JP5314635B2 - トナー収容容器及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

トナー収容容器及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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本発明は、電子写真方式の複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置に用いられる、トナー攪拌部材やトナー搬送部材、トナー担持体等の回転体を備えたトナー収容容器及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式の複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置においては、画像形成装置の現像部にトナー供給口からトナーを供給するトナーカートリッジや中間ホッパー等のトナー収容容器が備えられており、このトナー収容容器内には、容器内のトナーをトナー供給口まで搬送するためにトナー攪拌部材が設けられている。
トナー攪拌部材としては、トナー収容容器内に回転自在に支持される回転軸と、回転軸の外周面に形成される螺旋羽とで構成される攪拌搬送スクリューや、回転軸の外周面に合成樹脂製シート等の可撓性部材を取り付けた攪拌パドルがあり、回転軸を中心としてトナー攪拌部材を回転させることでトナー収容容器内のトナーが攪拌され、トナー供給口までトナーが搬送されるようになっている。
上記のような構成の場合、トナー収容容器と回転軸との隙間からトナーが漏出しないように、トナー収容容器と回転軸との間に弾性部材から成るシール部材を配置する対策が取られている。
図8は、従来のトナー収容容器における回転軸の支持部周辺を示す断面図である。図8に示すように、回転軸101の端部はトナー収容容器102の軸受け孔103に挿入されて回転自在に支持されている。回転軸101の外周面には、トナー収容容器102の内側面102aと対向するフランジ部104が形成されており、フランジ部104と内側面102aとの間には弾性材料から成るリング状のシール部材105が配置されている。
ここで、シール部材105によるシール性能を高めてトナーの漏出を確実に防止するためには、シール部材105とフランジ部104及び内側面102aとの接触面積を広くするとともに、シール部材105を所定以上の圧縮率で圧縮してフランジ部104及び内側面102aとの密着性を高める必要がある。
しかし、シール部材105の面積及び圧縮率が大きくなると、トナー攪拌部材の駆動トルクが大きくなってモータの負荷が増加してしまう。また、シール部材105と内側面102aとの摩擦により発熱し、トナーの融着も発生し易くなる。
そこで、例えば特許文献1には、弾性材料から成るリング状のパッキン(シール部材)とポリエステルフィルム等の低摩擦シール体とを現像ローラの回転軸に装着することにより、現像ローラの回転トルクを高くすることなくトナー漏れを防止する方法が開示されている。
特開平2−248974号公報
特許文献1の方法によれば、低摩擦シール体により駆動トルクは低減できるものの、弾性材料から成るシール部材のみを用いた場合に比べて密着性が弱くなるため、シール性能が低下する。また、低摩擦シール体に折れ目等が入って表面が破損すると、シール性能が損なわれてしまい復元できなくなる。一方、弾性材料とグリス等のシール剤とを併用することにより、トルクを低下させつつシール性能を維持する方法も一般的であるが、シール剤がはみ出してトナーに混入し、画像不具合を引き起こすおそれがあった。
なお、ここではトナー攪拌部材を備えたトナー収容容器の回転軸周りのシール構造を例に挙げて説明したが、現像剤攪拌搬送部材、現像ローラ等の回転体を備えた現像装置のシール構造においても同様の問題点が存在する。
