JPH07271137A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07271137A
JPH07271137A JP6079767A JP7976794A JPH07271137A JP H07271137 A JPH07271137 A JP H07271137A JP 6079767 A JP6079767 A JP 6079767A JP 7976794 A JP7976794 A JP 7976794A JP H07271137 A JPH07271137 A JP H07271137A
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image
developing
developing device
image forming
forming apparatus
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Yuji Sakami
裕二 酒見
Hisashi Fukushima
久史 福島
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電潜像が形成される像担持体1と、光束を
放出する光源と、被記録画像信号に対応して前記光源の
1画素当り光束放出時間長を制御する制御手段と、前記
光源からの光束を前記像担持体上で主走査方向に走査し
静電潜像を形成する手段3と、複数の現像手段4Y・4
C・4M・4Kを有し、該複数の現像手段を選択して像
担持体の静電潜像の現像を行なう画像形成装置におい
て、現像器着脱時にかぶりやキャリア付着が発生せず安
定して画像形成が行なえるようにすること。 【構成】 前記光源の1画素当り光束放出時間長の最大
値が現像動作を行なう現像手段に応じて異なること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式・静電記
録方式等の複写機・レーザビームプリンタなどの画像形
成装置に関する。
【0002】より詳しくは、静電潜像が形成される像担
持体と、光束を放出する光源と、被記録画像信号に対応
して前記光源の1画素当り光束放出時間長を制御する制
御手段と、前記光源からの光束を前記像担持体上で主走
査方向に走査し静電潜像を形成する手段と、複数の現像
手段を有し、該複数の現像手段を選択して像担持体の静
電潜像の現像を行なう画像形成装置に関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】図6に電子写真方式のカラー画像形成装
置の一例の概略構成を示した。
【0004】このカラー画像形成装置は矢印方向に回転
自在に担持された像担持体としての感光体ドラム1を備
え、該感光体ドラム1の周囲には、感光体ドラム1表面
を一様に帯電する帯電器2(本例ではコロナ帯電器)、
感光体ドラム1上に画像情報に応じた静電潜像を形成す
る像露光手段3、感光体ドラム1上に形成された静電潜
像を可視画像に現像する現像装置4、記録材担持体とし
ての転写ドラム5aを含む転写装置5、感光体ドラム1
上に残留する現像剤を除去するクリーナ6等がそれぞれ
配設されている。
【0005】上記像露光手段3は、本例では、ポリゴン
ミラー,レンズ系等からなり、図示しない原稿走査部か
ら得られた反射光像を例えば色分解フィルタによって色
分解した各色毎のカラー画像信号によって変調されたレ
ーザ出力部からの光像又はこれに相当する光像Eを感光
体ドラム1(例えば直径82mm)上に照射して各色の
カラー画像信号に対応する静電潜像を形成するレーザビ
ーム露光装置である。
【0006】また、上記現像装置4として、本例では、
中心軸4bの回りに回転する回転体4aに4個の現像
器、例えばブラック現像器4K、シアン現像器4C、マ
ゼンタ現像器4M、イエロー現像器4Yをそれぞれ搭載
し、所要の現像器を感光体ドラム1に対向した現像位置
へと回転移動させて感光体ドラム1上の潜像を現像する
回転式現像装置が使用されている。
【0007】このカラー画像形成装置全体の動作シーケ
ンスについて、フルカラーモードの場合を例にとって簡
単に説明すると、まず、感光体ドラム1は帯電器2によ
って均一に帯電される。次に、原稿の、例えばシアン画
像信号により変調されたレーザ光により画像露光が行な
われて感光体ドラム1上に静電潜像が形成され、この潜
像は予め現像位置に定置されたシアン現像器4Cによっ
て現像が行なわれ、感光体ドラム1上に樹脂を基体とし
たトナーによりシアンの可視画像(トナー像)が形成さ
れる。
【0008】一方、記録材カセット7a又は7b又は7
cから、ピックアップローラ,給紙ガイド,給紙ローラ
等よりなる搬送系によって図中に点線で示した紙パスに
従って送給された転写紙のような記録材、もしくは手差
し給紙部40から給送された記録材は、所定タイミング
に同期して、転写装置5の転写ドラム5aに巻き付けら
れる。
【0009】この転写装置5は、本例では、記録材担持
体としての転写ドラム5a(例えば直径164mm)、
感光体ドラム1上のトナー像を記録材へ転写するための
転写用コロナ帯電器5b、記録材を転写ドラム5aに吸
着させるための吸着帯電手段である吸着用コロナ帯電器
5cと対向極としての吸着用(当接用)ローラ5g、内
側コロナ帯電器5d及び外側コロナ帯電器5eとを有
し、回転駆動されるように軸支された転写ドラム5aの
周面開口域には、記録材担持手段であるフィルム状の誘
電体からなる記録材担持シート5fが円筒状に一体的に
張設されている。
【0010】転写ドラム5aは感光体ドラム1と同期し
て図示矢印方向に回転され、シアン現像器4Cで現像さ
れたシアントナー像は転写部において転写用帯電器5b
