JP6405980B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

現像装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6405980B2
JP6405980B2 JP2014254805A JP2014254805A JP6405980B2 JP 6405980 B2 JP6405980 B2 JP 6405980B2 JP 2014254805 A JP2014254805 A JP 2014254805A JP 2014254805 A JP2014254805 A JP 2014254805A JP 6405980 B2 JP6405980 B2 JP 6405980B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
developing device
supply
mode
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014254805A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016114869A (ja
Inventor
英治 森田
英治 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2014254805A priority Critical patent/JP6405980B2/ja
Publication of JP2016114869A publication Critical patent/JP2016114869A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6405980B2 publication Critical patent/JP6405980B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、現像装置および画像形成装置に関する。
特許文献1には、低印字率時の現像剤パージ方法に関し、画像形成枚数と画像の累積ドット数から平均印字率を算出し、その平均印字率が予め定めた基準印字率よりも低い場合、予め定めた現像材供給タイミングに従って現像材供給間隔を短くすることが提案されている。
特開2006−47388号公報
本発明は、現像器内へのトナーの補給に伴うトナーの詰まりを抑制した現像装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1は、
トナーの供給を受ける供給口を有し該トナーを収容する収容室と、前記収容室内のトナーを撹拌しながら搬送する搬送部材と、静電潜像が形成された像保持体に対面する位置に該収容室内のトナーを搬送して該静電潜像をトナーで現像する現像部材とを備えた現像器、
トナーを収容するトナーカートリッジ、
前記トナーカートリッジ内のトナーを前記供給口から前記収容室内に供給する供給部材、および
前記現像器の環境温度の測定または推定により得られた温度情報と、前記像保持体上に形成された静電潜像のトナーが付着する領域の面積割合を表わす印字率情報とを取得し、あらかじめ定められた高温状態の継続およびあらかじめ定められた低印字率の継続があったときに、前記供給部材による、前記トナーカートリッジから前記収容室へのトナーの単位時間あたりの供給量を相対的に低下させた緩供給モードに移行させ、該高温状態の継続時間に応じて該緩供給モードの実行時間を変化させる制御を行なう制御部を備えたことを特徴とする現像装置である。
請求項は、前記制御部は、前記高温状態と前記低印字率との双方が継続している期間中は前記緩供給モードを継続させることを特徴とする請求項1記載の現像装置である。
請求項は、前記制御部は、前記緩供給モード継続中における、あらかじめ定められた高印字率の発生を受けて、該緩供給モードを終了させることを特徴とする請求項1又は2記載の現像装置である。
請求項は、前記搬送部材が、切替自在な複数の駆動速度で駆動される部材であって、 前記制御部が、前記高温状態の継続および前記低印字率の継続があったときに、前記緩供給モードに移行させることに代えて、前記搬送部材の駆動速度を相対的に上昇させた高速駆動モードに移行させる制御を行なうものであることを特徴とする請求項1記載の現像装置である。
請求項は、前記像保持体と、請求項1からのうちいずれか1項記載の現像装置とを備え、該像保持体上に形成されたトナー像を用紙上に転写して定着することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1および請求項の現像装置、並びに請求項の画像形成装置によれば、緩供給モードに移行させない場合と比べ、トナーの補給に伴うトナーの詰まりが抑制される。
