JP2009223050A - トナーカートリッジ、現像装置、画像形成装置 - Google Patents

トナーカートリッジ、現像装置、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トナー攪拌部材の交換または清掃の作業の手間を軽減する。
【解決手段】トナーカートリッジ10は収容容器1およびトナー攪拌部材8を有する。収容容器1は、トナーを収容し、攪拌軸受開口部4を有する。トナー攪拌部材8は、収容容器1内に配置され、攪拌軸8aおよび攪拌軸8aに取付けられた攪拌シート8bを有し、攪拌軸8aが攪拌軸受開口部4を通じて収容容器1の外部に突出し、攪拌軸8aの回転に伴う攪拌シート8bの回転により前記トナーを攪拌するものである。攪拌シート8bは、可撓性シートであり、攪拌軸受開口部4側の第1領域Fと、第1領域Fよりも攪拌軸受開口部4からX方向に離れている第2領域Gとを有する。また、攪拌シート8bにおけるS方向の長さをシート幅とした場合、第1領域Fは、第2領域G側から攪拌軸受開口部4側に向かうに従って前記シート幅が漸次狭くなるように形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関するものであり、特に、画像形成装置に備えられるトナーカートリッジおよび現像装置に関するものである。
電子写真方式を利用して画像を形成する画像形成装置は、簡易な操作で高画質画像を形成でき、保守管理も容易であることから、複写機、プリンタ、ファクシミリなどに多用され、広く普及している。一般的な電子写真方式の画像形成装置は、静電潜像を形成する感光体ドラムと、静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、トナー像を紙に写す転写装置と、トナー像を紙の上に定着する定着装置とを含む。
消費されるトナーや紙については、なくなった時点でユーザーが補給できるようになっているが、トナーは非常に軽く細かい粒子であるため、画像形成装置にトナーを補給する際にトナーが空気中に飛散したり、手が汚れたりする問題があった。この問題に対して、近年ではトナー粒子が空気中に飛散しないように、トナーを収容するトナーカートリッジをそのまま交換する方法、すなわち画像形成装置から空になったトナーカートリッジを取り外し、新しいトナーカートリッジを装着する方法が主流になってきている。そして、空になったトナーカートリッジは、近年の環境問題に対する意識の高まりから、廃棄せずに再利用するケースが多く、清掃後、新しいトナーをつめて出荷される。
ところで、トナーカートリッジを装着する画像形成装置においては、トナーカートリッジを画像形成装置内で長期間放置すると、トナーの流動性が低下し、トナーカートリッジから現像装置または中間トナーホッパーへのトナー補給が困難になるという問題が生じていた。この問題に対して、例えば特許文献1では、トナーの流動性を向上させるため、トナーを収容している収容室内にトナー攪拌部材を備えるトナーカートリッジが提案されている。
特開2006−106045号公報(公開日:2006年4月20日)
トナー攪拌部材を設けたトナーカートリッジを再利用する際、トナー攪拌部材を清掃または交換する必要がある。この清掃や交換を行うためには、トナーカートリッジの内部からトナー攪拌部材を取り外さなければならない。
ここで、トナーカートリッジの内部からトナー攪拌部材を取り外すためには、トナーカートリッジの壁を分解する必要、つまり、前記壁をトナーカートリッジから取り外す必要が生じ、前記清掃または交換は手間のかかる作業となっていた。
本発明の目的は、トナー攪拌部材を交換または清掃する作業において手間のかからないトナーカートリッジ、現像装置、画像形成装置を提供することである。
トナーカートリッジの壁を分解することなくトナーカートリッジの内部から攪拌部材を取り外すことができれば、攪拌部材の清掃または交換の手間を従来よりも省くことができる。
そこで、本発明のトナーカートリッジは、トナーを収容し、開口部を有する収容容器と、前記収容容器内に配置され、シャフトおよび前記シャフトに取付けられた可撓性シートを有し、前記シャフトが前記開口部を通じて前記収容容器の外部に突出し、前記シャフトの回転に伴う可撓性シートの回転により前記トナーを攪拌する攪拌部材とを備え、前記可撓性シートは、前記開口部側の第1領域と、前記第1領域よりも前記開口部から前記シャフトの軸線方向に離れている第2領域とを有し、前記軸線方向に対する直交方向の前記可撓性シートの長さをシート幅とした場合、前記第1領域は、前記第2領域側から前記開口部側に向かうに従って前記シート幅が漸次狭くなるように形成されている領域を含むことを特徴とする。
本発明の構成において、前記開口部から前記収容容器の外部に向けて前記攪拌部材を問題なく引き抜くことができれば、トナーカートリッジの壁を分解することなくトナーカートリッジの内部から攪拌部材を取り外せることになる。
そこで、前記攪拌部材を回転させながら前記開口部から前記収容容器の外部に向けて前記攪拌部材を引き抜くと、前記可撓性シートの第1領域が前記収容容器の内壁に当接するものの、この当接によって前記可撓性シートは前記開口部を通過できるだけの形態にまで撓められて折れ曲がることなく前記開口部を通過する。それゆえ、前記攪拌部材を問題なく前記開口部から外部に引き抜くことができ、前記収容容器の壁を分解することなく前記収容容器から攪拌部材を取り外すことができ、攪拌部材の清掃または交換の手間を従来よりも省くことができる。
これに対し、仮に、前記可撓性シートに前記第1領域が形成されていない場合、前記攪拌部材を回転させながら前記開口部から収容容器の外部に向けて攪拌部材を引き抜こうとしても、前記可撓性シートがトナーカートリッジの内壁とぶつかって折れ曲がってしまい、前記開口部から攪拌部材を問題なく引き抜くことができない。
