JP2008129131A - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008129131A
JP2008129131A JP2006311236A JP2006311236A JP2008129131A JP 2008129131 A JP2008129131 A JP 2008129131A JP 2006311236 A JP2006311236 A JP 2006311236A JP 2006311236 A JP2006311236 A JP 2006311236A JP 2008129131 A JP2008129131 A JP 2008129131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
developer
agitating
developing device
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006311236A
Other languages
English (en)
Inventor
Futoshi Hatano
太 波多野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2006311236A priority Critical patent/JP2008129131A/ja
Publication of JP2008129131A publication Critical patent/JP2008129131A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】いかなる出力モードにおいてもトナー濃度制御のオーバーシュートを生じることがなく、安定したトナー濃度制御を行うことができる現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像ローラ34の現像剤搬送方向下流側に第1トナー濃度センサ41を配設し、第1トナー濃度センサ41の下流且つ現像ローラ34の上流にトナー補給口40を設け、更に、トナー補給口40の下流且つ現像ローラ34の上流に第2トナー濃度センサ42を配設して、トナー補給後の現像剤のトナー濃度を第2トナー濃度センサ42によって検出し、第1トナー濃度センサ41の出力値に対するトナー補給量の補正を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に使用される現像装置に関するものであり、特に磁性キャリア及びトナーから成る2成分現像剤を用いる2成分現像装置、及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置に使用される2成分現像装置100は、図9に示すように感光体ドラム200に対向するように配置され、2成分現像剤中のトナーを担持する現像ローラ101と、この現像ローラ101のスラスト方向に一方の端部から他端部へと現像剤を撹拌搬送する第1撹拌搬送部材102と、第1撹拌搬送部材102と平行に配置され、第1撹拌搬送部材102とは逆方向に現像剤を撹拌搬送する第2撹拌搬送部材103とを有している。
また、上記第1撹拌搬送部材102と第2撹拌搬送部材103との間には、隔壁104が設けられ、第1撹拌搬送部105と第2撹拌搬送部106に区画されている。そして、隔壁104は、図10に示すように左右の端部において、第1撹拌搬送部105と第2撹拌搬送部106の間を現像剤が移動することができるよう隔壁104のない領域が設けられており、第1及び第2の撹拌搬送部材102,103の回転によって現像剤は第1撹拌搬送部105と第2撹拌搬送部106とを循環するように構成されている。
このように現像剤を循環させるように構成された従来の2成分現像装置100においては、トナーの消費によるトナー濃度の低下を検知するために、第1撹拌搬送部材102の現像剤搬送方向下流側にトナー濃度センサ107が設けられていた。しかし、このようにトナー濃度センサ107を、第1撹拌搬送部材102の現像剤搬送方向の下流側に設けると、例えばトナー消費量変化の大きい出力モードの場合、ベタ黒連続出力から白紙連続出力に切り替わった際にトナー濃度制御のオーバーシュートを生じることがあった。
すなわち、トナー消費量が大きいベタ黒連続出力中には、適正なトナー濃度とするため補給量が最大の状態でトナー補給が行われるよう制御されているが、白紙出力が始まりトナーの消費が止まったとしても、トナー濃度が過剰となった現像剤が第1撹拌搬送部材102によって搬送されてトナー濃度センサ107によって検知されるまで、補給量が最大の状態でトナー補給が継続されてしまうため、トナー濃度制御のオーバーシュートを生じることとなる。
