JP6003542B2 - 現像剤収容容器、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤収容容器、現像装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、現像剤収容容器、現像装置及び画像形成装置に関する。
電子写真方式で画像形成処理を行う画像形成装置のあるものは、軸周りに回転する螺旋羽根により現像剤を攪拌・搬送する攪拌・搬送部材を有する現像装置を備えている。この現像装置の攪拌・搬送部材の軸受部には機外へのトナー漏れを防止するためにオイルシールが設けられている。このオイルシールの周囲に多量のトナーがあると、トナーの一部がオイルシールによるシール部分に入り込み、回転する攪拌・搬送部材と、回転しないオイルシールとの間に生じる摺擦熱(攪拌・搬送部材とオイルシールとの擦れ合いにより攪拌・搬送部材及びオイルシールに生じる熱)によりトナーが溶着してしまう、いわゆるカジリと呼ばれる状態が生じやすい。このカジリの発生確率を低減するために、オイルシールを挟んで軸受と反対側の位置に磁性部材を設け、磁性キャリアによる磁性ブラシを形成しトナーがオイルシール側に移動することを抑制する技術が提案されている。また、特許文献1には、現像ローラや攪拌部材の軸受とこの軸受を保持する保持部材とを熱伝導の良好な材料で構成することにより、現像装置の熱を効果的に放散する現像装置が提案されている。
特開2010−243681号公報
現像剤が装置外部に流出するのをせき止めるせき止め手段付近で熱が発生するのを防止する場合において、撹拌手段の軸を経由して装置外部に熱を逃がす場合よりも、せき止め手段の熱を直接的に装置外部に逃がすことを目的とする。
本発明の請求項1に係る現像剤収容容器は、現像剤を収容する収容部と、回転軸と前記回転軸の周囲に備えた撹拌部を有し、前記回転軸が前記収容部に設けられた開口部を貫くことで前記収容部の外から駆動を得て、前記収容部内に収容された現像剤を回転しながら撹拌する撹拌手段と、前記回転軸の軸方向において前記開口部よりも前記収容部の内側に位置し、軸受に到達する現像剤をせき止めるせき止め手段と、熱伝導材料で形成され、前記収容部の外部に一部が露出した露出部を有し、前記せき止め手段に接する減熱手段と、を有することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る現像剤収容容器は、請求項1に記載の現像剤収容容器において、前記減熱手段は、前記せき止め手段よりも前記回転軸の軸方向の内側に存在することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る現像剤収容容器は、請求項1乃至2に記載の現像剤収容容器において、磁性体を含む前記現像剤と、少なくとも一部に磁性体を含むことにより、前記回転軸に向けて磁力を発生させ、前記磁力によって前記回転軸の表面との間に発生した現像剤層によって前記開口部に到達する現像剤をせき止める前記せき止め手段と、を有することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る現像剤収容容器は、請求項1乃至2に記載の現像剤収容容器において、熱伝導性の高いゴムによって形成され、前記撹拌部材の回転に伴って前記回転軸の表面との間に発生する摩擦力によって前記開口部に到達する現像剤をせき止める前記せき止め手段、を有することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る現像剤収容容器は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像剤収容容器において、空気の流れを発生させて飛散したトナーを吸引する吸引器を備え、前記露出部の少なくとも一部は、前記吸引器により流れる空気の移動経路上に配置されていることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る現像装置は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現像剤収容容器と、前記現像収容容器に収容された現像剤を表面に保持しながら回転する現像剤保持手段と、表面に静電潜像を保持可能であり、前記現像剤保持手段の表面に保持された現像剤に含まれるトナーを静電潜像に吸着させることによりトナー像を形成する像保持体と、を有することを特徴とする。
