JP5232821B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタやコピー機等の画像形成装置に関する。
従来、現像剤を用いるプリンタやコピー機等の画像形成装置において、感光体ドラム上にトナー画像が形成されることで、現像装置に収容される現像剤が消費される。このため、現像装置には、トナーコンテナから現像剤が補給される。
ここで、現像剤の補給量が少ない場合、用紙に形成される画像に画像ムラが生じることがある。また、現像剤の補給量が多い場合、現像装置内で滞留することで劣化した現像剤と、新たに補給された現像剤との間に特性差が生じるため、かぶり現象等が生じやすい。
特に、一成分現像剤を用いる場合、該一成分現像剤の流動性が悪いため、滞留している現像剤と補給された現像剤とが均一に混合されにくく、かぶり現象等が生じやすくなる。
また、低印字率の場合、滞留した現像剤の流動性や入れ替え性が悪いため、かぶり現象等がより生じやすくなる。
この場合、補給量を少なくすることで、滞留した現像剤に対する補給された現像剤の割合を小さくして、かぶり現象を抑制することも可能である。
しかし、近年の高速処理化において、上述の方法はとりにくくなっている。
これに対して、補給量を減らすことなく、現像装置に収容された現像剤を攪拌する攪拌部材の回転速度を速くすることで、滞留した現像剤と補給された現像剤との均一化を促進して、かぶり現象等を抑制することも可能である。
また、いずれの場合であっても、現像装置内における現像剤の量を適正に保つためには、収容量(滞留量)や消費量に見合った量の現像剤を補給することが必要である。
つまり、現像装置内に収容(滞留)されている現像剤の収容量や、現像剤における消費量等を正確に検知する必要がある。
ここで、現像装置における現像剤の収容量(滞留量)を光センサ等のセンサにより測定する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、印字率に基づいて現像装置の消費量を測定する測定部を有する像形成装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008―134319号公報 特開2009―031453号公報
しかし、特許文献1の画像形成装置において、攪拌部材が高回転速度で回転される場合、収容(滞留)した現像剤の表面が激しく変動(変位)するため、光学センサ等のセンサは、収容(滞留)した現像剤の量を正確に測定することができないという問題があった。
また、特許文献2の画像形成装置において、印字率が一定であれば消費される現像剤の量を正確に測定できるが、印字率が変化する場合には消費される現像剤の量を正確に測定することができないという問題があった。
本発明は、かぶり現象の発生を抑制可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像データの入力を受け付ける受付部と、前記受付部により受け付けられた前記画像データに基づいて、表面に静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体に現像剤を供給する現像装置であって、前記像担持体に対向して配置される現像ローラと、前記現像剤を収容する収容部と、前記収容部に収容された現像剤を攪拌する攪拌部材と、前記攪拌部材を回転駆動させる回転駆動部と、を備える現像装置と、前記収容部に現像剤を補給する補給部と、前記現像装置の前記収容部に収容される現像剤の表面位置を測定すると共に、測定された前記表面位置に基づいて前記収容部に収容される現像剤の収容量を測定する測定部と、前記受付部により受け付けられた画像データに基づいて、所定面積あたりの画像の面積を示す印字率を算出する印字率算出部と、前記回転駆動部を制御する回転駆動制御部であって、前記印字率算出部により算出された印字率が所定印字率以上である場合、前記攪拌部材の回転速度が第1回転速度になるよう回転駆動部を制御し、前記印字率算出部により算出された印字率が前記所定印字率未満である場合、前記攪拌部材の回転速度が前記第1回転速度よりも速い第2回転速度になるよう回転駆動部を制御する回転駆動制御部と、前記補給部から補給される現像剤の補給量を決定する補給量決定部であって、前記回転駆動部における回転速度が第1回転速度である場合、前記測定部により測定された現像剤の収容量に基づいて前記補給量を決定し、前記回転駆動部における回転速度が第2回転速度である場合、前記印字率算出部により測定された印字率に基づいて前記補給量を決定する補給量決定部と、前記補給量決定部により決定された補給量に基づいて、前記補給部を制御する補給制御部と、を備える画像形成装置に関する。
また、前記所定印字率は、1%であることが好ましい。
また、前記攪拌部材は、所定の回転軸を中心に回転可能に構成され回転軸方向に延びるように配置される軸部と、前記軸部の外面に前記回転軸と直交する方向に延びるように形成されるハネ部とを有することが好ましい。
また、前記現像剤は、磁性一成分現像剤であることが好ましい。
本発明によれば、かぶり現象の発生を抑制可能な画像形成装置を提供することができる。
プリンタ1における各構成要素の配置を説明するための正面図である。 現像装置16及び該現像装置16の動作に関係する構成を説明する図面である。 現像装置16を含むプリンタ1の動作について説明するフロー図である。 実施例における表1Aである。 実施例における表1Bである。 実施例における表2である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1により、本発明の実施形態における画像形成装置としてのプリンタ1の全体構造を説明する。図1は、プリンタ1における各構成要素の配置を説明するための正面図である。
図1に示すように、画像形成装置としてのプリンタ1は、装置本体Mと、所定の画像情報に基づいてシート状の被転写材としての用紙Tに所定のトナー画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部KHとを有する。