そこで、このようなトナー濃度制御のオーバーシュートを防止するために種々の技術が提案されており、例えば特許文献1には、トナー濃度センサを現像ローラの近傍、スラスト方向両端部にそれぞれ配設し、トナー消費量が少ない時には、現像剤搬送方向下流側のトナー濃度センサによってトナー濃度制御を行い、トナー消費量が多くなった時には、現像剤搬送方向上流側のトナー濃度センサによるトナー濃度制御に切り替えることによって、トナー濃度制御のオーバーシュートを防止する現像装置が開示されている。
特開平7−168437号公報
しかしながら、特許文献1に記載の現像装置においても、トナー消費量が少ない時には、現像剤搬送方向下流側のトナー濃度センサでトナー濃度制御を行うため、トナー補給によるトナー濃度の上昇を検知するまでに長時間を要することとなり、トナー濃度制御のオーバーシュートを生じるおそれがあり、また、トナー消費量が多くなった時には、現像剤搬送方向上流側のトナー濃度センサによるトナー濃度制御に切り替えるが、トナー濃度が所定の濃度を上回ったことを検知した後にトナー補給を停止するため、トナー補給の停止タイミングが遅くなりオーバーシュートを生じるおそれがある。
本発明においては上述の事情に鑑み、いかなる出力モードにおいてもトナー濃度制御のオーバーシュートを生じることがなく、安定したトナー濃度制御を行うことができる現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、内部を仕切板によって第1貯留室と第2貯留室とに区画された、現像剤を収容する筐体と、前記第1貯留室に感光体ドラムと対向するように配設された現像ローラと、前記第1貯留室に前記現像ローラと平行に配設され、前記現像ローラのスラスト方向に現像剤を撹拌搬送する第1撹拌搬送部材と、前記第2貯留室に前記第1撹拌搬送部材と平行となるように配設され、前記第1撹拌搬送部材と反対方向に現像剤を撹拌搬送する第2撹拌搬送部材と、を有し、前記第1及び第2撹拌搬送部材により、現像剤が前記第1貯留室と前記第2貯留室とを循環されるよう構成された現像装置において、前記筐体内の現像剤循環経路中、前記現像ローラの下流側に第1トナー検知手段を配設し、該第1トナー検知手段の下流側且つ前記現像ローラの上流側にトナー補給口を設け、該トナー補給口の下流側且つ前記現像ローラの上流側に第2トナー検知手段を配設したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記第1トナー検知手段は、前記筐体内の現像剤循環経路中、前記第2撹拌搬送部材の上流側端部近傍に配設され、前記トナー補給口は前記第1トナー検知手段の下流側近傍に設けられ、前記第2トナー検知手段は、前記第2撹拌搬送部材の下流側端部近傍に配設されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置において、前記筐体内には、トナーとキャリアとで構成された2成分現像剤が収容されており、前記第1及び第2トナー検知手段はトナー濃度センサであることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置が搭載された画像形成装置であって、前記現像装置へとトナーを補給するトナーコンテナと、前記第1トナー検知手段の検出結果により、前記トナーコンテナのトナー補給動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1トナー検知手段によって検出されたトナー量が基準値未満であれば、該第1トナー検知手段の出力値に応じた単位時間補給量によって、前記トナーコンテナから前記現像装置へとトナーを補給した後、トナー補給時から所定時間経過後に、前記第2トナー検知手段によって検出されたトナー量に応じて、前記第1トナー検知手段の出力値に対する単位時間補給量を補正することを特徴とする画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、現像装置筐体内の現像剤循環経路中、現像ローラの現像剤搬送方向下流に第1トナー検知手段を配設することによって、現像によってトナーが消費された現像剤のトナー量を検出することができ、この第1トナー検知手段の下流且つ前記現像ローラの上流にトナー補給口を設けることにより、トナー量が基準値未満と検出された現像剤が、現像ローラへと搬送される前にトナーを補給することができる。