JP2020076833A - 画像形成装置 - Google Patents

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Fumiyoshi Saito
文芳 齋藤
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Abstract

【課題】 現像工程において現像装置が実際に消費したトナーの量を考慮して、現像装置の寿命を精度良く予測することにより、現像装置の交換に関する情報を適切なタイミングで促す。【解決手段】 画像形成装置であって、像担持体と、画像形成装置に対して交換可能に設けられ、像担持体に形成された静電像を現像するためにトナーとキャリアを含む現像剤を用いて現像する現像装置と、を有し、画像形成を実行可能な画像形成部と、現像装置に供給するためのトナーを収容するトナー供給容器と、表示部と、表示部を制御する制御部と、を備え、制御部は、画像形成部による画像形成で消費されたトナー量に関する情報と、トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報に基づいて、現像装置の交換に関する情報を表示部に表示するタイミングを制御することを特徴とする。【選択図】 図10

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
像担持体に形成された静電像を現像装置により現像する工程(現像工程)では、現像容器内を循環するトナーとキャリアを含む二成分現像剤(以降、単に現像剤と呼ぶ)中のトナーは消費されるが、現像容器内を循環する現像剤中のキャリアは消費されない。現像容器内を現像剤が循環し続けると、キャリアの表面にトナーが付着する量や、トナーに添加された外添剤がキャリアの表面に蓄積される量が多くなり、現像容器内を循環する現像剤中のキャリアの劣化が進行する。キャリアが劣化していると、現像剤補給部から補給された現像剤中のトナー(帯電していない状態のトナー)がキャリアと摩擦帯電しづらく、単位質量あたりのトナーの帯電量が小さくなる傾向にあり、トナーの帯電不良の原因となる。
一般的に、キャリアの劣化の進行は、現像工程において現像装置が実際に消費したトナーの量に依存することが知られている。具体的には、現像工程において現像装置が実際に消費したトナーの量が多いほど、現像容器内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行が遅くなる傾向にある。一方、現像工程において現像装置が実際に消費したトナーの量が少ないほど、現像容器内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行が早くなる傾向にある。
特許文献1には、現像容器内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行の程度を、画像データの印字率に基づいて予測する構成が記載されている。
特開2007−286405号公報
現像工程において現像装置が実際に消費するトナーの量(積算量)は、画像データの印字率(ビデオカウント)だけに関わらず、画像形成装置の構成部品の個体差や、画像形成装置の使用量、使用環境等によっても変動するものである。このため、現像容器内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行の程度を精度良く予測するには、ビデオカウントに加えて、画像形成装置の構成部品の個体差や、画像形成装置の使用量、使用環境等を考慮することが望ましい。そして、現像容器内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行の程度を精度良く予測することができれば、現像装置の寿命を精度良く予測することができるようになる。このため、現像容器内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行の程度を精度良く予測して、現像装置の交換に関する情報を適切なタイミングで促すことが望ましい。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、現像工程において現像装置が実際に消費したトナーの量を考慮して、現像装置の寿命を精度良く予測することにより、現像装置の交換に関する情報を適切なタイミングで促すことが可能な画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、画像形成装置であって、像担持体と、前記画像形成装置に対して交換可能に設けられ、前記像担持体に形成された静電像を現像するためにトナーとキャリアを含む現像剤を用いて現像する現像装置と、を有し、画像形成を実行可能な画像形成部と、前記現像装置に供給するためのトナーを収容するトナー供給容器と、表示部と、前記表示部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像形成部による画像形成で消費されたトナー量に関する情報と、前記トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報に基づいて、前記現像装置の交換に関する情報を前記表示部に表示するタイミングを制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明の他の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、サーバーと通信可能な画像形成装置であって、像担持体と、前記画像形成装置に対して交換可能に設けられ、前記像担持体に形成された静電像を現像するためにトナーとキャリアを含む現像剤を用いて現像する現像装置と、を有し、画像形成を実行可能な画像形成部と、前記現像装置に供給するためのトナーを収容するトナー供給容器と、前記サーバーに情報を送信する送信部と、前記送信部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像形成部による画像形成で消費されたトナー量に関する情報と、前記トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報に基づいて、前記現像装置の交換に関する情報を前記送信部が前記サーバーに送信するタイミングを制御することを特徴とする。
本発明によれば、現像工程において現像装置が実際に消費したトナーの量を考慮して、現像装置の寿命を精度良く予測することにより、現像装置の交換に関する情報を適切なタイミングで促すことができる。
画像形成装置の構成を示す断面図(概略図)である。 画像形成部の構成を示す断面図(概略図)である。 現像装置の構成を示す概略図である。 トナーカートリッジの構成と、トナー補給装置の構成を示す概略図である。 ビデオカウントとトナー消費量との関係を示したグラフである。 検出トナー濃度と目標トナー濃度との差分と、トナー補給量との関係を示したグラフである。 ビデオカウントあたりのトナー消費量の分布を示したグラフと、トナーなし判定時におけるトナー使用量の分布を示したグラフである。 トナー消費量とキャリアの表面に対するスペント量との関係を示した図である。 現像装置の寿命を予測するための制御ボードの回路構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における現像装置の寿命予測のための制御例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の効果を説明するためのグラフである。 第1の実施形態の効果を説明するためのグラフである。 第1の実施形態の効果を説明するためのグラフである。 通紙枚数と現像装置寿命との関係を示したグラフである。 第2の実施形態における現像装置の寿命予測のための制御例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の効果を説明するためのグラフである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものではなく、また第1の実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。本発明は、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
