JP2009258166A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像槽内の前記筒状の現像剤搬送路による搬送量を現像槽内の二成分現像剤の状態、特性等に応じて制御することにより、二成分現像剤の劣化を抑制するとともに、二成分現像剤が劣化した場合においても現像槽内の二成分現像剤のトナー濃度を均一にすることができる現像装置を提供する。
【解決手段】二成分現像剤を収容する現像槽2内に、二成分現像剤を担持して回転する現像ローラ3と、現像ローラ3の軸方向に二成分現像剤を搬送する搬送機構10を内部に設けた筒状の現像剤搬送路15と、現像剤搬送路15に二成分現像剤を供給する現像剤供給口13と、現像剤搬送路15から二成分現像剤を排出する現像剤排出口14と、現像剤供給口13の開口面積を調整する供給口調整部材11と、現像槽2内の二成分現像剤の流動性に基づいて供給口調整部材11を作動させる制御手段とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、二成分現像剤を用いる現像装置、詳しくは、感光体のような潜像担持体上の静電潜像に二成分現像剤を供給して現像する現像装置に関する。
静電電子写真方式を利用した画像形成装置では、一般に帯電、露光、現像、転写、クリーニング、除電、及び定着の各工程が連続的に実施される。このような静電電子写真方式の画像形成装置では、画像を形成するにあたり、例えば、回転駆動される感光体ドラムの表面が帯電部によって均一に帯電された後、帯電した感光体表面に露光部からレーザ光が選択的に照射され静電潜像が形成される。続いて、現像部から供給される二成分現像剤によって感光体表面の静電潜像が現像され、静電潜像に対応したトナー像が形成される。感光体表面に形成されたトナー像は転写部によって記録媒体上に転写され、その後、定着部によって加熱されることにより記録媒体上に定着させられる。また、感光体表面に残った残留トナーはクリーニング部により除去されて所定の回収部に回収され、クリーニングされた後の感光体表面は除電部により残留電荷が除去されて次の画像形成に備えられる。
感光体表面の静電潜像を現像する現像剤としては、トナーのみを用いる一成分現像剤や、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤が一般に用いられる。一成分現像剤は、キャリアを用いないため、トナーとキャリアを均一に混合するための攪拌機構などを必要とせず、現像部の構成がシンプルになるといった利点を有するが、トナーの帯電量が安定しにくい等の欠点があり、一方、二成分現像剤は、トナーとキャリアを均一に混合するための攪拌機構を必要とするが、帯電量の安定性に優れることから、高速画像形成装置やカラー画像形成装置には二成分現像剤が一般に使用される。
二成分現像剤を用いる現像装置としては、一般に、現像槽、攪拌部材、磁性部材を内蔵した現像ローラ、規制部材などで構成される。現像槽は、撹拌部材および現像ローラを回転可能に支持するとともに、内部にトナーとキャリアとからなる二成分現像剤を貯留する。現像ローラは表面に二成分現像剤を層状に担持して回転し、規制部材は現像ローラの表面に担持された現像剤層の層厚を所定の厚さに規制することによって、感光体表面に一定量の二成分現像剤を供給する。撹拌部材は現像槽内のトナーとキャリアの混合比(トナー濃度)が一定になるように、二成分現像剤を均一に撹拌しつつ現像ローラに向けて搬送する。
しかし、画像濃度の偏った原稿画像を多数枚連続して印刷した場合、現像槽内のトナーが局所的に消費されるため、現像ローラの軸方向においてトナー濃度に偏りが生じる問題があった。この問題に対して、例えば特許文献1には、二成分現像剤を現像槽に均一に分散させてトナー濃度のムラをなくすために、現像ローラの軸方向に二成分現像剤を搬送する搬送スクリューを内部に設けた筒状の現像剤搬送路を備えた現像装置が開示されている。
特開昭62−217275号公報
近年、印刷速度の高速化やカラー化、さらには省エネルギー化に対応するため、二成分現像剤においては、トナーの小粒径化や軟化点の低温化、並びにキャリアの小粒径化が進んできている。このようなトナーやキャリアを含む二成分現像剤は、現像槽内で長時間撹拌されると、摩擦熱や圧力(ストレス)により、トナー表面の外添剤がキャリア表面に埋没し、トナー中のワックスがキャリア表面に付着(フィルミング)することにより、二成分現像剤の流動性低下(劣化)が生じやすいといった問題があった。
特に、特許文献1に記載の現像装置においては、二成分現像剤の流動性が変化(低下)すると、搬送スクリューで搬送される二成分現像剤量が減少するため、画像濃度の偏った原稿画像を多数枚連続して印刷した場合に、現像槽内のトナー濃度を均一にすることが難しいといった問題があった。そこで、搬送スクリューで搬送される二成分現像剤量を使用に伴い流動性が低下することを予測して予め多めに設定すると、搬送スクリューの搬送によるストレスが多くなり、二成分現像剤の流動性低下(劣化)が加速される問題があった。