また、トナー補給口の下流且つ前記現像ローラの上流に第2トナー検知手段を配設したことによって、トナー補給後の現像剤のトナー量を早期に検出することができるため、トナー補給のオーバーシュートを防止することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の現像装置において、第1トナー検知手段を、現像剤搬送方向上流端部近傍に配設することにより、現像によってトナーが消費された現像剤のトナー量を素早く検出することができ、また、第1トナー検知手段の現像剤搬送方向下流側近傍にトナー補給口を設けたことにより、第1トナー検知手段によって検出された現像剤に対して即時トナー補給を行うことができる。更に、第2トナー検知手段を、第2撹拌搬送部材の現像剤搬送方向下流端部近傍に配設したことにより、トナー補給後の現像剤は第2トナー検知手段に到達するまでに、第2撹拌搬送部材によって十分に撹拌されるため、トナー補給後の現像剤のトナー量をより精確に検出することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の現像装置において、第1及び第2トナー検知手段にトナー濃度センサを用いることにより、現像剤としてトナーとキャリアとを含む2成分現像剤を使用されている場合には、現像によってトナーが消費された現像剤のトナー濃度を検出し、トナー濃度が基準値未満と検出された現像剤が現像ローラへと搬送される前にトナーを補給することができ、また、トナー補給後の現像剤のトナー濃度を早期に検出することができるため、トナー補給のオーバーシュートを防止することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3の構成の現像装置を画像形成装置に備え、第1トナー検知手段の出力値によってトナーコンテナからのトナー補給量を制御し、トナー補給後の現像剤のトナー量を第2トナー検知手段によって検出し、第1トナー検知手段の出力値に対するトナー補給量の補正を行うことにより、いかなる出力モードにおいてもトナー濃度制御のオーバーシュートを生じることがなく、安定したトナー濃度制御を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明に係る現像装置を備えた画像形成装置の全体構成を示す概略構成図であり、右側を画像形成装置の前方側として図示している。なお、本実施形態においては画像形成装置の一例としてレーザービームプリンタを例示しているが、画像形成装置としてプリンタ以外の、例えば複写機やファクシミリ装置等であっても適用できることはいうまでもない。
図1に示すように、画像形成装置1は、本体下部に積載された用紙を収容する給紙カセット2が備えられている。この給紙カセット2の上方には、本体前方から本体後方へ略水平に延び、更に上方へ延びて本体上面に形成された排紙部3に至る用紙搬送路4が形成されており、この用紙搬送路に沿って上流側から順に、ピックアップローラ5、フィードローラ6、中間搬送ローラ7、レジストローラ対8、画像形成部9、画像定着部10及び排出ローラ対11が配置されている。更に、画像形成装置1内には、上記の各ローラ、画像形成部9、画像定着部10等の動作を制御する制御部(CPU)30が配置されている。
給紙カセット2には、用紙搬送方向後端部に設けられた回動支点12aによって、給紙カセット2に対して回動自在に支持された用紙積載板12が備えられており、これによって積載された用紙がピックアップローラ5に押圧されるようになっている。また、給紙カセット2の前方部には、前記フィードローラ6に圧接するようにリタードローラ13が配設されており、ピックアップローラ5によって複数枚の用紙が同時に給装された場合には、これらフィードローラ6とリタードローラ13とによって用紙が捌かれ、最上位の1枚のみが搬送されるよう構成されている。
そして、フィードローラ6とリタードローラ13とによって捌かれた用紙は、中間搬送ローラ7によって搬送方向を装置後方へと変えられてレジストローラ対8へと搬送され、レジストローラ対8によってタイミングを調整されて画像形成部9へと供給される。
画像形成部9は、電子写真プロセスによって用紙に所定のトナー像を形成するものであり、図1において時計方向に回転可能に軸支された像担持体である感光体ドラム14と、この感光体ドラム14の周囲に配置される帯電装置15、現像装置16、クリーニング装置17、用紙搬送路4を挟んで感光体ドラム14に対向するように配置される転写ローラ18及び感光体ドラム14の上方に配置されるレーザ走査ユニット(LSU)19から構成されており、現像装置16の上方には、現像装置16へとトナーを補給するトナーコンテナ20が配置されている。
帯電装置15には、図示しない電源が接続された導電性ゴムローラ15aが備えられており、この導電性ゴムローラ15aが感光体ドラム14に当接するよう配置されている。そして、感光体ドラム14が回転すると、導電性ゴムローラ15aが感光体ドラム14の表面に接触して従動回転し、この時、導電性ゴムローラ15aに所定の電圧を印加することにより、感光体ドラム14の表面が一様に帯電させられることとなる。