[第1の実施形態]
(画像形成装置の構成)
まず、画像形成装置の全体構成及び画像形成装置の動作について、図1の断面図(概略図)を用いて説明する。
画像形成装置100は、4つの感光体ドラム1を有し、中間転写方式を用いた、フルカラー電子写真画像形成装置である。感光体ドラム1及び中間転写ベルト51の表面移動速度に相当するプロセス速度は、150mm/secである。
画像形成装置100は、複数の画像形成部S(プロセスユニット)として、第1の画像形成部Sa、第2の画像形成部Sb、第3の画像形成部Sc、第4の画像形成部Sdを有する。各画像形成部Sa、Sb、Sc、Sdは、それぞれ、画像形成を実行可能であり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色を形成する。尚、第1の実施形態では、各画像形成部Sa〜Sdの構成は、用いられるトナーの色が異なることを除いて実質的に同じである。従って、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すために図1中の符号に与えた添え字a、b、c、dは省略して総括的に説明する。
画像形成部Sは、静電像が形成される像担持体としての感光体ドラム1を有する。感光体ドラム1の周囲には、1次帯電手段としての帯電ローラ2、露光手段としてのレーザースキャナ3、現像手段としての現像装置4、ドラムクリーニング手段としてのドラムクリーナ6等が、感光体ドラム1の回転方向に沿って順次配設されている。また、各画像形成部Sa〜Sdの感光体ドラム1a〜1dに隣接して、中間転写体としての周回移動可能なベルト体、即ち、中間転写ベルト51が配置されている。
中間転写ベルト51は、複数の支持部材として駆動ローラ52、ステアリングローラ55、2次転写内ローラ56、上流規制ローラ58に掛け渡されている。ステアリングローラ55は、中間転写ベルト51を張架するための張架力を付与する機能も兼ね備えており、バネ付勢手段により、ステアリングローラ55の両端が図1に示す略左方向に付勢されている。中間転写ベルト51は、ベルト駆動手段である駆動ローラ52によって駆動力が伝達されて、図1に示す矢印R3方向に周回移動する。
中間転写ベルト51の内周面側において各感光体ドラム1a〜1dに対向する位置には、1次転写部材としての1次転写ローラ53a〜53dが配置されている。各1次転写ローラ53a〜53dは、中間転写ベルト51を介して各感光体ドラム1a〜1dに向けて付勢され、各感光体ドラム1a〜1dと中間転写ベルト51とが接触する1次転写部(1次転写ニップ)N1a〜N1dが形成されている。また、中間転写ベルト51の外周面側において2次転写内ローラ56に対向する位置には、2次転写部材としての2次転写外ローラ57が配置されている。2次転写外ローラ57が中間転写ベルト51の外周面に接触して、2次転写部(2次転写ニップ)N2が形成されている。
各画像形成部Sa〜Sdにて形成された感光体ドラム1a〜1d上の画像は、各感光体ドラム1a〜1dに隣接して移動通過する中間転写ベルト51上に順次多重転写される。その後、中間転写ベルト51上に転写された画像は、更に2次転写部N2において紙等の転写材P(記録材)へ転写される。
定着装置7は、回転自在に配設された定着ローラ71と、定着ローラ71に圧接しながら回転する加圧ローラ72と、を有する。定着ローラ71の内部には、ハロゲンランプ等のヒータ73が配設されている。そして、このヒータ73へ供給する電圧等を制御することにより、定着ローラ71の表面の温度調節が行われている。定着装置7に転写材Pが搬送されてくると、一定速度で回転する定着ローラ71と加圧ローラ72との間を転写材Pが通過する際に、転写材Pは、その表裏両面からほぼ一定の圧力、温度で加圧、加熱される。これにより、転写材Pの表面上の未定着トナー像は、溶融して転写材Pに定着される。こうして、転写材P上にフルカラー画像が形成される。
濃度センサ200は、中間転写ベルト51上に転写された画像調整用のパッチ画像の濃度を測定するものである。濃度センサ200は、発光素子から光を中間転写ベルト51に出射し、その反射光を受光素子で検知する。濃度センサ200は、受光素子に検出される反射光量に応じた所定の電圧を出力し、パッチ画像の濃度を算出する。
画像形成装置100は、適宜、濃度調整用のパッチ画像を出力し濃度調整を行う。しかしながら、濃度センサ200自体の部品公差や取付公差、中間転写ベルト51の表面反射特性等の変化により、パッチ画像のトナー濃度が等しい場合においても、濃度センサ200の出力電圧に誤差が生じる。その結果、調整後の画像濃度においても中心値から誤差を生じ、後述するビデオカウントに対する消費量誤差につながる。
(画像形成部の構成)
続いて、画像形成部S(プロセスユニット)の構成について、図2の断面図(概略図)を用いて説明する。
感光体ドラム1は、画像形成装置100の装置本体によって回動自在に支持されている。感光体ドラム1は、アルミニウム等の導電性基体11と、その外周に形成された光導電層12と、を基本構成とする円筒状の電子写真感光体である。感光体ドラム1は、その中心に支軸13を有する。感光体ドラム1は、駆動手段によって、支軸13を中心として図2に示す矢印R1方向に回転駆動される。第1の実施形態では、φ30の有機光半導体感光体ドラムを用いたが、アモルファスシリコン系の感光体ドラムを用いても良い。
感光体ドラム1の鉛直方向上方には、1次帯電手段としての帯電ローラ2が配置されている。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面に接して、感光体ドラム1の表面を所定の極性、電位に一様に帯電させる。帯電ローラ2は、中心に配置された導電性の芯金21と、その外周に形成された低抵抗導電層22と、中抵抗導電層23と、を有し、全体としてローラ状に構成されている。帯電ローラ2は、芯金21の両端部が軸受部材によって回転自在に支持されると共に、感光体ドラム1に対して平行に配置されている。これら両端部の軸受部材は、押圧手段によって感光体ドラム1に向けて付勢されている。これにより、帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面に所定の押圧力を持って圧接されている。
感光体ドラム1が図2に示す矢印R1方向に回転することに伴って、帯電ローラ2は、図2に示す矢印R2方向に従動回転する。帯電ローラ2には、帯電バイアス出力手段としての帯電バイアス電源24によって帯電バイアス電圧が印加される。第1の実施形態では、感光体ドラム1の表面は、−600Vに一様に帯電される。
感光体ドラム1の回転方向(図2に示す矢印R1方向)において帯電ローラ2の下流側には、レーザースキャナ3が配設されている。レーザースキャナ3は、画像情報に基づいてレーザー光をOFF/ONしながら走査して、感光体ドラム1上を露光する。これにより、画像情報に応じた静電像(潜像)が感光体ドラム1上に形成される。第1の実施形態で用いたレーザースキャナの波長λ=780nmであり、解像度は600dpiである。
感光体ドラム1の回転方向においてレーザースキャナ3の下流側には、現像装置4が配置されている。感光体ドラム1に形成された静電像を顕像化する現像装置4、及び、現像装置4に補給用トナー(補給用現像剤)を補給するトナー補給装置20(現像剤補給装置)の詳細については図3で後述する。
感光体ドラム1の回転方向において現像装置4の下流側であって感光体ドラム1の鉛直方向下方には、1次転写ローラ53が配設されている。1次転写ローラ53は、芯金531と、その外周面に円筒状に形成された導電層532と、によって構成されている。1次転写ローラ53は、両端部がスプリング等の押圧部材によって感光体ドラム1に向けて付勢されている。これにより、1次転写ローラ53の導電層532は、所定の押圧力で中間転写ベルト51を介して感光体ドラム1の表面に圧接される。また、芯金531には、1次転写バイアス出力手段としての1次転写バイアス電源54が接続されている。感光体ドラム1と1次転写ローラ53との間には1次転写部N1が形成される。