本発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、現像槽内の前記筒状の現像剤搬送路による搬送量を現像槽内の二成分現像剤の状態、特性等に応じて制御することにより、二成分現像剤の劣化を抑制するとともに、二成分現像剤が劣化した場合においても現像槽内の二成分現像剤のトナー濃度を均一にすることができる現像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る現像装置は、二成分現像剤を収容する現像槽内に、二成分現像剤を担持して回転する現像ローラと、該現像ローラの軸方向に二成分現像剤を搬送する搬送機構を内部に設けた筒状の現像剤搬送路と、該現像剤搬送路に二成分現像剤を供給する現像剤供給口と、前記現像剤搬送路から二成分現像剤を排出する現像剤排出口とを備えた現像装置において、前記現像剤供給口の開口面積を調整する供給口調整部材と、前記現像槽内の二成分現像剤の情報に基づいて前記供給口調整部材を作動させる制御手段とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、現像槽内の二成分現像剤の流動性に基づいて、現像ローラの軸方向に二成分現像剤を搬送する筒状の現像剤搬送路への現像剤供給口の開口面積を調整制御することにより、筒状の現像剤搬送路内への二成分現像剤の供給量が調整され、筒状の現像剤搬送路による搬送量が制御される。現像槽内の二成分現像剤の状態、特性等が正常な場合には、現像剤供給口の開口面積を狭くして供給量が増加しないようにすることにより、筒状の現像剤搬送路内の搬送機構による搬送時に生じる二成分現像剤の劣化を最小限に抑え、一方、現像槽内の二成分現像剤の状態、特性等が劣化している場合には、現像剤供給口の開口面積を広くして供給量を多くすることにより、筒状の現像剤搬送路により搬送される二成分現像剤の搬送量の低下を抑え、現像槽内の二成分現像剤のトナー濃度を均一にすることができる。
本発明に係る現像装置は、前述の発明において、前記制御手段は、前記二成分現像剤の累積使用時間が長くなるに従って、前記現像剤供給口の開口面積を広くすることを特徴とする。
本発明によれば、現像槽内の二成分現像剤の流動性の低下を累積使用時間によって判断し、二成分現像剤の累積使用時間が短い場合は前記筒状の現像剤搬送路への現像剤供給口の開口面積を狭くし、累積使用時間が長くなるに従って前記筒状の現像剤搬送路への現像剤供給口の開口面積を広くするように調整制御されるので、現像槽内の二成分現像剤に関する複雑な測定手段を用いることなく、二成分現像剤の劣化を最小限に抑え、筒状の現像剤搬送路により搬送される二成分現像剤の搬送量の低下を抑えてトナー濃度を均一にすることができる。
本発明に係る現像装置は、前述の発明において、前記制御手段は、前記二成分現像剤の累積使用時間を、潜像担持体上の静電潜像を現像した回数により判断することを特徴とする。
本発明によれば、二成分現像剤の累積使用時間を、潜像担持体上の静電潜像を現像した回数により判断するので、複雑なタイマーなどを用いることなく、現像回数を計数して記憶する単純なカウンタ等の簡便な手段により、現像槽内の二成分現像剤の劣化を適切に判断することができる。
本発明に係る現像装置は、前述の発明において、前記現像槽内の二成分現像剤の流動性を検知する検知手段を備え、前記制御手段は、前記検知手段にて検知された前記二成分現像剤の流動性が高/低い場合は前記現像剤供給口の開口面積を狭/広くすることを特徴とする。
本発明によれば、検知された現像槽内の二成分現像剤の流動性高い場合には、現像剤供給口の開口面積を狭くして供給量を少なくすることにより、筒状の現像剤搬送路内の搬送機構による搬送時に生じる二成分現像剤の劣化を最小限に抑え、一方、検知された現像槽内の二成分現像剤の流動性が低い場合には、現像剤供給口の開口面積を広くして供給量を多くすることにより、筒状の現像剤搬送路により搬送される二成分現像剤の搬送量の低下を抑え、現像槽内の二成分現像剤のトナー濃度を均一にすることができる。
本発明に係る現像装置は、前述の発明において、前記現像剤供給口及び現像剤排出口の夫々は、前記現像ローラの軸方向における一端及び他端の夫々に設けてあることを特徴とする。
本発明によれば、二成分現像剤が現像ローラの軸方向における一端に設けた現像剤供給口から筒状の現像剤搬送路内に供給され、筒状の現像剤搬送路内を搬送された二成分現像剤が現像ローラの軸方向における他端に設けた現像剤排出口から現像剤搬送路外に排出されるので、現像ローラの軸方向における二成分現像剤の搬送対流を最も効果的に起こすことができ、トナーが局所的に消費されるような画像の静電潜像を多数枚連続して現像するような場合であっても、トナー濃度のバラツキを抑制することができる。
本発明に係る現像装置は、前述の発明において、前記現像槽内に、前記現像ローラに担持された二成分現像剤の担持量を規制する規制部材と、該規制部材によって規制された余剰分の二成分現像剤を前記現像ローラの周面から離隔する方向に流す流し板とを備え、該流し板の下面側に前記現像剤搬送路が設けられ、該流し板に前記現像剤供給口を形成してあることを特徴とする。
本発明によれば、現像ローラに担持された二成分現像剤の担持量が規制部材によって規制された余剰分の二成分現像剤が流し板の上を現像ローラの周面から離隔する方向に流動している状態で、流し板に形成した現像剤供給口から流し板の下面側に設けた前記現像剤搬送路内に供給されるので、現像剤供給口の開口面積を変えることにより前記現像剤搬送路への二成分現像剤の供給量を的確に制御することができる。