次いで、入力された画像データに基づくレーザ走査ユニット(LSU)19からのレーザビームにより感光体ドラム14上に静電潜像が形成され、現像装置16により上記静電潜像にトナーが付着されて感光体ドラム14の表面にトナー像が形成され、転写ローラ18により感光体ドラム14の表面のトナー像が、感光体ドラム14と転写ローラ18とのニップ部に形成された転写位置に供給された用紙へと転写される。
トナー像が転写された用紙は、感光体ドラム14から分離されて画像定着部10に向けて搬送される。この画像定着部10は、画像形成部9の用紙搬送方向の下流側に配置されており、画像形成部9においてトナー像が転写された用紙は、画像定着部10に備えられた加熱ローラ21、及びこの加熱ローラ21に圧接される加圧ローラ22によって挟まれるとともに加熱され、用紙に転写されたトナー像が定着される。
そして、画像形成部9及び画像定着部10において画像形成がなされた用紙は、排出ローラ対11によって排紙部3に排出される。一方、上記転写後、感光体ドラム14の表面に残留しているトナーは、クリーニング装置17により除去される。そして、感光体ドラム14は帯電装置15によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われることとなる。
続いて、図2及び図3を参照して本発明に係る現像装置16について詳述する。図2は本発明に係る現像装置の側面断面図であり、図3は本発明に係る現像装置を上方から見た平面図である。なお、図3においては、説明の便宜上、筐体のカバーを除外して図示している。
図2及び図3に示すように、現像装置16は、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む2成分現像剤が収容されるケーシング31aと、ケーシング31aに収容された現像剤が外部に漏れないように封止するカバー31bとから筐体31が構成されており、この筐体31内に、第1撹拌搬送部材32、第2撹拌搬送部材33、現像ローラ34、規制ブレード35、第1トナー濃度センサ41及び第2トナー濃度センサ42が備えられている。
ケーシング31aの内部は、垂直方向に延在する仕切板36によって、第1貯留室37と第2貯留室38とに区画されており、第1貯留室37には第1撹拌搬送部材32が、第2貯留室38には第2撹拌搬送部材33がそれぞれ配設されている。また、仕切板36は、図3に示すようにケーシング31aの左右両端部には設けられておらず、この部分が第1貯留室37と第2貯留室38の間を現像剤が移動する通路39となっている。
第1撹拌搬送部材32及び第2撹拌搬送部材33は、それぞれ回転軸32a,33aと、その外周面に一体形成された螺旋羽32b,33bから構成され、互いに略平行となるようにケーシング31a内に回転可能に軸支されており、第1撹拌搬送部材32は回転することによって第1貯留室37内の現像剤を矢印A方向に搬送し、第2撹拌搬送部材33は回転することによって第2貯留室38内の現像剤を矢印B方向に搬送するよう構成されている。
そして、第1撹拌搬送部材32及び第2撹拌搬送部材33には図示しない駆動手段が接続されており、この駆動手段により第1及び第2撹拌搬送部材32,33を回転駆動することによって、現像剤が第1貯留室37及び第2貯留室38内を搬送され、また、上述したようにケーシング31aの左右両端部に設けられた通路39を通過して、第1貯留室37と第2貯留室38とを循環するようになっている。
現像ローラ34は、第1撹拌搬送部材32及び第2撹拌搬送部材33と略平行となるようにケーシング31aに回転可能に軸支され、図示しない駆動手段が接続されている。この現像ローラ34には、内面に永久磁石から成る磁界発生部材(図示せず)が固定されたマグネットローラが使用されており、感光体ドラム14の回転に応じて現像ローラ34が回転すると、この磁界発生部材の磁力により現像ローラ34の表面に現像剤が付着(担持)されて現像剤層が形成される。そして、所定の現像域において現像ローラ34に付着した現像剤中のトナーが、感光体ドラム14へと飛翔して感光層に付着し、感光体ドラム14表面にトナー像が形成される。
規制ブレード35は、感光体ドラム14に供給するトナー量、すなわち現像ローラ34への現像剤付着量を規制するものであり、例えばSUS303等の非磁性体のSUS(ステンレス)が用いられる。そして、規制ブレード35は、その先端と現像ローラ34との間に所定の隙間が形成されるように配設されており、この規制ブレード35と現像ローラ34との隙間によって現像ローラ34への現像剤付着量が規制され、現像ローラ34の表面には数百ミクロンの現像剤薄層が形成される。