本発明は、上記問題点に鑑み、簡単な構成で回転軸端部のシール性能を確保しつつ、回転体の駆動トルクも低減できるトナー収容容器及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、トナーを収容するトナー収容部と、該トナー収容部の側面に回転可能に支持される回転軸を有する回転体と、を備えたトナー収容容器において、前記回転軸の外周面には、前記トナー収容部の内側面に対向するフランジ部が形成され、前記フランジ部と前記トナー収容部の内側面との間には弾性材料で形成されたリング状のシール部材が前記回転軸方向に圧縮されて配置されており、前記シール部材の圧縮率を前記フランジ部の径方向内側から径方向外側へ向かって連続的に高くしたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成のトナー収容容器において、前記フランジ部と前記トナー収容部の内側面との間隔が前記フランジ部の径方向外側へ向かうにつれて小さくなるように、前記フランジ部と前記トナー収容部の内側面の少なくとも一方にテーパ部を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成のトナー収容容器において、前記シール部材の厚みを、前記フランジ部の径方向外側へ向かうにつれて厚くしたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成のトナー収容容器において、前記シール部材は、前記フランジ部及び前記回転軸の外周面に固定されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成のトナー収容容器が搭載された画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、シール部材の圧縮率を径方向内側から外側に向かって連続的に高めることにより、シール部材の径方向外側においてはフランジ部及び内側面との密着性が強くなり、トナー収容部内のトナーの容器外部への漏出を確実に防止することができる。また、シール部材の径方向内側においてはフランジ部に対する圧接力が弱くなるため、回転軸の駆動トルクを低減することができる。また、シール部材とフランジ部及び内側面との摩擦力も低減されるため、シール部材、回転軸、或いはトナー収容部の内側面の発熱、及びそれに伴うトナーの融着も抑制できる。さらに、シール部材の圧縮率を局所的に高くした場合に比べてシール部材に加わる負荷が分散されるため、シール部材の耐久性も向上する。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成のトナー収容容器において、フランジ部とトナー収容部の内側面の少なくとも一方にテーパ部を設けることにより、簡易な構成でシール部材の圧縮率を径方向内側から外側に向かって連続的に高めることができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1の構成のトナー収容容器において、シール部材の厚みを径方向内側から外側に向かって厚くすることにより、簡易な構成でシール部材の圧縮率を径方向内側から外側に向かって連続的に高めることができる。また、回転軸やトナー収容宇容器の設計変更も不要となる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成のトナー収容容器において、シール部材をフランジ部及び回転軸の外周面に固定することにより、シール部材は回転軸の回転によってトナー収容部の内側面との間で摺動する。従って、摺動面が一面のみとなり、回転軸の駆動トルクをより低減することができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成のトナー収容容器を搭載することにより、トナー収容容器からのトナー漏れによる装置内部の汚染や発熱によるトナーの融着を抑制するとともに、トナー収容容器内の回転体の駆動に用いるモータの小型化も可能な画像形成装置となる。
本発明のトナー収容容器が搭載された画像形成装置の概略断面図 本発明のトナーコンテナを下方から見た斜視図 トナーコンテナ内部の概略を示す側面断面図 本発明の第1実施形態に係るトナーコンテナにおける、攪拌パドルの回転軸端部周辺の断面斜視図 第1実施形態のトナーコンテナに用いられるシール部材の断面図(図5(a))及び攪拌パドルの回転軸端部周辺の断面図(図5(b)) 本発明の第2実施形態に係るトナーコンテナにおける、攪拌パドルの回転軸端部周辺の断面図 本発明の第3実施形態のトナーコンテナに用いられるシール部材の断面図(図7(a))及び攪拌パドルの回転軸端部周辺の断面図(図7(b)) 従来のトナーコンテナにおける、攪拌パドルの回転軸端部周辺の断面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明のトナー収容容器を備えた画像形成装置の概略断面図である。