によって記録材担持シート5f上に担持された記録材に
転写される。
【0011】転写ドラム5bはそのまま回転を継続し、
次の色(例えばマゼンタ)の画像の転写に備える。
【0012】また、トナー像が転写された感光体ドラム
1はクリーナ6によって残留トナー等の付着物がクリー
ニングされ、再び帯電器2によって一様帯電され、次の
マゼンタ画像信号により変調されたレーザ光により前述
のような画像露光を受ける。この間に現像装置4は回転
し、マゼンタ現像器4Mが所定の現像位置に定置されて
いて所定のマゼンタ現像を行なう。
【0013】このマゼンタトナー像は転写部において転
写用帯電器5bによって記録材担持シート5f上に担持
された記録材に転写され、シアントナー像にマゼンタト
ナー像が重ね転写される。転写ドラム5aはそのまま回
転を継続し、次の色(例えばイエロー)の画像の転写に
備える。
【0014】続いて、以上のようなプロセスをイエロー
及びブラックの画像形成及び転写に対して行ない、4色
分のトナー像の重ね転写が終了すると、記録材は分離帯
電器5hにより除電され、分離爪のような分離手段8に
よって転写ドラム5aから分離され、図中に点線で示し
た紙パスに従って、適当な搬送手段で定着器(本例では
熱ローラ定着器)9に送られて一括定着され、外部のト
レイ10上に排紙される。
【0015】かくして、一連のフルカラープリントシー
ケンスが終了し、所要のフルカラープリント画像が形成
される。
【0016】しかしながら、上記構成の従来の画像形成
装置においては、次のような欠点を有していた。
【0017】a)即ち、現像装置が回転式現像装置であ
るために、現像装置が回転し、所要の現像器が現像位置
に移動するまでに時間がかかり、画像形成を終了するま
でにかなりの時間がかかってしまう。
【0018】例えば、転写ドラム5aの記録材担持シー
ト5f上に標準的な記録材であるA3サイズを1枚、あ
るいはA4サイズ又はレターサイズ(LTR)の用紙を
従来公知のように2枚吸着させた場合、用紙間の間隔が
狭くなるため、特に現像装置の所要の現像器が現像位置
に移動したときには感光体ドラム上の現像すべき潜像が
通り過ぎていて現像に間に合わなくなることがしばしば
あり、従って、もう1回転写ドラムが回転するまで現像
が行なえず、そのため余分な回転を感光体ドラムも行な
わなければならず、画像形成動作の開始より完了までの
時間が長くなってしまうという欠点を有していた。
【0019】b)また、現像装置が後述する2成分現像
剤を使用する現像器を用いた場合、キャリアとトナーが
遊離する飛散が発生し易い。このとき、回転式現像装置
においては、重力方向の下方位置に移動された現像器よ
りトナーが飛散し、画像形成装置内を汚染するといった
欠点を有していた。
【0020】c)さらに、感光体ドラムの径が小さいた
め、感光体ドラムが転写帯電によるダメージを何回も受
け易い。即ち、感光体ドラムは一般に安価、無害の産業
上の理由により有機感光体(OPC)を感光体として用
いたドラム(以下、OPCドラムと略記する)が使用さ
れる。このとき、感光体へは負の帯電がなされ、転写を
行なう際には正の帯電がなされる。ここで、記録材を介
さずに正の転写帯電を行なうと、感光体が正の帯電を受
けて感光体が正電位側へ遷移する。
【0021】一般にOPCドラムは負帯電側で使用する
場合、正の帯電を受けると、負電位側へ戻りずらくな
り、それ以降帯電が安定せず、画像が安定しなくなると
いう欠点を有している。
【0022】以上の理由により、径の大きな感光体ドラ
ムと、固定配置の現像器とを使用した構成の画像形成装
置が提案されている。
【0023】かかる構成の従来の電子写真方式のカラー
画像形成装置の一例について図2を参照して説明する。
なお、上述図6のカラー画像形成装置と対応する部材、
部品、素子等には同一符号を付して説明する。また図2
では、感光体ドラム1と転写ドラム5a及び現像器以外
は省略して書いてあるが図6と同様の構成となってい
る。
【0024】本例では、像担持体である感光体ドラム1
は直径180mmの大径の感光体ドラムであり、図示矢
印の方向に回転自在に担持されている。この感光体ドラ
ム1上に形成された静電潜像を可視画像に現像する色の
異なる現像剤(トナー)を収納する4個の現像器4Y・
4C・4M・4Kよりなる固定配置の現像装置、記録材
担持体としての転写ドラム5aを含む転写装置等がそれ
ぞれ配設されている。
【0025】本構成での現像器4Y・4C・4M・4K
の現像時の動作について詳細に説明する。本構成では、
像担持体としての感光体ドラム1の周囲に該感光体ドラ
ム1の移動方向(回転方向)の上流側より下流側へ複数
の現像器4Y・4C・4M・4Kを所定の順序で配設
し、該各現像器を順次動作させて前記感光体ドラム1上
に順次形成された潜像を現像する動作時に、前記現像器
の現像動作が前記感光体ドラム1の移動方向より上流側
へ向けて繰り返されるようになっている。
【0026】即ち、各色現像器の動作は配置順序とは異
なり、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの順に行
なった。つまり、マゼンタ現像器4Mから現像動作を開
始するが、感光体ドラム1の回転方向下流より上流への
順に行なった。ただし、イエロー現像器4Yからブラッ
ク現像器4Kへは最上流より最下流へ移行するので、厳
密には下流より上流への順とは言えないかも知れない
が、これはあくまでも現像器の切り換え点であるので、
実質的に下流から上流への順と言える。
【0027】さらに、連続画像形成時にはこの現像器の
動作順序を繰り返し、常に現像器の使用順序が感光体ド
ラムの回転方向下流より上流へとなるようにした。
【0028】このように構成した結果、最上流のイエロ
ー現像器4Yの2成分現像剤のイエロートナーが飛散