第1トナー濃度センサ41及び第2トナー濃度センサ42は、トナー量を検知するトナー検知手段であり透磁率センサが用いられている。なお、透磁率センサは、ケーシング31a内におけるトナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤の透磁率を検出するものであり、この透磁率センサの出力値を基にしてトナー濃度を検出することができる。ここで、トナー濃度とは現像剤中の磁性キャリアに対するトナーの比率のことであり、本実施形態においては、第1及び第2トナー濃度センサ41,42は、現像剤の透磁率を検出し、その検出結果に相当する電圧値を制御部30に出力するよう構成されており、制御部30によってトナー濃度センサの出力値からトナー濃度が決定されるようになっている。
第1トナー濃度センサ41は、第2貯留室38に配設されており、現像によってトナーが消費された現像剤のトナー濃度を素早く検出することができるように、第2貯留室37の現像剤搬送方向上流端部に配設されている。そして、この第1トナー濃度センサ41の検出結果に応じて、第1トナー濃度センサ41によって検出された現像剤に対してトナー補給を行うことができるように、カバー31bには第1トナー濃度センサ41の現像剤搬送方向下流側近傍に、トナーコンテナ20(図1参照)からトナーが供給されるトナー補給口40が設けられている。
また、第2トナー濃度センサ42は、トナー補給後の現像剤のトナー濃度を検出することができるように、トナー補給口40の下流側且つ現像ローラ34の上流側に配設されている。なお、本発明にでは第2トナー濃度センサ42は、第2貯留室37の現像剤搬送方向下流端部に配設されており、これによって、トナー補給後の現像剤は第2トナー濃度センサ42に到達するまでに、第2撹拌搬送部材33によって十分に撹拌されるため、トナー補給後の現像剤のトナー濃度をより精確に検出することができるようになっている。
以上のように、本発明に係る現像装置16は、現像ローラ34の現像剤搬送方向下流側に第1トナー濃度センサ41を配設し、その下流側近傍にトナー補給口40を設け、更に、トナー補給口40の下流側且つ現像ローラ34の上流に第2トナー濃度センサ42を配設したことを特徴としており、本発明に係る現像装置16を備えた画像形成装置1におけるトナー濃度制御方法は、第2トナー濃度センサ42の検出結果に応じて、第1トナー濃度センサ41の出力値に対するトナー補給量を補正することを特徴とするものである。
次に、図4のステップに従い、図5及び図6を参照して、本発明に係る現像装置を備えた画像形成装置における、トナー濃度制御について説明する。図4は本発明に係る画像形成装置のトナー濃度制御方法を示すフローチャートであり、図5はトナー濃度とトナー濃度センサの出力値との関係を示すグラフであり、図6は差分値−単位時間補給量テーブルの一例である。
画像形成動作が開始されると、先ず、第1トナー濃度センサ41によって、ケーシング31a内の現像剤のトナー濃度が検出され(ステップS1)、その検出結果に応じた電圧が制御部30へと出力され、制御部30は、第1トナー濃度センサ41からの出力値によって決定されるトナー濃度が、基準値未満であるか否かを判断する(ステップS2)。
ここで、トナー濃度とトナー濃度センサの出力値との関係を説明する。図5に示すように、センサ出力値はトナー濃度に応じて変化し、トナー濃度が高くなるほど磁性キャリアに対するトナーの比率が高くなり、磁気を通さないトナーの割合が増加するため出力値が低くなる。一方、トナー濃度が低くなるほどキャリアに対するトナーの比率が低くなり、磁気を通すキャリアの割合が増加するため出力値が高くなる。
従って、例えばトナー濃度の基準値を8wt%に設定している場合には、トナー濃度が基準値にある時のセンサ出力基準値V0が2.0Vとなる。そして、制御部30は、第1トナー濃度センサ41からの出力値Vがセンサ出力基準値V0よりも大きいとき、すなわち、第1トナー濃度センサ41からの出力値Vからセンサ出力基準値V0を差し引いた差分値ΔVが、0Vよりも大きいとき、トナー濃度が基準値未満であると判断し、差分値Δ
Vが0V以下のときは、トナー濃度が基準値以上であると判断する。
トナー濃度が基準値以上にあると判断した場合には、ステップS1へと戻り、再度第1トナー濃度センサ41によってトナー濃度を検出し(ステップS1)、基準値未満であるか判断する(ステップS2)。そして、第1トナー濃度センサ41によって検出されたトナー濃度が基準値未満であると判断された場合には、制御部30はトナーコンテナ20へと制御信号を出力して、第1トナー濃度センサ41の出力値よりトナー補給量を制御してトナー補給を行う(ステップS3)。
