少なくとも
    600ガウスであることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかの項に記載の現像装置。
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