1次転写部N1には、中間転写ベルト51が挟まれている。1次転写ローラ53は、中間転写ベルト51の内周面に接触して、中間転写ベルト51の移動に伴って回転する。そして、画像形成時に、1次転写ローラ53には、1次転写バイアス電源54によって、トナーの正規の帯電極性(第1の極性:第1の実施形態では負極性)とは逆極性(第2の極性:第1の実施形態では正極性)の1次転写バイアス電圧が印加される。そして、1次転写ローラ53と感光体ドラム1との間に、第1の極性のトナーを感光体ドラム1上から中間転写ベルト51に向けて移動させる方向の電界が形成される。これによって、感光体ドラム1上のトナー像が、中間転写ベルト51の表面に転写(1次転写)される。
1次転写工程後の感光体ドラム1の表面に残留したトナー(1次転写残トナー)等の付着物は、ドラムクリーナ6によって清掃される。ドラムクリーナ6は、ドラム清掃部材としてのクリーニングブレード61と、搬送スクリュー62と、ドラムクリーナハウジング63と、を有する。クリーニングブレード61は、加圧手段によって、感光体ドラム1に対して、所定の角度、圧力で当接されている。これにより、感光体ドラム1の表面に残留したトナー等は、クリーニングブレード61によって感光体ドラム1上から掻き取られて除去され、ドラムクリーナハウジング63内に回収される。回収されたトナー等は、搬送スクリュー62により搬送され、回収トナー収容部に排出される。
(現像装置の構成)
続いて、現像装置4の構成について、図3の概略図を用いて説明する。図3(a)は現像装置4の断面図であり、図3(b)は現像装置4の上面図である。
現像装置4は、画像形成装置100に対して交換可能に設けられている。また、現像装置4は、現像剤を循環可能に構成された現像容器40を有する。現像容器40には、非磁性トナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤D(以降、単に、現像剤と呼ぶ)が200g収容されており、現像剤に占める非磁性トナーの重量比(即ち、トナー濃度)は、およそ10wt%である。この比は、トナーの帯電量、キャリアの粒径、又は画像形成装置100の構成部品の個体差、画像形成装置100の使用量や使用環境等により、適正に調整されるべきものであって、必ずしもこの数値に従わなければいけないものではない。
現像装置4は、感光体ドラム1に対向した現像領域が開口しており、この開口部に一部露出するようにして現像スリーブ41が回転可能に配置されている。磁界発生手段である固定のマグネットロール42を内包する現像スリーブ41は、現像動作(現像工程)時には、図3に示す矢印R4方向に回転する。そして、現像スリーブ41は、現像容器40内の現像剤を層状に保持して現像領域に担持搬送し、感光体ドラム1と対向する現像領域に現像剤を供給して、感光体ドラム1に形成された静電潜像(静電像)をトナーにより現像する。静電潜像を現像した後の現像剤は、現像スリーブ41の回転に従って搬送され、現像容器40内に回収される。
現像容器40の現像室Aには、第1の現像剤撹拌・搬送部材としてのスクリュー(以降、現像スクリュー43と呼ぶ)が配置されている。また、現像容器40の撹拌室Bには、第2の現像剤撹拌・搬送部材としてのスクリュー(以降、撹拌スクリュー44と呼ぶ)が配置されている。そして、現像スクリュー43及び撹拌スクリュー44により現像容器40内を現像剤が循環し、再度混合撹拌される。現像剤の循環方向は、現像スクリュー43側では図3(a)の手前側から奥側に向かう方向、撹拌スクリュー44側では奥側から手前側に向かう方向である。また。現像スクリュー43及び撹拌スクリュー44は、共に中心軸径が7mm、外形が14mmのものを使用し、回転速度は300rpmである。また、現像容器40と各スクリューとの距離は1mmに設定した。
第1の実施形態では、現像スリーブ41は、感光体ドラム1と300μmの間隙を空けて対向配置されている。また、現像スリーブ41は、感光体ドラム1の回転方向(図2に示す矢印R2方向)と順方向(図3に示す矢印R4方向)に、且つ、感光体ドラム1の周速の180%で回転自在に配設されている。現像スリーブ41は、アルミニウム、SUS等の金属を円筒状に成形したものである。現像スリーブ41の表面にブラスト処理を施したり、現像スリーブ41の表面にメッキ処理、又はコーティングを行ったりすることにより、現像剤の搬送性を調整している。第1の実施形態では、アルミニウム表面にブラスト処理を施した金属スリーブを用いた。
現像スリーブ41内には磁界発生手段として複数の磁極を持ったマグネットロール42が固定して配設されている。第1の実施形態では、5極の磁極が着磁されたマグネットロール42を用いた。S1極は、現像領域に搬送する現像剤の搬送量を規制する現像剤量規制極である。N1極は、現像に寄与する現像極である。S2極は、現像剤を搬送する搬送極である。N2極は、現像スリーブに担持された現像剤を剥ぎ落とす反発極である。N3は、現像スクリュー43から送られてきた現像剤を現像スリーブ41に担持させる取込極にある。
第1の実施形態では、現像スリーブ41に担持される現像剤の量を規制するための現像剤量規制部材として、厚さ1mm平板型の非磁性ブレード45を用いている。非磁性ブレード45は、長手方向に亘って一定の間隙を均一に空けて現像スリーブ41と対向配設されている。第1の実施形態では、現像スリーブ41と非磁性ブレード45間の間隔を300μmに設定している。そして、第1の実施形態では、現像領域に搬送される現像剤量として、単位面積あたりの質量(M/S)を30mg/cmに規制している。
このような構成により、マグネットロール42を内包した現像スリーブ41により現像装置4内の現像剤を担持し、感光体ドラム1に対向する位置へ搬送すると共に、感光体ドラム1に対向する位置で磁気ブラシを形成する。そして、現像スリーブ41に好適な現像バイアスを印加することで、感光体ドラム1上の静電潜像を現像する。第1の実施形態では、高圧電源401から、周波数10kHz、ピーク間電圧Vpp1.8kVの交流成分と−450Vの直流成分(Vdc)を重畳した電圧を印加したが、この数値に限るものではない。また、第1の実施形態では、現像装置4は、調整画像を含む画像形成中のみ駆動しているが、非画像形成時においても駆動しても構わない
第1の実施形態では、現像装置4内の現像剤における非磁性トナーと磁性キャリアの混合率を検出するトナー濃度センサとしての透磁率センサ49(インダクタンスセンサ)を用いている。透磁率センサ49は、トナー濃度が高くなることで低下する現像剤の見かけの透磁率の変化を検知(インダクタンス検知)することで、トナー濃度を判別する。
第1の実施形態では、図3(b)に示すように、透磁率センサ49が、撹拌室Bの下流位置であって現像装置4の側面に配置されている。透磁率センサ49は、透磁率を検知するのに十分な現像剤が存在する配置が好適である。また、透磁率センサ49が検知する領域に存在する現像剤が撹拌スクリュー44による撹拌作用を受けるように位置を決める。透磁率センサ49の検出値を、制御装置500で制御される補給制御部に出力している。
トナー濃度の算出には、透磁率センサ49の出力値を複数点サンプリングした上で平均化して、撹拌スクリュー44の回転周期による振動成分をキャンセルする等によって透磁率センサ49の出力値の直流成分を取り出す。そして、その値とトナー濃度との関係を予め調べて用意されたテーブルを参照することにより、トナー濃度を算出している。
(ビデオカウンタ)
画像形成装置100には、各画像の消費トナー量算出手段であるビデオカウント方式のカウンタも設けられており、画像信号処理回路の出力信号のレベルが画素毎にカウントされる。画素毎にカウンタによって積算され、各画像のビデオカウント数が算出される。ビデオカウント数は、各画像のトナー像を1つ形成するために現像装置4から消費されるトナー量に対応している。そして、透磁率センサ49の出力とビデオカウント数に基づいて、CPU600(制御部)は後述するトナー補給制御方法で補給量を決定し、後述するトナー補給手段で現像装置4に所定量のトナーを補給する。