また、プリンタ1は、画像形成部GKにより形成させる画像の情報を含む画像データを受け付ける受付部290(図2参照)を備える。ここで、受付部290は、本実施形態のプリンタ1においては、外部機器(例えば、パーソナルコンピュータ)から出力された画像データを受信する受信部である。また、受付部は、画像形成装置がコピー機である場合においては、画像を読み取る画像読取装置(部)である。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。
図1に示すように、画像形成部GKは、像担持体(感光体)としての感光体ドラム2と、帯電部10と、露光ユニットとしてのレーザスキャナユニット4と、現像装置16と、トナーカートリッジ5と、補給部としてのトナー供給部6と、ドラムクリーニング部11と、除電器12と、転写ローラ8と、定着部9とを備える。
図1に示すように、給排紙部KHは、給紙カセット52と、手差し給紙部64と、用紙Tの搬送路Lと、レジストローラ対80と、排紙部50とを備える。
以下、画像形成部GK及び給排紙部KHの各構成について詳細に説明する。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2の表面に沿って順に、上流側から下流側に順に、帯電部10による帯電、レーザスキャナユニット4による露光、現像装置16による現像、転写ローラ8による転写、除電器12による除電、及びドラムクリーニング部11によるクリーニングが行われる。
感光体ドラム2は、円筒形状の部材からなり、感光体又は像担持体として機能する。感光体ドラム2は、搬送路Lにおける用紙Tの搬送方向に対して直交する方向に延びる機軸を中心に、矢印の方向に回転可能に配置される。感光体ドラム2の表面には、静電潜像が形成され得る。
感光体ドラム2は、受付部290(図2参照)により受け付けられた画像データに基づいて、表面に静電潜像が形成される。具体的には、受付部290により受け付けられた画像データに基づいて、画像制御部(不図示)は、画像形成部GKを構成する各部を制御して、感光体ドラム2の表面に所定の静電潜像を形成させる。
帯電部10は、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。帯電部10は、感光体ドラム2の表面を一様に負(マイナス極性)又は正(プラス極性)に帯電させる。
レーザスキャナユニット4は、露光ユニットとして機能するものであり、感光体ドラム2の表面から離間して配置される。レーザスキャナユニット4は、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有して構成される。
レーザスキャナユニット4は、PC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器から入力された画像情報に基づいて、感光体ドラム2の表面を走査露光する。レーザスキャナユニット4により走査露光されることで、感光体ドラム2の表面の露光された部分の電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される。
現像装置16は、感光体ドラム2に対応して設けられ、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。現像装置16は、感光体ドラム2に現像剤を供給する。また、現像装置16は、感光体ドラム2の表面に形成された静電潜像を現像する。具体的には、現像装置16は、感光体ドラム2に形成された静電潜像に単色(通常はブラック)のトナーを付着させて、単色のトナー画像を感光体ドラム2の表面に形成する。
現像装置16は、感光体ドラム2に対向して配置される現像ローラ17と、現像剤としてのトナーTNを収容する収容部20と、収容部20に収容されたトナーTNを攪拌する攪拌部材としての第2攪拌部材19(第1攪拌部材18)と、第2攪拌部材19(第1攪拌部材18)を回転駆動させる回転駆動部250と、を備える。
また、現像装置16には、収容部20に収容されるトナーTNの表面位置を測定するためのセンサ200が配置される。
現像装置16の詳細については後述する。
トナーカートリッジ5は、現像装置16に対応して設けられており、現像装置16に対して供給されるトナーを収容する。
トナー供給部6は、トナーカートリッジ5及び現像装置16に対応して設けられており、トナーカートリッジ5に収容されたトナーTNを現像装置16に対して供給(補給)する。トナー供給部6と現像装置16とは、不図示のトナー供給路により結ばれている。
トナー供給部6は、例えば、スクリュー部と、スクリュー部を回転駆動させるスクリュー駆動部とを有して構成される。この場合、スクリュー駆動部は、後述する供給制御部260により制御される。
つまり、トナー供給部6における供給量(補給量)は、供給制御部260により制御される。ここで、トナー供給部6における供給量(補給量)は、後述する補給量決定部340により決定される(図2参照)。
転写ローラ8は、感光体ドラム2の表面に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させる。転写ローラ8には、不図示の転写バイアス印加部により、感光体ドラム2に形成されたトナー画像を用紙Tに転写させるための転写バイアスが印加される。転写ローラ8は、感光体ドラム2に対して当接した状態で回転可能に構成される。
感光体ドラム2と転写ローラ8との間に、搬送路Lを搬送される用紙Tが挟み込まれる。挟み込まれた用紙Tは、感光体ドラム2の表面に押し当てられる。感光体ドラム2と転写ローラ8との間に、転写ニップNが形成される。転写ニップNにおいて、感光体ドラム2に現像されたトナー画像が用紙Tに転写される。
除電器12は、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。除電器12は、感光体ドラム2の表面に光を照射することにより、転写が行われた後の感光体ドラム2の表面を除電する(電荷を除去する)。
ドラムクリーニング部11は、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。ドラムクリーニング部11は、感光体ドラム2の表面に残存したトナーや付着物を除去すると共に、除去されたトナー等を所定の回収機構(不図示)へ搬送して、回収させる。