本発明の請求項7に係る画像形成装置は、請求項6に記載の現像装置と、前記静電潜像を前記像保持体に形成するための帯電手段及び露光手段と、前記現像装置によって形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、前記転写手段により転写されたトナー像を前記記録媒体上に定着させる定着手段と、を有することを特徴とする。
請求項1、6及び7に係る発明によれば、現像剤が装置外部に流出するのをせき止めるせき止め手段付近で熱が発生するのを防止する場合において、撹拌手段の軸を経由して装置外部に熱を逃がす場合よりも、せき止め手段の熱を直接的に装置外部に逃がすことができる。
請求項2に係る発明によれば、前記減熱手段は、前記せき止め部材よりも前記回転軸の軸方向の内側に存在することで、現像剤と直接接触する部分を増やしてより減熱することができる。
請求項3に係る発明によれば、磁性体を含む現像剤が装置外部に流出するのを磁力を発生させることによってせき止めるせき止め手段付近で熱が発生するのを防止する場合において、攪拌手段の軸を経由して装置外部に熱を逃がす場合よりも、せき止め手段の熱を直接的に装置外部に逃がすことができる。
請求項4に係る発明によれば、現像剤が装置外部に流出するのを摩擦力によってせき止めるせき止め手段付近で熱が発生するのを防止する場合において、攪拌手段の軸を経由して装置外部に熱を逃がす場合よりも、せき止め手段の熱を直接的に装置外部に逃がすことができる。
請求項5に係る発明によれば、飛散したトナーを吸引する吸引器により流れる空気の移動経路上に露出部の少なくとも一部が配置されていない場合と比べて、せき止め手段の熱を直接的に装置外部に逃がすことができる。
実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図 現像装置の構成を示す図 攪拌・搬送部材の分解斜視図 矢印IV−IV方向から見た攪拌・搬送部材の断面図 図5のa部を拡大して示す図 矢印VI−VI方向から見た攪拌・搬送部材の断面図 保持部材の温度比較を行ったテスト結果を示す図 攪拌・搬送部材の断面図 矢印IX−IX方向から見た攪拌・搬送部材の断面図 攪拌・搬送部材の断面図 矢印XI−XI方向から見た攪拌・搬送部材の断面図 攪拌・搬送部材の断面図 矢印XIII−XIII方向から見た攪拌・搬送部材の断面図 従来の攪拌・搬送部材の断面図 矢印XV−XV方向から見た攪拌・搬送部材の断面図
<構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の構成を示した模式図である。画像形成装置1は、画像形成部10、定着装置20及び複数のロール30を備える。また、画像形成装置1は、制御部50、記憶部51、操作部52、通信部53及び表示部54を備える。画像形成装置1は、記録媒体の一例である用紙Pに電子写真方式によって画像を形成する装置であり、本発明に係る画像形成装置の一例である。画像形成装置1は、外部から受け取った画像データや予め記憶された画像データに基づいて用紙Pに画像を形成する。なお、用紙Pは、例えば、A列やB列などの予め定められた大きさの紙であるが、用紙Pのサイズは、これらのサイズに限定されるものではない。用紙Pは、用紙Pの搬送方向に連続した連続紙であってもよい。また、用紙Pの材質も、特定のものに限定されるものではない。
ロール30は、用紙Pを搬送するロールである。ロール30は、図示せぬモータにより回転させられ、用紙Pを用紙の搬送路Sに沿って矢印Aの方向へ送り、用紙Pを画像形成部10や定着装置20へ搬送する。なお、搬送路Sについては、以下の説明では、用紙Pが搬送される方向である矢印Aの方向を下流、矢印Aとは反対の方向を上流と称する。
