JP6171555B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6171555B2
JP6171555B2 JP2013107561A JP2013107561A JP6171555B2 JP 6171555 B2 JP6171555 B2 JP 6171555B2 JP 2013107561 A JP2013107561 A JP 2013107561A JP 2013107561 A JP2013107561 A JP 2013107561A JP 6171555 B2 JP6171555 B2 JP 6171555B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
developing device
developing
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013107561A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014228666A (ja
Inventor
木下 健
健 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2013107561A priority Critical patent/JP6171555B2/ja
Publication of JP2014228666A publication Critical patent/JP2014228666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6171555B2 publication Critical patent/JP6171555B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ及びこれらの複合機等の画像形成装置において、像担持体に形成された静電潜像を現像するのに使用する現像装置に係り、特に、現像装置内において回転して現像剤を攪拌する攪拌部材における軸受部近傍の回転軸のトナーが融着して凝集することを防止できるようにした点に特徴を有するものである。
従来から、複写機やプリンター等の画像形成装置においては、感光体等の像担持体に形成された静電潜像に現像装置からトナーを供給して、像担持体に形成された静電潜像を現像するようにしている。
そして、これらの現像装置においては、回転する攪拌部材により現像剤を攪拌すると共にこの現像剤を現像ローラーに供給し、この現像ローラーにより現像剤を像担持体と対向する位置に導き、この現像ローラーから像担持体にトナーを供給して現像を行うようにしている。また、前記のようにして現像を行った結果、トナーが減少した場合には、この現像装置に設けられたトナー補給口を通してトナーを現像装置に補給させるようにしている。
そして、前記のような現像装置においては、回転する攪拌部材の軸受部にトナーが入り込んだり、またトナーが外部に漏れ出したりするのを防止するために、軸受内部の内面側にリング状になった樹脂製のシール部材を設けるようにしている。
しかし、このように軸受部内部の内面側にシール部材を設けた状態で、前記の攪拌部材を回転させると、この攪拌部材の回転軸とシール部材との摩擦熱によって、この攪拌部材の回転軸が加熱され、加熱された攪拌部材の回転軸にトナーが融着して凝集したトナーが攪拌部材から脱落して現像剤中に混入し、これにより形成される画像に筋状ノイズ等が発生するという問題があった。
特に、現像剤にトナーとキャリアを使用した2成分現像方式の現像装置においては、前記の攪拌部材によりトナーとキャリアを混合攪拌させながら搬送させて現像を行うにあたり、現像速度を向上させるために、攪拌部材の回転速度を速くすることが行われている。そして、このように攪拌部材の回転速度を速くした場合、攪拌部材の回転軸とシール部材との摩擦熱が大きくなり、攪拌部材の回転軸に現像剤が存在しない状態で、トナー補給口から補給されたトナーが回転軸に導かれると、このトナーが攪拌部材の回転軸に簡単に融着して凝集するという問題があった。
このため、従来においては、特許文献1に示されるように、攪拌部材を回転させる攪拌ギアと、攪拌ギアとギア列を形成して現像部材を回転させる現像ギアとを収容して、攪拌回転軸と現像回転軸とを回転自在に支持すると共に空気を取り込む吸気口と取り込んだ空気を排出する排気口とが形成された収容ボックス内に、吸気口から空気を取り込み、取り込んだ空気により、摩擦により発熱した攪拌回転軸、現像回転軸、攪拌ギア、現像ギアを冷却するようにしたものが提案されている。
しかしながら、前記の構成においては、攪拌回転軸、現像回転軸、攪拌ギア、現像ギアの駆動部に現像装置内からのトナーが巻き込まれ、駆動部にトナーが付着して駆動むらが発生したり、トナーが飛散して機内が汚れたりするという問題があった。
また、特許文献2には、軸受部の装置本体内面側に回転軸を貫通させたシール部材が設けられ、このシール部材と接触する位置から装置本体外に突出させる回転軸の少なくとも一方の端部が熱伝導性の高い材料で構成させると共に、熱伝導性の高い材料で構成されて装置本体外に突出した回転軸の端部が熱伝導性の高い放熱部材に接触されるように構成し、放熱部材を通して外部に適切に放熱するようにしたものが提案されている。
前記した構成においては、攪拌部材の回転軸とシール部材との摩擦により発熱した場合にも、この熱が熱伝導性の高い材料で構成された回転軸の端部から放熱部材に伝わり、この放熱部材を通して外部に適切に放熱される。この結果、トナーの融着を防止することができる。