さらに、本発明のトナーカートリッジにおいて、前記収容容器は、前記トナーが収容されている収容室と、前記開口部と前記収容室とを連通する連通路とを有しており、前記連通路は、前記開口部に近い位置ほど通路幅が狭くなるように形成されていることが好ましい。これにより、前記攪拌部材を回転させながら前記開口部から前記収容容器の外部に向けて前記攪拌部材を引き抜く際、前記可撓性シートをスムーズに撓ませることができ、前記攪拌部材を前記開口部からスムーズに引き抜くことができる。
また、本発明のトナーカートリッジにおいては、前記連通路が前記開口部に近い位置ほど通路幅が狭くなるテーパー状であることが好ましい。これにより、前記攪拌部材を回転させながら前記開口部から前記収容容器の外部に向けて前記攪拌部材を引き抜く際、前記可撓性シートをスムーズに移動させることができ、前記攪拌部材を前記開口部からスムーズに引き抜くことができる。
また、本発明のトナーカートリッジにおいては、前記可撓性シートは、ポリエチレンテレフタレートを主成分とするシートであり、その厚みが0.1mm以上であって3mm以下であることが好ましい。このように可撓性シートを設計すれば、可撓性シートを折れ曲がりにくくでき、前記攪拌部材を前記開口部から引き抜く際に前記可撓性シートが折れ曲ってしまう事を抑制できる。また、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする可撓性シートは、耐久性に優れているため、長期間繰り返し使用でき、再利用性に優れている。
さらに、本発明のトナーカートリッジにおいては、前記収容容器の内壁に、前記攪拌部材を回転させながら前記攪拌部材を前記開口部から前記収容容器の外部に引き抜く際に前記可撓性シートを引っかけることによって前記可撓性シートを撓ませるための突起部または溝部が形成されていることが好ましい。この構成によれば、前記攪拌部材を回転させながら前記攪拌部材を前記開口部から前記収容容器の外部に向けて引っ張る際、前記可撓性シートに確実に撓みを形成することができる。
また、本発明のトナーカートリッジにおいて、前記第1領域は、前記第2領域側から前記開口部側に向かうに従って前記シャフトに近づくような曲線形状の縁部を有し、前記軸線方向に対する前記縁部の傾きが前記第2領域側から前記開口部側に向かうに従って小さくなるように形成されていることが好ましい。この構成によれば、前記第1領域と前記収容容器の内壁とが当接する際、前記第1領域と前記収容容器の内壁との間の摩擦抵抗を抑えることができ、前記開口部から外部へ前記攪拌部材をスムーズに引き抜くことができる。
また、本発明の現像装置は、現像剤を収容する現像槽と、前記現像槽の現像剤を担持してこの現像剤に含有されるトナーを感光体に供給する現像剤担持部材と、前記現像槽に補給されるトナーを保持するトナー保持部とを有する現像装置において、前記トナー保持部が前記トナーカートリッジであることを特徴とするものである。さらに、本発明の画像形成装置は、感光体と、現像剤を収容する現像槽と、前記現像槽の現像剤を担持してこの現像剤に含有されるトナーを前記感光体に供給する現像剤担持部材と、前記現像槽に補給されるトナーを保持するトナー保持部とを有する電子写真方式の画像形成装置において、前記トナー保持部が前記トナーカートリッジであることを特徴とするものである。
以上のように、本発明のトナーカートリッジは、トナーを収容し、開口部を有する収容容器と、前記収容容器内に配置され、シャフトおよび前記シャフトに取付けられた可撓性シートを有し、前記シャフトが前記開口部を通じて前記収容容器の外部に突出し、前記シャフトの回転に伴う可撓性シートの回転により前記トナーを攪拌する攪拌部材とを備え、前記可撓性シートは、前記開口部側の第1領域と、前記第1領域よりも前記開口部から前記シャフトの軸線方向に離れている第2領域とを有し、前記軸線方向に対する直交方向の前記可撓性シートの長さをシート幅とした場合、前記第1領域は、前記第2領域側から前記開口部側に向かうに従って前記シート幅が漸次狭くなるように形成されている領域を含むことを特徴とする。
それゆえ、前記収容容器の壁を分解することなく前記収容容器の内部から攪拌部材を取り外すことができ、攪拌部材の清掃または交換の手間を従来よりも省くことができる。
〔トナーカートリッジについて〕
本発明の一実施形態のトナーカートリッジを図に基づいて説明する。図1は、本実施形態のトナーカートリッジの内部構成を模式的に示す断面図である。図2は、図1のトナーカートリッジをAA’線で切断した場合の断面図である。図3は、図1のトナーカートリッジをBB’線で切断した場合の断面図である。
図1に示すように、トナーカートリッジ10は、収容容器1、トナー攪拌部材8、トナー排出ローラ3、トナー排出口2を有する。また、図3に示すように、収容容器1は、収容室1aと連通路1bとを有する。さらに、図3に示すように、収容容器1の壁には攪拌軸受開口部4およびローラ軸受開口部5が形成され、また、収容容器1の内壁には第1攪拌軸受6aおよび第1ローラ軸受7aが形成されている。
収容室1aは、内部空間を有する略半円筒状の容器部材であり、トナー攪拌部材8およびトナー排出ローラ3を内部にて回転自在に支持し、トナーを収容するものである。連通路1bは、収容室1aと攪拌軸受開口部4とを連通する通路であり、収容室1a側から攪拌軸受開口部4側に向けて通路幅が狭まる円錐台形状(テーパー状)に形成される。
攪拌軸受開口部4は、収容容器1の内部と外部とを貫通する円形の開口部であり、第2攪拌軸受6bが収容容器1の外側から着脱自在に嵌めこまれている。ローラ軸受開口部5は、収容容器1の内部と外部とを貫通する開口穴であり、トナー排出ローラ3の直径より長い直径を有している。また、ローラ軸受開口部5には、第2ローラ軸受7bが収容容器1の外側から着脱自在に嵌められている。
