JP2015114506A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】余剰現像剤の排出動作時間を短縮することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】この画像形成装置1は、現像装置2と制御部70とを備える。現像装置2は、回転数Hと該回転数Hよりも低速度の回転数Lとで回転可能であって回転速度に応じて現像装置2の外部に排出する現像剤量を変化させる撹拌部材42を含む。制御部70は、撹拌部材42を回転数Lで回転駆動させた後、撹拌部材42を所定時間だけ回転数Hで回転駆動させる。所定時間は、撹拌部材42を回転数Lで回転駆動させた時間が長いほど、現像剤補給量当たりの時間が短くなる。
【選択図】図8

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤の補給を行うとともに余剰現像剤を排出する現像装置を備えた画像形成装置に関するものである。
画像形成装置は、感光体等からなる像担持体上に形成した潜像を、現像装置により現像しトナー像として可視化することを行っている。現像装置の一つとして、2成分現像剤を用いる2成分現像方式が採用されている。この種の現像装置は現像容器内にトナーとキャリアとからなる2成分現像剤を収容し、像担持体に現像剤を供給する現像ローラーが配設されるとともに、現像容器内の現像剤を撹拌、搬送しながら現像ローラーへと供給する撹拌部材が配設されている。
この現像装置では、現像動作によってトナーは消費されていく一方、キャリアは消費されずに現像容器内に残る。従って、現像容器内でトナーとともに撹拌されるキャリアは撹拌頻度が多くなるにつれて劣化し、その結果トナーに対するキャリアの帯電付与性能が徐々に低下してしまう。そこで、現像容器内にキャリアを含む現像剤を補給するとともに、余剰となった現像剤を排出することで、帯電性能の低下を抑制するようにした現像装置が提案されている。
例えば、特許文献1の現像装置では、現像容器内で現像剤を撹拌、搬送する撹拌部材が設けられ、また、搬送方向の下流側に現像剤排出口が設けられ、さらに、撹拌部材と現像剤排出口との間には、撹拌部材の螺旋羽根とは逆向きで螺旋状に形成される規制部材が設けられている。この構成において、現像剤が現像容器内に補給されると、撹拌部材の回転により現像剤が撹拌されながら搬送方向の下流側まで搬送される。規制部材が撹拌部材と同方向に回転すると、撹拌部材による現像剤搬送方向に対して逆方向の搬送力が現像剤に付与される。この逆方向の搬送力によって、搬送方向下流側では現像剤が塞き止められて嵩高となることから、余剰の現像剤が規制部材を乗り越えて現像剤排出口に移動し現像容器から排出される。
上述した特許文献1の現像装置では、撹拌部材が一定の速度で回転しているとき、現像剤排出口から常に一定量の現像剤が排出され、現像容器内の現像剤量は安定している。しかし、現像装置には撹拌部材の回転速度が切り替わるものがあり、撹拌部材の回転速度が切り替わると、その回転速度に応じて現像剤排出口から排出される現像剤量が変動する。
例えば、厚み等の用紙の種類や高グロス印刷等の印刷モードなどによって、画像形成速度が切り替えられる。また、所定の仕様を備える一種類の現像装置が複数種の画像形成装置で共用されるとき、例えばA4サイズの記録媒体の印刷速度が画像形成装置の機種によって異なり、機種毎の印刷速度に応じて異なる画像形成速度に設定する必要がある。このように画像形成速度が切り替えられると、これにともなって撹拌部材の回転速度は切り替えられ、撹拌部材の回転速度に応じて現像剤排出口から排出される現像剤量が変動する。
撹拌部材の回転速度が速い場合、排出される現像剤量が増加し、現像容器内の現像剤量が減少する。一方、撹拌部材の回転速度が遅い場合、排出される現像剤量が減少し、現像容器内の現像剤量が増加する。現像容器内で現像剤が所定の範囲より減少すると、現像ローラー等の現像剤担持体に供給する現像剤量が低下することによる画像抜けが発生し、また、現像ローラーに供給する現像剤のムラによる不均一な画像が生成される。一方、現像容器内で現像剤が所定の範囲より増加すると、現像ローラーに供給される現像剤が多くなり過ぎて、現像ローラーから現像剤が分離し難くなり、現像ローラー上における現像剤のトナー濃度が低下することで、画像濃度が低下するという不都合があった。
そこで、例えば特許文献2には、撹拌部材が低速で回転駆動する場合に、所定の印刷枚数毎に撹拌部材を高速で回転駆動させ、現像剤を強制的に排出させる画像形成装置が提案されている。この画像形成装置では、トータルの印刷枚数が0枚のときから印刷枚数のカウントを開始し、所定の印刷枚数毎に現像剤が強制的に排出される。
特開2001−265098号公報(段落[0020]〜[0024]、[0028]、第4図) 特開2013−037257号公報
しかしながら、上記特許文献2のように、劣化したキャリアを強制的に排出させるために、撹拌部材を定期的に高速で回転駆動させると、トナーが徐々に劣化する。トナーが劣化して現像特性が変化した場合、現像特性を補正するためにキャリブレーションを実行する必要がある。また、キャリブレーションによる補正では対処できないほどトナーが劣化している場合には、ベタ画像等を現像してトナーを強制的に消費し、現像装置内のトナーを入れ替える必要がある。また、劣化したキャリアを強制的に排出させるために、撹拌部材を定期的に高速で回転駆動させると、その分、消費電力が増加する。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、余剰現像剤の排出動作時間を短縮することが可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、トナーとキャリアとを含む現像剤が補給され余剰の現像剤を外部に排出する現像装置と、現像装置を制御する制御部と、を備えた画像形成装置であって、現像装置は、現像剤が表面に担持される現像剤担持体と、第1の速度と該第1の速度よりも低速度の第2の速度とで回転可能であって、現像装置内で撹拌及び搬送した現像剤を現像剤担持体に供給するとともに、回転速度に応じて現像装置の外部に排出する現像剤量を変化させる撹拌部材と、余剰の現像剤を現像装置の外部に排出するための現像剤排出部と、を含み、制御部は、撹拌部材を第2の速度で回転駆動させた後、撹拌部材の回転速度を第2の速度から第1の速度に切り替え、撹拌部材を所定時間だけ第1の速度で回転駆動させ、所定時間は、撹拌部材を第2の速度で回転駆動させた時間が長いほど、現像剤補給量当たりの時間が短くなる。
なお、本明細書および特許請求の範囲において、後述する「第1の時間」とは、タイマー等の計時部で測定される時間だけでなく、「現像装置へ補給される現像剤が所定量に達するまでの時間」や、「印刷枚数が所定枚数に達するまでの時間」や、「撹拌部材が所定数だけ回転するまでの時間」等を含む概念である。