画像形成部10は、画像データに基づいてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色毎にトナー像(像を描くように平面上に配置されたトナー群)を形成し、形成したトナー像を用紙Pに転写する。そのために、画像形成部10は、これらの色毎に画像形成ユニット100Y、100M、100C、100Kを備える。画像形成ユニットは、搬送方向上流側から画像形成ユニット100K、画像形成ユニット100C、画像形成ユニット100M、画像形成ユニット100Yの順番で並んでいる。なお、図1に示した構成要素のうち、符号の末尾にアルファベット(Y、M、C又はK)を付したものは、当該構成要素が前記4色のいずれかに対応するものであることを示している。各ユニットは、対応する色が異なる以外は、構成や機能は共通しているため、画像形成ユニットの構成については、画像形成ユニット100Kを例にして説明する。本実施形態における現像剤は、各色のトナーと、フェライト粉などの磁性キャリア(以下、磁性キャリアを単にキャリアと呼ぶ)を含む二成分現像剤である。
画像形成ユニット100Kは、感光体101K、帯電装置102K、露光装置103K(露光手段の一例)、現像装置104K(現像剤収容容器の一例)、ロール105K(転写手段の一例)、及びクリーニング装置106Kを備える。感光体101Kは、円筒状で表面に光導電層が形成された部品である。感光体101K(像保持体の一例)は、図示せぬモータにより回転させられ、表面に静電潜像を保持可能であり、現像剤に含まれるトナーを静電潜像に吸着させることにより表面にトナー像を形成する。帯電装置102Kは、コロナ放電によって感光体101Kの表面を帯電させる装置である。露光装置103Kは光源を備えており、画像データに基づいて感光体101Kへ光を照射し、画像データに対応した静電潜像を感光体101Kに形成する。
現像装置104Kは、感光体101Kに形成された静電潜像に応じたトナー像を形成(現像)する装置であり、ブラック(黒色)のトナーでトナー像を現像する。円筒状のロール105Kは、搬送路Sを挟んで感光体101Kに対向している。ロール105Kは、感光体101Kの表面に形成されたトナー像を、感光体101Kとロール105Kとの空隙に搬送された用紙Pへ転写する。クリーニング装置106Kは、用紙Pに転写されずに感光体101Kの表面に残留したトナーを除去する装置である。
図2は、現像装置104Kの構成を示す模式図である。現像装置104Kは、黒色の現像剤を収容する収容器41(収容部の一例)を備える。収容器41には、現像剤を攪拌・搬送する攪拌・搬送部材42,43(攪拌手段の一例)と、現像ロール44(現像剤保持手段の一例)と、現像ロール44上の現像剤の層の厚みを規制する規制部材45とが設けられている。現像ロール44は、表面にトナーを付着させて回転する回転部材である。現像ロール44は、攪拌された現像剤を引き付ける磁性体を含む棒状部材と、この棒状部材の周囲に配置されて棒状部材を中心に回転する円筒形状の部材であって、表面に引き付けた現像剤によって磁気ブラシを形成する現像スリーブとを備える。現像ロール44の現像スリーブ上に形成された磁気ブラシの穂先が感光体101Kの表面に接触することで、黒トナーは感光体101K表面で露光装置103Kにより露光された部分、すなわち静電潜像の画線部に付着し、感光体101Kにトナー像が形成(現像)される。
また、現像装置104Kには、現像ロール44の回転に伴って発生するトナークラウド(飛散したトナー)を吸引する吸引通路46が設けられており、画像形成装置1本体内に設けられ、空気の流れを発生させる吸引器47によってフィルタ48を介して吸引され、トナー等が除去された空気が機外へ排出される仕組みになっている。
図3は、攪拌・搬送部材42の分解斜視図であり、図4は攪拌・搬送部材42を図2の矢印IV−IV方向から見た断面図である。なお、攪拌・搬送部材43の構成は攪拌・搬送部材42の構成と同様であり、ここではその説明を省略する。図示のように、攪拌・搬送部材42は、軸421(回転軸の一例)と、軸421に設けられた金属製のスリーブ422と、軸421の周囲に設けられ、現像剤を攪拌・搬送する螺旋状の回転部材423(攪拌部の一例)とが設けられている。スリーブ422は、回転部材423の表面に軸421を中心として一周するように設けられた磁性部材である。攪拌・搬送部材42,43としては、本実施形態では樹脂から成型されたものを用いるが、攪拌・搬送部材42,43は金属製のものを用いてもよく、この場合スリーブ422は無くてもよい。