し、下流側のシアン,マゼンタ,ブラックの各現像器4
C,4M,4K内に混色したが、視感度的に弱いため、
形成された画像上では混色による問題は全く生じなかっ
た。
【0029】また、マゼンタ現像器4Mのマゼンタトナ
ーの飛散による混色、シアントナーの飛散による混色も
同様に視感度的に弱いため、形成された画像上では全く
問題にならなかった。
【0030】かくして、この様な構成によれば、画像形
成上、混色等の不具合の発生しない良好な画像形成が可
能となった。
【0031】また、連続画像形成時に現像器の現像順を
下流より上流へと周期的に行なった結果、A3サイズの
記録材やA4サイズの記録材を2枚吸着させた時に連続
してコピーを行なった場合でも前述図6の従来例装置の
欠点である転写ドラムを空回転させる必要がなくなっ
た。
【0032】この点について図2を参照してA3サイズ
を例にさらに説明する。上述したように、転写ドラム5
aにA3サイズの記録材Pを送給した場合、転写ドラム
5a上の記録材Pの無い部分がamm存在する。この距
離aは隣接する現像器間の距離b1mm(ブラック現像
器4Kとマゼンタ現像器4M間の距離)、b2mm(マ
ゼンタ現像器4Mとシアン現像器4C間の距離)、b3
mm(シアン現像器4Cとイエロー現像器4Y間の距
離)のいずれよりも長くなっている。
【0033】まず、1枚のA3サイズ記録材に各色のト
ナー像を転写する際は、マゼンタ現像器4Mから始めて
上流側へシアン現像器4C→イエロー現像器4Yの順に
現像動作を行ない、最上流のイエロー現像器4Yから最
下流のブラック現像器4Kへ現像動作を移行して終了す
ることになる。しかして、これらトナー像の形成は、転
写ドラム5aが(a−b2)mm、(a−b3)mm、
(a+b1+b2+b3)mmの距離回転している間に
それぞれ現像器の切り換えを行なえばよいので、問題が
生じない。
【0034】次に、連続複写時において2枚目の記録紙
を連続送給した場合には、1枚目の後端より2枚目の先
端までの距離が上述したようにammしか余裕がない。
しかしながら、本例では、下流側のマゼンタ現像器4M
から上流側へシアン現像器4C→イエロー現像器4Yの
順に現像動作を行ない、最後に最上流のイエロー現像器
4Yから最下流のブラック現像器4Kへと現像動作を移
行し、その後上記現像順序を繰り返すことになるので、
ブラック現像器4Kからマゼンタ現像器4Mへ現像動作
を切り換えたときに、感光体ドラム1のブラック潜像の
後端、即ち1枚目の最後の潜像の後端がブラック現像器
4Kを通過した際、2枚目の最初のマゼンタの潜像の先
端はマゼンタ現像器4Mから上流側に(a−b1)mm
の距離離れた位置にある。このため、この間に現像器の
切り換えが行なえるから、転写ドラム5aを余分に1回
転させる必要がない。
【0035】従って、前述した図6の回転現像系のよう
に転写ドラム5aを各色毎に空回転してから次の現像を
始めるというような無駄な時間を必要としない。かくし
て、コピースピードが遅くなり、機械性能が劣化するこ
とがなくなった。
【0036】また、2つ以上の現像器が同時に現像動作
を行なうこともないから、図2に示すように、1つのモ
ータMにより各色クラッチCY、CC、CM、CKを通
じての1つの現像器のみの駆動で現像動作を実行でき、
従って、1つの潜像現像中に他の現像器が駆動されてト
ルクの変動が発生するということがないから、良好な現
像が行なえる。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述図2
の固定現像系の画像形成装置においては次のような欠点
を有していた。
【0038】2成分現像剤は、現像剤毎に必要濃度が得
られる電位差が異なっている場合が多い。これは現像剤
の帯電特性と顔料のコンテント量によって決定される。
必要濃度が得られる電位を同一にするのに、帯電特性に
よって合わせようとすると材料の特性を大幅に変更する
必要があり非常に難しい。
【0039】更に現像剤としては画質が劣化しない範囲
で、消費量を少なくすることが補給のインターバルを伸
ばせるので望ましい。この為に顔料の分散性の異なる色
によって前述した必要濃度が得られる電位差が異なる。
分散性の良い顔料を使用した場合は必要濃度が得られる
電位差が低くなり消費量も少なくなるが、これを電位差
が高い現像剤に合わせる為に顔料のコンテント量を減ら
すことは、現像剤の消費量が増えて好ましくない。
【0040】この様に、現状ではフルカラーの画像を得
ようとすると、現像剤毎に必要濃度が得られる電位差が
異なることが一般的であり、これを現像剤の材料特性に
より同一にすることは非常に困難である。
【0041】従って現像剤により必要濃度が得られる電
位差が異なった場合に、前述図2の固定現像系の画像形
成装置で画像形成を行なった場合には、現像器の脱着時
にトナー付着や、キャリア付着が生じるという問題があ
った。
【0042】これについて詳細に説明する。一例とし
て、シアンとイエローの現像剤について述べてみる。本
従来例ではイエロー顔料は一般的に分散性が良い為にマ
クベス濃度で1.5が得られる電位差が200Vとなる
が、シアンの現像剤で同一濃度を得ようとすると350
V必要となる。
【0043】電位差とは感光体と現像器の間の電位差で
あるが、実際に現像器に印加する直流電圧の値も、電位
差に応じて変化する。例えば反転現像でレーザー露光し
た場合に、電位差がそれぞれ200V,350Vの場合
の感光体ドラム1上の画像電位と現像器に印加する直流
電圧の値について説明する。
【0044】本構成ではかぶりを防止する為に、現像器
と感光体ドラムの間にドラム上の非画像部に対してトナ
ーが付着しない様にかぶり取りの電位差として150V
の値を設定し、現像器側にトナーが引かれる様にしてあ