しかしながら、この構成においては、摩擦により発熱が激しい軸受部近傍から回転軸の端部まで熱を伝熱し、この熱を放熱部材から放熱するようになっているため、放熱効果を考えると、軸受部の近傍から熱を直接放熱させる場合に比べて、放熱の効率が悪くなり、放熱効率をより向上させることが求められている。
特開2012−3059号公報 特開2008−257075号公報
本発明は、複写機やプリンター等の画像形成装置に使用する現像装置における前記のような問題を解決することを課題とするものであり、前記のように現像装置内において回転する攪拌部材の回転軸とシール部材との摩擦による熱が発生した場合においても、この熱が外部に適切に放熱されるようにし、トナーが攪拌部材の回転軸に融着して凝集するのを適切に防止することを課題とするものである。
本発明の現像装置においては、上記のような課題を解決するため、装置本体内における現像剤を感光体に搬送する現像ローラーと、装置本体内において回転して装置本体内における現像剤を攪拌する攪拌部材と、が設けられた現像装置において、前記の攪拌部材における回転軸が軸受部に回転自在に支持されると共に、前記の軸受部の装置本体側に現像剤の浸入を抑制するシール部材が前記の回転軸を貫通させて取り付けられ、前記の軸受部近傍を囲うように熱伝導性の高い伝熱部材が配置され、この伝熱部材から伝えられた熱を放熱する放熱部材が装置本体の外部に向けて設けられ、前記の放熱部材は、前記伝熱部材より熱伝導性のよい材料で形成されており、駆動時に前記の軸受部の熱が前記の伝熱部材を介して前記の放熱部材から放熱されるようにした。
ここで、前記の現像装置においては、前記の放熱部材は、前記現像ローラーから離れ、現像ローラーに空気を案内しない位置で冷却風が導かれる位置に配置されることが好ましい。
また、前記の伝熱部材と放熱部材とを一体に形成してもよく、また、前記の放熱部材を、前記の伝熱部材より熱伝導性のよい材料で形成することが好ましい。
そして、本発明の画像形成装置においては、前記のような現像装置を用いるようにした。
また、本発明の画像形成装置においては、複数の現像装置を一列に配置させるとともに、複数の現像装置における前記の放熱部材を、冷却風が流れる方向と交差する方向にずらせて配置させることが好ましい。
また、本発明の画像形成装置においては、前記の放熱部材にフィンを設け、複数の現像装置を一列に配置させるとともに、冷却ファンから遠ざかるにつれて、前記の放熱部材の大きさを大きくし、或いは放熱部材に設けるフィンの数を増やすように構成することができる。また、現像装置に収容されたトナー凝集温度が低い場合には、凝集温度が高いトナーの場合よりも、前記の放熱部材の大きさを大きく、或いは放熱部材に設けるフィンの数を増やすようにすることもできる。
本発明によれば、軸受部の近傍には、熱伝導性の高い伝熱部材が配置されているので、軸受部の近傍に蓄熱される熱が伝熱部材に吸収され、伝熱部材に吸収された熱は、放熱部に伝熱され、放熱部材から放熱され、軸受部近傍の温度上昇を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構造を示した概略説明図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置を用いたイメージングカートリッジを示した概略説明図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置の軸受部を中心とした構成を示す概略説明図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置の構成を示す概略説明図である。 図4のE−E’線で断面にした概略説明図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置の要部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置に用いられる伝熱部材と放熱部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置に用いられる伝熱部材と放熱部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置を用いたイメージングカートリッジをタンデム配置した画像形成装置を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置を用いたイメージングカートリッジをタンデム配置させて、現像装置に設ける放熱部材の位置をすらせた状態を示す概略平面図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置を用いたイメージングカートリッジをタンデム配置させて、現像装置に設ける放熱部材の大きさを変更させた状態を示す概略平面図である。した状態を示す概略平面図である。
次に、本発明の実施形態に係る画像形成装置及び現像装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る画像形成装置及び現像装置は、下記の実施形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
この実施形態の画像形成装置においては、図1に示すように、画像形成装置1内に4つのイメージングカートリッジ10A〜10Dを装着させるようにしている。