定着部9は、用紙Tに転写されたトナー画像を構成するトナーを溶融及び加圧して、用紙Tに定着させる。定着部9は、ヒータにより加熱される加熱回転体9aと、加熱回転体9aに圧接される加圧回転体9bと、を備える。加熱回転体9aと加圧回転体9bとは、トナー画像が転写された用紙Tを挟み込んで加圧すると共に、搬送する。加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間に挟み込まれた状態で用紙Tが搬送されることで、用紙Tに転写されたトナーは、溶融及び加圧され、用紙Tに定着される。
次に、給排紙部KHについて説明する。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する1個の給紙カセット52が配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの右側(図1における右側)から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において右側の端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラ対63とからなる重送防止機構を備える。
装置本体Mの右側(図1において右側)には、手差し給紙部64が設けられる。手差し給紙部64は、給紙カセット52にセットされる用紙Tとは異なる大きさや種類の用紙Tを装置本体Mに供給することを主目的として設けられる。手差し給紙部64は、閉状態において装置本体Mの前面の一部を構成する手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。手差しトレイ65は、その下端が給紙コロ66の近傍に回動自在(開閉自在)に取り付けられる。開状態の手差しトレイ65には、用紙Tが載置される。給紙コロ66は、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを手差し搬送路Laに給紙する。
装置本体Mにおける上方側には、排紙部50が設けられる。排紙部50は、第3ローラ対53により用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。排紙部50の詳細については後述する。
用紙Tを搬送する搬送路Lは、カセット給紙部51から転写ニップNまでの第1搬送路L1と、転写ニップNから定着部9までの第2搬送路L2と、定着部9から排紙部50までの第3搬送路L3と、手差し給紙部64から供給される用紙を第1搬送路L1に合流させる手差し搬送路Laと、第3搬送路L3を下流側から上流側へ搬送する用紙を、表裏反転させて第1搬送路L1に戻す戻り搬送路Lbとを備える。
また、第1搬送路L1の途中には、第1合流部P1及び第2合流部P2が設けられている。第3搬送路L3の途中には、第1分岐部Q1が設けられている。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻り搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、戻り搬送路Lbが第3搬送路L3から分岐する分岐部で、第1ローラ対54a及び第2ローラ対54bを有する。第1ローラ対54aの一方のローラと第2ローラ対54bの一方のローラとは兼用される。
第1搬送路L1の途中(詳細には、第2合流部P2と転写ローラ8との間)には、用紙Tを検出するためのセンサ(不図示)と、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正や画像形成部GKにおけるトナー画像の形成とタイミングを合わせるためのレジストローラ対80とが配置される。センサは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラ対80の直前(搬送方向における上流側)に配置される。レジストローラ対80は、センサからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する。
戻し搬送路Lbは、用紙Tに両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(未印刷面)を感光体ドラム2に対向させるために設けられる搬送路である。
戻し搬送路Lbによれば、第1分岐部Q1から第1ローラ対54aにより排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第2ローラ対54bにより第1搬送路L1に戻して、転写ローラ8の上流側に配置されたレジストローラ対80の上流側に搬送させることができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tには、転写ニップNにおいて未印刷面に対して所定のトナー画像が転写される。
第3搬送路L3における端部には、排紙部50が形成される。排紙部50は、装置本体Mにおける上方側に配置される。排紙部50は、装置本体Mの右側(図1において右側、手差し給紙部64側)に向けて開口している。排紙部50は、第3搬送路L3を搬送される用紙Tを第3ローラ対53により装置本体Mの外部に排紙する。
排紙部50における開口側には、排紙集積部M1が形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成する。排紙集積部M1には、所定のトナー画像が形成され排紙部50から排紙された用紙Tが積層して集積される。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサが配置される。
続けて、現像装置16及び該現像装置16の動作に関係する構成について説明する。図2は、現像装置16及び該現像装置16の動作に関係する構成を説明する図面である。
まず、現像装置16について説明する。