本発明に係る現像装置によれば、現像槽内の前記筒状の現像剤搬送路による搬送量を現像槽内の二成分現像剤の状態、特性等に応じて制御することにより、二成分現像剤の流動性の低下等の劣化を抑制するとともに、二成分現像剤が劣化した場合においても現像槽内の二成分現像剤のトナー濃度を均一にすることができる現像装置が提供される。
また、本発明に係る現像装置を画像形成装置の潜像担持体の現像に使用することにより、現像ローラの軸方向に画像濃度が偏った画像の静電潜像を多数枚連続して現像する場合であっても、画像濃度ムラが抑制された安定した画像を得ることができる。
以下、本発明に係る現像装置を静電電子写真方式の画像形成装置に適用した場合の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、現像装置を組み込んだ画像形成装置の全体構成を概略的に示す正面断面図である。画像形成装置31は、スキャナ部29において読み取られる原稿の画像情報、或いはネットワークを介して送信される画像情報に応じてそれに対応する画像を印刷するデジタル複写機である。
画像形成装置31は、感光体ドラム20と、感光体ドラム20の表面を帯電させる帯電装置21と、感光体ドラム20の表面に静電潜像を形成する露光装置22と、感光体ドラム20の表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置1と、感光体ドラム20の表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写装置23と、トナー像を転写した後の感光体ドラム20の表面を清浄化するクリーニング装置24と、転写されたトナー像を記録媒体に定着させる定着装置25と、記録用紙などの記録媒体を収容する給紙トレイ28と、原稿の画像情報を読み取るスキャナ部29と、画像形成がなされた印刷物が排出される排紙トレイ30とから構成されている。
感光体ドラム20は、画像形成装置31のケーシング内に図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動可能に支持され、表面に画像に対応した静電潜像及び静電潜像を顕像化したトナー像が形成される感光膜を有するローラ状部材である。感光体ドラム20としては、例えば、円筒状導電性基体の表面に感光膜が形成されたものを用いることができ、感光膜としては、有機感光膜、無機感光膜などが挙げられる。有機感光膜としては、電荷発生物質を含む樹脂層である電荷発生層と、電荷輸送物質を含む樹脂層である電荷輸送層との積層膜、或いは、1つの樹脂層中に電荷発生物質と電荷輸送物質とを含む単層膜などが挙げられる。無機感光膜としては、酸化亜鉛、セレン、アモルファスシリコンなどから選ばれる1種または2種以上を含む膜が挙げられる。導電性基体と感光膜との間に下地膜を介在してもよく、感光膜の表面には周に感光膜を保護するための保護膜を設けてもよい。
帯電装置21は図示しない電源から電圧が印加され、感光体ドラム20表面を所定の極性および電位に帯電させる。本実施形態ではチャージャー型帯電器を用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、帯電ブラシ型帯電器、ローラ状帯電器、鋸歯型帯電器、磁気ブラシなどの帯電器が帯電装置21として使用できる。
露光装置22には、スキャナ部29によって読み取られた原稿の画像情報または外部機器から送信された画像情報が入力され、画像情報に応じた信号光が帯電状態にある感光体ドラム20表面に照射される。これによって、感光体ドラム20表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。露光装置22としては、光源を含む光スキャニング装置が用いられる。光スキャニング装置は、たとえば、光源、ポリゴンミラー、fθレンズ、反射ミラーなどを組合せた装置である。光源としては、たとえば、半導体レーザ、LEDアレイ、エレクトロルミネッセンス(EL)素子などを使用することができる。
現像装置1は二成分現像剤を感光体ドラム20の表面に供給して静電潜像をトナーで顕像化するものであるが、その構成と作用については後で詳細に説明する。
転写装置23は、画像形成装置31のケーシング内に回転駆動自在に設けられ、記録媒体を介して感光体ドラム20に圧接するように配置された転写ローラ23aを備える。転写ローラ23aとしては、例えば、直径8〜10mmの金属製芯金の表面に導電性弾性層が積層されたローラ状部材が用いられる。金属製芯金を形成する金属としては、ステンレス鋼、アルミニウムなどを使用できる。導電性弾性層としては、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)、発泡EPDM、発泡ウレタンなどのゴム材料にカーボンブラックなどの導電材を配合したゴム材料を使用できる。