ここで、前記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dには、感光体11と、この感光体11の表面を帯電させる帯電装置12と、感光体11の表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置20と、感光体11の表面に形成されたトナー像を中間転写ベルト2に転写させた後に残留するトナーを感光体11の表面から除去するクリーニング装置14とが設けられている。帯電された感光体11の表面には、露光装置50から画像情報に応じた露光が行われ、感光体11の表面に静電潜像が形成される。
そして、この実施形態に係る画像形成装置において、フルカラーの画像形成を行うにあたっては、前記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおける各現像装置20に、黒色、黄色、マゼンダ色、シアン色の異なった色彩のトナーを収容させ、各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおいて、各感光体11の表面にそれぞれの色彩のトナー像を形成する。
次いで、このように各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおける感光体11の表面に形成された各色彩のトナー像を中間転写ベルト2に順々に転写させて、この中間転写ベルト2の上にフルカラーのトナー像を形成する。
一方、給紙ローラー3により記録媒体Sを給紙し、タイミングローラー4によってこの記録媒体Sを適当なタイミングで前記の中間転写ベルト2と転写ローラー5との間に導き、中間転写ベルト2上に形成された前記のフルカラーのトナー像をこの記録媒体Sに転写させる一方、この記録媒体Sに転写されずに中間転写ベルト2上に残ったトナーを第2クリーニング装置6によって中間転写ベルト2から除去させる。
そして、前記のようにフルカラーのトナー像が転写された記録媒体Sを定着装置7に導き、前記のフルカラーのトナー像を記録媒体Sに定着させた後、この記録媒体Sを排紙ローラー8により排紙させるようにしている。
また、この実施形態の画像形成装置1においては、第2クリーニング装置6の下に冷却ファン30を設け、各イメージングカートリッジ10A〜10Dを冷却している。
なお、画像形成装置は前記のようなものに限定されず、図示していないが、複数の現像装置を保持させた回転式現像装置を回転させて、各現像装置を順々に感光体に導くようにしてフルカラーの画像形成を行うようにしたフルカラーの画像形成装置や、白黒の画像形成を行う画像形成装置であってもよい。
次に、この実施形態におけるイメージングカートリッジ10A〜10Dについて具体的に説明する。図2に示すように、イメージングカートリッジ10A〜10Dは、現像装置20と感光体ユニット110とで構成されている。
感光体ユニット110は、感光体11と帯電装置12としての帯電ローラーと及びクリーニングブレードを備えたクリーニング装置14で構成されている。
また、現像装置20においては、トナーとキャリアを含む現像剤を用いるようにしている。ここで、現像装置20においては、図2に示すように、内部にマグネットローラー22aが設けられた現像ローラー22が、前記の感光体11と所要間隔を介して対向するように設けられている。
また、この現像装置20においては、図2〜図4に示すように、その装置本体21内に、前記の現像ローラー22に沿って前記の現像剤を搬送させる第1搬送部23が設けられ、この第1搬送部23内に、回転軸24aの周囲に現像剤を混合攪拌しながら搬送させるスクリュー状の羽根部材24bが設けられた第1攪拌部材24が設けられる。そして、この第1搬送部23の下方に隔壁25を介して前記の第1搬送部23と現像剤を逆方向に搬送させる第2搬送部26が設けられ、この第2搬送部26内に、回転軸27aの周囲に現像剤を混合攪拌しながら搬送させるスクリュー状の羽根部材27bが設けられた第2攪拌部材27が設けられている。
更に、前記の第1搬送部23と第2搬送部26との間に設けられた隔壁25の端部に、前記の第1搬送部23と第2搬送部26とを連通させる循環口25aが設けられ、これらの循環口25aを通して現像剤を第1搬送部23と第2搬送部26との間で循環させるようになっている。
また、前記の第1搬送部23の端部の上面には、トナーカートリッジ(図示しない)に収容されたトナーを、現像装置20の装置本体21内に補給させるトナー補給口(図示しない)が設けられている。
そして、この現像装置20においては、第1搬送部23に設けられた第1攪拌部材24を回転させて現像剤を混合攪拌しながら搬送する途中において、この第1攪拌部材24により前記の現像ローラー22に現像剤を供給し、このように供給された現像剤を現像ローラー22によって感光体11と対向する位置に搬送させる途中において、搬送される現像剤の量を規制部材29により規制するようにしている。そして、このように量が規制された現像剤を現像ローラー22により感光体11と対向する位置に導き、現像剤中のトナーを感光体11に供給して、感光体11に形成された静電潜像を現像するようにしている。
なお、現像ローラー22の上側、すなわち中間転写ベルト2側のダクト20eには、現像ローラー22の回転時に発生する粉煙トナーを抑制するための粉煙防止カバー20fが設けられている。
また、このようにして現像を行った結果、現像剤中におけるトナー濃度が低下した場合には、トナー補給口を通してトナーカートリッジに収容されたトナーを装置本体21内に補給させるようにしている。