本発明によれば、制御部は、撹拌部材の回転速度を第2の速度から第1の速度に切り替え、撹拌部材を所定時間だけ第1の速度で回転駆動させ、所定時間は、撹拌部材を第2の速度で回転駆動させた時間が長いほど、現像剤補給量当たりの時間が短くなる。これにより、撹拌部材を低速(第2の速度)で回転駆動させた時間が長い場合、撹拌部材を高速(第1の速度)で回転駆動させる時間(余剰現像剤の排出動作時間)を短縮することができるので、トナーが劣化するのを抑制することができる。このため、現像特性が変化するのを抑制することができるので、現像特性を補正するためのキャリブレーションを実行する頻度を抑えることができる。また、劣化したトナーを強制的に消費して現像装置内のトナーを入れ替える頻度も抑えることができる。また、撹拌部材を高速(第1の速度)で回転駆動させる時間(余剰現像剤の排出動作時間)を短縮することによって、消費電力を低減することができる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の全体構成を概略的に示した断面図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の現像装置の構造を示した側面断面図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の現像装置の下部の構造を示した平面断面図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の撹拌部材の回転数と現像容器内の現像剤量との関係を示した図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の現像剤総補給量と現像容器内の現像剤量との関係を示した図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の現像剤総補給量と現像容器内の現像剤量との関係を示した図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の撹拌部材を第1の速度で回転させた際の、回転駆動時間と現像剤排出量との関係を示した図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の撹拌部材の駆動制御経路を示したブロック図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の現像剤排出動作を説明するためのフローチャートである。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
図1〜図8を参照して、本発明の一実施形態による画像形成装置1の構造について説明する。本実施形態の画像形成装置1はタンデム型のカラープリンターであり、回転自在である感光体11a〜11dは、感光層を形成する感光材料として、有機感光体(OPC感光体)が用いられ、ブラック、イエロー、シアン、及びマゼンタの各色に対応させて配設される。各感光体11a〜11dの周囲に、現像装置2a〜2d、露光ユニット12、帯電部13a〜13d及びクリーニング装置14a〜14dが配設される。
現像装置2a〜2dは、感光体11a〜11dの右方に夫々対向して配置され、感光体11a〜11dにトナーを供給する。帯電部13a〜13dは、感光体回転方向に対し現像装置2a〜2dの上流側であって感光体11a〜11dの表面に対向して配置され、感光体11a〜11dの表面を一様に帯電させる。
露光ユニット12は、パーソナルコンピューター等から画像入力部(図略)に入力された文字や絵柄などの画像データに基づいて、各感光体11a〜11dを走査露光するためのものであり、現像装置2a〜2dの下方に設けられる。露光ユニット12には、レーザー光源、ポリゴンミラーが設けられ、各感光体11a〜11dに対応して反射ミラー及びレンズが設けられる。レーザー光源から出射されたレーザー光が、ポリゴンミラー、反射ミラー及びレンズを介して、帯電部13a〜13dの感光体回転方向下流側から、各感光体11a〜11dの表面に照射される。照射されたレーザー光により、各感光体11a〜11dの表面には静電潜像が形成され、この静電潜像が各現像装置2a〜2dによりトナー像に現像される。
無端状の中間転写ベルト17は、テンションローラー6、駆動ローラー25及び従動ローラー27に張架されている。駆動ローラー25は図示しないモーターによって回転駆動され、中間転写ベルト17は駆動ローラー25の回転によって循環駆動させられる。
この中間転写ベルト17に接触するように各感光体11a〜11dが中間転写ベルト17の下方で回転方向(図1の矢印方向)に沿って隣り合うように配列されている。1次転写ローラー26a〜26dは、中間転写ベルト17を介して感光体11a〜11dと対向し、中間転写ベルト17に圧接して1次転写部を形成する。この1次転写部において、中間転写ベルト17の回転とともに所定のタイミングで各感光体11a〜11dのトナー像が中間転写ベルト17に順次転写される。これにより、中間転写ベルト17表面にはマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたトナー像が形成される。
2次転写ローラー34は、中間転写ベルト17を介して駆動ローラー25と対向し、中間転写ベルト17に圧接して2次転写部を形成する。この2次転写部において、中間転写ベルト17表面のトナー像が用紙(記録媒体)Pに転写される。転写後に、ベルトクリーニング装置31が中間転写ベルト17に残存するトナーを清掃する。
画像形成装置1内の下方には、用紙Pを収納する給紙カセット32が配設され、給紙カセット32の右方には、手差しの用紙Pを供給するスタックトレイ35が配設される。給紙カセット32の左方には、給紙カセット32から繰り出された用紙Pを中間転写ベルト17の2次転写部に搬送する第1用紙搬送路33が配設される。また、スタックトレイ35の左方には、スタックトレイ35から繰り出された用紙Pを2次転写部に搬送する第2用紙搬送路36が配設される。更に、画像形成装置1の左上方には、トナー像が形成された用紙Pに対して定着処理を行う定着部18と、定着処理の行われた用紙Pを用紙排出部37に搬送する第3用紙搬送路39とが配設される。
給紙カセット32は、装置の外部(図1の紙面表側)に引き出すことにより用紙Pの補充を可能にしたもので、収納されている用紙Pがピックアップローラー33b及び捌きローラー対33aにより1枚ずつ第1用紙搬送路33側に繰り出される。
第1用紙搬送路33と第2用紙搬送路36とはレジストローラー対33cの手前で合流しており、レジストローラー対33cにより、中間転写ベルト17における画像形成動作と給紙動作とのタイミングを取って、用紙Pが2次転写部に搬送される。2次転写部に搬送された用紙Pは、バイアス電位が印加された2次転写ローラー34によって、中間転写ベルト17上のトナー像を2次転写され、定着部18に搬送される。