トナー排出口2は、図1および図2に示すように、収容容器1の底に形成され、収容容器1内のトナーを外部に放出するための開口穴である。また、トナー排出口2は、トナーカートリッジ10が画像形成装置30(図12参照)に装着された際に現像槽11を臨む位置に形成されている。なお、トナー排出口2は、トナー排出ローラ3の軸線方向と平行な方向の長辺を有する略長方形状である。
トナー攪拌部材8は、図1および図3に示すように、攪拌軸8aと攪拌シート8bとを有するものである。
攪拌軸8aは、攪拌軸受開口部4の直径よりも短い直径を有し且つ図におけるX方向を軸線方向として回転するシャフトである。攪拌軸8aは、一端が収容容器1の内側にて第1攪拌軸受6aに支持され、他端が収容容器1の外側にてギア部材58に取付けられ、第1攪拌軸受6aとギア部材58との間において第2攪拌軸受6bに支持されている。つまり、攪拌軸8aは、収容容器1の内部から第2攪拌軸受6bを介して収容容器1の外部に貫通するように配置されている。なお、ギア部材58は、図示しない駆動源(例えばモータ)のトルクを攪拌軸8aに伝達することによって攪拌軸8aを回転するためのものである。また、攪拌軸8aの回転方向は図1のZ方向である。
攪拌シート8bは、厚さが0.1mm以上3.0mm以下のポリエチレンテレフタレート(PET)からなる可撓性シートであり、収容容器1の内部に配されている。そして、攪拌シート8bは、攪拌軸8aがZ方向に回転すると攪拌軸8aと共にZ方向に回転するように攪拌軸8aに取付けられており、収容容器1に収容されるトナーを攪拌するための攪拌羽根として機能するものである。
つぎに、攪拌シート8bの形状について説明する。攪拌シート8bは、図3に示すように、攪拌軸受開口部4側の第1領域Fと、第1領域Fよりも攪拌軸受開口部4から離れている第2領域Gとを含む。
そして、攪拌シート8bにおいてX方向に直交するS方向の長さをシート幅とする場合、図3に示すように、第1領域Fは、第2領域G側から攪拌軸受開口部4側に向かうに従って前記シート幅が漸次狭くなるように形成されている。また、第1領域Fは、攪拌軸受開口部4側の端部のシート幅が連通路1bの直径の最大値(連通路1bの収容室1a側端部の直径)よりも短くなるように形成される。さらに、第2領域Gは、シート幅が略一定、且つ、シート幅が連通路1bの直径の最大値よりも長くなるように形成されている。また、第1領域Fのシート幅は、第1領域Fの全域に渡って第2領域Gのシート幅よりも短くなるように形成されている。なお、図3に示される点線は、各領域の境界を示すために図示しているものであり、実際の攪拌シート8bにおいては図3の点線は付されていない。
本実施形態において、図3に示されるような形状の攪拌シート8bを用いているのは、攪拌軸受開口部4からトナー攪拌部材8を外部に引き抜く作業を行う際に、攪拌シート8bが折れ曲がらないようにするためであるが、この点については後で詳述する。
トナー排出ローラ3は、図2に示されるように、ローラ本体3aとローラ軸3bとを有するものである。
ローラ軸3bは、ステンレス製であってX方向を軸線方向として回転する回転軸であり、一端が収容容器1の内側にて第1ローラ軸受7aに支持され、他端が収容容器1の外側にてギア部材53に取付けられ、第1ローラ軸受7aとギア部材53との間において第2ローラ軸受7bに支持されている。つまり、ローラ軸3bは、収容容器1の内部から第2ローラ軸受7bを介して収容容器1の外部に貫通するように配置されている。なお、ギア部材53は、図示しない駆動源(例えばモータ)のトルクをローラ軸3bに伝達することによってローラ軸3bを回転するためのものである。また、ローラ軸3bの回転方向は図1のY方向である。
ローラ本体3aは、連発泡性(スポンジ状)の多孔質弾性体を表面層とする円筒状部材であり、収容容器1の内部に配される。そして、ローラ本体3aは、ローラ軸3bが回転するとローラ軸3bと共にY方向に回転するようにローラ軸3bに取付けられている。
また、ローラ本体3aは、収容容器1の内側からトナー排出口2の周縁に接触することによってトナー排出口2を遮蔽する一方、回転することによってローラ本体3aの周囲のトナーをトナー排出口2から現像槽11(図11参照)へ供給するようになっている。つまり、ローラ本体3aは、トナーカートリッジ10の輸送時(未使用時)には、トナー排出口2の周縁に均一に押さえつけられており、トナー排出口2の隙間からのトナー漏れを防止している。そして、ローラ本体3aは、トナーカートリッジ10が画像形成装置へ装着された後(使用時)にトナー排出口2の周縁と擦れ合いながら回転することによってトナーカートリッジ10の収容室1a内のトナーを現像槽11へ搬送するようになっている。なお、ローラ本体3aの表面層(多孔質弾性体)としては、ポリウレタン,シリコーンゴム,EPDMなどを使用できるが、耐久性やトナー搬送性の点からポリウレタン発泡体が好適である。
また、本実施形態のトナーカートリッジ10は、画像形成装置に利用されることによって内部のトナーが無くなると業者に回収される。そして、回収後のトナーカートリッジ10はリサイクル(再利用)のために清掃される。ここで、トナーカートリッジ10を清掃する際、トナー攪拌部材8をも清掃する必要があるが、トナー攪拌部材8を清掃するためにはトナーカートリッジ10からトナー攪拌部材8を取り外さなければならない。
以下では、トナーカートリッジ10からトナー攪拌部材8を取り外す手順について図3〜図5を用いて説明する。図4は、第2攪拌軸受6bを攪拌軸受開口部4から取り外した後、攪拌シート8bの全部が収容容器1の内部に配されている状態のトナーカートリッジ10を示した模式図である。図5は、第2攪拌軸受6bを攪拌軸受開口部4から取り外した後、さらに攪拌シート8bが攪拌軸受開口部4から外部へ抜き出されている途中の状態のトナーカートリッジ10を示した模式図である。