ここで、前記の第1搬送部23と第2搬送部26とに、第1攪拌部材24と第2攪拌部材27とを設けるにあたっては、第1攪拌部材24及び第2攪拌部材27における回転軸24a、27aの一端部を、それぞれ軸受部31、31により回転自在に支持させて、装置本体21の内壁35から外部に突出させている。また、この軸受部31の装置本体21の内壁35側に、前記の回転軸24a、27aを貫通させたシール部材32を設けている。なお、軸受部31、31は、装置本体21のハウジング21aに取り付けられている。また、図示はしていないが、回転軸24a、27aの他端部も軸受部により回転自在に支持されている。
前記の回転軸24a、27aには、それぞれ攪拌ギア24g、27gが取り付けられ、回転軸27aには現像ローラー22を回転させる現像ギア24iと噛み合うギア24hが取り付けられ、これら各ギア24g、27g、24i、24hによってギア列Gを構成し、第1攪拌部材24及び第2攪拌部材27及び現像ローラー22を回転駆動させる。
また、第2攪拌部材27の端部には、内壁35、軸受部31側へ直接圧力がかからないように逆巻きのスクリュー27や円板27dが設けられている。しかし、羽根部材27bへ送られる現像剤の一部が逆巻きのスクリュー27や円板27dを乗り越えて軸受部31に浸入する。
前記の軸受部31、31は、現像剤の収納部の端部の内壁35から所定の距離を隔てて配置されるが、その空間36に浸入してきた現像剤が軸受部31、31の手前に設けられたシール部材32に到達する。
シール部材32は、リング状のゴム系材料が使用されており、回転軸24a、27aとの摩擦により、軸受部31、31及び軸受部31、31の近傍における回転軸24a、27aが周辺より高温となる。その温度は、回転軸24a、27aの回転数の増加と共に高くなり、現像剤の溶融温度付近まで上昇して、前記軸受部31、31付近の現像剤を固化させることがある。
そこで、この実施形態では、図4〜図6に示すように、回転軸24a、27aを支持する軸受部31、31が取り付けられているハウジング21aの軸受部近傍を囲うように、熱伝導性の高い伝熱部材40を配置している。伝熱部材40のハウジング21aと対向する側の当接面40aは、ハウジング21aの形状に沿うように形成されている。また、この伝熱部材40からの熱を放熱するための多数のフィン41fが形成された放熱部材41が伝熱部材40に接続されている。
ここで、回転軸24a、27aの回転に伴い、それぞれシール部材32、32との摩擦で熱が発生すると、発生した熱は軸受部31、31に伝熱される。そして、この軸受部31、31近傍には、前記のように熱伝導性の高い伝熱部材40が配置されているので、軸受部31、31及びハウジング21aにおける熱がこの伝熱部材40に伝熱される。また、このように伝熱部材40に伝熱された熱は、伝熱部材40に接続されて放熱部材41に伝熱され、この熱がフィン41fから放熱されて、軸受部31、31近傍の温度が上昇するのが抑制される。
ここで、放熱部材41は、前記の現像ローラー22から離れ、前記現像ローラー22に空気が導かれない位置に配置されており、この放熱部材41に冷却風を吹き付けた場合に、粉煙が発生するということがなく、効率的に軸受部31、31及びその近傍を冷却することができる。
前記の伝熱部材40としては、ハウジング21aに比べて熱伝導性がよく、ハウジング21aの軸受部31、31を取り付けた形状に馴染みやすい材料として、樹脂、若しくはゴム系の軟質材料に熱伝導性無機フィラーを添加したものを用いて形成することができる。
ここで、前記の伝熱部材40と放熱部材41としては、図7に示すように、伝熱部材40と放熱部材41とを一体に形成したものを用いることができる。このように、伝熱部材40と放熱部材41とを一体に形成したものを用いると、これらの製造等が容易に行える。
また、図8に示すように、伝熱部材40と放熱部材41とを別々にしたものを用いることもできる。この場合、組立工数は増えるが、放熱部材41を伝熱部材40に比べて熱伝導性の良好な金属材料で形成することにより、放熱効果を高めることができる。
なお、軸受部31、31からの熱を効果的に放熱させるためには、ハウジング21aの一部を切り欠き、軸受部31、31に直接伝熱部材40を接触させるようにすることもできる。但し、ハウジング21aの一部を切り欠くと、この部分から現像剤が漏れる恐れがあるので、放熱性と粉煙発生を考慮し、ハウジング21aを介して伝熱部材40を配置するか、直接伝熱部材40を配置するかは用途や現像装置20の配置位置などにより適宜選択すればよい。
図9は、イメージングカートリッジ10A〜10Dがタンデム配置され、前記の現像装置20が一列に並んで配置された画像形成装置1内の冷却風の流れを示した図である。現像装置20を冷却するために冷却ファン30が設けられている。画像形成装置1内に配置された冷却ファン30により、中間転写ベルト2と機器の基台100との間で囲まれた空間内に空気を吸引し、このように吸引された空気により冷却する。図中矢印Fで示す冷却風は、各現像装置20の放熱部材41を通り冷却ファン30により排出される。
ところで、冷却風が現像ローラー22近傍に流れると、現像装置20の駆動時に現像ローラー22周辺に発生するトナー粉煙を巻き込み、そのトナー粉煙が現像装置20の駆動部に浸入し、また、機内に拡散して隣接する感光体ユニット110などをトナーで汚染することになるため、現像装置20の現像ローラー22から離れた現像装置20の下側を空気が流れるように流路を形成している。
前記の空気の流れでは、現像装置20全体を十分に冷却することができないため、軸受部31、31などの蓄熱部での温度上昇による現像剤の固化、凝集という問題があった。
そこで、この実施形態のように、軸受部31、31近傍の高温部からの熱を伝熱部材40に伝熱させ、この伝熱部材40に接続された放熱部材41を、冷却風が流れる位置に設けることにより、軸受部31、31及びその近傍を効率よく冷却することができ、軸受部31、31及び軸受部31、31の近傍における回転軸24a、27aにおけるトナーが溶融して凝集、固化するのが防止されると共に、冷却風によって粉煙が発生するのも防止されるようになる。