定着部18は、ヒーターにより加熱される定着ベルトと、定着ベルトに内接する定着ローラーと、定着ベルトを介して定着ローラーに圧接して配設された加圧ローラー等とを備え、未定着トナー像が転写された用紙Pを加熱及び加圧することにより定着処理を行う。用紙Pは、定着部18によってトナー像が定着された後、必要に応じて第4用紙搬送路40で反転されて用紙Pの裏面にも2次転写ローラー34によってトナー像が2次転写され、定着部18で定着される。トナー像が定着された用紙Pは第3用紙搬送路39を通って、排出ローラー対19により用紙排出部37に排出される。
次に、図2を参照して、現像装置2aの詳細構造について説明する。以下の説明では、図1に示す感光体11aに対応する現像装置2aの構成及び動作について説明するが、現像装置2b〜2dの構成及び動作については現像装置2aと同様であるので、説明を省略し、また各色の現像装置及び感光体を示すa〜dの符号を省略する。
図2に示すように、現像装置2は、現像ローラー(現像剤担持体)20と、磁気ローラー21と、規制ブレード24と、撹拌部材42、現像容器22等により構成されている。
現像容器22は、樹脂によって現像装置2の外郭を構成し、その下部で仕切り部22bによって第1搬送路22cと第2搬送路22dとに仕切られている。第1搬送路22c及び第2搬送路22dには、磁性キャリアとトナーからなる2成分現像剤が収容される。また、現像容器22は、撹拌部材42、磁気ローラー21及び現像ローラー20を回転可能に保持している。更に、現像容器22には、現像ローラー20を感光体11に向けて露出させる開口22aが形成されている。
現像ローラー20は、感光体11に対向し、一定の間隔を隔てて感光体11の右方に配設される。また、現像ローラー20は、感光体11に接近した対向位置において、感光体11にトナーを供給する現像領域Dを形成している。磁気ローラー21は、一定の間隔を隔てて現像ローラー20に対向し、現像ローラー20の右斜め下方に配設される。また、磁気ローラー21は、現像ローラー20に接近した対向位置において、現像ローラー20にトナーを供給する。規制ブレード24は磁気ローラー21の左斜め下方にて現像容器22に固定保持されている。撹拌部材42は磁気ローラー21の略下方に配設される。
撹拌部材42は、第1撹拌部材43と第2撹拌部材44との2本で構成される。第2撹拌部材44が磁気ローラー21の下方で、第2搬送路22d内に設けられ、第1撹拌部材43が第2撹拌部材44の右方に隣接して、第1搬送路22c内に設けられる。
第1及び第2の撹拌部材43、44は現像剤を撹拌して現像剤中のトナーを所定のレベルに帯電させる。これによりトナーは磁性キャリアに保持される。また、第1搬送路22cと第2搬送路22dとを仕切る仕切り部22bの長手方向(図2の紙面表裏方向)の両端部側には、連通部(図略)が設けられており、第1撹拌部材43が回転すると、帯電した現像剤は、仕切り部22bに設けた一方の連通部から第2搬送路22d内に搬送され、第1搬送路22c内と第2搬送路22d内とを循環する。そして、第2撹拌部材44から磁気ローラー21に現像剤が供給される。
磁気ローラー21は、ローラー軸21aと磁極部材M及び非磁性材からなる回転スリーブ21bを備え、第2撹拌部材44により供給された現像剤を担持し、担持した現像剤からトナーのみを現像ローラー20に供給するものである。磁極部材Mは、断面扇形に形成された外周部の極性の異なる複数の磁石からなり、ローラー軸21aに接着等により固着される。ローラー軸21aは、回転スリーブ21b内で回転不能に固定されており、磁極部材Mは、回転スリーブ21bとの間に所定の間隔を隔てて現像容器22に回転不能に支持される。回転スリーブ21bは、図示しないモーターと歯車からなる駆動機構により矢印方向(時計回り方向)に回転し、また直流電圧56aに交流電圧56bを重畳したバイアス56を印加される。回転スリーブ21bの表面において、帯電した現像剤は磁極部材Mの磁力によって磁気ブラシを形成して担持され、磁気ブラシは規制ブレード24によって所定の高さに調節される。
回転スリーブ21bの回転にともなって、磁気ブラシは、回転スリーブ21bの表面に担持されて搬送され、現像ローラー20に設けた磁極部材20bにて磁気ブラシが立ち上がり現像ローラー20に接触すると、磁気ブラシのトナーのみが、回転スリーブ21bに印加されたバイアス56に応じて、現像ローラー20に供給される。
現像ローラー20は、固定軸20aと、磁極部材20bと、非磁性の金属材料で円筒状に形成される現像スリーブ20c等を備えて構成されている。
固定軸20aは現像容器22に回転不能に支持される。この固定軸20aには、現像スリーブ20cが回転自在に保持され、さらに、磁石よりなる磁極部材20bが磁気ローラー21と対向する位置に現像スリーブ20cと所定の間隔を隔てて、接着等により固着される。現像スリーブ20cは、図示しないモーターと歯車からなる駆動機構により、図2の矢印方向(時計回り方向)に回転させられる。また、現像スリーブ20cには、直流電圧57aに交流電圧57bを重畳した現像バイアス57が印加される。
現像バイアス57が現像スリーブ20cに印加されると、現像バイアス電位と感光体11の露光部位の電位との電位差により、現像スリーブ20cの表面に担持されたトナーが現像領域Dにおいて感光体11に向けて飛翔する。飛翔したトナーは矢印A方向(反時計回り方向)に回転する感光体11上の露光部位に順次付着し、感光体11上の静電潜像が現像される。
次に、図3を用いて撹拌部について詳しく説明する。
現像容器22には、前述のように、第1搬送路22cと、第2搬送路22dと、仕切り部22bと、上流側連通部22e、及び下流側連通部22fが形成され、その他に、現像剤補給口22gと、現像剤排出口22hと、上流側壁部22i、及び下流側壁部22jが形成されている。
仕切り部22bは、現像容器22の長手方向に延びて第1搬送路22cと第2搬送路22dを並列させるように仕切っている。仕切り部22bの長手方向の両端部分には、上流側連通部22eと下流側連通部22fが設けられており、現像剤は、第1搬送路22cと、上流側連通部22eと、第2搬送路22d、及び下流側連通部22f内を循環することが可能である。
現像剤補給口22gは、現像容器22の上部に設けられた現像剤コンテナ(図略)から新たなトナー及び磁性キャリアを現像容器22内に補給するための開口であり、第1搬送路22cの上流側(図3の左側、2点鎖線で示す)に配置される。
現像剤排出口22hは、現像剤補給口22gからの現像剤の補給によって、第1及び第2搬送路22c、22d内で余剰となった現像剤を排出するためのものであり、第2搬送路22dの下流側の側面部に設けられる開口である。
第1搬送路22c内には第1撹拌部材43が配設され、第2搬送路22d内には第2撹拌部材44が配設されている。
第1撹拌部材43は、回転軸43bと、回転軸43bに一体に設けられ、回転軸43bの軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される第1螺旋羽根43aとを有する。また、第1螺旋羽根43aは、第1搬送路22cの長手方向の両端部側まで延び、上流側及び下流側連通部22e、22fにも対向して設けられている。回転軸43bは現像容器22の上流側壁部22iと下流側壁部22jに回転可能に軸支されている。