(トナー補給手段)
画像形成装置100においては、画像形成装置100に着脱可能なトナー供給容器(現像剤供給容器)としてのトナーカートリッジ9(9Y、9M、9C、9K)が設置されている。各トナーカートリッジ9には、現像容器40に補給するための補給用トナー(補給用現像剤)が収容(充填)されている。また、各トナーカートリッジ9には、記憶手段であるメモリタグ900(記憶部)が設けられている。画像形成装置100には、メモリタグ900に格納(記憶)された情報を読み取るための情報読取手段(読取部)が設けられている。また、画像形成装置100のCPU600は、各トナーカートリッジ9に設けられたメモリタグ900に記憶されたデータの読取りが可能となっている。そして、トナーカートリッジ9が画像形成装置100に装着された時にメモリタグ900と通信可能となるように構成されている。
尚、メモリタグ900には、各トナーカートリッジ9に充填されているトナー量からトナーなし判定時のトナーカートリッジ9内のトナー残量の平均値を減算した値(以降、トナー使用可能量と呼ぶ)が記憶されている。画像形成装置100に装着されるトナーカートリッジ9によってトナー使用可能量が異なる場合もあるが、第1の実施形態では、トナー使用可能量は250gであるものとして以降説明を進める。
ここで、トナーカートリッジ9の構成及びトナー補給装置(現像剤補給装置)の構成について、図4の概略図を用いて説明する。図4に示すように、トナーカートリッジ9はその外周をトナーボトルマウントTMによって回転自在に覆われ、その内部には螺旋形状のリブが形成されている。そのため、トナーカートリッジ9をボトル駆動モータ92によって回転駆動すると、連通口TOを介してトナー補給装置20へと補給用トナー(補給用現像剤)を供給することができる。トナー補給装置20の内部の側壁には、トナーなし判定手段211、212(トナーなし判定部)が設置されている。トナーなし判定手段211、212は、トナー補給装置20内のトナー残量を検知することにより、トナーなし(即ち、トナー残量がゼロであること)を判定することができる。第1の実施形態では、トナーなし判定手段211を発光素子、トナーなし判定手段212を受光素子とし、両者をそれぞれ同軸上に配置し、トナーなし判定手段211、212の発光及び受光する光としては赤外線を用いた構成を採用している。トナーなし判定手段は、これに限らず、ピエゾを用いたものでもよい。
図3で前述したように、現像容器40には、非磁性トナーと磁性キャリアからなる現像剤が収容されている。トナー補給装置20のトナー補給駆動モータ93を駆動することにより、現像容器40に補給用トナー(補給用現像剤)が補給される。
(トナー補給制御)
第1の実施形態では、従来と同様のビデオカウント補給方式とインダクタンス補給方式とを併用した補給制御を行う。ここで、画像形成装置100のトナー消費量とビデオカウント値との関係について、図5のグラフを用いて説明する。
従来のビデオカウント補給方式では、ビデオカントに応じて設計中心値で決定される予測トナー消費量を基に補給量を決定する。第1の実施形態では、ビデオカウントとトナー消費量は比例の関係にあり、その傾き(ビデオカウントあたりのトナー消費量)をαとする。また、第1の実施形態では、所定のビデオカウントに応じて予測される予測トナー消費量Tvを第1補給量とする。
現像工程において現像装置4が実際に消費するトナーの量は、ビデオカウントだけに関わらず、画像形成装置100の構成部品の個体差や、画像形成装置100の使用量、使用環境等によっても変動するものである。図5に示すように同じビデオカウントにおいても、トナー消費量の上限と下限との間でトナー消費量の誤差が生じる。予測されるトナー消費量と実際に消費されるトナー消費量との間に差分が生じると、現像容器40内を循環する現像剤のトナー濃度が増減する。このため、現像容器40内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行の程度を精度良く予測するには、ビデオカウントに加えて、例えば、以下の点を考慮することが望ましい。即ち、ビデオカウントに加えて、画像形成装置100の構成部品(例えば、現像装置4)の個体差や、画像形成装置100の使用量、使用環境等を考慮することである。
続いて、インダクタンス補給方式における、トナー濃度の目標値と、トナー濃度の偏差に対するトナー補給量との関係について、図6のグラフを用いて説明する。透磁率センサ49により検出したトナー濃度(検出トナー濃度)とトナー濃度の目標値(目標トナー濃度)との差分をΔTDとする。また、補給トナー量への換算率つまりトナー濃度フィードバック率(FB率)をKpとする。また、インダクタンス方式におけるトナー補給量Ttdを第2補給量とすると、
Ttd=Kp×ΔTD (式1)
で表わせられる。
透磁率センサ49により検出したトナー濃度が目標値(目標とするトナー濃度)よりも低い場合、必要なトナー量をトナー補給装置20により補給する。一方、透磁率センサ49により検出したトナー濃度が目標値(目標とするトナー濃度)よりも高い場合、現像容器40内のトナーが過剰であるとみなして、過剰分に応じて減じたトナー量をトナー補給装置20により補給する。これにより、現像容器40内を循環する現像剤のトナー濃度を一定に保つ。従って、第1の実施形態において、トナー補給装置20から実際に補給される補給量は、
T=Tv−Ttd (式2)
となる。
現像容器40内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行は、現像工程において現像装置4が実際に消費したトナーの量(積算量)に依存することが知られている。具体的には、現像工程において現像装置4が実際に消費したトナーの量が多いほど、現像容器40内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行が遅くなる傾向にある。一方、現像工程において現像装置4が実際に消費したトナーの量が少ないほど、現像容器40内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行が早くなる傾向にある。
即ち、現像装置4は、現像工程において現像装置4が実際に消費したトナーの量に応じて寿命に関する特性が変化するものである。このため、現像工程において現像装置4が実際に消費したトナーの量を考慮することにより、現像容器40内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行の程度を精度良く予測することできる。現像容器40内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行の程度を精度良く予測することができれば、現像装置4の寿命を精度良く予測することができるので、現像装置4の交換に関する情報を適切なタイミングで促すことができるようになる。
第1の実施形態では、現像工程において現像装置4が実際に消費したトナーの量に応じて寿命に関する特性が変化する画像形成装置100の構成部品として、現像装置4に着目している。このような第1の実施形態において、現像工程において現像装置4が実際に消費したトナーの量を考慮して、現像装置4の寿命を精度良く予測することにより、現像装置4の交換に関する情報を適切なタイミングで促すものである。以下にその詳細を説明する。
ここで、現像装置4の寿命を予測する精度を向上させるロジックについて説明する。前述したように、現像装置4は、現像工程において現像装置4が実際に消費したトナーの量(積算量)に応じて寿命に関する特性が変化する。従来は、現像容器40内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行の程度をビデオカウントに基づいて予測し、現像装置4の寿命に関する特性の変化量を算出することにより、現像装置4の寿命を予測していた。
しかしながら、図5で示したように画像形成装置100は、ビデオカウントに対するトナー消費量の誤差を有している。例えば、画像形成装置100の構成部品の個体差や、画像形成装置100の使用量、使用環境等により、画像濃度が高くなると、現像装置4が実際に消費したトナー消費量は設計中心の消費量よりも多くなる。