また、請求項1および請求項4の現像装置、並びに請求項5の画像形成装置によれば、緩供給モードの実行時間が固定されている場合と比べ、トナーの詰まりが更に有効に抑制される。
請求項の現像装置によれば、緩供給モードに変更したときの条件が継続しているにもかかわらず、例えばあらかじめ定められた時間が終了した時点で緩供給モードを終了させる場合と比べ、トナーの詰まりが更に有効に抑制される。
請求項の現像装置によれば、高印字率の発生があっても、あらかじめ定められた時点まで緩供給モードを継続する場合と比べ、現像器内のトナー量の不足の発生が回避される。


本発明の一実施形態としての画像形成装置の概要を示した模式図である。 図1に概要を示す現像器の内部を上方から見て示した透視図である。 現像器内の搬送部材にトナーが付着したときの付着率の定義説明図である。 トナーの付着率に対する搬送部材の搬送能力を示した図である。 トナー供給処理のフローチャートを示した図である。 トナー搬送処理のフローチャートを示した図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての画像形成装置の概要を示した模式図である。この画像形成装置100には、本発明の一実施形態としての現像装置が備えられている。
この画像形成装置100には、矢印A方向に回転する円筒形の感光体10が備えられており、その感光体10の回りには、帯電器11、露光器12、現像器13、転写器14、および清掃器15が備えられている。
帯電器11は、感光体10の表面をあらかじめ定められた電位に帯電する。
露光器12は、感光体10の表面に画像信号に基づいて変調させた露光光を照射し、感光体10の表面に帯電電位分布からなる静電潜像を形成する。
現像器13の収容室131内には、トナーとキャリアを含む現像剤が収容されており、この現像器13は、その現像剤中のトナーで感光体10上の静電潜像を現像して感光体表面にトナー像を形成する。
転写器14は、感光体10上のトナー像を、搬送されてきた用紙上に転写する。
この画像形成器100には、用紙が積み重ねられた状態に収容された用紙トレイ20が備えられており、その用紙トレイ20内の用紙のうちの最も上に積み重ねられている1枚の用紙がピックアップローラ31で取り出される。この取り出された用紙は、搬送ローラ32で搬送されてその用紙の先端が待機ローラ33に達した時点で用紙搬送が一旦停止し、用紙はその状態で待機した状態となる。そしてその待機した状態の用紙は、感光体10上のトナー像が転写器14に達する時点でその転写器14の位置まで進むようにタイミング調整されて待機ローラから送り出され、感光体10上のトナー像が転写器14の作用により用紙上に転写される。用紙搬送経路のさらに下流側には、定着器40が備えられている。この定着器40は、搬送されてきた用紙上のトナー像を加熱および加圧してそのトナー像を用紙上に定着する装置である。定着器40を経由することにより定着トナー像からなる画像が形成された用紙は、排紙ローラ34により排紙トレイ80上に送り出される。
また、感光体10上の、トナー像の転写後に残存する残存トナーは、清掃器15により感光体10上から除去される。
ここで、現像器13には、その収容室131内に、図1の紙面に垂直な方向に互いに平行に延びる2本の搬送部材132,133と、現像ロール134と、センサ135が備えられている。
2本の搬送部材132,133は、回転することにより、収容室131内の現像剤を循環移動させながら撹拌する部材である。
また、現像ロール134は、矢印B方向に回転して、収容室131内の現像剤を感光体10に対面した領域に搬送する役割を担っている。感光体10上の静電潜像は、現像ロール134により搬送されてきた現像剤中のトナーにより現像される。すなわち、この現像により、収容室131内のトナーが消費される。
また、この収容室131内には、現像剤が増えるとその現像剤を少しずつ溢れさせて排出する排出口131g(図2参照)が設けられている。排出口131gから排出された現像剤は、図示しないトナー排出路を通過して廃トナータンク16に収容される。この排出口131gからはトナーを含む現像剤が排出される。
これらのことから、収容室131内の現像剤中のトナーが不足することになる。
このトナーの不足を解消するため、この画像形成装置100は、トナーが収容された着脱自在なトナーカートリッジ50を備えている。ここで、排出口131gから排出される現像剤にはトナーだけでなくキャリアも含まれている。このキャリアの排出を補うため、カートリッジ50内に収容されているトナーには、収容室131内のキャリアの減少を補う程度の量のキャリアが含まれている。
このトナーカートリッジ50に収容されているトナーは、現像器13内のトナーが減るに従って、その減った分だけトナー供給路51を経由して供給口131f(図2を合わせて参照)から現像器13の収容室131内に供給される。ここで、このトナー供給路51内には回転によりトナーを供給する供給部材52が備えられている。この供給部材52が、現像器13内のトナーの減少に応じた時間だけ回転することで、現像器13内のトナーが減少した分だけ現像器13にトナーが補給される。