第2撹拌部材44は、回転軸44bと、回転軸44bに一体に設けられ、回転軸44bの軸方向に第1螺旋羽根43aと同じピッチで第1螺旋羽根43aとは逆方向の羽根で螺旋状に形成される第2螺旋羽根44aとを有する。また、第2螺旋羽根44aは、磁気ローラー21の軸方向長さ以上の長さを有し、上流側連通部22e及び下流側連通部22fに対向して設けられている。回転軸44bは、回転軸43bと平行に配置され、現像容器22の上流側壁部22iと下流側壁部22jとに回転可能に軸支されている。
また、回転軸44bには、第2螺旋羽根44aとともに、排出する現像剤量を規制する逆螺旋羽根52及び排出羽根53が一体に配設されている。
逆螺旋羽根52は、現像剤排出口22hに対向し、現像剤排出口22hと第2螺旋羽根44aとの間に配置されるとともに、逆螺旋羽根52の外縁は、下流側壁部22jにおける第2搬送路22dの内周面と所定の間隔を隔てて配設される。また、逆螺旋羽根52は、第2螺旋羽根44aの外縁と略同じ外周長さで第2螺旋羽根44aに対して逆方向を向く(逆位相の)羽根で螺旋状に形成され、且つ、第2螺旋羽根44aよりピッチが小さい2〜3巻きの羽根で形成されている。従って、回転軸44bが回転すると、逆螺旋羽根52によって、第2螺旋羽根44aによる現像剤搬送方向とは逆方向の搬送力が現像剤に付与され、現像剤が塞き止められる。塞き止められた現像剤は、下流側連通部22fに搬送され、または、現像容器22内の余剰の現像剤として逆螺旋羽根52の外縁を乗り越えて現像剤排出口22hに排出されることになる。
回転軸44bは現像剤排出口22hから更に現像剤排出部22l内まで延び、現像剤排出部22l内の回転軸44bには排出羽根53が設けられている。排出羽根53は、第2螺旋羽根44aと同じ位相方向の螺旋状の羽根からなるが、第2螺旋羽根44aよりピッチが小さく、また羽根の外縁サイズが小さくなっている。回転軸44bが回転すると、排出羽根53も回転し、現像剤排出口22hから現像剤排出部22l内に収容された余剰現像剤は、現像剤排出部22l内を左方に搬送され現像容器22外に排出される。
上流側壁部22i及び下流側壁部22jの外面には、歯車61〜64が配設されている。歯車61、62は回転軸43bに固着され、歯車64は回転軸44bに固着され、また歯車63は、上流側壁部22iに回転可能に保持されて、歯車62、64に噛合している。歯車61は、図示しない歯車列を介して撹拌モーター65によって回転駆動される。
撹拌モーター65は、さらに現像ローラー20(図2参照)と、磁気ローラー21と、感光体11の夫々所定の歯車列に接続されている。画像形成時に撹拌モーター65が回転駆動すると、感光体11、現像ローラー20、磁気ローラー21とともに第1及び第2撹拌部材43、44が回転する。また、撹拌モーター65は、印刷する用紙の種類や印刷モード、或いは印刷速度に応じて回転速度が切り替えられる。
撹拌モーター65の回転駆動によって、歯車61が回転すると、回転軸43bとともに第1螺旋羽根43aが回転し、第1螺旋羽根43aは第1搬送路22c内の現像剤を矢印Q方向に搬送する。さらに、歯車62〜64の歯車列によって、回転軸44bとともに第2螺旋羽根44aが回転すると、第2螺旋羽根44aは第2搬送路22d内の現像剤を矢印R方向に搬送し、現像剤は、第1搬送路22cから上流側連通部22e、第2搬送路22d、及び下流側連通部22fと循環しながら撹拌される。そして、撹拌された現像剤が磁気ローラー21に供給される。
次に、現像容器22への現像剤の補給及び排出について説明する。なお、現像装置2内の現像剤は、キャリアに対して10%程度のトナーを含有しており、キャリアの周りにトナーが付着した状態である。その一方、補給現像剤(現像剤補給口22gから補給される現像剤)は、約3%のキャリアを含有しており、トナー中にキャリアが点在している状態である。
現像によってトナーが消費されると、トナー及び磁性キャリアを含む現像剤が図示しないコンテナから現像剤補給口22gを介して現像容器22内に補給される。現像剤は印刷する画像の印字率や用紙サイズに応じて補給される。尚、現像剤補給量(現像装置2に補給される現像剤量)の制御については後述する。
補給された現像剤は、第1搬送路22cから上流側連通部22e、第2搬送路22d、及び下流側連通部22fと循環搬送しながら撹拌されるが、現像容器22内の余剰の現像剤は逆螺旋羽根52を乗り越えて現像剤排出口22hに排出される。これによって、現像容器22には適量の現像剤が常に収容され、第2撹拌部材44による磁気ローラー21への供給ムラが発生することなく、安定して均一に磁気ローラー21へ供給することが可能となる。
近年、所定の仕様を備える現像装置2が種々の画像形成装置に汎用的に用いられるようになってきている。例えば、高速機に用いていた現像装置2を低速機にも用いる場合、低速機では高速機に比べて印刷速度が遅いために、画像形成速度を遅くしなくてはならず、これにともなって第1及び第2撹拌部材43、44の回転速度が遅くなる。
第1及び第2撹拌部材43、44の回転速度、特に現像剤排出口22h側に配置された第2撹拌部材44の回転速度が切り替えられると、現像剤排出口22hから排出される現像剤量が図4に示すように変動する。なお、図4は、第2撹拌部材44の回転数に対する現像容器22内の現像剤量の変動を示すグラフであり、横軸に第2撹拌部材44の回転数(単位:rpm)をとり、縦軸に現像容器22内の現像剤量(単位:g)をとっている。
図4に示すように、第2撹拌部材44の回転数が小さい場合、第2撹拌部材44の回転数が大きい場合に比べて、現像剤排出口22hから排出される現像剤量が減少し、これにともなって現像容器22内の現像剤量が増加する。
現像容器22内の現像剤が、例えば現像剤量Gaから現像剤量Gbの範囲にあると、所定の仕様を備える現像装置2では良好な画像が得られる。しかし、現像容器22内の現像剤が現像剤量Gaを下回ると、磁気ローラー21に供給する現像剤量が減少することによる画像抜けが発生し、また、磁気ローラー21に供給する現像剤のムラによる不均一な画像が生成される。一方、現像容器22内の現像剤が現像剤量Gbを上回ると、磁気ローラー21に供給される現像剤量が多くなり過ぎて、磁気ローラー21から現像剤が分離し難くなり、その結果、画像濃度が低下する。現像装置2を高速機の画像形成装置1に用いる場合には、現像容器22内の現像剤が現像剤量Gaから現像剤量Gbの範囲にある。しかし、現像装置2を低速機の画像形成装置1に用いる場合には、第2撹拌部材44の回転数が小さくなるので、現像容器22内の現像剤が現像剤量Gbを超え、画像不良が発生することがある。
具体的には、現像装置2を高速機の画像形成装置1に用いると、高速機の印刷速度に対応する第2撹拌部材44の回転速度は、図4に示す第1の速度である回転数Hに設定される。現像によってトナーが消費されると現像剤が補給され、現像容器22内に余剰の現像剤があっても第2撹拌部材44を回転数Hで回転させると現像剤が現像容器22から排出され、現像容器22内の現像剤は現像剤量GHに安定する。現像剤量GHは現像剤量Gaから現像剤量Gbの範囲(適正範囲)にあり、高速機の画像形成装置1では良好な画像が得られる。