ここで、トナーカートリッジ9を1本使用した時(トナーなし判定時)のビデオカウントあたりのトナー消費量の分布について、図7(a)のグラフを用いて説明する。ビデオカウントあたりの消費量とは、画像形成装置100にトナーカートリッジ9を投入し、トナーなし判定時の使用トナー量を、トナーカートリッジ9の投入後の積算ビデオカウントで除算した値である。ビデオカウントあたりの消費量は、図5で前述した傾きαに相当する。第1の実施形態では、ビデオカウントあたりの消費量は、平均値に対して3σで約30%の誤差が生じる。
続いて、トナーカートリッジ9を1本使用した時の使用トナー量の分布について、図7(b)のグラフを用いて説明する。トナーなし判定時のトナーカートリッジ9のトナー使用量の誤差は、トナー使用可能量250gに対して3σで3.3%であり、ビデオカウントあたりの消費量の誤差よりも十分に小さい。従って、第1の実施形態では、トナーなし判定時に現像装置4におけるトナー使用量を算出し、現像工程において現像装置4が実際に消費したトナーの量(積算量)に応じた寿命に関する特性値の変化を精度良く捉える。これにより、第1の実施形態では、現像装置4の寿命を予測する精度を向上させるものである。
前述したように、現像剤中のトナーは、感光体ドラム1に形成された静電潜像(静電像)を現像する工程(現像工程)において消費され、必要な量のトナーが補給されるが、現像剤中のキャリアは繰り返し使用されるため、徐々に劣化する。
現像容器40内を現像剤が循環し続けると、キャリアの表面にトナーが付着する量や、トナーに添加された外添剤がキャリアの表面に蓄積される量が多くなり、現像容器40内を循環する現像剤中のキャリアの劣化が進行する。キャリアが劣化していると、トナー補給装置20から補給された現像剤中のトナー(帯電していない状態のトナー)がキャリアと摩擦帯電しづらく、単位質量あたりのトナーの帯電量が小さくなる傾向にあり、トナーの帯電不良の原因となる。
一般的に、キャリアの劣化の進行は、現像工程において現像装置4が実際に消費したトナーの量に依存することが知られている。具体的には、現像工程において現像装置4が実際に消費したトナーの量が多いほど、現像容器40内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行が遅くなる傾向にある。一方、現像工程において現像装置4が実際に消費したトナーの量が少ないほど、現像容器40内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行が早くなる傾向にある。
ここで、A4サイズ1枚あたりのトナー消費量に対する、10000枚連続で通紙(画像形成)した時のキャリアの表面に対するスペント量の関係について、図8のグラフを用いて説明する。図8に示すグラフの縦軸は、基準画像Duty5%相当のトナー消費量(0.015g/枚)を10000枚だけ画像形成した時のキャリアの表面に対するスペント量で規格化されたスペント量(劣化係数β)である。図8に示すとおり、A4サイズ1枚あたりのトナー消費量が多い、即ち、現像装置4の駆動時間あたりのトナー消費量が多いほど、キャリアの表面に対するスペント量が増加し、キャリアの劣化が進行することが分かる。例えば、画像Duty25%相当のトナー消費量(0.075g/枚)を10000枚だけ画像形成した時のキャリアの表面に対するスペント量は、基準の約2倍だけトナー劣化が進行していることが分かる。尚、劣化係数βは、キャリアの種類やトナーの種類の組み合わせ等により適宜変更し得るものである。
第1の実施形態では、23℃50%環境下で画像Duty5%を50000枚だけ画像形成すると、キャリアの劣化によりトナーの帯電量が15μC/g以下となる。トナーの帯電量が15μC/gを下回ると、かぶりなどの画像不良やトナー飛散が顕著になる。このため、第1の実施形態では、23℃50%環境下で画像Duty5%を50000枚だけ画像形成すると、現像装置4の寿命となる。一方、23℃50%環境下で画像Duty25%で画像形成した場合、キャリアの表面に対するスペント量が画像Duty5%の時と比べて約2倍に促進するため、現像装置4の寿命は25000枚となる。
従来は、ビデオカウントを用いて平均画像Dutyを算出し、1枚あたりのトナー消費量を算出することにより、テーブル(図8)から劣化係数βを算出して、現像装置4の寿命を予測していた。しかしながら、前述したようにビデオカウントあたりのトナー消費量には、約30%の誤差が含まれる。このため、ビデオカウントを基にして現像装置4の寿命を予測したときの誤差も大きくなる。
そこで、第1の実施形態では、トナーカートリッジ9のトナーなし判定時までは従来のビデオカウントを基にトナー消費量を予測することで、劣化係数βを算出し、現像装置4の寿命を予測する。次に、トナーなし判定時には、トナー使用可能量を基にトナー消費量を補正することにより劣化係数βの算出精度を向上させて、現像装置4の寿命の予測の精度を向上させるものである。
ここで、現像装置4の寿命を予測するための制御ボードの回路構成について、図9のブロック図を用いて説明する。画像ビデオカウンタ300Aは、外部入力端末や原稿読み取り装置101からの画像情報信号の濃度信号のビデオカウント数Vgをカウントする。また、調整画像ビデオカウンタ300Bは、調整画像作成部102により作成される濃度調整用などのパッチ画像のビデオカウント数Vcをカウントする。ビデオカウント積算部601は、画像ビデオカウンタ300Aと調整画像ビデオカウンタ300Bによりカウントされたビデオカウントを積算し保持する(積算ビデオカウント:Vsum)。
第1の実施形態において、積算トナー消費量算出部602は、トナーなし判定部605の結果に応じて算出方法を変更する。トナーなし判定部605は、トナーなし判定手段211、212の検知結果からトナーカートリッジ9内のトナーの有無を判定する。
トナーなし判定部605によりトナー有りと判定された場合、積算トナー消費量算出部602は、従来と同様に、前述した積算ビデオカウントとビデオカウントあたりのトナー消費量αを用いて、積算トナー消費量Msum=α×Vsumと算出する。トナーなし判定部605によりトナーなしが判定された場合、通信部901は、トナーカートリッジ9のメモリタグ900と通信し、メモリタグ情報(IDやトナー使用可能量Mi)を取得する。そして、通信部901で取得されたトナー使用可能量Miと、ROM501に格納された対象の現像装置4を使用している間に使用したトナーカートリッジ9の使用本数Nと、を用いて積算トナー消費量Msumを補正し、Msum=N×Miとする。尚、トナー使用可能量Miが異なるトナーボトルを使用した場合においては、積算トナー消費量Msumをそれぞれのトナー使用可能量Miの和としてもよい。このようにして、トナーなし時に積算トナー消費量をトナー使用可能量で補正することにより、積算トナー使用量の誤差を低減することができる。
また、積算通紙枚数算出部603は、部品毎にA4換算の積算通紙枚数Psumを算出する。例えば、A3の場合は2枚と算出する。平均トナー消費量算出部604は、積算トナー消費量Msumと積算通紙枚数Psumから各部品のA4サイズ1枚あたりの平均トナー消費量Mave=Msum/Psumを算出する。劣化係数算出部606は、A4サイズ1枚あたりの平均トナー消費量Maveを基にROM501に格納されたテーブル(図8)から劣化係数βを算出する。
現像装置寿命算出部607は、劣化係数βと積算通紙枚数Psumと基準寿命枚数Prefを基に現像装置寿命Lを以下の算出式で算出する。
L=β×Psum/Pref×100[%]
CPU600は、現像装置寿命算出部607において算出された現像装置4の寿命を操作部700(表示部)に表示する。これにより、現像装置4の交換に関する情報(例えば、現像装置4が寿命に達した旨や、画像形成装置100に装着された現像装置4の交換が必要である旨)を、ユーザーに知らせる。また、画像形成装置100がサーバーと通信可能であるとする。この場合、通知部800は、サーバーに情報を送信する送信部としての役割を果たす。そして、現像装置寿命算出部607において算出された現像装置4の寿命が所定値(Lth)に達した時、通知部800によってサーバーに通知を行い、サービスマンに計画的なサービス部品(例えば、現像装置4)の交換に関する情報を促す。