まず、作業員がトナーカートリッジ10の外部から第2攪拌軸受6bを取り外す。トナーカートリッジ10は第2攪拌軸受6bが取り外されると図4に示されるような状態になる。つぎに、作業員が、攪拌軸8aを回転させながら、第1攪拌軸受6aから第2攪拌軸受6bに向けた方向に攪拌軸8aを引っ張ることによって、トナー攪拌部材8を攪拌軸受開口部4からトナーカートリッジ10の外部に引き抜く。
この際、攪拌シート8bの第1領域Fは、連通路1bの内壁に当接する。ところが、図3に示すように、第1領域Fは、第2領域G側から攪拌軸受開口部4側に向かうに従って前記シート幅が漸次狭くなるように形成されているため、前記当接によって、折れ曲がることなく、図5に示すように連通路1bおよび攪拌軸受開口部4を通過できるだけの形態にまで撓められる(曲がり癖をつけられる)。このようにして攪拌シート8bの第1領域Fが撓められると、攪拌シート8bの第2領域Gも連通路1bおよび攪拌軸受開口部4を通過できるだけの形態にまで撓められる。
これにより、攪拌シート8bの第1領域Fのみならず第2領域Gも攪拌軸受開口部4をスムーズに通過する。それゆえ、攪拌軸8aおよび攪拌シート8bからなるトナー攪拌部材8を攪拌軸受開口部4からトナーカートリッジ10の外部に問題なく引き抜くことができ、トナーカートリッジ10からトナー攪拌部材8を取り外すことができる。
これに対し、仮に、攪拌シート8bに第1領域Fが形成されていない場合(例えば、攪拌シート8bのシート幅が攪拌シート8bの全領域に渡って連通路1bの直径の最大値より長い場合)、攪拌軸受開口部4からトナー攪拌部材8を引き抜いても、攪拌シート8bが連通路1bの内壁または攪拌軸受開口部4の周縁とぶつかって折れ曲がってしまい、問題なくトナーカートリッジ10からトナー攪拌部材8を取り外すことができない。
以上のように、本実施形態のトナーカートリッジ10は収容容器1およびトナー攪拌部材8を備えるものである。そして、収容容器1は、トナーを収容し、攪拌軸受開口部4を有している。また、トナー攪拌部材8は、収容容器1内に配置され、攪拌軸8aおよび攪拌軸8aに取付けられた攪拌シート8bを有し、攪拌軸8aの回転に伴う攪拌シート8bの回転により収容容器1内のトナーを攪拌するものである。さらに、攪拌軸8aは攪拌軸受開口部4を通じて収容容器1の外部に突出している。
攪拌シート8bは、可撓性シートであり、攪拌軸受開口部4側の第1領域Fと、第1領域Fよりも攪拌軸受開口部4からX方向に離れている第2領域Gとを有している。そして、攪拌シート8bにおいてS方向の長さをシート幅とした場合、第1領域Fは、第2領域G側から攪拌軸受開口部4側に向かうに従って前記シート幅が漸次狭くなるように形成されている。
このようなトナーカートリッジ10によれば、トナー攪拌部材8を回転させながら攪拌軸受開口部4から収容容器1の外部に向けてトナー攪拌部材8を引き抜くと、攪拌シート8bの第1領域Fが収容容器1の内壁に当接するものの、この当接によって攪拌シート8bは攪拌軸受開口部4を通過できるだけの形態にまで撓められて折れ曲がることなく攪拌軸受開口部4を通過する。それゆえ、トナー攪拌部材8を問題なく攪拌軸受開口部4から外部に引き抜くことができ、収容容器1の壁を分解することなく収容容器1からトナー攪拌部材8を取り外すことができ、トナー攪拌部材8の清掃または交換の手間を従来よりも省くことができる。
なお、従来のトナーカートリッジは、カートリッジ内側からトナー攪拌部材の軸受をはずすような構造であった。それゆえ、従来のトナーカートリッジでは、トナーカートリッジの蓋を開けて(壁を分解して)、カートリッジ内側から軸受をはずし、蓋を開けることによって開放された箇所からトナー攪拌部材を取り出していた。したがって、トナーカートリッジの壁を分解せずに攪拌軸受開口部4からトナー攪拌部材8を外部に引き抜くという本実施形態の発想は従来にはなかった。
また、図3に示されるように、収容容器1は、トナーが収容されている収容室1aと、攪拌軸受開口部4と収容室1aとを連通する連通路1bとを有している。そして、連通路1bは攪拌軸受開口部4に近い位置ほど通路幅が狭くなるように形成されている。このような構成によれば、トナー攪拌部材8を回転させながら、攪拌軸受開口部4から収容容器1の外部に向けてトナー攪拌部材8を引き抜く際、攪拌シート8bをスムーズに撓ませることができ、トナー攪拌部材8を攪拌軸受開口部4からスムーズに引き抜くことができる。特に、本実施形態では、連通路1bをテーパー状に形成しているため、連通路1bの内壁において攪拌シート8bをスムーズに滑らすことができると共に撓ませ易くなり、トナー攪拌部材8をスムーズに引き抜くことができる。
さらに、本実施形態の攪拌シート8bは、ポリエチレンテレフタレートを主成分とするシートであり、その厚みが0.1mm以上であって3mm以下になるように設計されている。このように設計された攪拌シート8bは、折れ曲がりにくいため、トナー攪拌部材8を攪拌軸受開口部4から引き抜く際に攪拌シート8bが折れ曲がってしまう事を抑制できる。また、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする可撓性シートは、耐久性に優れているため、長期間繰り返し使用でき、再利用性に優れている。
また、図6は攪拌シートの変形例を示す図である。なお、図6において、図3に示されている部材と同一の部材については同一の参照符号を付している。
図6に示される攪拌シート8b’の第1領域F’は、第2領域G’側から攪拌軸受開口部4側に向かうに従って攪拌軸8aに近づくような曲線形状の縁部を有し、X方向に対する前記縁部の傾きが第2領域G’側から攪拌軸受開口部4側に向かうに従って小さくなるように形成されている。図6の攪拌シート8b’によれば、攪拌シート8b’の第1領域F’と連通路1bの内壁とが当接する際、第1領域F’と連通路1bの内壁との間の摩擦抵抗を抑えることができ、攪拌軸受開口部4から攪拌シート8b’をよりスムーズに引き抜くことができる。