一方、上記の現像装置2を低速機の画像形成装置1に用いた場合、低速機の印刷速度に対応する第2撹拌部材44の回転速度は、第2の速度である回転数Lに設定される。回転数Lは回転数Hよりも低速度である。現像によってトナーが消費されると、現像剤が補給され現像容器22内に余剰の現像剤は、回転数Lで回転する第2撹拌部材44によって現像容器22から排出され、現像容器22内の現像剤は現像剤量GLに安定する。現像剤量GLは良好な画像が得られる適正範囲の上限現像剤量(上限値)Gbを超えており、現像容器22内には多量の現像剤が残存し、画像濃度の低下等の画像不良が発生することなる。
そこで、現像装置2を低速機に用いる場合、図5に示すように現像容器22内の現像剤量を制御する。図5および図6は、現像剤総補給量に応じて現像容器22内の現像剤量を制御することで、現像容器22内の現像剤量が変動することを示すグラフであり、参考例Xと実施例Yとを示している。グラフの横軸は現像剤総補給量(単位:g)であり、グラフの縦軸は現像容器22内の現像剤量(単位:g)である。
図5に示す参考例Xでは、低速機の印刷速度に対応させるために、第2撹拌部材44の回転速度が回転数L(例えば約250rpm)に設定され、また現像容器22には適正範囲の下限現像剤量(下限値)Ga(ここでは約320g)以上、上限現像剤量(上限値)Gb(ここでは約450g)以下に収まる現像剤量GS(ここでは約350g)が、現像装置2の初期状態(新品の現像装置2)において収容されている。この現像剤量GSは、現像装置2内の現像剤量の適正範囲の中央値Gc(=(Ga+Gb)/2)よりも少なく下限値Ga以上の値であり、新品の現像装置2内の現像剤量はGSになっている。画像形成が開始され、現像にともなってトナーが消費されると、印刷した用紙Pの印字率および用紙サイズに基づいて現像容器22に現像剤が補給されるとともに、現像剤排出口22hから排出される。第2撹拌部材44の回転速度が回転数Lに設定されているために、補給される現像剤量に対して、排出される現像剤量が少なく、印刷枚数が増加するにしたがって、現像容器22内の現像剤量が徐々に増え、所定の枚数に至るまで回転駆動し続けると現像容器22内では現像剤量GL(ここでは約470g)で安定する。この現像剤量GLは適正範囲の上限値Gbを超えているので、所定の枚数以上の印刷では画像濃度の低下等の画像不良が発生する。
一方、実施例Yでは、低速機の印刷速度に対応させるために、第2撹拌部材44の回転速度が回転数L(例えば約250rpm)に設定され、また現像容器22には、参考例Xと同様、現像剤量GS(約350g)が収容されている。画像形成が開始され、現像にともなってトナーが消費されると、印刷した用紙Pの印字率および用紙サイズに基づいて現像容器22に現像剤が補給される。第2撹拌部材44の回転速度が回転数Lに設定されているために、補給される現像剤量に対して、排出される現像剤量が少なく、印刷枚数が増加するにしたがって、現像容器22内の現像剤量が徐々に増える。そこで、第2撹拌部材44が回転数Lの回転速度で回転駆動を開始し、現像剤総補給量が所定量に到達した場合(または、現像容器22内の現像剤量が所定量に到達した場合)に、第2撹拌部材44の回転速度を回転数Lから回転数H(約450rpm)に切り替え、現像容器22内の現像剤量が現像剤量GHに低下するまでの所定時間だけ第2撹拌部材44を回転数Hで回転駆動させる。この制御を繰り返すことによって、現像容器22内の現像剤量は適正範囲の中央値Gc以上、上限値Gb以下の範囲で推移し、参考例Xのような現像剤の増加にともなう画像不良を防ぐことができる。
現像容器22内の現像剤量を適正範囲の中央値Gc以上、上限値Gbの範囲で推移させるために、現像装置2および画像形成装置1は以下のように構成される。
第2撹拌部材44を回転数Hの回転速度で回転駆動させた際に現像装置2の外部への排出が開始される現像装置2内の現像剤量は、GHである。この現像剤量GHは、適正範囲の中央値Gc以上、上限値Gb未満である。言い換えると、第2撹拌部材44を回転数Hの回転速度で回転駆動させたとしても、現像装置2内の現像剤量がGH(ここでは約420g)に到達するまで、現像剤は排出されない。現像装置2内の現像剤の増加量は、おおよそキャリアの増加量と同じであるので、現像剤補給口22gから補給される現像剤中のキャリア濃度を3%とすると、現像剤総補給量が約2333g(≒(420g−350g)/0.03)に到達するとき(または、その前)に、第2撹拌部材44の回転速度を回転数Lから回転数Hに切り替えて余剰の現像剤を強制的に排出する現像剤排出動作を行えばよい。本実施形態では、現像剤総補給量が2330gに到達後、現像剤排出動作を開始する。なお、用紙サイズをA4、印字率を約5%とすると、現像剤総補給量が2330gに到達するのは、印字枚数が12万枚に到達した辺りである。このとき、現像装置2内の現像剤量は、適正範囲の中央値Gc以上、上限値Gb以下である。
その後、現像剤総補給量が30g増加する毎(第1の時間経過毎)に、第2撹拌部材44の回転速度を回転数Lから回転数Hに切り替え、現像容器22内の現像剤量が現像剤量GHに低下するまでの所定時間だけ第2撹拌部材44を回転数Hで回転駆動させる。現像剤総補給量が30g増加すると、現像容器22内の現像剤量は約0.9g(≒30g×0.03)増加する。ここで、図7に示すように、現像容器22内の現像剤量が421gの場合には、第2撹拌部材44を回転数Hの回転速度で回転させると、60秒間に0.9g以上の現像剤を排出することが可能である。これにより、現像容器22内の現像剤量は、約420g以上約421g以下の範囲で推移する。なお、用紙サイズをA4、印字率を5%とすると、現像剤総補給量が30g増加するには、1500枚程度印刷する必要がある。
ただし、現像剤総補給量が30g増加したのが連続印字中の場合には、印字終了後に現像剤排出動作を行う。そして、連続印字時間が長い場合は、その間に補給される現像剤量が増加するので、現像容器22内の現像剤量も増加する。このため、第2撹拌部材44を回転数Hで約60秒間回転駆動させただけでは、現像容器22内の現像剤量はGHまで低下しないので、現像容器22内の現像剤量を適正範囲に維持できなくなる場合がある。
そこで、余剰現像剤を排出させる現像装置では、通常、現像剤総補給量が所定量(例えば、30g)増加する毎に第2撹拌部材44の回転数Hでの回転駆動時間を所定時間(例えば、約60秒間)増加させる。具体的には、現像剤総補給量が60g(所定量の2倍)増加すると、第2撹拌部材44を回転数Hで約120秒間(約60秒間の2倍)回転駆動させ、現像剤総補給量が90g(所定量の3倍)増加すると、第2撹拌部材44を回転数Hで約180秒間(約60秒間の3倍)回転駆動させる。これにより、連続印字時間が長くなった場合であっても、現像容器22内の現像剤量を適正範囲に維持することができる。