また、軸421は、収容器41に設けられた開口部を貫いており、その一端部分には、軸方向外側から順に、駆動ギア424と、軸受425と、オイルシール427と、磁性部材428とが軸421の周囲を取り囲むように配置されており、これらの部材を収容器41に対し固定する部材としてケージング426と、保持部材429(減熱手段の一例)が設けられている。駆動ギア424は、駆動されることにより軸421を中心に回転する。軸受425は、軸421を中心に駆動ギア424や回転部材423を回転可能に支持する。すなわち、攪拌・搬送部材42は、軸421が収容器41に設けられた開口部を貫くことで収容器41の外から駆動を得て、収容器41内に収容された現像剤を回転しながら攪拌する。オイルシール427は収容器41内の現像材を封止して、軸受425側や収容器41外への現像材の漏れを防ぐ。磁性部材428は着磁されたマグネットから構成され、スリーブ422と隔離配置され軸421を中心としてスリーブ422を取り囲み一周するように設けられ、軸421上に設けられたスリーブ422との間に磁界を形成する。磁性部材428とスリーブ422とは、軸421の軸方向において開口部よりも収容器41の内側に位置し、軸受425に到達する現像剤をせき止めるせき止め手段の一例である。磁性部材428とスリーブ422とは、回転軸421の中心方向に向けて磁力を発生させ、磁力によって回転軸421の表面との間に発生した現像剤層によって開口部に到達する現像剤をせき止める。
図5は、図4の図中a付近を拡大して示す図である。図示のように、磁性部材428とスリーブ422との間に形成される磁界は周囲のキャリアを吸着し、磁性部材428とスリーブ422との間を塞ぐように磁気ブラシ430を形成する。この磁気ブラシ430は、現像剤に含まれるトナーが収容器41の回転部材423等が収容されている空間(図5の左側の空間)からオイルシール427が収容されている空間(図5の右側の空間)へ侵入することを抑制する役割を果たす。磁気ブラシ430によりオイルシール427に付着するトナーの量が低減される結果、例えばオイルシール427とスリーブ422との間にトナーが入り込み、摺擦熱により溶着するという不都合が回避される。
図6は、図4の矢印VI−VI方向から見た攪拌・搬送部材の断面図である。保持部材429は磁性部材428を保持する部材であり、熱伝導材料で形成され、磁性部材428と接触する。保持部材429は磁性部材428よりも軸421の軸方向の内側に存在する。図示のように、保持部材429は、軸421の軸方向とほぼ垂直な方向に、収容器41の室外へ伸びるように突出部429a(露出部の一例)が構成されている。突出部429aは収容器41の外部に一部が露出している。回転部材423の回転に伴ってスリーブ422も回転する一方、磁気ブラシ430は回転せず、スリーブ422と磁気ブラシ430との間に生じる摺擦により摺擦熱が発生する。突出部429aはこの摺擦熱を機外へ逃す役目を果たす。また、本実施形態では、突出部429aの少なくとも一部は、吸引器47により流れる空気の移動経路(吸引通路46)上に配置されているため(図2参照)、トナークラウドを吸引するエアー(空気)によって突出部429aが冷却される結果、スリーブ422と磁気ブラシ430との間に生じる摺擦熱が効率的に排熱される。
図1の説明に戻る。定着装置20(定着手段の一例)は、画像形成部10において用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着させる装置である。定着装置20は、画像形成部10より搬送路Sの下流側に設けられており、光発生部21、ベルト22、ロール23及びロール24を備える。ベルト22は、トナー像が転写された用紙Pを搬送路Sの下流側へ搬送する無端ベルトである。ベルト22はロール23とロール24に掛け渡されており、例えば図示せぬモータにより回転させられるロール24により矢印Bの方向に移動され、用紙Pを搬送する。
制御部50は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサー、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備える。ROMにはプロセッサーが実行するプログラムが記憶されている。このプログラムがプロセッサーにより実行されると、外部から受け取った画像データに応じて用紙Pに画像を形成する画像形成機能が実現する。操作部52は、画像形成装置1を操作するための各種ボタンを備えている。制御部50は、操作部52において行われた操作に応じて各部を制御する。