さらに、図7および図8に示されるように、連通路1bの内壁に突起部65を形成することが好ましい。図7は、突起部65の形成されたトナーカートリッジ10aを示す模式図である。図8は、図7のトナーカートリッジ10aをCC’線で切断した場合の断面図であり、(a)は、攪拌軸受開口部4からトナー攪拌部材8を引き抜く前の様子を示した断面図であり、(b)は、攪拌軸受開口部4からトナー攪拌部材8を引き抜く際に攪拌シート8bが突起部65に当接した様子を示した断面図であり、(c)は、攪拌シート8bが突起部65に引っかかって攪拌シート8bが撓められた様子を示した断面図である。なお、図7および図8において、図3に示されている部材と同一の部材については同一の参照符号を付している。
連通路1bの内壁に突起部65を形成したトナーカートリッジ10においては、攪拌軸受開口部4からトナー攪拌部材8を引き抜く前は、図7および図8(a)に示されるように攪拌シート8bと突起部65とが離間している。しかし、攪拌軸8aを回転させながら攪拌軸受開口部4からトナー攪拌部材8を引き抜こうとすると、図8(b)に示されるように攪拌シート8bの第1領域Fが突起部65に当接する。さらに、トナー攪拌部材8の回転および引き抜き作業を進行させると、図8(c)に示されるように、攪拌シート8bの第1領域Fが突起部65に引っかかり、攪拌シート8bに撓みが形成される。
つまり、以上の突起部65は、トナー攪拌部材8を回転させながらトナー攪拌部材8を攪拌軸受開口部4から外部に引き抜く際、攪拌シート8bを引っかけることによって攪拌シート8bに撓みを与える機能を有する。そして、このような突起部65が形成されていれば、攪拌軸受開口部4から外部にトナー攪拌部材8を引き抜く際、攪拌シート8bに確実に撓みを形成することができる。
また、図9および図10に示されるトナーカートリッジ10bのように、突起部65の代わりに溝部75を連通路1bの内壁に形成してもよい。この溝部75も、トナー攪拌部材8を回転させながらトナー攪拌部材8を攪拌軸受開口部4から外部に引き抜く際、攪拌シート8bを引っかけることによって攪拌シート8bに撓みを与える機能を有するものである。ここで、図9は、溝部75の形成されたトナーカートリッジ10bを示す模式図である。図10は、図9のトナーカートリッジ10bをDD’線で切断した場合の断面図であり、(a)は、攪拌軸受開口部4からトナー攪拌部材8を引き抜く前の様子を示した図であり、(b)は、攪拌軸受開口部4からトナー攪拌部材8を引き抜く際に攪拌シート8bが溝部75に当接した様子を示した図であり、(c)は、攪拌シート8bが溝部75に引っかかって攪拌シート8bが撓められた様子を示した図である。なお、図9および図10において、図3に示されている部材と同一の部材については同一の参照符号を付している。
なお、図3の構成では第2領域G側から攪拌軸受開口部4側に向かうに従ってシート幅が漸次狭くなる領域が第1領域Fの全体に渡って形成されているが、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、図13に示されるように、第1領域F’’が、第2領域G側から攪拌軸受開口部4側に向かうに従ってシート幅が漸次狭くなるような領域aと、シート幅が一定であって領域aよりもシート幅の小さい領域bとを含むような形態であってもよい。
〔現像装置について〕
図1に示されるトナーカートリッジは、電子写真方式の画像形成装置内の現像装置に装着されるものであり、下記の現像槽11に補給されるトナーを保持するトナー保持部としての役割を担うものである。以下では、図1のトナーカートリッジを装着する現像装置について説明する。
図11は、本実施形態の現像装置を示す断面図である。現像装置20は、感光体ドラム17と隣り合うように配置されており、トナーカートリッジ10、現像槽11、攪拌ローラ13、現像ローラ12、規制部材14およびトナー濃度センサ15を有する。
現像槽11は、内部空間を有するほぼ半円筒状の容器部材であり、内部にて攪拌ローラ13および現像ローラ12を回転自在に支持し、トナーおよびキャリアからなる2成分現像剤を収容する槽である。
攪拌ローラ13は、図示しない駆動源(例えばモータ)によって回転駆動し、現像槽11内に収容される2成分現像剤を攪拌するものである。
現像ローラ12は、現像槽11の2成分現像剤を担持してこの2成分現像剤に含有されるトナーを感光体ドラム17へ供給(搬送)する現像剤担持部材である。具体的に、現像ローラ12は、図示しない駆動源によって軸心周りに回転駆動するローラ状部材であり、現像槽11の壁に形成されている開口穴16を介して感光体ドラム17に対向し、感光体ドラム17に対して間隙を有して離隔するように設けられる。
現像槽11の2成分現像剤は現像ローラ12に付着する。現像ローラ12に付着した2成分現像剤は、現像ローラ12の回転によって、現像ローラ12と感光体ドラム17との最近接部分である現像ニップ部に搬送されるようになっている。そして、現像ローラ12に接続される図示しない電源から現像ローラ12に対して現像バイアスが印加されているが、現像ニップ部において、2成分現像剤に含有されるトナーは前記現像バイアスによって現像ローラ12から感光体ドラム17の静電潜像へ移されるようになっている。
規制部材14は、現像ローラ12の軸の方向と平行な方向に延設されている板状部材(ブレード)である。規制部材14は、現像ローラ12の周囲において、その短手方向の一端が現像槽11によって支持され、かつ他端が現像ローラ12の表面に対して間隙を有して離隔するように設けられる。規制部材14の材料としては、ステンレス鋼を使用できるが、アルミニウムや合成樹脂なども使用できる。