図2に示すように、現像装置16は、第1攪拌部材18と、第2攪拌部材19と、現像ローラ17と、規制ブレード21と、収容部20とを備える。第1攪拌部材18、第2攪拌部材19、現像ローラ17、規制ブレード21は、収容部20の内部に配置される。また、現像装置16には、収容部20に収容(滞留)されたトナーTNの表面位置を測定するセンサ200が配置される。
図2に示すように、現像ローラ17は、現像ローラ17の一部が開口部23を介して感光体ドラム2に対向して近接配置される。現像ローラ17に形成されるトナー層を構成するトナーTNは、現像ローラ17と感光体ドラム2との電圧との電圧差により、開口部23を介して感光体ドラム2に移動される。これにより、現像ローラ17は、感光体ドラム2に形成された静電潜像を現像する。また、これにより、現像装置16に収容されたトナーTNは消費される。
現像ローラ17は、第2攪拌部材19と感光体ドラム2との間に配置される。
また、現像ローラ17は、感光体ドラム2の回転軸である第1回転軸J1に平行な第2回転軸J2に沿う方向に延びるように形成される。現像ローラ17は、第2回転軸J2方向において、感光体ドラム2よりも短い部材である。
現像ローラ17は、マグネット部としてのマグネットローラ17Bと、マグネットローラ17Bの外部に配置される現像スリーブ17Aと、を有して構成される。
マグネットローラ17Bは、1又は複数の磁極が埋設されると共に、円柱状に形成される。マグネットローラ17Bは、現像スリーブ17Aの内部における所定位置に、回転しない状態で固定される。
現像スリーブ17Aは、円筒形状に形成される。現像スリーブ17Aは、マグネットローラ17Bの外周を回転可能に配置される。現像スリーブ17Aは、第2回転軸J2を中心に矢印C方向に回転可能に構成される。現像スリーブ17Aは、不図示の現像ローラ駆動部によって回転駆動される。現像スリーブ17Aと第2攪拌部材19との回転方向は、第2攪拌部材19と現像スリーブ17Aとが互いに対向した部分において同じ向きになっている。
図2に示すように、規制ブレード21は、現像ローラ17の現像スリーブ17Aにおける外周面に先端が近接した状態で配置される。規制ブレード21は、第1回転軸J1方向及び第2回転軸J2方向に延びる部材である。規制ブレード21は、現像ローラ17の回転方向Cに対し、感光体ドラム2よりも上流側に配置される。
規制ブレード21は、現像ローラ17に形成されるトナー層の厚さを規制する。規制ブレード21は、現像ローラ17の表面に形成されるトナーの量を規制することにより、現像ローラ17の表面に、数10μm程度の一定の厚さのトナーの薄層(現像剤層、トナー層)を形成する。また、規制ブレード21は、現像ローラに形成されるトナー層の厚さを規制する際に、トナー層を構成するトナーを帯電させる。
収容部20は、トナーTN(現像剤)を収容する部分である。トナーTNは、収容部20において滞留する。
本実施形態において、トナーTN(現像剤)は、磁性を有する磁性トナーからなる磁性一成分現像剤である。
収容部20における感光体ドラム2に対向する部分には、上述の通り、開口部23が形成される。収容部20内に収容されたトナーTNは、開口部23を通じて現像ローラ17から感光体ドラム2に供給される。これにより、現像装置16は、感光体ドラム2の表面に形成された静電潜像をトナー画像として現像する。
収容部20は、トナーを収容して攪拌する攪拌室25A、25Bを備える。
収容部20は、攪拌室25Aと攪拌室25Bとの間に形成される仕切板24を備える。
第1攪拌部材18及び第2攪拌部材19は、図2において、仕切板24を挟んで水平方向に並んで配置される。第1攪拌室25Aには、後述する第1攪拌部材18が第3回転軸J3を中心に回転可能に配置される。また、第2攪拌室25Bには、後述する第2攪拌部材19が第4回転軸J4を中心に回転可能に配置される。
仕切板24における第3回転軸J3(第4回転軸J4)方向の両端部側には、第1攪拌室25Aと第2攪拌室25Bとをつなぐ第1流通口(不図示)及び第2流通口(不図示)が形成される。
第1攪拌室25A及び第2攪拌室25Bの上面には、上面板26が配置される。
上面板25には、トナー供給部6から供給(補給)されるトナーTNを収容部20に供給するための現像剤供給開口部29が形成される。トナーカートリッジ5からトナー供給部6により供給されるトナーTNは、現像剤供給開口部29を介して収容部20に供給(補給)される。
第1攪拌部材18は、第1攪拌室25Aに配置される。第1攪拌部材18は、後述する回転駆動部250により、矢印A方向に回転される。
第1攪拌部材18は、現像剤供給開口部29から第1攪拌室25Aに供給されたトナーTNを第1流通口側に攪拌しながら搬送する。
第1攪拌部材18は、収容部20内で滞留しているトナーTNと補給されたトナーTNとが均一になるよう攪拌する部材である。第1攪拌部材18は、回転駆動部250により回転駆動されることで、トナーTNを攪拌する。第1攪拌部材18における回転速度が速いほど、トナーTNは均一になるよう攪拌される。ここで、第1攪拌部材18は、第1流通口側に搬送したトナーTNを第1流通口を介して第1攪拌室25Aから第2攪拌室25Bへ移動させる。
第2攪拌部材19は、第2攪拌室25Bに配置される。第2攪拌部材19は、後述する回転駆動部250により、矢印B方向に回転される。
第2攪拌部材19は、第1流通口を介して第1攪拌室25Aから第2攪拌室25Bに供給されたトナーTNを第2流通口側に攪拌しながら搬送する。
第2攪拌部材19は、第1攪拌部材18により収容部20内で滞留しているトナーTNと補給されたトナーTNとが均一になるよう攪拌されたトナーTNを更に攪拌する部材である。第2攪拌部材19は、回転駆動部250により回転駆動されることで、トナーTNを攪拌する。第2攪拌部材19における回転速度が速いほど、トナーTNは均一になるよう攪拌される。ここで、第2攪拌部材19は、第2流通口側に搬送したトナーTNを第2流通口を介して第2攪拌室25Bから第1攪拌室25Aへ移動させる。
ここで、第1攪拌部材18及び第2攪拌部材19それぞれは、回転軸J3、J4を中心に回転可能に構成され回転軸J3、J4方向に延びるように配置される軸部と、軸部の外面に回転軸J3、J4と直交する方向に延びるように形成されるハネ部とを有する構成とすることができる。