る。
【0045】また感光体の感度に応じて電位差が正確に
設定出来る様に電位制御を行なっている。
【0046】現像剤は負極性の現像剤、感光体は負帯電
のOPCを用いた。
【0047】イエロー剤の電位差が200Vの場合、感
光体上の画像部の電位は−50V、非画像部の電位は−
400Vとなり、現像器に印加する直流電圧の値は−2
50Vであった。
【0048】またシアン剤の電位差が350Vの場合に
は、画像部の電位は−90V、非画像部の電位は−59
0Vとなり、現像器に印加する直流電圧の値は−440
Vとなる。
【0049】以上の様に、現像剤の必要電位差が異なっ
た場合に印加する直流電圧の値が異なるが、図2の装置
において、シアン、イエローと現像動作が続いた場合に
ドラム1上の潜像の値は非画像部の電位であるが、転写
ドラム5aがamm回転する中間でシアンの設定値から
イエローの設定値へ変化する。
【0050】またイエロー現像器が動作を開始する点は
前述した(a−b3)mm回転する間であるが、現像器
の着脱はこれ以前に行なわれる。現像動作を確実にする
ためにはシアンの現像器は、現像終了後、イエローが動
き出す直前まで現像動作を行ないイエローが動作開始
後、すみやかにドラムから遠ざけるようにする。
【0051】またイエローは(a−b3)mm回転する
間に現像動作に入るが、その前に、感光体の現像ポジシ
ョンに入り現像動作に入る体制を整えておく必要があ
る。
【0052】このために、イエロー,シアン共にaの中
間点よりも、シアンは後で、イエローは前にドラム1と
接することになり、シアンの現像器はイエローの非画像
部の潜像と接し、イエローの現像器はシアンの非画像部
の潜像と接することとなる。
【0053】シアンの現像器に印加する電圧は−440
Vで、イエローの潜像は−400Vなので、ここではシ
アンのトナーがドラムに付着してしまうという問題が生
じるし、イエローの現像器に印加する電圧は−250V
で、シアンの潜像は−590Vなので、ここではキャリ
アが付着するという問題が生じた。
【0054】現像器の着脱タイミングを速くすれば良い
ように思われるが、実際に画像間で確実に像形成を行な
う前後で着脱しようとすると、よほど高精度に行なわな
ければ不可能であるし、画像形成速度を速めた場合は完
全に不可能となる。
【0055】以上の様に従来の方法で画像出力を安定し
て、余分な回転なしに出力しようとすることは非常に難
しく、同一最大濃度のフルカラー画像の安定出力は達成
されなかった。
【0056】そこで本発明は上述のような問題のないも
の、即ち現像器着脱時にかぶりやキャリア付着が発生せ
ず安定して画像形成が行なえるようにした画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0057】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
【0058】(1)静電潜像が形成される像担持体と、
光束を放出する光源と、被記録画像信号に対応して前記
光源の1画素当り光束放出時間長を制御する制御手段
と、前記光源からの光束を前記像担持体上で主走査方向
に走査し静電潜像を形成する手段と、複数の現像手段を
有し、該複数の現像手段を選択して像担持体の静電潜像
の現像を行なう画像形成装置において、前記光源の1画
素当り光束放出時間長の最大値が現像動作を行なう現像
手段に応じて異なることを特徴とする画像形成装置。
【0059】(2)前記(1)に記載の画像形成装置に
おいて、複数の現像手段は、像担持体の移動方向の上流
側より下流側へ所定の順序で配置され、該配置順序とは
異なる順序で使用されて像担持体の静電潜像の現像動作
を独立に行なうことを特徴とする画像形成装置。
【0060】(3)前記(1)又は(2)に記載の画像
形成装置において、複数の現像手段の、現像動作を行な
う現像手段の前後する現像手段に印加する電圧の直流成
分をほぼ同一とすることを特徴とする画像形成装置。
【0061】(4)前記(1)乃至(3)の何れかに記
載の画像形成装置において、1画素当り光束放出時間長
の最小値は現像手段によって異ならないことを特徴とす
る画像形成装置。
【0062】(5)前記(1)乃至(4)の何れかに記
載の画像形成装置において、像担持体が電子写真感光体
であることを特徴とする画像形成装置。
【0063】
【作用】即ち、複数の現像手段に応じて、光束を放出す
る光源の1画素当り光束放出時間長の最大値を異なる様
にすることにより、各現像手段に印加する直流電圧の値
をほぼ同一とするが可能となり、現像器着脱時にかぶり
やキャリア付着が発生せず安定して画像形成が行なえる
様になった。
【0064】
【実施例】 (1)画像形成装置の全体的概略構成 図1は本発明に従う画像形成装置の一例の概略構成図で
ある。本例装置は電子写真プロセス利用のカラー画像形
成装置である。
【0065】この装置は上部にディジタルカラー画像リ
ーダー部を有し、また、その下部にディジタルカラー画
像プリンタ部を有する。
【0066】リーダー部において、原稿30を原稿台ガ
ラス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査する
ことによって得られる原稿30からの反射光像を、レン
ズ33によりフルカラーセンサ34に集光し、カラー色
分解画像信号を得る。
【0067】このカラー色分解画像信号は図示しない増
幅回路で増幅された後、同じく図示しないビデオ処理ユ
ニットにて処理を施され、プリンタ部に送出される。
【0068】プリンタ部において、像担持体である感光
体ドラム1は直径180mmの大径の感光体ドラムであ
り、図示矢印の方向に回転自在に担持されている。
【0069】この感光体ドラム1の周囲には、感光体ド