感光体ドラム20と転写ローラ23aとの圧接部(転写ニップ部)に、感光体ドラム20の回転によって感光体ドラム20上に顕像化されたトナー像が搬送されるのに同期して、給紙トレイ28から図示しないピックアップローラおよびレジストローラを介して記録媒体が1枚ずつ供給され、記録媒体が転写ニップ部を通過することによって、感光体ドラム20表面のトナー像が記録媒体に転写される。転写ローラ23aの金属製芯金には図示しない電源が接続され、トナー像を記録媒体に転写する際に、トナー像を構成するトナーの帯電極性とは逆極性の電圧を転写ローラ23aに印加することによって、感光体ドラム20表面のトナー像が記録媒体に円滑に転写される。
クリーニング装置24は、図示しないクリーニングブレードおよびトナー貯留槽を備える。クリーニングブレードは、感光体ドラム20の長手方向に平行に延設された長方形の弾性板状部材であり、その対向する長辺の一方が感光体ドラム20の表面に当接し、他方の長辺がトナー貯留槽の開口部に沿うように取り付けられている。クリーニングブレードは、記録媒体にトナー像を転写した後に感光体ドラム20表面に残留するトナー、紙粉などを除去する。トナー貯留槽は、内部空間を有する容器状部材であり、クリーニングブレードによって除去されるトナーを前記開口部から導いて一時的に貯留する。このようなクリーニング装置24によって、トナー像を転写した後の感光体ドラム20表面が清浄化される。
定着装置25は、定着ローラ26と、加圧ローラ27とを有している。定着ローラ26は画像形成装置31のケーシング内に回転駆動自在に設けられたローラ状部材である。定着ローラ26は、その内部に図示しない加熱部材を有し、転写ニップ部から搬送されてきた記録媒体上の未定着トナーを加熱し、溶融させて記録媒体に定着させる。定着ローラ26としては、たとえば、芯金が弾性層にて覆われたローラ状部材を使用することができる。芯金は、鉄、ステンレス鋼、アルミニウムなどの金属材料によって形成される。弾性層は、例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどの弾性材料で形成される。加熱部材は図示しない電源から電圧印加を受けて発熱するものであり、例えば、ハロゲンランプ、赤外線ランプなどを使用することができる。
加圧ローラ27は回転可能に設けられ、図示しない加圧部材によって定着ローラ26に対して圧接するように配置されたローラ状部材であり、加圧ローラ27の回転に伴って従動回転する。定着ローラ26と加圧ローラ27との圧接部が定着ニップ部である。加圧ローラ27は、定着ローラ26によるトナー像の記録媒体への加熱定着に際し、溶融状態にあるトナーを記録媒体に対して押圧することによって、トナー像の記録媒体への定着を促進する。加圧ローラ27には、定着ローラ26と同じ構成のローラ状部材を使用することができ、さらに、内部に加熱部材を設けてもよい。この加熱部材としては定着ローラ26内部の加熱部材と同様のものを使用することができる。定着装置25の定着ニップ部を通過してトナー像が定着された記録媒体は、図示しない搬送ローラによって排紙トレイ30に排出される。
給紙トレイ28は、普通紙、コート紙、カラーコピー用紙、OHPフィルムなどの記録媒体を収容するトレイである。給紙トレイ28は複数設けられ、それぞれの給紙トレイ28にサイズの異なる記録媒体が収容される。記録媒体のサイズには、A3、A4、B5、B4などがある。また、複数の給紙トレイ28に同じサイズの記録媒体を収容してもよい。
スキャナ部29は、図示しない原稿セットトレイ、自動反転原稿搬送装置(RADF、Reversing Automatic Document Feeder)および原稿読み取り装置を備えている。自動反転原稿搬送装置は、原稿セットトレイに載置された原稿を原稿読み取り装置の原稿載置台に搬送する。原稿読み取り装置は、原稿載置台と、原稿走査装置とを備える。原稿載置台は、画像情報を読み取るべき原稿が載置されるガラス製板状部材である。
原稿走査装置は、図示しない光源と第1の反射ミラーとで構成されたランプユニット、第2の反射ミラーと第3の反射ミラーとで構成されたミラーユニット、光学レンズ、およびラインセンサなどを備えている。ラインセンサは、列状に並んだ光電変換素子(例えばCharge Coupled Device)で構成される。
原稿載置台に載置された原稿の画像を読み取る原稿固定読取方式の場合は、ランプユニットが原稿載置台の下面に沿って下面と平行に一定速度Vで往復移動しながら原稿載置台に載置された原稿に光を照射し、ミラーユニットが上記ランプユニットの往復移動に追随してV/2の速度で往復移動する。これにより、原稿載置台の原稿の画像形成面から反射された光像を第1の反射ミラーが第2の反射光に向けて反射し、第2の反射ミラーは反射光像を第3の反射ミラーに向けて反射し、第3の反射ミラーは反射光像を光学レンズに向けて反射し、光学レンズは第3の反射ミラーで反射された反射光像をラインセンサ上に結像させ、原稿載置台に載置された原稿の画像情報が1ライン毎に読み取られる。
一方、自動反転原稿搬送装置を用いて自動的に原稿を原稿載置台に搬送して原稿の画像を読み取る原稿移動読取方式の場合は、ランプユニット及びミラーユニットは夫々ホームポジションに静止し、原稿載置台を通過する原稿に対して光を照射して、原稿から反射してきた反射光像を上記第1、第2、第3の各反射ミラーを経て光学レンズに向けて反射し、光学レンズは受け取った反射光像をラインセンサ上に結像させ、原稿載置台を通過する原稿の画像情報が1ライン毎に読み取られる。