すなわち、制御部30は、第1トナー濃度センサ41からトナー濃度の検出出力が入力されると、第1トナー濃度センサの出力値Vとセンサ出力基準値V0との差分値ΔVを算
出する。そして、図示しない記憶部には図6に示すような、差分値−単位時間補給量テーブルが記憶されており、制御部30は算出された差分値ΔVに基づいて、差分値−単位時
間補給量テーブルから補給量を決定し、トナー補給を行う。
具体的には、図5において、例えばトナー濃度の基準値を8wt%に設定され、センサ出力基準値V0が2.0Vであるとする。そして、第1トナー濃度センサ41からの出力値が2.3Vであったとすると、差分値ΔVは0.3Vであるから、制御部30は差分値
−単位時間補給量テーブルより単位時間補給量を10mg/secに設定してトナー補給を行い、また、第1トナー濃度センサ41からの出力値が2.5Vであったとすると、差分値ΔVは0.5Vであるから、制御部30は単位時間補給量を15mg/secに設定
してトナー補給を行うこととなる。
次に、制御部30は、トナー補給時から所定時間経過後に、第2トナー濃度センサ42によってトナー補給後の現像剤のトナー濃度を検出し(ステップS4)、トナー補給量が適切であったか否かを判断する(ステップS5)。ここで、所定時間とは、トナー補給口40から補給されたトナーが第2トナー濃度センサ42に到達するまでに要する時間であり、トナー補給口40と第2トナー濃度センサ42との距離及び第2撹拌搬送部材33による現像剤搬送速度から決定される。
そして、トナー補給量が適切であったと判断した場合には、ステップS1へと戻り引き続きトナー濃度制御を行う。一方、ステップS5において、トナー補給量が適切でなかったと判断した場合、すなわち、第2トナー濃度センサ42によって検出されたトナー濃度が基準値から外れている場合には、制御部30は、そのずれ量に応じて第1トナー濃度センサ41の出力値に対するトナー補給量を、例えば差分値−単位時間補給量テーブル(図6)の数値をシフトさせることによって補正した後(ステップS6)、ステップS1へと戻り引き続きトナー濃度制御を行う。
以上のように、トナー補給後の現像剤のトナー濃度を第2トナー濃度センサ42によって検出し、第1トナー濃度センサ41の出力値に対するトナー補給量の補正を行うことにより、いかなる出力モードにおいてもトナー濃度制御のオーバーシュートを生じることがなく、安定したトナー濃度制御を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、例えば、上記実施形態においては、第2貯留室38の現像剤搬送方向上流端部に第1トナー濃度センサ41を、下流端部に第2トナー濃度センサ42を配設したが、これは第1トナー濃度センサ41が第2撹拌搬送部材33の現像剤搬送方向上流端部近傍に、第2トナー濃度センサ42が第2撹拌搬送部材33の現像剤搬送方向下流端部近傍に配設されていれば、図7に示すように、第1トナー濃度センサ41を現像ローラ34の下流端側の通路39に、第2トナー濃度センサ42を現像ローラ34の上流端側の通路39に配設しても良い、また、図8に示すように、少なくとも現像ローラ34の現像剤搬送方向下流側に第1トナー濃度センサ41を配設し、その下流側に補給口40を設け、更に、補給口40の下流側且つ現像ローラ34の上流に第2トナー濃度センサ42が配設されていれば、本発明に係るトナー濃度制御を行うことができる。
また、上記実施形態では第1及び第2トナー濃度センサ41,42として透磁率センサを用いているが、本発明の現像装置16に用いられるトナー濃度センサは、透磁率センサに限定されるものではなく、例えば、発光部及び受光部を備えた光学式のセンサであっても構わない。更に、上記実施形態では、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を使用しているが、これはトナーのみから成る1成分現像剤を使用しても良い。なお、その場合には、第1及び第2トナー濃度センサの代わりに、例えば圧電素子等からなるトナー量センサを用いればよい。
本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に使用される現像装置に利用することができ、特に磁性キャリア及びトナーから成る2成分現像剤を用いる2成分現像装置に利用することができる。