ラム1表面を初期化するための前露光ランプ11、感光
体ドラム1表面を一様に帯電する帯電器2(本例ではコ
ロナ帯電器)、感光体ドラム1上に画像情報に応じた静
電潜像を形成する像露光手段3、感光体ドラム1表面の
電位を検出する電位センサ12、感光体ドラム1上に形
成された静電潜像を可視画像に現像する色の異なる現像
剤(トナー)を収納する4個の現像器4Y・4C・4M
・4Kよりなる固定配置の現像装置、感光体ドラム1上
のトナー量を検知する光検知手段13、記録材担持体と
しての転写ドラム5aを含む転写装置5、感光体ドラム
1上に残留する現像剤を除去するクリーナ6等がそれぞ
れ配設されている。
【0070】上記像露光手段3は、本例では、ポリゴン
ミラー3a,レンズ3b,ミラー3c等からなり、上記
リーダー部からの色分解された各色毎のカラー画像信号
によって変調されたレーザ出力部からのレーザ光Eをポ
リゴンミラー3aで反射し、レンズ3b及びミラー3c
を通じて感光体ドラム1の表面に投影し、各色のカラー
画像信号に対応した静電潜像を形成する。
【0071】プリンタ部での画像形成時には、感光体ド
ラム1を図示矢印方向に回転させ、まず、前露光ランプ
11によって感光体ドラム1表面を除電、初期化し、次
いで帯電器2により、感光体ドラム1表面を一様に帯電
し、像露光手段3によって色分解された各色の画像信号
に対応する光像Eを感光体ドラム1表面に順次に照射
し、所定の色順で静電潜像を形成する。
【0072】次に、所定の現像器を所定の現像順である
マゼンタ(M)・シアン(C)・イエロー(Y)・ブラ
ック(K)の順に動作させて、感光体ドラム1上の潜像
を現像し、感光体ドラム1上に樹脂を基体としたトナー
像を順次に形成する。現像装置の各現像器4M・4C・
4Y・4Kは、偏心カム24M・24C・24Y・24
Kの動作により、形成された潜像の色に応じて所要の現
像器が択一的に感光体ドラム1に接近して現像動作を行
なうように構成されている。
【0073】一方、記録材カセット7a、又は7b、又
は7cから、ピックアップローラ,給紙ガイド,給紙ロ
ーラ等よりなる搬送系によって給送された転写紙のよう
な記録材Pは、所定タイミングに同期して、転写装置の
転写ドラム5aに巻き付けられる。
【0074】この転写装置5は、本例では、記録材担持
体としての直径180mmの転写ドラム5a、感光体ド
ラム1上のトナー像を記録材へ転写するための転写用コ
ロナ帯電器5b、記録材を転写ドラム5aに吸着させる
ための吸着帯電手段である吸着用コロナ帯電器5cと対
向極としての吸着用(当接用)ローラ5g、内側コロナ
帯電器5d及び外側コロナ帯電器5eとを有し、回転駆
動されるように軸支された転写ドラム5aの周面開口域
には、記録材担持手段である誘電体からなる記録材担持
シート5fが円筒状に一体的に張設されている。この記
録材担持シート5fとしてはポリカーボネートフィルム
等の誘電体シートが使用されている。
【0075】転写ドラム5aは感光体ドラム1と同期し
て図示矢印方向に回転され、マゼンタ現像器4Mで現像
されたトナー像は転写部において転写用帯電器5bによ
って記録材担持シート5f上に担持された記録材に転写
される。転写ドラム5bはそのまま回転を継続し、次の
色(例えばシアン)の画像の転写に備える。
【0076】また、トナー像が転写された感光体ドラム
1はクリーナ6によって残留トナー等の付着物がクリー
ニングされ、再び帯電器2によって一様帯電され、次の
シアン画像信号により変調されたレーザ光により前述の
ような画像露光を受ける。
【0077】このシアンの潜像はシアン現像器4cによ
って現像され、シアントナー像が形成され、このシアン
トナー像は転写部において転写用帯電器5bによって記
録材担持シート5f上に担持された記録材に転写され、
マゼンタトナー像にシアントナー像が重ね転写される。
転写ドラム5bはそのまま回転を継続し、次の色(例え
ばイエロー)の画像の転写に備える。
【0078】続いて、以上のようなプロセスをイエロー
及びブラックの画像形成及び転写に対して行ない、4色
分のトナー像の重ね転写が終了すると、記録材は分離用
帯電器5hにより除電され、次いで分離押し上げコロ8
b及び分離爪8aの作用によって転写ドラム5aから分
離され、搬送手段で定着器(本例では熱ローラ定着器)
9に送られて一括定着され、外部のトレイ10上に排紙
される。
【0079】かくして、一連のフルカラープリントシー
ケンスが終了し、所要のフルカラープリント画像が形成
される。
【0080】次に、記録材の両面に画像を形成する場合
には、記録材が定着器9から排出された後、すぐに搬送
パス切り換えガイド19を駆動し、記録材を搬送縦パス
20を経て反転パス21aに一旦導く。その後、反転ロ
ーラ21bの逆転により、送り込まれた際の記録材の後
端を先頭にして送り込まれた方向と反対向きに記録材を
退出させ、中間トレイ22に収納する。その後、再び中
間トレイ22から転写装置5にこの記録材を搬送し、上
述した画像形成工程によってもう一方の面に画像を形成
する。
【0081】また、転写ドラム5aの記録材担持シート
5f上の粉体の飛散付着、記録材上のオイルの付着等を
防止するために、ファーブラシ14と記録材担持シート
5fを介して該ファーブラシ14に対向するバックアッ
プブラシ15や、オイル除去ローラ16と記録材担持シ
ート5fを介して該オイル除去ローラ16に対向するバ
ックアップブラシ17の作用により清掃を行なう。この
ような清掃は画像形成前若しくは後に行ない、また、ジ
ャム(紙づまり)発生時には随時行なう。
【0082】また、本例においては、所望のタイミング
で偏心カム25を動作させ、転写ドラム5aと一体化し
ているカムフォロワ5iを作動させることにより、記録
材担持シート5fと感光体ドラム1とのギャップを任意