ラインセンサは、光学レンズによって結像された反射光像を電気信号に光電変換する図示しないCCD回路を有し、画像情報である電気信号を図示しない画像処理部に出力する。画像処理部は、原稿読み取り装置または外部機器から入力される画像情報を電気信号に変換し、露光装置22に出力する。
次に本発明に係る現像装置1の第1の実施形態について説明する。図2及び図3は現像装置1の構成を示す正面断面図であり、図2は現像剤供給口の開口面積が最小の状態を示し、図3は現像剤供給口の開口面積が最大の状態を示す。図4は図3のIV−IV線位置における断面図である。図5及び図6は現像槽の上蓋を外した状態での現像槽の内部を示す上部平面図であり、図5は現像剤供給口の開口面積が最小の状態を示し、図6は現像剤供給口の開口面積が最大の状態を示す。図7は図5及び図6における流し板を下面側から見た下面平面図であり、(a)は図5に対応し、(b)は図6に対応する。
本発明に係る現像装置1は、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を収容する現像槽2を備えている。現像槽2は、感光体ドラム20の軸方向と平行な方向に長く、感光体ドラム20と対向する位置に開口2aが形成された筒状の容器部材である。トナーは例えば体積平均粒径が6.5μm、軟化温度が約115℃、材質がポリエステル系のトナーであり、キャリアは例えば体積平均粒径が45μm、材質がシリコーン樹脂コートフェライト系のキャリアである。
現像槽2内に、二成分現像剤を層状に担持して回転する現像ローラ3、第1撹拌部材4、第2撹拌部材5、及び第3撹拌部材6が図示しない駆動手段によって軸心回りに回転駆動可能に設けられている。現像ローラ3は感光体ドラム20と平行に間隙を有して配置され、開口2aを介して感光体ドラム20と対向する。現像ローラ3は、感光体ドラム20表面に形成された静電潜像に二成分現像剤を供給するためのローラであり、非磁性のステンレス鋼やアルミニウムなどからなる中空の円筒体(スリーブ)の内部に複数極の磁界を発生させるマグネットロールなどの磁界発生手段を収容した構成を用いることができる。
各撹拌部材4,5,6は現像ローラ3と平行に配置され、第1撹拌部材4は現像ローラ3を介して感光体ドラム20に対向しかつ現像ローラ3よりも鉛直方向下方になる位置に設けられ、第2撹拌部材5は第1撹拌部材4を介して現像ローラ3に対向しかつ現像ローラ3よりも鉛直方向下方になる位置に設けられる。第3搬送部材6は、第2撹拌部材5を介して第1撹拌部材4に対向し、かつ後述のトナー補給口2bの鉛直方向下方に設けられる。第1撹拌部材4は反時計回りに回転し、第2撹拌部材5及び第3撹拌部材6は時計回りに回転する。
更に、現像槽2内には、現像ローラ3に担持された二成分現像剤の担持量を規制して現像剤の搬送量を調整する規制部材7と、規制部材7によって規制され現像ローラ3の回転方向の上流側へ還流させられた余剰分の二成分現像剤を受け止め、現像ローラ3の周面から離隔する方向に流して第2撹拌部材5の上部へ戻す流し板9とが設けられている。なお、規制部材7は、現像剤層との摺擦によって、現像剤層に含まれる帯電が不充分な現像剤を帯電させる作用もなす。
規制部材7は現像ローラ3の長手方向に沿って延びる細長い板状の部材で、板面が現像ローラ3の半径方向の延長線上に位置しており、現像ローラ3の周面との間に0.3〜2mm程度の間隔を隔てて対向するように、現像槽2の開口2aの上縁に近い上壁に固定されている。規制部材7は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムなどの非磁性金属、或いは、合成樹脂などによって形成でき、本実施形態では薄板状のステンレス鋼を用いている。
流し板9は、現像ローラ3の軸方向に長い長方形の板状部材であり、現像槽2内において、現像ローラ3の回転方向において規制部材7よりも上流側に位置して第1撹拌部材4および第2撹拌部材5の鉛直方向上方に設けられる。流し板9は、短辺方向の一端側が水平に形成されて現像ローラ3表面に間隔を隔てて対向した上部と、他端側に向かって現像ローラ3から離間する方向に延びるにつれて下方に位置する斜め部とを有している。流し板9の斜め部の上面には、二成分現像剤の流れる向きを変える複数の変向板9aと、二成分現像剤が横側方に落下するのを防ぐ側板9bとがそれぞれ垂直方向に立設された状態で設けられている。流し板9の材質としては、例えば、非磁性のステンレス鋼やアルミニウム、或いは、合成樹脂などによって形成される。
第3搬送部材6の上方の現像槽2の上壁にトナー補給口2bが形成され、現像槽2の上方にはトナーホッパが設けられている。トナーホッパには、トナー補給口2aの鉛直方向上方に位置するようにトナー補給ローラ19が回転駆動自在に設けられている。また第2撹拌部材5の下方の現像槽2の底面には、センサ面を現像槽2の内部に露出させたトナー濃度検知センサ12が設けられ、トナー濃度検知センサ12の検知結果に基づいてトナー補給ローラ19が駆動制御され、トナー補給ローラ19の回転駆動によって、トナー補給口2bを介して、現像槽2内にトナーが補給される。