続けて、現像装置16の動作に関連する構成について説明する。
プリンタ1は、回転駆動部250と、センサ200と、受付部290と、CPU300と、メモリ400と、供給部6と、供給制御部260とを備える。
回転駆動部250は、第1攪拌部材18及び第2攪拌部材19それぞれを回転駆動させる。回転駆動部250は、第1攪拌部材18及び第2攪拌部材19それぞれを所定の回転速度で回転させる。回転駆動部250は、第1攪拌部材18及び第2攪拌部材19それぞれを第1回転速度と第2回転速度とに回転速度を切り替えて回転させることができる。
回転駆動部250は、後述する回転駆動制御部330からの指示に基づいて、第1攪拌部材18及び第2攪拌部材19それぞれにおける回転速度を第1回転速度にする。また。回転駆動部250は、後述する回転駆動制御部330からの指示に基づいて、第1攪拌部材18及び第2攪拌部材19それぞれにおける回転速度を第2回転速度にする。
センサ200は、現像装置16の収容部20に収容されるトナーTNの表面位置を測定する。センサ200は、収容部20に収容されるトナーTNの表面位置を測定すると共に、測定値に関する情報を後述する測定部310に出力する。
ここで、第1攪拌部材18及び/又は第2攪拌部材19それぞれの回転速度が遅い場合(所定回転速度未満、低速)には、収容されたトナーTNの表面が一定範囲で規則的に変動するので、正確な表面位置を測定(算出)することができる。
また、第1攪拌部材18及び/又は第2攪拌部材19それぞれの回転速度が速い場合(所定回転速度以上)には、収容されたトナーTNの表面が不規則に激しく変動するので、正確な表面位置を測定することが難しい。
受付部290は外部機器(例えば、パーソナルコンピュータ)から出力された画像データを受信する受信部である。
受付部290は、形成される画像に関する画像情報や枚数に関する枚数情報を含む画像データを受け付ける。
受付部290により受け付けられる画像データに含まれる画像情報には、後述する印字率を算出するための情報が含まれる。
受付部290は、受け付けた画像データを後述するメモリ400における所定の保存領域に保存する。
CPU300は、機能部としての測定部310と、印字率算出部320と、回転駆動制御部330と、補給量決定部340と、を含む。
測定部310は、センサ200からの測定情報に基づいて、現像装置16の収容部20に収容されるトナーTNの収容量を測定(算出)する。
測定部310は、例えば、センサ200からの表面位置の測定情報を解析して、静止状態の表面位置を算出することで、収容部20に収容されるトナーTNの収容量を測定(算出、予測)する。
測定部310により測定(算出)された測定情報は、後述する補給量決定部340に出力される。本実施形態において、センサ200と測定部310とで測定部を構成する。
印字率算出部320は、受付部290により受け付けられた画像データに基づいて、所定面積あたりの画像の面積を示す印字率を算出する。印字率算出部320は、受付部290により受け付けられた画像データに含まれる画像情報に基づいて、用紙Tにトナー画像が形成された場合における所定面積あたりのトナー画像の面積を示す印字率を算出する。
印字率算出部320により算出された印字率の情報は、後述する回転駆動制御部330に出力される。
回転駆動制御部330は、回転駆動部250を制御する。
回転駆動制御部330は、印字率算出部320により算出された印字率が所定印字率である印字率閾値以上である場合(中、高印字率)、第1攪拌部材18や第2攪拌部材19の回転速度が第1回転速度(低速)になるよう回転駆動部250を制御する。
回転駆動制御部330は、印字率算出部320により算出された印字率が所定印字率である印字率閾値未満である場合(低印字率)、第1攪拌部材18や第2攪拌部材19の回転速度が第1回転速度よりも速い第2回転速度(高速)になるよう回転駆動部250を制御する。
つまり、回転駆動制御部330は、印字率算出部320により算出された印字率が高印字率である場合には攪拌部材の回転速度が低回転速度になるよう回転駆動部250を制御し、印字率算出部320により算出された印字率が低印字率である場合には攪拌部材の回転速度が高回転数速度になるよう回転駆動部250を制御する。
ここで、回転駆動制御部330は、印字率閾値については後述する印字率閾値記憶部410を参照し、第1回転数及び第2回転数については後述する回転速度記憶部420を参照する。
補給量決定部340は、供給部6(補給部)から補給される現像剤の量(補給量)を決定する。
補給量決定部340は、回転駆動部250における回転速度に応じて、測定部310により測定された収容部20に収容されたトナー量、又は印字率算出部320により算出された印字率のいずれかに基づいて、補給量を決定する。
補給量決定部340は、測定部310により測定された収容部20に収容されたトナー量に基づいて、収容部20に収容される所定量(標準量)に不足する量を補給量として決定する。本実施形態において、補給量決定部340は、補給量記憶部430を参照して補給量を決定するが、所定量及び測定したトナー量に基づいて補給量を算出して決定してもよい。
また、補給量決定部340は、印字率算出部320により算出された印字率に基づいて、トナー消費量を算出して補給量を決定する。本実施形態において、補給量決定部340は、補給量記憶部430を参照して補給量を決定するが、算出したトナー消費量に基づいて補給量を算出して決定してもよい。
補給量決定部340は、回転駆動部250における回転速度が第1回転速度である場合、センサ200及び測定部310により測定(算出)されたトナーTNの収容量に基づいて補給量を決定する。そして、補給量決定部340は、回転駆動部250における回転速度が第1回転速度よりも速い第2回転速度である場合、印字率算出部320により測定された印字率に基づいて補給量を決定する。
つまり、回転駆動部250における回転速度が低速の場合には、表面が一定範囲で規則的に変動するため、センサ200(光センサ等)により収容(滞留)トナーTNの表面位置を測定(算出)することが可能である。このため、補給量決定部340は、回転駆動部250における回転速度が低速の場合には、センサ200及び測定部310により測定(算出)された表面位置(現像剤の収容量)に基づいて補給量を決定する。