続いて、第1の実施形態に係る現像装置4の寿命予測のための制御例について、図10のフローチャートを用いて説明する。図10の制御は、CPU600が各種機器を制御することにより実行される。また、図10の制御は、現像装置4の寿命予測を開始するための信号を画像形成装置100が検知したことに従ってフローが開始される。
現像装置4の寿命予測が開始されると、まず、CPU600は、トナーなし判定部605でトナーカートリッジ9内のトナーの有無を判定する(S101)。CPU600は、トナー有りと判定した場合には(S101:Yes)、画像形成毎に画像ビデオカウンタから画像ビデオカウントVgを取得する(S102)。次に、調整画像用のパッチ画像が形成されている場合は、CPU600は、調整画像ビデオカウントVcを取得する(S103)。そして、CPU600は、取得したVgとVcから積算ビデオカウントVsumを算出する(S104)。次に、CPU600は、積算ビデオカウントVsumを基に積算トナー消費量Msumを算出する(S105)。そして、CPU600は、積算通紙枚数Psumを算出し(S106)、平均トナー消費量Maveを算出する(S107)。続いて、CPU600は、ROM501に格納されたテーブルから劣化係数βを算出する(S108)。そして、CPU600は、S106で算出された積算通紙枚数Psumと、S108で算出された劣化係数βとに基づいて、現像装置寿命Lを算出する(S109)。
S109で算出された現像装置寿命Lが所定値(Lth)未満である場合(S110:Yes)、CPU600は、現像装置4が寿命に達していないと判断し、図10に係る一連の処理を終了する。一方、S109で算出された現像装置寿命Lが所定値(Lth)以上である場合(S110:No)、CPU600は、現像装置4が寿命に達したと判断する。そこで、CPU600は、通知部800によってサーバーに通知を行う(S111)。これにより、サービスマンには、計画的なサービス部品(例えば、現像装置4)の交換が促される。尚、このとき、現像装置4が寿命に達した旨や、画像形成装置100に装着された現像装置4の交換が必要である旨を、操作部700に表示することによりユーザーに知らせてもよい。そして、S111の処理の後、図10に係る一連の処理を終了する。
また、S101でトナーなしと判断された場合には(S101:No)、CPU600は、メモリタグ900からトナー使用可能量Miを取得する(S112)。そして、CPU600は、現像装置4において何本目のトナーカートリッジ9の交換かを取得する(S113)。CPU600は、S112で取得されたトナー使用可能量Mi、及び、S113で取得されたトナーカートリッジ9の使用本数Nに基づいて、積算トナー消費量を更新し(S114)、積算ビデオカウントVsumをクリアする(S115)。そして、S115の処理の後、前述したS106以降に処理を進める。
S114によって、CPU600は、画像形成装置100が備える検知部がトナーカートリッジ9の交換を検知する毎に、ビデオカウントを基に算出していた積算トナー消費量Msumよりも精度の高い積算トナー消費量Msumを得ることができる。尚、メモリタグ900を具備せず、トナーカートリッジ9のトナー使用可能量を、トナーカートリッジ9の個別ごとに判別できない場合には、トナー使用可能量は固定値とすればよい。
ここで、従来例(以降、従来例1と呼ぶ)に対する第1の実施形態の効果について、図11、図12、及び図13のグラフを用いて説明する。第1の実施形態における画像形成条件は、23℃50%環境下で画像Duty5%を連続通紙する。また、ビデオカウントに対する実際の消費量誤差を−30%(ビデオカウントに対して実消費量が少ない)有している。この場合、ビデオカウントを基に1枚あたりのトナー消費量を0.015g/枚と算出するのに対して、実際のトナー消費量は0.012g/枚である。また、トナーカートリッジ9の1本あたりのトナー使用可能量Miは250gであり、トナー使用量誤差を−3.3%とする。即ち、実際のトナー使用量は241.8gとする。つまり、ビデオカウントに対するトナー消費量誤差の下限、トナー使用量誤差の下限で比較する。
図11は、前述した画像形成条件における、従来例1と第1の実施形態のそれぞれにおける予測積算トナー消費量を示したものである。図11に示す破線は、従来例1における予測積算トナー使用量であり、ビデオカウントを基に積算トナー消費量Msumを算出したもの(図10に示したS102〜S105の処理を実行したもの)である。図11に示す点線は、第1の実施形態における予測積算トナー使用量であり、トナーなし判定時にトナー使用可能量Miを基に積算トナー消費量Msumを補正したもの(図10に示したS112〜S115の処理を実行したもの)である。また、図11に示す実線は、実際の積算トナー消費量を示したものである。
図11に示すとおり、前述した画像形成条件においては、従来のビデオカウントを基に積算トナー消費量を予測すると−30%の予測誤差が生じる。それに対して第1の実施形態では、トナーカートリッジ9の交換前までは、従来例1と同じ予測誤差である。一方、トナーカートリッジ9の交換毎に積算トナー消費量を誤差−3.3%に修正するため、トナーカートリッジ9を1本以上交換すると、従来例1に比べて第1の実施形態の方が、積算トナー消費量に対する予測誤差が小さくなる。
図12は、前述した画像形成条件における現像装置寿命Lの推移を示したものである。現像装置寿命Lを算出する際、第1の実施形態では、図8に示したように寿命に関する特性を持った劣化係数βを用いる。また、第1の実施形態における現像装置4は、前述したように画像Duty5%において50000枚通紙(画像形成)することにより、現像装置4の寿命に達する。従って、第1の実施形態では、基準寿命枚数Prefを50000枚とする。
図12(a)及び図12(b)に示す実線は、第1の実施形態の画像形成条件における実際の積算トナー消費量を基に算出した現像装置寿命Lの推移である。図12(a)及び図12(b)に示す破線は、従来例1における予測積算トナー消費量を基に算出した現像装置寿命Lの推移である。また、図12(a)及び図12(b)に示す点線は、第1の実施形態における予測積算トナー消費量を基に算出した現像装置寿命Lの推移である。それぞれにおいて、現像装置寿命L=100%を、現像装置4の寿命閾値としている。
図12(a)は、現像装置寿命Lの推移の全体図を示したものである。図12(b)は、現像装置寿命Lの推移の寿命閾値の付近における拡大図を示したものである。
従来例1の場合、第1の実施形態の画像形成条件では、50000枚通紙すると現像装置寿命Lが寿命閾値に達する。しかし、実際の積算トナー消費量は、従来例1で予測された積算トナー消費量に比べて30%少ない。このため、50000枚通紙時点における、現像容器40内を循環する現像剤中のキャリアの劣化は、寿命まで進行していない。実際の積算トナー消費量から、現像容器40内を循環する現像剤中のキャリアの劣化が寿命に達する通紙枚数は約54000枚となる。即ち、従来例1では、実際の現像装置寿命Lに対して約4000枚早く寿命に達したとしてサービスマンへ通知し、現像装置4の交換に関する情報をサービスマンに促すことになる。
一方で、第1の実施形態の場合、トナーカートリッジ9の交換毎に、積算トナー消費量を修正するため、積算トナー消費量の誤差が小さくなる。その結果、現像装置寿命Lの予測精度が向上し、第1の実施形態においては、通紙枚数(画像形成枚数)が約53000枚の時点で、現像装置4の寿命に達したと判断して、サービスマンへ通知する。これにより、第1の実施形態では、従来例1と比べて適切なタイミングで、現像装置4の交換に関する情報をサービスマンに促すことができる。従って、第1の実施形態の画像形成条件においては、現像装置寿命Lの予測誤差を1000枚に低減することができる。
第1の実施形態では、ビデオカウントに対するトナー消費量誤差が−30%であり、且、トナー使用量誤差が−3.3%である。図13では、このような条件において、実際の積算トナー消費量を基に算出された現像装置寿命Lに対する、従来例1と第1の実施形態のそれぞれにおける現像装置寿命Lの予測誤差の画像Duty依存を示したものである。