図1において、100は画像形成装置であり、ここでは一例としてデジタル複合機を示している。画像形成装置100では、コピー動作を行う場合、複合機本体2内の画像形成部3において、帯電ユニット4により図中のA方向に回転する小径の感光体ドラム5が一様に帯電される。次に、画像読取部6で読み取られた原稿画像データに基づく露光ユニット(レーザ走査ユニット等)7からのレーザビームにより感光体ドラム5上に静電潜像が形成され、現像ユニット8により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。この現像ユニット8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙が給紙機構10から用紙搬送路11及びレジストローラ対12を経由して画像形成部3に搬送され、この画像形成部3において転写ローラ13(画像転写部)により感光体ドラム5の表面におけるトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム5から分離され、定着ローラ対14aを有する定着部14に搬送されてトナー像が定着される。定着部14を通過した用紙は、複数方向に分岐した用紙搬送路15に送られて、用紙搬送路15の分岐点に設けられた複数の経路切換ガイドを有する経路切換機構21、22によって搬送方向が振り分けられ、そのまま(或いは、用紙搬送路16に送られて両面コピーされた後に)、第1排出トレイ17a、第2排出トレイ17bから成る用紙排出部に排出される。
また、図示しないが、感光体ドラム5の表面の残留電荷を除去する除電装置が感光体ドラム5の回転方向に対しクリーニング装置18の下流側に設けられている。さらに、給紙機構10は、複合機本体2に着脱自在に取り付けられ、用紙を収納する複数の給紙カセット10a、10bと、その上方に設けられる手差し給紙機構(バイパスユニット)10cとを備えてなり、これらは用紙搬送路11によって感光体ドラム5及び現像ユニット8等からなる画像形成部3に繋がっている。画像読取部6の上端にはコンタクトガラス上に載置される原稿を押さえて保持する開閉可能なプラテン(原稿押さえ)24が設けられている。
用紙搬送路15は、具体的には、定着ローラ対14aの下流側において、まず左右二股に分岐し、一方の経路(図1では右方向に分岐する経路)は第1排出トレイ17aに連通するように構成されている。そして、他方の経路(図1では左方向に分岐する経路)は搬送ローラ対19を経由して上下に分岐し、一方の経路(図1では左方向に分岐する経路)は第2排出トレイ17bに連通するように構成されている。これに対し、他方の経路(図1では下方向に分岐する経路)は用紙搬送路16に連通するように構成されている。
次に、本発明のトナーコンテナ9について図2及び図3を参照して説明する。図2はトナーコンテナを下方から見た斜視図、図3はトナーコンテナ内部の概略構成を示す側面断面図である。なお、図3は図2の紙面奥側から見た状態を示している。ケーシング(筐体)30はトナーを貯留する容器であり、内部は仕切壁31によってトナー供給部33とトナー攪拌部35とに分離されている。トナー供給部33には、現像ユニット8(図1参照)にトナーを供給するためのトナー供給口37が中央部近傍に設けられており、トナー供給部33内のトナーをトナー供給口37まで搬送するために、螺旋形状の羽根を有するスパイラル部材40が回転自在に設けられている。
トナー攪拌部35には、トナー攪拌部35内のトナーを撹拌するとともにトナー供給部33にトナーを搬送する攪拌パドル41が設けられている。攪拌パドル41は、回転軸42と、回転軸42に固定された攪拌羽根43とから構成されている。回転軸42の一端はトナー攪拌部35の外側面に突出し、駆動源からの駆動力を回転軸42に伝達する駆動カップリング44及びギヤ45が設けられている。ギヤ45はアイドルギヤ47を介してスパイラル部材40の駆動入力ギヤ49と連結されている。
トナーコンテナ9内のトナー搬送動作について説明すると、印刷開始時には、攪拌パドル41が図3において矢印B方向に回転する。これにより、トナー攪拌部35内のトナーが攪拌され、特に、トナー攪拌部35の底部に溜まっているトナーが攪拌羽根43による内壁の摺擦によって掻き出されて隣接するトナー供給部33に搬送されていく。トナー供給部33においては、スパイラル部材40の回転によってトナーがトナー供給口37まで搬送される。そしてトナー供給口37から現像ユニット8にトナーが供給される。