トナー補給口2bを介して現像槽2内に補給されたトナーは第3搬送部材6が回転することにより第2撹拌部材5へ搬送される。第2撹拌部材5は新たに補給されたトナーをトナー濃度が薄くなった二成分現像剤に攪拌・混合し、第1撹拌部材4へ搬送する。第1撹拌部材4は第2撹拌部材5から搬送された二成分現像剤を更に攪拌・混合しつつ現像ローラ3へ汲み上げる。これにより、現像槽2内に貯留される二成分現像剤が第1撹拌部材4および第2撹拌部材5の撹拌・混合作用でトナーに均一な電荷が付与されるとともに、帯電状態にある二成分現像剤が汲み上げられて現像ローラ3の周囲に供給される。
現像ローラ3に担持された二成分現像剤は、開口2aの上縁近傍に設けられた規制部材7で層厚が規制される。現像ローラ3に担持されたまま、現像ローラ3と規制部材7との間隙を通過した二成分現像剤は感光体ドラム20の表面に最も近接して対向する現像ニップ部に搬送され、現像ニップ部では、二成分現像剤中の帯電したトナーが静電気力によって感光体ドラム20表面の静電潜像に飛着し感光体ドラム20表面にトナー像が形成される。この際、図示しない電源から現像ローラ3に現像バイアス電圧が印加され、現像作用が促進される。その後、現像ローラ3の表面に担持さている二成分現像剤は現像槽2に戻される。一方、規制部材7で規制された余剰分の二成分現像剤は規制部材7によって反転させられて現像ローラ3の回転方向の上流側へ還流され、流し板9の上部を流れ落ちた後、第2撹拌部材5の上部に戻される。
流し板9の下部には、略円筒状の現像剤搬送路15が現像ローラ3と平行に設けられ、その現像剤搬送路15の内部に搬送スクリュー10が軸方向を筒軸方向と平行に配置されている。現像剤搬送路15の一端側の流し板9には、二成分現像剤を現像剤搬送路15内に導くための台形状の開口部を有する現像剤供給口13が設けられ、現像剤搬送路15の現像剤供給口13とは反対側の他端底部には、二成分現像剤を第1撹拌部材4と第2撹拌部材5との間に上部から排出する長方形状の開口部を有する現像剤排出口14が設けられ、搬送スクリュー10の回転により、現像剤供給口13から現像剤搬送路15に導入された二成分現像剤は軸方向に沿って搬送され、現像剤排出口14から排出される。
図7に示すように、流し板9の下面側には、図示しないレール等のスライド支持手段によって現像剤搬送路15の長手方向に直交する方向にスライド移動自在に支持された供給口調整部材11が設けられ、駆動モータ16と駆動モータ16の回転軸に接続された駆動ネジ17とが流し板9の下面に取り付けられ、供給口調整部材11の端部に設けたギア部11aが駆動ネジ17に噛み合うように配置されている。駆動モータ16を正逆に回転させることにより駆動ネジ17が回転駆動され、供給口調整部材11がスライド移動して、現像剤供給口13の開口面積が調整される。図2及び図5では現像剤供給口13の開口面積が最小に調整され、図3及び図6では現像剤供給口13の開口面積が最大に調整された場合を示す。
図8は本発明の第1実施形態に係る制御部8周りの構成を示すブロック図である。制御部8は、画像形成装置全体を制御するものを用いてもよいが、図8には現像装置1専用のものを示す。制御部8は、各種検知および判定等の演算処理を行うCPU(中央処理装置)8a、CPU8aが行う演算処理用の制御プログラム及び各種の設定値等を格納したROM8b、CPU8aが行う演算処理用のワークエリアを提供するRAM8c、CPU8aの制御の下で現像装置1に備えた各種センサ等との間で制御信号の入出力を行うI/Oポート8d、CPU8aの制御の下で現像装置1に備えた各種駆動モータを駆動するドライバ回路8eなどから構成されたマイクロコンピュータである。
制御部8のI/Oポート8dには、前記トナー濃度検知センサ12の検出信号と、前記供給口調整部材11が基底位置(現像剤供給口13の開口面積が最小となる位置)にあることを検出する基底位置検出スイッチの信号と、現像槽2内の二成分現像剤を新しい現像剤に交換したときに操作される図示しないスイッチ等からの現像剤交換信号と、図示しない画像形成装置全体の制御部から記録媒体に1枚印刷(コピー又はプリント)する毎の画像形成信号とが入力される。尚、CPU8aには、印刷回数を記憶するメンテナンスカウンタと、前記供給口調整部材11の制御に使用する供給口制御カウンタとが構成されている。一方、前記制御部8のドライバ回路8eは、前記トナー補給ローラ19を回転駆動する駆動モータ19aと、前記供給口調整部材11を移動させる駆動モータ16とに接続されている。
制御部8は、トナー濃度検知センサ12の検知結果に基づいて、現像槽2内のトナー濃度値が設定値よりも低いと判定した場合、駆動モータ19aに制御信号を送り、トナー補給ローラ19を回転駆動させる。
次に、現像槽2内の現像剤の搬送制御について説明する。図9は、本発明の第1実施形態に係る制御部8のCPU8aによる制御手順を示すフローチャートである。
先ず、現像剤交換信号の入力の有無を判断し(ステップS1)、現像剤交換信号が入力されている場合(ステップS1:YES)には、メンテナンスカウンタのカウント値(N)及び供給口制御カウンタのカウント値(M)をリセットし(ステップS2〜S3)、前記基底位置検出スイッチがオンしていない場合(ステップS4:NO)は供給口調整部材11を基底位置に移動させるように駆動モータ16へ駆動信号を出力し(ステップS5)後、処理を終了する。前記基底位置検出スイッチがオンの場合(ステップS4:YES)、及び現像剤交換信号が入力されていない場合(ステップS1:NO)はステップS6へ移行する。