第1の実施形態における劣化係数βは、画像Dutyが大きいほど大きくなる。このため、積算トナー消費量の予測誤差に対する、現像装置寿命Lの予測誤差が大きくなる。従って、従来例1においては現像装置寿命Lの予測誤差は画像Duty依存が大きく、画像形成装置100の使用環境等のユーザーの使用条件に対する依存度が大きい。一方で、第1の実施形態では、画像Dutyが大きくなると、従来例1と同様に劣化係数βが大きくなるが、現像装置寿命L内にトナーカートリッジ9を交換する回数が増える。このため、第1の実施形態では、従来例1と比べて、同一通紙枚数に対する積算トナー消費量の予測誤差が小さくなる。従って、第1の実施形態における現像装置寿命Lの予測誤差は、画像Duty依存が小さく、画像形成装置100の使用環境等のユーザーの使用条件に対する依存度が小さいと言える。
以上説明したように第1の実施形態では、図11、図12及び図13に示したとおり、従来例1と比べて、現像装置寿命Lの予測精度を向上させることができる。なぜなら、第1の実施形態では、図10の制御例で前述したように、ビデオカウントに加えて、画像形成装置の構成部品の個体差や、画像形成装置の使用量、使用環境等を考慮して、現像装置寿命Lを予測しているからである。これにより、トナーなし判定時には、現像工程において現像装置4が実際に消費したトナーの量(積算量)に応じて寿命に関する特性が変化する画像形成装置100の構成部品(例えば、現像装置4)に関して、現像装置4の寿命を精度良く予測することができる。故に、第1の実施形態では、現像装置4の交換に関する情報を適切なタイミングで促すことができる。
尚、画像形成装置100の構成によっては、トナーなし判定部605がトナーなしを判定する前に、ユーザーが、画像形成装置100に装着されたトナーカートリッジ9の交換を行う場合がある。しかしながら、トナーなし判定前のトナー使用量の精度は、トナーなし判定後のトナー使用量の精度に比べて低い。そこで、CPU600は、トナーカートリッジ9のメモリタグ900に格納されているID情報から、トナーなし判定前にトナーカートリッジ9を新品に交換されたか否かを判定する。CPU600は、トナーなし判定前にトナーカートリッジ9を新品に交換された場合には、積算トナー消費量Msumは、図10のS112のトナー使用可能量Miを用いて更新せずに、S105における積算トナー消費量Msumで確定すればよい。
一方、トナーなし判定前に現像装置4が交換された場合には、その時点におけるトナーカートリッジ9のトナー使用量の精度は低い。このため、現像装置4の交換時点で使用していたトナーカートリッジ9がトナーなしと判定された場合でも、積算トナー消費量Msumは、図10のS112のトナー使用可能量Miを用いて更新せずに、S105の積算トナー消費量Msumで確定すればよい。そして、次のトナーカートリッジ9のトナーなし判定時から、トナー使用可能量Miを用いればよい。
尚、通紙枚数と現像装置寿命Lとの関係を示した図14のグラフから読み取れるように、トナーカートリッジ9のトナーなし判定時に、積算トナー消費量を修正すると、現像装置寿命Lが減少する場合がある。その場合、修正後の現像装置寿命Lが修正前の現像装置寿命Lに達するまでの間、修正前の現像装置寿命L’を操作部700に表示してもよい。同様に、現在の現像装置寿命Lをサーバーに通知する場合においても、修正後の現像装置寿命Lが修正前の現像装置寿命L’に達するまでの間、修正前の現像装置寿命Lをサーバーに通知してもよい。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、トナーなし判定部605がトナー有りと判定した場合において、積算トナー消費量を、トナー補給駆動モータ93の駆動時間を基に算出する例について以降説明する。尚、第2の実施形態では、トナーなし判定部605がトナー有りと判定した場合に、積算トナー消費量をトナー補給駆動モータ93の駆動時間を基に算出すること以外の各種の処理は、第1の実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
第2の実施形態に係る、現像装置4の寿命を予測するための制御ボードの回路構成は、図9のブロック図に示したとおりである。補給量算出部608は、前述したようにビデオカウントに応じて予測されるトナー消費量Tvと、透磁率センサ49の出力に応じて算出されるトナー補給量Ttdと、に基づいてトナー補給量を決定する。そして、トナー補給量が決定されると、CPU600は、トナー補給装置20のトナー補給駆動モータ93を所定時間駆動させて、トナー補給装置20からトナーを補給するように命令する。しかしながら、トナー補給装置20の部品公差、製造ロットや、トナー補給装置20が設置された環境(湿度、温度)によって変動するトナーの流動性の影響により、トナー補給量が変動することがある。
第1の実施形態では、単位時間あたりの補給量精度として3σ=±15%有するものとして説明した。第1の実施形態では、積算トナー消費量算出部602において積算トナー消費量積算トナー消費量Msumは、積算トナー補給時間Tsumを基に算出する。つまり、積算トナー消費量Msum=γ×Tsumと算出する。ここで、ROM501に格納されている単位時間あたりの補給量をγとする。
続いて、第2の実施形態に係る現像装置4の寿命予測のための制御例について、図15のフローチャートを用いて説明する。図15の制御は、CPU600が各種機器を制御することにより実行される。また、図15の制御は、現像装置4の寿命予測を開始するための信号を画像形成装置100が検知したことに従ってフローが開始される。尚、第2の実施形態に係る一連の処理(図15の制御)に関して、第1の実施形態に係る一連の処理(図10の制御)と同一の処理をするものに関しては、同一のステップ番号を付し、その説明は省略する。
現像装置4の寿命予測が開始されると、まず、CPU600は、トナーなし判定部605でトナーカートリッジ9内のトナーの有無を判定する(S101)。CPU600は、トナーなしと判定した場合には(S101:No)、S112以降の処理を進める。一方、CPU600は、トナー有りと判定した場合には(S101:Yes)、S202に進む。CPU600は、積算トナー補給時間Tsumを取得し(S202)、S203に進む。続いて、CPU600は、S202で取得した積算トナー補給時間Tsumを基に、積算トナー消費量を算出した後(S203)、S106以降の処理を進める。
ここで、従来例(以降、従来例2と呼ぶ)に対する第2の実施形態の効果について、図15のグラフを用いて説明する。図16は、後述する条件において現像装置寿命Lの予測誤差の画像Duty依存を示したものである。従来例2は、積算補給時間のみに基づいて積算トナー消費量を算出した現像装置4の寿命予測の誤差を示したものである。
第2の実施形態における画像形成条件は、第1の実施形態と同様である。トナー補給量の誤差の条件として、単位時間あたりの補給量誤差を−15%(実補給量が少ない)有しているものとする。また、第1の実施形態と同様に、トナーカートリッジ9の1本あたりのトナー使用可能量Miは250gであり、トナー使用量誤差を−3.3%であるものとする。
第2の実施形態では、図16に示したとおり、従来例2と比べて、現像装置寿命Lの予測精度を向上させることができる。なぜなら、第2の実施形態では、図15の制御例で前述したように、積算トナー消費量に加えて、画像形成装置100の構成部品の個体差や、画像形成装置100の使用量、使用環境等を考慮して、現像装置寿命Lを予測しているからである。これにより、トナーなし判定時には、現像工程において現像装置4が実際に消費したトナーの量(積算量)に応じて寿命に関する特性が変化する画像形成装置100の構成部品(例えば、現像装置4)に関して、現像装置4の寿命を精度良く予測することができる。故に、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、現像装置4の交換に関する情報を適切なタイミングで促すことができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