また、図9のようなタンデム構成においては、冷却ファン30との距離、即ち冷却ファン30に近い側と遠い側では、直線状では間に他の現像装置20が配置されるので風量に差が生じることになる。
このため、図10に示すように、各現像装置20における放熱部材41を、冷却風が流れる方向と交差する方向にずらせて冷却ファン30から遠い側の風量の低下を防ぐよう構成することができる。また、各現像装置20における放熱部材41を、冷却風が流れる方向と交差する方向において、千鳥状に配置させて、冷却ファン30から遠い側の風量の低下を防ぐよう構成することができる。
また、図11に示すように、冷却ファン30から遠ざかるにつれ、放熱部材41の形状、即ち、大きさを大きく、またはフィン41fの数を増やすように、放熱部材41の大きさやフィン41fを変えるように構成してもよい。その形状変更は、冷却ファン30の距離だけではなく、各現像装置20に収容するトナーにおける凝集温度の違いによって、放熱部材41の形状を変えるように構成することも可能である。
また、前記の実施形態の現像装置20においては、隔壁25を介して上下方向に配置された第1搬送部23と第2搬送部26との間で、トナーとキャリアとを含む現像剤を循環させるようにしたが、トナーとキャリアとを含む現像剤を循環させる第1搬送部と第2搬送部との配置状態や、使用する現像剤の種類もこのようなものに限定されない。例えば、図示していないが、隔壁を介して水平に配置された第1搬送部と第2搬送部との間で、トナーとキャリアとを含む現像剤を循環させるようにした現像装置であっても、またキャリアを含まないトナーだけの現像剤を用い、この現像剤を攪拌部材によって攪拌させるようにした一成分方式の現像装置であってもよい。
1 画像形成装置
2 中間転写ベルト
3 給紙ローラー
4 タイミングローラー
5 転写ローラー
6 第2クリーニング装置
7 定着装置
8 排紙ローラー
10A〜10D イメージングカートリッジ
11 感光体
12 帯電装置
14 クリーニング装置
20 現像装置
21 装置本体
21a ハウジング
22 現像ローラー
22a マグネットローラー
23 第1搬送部
24 第1攪拌部材
24a 回転軸
24b 羽根部材
26 第2搬送部
27 第2攪拌部材
27a 回転軸
27b 羽根部材
30 冷却ファン
31 軸受部
32 シール部材
40 伝熱部材
41 放熱部材
41f フィン

Claims (7)

  1. 装置本体内における現像剤を感光体に搬送する現像ローラーと、装置本体内において回転して装置本体内における現像剤を攪拌する攪拌部材と、が設けられた現像装置において、
    前記の攪拌部材における回転軸が軸受部に回転自在に支持されると共に、前記の軸受部の装置本体側に現像剤の浸入を抑制するシール部材が前記の回転軸を貫通させて取り付けられ、前記の軸受部近傍を囲うように熱伝導性の高い伝熱部材が配置され、この伝熱部材から伝えられた熱を放熱する放熱部材が装置本体の外部に向けて設けられ、前記の放熱部材は、前記伝熱部材より熱伝導性のよい材料で形成されており、駆動時に前記の軸受部の熱が前記の伝熱部材を介して前記の放熱部材から放熱されることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において、前記の放熱部材は、前記現像ローラーから離れ、現像ローラーに空気を案内しない位置で冷却風が導かれる位置に配置されることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の現像装置において、前記の軸受部は装置本体のハウジングに取り付けられ、前記の伝熱部材はハウジングより熱伝導性のよい樹脂材料で形成されていることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の現像装置において、前記の伝熱部材と放熱部材とが一体に形成されていることを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、複数の現像装置が一列に配置されるとともに、複数の現像装置における前記の放熱部材は、冷却風が流れる方向と交差する方向にずらせて配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置において、前記の放熱部材にフィンが設けられ、複数の現像装置が一列に配置されるとともに、冷却ファンから遠ざかるにつれて、前記の放熱部材の大きさを大きくし、或いは放熱部材に設けるフィンの数を増やすことを特徴とする画像形成装置。
JP2013107561A 2013-05-22 2013-05-22 現像装置及び画像形成装置 Active JP6171555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013107561A JP6171555B2 (ja) 2013-05-22 2013-05-22 現像装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013107561A JP6171555B2 (ja) 2013-05-22 2013-05-22 現像装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014228666A JP2014228666A (ja) 2014-12-08