ここで、本発明者が鋭意検討した結果、第2撹拌部材44の回転速度を回転数Lから回転数Hに切り替えた場合、現像剤排出特性に以下の特徴点があることが判明した。具体的には、図7に示すように、第2撹拌部材44を所定時間(約60秒間)回転数Hの回転速度で回転駆動させた場合、余剰現像剤は、約60秒間のうちの最初の約20秒間(第2の時間)では現像装置2の外部に排出されず、約60秒間のうちの残りの約40秒間(第3の時間)で現像装置2の外部に排出されることが判明した。なお、最初の20秒間(第2の時間)で余剰現像剤が排出されないのは、第2撹拌部材44の回転速度を回転数Lから回転数Hに切り替えてから現像剤が現像剤排出口22hに排出され始めるまでに時間がかかるためである。
そして、上述した余剰現像剤を排出させる通常の現像装置のように、現像剤総補給量が所定量(例えば、30g)増加する毎に第2撹拌部材44の回転数Hでの回転駆動時間を所定時間(例えば、約60秒間)増加させる場合には、現像剤総補給量が60g以上(所定量の2倍以上)増加すると、現像剤が排出されない時間(第2の時間)が2回以上含まれることになる。このため、その分、現像剤排出動作時間が長くなり、トナーが劣化しやすくなる、ということが判明した。
そこで、本実施形態では、現像剤総補給量が30gのN倍(ここでは、Nは2以上の整数)以上である場合(第2撹拌部材44を回転数Lの回転速度で回転駆動させた時間が第1の時間のN倍以上である場合)、現像剤排出動作を行う所定時間(第2撹拌部材44を回転数Hの回転速度で回転駆動させる時間)は、第2の時間(最初の約20秒間)と第3の時間(約40秒間)のN倍との合計時間に設定される。すなわち、現像剤排出動作を行う所定時間は、第2撹拌部材44を回転数Lの回転速度で回転駆動させた時間が長いほど、現像剤補給量当たりの時間が短くなる。これにより、現像剤排出動作時間を短縮することができる。
なお、現像装置2が新品に交換されると、現像剤総補給量の算出値がリセットされる。
次に、画像形成装置1の制御について説明する。
図8に示すような制御経路で第2撹拌部材44の駆動時間を制御する。制御部70は、印刷する画像の印字率に応じて現像装置2に補給する現像剤量を制御するとともに、現像装置2内の現像剤量を適切な範囲に制御し、画像形成を行う。制御部70の周辺には、撹拌モーター65を駆動させる駆動回路78と、現像剤を補給するためのコンテナモーター92を駆動させるコンテナ駆動回路91と、印刷する画像データを外部から入力する画像入力部67と、印刷枚数や用紙サイズ等の設定と、印刷の指示とを行うことができる操作パネル68とが設けられる。画像形成装置1は、出荷時に現像剤量GS(図5参照)の現像剤を現像装置2内に収容している。第2撹拌部材44の回転速度は、第1の速度である回転数Hと第2の速度である回転数Lとに切り替え可能であり、回転数Lは回転数Hよりも低速度である。第2撹拌部材44の回転速度は、低速機向けの印刷速度に対応させて画像形成時には回転数Lに設定され、余剰の現像剤を強制的に排出するときには回転数Hに設定される。
制御部70は、マイクロコンピューター、RAM及びROM等の記憶素子、制御上の各種時間を計時するための計時部等で構成され、記憶素子に設定されたプログラム及びデータに従って、また画像入力部67及び操作パネル68から入力される情報に基づき、駆動回路78及びコンテナ駆動回路91を制御する。また、制御部70は、印字率算出部72と、補給量算出部73と、総補給量算出部74と、駆動制御部75と、第1参照テーブル81および第2参照テーブル82の各機能ブロックとを備え、さらに画像形成モードと、現像装置2内の現像剤を強制的に排出する強制排出モードとを切り替え可能である。
第1参照テーブル81には、例えばA4サイズの用紙Pの所定の印字率に対するトナー消費量と、補給現像剤のトナーに対するキャリアの比率のデータが保管されている。第2参照テーブル82には、強制排出モードに切り替えるべき現像剤総補給量データが保管されている。例えば本実施形態では、強制排出モードに切り替えるべき現像剤総補給量として、2330gと、それ以上は30g増加する毎、すなわち2360g、2390g、2420g・・・が保管されている。
印字率算出部72は、操作パネル68から印刷の指示があると、画像入力部67から送られる画像データに基づいて、画像形成する用紙全体に対する文字等の印字するデータの割合(印字率)を算出する。
補給量算出部73は印字率に応じた現像装置2への現像剤補給量(現像装置2に補給される現像剤量)を算出する。具体的には、補給量算出部73は、印字率算出部72から送られる印字率と、操作パネル68から入力される印刷する用紙サイズと、第1参照テーブル81に格納されている所定の印字率に対するトナー消費量、及び補給現像剤のトナーに対するキャリアの比率に基づいて、用紙P毎に対応させて補給する現像剤量を算出する。次に、補給量算出部73は、算出した現像剤補給量となるようにコンテナ駆動回路91に回転駆動信号を送る。この回転駆動信号に基づいてコンテナモーター92が所定の数だけ回転することで、所定量の現像剤が現像装置2に補給される。また、補給量算出部73は、算出した現像剤補給量を総補給量算出部74に送る。
総補給量算出部74は、現像装置2に補給された現像剤の総補給量を算出する。そして、総補給量算出部74は、その算出結果が第2参照テーブル82に保管された現像剤総補給量に到達する毎に、画像形成モードから強制排出モードに切り替えるための切り替え信号を駆動制御部75に送る。
駆動制御部75は、撹拌モーター65を駆動させる駆動回路78を制御するものであり、駆動回路78に低速駆動可能信号と高速駆動信号との何れかを出力する。画像形成モードでは低速駆動可能信号が出力され、強制排出モードでは高速駆動信号が出力される。低速駆動可能信号が駆動制御部75から出力されると、駆動回路78は撹拌モーター65を低速で駆動可能とし、その結果、第2撹拌部材44は回転数Lで回転可能な状態となる。一方、高速駆動信号が駆動制御部75から出力されると、駆動回路78は撹拌モーター65を強制的に高速駆動させ、その結果、第2撹拌部材44は回転数Hで回転する。画像形成装置1の出荷時には駆動制御部75から駆動回路78に低速駆動可能信号が出力されるように設定され、強制排出モードに切り替えられて高速駆動信号が入力されない限り、撹拌モーター65が低速で駆動可能な画像形成モードに保持されている。画像形成モードにおいて、操作パネル68から駆動制御部75に印刷を指示する信号が入力されると、駆動回路78が撹拌モーター65を低速で駆動させる。撹拌モーター65の駆動によって、第2撹拌部材44が回転数Lで回転し、また、現像ローラー20や感光体11が回転駆動し、画像形成が実行される。