表示部54は、画像を表示する装置の一例である液晶ディスプレイ装置を備えている。表示部54は、制御部50により制御され、画像形成装置1を操作するためのメニュー画面を表示する。通信部53は、外部のコンピュータ装置と通信を行う通信インターフェースの機能を備えている。通信部53は、コンピュータ装置等の他の装置から送られた画像データを受け取り、受け取った画像データを制御部50へ供給する。記憶部51はメモリを備えており、制御部50に供給された画像データを記憶する。
<動作>
次いで、画像形成装置1が行う動作について説明する。画像形成装置1は、他のコンピュータ装置から画像処理が指示されたり、利用者によって操作部52が操作されることにより画像処理が指示されたりすると、指示された内容に従って各種の画像処理を行う。画像形成処理が指示された場合には、画像形成部10は、制御部50の制御の下、供給された画像データに応じて感光体101Y,101Y,101C,101Kを露光装置103Y,103M,103C,103Kにより露光して静電潜像を形成し、この静電潜像に従い現像装置104Y,104M,104C,104Kによりトナー像を現像した後、トナー像を用紙Pに転写する。定着装置20は、画像形成部10により用紙Pに転写されたトナー像にレーザー光を照射することによってトナー像を用紙Pに定着させる。
このとき、現像装置104Y,104M,104C,104Kは、攪拌・搬送部材42,43により現像剤を攪拌しながら搬送し、現像ロール44によって感光体101Y,101M,101C,101Kの表面に形成された静電潜像に従いトナー像を現像する。
ところで、現像装置104Y,104M,104C,104Kの各々における攪拌・搬送部材42,43の回転に伴い、上述したようにスリーブ422と磁気ブラシ430との間には摺擦熱が生じる。この摺擦熱によって、磁気ブラシ430に接する磁性部材428および保持部材429の温度が上昇し、トナーのガラス転位温度に達すると、トナーが磁性部材428や保持部材429へ融着する場合がある。この場合、例えば、融着したトナーが剥がれ落ちた後、現像ロール44に引き付けられ移動し、回転する現像ロール44と規制部材45との間に挟まってしまい、現像ロール44に対する現像剤の供給を妨げて画像抜けを引き起こす場合がある。それに対し本実施形態では、現像装置104Y,M,C,K内の攪拌・搬送部材42,43において、保持部材429が収容器41から室外へ伸びるように形成された突出部429aを有し、この突出部429aが外気に触れるように配置されている。その結果、磁気ブラシ430とスリーブ422との間に生じる摺擦熱が突出部429aを介して室外へ放熱され、摺擦熱によるトナーの溶着が低減される。
また、本実施形態では、上述したように、トナークラウドを吸引するための吸引通路46上に保持部材429の突出部429aが配置されており、吸引に伴い流れるエアーが突出部429aに触れることで、別途冷却機構を追加することなく、突出部429aを介した摺擦熱の排熱が効率的に行われる。
図7は、本実施形態に係る保持部材429と従来技術に係る保持部材の温度比較を示す図である。図において、縦軸は温度を示し、横軸は稼動時間を示す。実線G1は外気の温度変化を示し、実線G2は本実施形態に係る保持部材429の温度変化を示し、実線G3は従来技術に係る保持部材の温度変化を示す。図14は、従来技術に係る画像形成装置が備える攪拌・搬送部材42Bの断面図であり、本実施形態の図4に対応するものである。なお、図14において、本実施形態の画像形成装置1が備える構成要素に対応する構成要素には、図4において用いられている符号の末尾に「B」を付したものを付している。また、図15は図14の矢印XV−XV方向から見た保持部材429Bの断面図であり、本実施形態の図6に対応するものである。図4と図14、また図6と図15を比較すると明らかなように、本実施形態に係る保持部材429が収容器41の外部に突出する突出部429aを有しているのに対し、図14及び図15に示す攪拌・搬送部材42Bの保持部材429Bは突出部を有していない構成となっている。
図7の実線G2と実線G3とを比較すると明らかなように、本実施形態の保持部材429は突出部429aを有していることによって、温度上昇が抑えられている。
<変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその例を示す。なお、以下の各態様を適宜組み合わせてもよい。