トナー濃度センサ15は、攪拌ローラ13の下側に位置する現像槽11の底面に装着されている。つまり、トナー濃度センサ15は、攪拌ローラ13から鉛直方向下方に位置する現像槽11の壁に装着されている。また、トナー濃度センサ15は、センサ面が現像槽11の内部に露出するように設けられ、図示しない制御装置に電気的に接続される。そして、本実施形態では、トナー濃度センサ15として透磁率センサが用いられる。但し、透磁率センサに限定されるものではなく、透過光検知センサまたは反射光検知センサであってもよい。
前記制御装置は、トナー濃度センサ15の濃度検知結果に応じて、トナーカートリッジ10内のトナー排出ローラ3を回転駆動することによって、トナー排出口2を介して現像槽11内部にトナーが供給されるように制御する。前記制御装置は、トナー濃度センサ15による検知結果がトナー濃度設定値(基準値)よりも低いと判定すると、トナー排出ローラ3を回転駆動させる駆動源に制御信号を送り、トナー排出ローラ3を回転駆動する。
また、トナー濃度センサ15には図示しない電源が接続される。この電源は、トナー濃度センサ15を駆動するための駆動電圧およびトナー濃度の検知結果を制御装置に送るための制御電圧をトナー濃度センサ15に印加する。電源による透磁率検知センサへの電圧の印加は前記制御装置によって制御される。トナー濃度センサ15は、制御電圧の印加を受けてトナー濃度の検知結果を出力電圧値として出力する形式の透磁率センサであり、基本的に出力電圧の中央値近傍の感度がよいため、その付近の出力電圧が得られるような制御電圧が印加される。このような型式の透磁率検知センサは市販されており、例えば、TS−L、TS−A、TS−K(いずれも商品名、TDK(株)社製)などが挙げられる。
つぎに、図1に示すトナーカートリッジ10を現像装置20に装着した際のトナーカートリッジ10の動作について説明する。図11において、トナー攪拌部材8の攪拌シート8bは、同図の矢印方向に回転してトナーを攪拌し、トナーをトナー排出ローラ3の方へ汲み上げる。このとき、攪拌シート8bは、収容容器1の内壁に接触しながら回転するが(摺動)、シートの可撓性によって変形している。そして、トナーカートリッジ10内のトナーは攪拌シート8bによってトナー排出ローラ3の周囲へ供給され、トナー排出ローラ3の回転によってトナー排出ローラ3の周囲のトナーがトナー排出口2へ導かれるようになっている。
なお、トナー攪拌部材8およびトナー排出ローラ3は、図示しない歯車伝達機構および駆動源からの駆動力により回転するように構成されている。トナー排出ローラ3によって搬送されたトナーはトナー排出口2を通って現像装置20に供給される。
〔画像形成装置について〕
図11にて示した現像装置は電子写真方式の画像形成装置に備えられるものである。以下では、図11にて示した現像装置を備えた画像形成装置について説明する。
図12は、本実施形態の画像形成装置の内部構成を示す模式図である。画像形成装置30は、現像装置20、感光体ドラム17、帯電装置25、露光装置22、クリーニング装置26、転写装置24、定着装置23、給紙カセット21、排紙トレイ29、およびスキャナユニット31を含む。
感光体ドラム17は、図示しない駆動源によって軸線回りに回転駆動するように支持され、その表面に静電潜像ひいてはトナー像が形成される感光層を有するローラ状部材である。感光体ドラム17には、たとえば、導電性基体と導電性基体表面に形成される感光層とを含むローラ状部材を使用できる。導電性基体には、円筒状、円柱状、シート状などの基体を使用でき、その中でも円筒状の基体が好ましい。感光層は有機感光層および無機感光層のいずれであっても構わない。
有機感光層としては、電荷発生物質を含む樹脂層である電荷発生層と、電荷輸送物質を含む樹脂層である電荷輸送層との積層感光体、もしくは1つの樹脂層中に電荷発生物質と電荷輸送物質とを含む単層感光層などが挙げられる。無機感光層としては、酸化亜鉛、セレンおよびアモルファスシリコンからなる群より選ばれる1種または2種以上を含む膜が挙げられる。なお、導電性基体と感光層との間には下地膜を介在させてもよく、感光体ドラムの表面には主に感光層を保護するための表面膜(保護膜)を設けてもよい。
帯電装置25は、感光体ドラム17にコロナ放電を行う鋸歯型帯電器である。帯電装置25には図示しない電源が接続され、帯電装置25に電圧を印加する。帯電装置25は、電源から電圧の印加を受けて、感光体ドラム17の表面を所定の極性および電位に帯電させる。鋸歯型帯電器以外では、チャージャー型帯電器、ブラシ型帯電器、ローラ状帯電器、磁気ブラシなどの接触方式の帯電器などを使用できる。
露光装置22は、スキャナユニット31において読み取られる原稿の画像情報または外部機器からの画像情報を入力し、入力した画像情報に応じた信号光を、帯電状態にある感光体ドラム17の表面に照射する。これによって、感光体ドラム17の表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。露光装置22としては、光源を含むレーザスキャニングユニット(LSU)が用いられる。レーザスキャニングユニットは、たとえば、光源としての半導体レーザ、ポリゴンミラー、fθレンズ、反射ミラーなどを組合せた装置である。なお、露光装置22は、レーザスキャニングユニットに限定されるものではなく、LEDまたはエレクトロルミネッセンス(EL)素子等の発光素子をアレイ状に配列した露光ヘッドであってもよい。
現像装置20は、図11に示したものと同じものであり、図1のトナーカートリッジ10を備えている。
転写装置24は、図示しない支持部材によって回転自在に支持されかつ図示しない駆動源によって回転駆動し、感光体ドラム17に圧接するように設けられるローラ状部材である。転写装置24には、たとえば、直径8〜10mmの金属製芯金と金属製芯金の表面に形成される導電性弾性層とを含むローラ状部材が用いられる。金属製芯金を形成する金属としては、ステンレス鋼、アルミニウムなどを使用できる。導電性弾性層としては、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)、発泡EPDM、発泡ウレタンなどにカーボンブラックなどの導電材を配合したゴム材料を使用できる。