上記実施形態では、トナー消費量に基づいて、現像容器40内を循環する現像剤中のキャリアの劣化の進行の程度を予測して、現像装置4の寿命を予測する例について説明したがこれに限られない。トナー消費量に基づいて、帯電ローラ2の外添剤による汚れの進行の程度を予測して、帯電ローラ2の寿命を予測する例についても本発明を同様に適用することができる。即ち、トナー消費量に基づいて、画像形成装置100の構成部品のトナーによる汚れの進行の程度を予測して、当該構成部品の寿命を予測する例についても本発明を同様に適用することができる。
また、上記実施形態では、画像形成装置100がトナー補給装置20を有し、トナーカートリッジ9から補給された補給用トナー(補給用現像剤)を、トナー補給装置20に一旦バッファさせた。そして、トナー補給装置20にバッファされた補給用トナー(補給用現像剤)を、トナー補給駆動モータ93の駆動により現像容器40に定量補給する例について説明したが、これに限られない。トナー補給装置20を有しない画像形成装置にあっては、トナーカートリッジ9から補給された補給用トナー(補給用現像剤)を現像装置4に直接的に定量補給する構成であってもよい。このような構成にあっては、トナーなし判定手段211、222は、トナーカートリッジ9の内部の側壁に設置する。これにより、トナーなし判定手段211、212は、トナーカートリッジ9内のトナー残量を検知して、トナーなしを判定すれば、本発明を同様に適用することができる。
また、上記実施形態では、図1に示したように、中間転写ベルト51を中間転写体として用いる構成の画像形成装置100を例に説明したが、これに限られない。感光体ドラム1a〜1dに順に転写材Pを直接接触させて転写を行う構成の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。現像装置4を備えた画像形成装置100であれば、モノクロ機、カラー機を問わず本発明を適用することが可能である。
1 感光体ドラム
4 現像装置
9 トナーカートリッジ
100 画像形成装置
600 CPU
700 操作部
S 画像形成部

Claims (8)

  1. 画像形成装置であって、
    像担持体と、
    前記画像形成装置に対して交換可能に設けられ、前記像担持体に形成された静電像を現像するためにトナーとキャリアを含む現像剤を用いて現像する現像装置と、
    を有し、画像形成を実行可能な画像形成部と、
    前記現像装置に供給するためのトナーを収容するトナー供給容器と、
    表示部と、
    前記表示部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記画像形成部による画像形成で消費されたトナー量に関する情報と、前記トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報に基づいて、前記現像装置の交換に関する情報を前記表示部に表示するタイミングを制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー供給容器には、前記トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報が記憶されている記憶部が設けられ、
    前記画像形成装置は、前記記憶部に記憶されている、前記トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報を読み取る読取部を更に備え、
    前記制御部は、前記画像形成部による画像形成で消費されるトナー量に関する情報と、前記読取部により読み取られた、前記トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報に基づいて、前記現像装置の交換に関する情報を前記表示部に表示するタイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、前記トナー供給容器の交換を検知する検知部を更に備え、
    前記制御部は、前記トナー供給容器の交換が前記検知部により検知されたことに伴って、前記画像形成部による画像形成で消費されるトナー量に関する情報と、前記トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報に基づいて、前記現像装置の交換に関する情報を前記表示部に表示するタイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記画像形成部による画像形成で消費されるトナー量に関する情報と、前記トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報に基づいて、前記現像装置の寿命を予測し、予測された前記現像装置の寿命が所定の閾値に達したことに伴って、前記現像装置の交換に関する情報を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. サーバーと通信可能な画像形成装置であって、
    像担持体と、
    前記画像形成装置に対して交換可能に設けられ、前記像担持体に形成された静電像を現像するためにトナーとキャリアを含む現像剤を用いて現像する現像装置と、
    を有し、画像形成を実行可能な画像形成部と、
    前記現像装置に供給するためのトナーを収容するトナー供給容器と、
    前記サーバーに情報を送信する送信部と、
    前記送信部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記画像形成部による画像形成で消費されたトナー量に関する情報と、前記トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報に基づいて、前記現像装置の交換に関する情報を前記送信部が前記サーバーに送信するタイミングを制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記トナー供給容器には、前記トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報が記憶されている記憶部が設けられ、
    前記画像形成装置は、前記記憶部に記憶されている、前記トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報を読み取る読取部を更に備え、
    前記制御部は、前記画像形成部による画像形成で消費されるトナー量に関する情報と、前記読取部により読み取られた、前記トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報に基づいて、前記現像装置の交換に関する情報を前記送信部が前記サーバーに送信するタイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は、前記トナー供給容器の交換を検知する検知部を更に備え、
    前記制御部は、前記トナー供給容器の交換が前記検知部により検知されたことに伴って、前記画像形成部による画像形成で消費されるトナー量に関する情報と、前記トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報に基づいて、前記現像装置の交換に関する情報を前記送信部が前記サーバーに送信するタイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記画像形成部による画像形成で消費されるトナー量に関する情報と、前記トナー供給容器に収容されたトナーの使用可能量に関する情報に基づいて、前記現像装置の寿命を予測し、予測された前記現像装置の寿命が所定の閾値に達したことに伴って、前記現像装置の交換に関する情報を前記送信部により前記サーバーに送信させる
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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