また、センサ134は、収容室131内の現像剤の透磁率を測定することにより、その現像剤中のトナー濃度に応じて出力値を変化させるセンサである。このセンサ135の出力値がトナー濃度目標値に応じた出力値となるように、供給部材52の回転駆動時間の調整によりトナー補給量が調整される。
また、清掃器15では、転写後の感光体10に残存していたトナーが感光体10からケース151内に回収される。このケース151内のトナーは、このケース151内に備えられている、図1の紙面に垂直な方向に延びる搬送部材152により、その方向の隅まで搬送され、図示しないトナー排出路を経由して廃トナータンク16に収容される。
さらに、この画像形成装置10は、制御部17を備えている。この制御部17は、後述する図7,図8に示す処理を含む、この画像形成装置100の全体の制御を担っている。
さらに、この画像形成装置10には、機内の温度を測定する温度計18が備えられている。この温度計18による温度測定値は制御部17に入力される。制御部17における温度測定値の使い方については後述する。
本実施形態では、現像器13、トナーカートリッジ50、供給部材52を含むトナー供給路51、および、制御部17のうちの現像器13や供給部材52の制御を担う部分を合わせた構成が、現像装置の一例に相当する。
図2は、図1に概要を示す現像器の内部を上方から見て示した透視図である。
この現像器13は、図1を参照して説明した通り、互いに平行に延びる2本の搬送部材132,133と、図1に示す矢印B方向に回転する現像ロール134と、収容室131内の現像剤のトナー濃度に応じて出力値を変化させるセンサ135とを備えている。
収容室131内には、2本の搬送部材132,133どうしの間に仕切壁131aが設けられていて、この収容室131は2つの部屋131d,131eに仕切られている。ただし、この仕切壁131aの、長手方向両端部には、それぞれ開口131b,131cが形成されている。
2本の搬送部材132,133は、いずれも、丸棒形状の回転軸132a,133aと、その回転軸の回りに備えられた、その回転軸132a,133aの延びる方向に螺旋を描きながら延びる螺旋羽根132b,133bとを有する。これらの搬送部材132,133は、回転することにより、一方の搬送部材132は収容室131内のトナーを矢印X方向に搬送し、もう一方の搬送部材133は、そのトナーを矢印Y方向に搬送する。この収容室131の、一方の搬送部材132の一方の端部に対応する上面部分には、トナーカートリッジ50からトナー供給路51を通って供給されてきたトナーを受け入れる供給口131fが設けられている(図1を合わせて参照)。また、他方の端部には、この収容室131内の現像剤の量が増えたときに現像剤を溢れさせて排出する排出口131gが設けられている。
供給口131fから供給されてきた新たなトナーは、一方の搬送部材132が配置された部屋131d内を矢印X方向に搬送され、この搬送の途中で部屋131d内の現像剤と撹拌、混合される。この新たなトナーが撹拌、混合された現像剤は開口131cを通って、もう一方の搬送部材133が配置された部屋131eに移動し、今度はその部屋131e内を搬送部材133により矢印Y方向に搬送され、もう一方の開口131bを通って部屋131dに移動する。この際、現像剤の量が多いとその溢れた分が排出口131g側に進み、排出口131gから排出される。
現像ロール134は、搬送部材133が配置された部屋131eから現像剤を受け取って、図1に示す感光体10に対面した領域に運び、感光体10上に形成された静電潜像をその現像剤中のトナーで現像し、現像によりトナーが減ってキャリアの割合が増えた現像剤を再び収容室131内に戻す。このキャリアの割合が増えた現像剤は、上述のように搬送、攪拌され、供給口131fから供給された新たなトナーとも混合し、元の割合のトナーとキャリアとを有する現像剤として再生される。
ここで、搬送部材132,133には、そのときの環境条件や動作条件に応じてトナーが付着し、トナーの付着に応じて現像剤の搬送能力が低下する。すると、トナーカートリッジ50からトナー供給路51を経由して供給口131fから収容室131内に補給されたトナーの搬送が滞り、その供給口131f付近でトナーの詰まりが発生するおそれがある。
本実施形態は、このトナーの詰まりの抑制に着目しており、以下、この点に絞って説明を続ける。
図3は、現像器内の搬送部材にトナーが付着したときの付着率の定義説明図である。
搬送部材132は、丸棒形状の回転軸132aと、その回転軸132の延びる方向に螺旋を描きながら延びる螺旋羽根132bとを有する。ここで、搬送部材132にトナーが全く付着してない状態を付着率0%、図3に斜線で示すように螺旋羽根132bの、回転軸132aから離れた先端までトナーが付着した状態、すなわち、回転軸132aと螺旋羽根132bとで形成される螺旋の凹部が螺旋羽根132bの先端まで完全に埋まった状態を付着率100%とする。付着率0%と付着率100%との間は、凹部が埋まった比率で定義される。この定義は、凹部の体積比率であってもよく、図3に示すように投影したときの投影面上での面積比率であってもよい。