ステップS6では、供給口制御カウンタのカウント値(M)が供給口調整部材11の開口面積を調整するための設定値(例えば、10000回)に達しているかを判断し、該設定値に達している場合(ステップS6:YES)は、供給口調整部材11の開口面積を所定量広げるように駆動モータ16へ駆動信号を出力し、また供給口制御カウンタのカウント値(M)をリセットした後(ステップS7〜S8)、ステップS9へ移行する。供給口制御カウンタのカウント値(M)が供給口調整部材11の開口面積を調整するための設定値に達していない場合(ステップS6:NO)にはステップS9へ移行する。
ステップS9では、画像形成信号の入力の有無を判断し、画像形成信号が入力されている場合(ステップS9:YES)には、メンテナンスカウンタのカウント値(N)及び供給口制御カウンタのカウント値(M)を共に1増加させた後(ステップS10〜S11)、ステップS12へ移行する。画像形成信号が入力されていない場合(ステップS9:NO)にはステップS12へ移行する。
ステップS12では、メンテナンスカウンタのカウント値(N)が現像剤の寿命となる設定値(例えば、50000回)に達しているかを判断し、該設定値に達している場合(ステップS12:YES)には、現像剤の交換を促す(サービスマンコール)メッセージを図示しない表示部に表示するための信号を図示しない画像形成装置全体の制御部へ出力して(ステップS13)、処理を終了する。メンテナンスカウンタのカウント値(N)が現像剤の寿命となる設定値に達していない場合(ステップS12:NO)にはそのまま処理を終了する。以後、上記現像剤の搬送制御の動作手順を決められたタイミングで繰り返し実行する。
次に本発明に係る現像装置1の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態では二成分現像剤の特性のうち流動性を直接検知し、その検知結果に基づいて、供給口調整部材11の開口面積を調整する点が第1の実施形態と異なり、それ以外の構成は第1の実施形態と同様である。
図10及び図11は第2の実施形態に係る現像装置1Aの構成を示す正面断面図である。流し板9の現像ローラ3とは反対側端部の下面に圧電センサ18が取り付けられている。二成分現像剤Gの流動性が高い(良い)場合は現像槽2内を滑らかに搬送されるため、嵩はあまり高くならず圧電センサ18には触れない(図10の状態)。二成分現像剤Gの流動性が低い(悪い)場合は現像槽2内で嵩が高くなり圧電センサ18に触れる(図11の状態)。二成分現像剤Gが触れた状態と触れない状態とで圧電センサ18の検出信号に違いが生じるので、圧電センサ18によって二成分現像剤Gの流動性の高低を検知することができる。二成分現像剤Gが触れているときの圧電センサ18の検出信号をオンとし、触れていないときの圧電センサ18の検出信号をオフとする。
図12は本発明の第2実施形態に係る制御部8A周りの構成を示すブロック図である。第2実施形態に係る制御部8とは、I/Oポート8dに圧電センサ18の検出信号が入力されている点が異なり、それ以外の構成は第1の実施形態と同様である。また、CPU8a内に供給口制御カウンタが構成されていない点が異なる。
次に、第2実施形態における現像槽2内の現像剤の搬送制御について説明する。図13は、第2実施形態に係る制御部8AのCPU8aによる制御手順を示すフローチャートである。
先ず、現像剤交換信号の入力の有無を判断し(ステップS21)、現像剤交換信号が入力されている場合(ステップS21:YES)には、メンテナンスカウンタのカウント値(N)をリセットし(ステップS22)、前記基底位置検出スイッチがオンしていない場合(ステップS23:NO)は供給口調整部材11を基底位置に移動させるように駆動モータ16へ駆動信号を出力し(ステップS24)後、処理を終了する。前記基底位置検出スイッチがオンの場合(ステップS23:YES)、及び現像剤交換信号が入力されていない場合(ステップS21:NO)にはステップS25へ移行する。
ステップS25では、圧電センサ18に二成分現像剤が接触しているか否か(圧電センサ18の信号がオンであるか)を判断し、圧電センサ18の信号がオンの場合(ステップS25:YES)は、供給口調整部材11の開口面積が最大となるように駆動モータ16へ駆動信号を出力し(ステップS26)、圧電センサ18の信号がオンでない場合(ステップS25:NO)は、供給口調整部材11の開口面積が最小となるように駆動モータ16へ駆動信号を出力した後(ステップS27)、ステップS28へ移行する。
ステップS28では、画像形成信号の入力の有無を判断し、画像形成信号が入力されている場合(ステップS28:YES)には、メンテナンスカウンタのカウント値(N)を1増加させた後(ステップS29)、ステップS30へ移行する。画像形成信号が入力されていない場合(ステップS28:NO)にはステップS30へ移行する。
ステップS30では、メンテナンスカウンタのカウント値(N)が現像剤の寿命となる設定値(例えば、50000回)に達しているかを判断し、該設定値に達している場合(ステップS30:YES)には、現像剤の交換を促す(サービスマンコール)メッセージを図示しない表示部に表示するための信号を図示しない画像形成装置全体の制御部へ出力して(ステップS31)、処理を終了する。メンテナンスカウンタのカウント値(N)が現像剤の寿命となる設定値に達していない場合(ステップS30:NO)にはそのまま処理を終了する。以後、上記現像剤の搬送制御の動作手順を決められたタイミングで繰り返し実行する。