総補給量算出部74から切り替え信号が出力されると、強制排出モードの実行が可能となる。強制排出モードにおいて、駆動制御部75は、低速駆動可能信号を高速駆動信号に切り替え、駆動回路78に高速駆動信号を所定時間(本実施形態では、約20秒間+約40秒間×N)だけ送る。駆動回路78は、画像形成装置1の出荷時から撹拌モーター65が低速で駆動可能な状態にあったが、この高速駆動信号に基づいて、撹拌モーター65を強制的に高速回転させ、第2撹拌部材44を回転数Hで所定時間だけ回転させる。第2撹拌部材44が回転数Hで所定時間だけ回転駆動させられることで、現像装置2内の現像剤が現像剤排出部22lに徐々に排出され、所定時間経過後に現像装置2内の現像剤が現像剤量GHになっている。尚、強制排出モードは、現像装置2による画像形成の終了後や画像形成装置1のスリープモード等の画像形成を行っていないとき(非画像形成時)に実行されるので、画像形成の妨げになることがない。すなわち、現像剤総補給量が所定量に到達したとしても、連続印刷動作中であれば強制排出モードに切り替わらず、その連続印刷動作が終了した時点で強制排出モードに切り替わる。
強制排出モードにおいて駆動回路78が所定時間だけ撹拌モーター65を高速回転させた後、画像形成モードに切り替えられ、駆動制御部75は駆動回路78に低速駆動可能信号を出力する。第2撹拌部材44は回転数Lで回転可能な状態にあり、操作パネル68から印刷の指示があると、駆動回路78が撹拌モーター65を低速で駆動させ、撹拌モーター65の回転駆動によって現像装置2や感光体11が駆動し、画像形成が実行される。そして、画像形成にともなって現像剤が補給され、現像剤総補給量が30g以上増加すると、強制排出モードにおいて撹拌モーター65を強制的に所定時間だけ高速回転させることで、第2撹拌部材44は所定時間だけ回転数Hで回転する。この強制排出モードでは、画像形成モードの駆動時間(第2撹拌部材44を回転数Lで回転駆動させた時間)が長くなると、現像剤排出動作時間(所定時間)が長く設定される。これにより、現像装置2内の現像剤が適正範囲の中央値Gc以上、上限値Gb以下に収まり、一種類の現像装置2が高速機や低速機等の複数種の画像形成装置1で共用されても、常に良好な画像が得られる。
次に、図9を参照して、本実施形態の画像形成装置1の現像剤排出動作について詳細に説明する。
ユーザーにより操作パネル68に印字命令が入力されると、画像形成モードにおいて画像形成が実行され、現像剤が現像装置2に補給される。そして、ステップS1において、総補給量算出部74により、現像装置2に補給された現像剤の総補給量Mが算出される。なお、総補給量算出部74により算出される現像剤総補給量Mは、新品の現像装置2が装着されてからの現像剤の総補給量であってもよいが、以下のフローを簡略化するために本実施形態では、前回の強制排出モードが終了してからの現像剤の総補給量を用いる。いずれの総補給量を用いても、実質的には同じである。
ステップS2において、制御部70により、画像形成動作が終了したか否かが判断される。制御部70により、画像形成動作が終了していないと判断された場合、ステップS1に戻る。制御部70により、画像形成動作が終了したと判断された場合、ステップS3に進む。
ステップS3において、制御部70により、現像剤の総補給量Mが所定量(ここでは、30g)以上であるか否かが判断される。制御部70により、現像剤の総補給量Mが所定量未満であると判断された場合、ステップS1に戻る。制御部70により、現像剤の総補給量Mが所定量以上であると判断された場合、ステップS4に進む。
ステップS4において、現像剤の総補給量Mから30gが減じられる。そして、ステップS5において、カウンター値Nがカウントアップされる(カウンター値Nに1が加算される)。
ステップS6において、制御部70により、現像剤の総補給量Mが所定量(ここでは、30g)以上であるか否かが判断される。制御部70により、現像剤の総補給量Mが所定量以上であると判断された場合、ステップS4に戻る。制御部70により、現像剤の総補給量Mが所定量未満であると判断された場合、ステップS7に進む。
ステップS7において、強制排出モードに切り替わり、第2撹拌部材44が回転数Hの回転速度で所定時間(約20秒間(第2の時間)+約40秒間(第3の時間)×N)だけ回転駆動される。これにより、現像装置2内の現像剤が現像剤量GHに低下する。
そして、ステップS8において、画像形成モードに切り替わり、カウンター値Nがリセットされて0になり、処理が終了される。
なお、ステップS4において総補給量M(現像剤補給量)から30g(所定値)が減算された後の値は、次回第2撹拌部材44が回転数Lの回転速度で回転駆動された際の総補給量Mに加算されることになる。
本実施形態では、上記のように、制御部70は、第2撹拌部材44の回転速度を回転数Lから回転数Hに切り替え、第2撹拌部材44を所定時間だけ回転数Hで回転駆動させ、所定時間は、第2撹拌部材44を回転数Lで回転駆動させた時間が長いほど、現像剤補給量当たりの時間が短くなる。これにより、第2撹拌部材44を低速(回転数L)で回転駆動させた時間が長い場合、第2撹拌部材44を高速(回転数H)で回転駆動させる時間(余剰現像剤の排出動作時間)を短縮することができるので、トナーが劣化するのを抑制することができる。このため、現像特性が変化するのを抑制することができるので、現像特性を補正するためのキャリブレーションを実行する頻度を抑えることができる。また、劣化したトナーを強制的に消費して現像装置2内のトナーを入れ替える頻度も抑えることができる。また、第2撹拌部材44を高速(回転数H)で回転駆動させる時間(余剰現像剤の排出動作時間)を短縮することによって、消費電力を低減することができる。
また、上記のように、制御部70は、第2撹拌部材44を回転数Lで第1の時間(現像剤総補給量が30g増加するのにかかる時間)以上回転駆動させた場合に、回転数Lで回転駆動させた時間に対応する所定時間だけ、第2撹拌部材44を回転数Hで回転駆動させる。これにより、例えば連続印字枚数(第2撹拌部材44を回転数Lで回転駆動させた時間)が少ない場合(第1の時間よりも短い場合)には、余剰現像剤の排出動作を実行しないので、排出動作の総回数および総時間を減少させることができる。
また、上記のように、現像剤総補給量が30gのN倍以上である場合、現像剤排出動作を行う所定時間は、第2の時間(最初の約20秒間)と第3の時間(約40秒間)のN倍との合計時間に設定される。これにより、第2の時間の「N−1」倍の時間だけ余剰現像剤の排出動作時間を短縮することができる。なお、第2の時間は、余剰現像剤が現像装置2の外部に排出されない時間なので、第2の時間が複数回含まれていると、余剰現像剤の排出動作時間が必要以上に長くなる。
また、上記のように、ステップS4において総補給量M(現像剤補給量)から30g(所定値)が減算された後の値は、次回第2撹拌部材44が回転数Lの回転速度で回転駆動された際の総補給量Mに加算される。これにより、第2撹拌部材44の回転速度を回転数Hへ切り替える際の現像装置2内の現像剤量を、精度良く制御することができる。
また、上記のように、第1の時間は、現像剤補給量に基づいて決定される。これにより、第2撹拌部材44の回転速度を回転数Hへ切り替える際の現像装置2内の現像剤量を、精度良く制御することができる。
また、上記のように、現像剤補給量は、用紙Pに印刷される画像の印字率に基づいて決定される。これにより、第2撹拌部材44の回転速度を回転数Hへ切り替える際の現像装置2内の現像剤量を、より精度良く制御することができる。