(1)上述の実施形態では、保持部材429の形状は図4及び図6に示した形状であるものとしたが、保持部材429の形状は他の形状であってもよい。図8乃至図13は保持部材429の他の形状の例を示した図である。なお、図8、図10、図12は各々、変形例に係る攪拌・搬送部材42C、42D、42Eの断面図であり、上述した実施形態において示した図4に対応するものである。また、図9、図11、図13は各々、攪拌・搬送部材42C、42D、42Eが備える保持部材429を矢印IX−IX方向から見た断面図であり、上述した実施形態において示した図6に対応するものである。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同様の構成要素については同じ符号を付して説明する。
図8および図9に示す攪拌・搬送部材42Cが備える保持部材429の突出部429cはL字型の形状をしており、収容器41から外部に突出した部分の表面積が突出部429aよりも広くなっている。
また、図10および図11に示す攪拌・搬送部材42Dが備える保持部材429の突出部429dはL字型の形状であるとともに、複数のスリットを備える形状となっており、収容器41から外部に突出した部分の表面積が突出部429aよりも広くなっている。
また、図12および図13に示す攪拌・搬送部材42Eが備える保持部材429の突出部429eは、収容器41の外部に向かって軸421の軸方向とほぼ垂直な方向に突出する第1の突出部4291を備えるとともに、第1の突出部4291が伸びる方向と異なる方向にのびる第2の突出部4292を備える形状となっており、収容器41から外部に突出した部分の表面積が突出部429aよりも広くなっている。
保持部材429の突出部の形状は、収容器41内で生じた摺擦熱を効率的に排熱する形状であれば上述した以外の形状であってもよく、例えばフィン等の形状となっていてもよい。
(2)上述の実施形態では、攪拌・搬送部材42の保持部材429と、攪拌・搬送部材43の保持部材429との両方が、収容器41の外部に突出する突出部429aを有する構成となっていたが、両方が突出部429aを有する構成となっている必要はなく、いずれか一方が突出部429aを有する構成であってもよい。
(3)上述の実施形態では、軸421に設けられたスリーブ422(第1の磁性部材)と磁性部材428(第2の磁性部材)とによって磁界を形成する構成とした。本発明に係る磁性体は、磁石(強磁性体)に限らず、軟鉄のような磁石により磁性を帯びるもの(常磁性体)をも含む。また、上述の実施形態では、第2の磁性部材が強磁性体であり、第1の磁性部材が常磁性体である場合について説明したが、組み合わせはこれ以外であってもよく、磁界を形成する組み合わせであればよい。すなわち、第1の磁性部材と第2の磁性部材の少なくともいずれか一方が強磁性体であればよい。
(4)上述の実施形態では、攪拌・搬送部材42,43の軸受をトナーの汚染から保護するためのオイルシール側にトナーが移動するのを抑制するために磁気ブラシを形成し、磁気ブラシと攪拌・搬送部材42,43の回転軸との間に生じる摺擦熱を保持部材が有する突出部を介して効率的に外部に排熱する構成が採用されている。本発明が適用可能である部材は攪拌・搬送部材に限られず、現像剤の収容器内で回転する部材であればいずれの部材にも適用可能である。例えば、収容器41内で回転する主な部材として現像ロール44がある。従って、現像ロール44の軸受をトナーの汚染から保護するために設けられたオイルシールに向かい移動するトナーの量を低減するために、当該軸受の近傍に現像ロール44の軸を取り囲むように磁性部材を配置し、当該磁性部材を保持するための保持部材に収容器41の外部に突出する突出部を設ける構成が採用されてもよい。
(5)上述の実施形態では、スリーブ422(第1の磁性部材)は回転部材423の表面に軸421を中心として一周するように設けられ、磁性部材428(第2の磁性部材)は軸421を中心としてスリーブ422を取り囲み一周するように設けられていた。第1の磁性部材と第2の磁性部材はともに、必ずしも一周全部つながっている必要はなく、例えば一部途切れていてもよく、磁界が鍔状に形成され、磁界ブラシが収容器の中央からオイルシールへ通じるルートを塞ぐものであればよい。
(6)上述の実施形態では、保持部材429が磁性部材428よりも軸421の軸方向の内側に存在する構成としたが、これに限らず、保持部材429が磁性部材428よりも軸421の軸方向の外側に位置する構成であってもよい。