に設定できる構成となっている。例えば、スタンバイ
(待機)中又は電源オフ時には、転写ドラム5aと感光
体ドラム1の間隔を離す。
【0083】片面(第1面)画像形成・定着済みの記録
材を一旦排紙トレイ10へ排出させ、その記録材を第2
面上向きにして手差し給紙部40から手差し給紙ローラ
41で装置へ再導入して第2面に対する画像形成を実行
させることもできる。白黒画像コピーの場合はブラック
現像器4Bkのみが作動する。白黒画像の両面コピーモ
ードや、記録材の一方の面はカラー画像とし、他方の面
は白黒画像とする画像形成モードも選択実行できる。
【0084】(2)現像器、現像剤 各色現像器4M・4C・4Y・4Kは、従来公知のマグ
ネットを内蔵し、外周の現像スリーブを回転することに
より後述の現像剤を担持・搬送し、感光体ドラムと接触
する現像ニップ部において、各色個別に設定された現像
バイアス印加手段(図示せず)によるバイアス印加によ
りトナーのみを感光体ドラム上に形成された色分解潜像
に飛翔させて現像する。
【0085】現像剤は内部のスクリューにより常に攪拌
され、図示しない現像剤濃度測定装置によりトナー濃度
が測定され、必要なときには図示しないトナー補給装置
より必要量のトナーが補給され、常に一定の濃度の現像
剤が現像スリーブに供給されるようになされている。
【0086】また、各色現像剤は磁性キャリアと各現像
器に対応するマゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの
各色トナーよりなる2成分現像剤で構成される。
【0087】各色現像剤はトナーTgとキャリアCgの
比が例えばイエローは {T/(T+C)}×100=4.5(%) であり、マゼンタ、シアン、ブラックは6(%)であ
る。
【0088】キャリアは、Cu−Zn−Fe系フェライ
ト粒子にシリコーン樹脂で表面被覆したキャリアを用い
る。
【0089】トナー組成としては ・プロポキシ化ビスフェノールとフマル酸を縮合して得られた ポリエステル樹脂 ‥‥‥100部 ・ジーtertーブチルサリチル酸のクロム錯体 ‥‥2部 ・各色顔料(下記) ‥‥4部 上記化合物をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を
行ない、2軸押し出し機で溶融混練し、冷却後ハンマー
ミルを用いて訳1〜2mm程度に粗粉砕し、次いでエア
ージェット方式による微粉枠機で微粉枠した。更に得ら
れた微粉枠物を分級して2〜10μmを選択し着色剤含
有樹脂粒子を得た。
【0090】更に上記着色剤含有樹脂粒子100部に外
添剤として、粒径0.05μmの酸化チタンを1.0
部、チタン酸ストロチウムを0.5部添加してトナーと
した。
【0091】また各色顔料として イエロー; アゾ系顔料 マゼンタ; キナクリドン顔料 シアン ; フタロシアニン顔料 ブラック; カーボンブラック を使用した。
【0092】次に、本構成での現像器の現像時の動作に
ついて詳細に説明する。本構成では、像担持体(感光ド
ラム)の周囲に該像担持体の移動方向の上流側より下流
側へ複数の現像器を所定の順序で配設し、該各現像器を
順次動作させて前記像担持体上に順次形成された潜像を
現像する動作時に、前記現像器の現像動作が前記像担持
体の移動方向より上流側へ向けて繰り返されるようにな
っている。
【0093】具体的に説明すると、本構成では図1に示
すように感光体ドラム1の回転方向上流側より下流へ、
イエロー,シアン,マゼンタ,ブラックの順で各色現像
器4Y・4C・4M・4Kを配置した。
【0094】また、各色現像器の動作は配置順序とは異
なり、マゼンタ、シアン、イエローブラックの順に行な
った。即ち、マゼンタ現像器4Mから現像動作を開始す
るが、感光体ドラム1の回転方向下流より上流への順に
行なった。ただし、イエロー現像器4Yからブラック現
像器4Kへは最上流より最下流へ移行するので、厳密に
は下流より上流への順とは言えないかも知れないが、こ
れはあくまでも現像器の切り換え点であるので、実質的
に下流から上流への順と言える。
【0095】さらに、連続画像形成時にはこの現像器の
動作順序を繰り返し、常に現像器の使用順序が感光体ド
ラムの回転方向下流より上流へとなるようにした。
【0096】即ち本構成は前述した図2の装置と同様
に、径の大きな感光体ドラム1と、固定配置の現像器と
を使用し、感光体ドラム1の周囲に該感光体ドラム1の
移動方向(回転方向)の上流側より下流側へ複数の現像
器4Y・4C・4M・4Kを所定の順序で配設し、該各
現像器を順次動作させて前記感光体ドラム1上に順次形
成された潜像を現像する動作時に、前記現像器の現像動
作が前記感光体ドラム1の移動方向より上流側へ向けて
繰り返されるようになっているから、図2の装置と同じ
く、画像形成上、混色等の不具合の発生しない良好な画
像形成が可能となる、連続画像形成時に現像器の現像順
を下流より上流へと周期的に行なった結果、A3サイズ
の記録材やA4サイズの記録材を2枚吸着させた時に連
続してコピーを行なった場合でも前述図6の装置の欠点
である転写ドラムを空回転させる必要がなく、無駄な時
間を必要とせず、コピースピードが遅くなり機械性能が
劣化することがなくなる、2つ以上の現像器が同時に現
像動作を行なうこともないから、図2に示すように、1
つのモータMにより各色クラッチCY、CC、CM、C
Kを通じての1つの現像器のみの駆動で現像動作を実行
でき、従って、1つの潜像現像中に他の現像器が駆動さ
れてトルクの変動が発生するということがないから、良
好な現像が行なえる、等の作用効果を具備している。
【0097】(3)制御 而して、本実施例では前述従来例で生じた問題点を回避
するために、前記複数の現像手段4Y・4C・4M・4
Kの現像動作の前後する現像手段に印加する電圧の直流