この図3には、平面視で隣接する2つの羽根の間に斜線が引かれている。この平面視で隣接する2つの羽根の間を1ピッチと称する。
図4は、トナーの付着率に対する搬送部材の搬送能力を示した図である。
グラフaは、搬送部材132の、トナー供給口131fに最も近い位置の1ピッチにトナーの詰まりが発生していたときのグラフであり、グラフbは、搬送部材132の、トナー供給口131fから数えて3ピッチ目にトナーの詰まりが発生していたときのグラフである。
図4に示すように、付着率が増加するに従ってグラフa,bいずれの場合も搬送能力が低下することが分かる。
図5は、トナー供給処理のフローチャートを示した図である。
図1に示す画像形成装置100の電力が投入されて現像器13等を含む要素が動作を開始すると、制御部17において、この図5に示す処理が実行される。
ここでは、先ず、温度計18による機内温度がモニタされ、機内温度が第1閾値、例えば32℃以上であるか否かが判定される(ステップS11)。
機内温度が第1閾値(例えば32℃)未満のときは、ステップS11が定期的に繰り返し実行される。
機内温度が第1閾値(例えば32℃)以上になると、機内温度が第1閾値以上であるという高温の継続時間が取得される(ステップS12)。このステップS12で取得される継続時間は、この継続時間が第2閾値(例えば2時間)に満たないときはステップS13からステップS11に戻り、また継続時間が第2閾値以上になった後も平均印字率が第3閾値(例えば1%)を越えているときはステップS14からステップS11に戻ることによって、順次延長される。
ステップS13では、その継続時間が第2閾値(例えば2時間)以上か否かが判定されて、継続時間が第2閾値に達しないときはステップS11に戻り、継続時間が第2閾値に達していたときは、次に平均印字率が第3閾値(例えば1%)以下か否かが判定される(ステップS14)。ここでは一例として平均印字率として、直近の過去100枚分の画像形成における印字率の平均値が採用されている。
ステップS14において平均印字率が第3閾値を越えていると判定されたときは、ステップS11に戻り、平均印字率が第3閾値以下と判定されたときは、トナー供給モードが緩供給モードに変更される(ステップS15)。
ここで、トナー供給モードは、図1に示すトナーカートリッジ50内のトナーをトナー供給路51を経由して現像器13の収容室131に供給するモードをいう。ここでは、トナー供給モードとして通常モードと緩供給モードとが設定されている。トナーの供給にあたっては、トナー供給路51に設けられている供給部材52の回転を断続させる。ここでは、供給部材52を回転させる時間と回転を停止させる時間の比率を変えることで、単位時間あたりのトナー供給路を調整している。通常モードは、印字率が例えば70%の画像を連続して形成したときに供給が間に合うモードであり、緩供給モードは、通常モードよりも供給部材52の回転を停止させる時間を延長することで印字率が例えば50%の画像を連続して形成したときに供給がやっと間に合うモードである。ただし、これは、トナーを供給しているときであって、通常モードにしろ緩供給モードにしろ、収容室131内に十分な量のトナーが存在するときは、供給部材5は停止したままとなり、トナーの供給は行なわれない。
ステップS15では、トナー供給モードが緩供給モードに変更される。緩供給モードは通常モードと比べ、単位時間あたりのトナー供給量を下げたモードである。
ステップS11〜S14の条件、すなわち、第1閾値以上の機内温度が第2閾値以上の時間継続し、かつ平均印字率が第3閾値以下となる条件を満足すると、現像器13内の搬送部材132,133にトナーが付着し易くなる。図4を参照して説明した通り、少なくとも搬送部材132の供給口131f付近にトナーが付着すると搬送部材132によるトナーの搬送能力が低下し、供給されたトナーを搬送しきれずに供給口131f付近にトナー詰まりが発生するおそれがある。そこで、上記のステップS11〜S14の条件を満たしたときはトナー供給モードを緩供給モードに変更して単位時間あたりのトナー供給量を下げることでトナーの詰まりを抑えている。
ステップS15においてトナー供給モードが緩供給モードに変更された後、新たに形成された画像の印字率が第4閾値(例えば70%)以上の高印字率か否かが判定される(ステップS16)。この判定にあったては、直近の1枚の画像の印字率について判定してもよく、あるいは直近の複数枚(例えば10枚)の画像の平均印字率を判定対象としてもよい。
ステップS16で第4閾値以上の高印字率であると判定されたときはステップS24に進み、トナー供給モードが通常モードに変更される。緩供給モードでは、高印字率の画像形成にあたって現像器13内のトナーが足りなくなるおそれがあるからである。