(7)また、上述の実施形態では、現像剤が磁性体(磁性キャリア)を含むとともに、磁性部材428とスリーブ422とが磁性体を含む構成としたが、これに限らない。例えば、磁性部材428及びスリーブ422の少なくともいずれか一方に代えて、熱伝導性の高いゴムによって形成され、攪拌・搬送部材42,43の回転に伴って軸421の表面との間に発生する摩擦力によって開口部に到達する現像剤をせき止めるせき止め部材を設ける構成であってもよい。
1…画像形成装置、10…画像形成部、20…定着装置、21…光発生部、22…ベルト、23…ロール、24…ロール、30…ロール、41…収容器、42,43…攪拌・搬送部材、44…現像ロール、45…規制部材、46…吸引通路、50…制御部、51…記憶部、52…操作部、53…通信部、54…表示部、100Y,100M,100C,100K…画像形成ユニット、101Y,101M,101C,101K…感光体、102Y,102M,102C,102K…帯電装置、103Y,103M,103C,103K…露光装置、104Y,104M,104C,104K…現像装置、105Y,105M,105C,105K…ロール、106Y,106M,106C,106K…クリーニング装置、421…軸、422…スリーブ、423…回転部材、424…駆動ギア、425…軸受、426…ケージング、427…オイルシール、428…磁性部材、429…保持部材、430…磁気ブラシ、441…現像スリーブ。

Claims (7)

  1. 現像剤を収容する収容部と、
    回転軸と前記回転軸の周囲に備えた撹拌部を有し、前記回転軸が前記収容部に設けられた開口部を貫くことで前記収容部の外から駆動を得て、前記収容部内に収容された現像剤を回転しながら撹拌する撹拌手段と、
    前記回転軸の軸方向において前記開口部よりも前記収容部の内側に位置し、軸受に到達する現像剤をせき止めるせき止め手段と、
    熱伝導材料で形成され、前記収容部の外部に一部が露出した露出部を有し、前記せき止め手段に接する減熱手段と、
    を有することを特徴とする現像剤収容容器。
  2. 前記減熱手段は、前記せき止め手段よりも前記回転軸の軸方向の内側に存在することを特徴とする
    請求項1に記載の現像剤収容容器。
  3. 磁性体を含む前記現像剤と、
    少なくとも一部に磁性体を含むことにより、前記回転軸に向けて磁力を発生させ、前記磁力によって前記回転軸の表面との間に発生した現像剤層によって前記開口部に到達する現像剤をせき止める前記せき止め手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至2に記載の現像剤収容容器。
  4. 熱伝導性の高いゴムによって形成され、前記撹拌部材の回転に伴って前記回転軸の表面との間に発生する摩擦力によって前記開口部に到達する現像剤をせき止める前記せき止め手段、
    を有することを特徴とする請求項1乃至2に記載の現像剤収容容器。
  5. 空気の流れを発生させて飛散したトナーを吸引する吸引器を備え、前記露出部の少なくとも一部は、前記吸引器により流れる空気の移動経路上に配置されていることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像剤収容容器。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現像剤収容容器と、
    前記現像収容容器に収容された現像剤を表面に保持しながら回転する現像剤保持手段と、
    表面に静電潜像を保持可能であり、前記現像剤保持手段の表面に保持された現像剤に含まれるトナーを静電潜像に吸着させることによりトナー像を形成する像保持体と、
    を有することを特徴とする現像装置。
  7. 請求項6に記載の現像装置と、
    前記静電潜像を前記像保持体に形成するための帯電手段及び露光手段と、
    前記現像装置によって形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、
    前記転写手段により転写されたトナー像を前記記録媒体上に定着させる定着手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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