成分をほぼ同一とし、前記光源の1画素当り光束放出時
間長の最大値が現像動作を行なう現像手段に応じて異な
るようにした。
【0098】即ち本実施例では、シアンとイエローの現
像剤や電位差以外の現像条件は従来例と同一にしなが
ら、イエローの電位差を350Vになるようにし、画像
形成を行なうようにした。
【0099】通常のデジタルでない画像形成方式である
と、このように電位差を大きくした場合、イエローのみ
マクベス濃度で2.0出てしまい、黄ばんだ画像になっ
てしまう。
【0100】本実施例ではイエローの電位差は350V
に設定するが、最大濃度になる発光時間を短くし、それ
に併せて階調制御を行なうことにより、イエローの画像
もシアンと同じ電位差に設定したにもかかわらず、同一
の階調画像が得られるようになった。以下にその詳細を
説明する。
【0101】露光手段は図3に示すように半導体レーザ
部102、高速回転するポリゴンミラー3a、F−θレ
ンズ群3bからなっており、該半導体レーザ102は画
像読み取り装置・電子計算機等によって演算出力される
時系列のデジタル画像信号に対応して変調されたレーザ
ービームEを発振し、感光体ドラム1面を露光する。
【0102】前記各現像器4Y・4C・4M・4Kは帯
電器2による帯電極性と同極性に帯電したトナーを潜像
の明部電位部分に付着させる反転現像を行うので、レー
ザービームEはドラム1のトナーが付着されるべき領域
を露光する。
【0103】更に詳しく説明すると、図3において、光
源部である半導体レーザー素子102は、レーザー光を
発生するための発光信号(駆動信号)をおくる発光信号
発生器であるレーザードライバ500に接続され、該レ
ーザードライバの発光信号に応じて明滅する。
【0104】レーザー素子102から放射されたレーザ
ー光束Eはコリメータレンズ系103にて略平行光とさ
れる。該コリメーターレンズ系103は、該レンズ系1
03が固定されたラック、このラックに噛み合っている
ピニオン、このピニオンを駆動するモータ等から成る焦
点調整手段104によりレーザー光の光軸方向である矢
印A方向に移動可能となっている。
【0105】ポリゴンミラー、即ち回転多面鏡3aは、
矢印B方向に一定速度で回転することにより、コリメー
ターレンズ系103から射出された平行光を矢印方向に
走査する。
【0106】回転多面鏡3aの前方に設けたF−θレン
ズ群3b(106a、106b、106c)は、回転多
面鏡3aにより偏向されたレーザー光束を被走査面、即
ち感光体ドラム1上にスポット状に結像すると共にその
走査速度を被走査面上において等速とする。
【0107】尚、回転多面鏡3aによってビームEがド
ラム1上を移動する方向、即ち矢印C方向を主走査方向
という。主走査方向とは露光部でのドラム1の移動方向
と交差する方向、好ましくは略直角な方向である。
【0108】一方、露光部でのドラム1の移動方向を副
走査方向という。主走査、副走査によって感光ドラム1
表面はレーザービームによりラスター走査される。
【0109】被記録画像信号に対応して変調開始される
前に、レーザー光束Eは反射鏡107を介して検出手段
としてのCCD(固体撮像素子)108上に導かれる。
CCD108は矢印C方向に多数個の光電変換素子を感
光ドラム1面と光学的にほぼ等価な位置に配列して構成
されている。又、CCD108はレーザードライバー5
00及び焦点調整手段104を制御する制御部100に
接続してある。
【0110】更に、信号処理部(画像処理部)111
が、前記レーザードライバー500及び制御部100に
接続されている。
【0111】以上の構成において、所望の画像を形成す
る場合、先ず信号処理部111から制御部100に画像
出力信号Pを入力すると共に、レーザードライバー50
0に画像信号Sを入力し、画像信号Sに対応してレーザ
ー素子102を明滅させる。
【0112】このようなレーザー光束Eの走査により感
光ドラム1表面には主走査分の露光分布が形成され、さ
らに各主走査ごとに感光ドラム1を所定量回転して該ド
ラム1上に画像信号Sに応じて露光分布を有する潜像を
形成する。
【0113】上記画像出力信号Pは画像信号Sより先だ
って信号処理部111より出力され、画像信号Sの出力
が終了した後に出力が終了する。又、制御部100は信
号処理部111から画像出力信号Pが入力されている間
焦点調整手段104の動作を停止している。
【0114】(4)PWM回路 次に、図4によりPWM回路について説明する。PWM
回路は、8ビットの画像信号をラッチするTTLラッチ
回路401、TTL論理レベルを高速ECL論理レベル
に変換するレベル変換器402、ECLD/Aコンバー
タ403、PWM信号を発生するECLコンパレータ4
04、ECL論理レベルをTTL論理に変換するレベル
変換器405、画像クロック信号fの2倍周波数のクロ
ック信号2fを発生するクロック発振器406、クロッ
ク信号2fに同期して略理想的三角波信号を発生する三
角波発生器407、及びクロック信号2fを1/2分周
する分周する1/2分周器408を有する。又、回路を
高速動作させるために、随所にECL論理回路を配して
いる。
【0115】かかる構成のPWM回路の動作を信号波形
を示す図5をも参照して説明する。信号(a)はクロッ
ク信号2f、信号(b)はその2倍周期の画素クロック
信号fを示しており、図示の如く画素番号と関係付けて
ある。三角波発生器407内部においても、三角波信号
のデューティ比を50%に保つため、クロック信号2f
を一旦1/2分周してから三角波信号(c)を発生させ
ている。更に、この三角波信号(c)はECLレベル
(0〜−1V)に変換されて三角波信号(d)になる。
【0116】まずシアンの場合は、画素信号はOOH
(白)〜FFH(黒)まで256階調レベルで変化す