感光体ドラム17と転写装置24との圧接部(転写ニップ部)には、感光体ドラム17の回転によってトナー像が搬送されるのに同期して、給紙カセット21から給紙ローラ27を介してシート(記録媒体)が1枚ずつ供給される。
シートが転写ニップ部を通過することによって、感光体ドラム17表面のトナー像がシートに転写される。転写装置24には図示しない電源が接続され、トナー像をシートに転写する際に、トナー像を構成するトナーの帯電極性とは逆極性の電圧が転写装置24に印加される。これによって、トナー像がシートに円滑に転写される。
クリーニング装置26は、図示しないクリーニングブレードと、図示しないトナー貯留槽とを含む。クリーニングブレードは、感光体ドラム17の軸方向に平行に延設されかつその短手方向の一端が感光体ドラム17の表面に当接するように設けられる板状部材である。クリーニングブレードは、シートにトナー像を転写した後に感光体ドラム17の表面に残留するトナーや紙粉などを感光体ドラム17の表面から取り除く。トナー貯留槽は内部空間を有する容器状部材であり、クリーニングブレードによって感光体ドラム17から除去されるトナーを一時的に貯留する。クリーニング装置26によって、トナー像を転写した後の感光体ドラム17の表面が清浄化される。
定着装置23は、定着ローラ32と加圧ローラ33とを含む。定着ローラ32は、図示しない支持部材によって回転自在に支持され、かつ図示しない駆動源によって軸線回りに回転駆動するローラ状部材である。定着ローラ32は、その内部に図示しない加熱部材を有し、転写ニップ部から搬送されるシートに担持される未定着トナー像を加熱し、トナーを溶融させてシートに定着させる。定着ローラ32としては、たとえば、芯金と弾性層とを含むローラ状部材を使用する。芯金は、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの金属によって形成される。弾性層は、たとえば、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどの弾性材料で形成される。加熱部材は図示しない電源から電圧印加を受けて発熱する。加熱部材にはハロゲンランプ、赤外線ランプなどを使用できる。
加圧ローラ33は回転自在に支持されかつ図示しない加圧機構によって定着ローラ32に対して圧接するように設けられるローラ状部材である。加圧ローラ33は定着ローラ32の回転に従動回転する。定着ローラ32と加圧ローラ33との圧接部が定着ニップ部である。加圧ローラ33は、定着ローラ32によるトナー像のシートへの加熱定着に際し、溶融状態にあるトナーをシートに対して押圧することによって、トナー像のシートへの定着を促進する。加圧ローラ33には、定着ローラ32と同じ構成のローラ状部材を使用できる。加圧ローラ33の内部にも加熱部材を設けてもよい。加熱部材には定着ローラ32内部の加熱部材と同様のものを使用できる。
定着装置23は、トナー像の転写されたシートが定着ニップ部を通過する際、トナーを溶融させるとともにシートに押圧し、トナー像をシートに定着する。トナー像の定着されたシート(画像の印刷されたシート)は、排紙ローラ28を介して、排紙トレイ29に排出される。
給紙カセット21は、普通紙、コート紙、カラーコピー用紙、OHPフィルムなどのシートを収容するトレイである。図示しないピックアップローラと搬送ローラとによって、感光体ドラム17の表面のトナー像が転写ニップ部に搬送されるのに同期して、シートが1枚ずつ送給される。
スキャナユニット31には、図示しない原稿セットトレイ、自動反転原稿搬送装置(RADF;Reversing Automatic Document Feeder)などが設けられるとともに、図示しない原稿読取装置が設けられる。自動原稿搬送装置は、原稿セットトレイに載置される原稿を、原稿読み取り装置の原稿載置台に搬送する。原稿読取装置は、原稿載置台と、原稿走査装置と、反射部材と、CCD(Charge Coupled Device;光電変換素子)ラインセンサとを含み、原稿載置台に載置される原稿の画像情報を複数ライン毎、たとえば10ライン毎に読み取る。原稿載置台は、画像情報を読み取る原稿を載置するためのガラス製板状部材である。
原稿走査装置は、図示しない光源と第1の反射ミラーとを含み、原稿載置台の下側(鉛直方向下方)において原稿載置台に平行に一定速度Vで往復移動し、原稿載置台に載置される原稿の画像形成面に光を照射する。光の照射によって反射光像が得られる。光源は原稿載置台に載置される原稿に照射する光の光源である。第1の反射ミラーは反射光像を反射部材に向けて反射する。反射部材は、図示しない第2の反射ミラーと第3の反射ミラーと光学レンズとを含み、原稿走査装置で得られる反射光像をCCDライセンサ上で結像させる。反射部材は原稿走査装置の往復移動に追随してV/2の速度で往復移動する。第2および第3の反射ミラーは反射光像が光学レンズに向うように反射光像を反射させる。光学レンズは反射光像をCCDライセンサ上に結像させる。CCDライセンサは、光学レンズによって結像される反射光像を電気信号に光電変換する回路(不図示)を含み、画像情報である電気信号を制御装置の中の画像処理部に出力する。画像処理部は、原稿読み取り装置またはパーソナルコンピュータなどの外部装置から入力される画像情報を電気信号に変換し、露光装置22に出力する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上述した実施形態において開示された各技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のトナーカートリッジは、電子写真方式のプリンタ、複写機、複合機、ファクシミリ装置に好適である。