ステップS16で直近の1枚あるいは直近の複数枚の画像の印字率が第4閾値未満であると判定されると、次に、緩供給モードの実行時間が取得される(ステップS17)。ここで取得される実行時間は、ステップS15で緩供給モードが開始された後、現時点までの時間である。この実行時間は、ステップS18からステップS16に戻るたびに更新される。
ステップS18では、ステップS17で取得した実行時間が継続時間のA倍(例えば2倍)以上に達したか否かが判定される。この継続時間は、ステップS12で取得した高温継続時間(第1閾値(例えば32℃)以上の機内温度が継続していた時間)である。実行時間が継続時間のA倍(例えば2倍)に達するまでは、ステップS16に戻り、高印字率の画像が出現しない限り(ステップS16)、緩供給モードが継続され、ステップS17において緩供給モードの実行時間が順次更新される。
ステップS18において実行時間が継続時間のA倍(例えば2倍)に達したと判定されると、次に追加時間が初期値‘0’にクリアされ(ステップS19)、機内温度が第1閾値以上という、ステップS11での判定結果、および平均印字率が第3閾値以下というステップS14での判定結果がそのまま継続しているか否かが判定される(ステップS20)。
緩供給モードの実行時間は、ステップS12で取得した高温継続時間のA倍(例えば2倍)であり(ステップS18)、この間に、機内温度が第1閾値(例えば32℃)以上(ステップS11)かつ平均印字率が第3閾値(例えば1%)以下(ステップS14)という特殊な条件が十分に解消されていることが期待されているが、ステップS20では、緩供給モードの実行時間が経過しても、その特殊な条件がなおも継続しているか否かが判定される。
ステップS20において、その特殊な条件が継続していると判定されると、追加時間が‘X’に設定される(ステップS21)。この追加時間Xは、一定値でもよく、あるいは、追加時間X=実行時間のようにこれまで続けてきた緩供給モードの実行時間等に応じた変数であってもよい。
ステップS21において追加時間がXに設定されるとステップS20に戻り、緩供給モードがそのまま継続される。
ステップS20において、その特殊な条件が解消したと判定されると、追加時間が1ステップ分減算される(ステップS22)。追加時間が0以下にならない限り(ステップS23)、追加時間の減算が続き(ステップS22)、追加時間が0以下になると、トナー供給モードが通常モードに変更される(ステップS24)。
ステップS18において緩供給モードの実行時間が継続時間のA倍に達したと判定され、その時点において上記の特殊な条件が解消していると判定されると(ステップS20)、直ちに通常モードに変更される(ステップS24)。
通常モードに変更された後はステップS11に戻り、機内温度が第1閾値以上に達するか否かのモニタが続けられる。
ここで、この図5では、基本的には、緩供給モードの実行時間が継続時間のA倍(例えば2倍)以上となるまで緩供給モードが継続する処理となっている(ステップS18)。ただし、ステップS17,S18を省き、すなわち実行時間という概念を省き、緩供給モード実行開始(ステップS15)の契機となった特殊な条件が継続している限り(ステップS20)、緩供給モードを継続し、その特殊な条件が解消された後(ステップS22)、ある追加時間だけ緩供給モードを続けて(ステップS23)、通常モードに移行する処理としてもよい。
また、図1に示す画像形成装置100には温度計18が備えられており、図5の処理のステップS11,S20では、その温度計18による温度測定結果が用いられている。機内温度は、このように温度計18を用いて直接に測定したものであってもよいが、例えば、図1に示す画像形成装置100が切替自在な複数のプロセススピード(単位時間あたりの画像形成枚数)を持つ装置であった場合において、そのプロセススピードに応じて機内温度を推定してもよい。プロセススピードが機内温度に大きく影響するからである。
次に第2実施形態について説明する。この第2実施形態においても、図1〜図4の説明はそのまま成り立つため、それら図1〜図3の再度の図示および説明は省略し、前述の実施形態における図5に示すトナー供給処理に代わる、トナー搬送処理についてのみ説明する。
ただし、この第2実施形態では、現像器13の搬送部材132,133は、駆動速度(回転速度)が可変となっており、現像ロール134の回転速度を一定に保ったまま、制御部17による制御に応じて、複数の駆動速度(複数の回転速度)のうちのいずれかの駆動速度に切り替えられる。
図6は、第2実施形態におけるトナー搬送処理のフローチャートを示した図である。この図6の説明にあたっては、上述の図5のトナー供給処理との相違点について説明する。
この図6に示すトナー搬送処理における図5に示すトナー供給処理からの変更点は、図5のステップS15,S17,S24が、この図6に示す各ステップS35,S37,S44に変更されている点である。