また、回転駆動部250における回転速度が高速の場合には、表面が不規則に激しく変動するため、センサ200(光センサ等)により収容(滞留)トナーTNの表面位置を測定(算出)することが難しい。このため、補給量決定部340は、回転駆動部250における回転速度が高速の場合には、印字率算出部320により測定された印字率に基づいて補給量を決定する。ここで、補給量決定部340は、印字率が低印字率の場合においてのみ印字率に基づく補給量の決定を行うので、印字率変動による不正確性を回避できる。
メモリ400は、印字率閾値記憶部410と、回転速度記憶部420と、補給量記憶部430とを含む。
印字率閾値記憶部410は、印字率閾値(所定印字率)を記憶する。印字率閾値記憶部410は、回転駆動制御部330からの要求に応じて、印字率閾値の情報を出力する。
印字率閾値は、本実施形態において、低印字率と、中高印字率とに区分けするための閾値である。
ここで、印字率閾値(所定印字率)は、例えば、0.1%から4%、好ましくは0.1%から2%、特に好ましくは0.1%から1%である。本実施形態において、例えば、印字率閾値(所定印字率)は、1%に設定される。
回転速度記憶部420は、第1回転速度と、第2回転速度とを記憶する。回転速度記憶部420は、回転駆動制御部330からの要求に応じて、第1回転速度及び/又は第2回転速度の情報を出力する。
ここで、第1回転速度(低速)は、光センサ等により表面位置が測定できる程度に表面が一定範囲で規則的に変動する範囲の回転速度である。
また、第2回転速度(高速)は、収容(滞留)されたトナーTNと補給されたトナーTNとが均一に混ざるような回転速度である。
補給量記憶部430は、供給部6から現像装置16に補給するトナーTNの補給量を記憶する。補給量記憶部430は、補給量決定部340からの要求に応じて、補給量の情報を出力する。
ここで、補給量記憶部430は、補給量として供給部6を構成する駆動部(例えば、モータ等)の出力値や供給電力を記憶してもよい。
供給部6は、現像装置16の収容部20にトナーTNを補給する。供給部6は、開口27を介して、収容部20にトナーTNを補給する。供給部6は、後述する供給制御部260により制御される。供給部6は、供給制御部260により供給量(補給量)を変更可能に制御される。
供給部6は、上述の通り、例えば、スクリュー部と、スクリュー部を回転駆動させるスクリュー駆動部とを有して構成される。この場合、スクリュー駆動部は、後述する供給制御部260により制御される。
供給制御部260は、供給部6(補給部)を制御する。供給制御部260は、補給量決定部340により決定された補給量に基づいて、決定された補給量が補給されるよう供給部6を制御する。
続けて、図3により、現像装置16を含むプリンタ1の動作について説明する。図3は、現像装置16を含むプリンタ1の動作について説明するフロー図である。
まず、ステップST1において、受付部290は、所定の通信回線を介して外部のパーソナルコンピュータから画像データを受信する(受け付ける)。受付部290は、受信した画像データをメモリ400における所定の保存領域に保存する。
次いで、ステップST2において、印字率算出部320は、画像データに基づいて、印字率を算出する。印字率算出部320は、算出した印字率の情報を回転駆動制御部330に出力する。
続けて、ステップST3において、回転駆動制御部330は、印字率算出部320により算出された印字率が印字率閾値(所定印字率)未満であるか否かを判定する。
回転駆動制御部330は、算出された印字率が印字率閾値(所定印字率)未満であると判定した場合(ステップST3、YES)、処理をステップST4に進める。
また、回転駆動制御部330は、算出された印字率が印字率閾値(所定印字率)未満ではないと判定した場合(ステップST3、NO)、処理をステップST8に進める。
続けて、ステップST4において、回転駆動制御部330は、攪拌部材を第2回転速度(高速)で回転駆動させるよう回転駆動部250を制御する。つまり、回転駆動部250は、攪拌部材を第2回転速度で回転させる。印字率が低印字率の場合において、回転駆動部250は、収容部20に収容(滞留)されたトナーTNと、新たに補給されたトナーTNとが均一に混ざるよう速い回転速度でトナーTNを攪拌する。
続けて、ステップST5において、補給量決定部340は、印字率算出部320により算出された印字率に基づいて、補給量を決定する。具体的には、補給量決定部340は、印字率算出部320により算出された印字率によりトナー消費量を算出すると共に、補給量記憶部430を参照して補給量を決定する。補給量決定部340は、印字率が印字率閾値(所定印字率)未満という一定範囲にある場合において、印字率に基づいて補給量を決定する。
続けて、ステップST6において、供給制御部260は、補給量決定部340により決定された補給量が補給(供給)されるよう供給部6を制御する。これにより、供給部6は、決定された補給量を現像装置16に供給(補給)する。
また、ステップST8において、回転駆動制御部330は、攪拌部材を第1回転速度(低速)で回転駆動させるよう回転駆動部250を制御する。つまり、回転駆動部250は、攪拌部材を第1回転速度で回転させる。
続けて、ステップST9において、補給量決定部340は、測定部310により測定(算出)された測定値に基づいて、補給量を決定する。具体的には、補給量決定部340は、センサ200から継続的に受信した測定情報から測定部310が算出した測定値に基づいて、補給量記憶部430を参照して補給量を決定する。補給量決定部340は、攪拌部材の回転速度が遅い場合、つまり、トナー表面が一定範囲で規則的に変動する場合において、センサ200及び測定部310からの測定値に基づいて補給量を決定する。
続けて、ステップST10において、供給制御部260は、補給量決定部340により決定された補給量が補給(供給)されるよう供給部6を制御する。これにより、供給部6は、決定された補給量を現像装置16に供給(補給)する。