また、上記のように、強制排出モードは、非画像形成時に実行される。これにより、画像形成に影響を及ぼさずに、現像装置2内の現像剤を排出することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、本発明は図1に示したタンデム式のカラープリンターに限らず、デジタル或いはアナログ方式のモノクロ複写機、カラー複写機、モノクロプリンター、ファクシミリ等の、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤の補給を行うとともに余剰現像剤を排出する現像装置を備えた種々の画像形成装置に適用可能である。
また、上記実施形態では、撹拌部材と現像ローラーとの間に磁気ローラーが設けられた現像装置を用いた例について示したが、本発明はこれに限らず、磁気ローラーが設けられていない現像装置を用いてもよい。
また、上記実施形態では、現像装置2を低速機に用いる場合に、余剰の現像剤を強制的に排出させる例について示したが、本発明はこれに限らず、現像装置2を印刷速度を切り替え可能な高速機に用いる場合に、余剰の現像剤を強制的に排出させてもよい。具体的には、高速機であっても厚み等の用紙の種類や高グロス印刷等の印刷モードなどによって、第2撹拌部材44の回転速度が回転数Lに切り替えられることがある。この場合、現像装置2を低速機に用いる場合と同様、現像容器22内の現像剤量が徐々に増加するので、第2撹拌部材44の回転速度を回転数Hに切り替えて余剰の現像剤を強制的に排出させてもよい。
また、印字率に応じて、強制排出モードに切り替えるべき現像剤総補給量を調整してもよい。印字率の低い画像を印刷し続けると、トナーの入れ替わりが少ないためにトナーが劣化し流動性が低下する場合があり、現像剤の排出速度が低下したり、現像剤の安定量が多くなったりする場合がある。この場合、強制排出モードを繰り返すことによって現像剤の流動性を元に戻すことができるので、強制排出モードに切り替える現像剤総補給量を低く設定して(第1の時間を短く設定して)、強制排出モードに切り替えるタイミングを早めればよい。
また、上記実施形態では、排出する現像剤量を規制する逆螺旋羽根52が第2撹拌部材44と一体に設けられ、第2螺旋羽根44aと現像剤排出口22hとの間に配置される構成を示したが、本発明はこれに限らず、排出する現像剤量を規制する規制部材は、第2撹拌部材44と別設してもよく、また、現像剤排出口22hに対向して固設され所定量の現像剤が乗り越えるように構成した平板でもよい。
また、上記実施形態では、第2撹拌部材44を回転数Lの回転速度で回転駆動させた時間が第1の時間のN倍以上である場合、現像剤排出動作を行う所定時間を、第2の時間(最初の約20秒間)と第3の時間(約40秒間)のN倍との合計時間に設定した例について示したが、本発明はこれに限らず、第2の時間と第3の時間のN倍との合計時間よりも短く設定してもよい。余剰現像剤が増加するにしたがって、第3の時間における単位時間当たりの現像剤排出量が増加する傾向にあるので、所定時間を第2の時間と第3の時間のN倍との合計時間よりも短く設定しても、現像装置2内の現像剤を現像剤量GHに低下させることが可能である。
また、上記実施形態では、Nが2以上の整数である例について示したが、Nは1よりも大きければ、整数でなくてもよい。
1 画像形成装置
2、2a〜2d 現像装置
20 現像ローラー(現像剤担持体)
22l 現像剤排出部
70 制御部
42 撹拌部材
P 用紙(記録媒体)

Claims (7)

  1. トナーとキャリアとを含む現像剤が補給され余剰の現像剤を外部に排出する現像装置と、前記現像装置を制御する制御部と、を備えた画像形成装置であって、
    前記現像装置は、
    前記現像剤が表面に担持される現像剤担持体と、
    第1の速度と該第1の速度よりも低速度の第2の速度とで回転可能であって、前記現像装置内で撹拌及び搬送した現像剤を前記現像剤担持体に供給するとともに、回転速度に応じて前記現像装置の外部に排出する現像剤量を変化させる撹拌部材と、
    前記余剰の現像剤を前記現像装置の外部に排出するための現像剤排出部と、
    を含み、
    前記制御部は、前記撹拌部材を前記第2の速度で回転駆動させた後、前記撹拌部材の回転速度を前記第2の速度から前記第1の速度に切り替え、前記撹拌部材を所定時間だけ前記第1の速度で回転駆動させ、
    前記所定時間は、前記撹拌部材を前記第2の速度で回転駆動させた時間が長いほど、現像剤補給量当たりの時間が短くなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記撹拌部材を前記第2の速度で第1の時間以上回転駆動させた場合に、前記第2の速度で回転駆動させた時間に対応する前記所定時間だけ、前記撹拌部材を前記第1の速度で回転駆動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記撹拌部材を前記第1の時間に対応する前記所定時間だけ前記第1の速度で回転駆動させた場合に、前記余剰の現像剤が前記現像装置の外部に排出されない最初の時間を第2の時間とし、前記余剰の現像剤が前記現像装置の外部に排出される前記所定時間のうちの残りの時間を第3の時間とすると、
    前記撹拌部材を前記第2の速度で回転駆動させた時間が前記第1の時間のN倍(ただし、N>1)以上である場合、前記撹拌部材を前記第1の速度で回転駆動させる前記所定時間は、前記第2の時間と前記第3の時間のN倍との合計以下であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定時間は、前記現像剤補給量に基づいて決定され、
    前記所定時間を決定する際に前記現像剤補給量から所定値が減算され、
    前記現像剤補給量から前記所定値が減算された後の値は、次回前記撹拌部材を前記第2の速度で回転駆動させた際の前記現像剤補給量に加算されることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の時間は、前記現像剤補給量に基づいて決定されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像剤補給量は、記録媒体に印刷される画像の印字率に基づいて決定されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記撹拌部材を前記第2の速度で回転駆動させる画像形成モードと、前記撹拌部材を前記第1の速度で回転駆動させて前記現像装置内の現像剤を強制的に排出する強制排出モードと、に切り替え可能であり、
    前記強制排出モードは、非画像形成時に実行されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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