本発明の一実施形態に係るトナーカートリッジを模式的に示した断面図である。 図1のトナーカートリッジをAA’線で切断した場合の断面図である。 図1のトナーカートリッジをBB’線で切断した場合の断面図である。 第2攪拌軸受を攪拌軸受開口部から取り外した後、攪拌シートの全部が収容容器内に配されている状態のトナーカートリッジを示した模式図である。 第2攪拌軸受を攪拌軸受開口部から取り外した後、さらに攪拌シートが攪拌軸受開口部から外部へ抜き出されている途中の状態のトナーカートリッジを示した模式図である。 攪拌シートの変形例を示した模式図である。 攪拌シートに撓みを持たせるための突起部が形成されたトナーカートリッジを示す模式図である。 図7のトナーカートリッジをCC’線で切断した場合の断面図であり、(a)は、攪拌軸受開口部から攪拌部材を引き抜く前の様子を示した断面図であり、(b)は、攪拌軸受開口部から攪拌部材を引き抜く際に攪拌シートが突起部に当接した様子を示した断面図であり、(c)は、攪拌シートが突起部に引っかかることにより攪拌シートが撓められた様子を示した断面図である。 攪拌シートに撓みを持たせるための溝部が形成されたトナーカートリッジを示す模式図である。 図9のトナーカートリッジをDD’線で切断した場合の断面図であり、(a)は、攪拌軸受開口部から攪拌部材を引き抜く前の様子を示した断面図であり、(b)は、攪拌軸受開口部から攪拌部材を引き抜く際に攪拌シートが溝部に当接した様子を示した断面図であり、(c)は、攪拌シートが溝部に引っかかることにより攪拌シートが撓められた様子を示した断面図である。 図1にて示したトナーカートリッジを装着する現像装置を示した断面図である。 図11にて示した現像装置を備える画像形成装置の内部を示した模式図である。 攪拌シートのさらなる変形例を示した模式図である。
符号の説明
1 収容容器
1a 収容室
1b 連通路
4 攪拌軸受開口部(開口部)
8 トナー攪拌部材(攪拌部材)
8a 攪拌軸(シャフト)
8b 攪拌シート(可撓性シート)
8b’ 攪拌シート(可撓性シート)
10 トナーカートリッジ(トナー保持部)
10a トナーカートリッジ(トナー保持部)
10b トナーカートリッジ(トナー保持部)
11 現像槽
12 現像ローラ(現像剤担持部材)
17 感光体ドラム(感光体)
20 現像装置
30 画像形成装置
65 突起部
75 溝部
F 第1領域
G 第2領域

Claims (9)

  1. トナーを収容し、開口部を有する収容容器と、
    前記収容容器内に配置され、シャフトおよび前記シャフトに取付けられた可撓性シートを有し、前記シャフトが前記開口部を通じて前記収容容器の外部に突出し、前記シャフトの回転に伴う可撓性シートの回転により前記トナーを攪拌する攪拌部材とを備え、
    前記可撓性シートは、前記開口部側の第1領域と、前記第1領域よりも前記開口部から前記シャフトの軸線方向に離れている第2領域とを有し、
    前記軸線方向に対する直交方向の前記可撓性シートの長さをシート幅とした場合、前記第1領域は、前記第2領域側から前記開口部側に向かうに従って前記シート幅が漸次狭くなるように形成されている領域を含むことを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 前記収容容器は、前記トナーが収容されている収容室と、前記開口部と前記収容室とを連通する連通路とを有しており、
    前記連通路は、前記開口部に近い位置ほど通路幅が狭くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記連通路は前記開口部に近い位置ほど通路幅が狭くなるテーパー状であることを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記可撓性シートはポリエチレンテレフタレートを主成分とするシートであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のトナーカートリッジ。
  5. 前記可撓性シートは厚みが0.1mm以上であって3mm以下であることを特徴とする請求項4に記載のトナーカートリッジ。
  6. 前記収容容器の内壁に、前記攪拌部材を回転させながら前記攪拌部材を前記開口部から前記収容容器の外部に引き抜く際に前記可撓性シートを引っかけることによって前記可撓性シートを撓ませるための突起部または溝部が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のトナーカートリッジ。
  7. 前記第1領域は、前記第2領域側から前記開口部側に向かうに従って前記シャフトに近づくような曲線形状の縁部を有し、前記軸線方向に対する前記縁部の傾きが前記第2領域側から前記開口部側に向かうに従って小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のトナーカートリッジ。
  8. 現像剤を収容する現像槽と、前記現像槽の現像剤を担持してこの現像剤に含有されるトナーを感光体に供給する現像剤担持部材と、前記現像槽に補給されるトナーを保持するトナー保持部とを有する現像装置において、前記トナー保持部は請求項1から7のいずれか1項に記載のトナーカートリッジであることを特徴とする現像装置。
  9. 感光体と、現像剤を収容する現像槽と、前記現像槽の現像剤を担持してこの現像剤に含有されるトナーを前記感光体に供給する現像剤担持部材と、前記現像槽に補給されるトナーを保持するトナー保持部とを有する電子写真方式の画像形成装置において、前記トナー保持部は請求項1から7のいずれか1項に記載のトナーカートリッジであることを特徴とする画像形成装置。
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