そして、所定の画像データに基づく画像形成処理が完了した場合、ステップST7において、CPU300は、メモリ400における所定の保存領域に他の画像データが保存されているか否かを確認する。
CPU300は、メモリ400に他の画像データが保存されている場合には、処理をステップST2の前に戻す。
また、CPU300は、メモリ400に他の画像データが保存されていない場合には、処理を終了する。
つまり、プリンタ1は、受け付けた画像データにより算出される印字率が低印字率の場合、攪拌部材を高速で回転させてトナーTNを攪拌すると共に、印字率に基づいて現像装置16に補給するトナーTNの補給量を決定する。
また、プリンタ1は、受け付けた画像データにより算出される印字率が低印字率ではない場合、攪拌部材を低速で回転させてトナーTNを攪拌すると共に、センサ200及び測定部310による測定値に基づいて現像装置16に補給するトナーTNの補給量を決定する。
本実施形態によれば、プリンタ1は、かぶり現象の発生を抑制可能である。
また、プリンタ1は、トナーの補給量を絞る(少なくする)ことなく、かぶり現象等を抑制可能である。
また、本実施形態によれば、プリンタ1は、中高印字率での画像処理において、攪拌部材を遅い回転速度で回転させると共に、センサ200及び測定部310により測定される測定値に基づいて補給量を決定する。
また、本実施形態によれば、プリンタ1は、低印字率での画像処理において、攪拌部材を速い回転速度で回転させると共に、印字率に基づいて補給量を決定する。
つまり、プリンタ1は、かぶり現象が生じやすい低印字率での画像処理において、トナーが均一に混ざり合うよう攪拌部材を速い回転速度で回転させる。そして、プリンタ1は、攪拌部材が速い回転速度で回転されている状態(低印字率の状態)において、不正確なセンサ200及び測定部310からのトナー表面位置の測定値に代えて、印字率に基づいて、補給量を決定する。
これにより、プリンタ1は、現像装置16内に滞留したトナーと新たに補給されるトナーとが均一に混ざるようにトナーTNを攪拌すると共に、現像装置16に補給するトナーの補給量を適正に維持することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[条件]
(1)共通
・トナー補給方式: トナーモーター駆動方式
・トナーセンサ:透磁率センサ
・攪拌部材(攪拌ミキサ)
軸部;φ31mm
スパイラルピッチ:10mm
・印刷条件:低印字率(1.0%):A4×20枚→高印字率(30%)A4×20枚を1サイクルとして、10サイクル繰り返す。
(2)実施例・比較例ごとの条件
・攪拌条件及びトナー量検知方式
<実施例1>
攪拌ミキサの回転数(回転速度)
高印字率:60rpm(低速)/低印字率:300rpm(高速)に可変
補給量の検知方式
低速:トナーセンサ/高速:印字率で切り替え
<比較例1>
攪拌ミキサの回転数
60rpm(低速)
補給量の検知方式
トナーセンサ
<比較例2>
攪拌ミキサの回転数
300rpm(高速)
補給量の検知方式
トナーセンサ
<比較例3>
攪拌ミキサの回転数
高印字率:60rpm(低速)/低印字率:300rpm(高速)に可変
補給量の検知方式
トナーセンサ
<比較例4>
攪拌ミキサの回転数
60rpm(低速)
補給量の検知方式
印字率
<比較例5>
攪拌ミキサの回転数
300rpm(高速)
補給量の検知方式
印字率
<比較例6>
攪拌ミキサの回転数
高印字率:60rpm(低速)/低印字率:300rpm(高速)に可変
補給量の検知方式
印字率
[評価方法及び評価結果]
(1)現像装置自体の質量を継続的に測定し、現像装置内のトナー質量を測定(算出)した。
図4Aに示す表1A及び図4Bに示す表1Bにおいて、実施例1及び比較例1から6それぞれについての現像装置内のトナー質量の推移を示す。
(2)下記評価条件により、かぶり評価を行った。
<評価条件>
FD(Fog Density)値をマクベス反射濃度計(RD914)を用いて測定し、画像特性評価を行った。
FD値の最大値が0.010未満を○(かぶりなし)とし、0.011以上0.015未満を△(若干かぶり有り)、0.015以上を×(かぶり顕著)とした。
図5に示す表2において、実施例1及び比較例1から6それぞれについての評価結果を示す。
表1に示すように、実施例1において、現像装置内のトナー質量は、ほぼ一定を維持している。実施例1において、印字率や攪拌ミキサの回転数(回転速度)が変化しても現像装置内へ補給するトナーの補給量が適切に維持されていることがわかる。
また、表2に示すように、実施例1において、かぶりが生じていない。
これにより、実施例1によれば、プリンタ1は、現像装置内のトナー量を一定に保つことができ、かぶりの発生を抑制できる。
表1に示すように、比較例1において、現像装置内のトナー質量は、ほぼ一定を維持している。比較例1において、現像装置内へ補給するトナーの補給量が適切に維持されていることがわかる。
しかし、表2に示すように、比較例1において、かぶりが発生している。
これにより、比較例1によれば、プリンタ1は、現像装置内のトナー量を一定に保つことができるが、トナーを十分に攪拌できないためかぶりを発生させる場合がある。
表1に示すように、比較例2において、現像装置内のトナー質量は、一定に維持されず変動している。比較例2において、攪拌ミキサの回転数(回転速度)が速いため、トナーセンサでは現像装置内のトナー量を正確に測定することができないので、トナーの補給量が適切に維持されないことがわかる。
表2に示すように、比較例2において、かぶりが発生している。
これにより、比較例2によれば、プリンタ1は、現像装置内のトナー量を一定に保つことができない。比較例2によれば、プリンタ1は、現像装置内のトナーを十分に攪拌できるが補給トナー量が安定しないため、かぶりを発生させてしまう。
表1に示すように、比較例3において、現像装置内のトナー質量は、比較例2よりも一定に近いが一定に維持されず変動している。比較例3において、攪拌ミキサの回転数(回転速度)が速い場合が含まれるため、トナーセンサでは現像装置内のトナー量を正確に測定することができないので、トナーの補給量が適切に維持されない。