は、本発明に係る現像装置を備えた画像形成装置の全体構成を示す概略構成図である。 は、本発明に係る現像装置の側面断面図である。 は、本発明に係る現像装置を上方から見た平面図である。 は、本発明に係る画像形成装置のトナー濃度制御方法を示すフローチャートである。 は、トナー濃度とトナー濃度センサ出力値との関係を示すグラフである。 は、差分値−単位時間補給量テーブルの一例である。 は、本発明に係る現像装置の他の実施形態を示す上方平面図である。 は、本発明に係る現像装置の他の実施形態を示す上方平面図である。 は、従来の現像装置の側面断面図である。 は、従来の現像装置を上方から見た平面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
16 現像装置
20 トナーコンテナ
30 制御部
31 筐体
31a ケーシング
31b カバー
32 第1撹拌搬送部材
33 第2撹拌搬送部材
32a,33a 回転軸
32b,33b 螺旋羽
34 現像ローラ
35 規制ブレード
36 仕切板
37 第1貯留室
38 第2貯留室
39 通路
40 トナー補給口
41 第1トナー濃度センサ(第1トナー検知手段)
42 第2トナー濃度センサ(第2トナー検知手段)
V センサ出力値
0 センサ出力基準値

Claims (4)

  1. 内部を仕切板によって第1貯留室と第2貯留室とに区画された、現像剤を収容する筐体と、
    前記第1貯留室に感光体ドラムと対向するように配設された現像ローラと、
    前記第1貯留室に前記現像ローラと平行に配設され、前記現像ローラのスラスト方向に現像剤を撹拌搬送する第1撹拌搬送部材と、
    前記第2貯留室に前記第1撹拌搬送部材と平行となるように配設され、前記第1撹拌搬送部材と反対方向に現像剤を撹拌搬送する第2撹拌搬送部材と、を有し、
    前記第1及び第2撹拌搬送部材により、現像剤が前記第1貯留室と前記第2貯留室とを循環されるよう構成された現像装置において、
    前記筐体内の現像剤循環経路中、前記現像ローラの下流側に第1トナー検知手段を配設し、該第1トナー検知手段の下流側且つ前記現像ローラの上流側にトナー補給口を設け、該トナー補給口の下流側且つ前記現像ローラの上流側に第2トナー検知手段を配設したことを特徴とする現像装置。
  2. 前記第1トナー検知手段は、前記筐体内の現像剤循環経路中、前記第2撹拌搬送部材の上流側端部近傍に配設され、前記トナー補給口は前記第1トナー検知手段の下流側近傍に設けられ、前記第2トナー検知手段は、前記第2撹拌搬送部材の下流側端部近傍に配設されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記筐体内には、トナーとキャリアとで構成された2成分現像剤が収容されており、前記第1及び第2トナー検知手段はトナー濃度センサであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 請求項1乃至請求項3に記載の現像装置が搭載された画像形成装置であって、
    前記現像装置へとトナーを補給するトナーコンテナと、
    前記第1トナー検知手段の検出結果により、前記トナーコンテナのトナー補給動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1トナー検知手段によって検出されたトナー量が基準値未満であれば、該第1トナー検知手段の出力値に応じた単位時間補給量によって、前記トナーコンテナから前記現像装置へとトナーを補給した後、トナー補給時から所定時間経過後に、前記第2トナー検知手段によって検出されたトナー量に応じて、前記第1トナー検知手段の出力値に対する単位時間補給量を補正することを特徴とする画像形成装置。
JP2006311236A 2006-11-17 2006-11-17 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 Pending JP2008129131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006311236A JP2008129131A (ja) 2006-11-17 2006-11-17 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006311236A JP2008129131A (ja) 2006-11-17 2006-11-17 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008129131A true JP2008129131A (ja) 2008-06-05

Family