図5に示すトナー供給処理の場合、ステップS11〜S14の特殊な条件が成立すると、ステップS15において、トナー供給モードが緩供給モード、すなわちトナーをゆっくりと供給するモードに変更される。これに対し、図6に示すトナー搬送処理の場合、トナー供給速度は一定であって、現像器収容室131内に備えられている搬送部材132,133を回転駆動する駆動モードが、搬送部材132,133を高速駆動する(高速回転させる)高速駆動モードに変更される(ステップS35)。
現像器収容室131の供給口131f付近におけるトナーの詰まりを抑制するには、トナーの供給速度を下げてもよく、あるいはトナーの供給速度は一定であっても搬送部材132,133の回転駆動速度を上げることでトナーの搬送能力を回復させてもよいからである。
図6のステップS35が、駆動モードを高速駆動モードに変更するステップに変更されたことに伴い、ステップS37では、高速駆動モードの実行時間が取得され、ステップS44では、駆動モードが通常モード(高速駆動モードと比べ、搬送部材132,133の駆動速度(回転速度)が遅いモード)に変更される。
図6に示すトナー搬送処理の、図5に示すトナー供給処理との相違点は以上の通りであり、その他の点については図5のトナー供給処理で説明済であるため、ここでの重複説明は省略する。図5のトナー供給処理における変形例(ステップS17,S18の省略、温度計18による温度測定に代わる、プロセススピードによる温度推定など)も、この図6に示すトナー搬送処理にそのままあてはめることができる。
なお、ここでは、本発明の実施形態としての現像装置を図1に示す画像形成装置100に適用した例について説明したが、本発明は、例えば、複数の感光体や複数の現像器等を備えてカラー画像を生成する画像形成装置にもそのまま適用することができる。
10 感光体
17 制御部
18 温度計
50 トナーカートリッジ
51 トナー供給路
52 供給部材
100 画像形成装置
131 収容室
131f 供給口
131g 排出口
132,133 搬送部材
134 現像ロール
135 センサ

Claims (5)

  1. トナーの供給を受ける供給口を有し該トナーを収容する収容室と、前記収容室内のトナーを撹拌しながら搬送する搬送部材と、静電潜像が形成された像保持体に対面する位置に該収容室内のトナーを搬送して該静電潜像をトナーで現像する現像部材とを備えた現像器、
    トナーを収容するトナーカートリッジ、
    前記トナーカートリッジ内のトナーを前記供給口から前記収容室内に供給する供給部材、および
    前記現像器の環境温度の測定または推定により得られた温度情報と、前記像保持体上に形成された静電潜像のトナーが付着する領域の面積割合を表わす印字率情報とを取得し、あらかじめ定められた高温状態の継続およびあらかじめ定められた低印字率の継続があったときに、前記供給部材による、前記トナーカートリッジから前記収容室へのトナーの単位時間あたりの供給量を相対的に低下させた緩供給モードに移行させ、該高温状態の継続時間に応じて該緩供給モードの実行時間を変化させる制御を行なう制御部を備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記制御部は、前記高温状態と前記低印字率との双方が継続している期間中は前記緩供給モードを継続させることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記制御部は、前記緩供給モード継続中における、あらかじめ定められた高印字率の発生を受けて、該緩供給モードを終了させることを特徴とする請求項1又は2記載の現像装置。
  4. 前記搬送部材が、切替自在な複数の駆動速度で駆動される部材であって、
    前記制御部が、前記高温状態の継続および前記低印字率の継続があったときに、前記緩供給モードに移行させることに代えて、前記搬送部材の駆動速度を相対的に上昇させた高速駆動モードに移行させる制御を行なうものであることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  5. 前記像保持体と、請求項1から4のうちいずれか1項記載の現像装置とを備え、該像保持体上に形成されたトナー像を用紙上に転写して定着することを特徴とする画像形成装置。
JP2014254805A 2014-12-17 2014-12-17 現像装置および画像形成装置 Active JP6405980B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014254805A JP6405980B2 (ja) 2014-12-17 2014-12-17 現像装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014254805A JP6405980B2 (ja) 2014-12-17 2014-12-17 現像装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016114869A JP2016114869A (ja) 2016-06-23