次に、本発明に係る現像装置の別実施形態について説明する。
第1の実施形態では、二成分現像剤の累積使用時間を記録媒体に印刷した回数(感光体ドラム20上の静電潜像を現像した回数)により判断したが、現像槽2内で二成分現像剤が攪拌・搬送される実際の時間(現像ローラ3及び各撹拌部材4,5,6の作動時間)をタイマー等により直接計測するようにしてもよい。
第2の実施形態では、現像槽2内での二成分現像剤の流動性の検知結果に基づいて供給口調整部材11の開口面積を調整したが、現像槽2内の二成分現像剤の他の特性(例えば、帯電性、電気抵抗)等の検知情報に基づいて供給口調整部材11の開口面積を調整するようにしてもよい。また第2の実施形態では、二成分現像剤の流動性を高低の2値で検知して、供給口調整部材11の開口面積を最大又は最小の2段階に調整したが、二成分現像剤の流動性をもっと細かく検知して、供給口調整部材11の開口面積を3段階以上に調整するようにしてもよい。
本発明に係る現像装置を組み込んだ画像形成装置の全体構成を概略的に示す正面断面図である。 本発明に係る現像装置の構成を示す正面断面図であり、現像剤供給口の開口面積が最小の状態を示す。 本発明に係る現像装置の構成を示す正面断面図であり、現像剤供給口の開口面積が最大の状態を示す。 図3のIV−IV線位置における断面図である。 現像槽の上蓋を外した状態での現像槽の内部を示す上部平面図であり、現像剤供給口の開口面積が最小の状態を示す。 現像槽の上蓋を外した状態での現像槽の内部を示す上部平面図であり、現像剤供給口の開口面積が最大の状態を示す。 図5及び図6における流し板を下面側から見た下面平面図であり、(a)は図5に対応し、(b)は図6に対応する。 第1の実施形態に係る制御部周りの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る制御部の制御手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る現像装置の構成を示す正面断面図である。 第2の実施形態に係る現像装置の構成を示す正面断面図である。 第2の実施形態に係る制御部周りの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る制御部の制御手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2 現像槽
3 現像ローラ
7 規制部材
9 流し板
10 搬送スクリュー(搬送機構)
11 供給口調整部材
13 現像剤供給口
14 現像剤排出口
15 現像剤搬送路
18 圧電センサ(検知手段)

Claims (6)

  1. 二成分現像剤を収容する現像槽内に、二成分現像剤を担持して回転する現像ローラと、該現像ローラの軸方向に二成分現像剤を搬送する搬送機構を内部に設けた筒状の現像剤搬送路と、該現像剤搬送路に二成分現像剤を供給する現像剤供給口と、前記現像剤搬送路から二成分現像剤を排出する現像剤排出口とを備えた現像装置において、
    前記現像剤供給口の開口面積を調整する供給口調整部材と、前記現像槽内の二成分現像剤の情報に基づいて前記供給口調整部材を作動させる制御手段とを備えていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記制御手段は、前記二成分現像剤の累積使用時間が長くなるに従って、前記現像剤供給口の開口面積を広くすることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記制御手段は、前記二成分現像剤の累積使用時間を、潜像担持体上の静電潜像を現像した回数により判断することを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記現像槽内の二成分現像剤の流動性を検知する検知手段を備え、前記制御手段は、前記検知手段にて検知された前記二成分現像剤の流動性が高/低い場合は前記現像剤供給口の開口面積を狭/広くすることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  5. 前記現像剤供給口及び現像剤排出口の夫々は、前記現像ローラの軸方向における一端及び他端の夫々に設けてあることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の現像装置。
  6. 前記現像槽内に、前記現像ローラに担持された二成分現像剤の担持量を規制する規制部材と、該規制部材によって規制された余剰分の二成分現像剤を前記現像ローラの周面から離隔する方向に流す流し板とを備え、該流し板の下面側に前記現像剤搬送路が設けられ、該流し板に前記現像剤供給口を形成してあることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の現像装置。
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