ID=39555033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006311236A Pending JP2008129131A (ja) 2006-11-17 2006-11-17 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008129131A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010008649A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2011090125A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Sharp Corp 画像形成装置
JP2014222370A (ja) * 2014-09-04 2014-11-27 シャープ株式会社 画像形成装置
JP2019159055A (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 株式会社リコー 現像装置、プロセスユニットおよび画像形成装置
JP2020008777A (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置およびそれを備えた画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010008649A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2011090125A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Sharp Corp 画像形成装置
JP2014222370A (ja) * 2014-09-04 2014-11-27 シャープ株式会社 画像形成装置
JP2019159055A (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 株式会社リコー 現像装置、プロセスユニットおよび画像形成装置
JP2020008777A (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
JP7139738B2 (ja) 2018-07-11 2022-09-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置およびそれを備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008176236A (ja) 画像形成装置の現像装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP2008129131A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2009116001A (ja) トナー残量推定方法、トナー補給装置および画像形成装置
JP5232821B2 (ja) 画像形成装置
JP6035280B2 (ja) 画像形成装置
JP2009036787A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5103843B2 (ja) 画像形成装置
JP5158473B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5082664B2 (ja) 画像形成装置
JP2009036786A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5370719B2 (ja) 画像形成装置及びトナー濃度制御方法
JP4914243B2 (ja) 現像装置
JP5612294B2 (ja) 画像形成装置
JP6233586B2 (ja) 画像形成装置
JP2019090870A (ja) 画像形成装置
US11126110B2 (en) Image forming apparatus for controlling durability correction value in execution of toner installation mode
JP2012047982A (ja) 画像形成装置
JP2010072400A (ja) 現像剤供給装置
JP5039589B2 (ja) 画像形成装置
JP2009031413A (ja) 画像形成装置
JP2011048277A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2007310103A (ja) 画像形成装置
US9316941B2 (en) Developing device, image forming apparatus
JP2010072341A (ja) 画像形成装置
JP5882425B2 (ja) 画像形成装置