JP6405980B2 true JP6405980B2 (ja) 2018-10-17

Family

ID=56141668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014254805A Active JP6405980B2 (ja) 2014-12-17 2014-12-17 現像装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6405980B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004138675A (ja) * 2002-10-15 2004-05-13 Canon Finetech Inc 画像形成装置
JP4724464B2 (ja) * 2005-05-19 2011-07-13 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP4496175B2 (ja) * 2006-01-31 2010-07-07 京セラミタ株式会社 画像形成装置
US8099002B2 (en) * 2007-11-15 2012-01-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Developing device of image forming apparatus using a toner and carrier mixture
JP2009251564A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Sharp Corp トナーカートリッジ及びこれを用いた画像形成装置
JP2010072400A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Kyocera Mita Corp 現像剤供給装置
JP4878636B2 (ja) * 2009-08-26 2012-02-15 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5232821B2 (ja) * 2010-03-29 2013-07-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016114869A (ja) 2016-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3959254B2 (ja) 画像形成方法及び装置
JP2010145481A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP6926779B2 (ja) 画像形成装置
JP2018084801A (ja) 画像形成装置
JP2018173439A (ja) 画像形成装置
JP6405980B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2006251548A (ja) 画像形成装置
JP6763341B2 (ja) 画像形成装置
JP2016184027A (ja) 画像形成装置
JP2006201474A (ja) 現像装置およびそれを用いた画像形成装置
JP2014126737A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2011191700A (ja) 画像形成装置及びトナー濃度制御プログラム
CN112558439A (zh) 图像形成装置和推定方法
JP6686414B2 (ja) トナー供給装置、画像形成装置、トナー供給制御装置、及びトナー供給方法
JP5834459B2 (ja) 画像形成装置
JP5251907B2 (ja) 画像形成装置
JP2010072400A (ja) 現像剤供給装置
JP2014106434A (ja) 画像形成装置
JP2007233037A (ja) 画像形成装置
JP2007127824A (ja) 画像形成装置
JP2007140573A (ja) 画像形成装置
JP5303917B2 (ja) 画像形成装置
JP2018092001A (ja) 画像形成システム
JP2023114003A (ja) 画像形成装置
JP2013182151A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6405980

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350