JP6171555B2 true JP6171555B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=52128570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013107561A Active JP6171555B2 (ja) 2013-05-22 2013-05-22 現像装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6171555B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016126197A (ja) * 2015-01-05 2016-07-11 株式会社リコー 現像装置及び画像形成装置
JP2019082591A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 エイチピー プリンティング コリア カンパニー リミテッド 現像装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010243681A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置の現像装置
CN102289171A (zh) * 2010-06-17 2011-12-21 京瓷美达株式会社 显影装置及具备该显影装置的图像形成装置
JP5785827B2 (ja) * 2011-09-08 2015-09-30 シャープ株式会社 現像装置および画像形成装置
JP6003542B2 (ja) * 2012-11-02 2016-10-05 富士ゼロックス株式会社 現像剤収容容器、現像装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014228666A (ja) 2014-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5445168B2 (ja) 画像形成装置
JP6112361B2 (ja) 画像形成装置及び現像ユニット
JP5222629B2 (ja) 現像装置
JP5026202B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4973288B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2007279279A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP6171555B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2010243681A (ja) 画像形成装置の現像装置
JP2011257703A (ja) 現像剤収容装置および画像形成装置
US8886079B2 (en) Image forming apparatus and cooling device for developer mixing container
JP2012155071A (ja) 画像形成装置及びその現像装置
JP2006208812A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2011107173A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4606893B2 (ja) 画像形成装置
JP2007219398A (ja) 冷却構造および画像形成装置
JP2012003058A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4764726B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2012003059A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2006139045A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5532403B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2005164771A (ja) 放熱シート、現像装置、プロセスカートリッジ、装置ユニット、及び、画像形成装置
JP2011141383A (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2010164799A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4930164B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
US11656562B2 (en) Developing device with transporting member and cooling unit fixed to a case

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170511

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6171555

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150