表2に示すように、比較例3において、かぶりが発生している。
これにより、比較例3によれば、プリンタ1は、現像装置内のトナー量を一定に保つことができない。比較例3によれば、プリンタ1は、現像装置内のトナーを十分に攪拌できるが、トナーの補給量が安定しないためかぶりを発生する。
表1に示すように、比較例4おいて、現像装置内のトナー質量は、一定に維持されず変動している。比較例4において、印字率が変動するため、トナー消費量が正確に算出できないので、トナーの補給量が適切に維持されないことがわかる。
更に、表2に示すように、比較例4において、かぶりが発生している。
これにより、比較例1によれば、プリンタ1は、現像装置内のトナー量を一定に保つことができず、トナーを十分に攪拌できないためかぶりを発生させる場合がある。
表1に示すように、比較例5おいて、現像装置内のトナー質量は、一定に維持されず変動している。比較例5において、印字率が変動するため、トナー消費量が正確に算出できないので、トナーの補給量が適切に維持されないことがわかる。
表2に示すように、比較例5において、かぶりが発生している。
これにより、比較例5によれば、プリンタ1は、現像装置内のトナー量を一定に保つことができない。比較例5によれば、プリンタ1は、現像装置内のトナーを十分に攪拌できるがトナーの補給量が安定しないため、かぶりを発生させててしまう。
表1に示すように、比較例6おいて、現像装置内のトナー質量は、一定に維持されず変動している。比較例6において、印字率が変動するため、トナー消費量が正確に算出できないので、トナーの補給量が適切に維持されないことがわかる。
表2に示すように、比較例6において、かぶりが発生している。
これにより、比較例6によれば、プリンタ1は、現像装置内のトナー量を一定に保つことができない。比較例6によれば、プリンタ1は、現像装置内のトナーを十分に攪拌できるがトナーの補給量が安定しないためかぶりを発生させてしまう。
上述より、実施例1において、プリンタは、かぶりの発生を抑制できる。また、プリンタは、現像装置内のトナーを均一に攪拌できる。また、プリンタは、現像装置内のトナー量の変化を検知できる。また、プリンタは、現像装置に適正な量のトナーを補給することができる。プリンタは、現像装置内のトナー量を一定に維持することができる。
好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。
例えば、本実施形態において、画像形成装置としてモノクロのプリンタ1について説明しているが、これに限定されず、画像形成装置は、カラーコピー機、モノクロコピー機、カラープリンタ、ファクシミリ又はこれらの複合機等であってもよい。
1……プリンタ(画像形成装置)、2……感光体ドラム(像担持体)、6……供給部(補給部)、16……現像装置、17……現像ローラ、18……第1攪拌部材、19……第2攪拌部材、20……収容部、200……センサ(測定部)、290……受付部、250……回転駆動部、300……CPU、310……測定部(測定部)、320……印字率算出部、330……回転駆動制御部、340…補給量決定部、400……メモリ、410……印字率閾値記憶部、420……回転速度記憶部、430…補給量記憶部、J1……第1回転軸、J2……第2回転軸、J3……第3回転軸、J4……第4回転軸

Claims (4)

  1. 画像データの入力を受け付ける受付部と、
    前記受付部により受け付けられた前記画像データに基づいて、表面に静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に現像剤を供給する現像装置であって、
    前記像担持体に対向して配置される現像ローラと、
    前記現像剤を収容する収容部と、
    前記収容部に収容された現像剤を攪拌する攪拌部材と、
    前記攪拌部材を回転駆動させる回転駆動部と、を備える現像装置と、
    前記収容部に現像剤を補給する補給部と、
    前記現像装置の前記収容部に収容される現像剤の表面位置を測定すると共に、測定された前記表面位置に基づいて前記収容部に収容される現像剤の収容量を測定する測定部と、
    前記受付部により受け付けられた画像データに基づいて、所定面積あたりの画像の面積を示す印字率を算出する印字率算出部と、
    前記回転駆動部を制御する回転駆動制御部であって、
    前記印字率算出部により算出された印字率が所定印字率以上である場合、前記攪拌部材の回転速度が第1回転速度になるよう回転駆動部を制御し、
    前記印字率算出部により算出された印字率が前記所定印字率未満である場合、前記攪拌部材の回転速度が前記第1回転速度よりも速い第2回転速度になるよう回転駆動部を制御する回転駆動制御部と、
    前記補給部から補給される現像剤の補給量を決定する補給量決定部であって、
    前記回転駆動部における回転速度が第1回転速度である場合、前記測定部により測定された現像剤の収容量に基づいて前記補給量を決定し、
    前記回転駆動部における回転速度が第2回転速度である場合、前記印字率算出部により測定された印字率に基づいて前記補給量を決定する補給量決定部と、
    前記補給量決定部により決定された補給量に基づいて、前記補給部を制御する補給制御部と、を備える
    画像形成装置。
  2. 前記所定印字率は、1%である
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記攪拌部材は、
    所定の回転軸を中心に回転可能に構成され回転軸方向に延びるように配置される軸部と、
    前記軸部の外面に前記回転軸と直交する方向に延びるように形成されるハネ部とを有する
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤は、磁性一成分現像剤である
    請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
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