る。信号Hはヘキサ表示である。そして画像信号(e)
はそれらのD/A変換したECL電圧を示している。
【0117】図5では例えば第1画素は最高濃度の黒画
素レベルのFFH、第2画素は中間調レベルの80H、
第3画素は第2画素より低濃度の中間調レベルの40
H、第4画素は第3画素より低濃度の中間調レベル20
Hの各電圧を示している。
【0118】コンパレータ404は三角波信号(d)と
画像信号(e)を比較することにより、形成すべき画素
濃度に応じたパルス幅を有する(図5では一例として
T、t2 、t3 、t4 の幅を有する)PWM信号を発生
する。ここで、T、t2 、t3及びt4 はT>t2 >t3
>t4 とされる。
【0119】PWM信号は0V又は5VのTTLレベル
に変換されて、PWM信号(f)(0を含む幅を有する
レーザー駆動パルス信号)になり、レーザドライバ回路
500に入力する。
【0120】かくして半導体レーザ102は、各単位画
素毎に信号fの各パルス幅に対応して時間発光し、感光
ドラム1を走査露光する。前記プリンタでは反転現像が
行なわれるため、高濃度の画素程、レーザーの発光時間
は長い。
【0121】ここでイエローの場合は画素信号としてO
OH(白)〜BO(黒)まで177階調レベルで変化す
る。この為に最高濃度のレーザーの発光時間はBO/F
Fに対応しただけシアンより短くなるので、対応する濃
度も、結果的に同一になる。
【0122】尚、図4の回路においてラッチ回路の前段
部には不図示のルックアンプテーブルが設けられてい
る。このルックアップテーブルは色毎に画像データのγ
補正(階調補正)を行なう為のものであり、γ補正した
結果のデータが格納されたメモリーで、1画素8ビット
の画像信号をアドレスとしてメモリをアクセスし、所望
のγ補正されたデータの画像信号が出力される。この様
にγ補正によりレーザーの発光時間を制御するわけであ
るから、最小発光レベルは理論的にはイエローもシアン
も1画素の1/255であり変わらず、イエローは1画
素の発光時間の0から1/255きざみに176/25
5まで発光し、その間で階調制御を行なう。
【0123】これに対してシアンは1画素の発光時間の
0から1/255きざみに255/255まで発光し、
その間で階調制御を行なう。
【0124】シアンとイエローで最大濃度は1.5に設
定してあるので最小階調再現レベルに差が生じるが、実
際の出力では完全に区別がつかず、均一なフルカラーの
出力が得られた。
【0125】また、シアンとイエローの電位差は完全に
同一にする必要はなく、ほぼ同じ程度の電位であればか
ぶりやキャリア付着は生じることがなかった。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の現像手段に応じて、光束を放出する光源の1画素当
りの光束時間長の最大値を異なる様にすることにより、
各現像手段に印加する直流電圧の位をほぼ同一とするが
可能となり本発明のような構成では現像器着脱時にかぶ
りやキャリア付着が発生せず、安定して画像形成が行な
える様になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を電子写真方式のカラー画像形成装置
に適用した実施例装置の全体構成の概略図
【図2】 現像器の配置順序と現像動作並びに転写動作
の説明図
【図3】 露光手段の構成図
【図4】 PWM回路図
【図5】 PWM回路の波形図
【図6】 従来の電子写真方式のカラー画像形成装置の
一例の全体構成の概略図
【符号の説明】 1 感光体ドラム 2 帯電器 3 像露光手段 4Y、4M、4C、4K 現像器 5 転写装置 5a 転写ドラム 6 クリーナ 9 定着器 11 前露光ランプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成される像担持体と、光束
    を放出する光源と、被記録画像信号に対応して前記光源
    の1画素当り光束放出時間長を制御する制御手段と、前
    記光源からの光束を前記像担持体上で主走査方向に走査
    し静電潜像を形成する手段と、複数の現像手段を有し、
    該複数の現像手段を選択して像担持体の静電潜像の現像
    を行なう画像形成装置において、前記光源の1画素当り
    光束放出時間長の最大値が現像動作を行なう現像手段に
    応じて異なることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、複数の現像手段は、像担持体の移動方向の上流側よ
    り下流側へ所定の順序で配置され、該配置順序とは異な
    る順序で使用されて像担持体の静電潜像の現像動作を独
    立に行なうことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は同2に記載の画像形成装置
    において、複数の現像手段の、現像動作を行なう現像手
    段の前後する現像手段に印加する電圧の直流成分をほぼ
    同一とすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至同3の何れかに記載の画像
    形成装置において、1画素当り光束放出時間長の最小値
    は現像手段によって異ならないことを特徴とする画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至同4の何れかに記載の画像
    形成装置において、像担持体が電子写真感光体であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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