図4は、本発明の第1実施形態に係るトナーコンテナにおける、攪拌パドルの回転軸端部周辺の断面斜視図であり、図5は、第1実施形態のトナーコンテナに用いられるシール部材及び攪拌パドルの回転軸端部周辺の断面図である。図4及び図5に示すように、攪拌パドル41の回転軸42はケーシング30の軸受け孔50に挿入されており、回転軸42は軸受け孔50において回転自在に支持されている。また、軸受け孔50からケーシング30の外部に突出する回転軸42の先端にはギヤ45が固定されている。
回転軸42の外周面にはケーシング30の内側面30aと対向するフランジ部51が形成されており、フランジ部51とケーシング30の内側面30aとの間には弾性材料で形成されたリング状のシール部材53が配置されている。シール部材53はフランジ部51及び回転軸42の外周面に固定されており、ケーシング30の内側面30aとの間で摺動する。シール部材53は、例えばウレタンフォームやウレタンスポンジ等で成形されたシートをリング状に打ち抜いて形成される。
シール部材53に外力を加えない状態では、図5(a)に示すシール部材53の軸方向の厚みTはフランジ部51と内側面30aとの間隔よりも大きくなるように設計されている。そのため、シール部材53はフランジ部51と内側面30aとに挟まれて圧縮され、内側面30aに密着する。これにより、シール部材53と内側面30aとの接触面へのトナーの進入を防止し、ケーシング30の外部へのトナーの漏出を防止している。
また、本実施形態では、図5(b)に示すように、内側面30aのフランジ部51と対向する部分にテーパ部55が形成されており、フランジ部51と内側面30aとの間隔がフランジ部51の径方向外側へ向かうにつれて小さくなっている。一方、図5(a)に示すように、シール部材53の軸方向の厚みTは一定である。従って、シール部材53の圧縮率はフランジ部51の径方向内側から外側へ向かうにつれて連続的に高くなっている。
この構成により、シール部材53の径方向外側においてはシール部材53と内側面30aとの密着性が強くなり、トナー攪拌部35から軸受け孔50へのトナーの進入、及び軸受け孔50からケーシング30の外部へのトナーの漏出を確実に防止することができる。また、シール部材53の径方向内側においては内側面30aに対する圧接力が弱くなるため、シール性を安定させるためにシール部材53の径方向の寸法を大きくとっても面圧の変化はほとんどない。従って、回転軸42の駆動トルクを増大させることなく安定したシール性を維持することができる。
また、シール部材53と内側面30aとの摩擦力も低減されるため、内側面30a或いはシール部材53の発熱、及びそれに伴うトナーの融着も抑制できる。さらに、シール部材53の圧縮率を局所的に高くした場合に比べてシール部材53に加わる負荷が分散されるため、シール部材53の耐久性も向上する。
なお、ここでは攪拌パドル41の一端(図2の前側)の構成について説明するが、攪拌パドル41の他端(図2の後側)についても、ギヤ45が設けられていない以外は基本的に同様であるため説明を省略する。また、ここでは攪拌パドル41の回転軸端部のシール構造について説明したが、トナー供給部33に配置されるスパイラル部材40(図3参照)の回転軸端部のシール構造にも適用できる。
また、シール部材53をフランジ部51及び回転軸42に固定せず、内側面30aに固定することもできるが、シール部材53とフランジ部51の接触面、及びシール部材53と回転軸42との接触面の2面が摺動面となり、摺動面の面積が大きくなるため回転軸42の駆動トルクも増大する。従って、第1実施形態のようにシール部材53をフランジ部51及び回転軸42の外周面に固定する構成が好ましい。
図6は、本発明の第2実施形態に係るトナーコンテナにおける、攪拌パドルの回転軸端部周辺の断面図である。本実施形態では、内側面30aに代えてフランジ部51側にテーパ部55が形成されており、フランジ部51と内側面30aとの間隔が回転軸42の径方向外側へ向かうにつれて小さくなっている。また、シール部材53は第1実施形態の図5(a)と同様であり、軸方向の厚みTは一定である。
この構成により、第1実施形態と同様に、シール部材53の圧縮率はフランジ部51の径方向外側へ向かうにつれて連続的に高くなる。従って、シール部材53の径方向外側においてはシール部材53と内側面30aとの密着性が強くなり、トナー攪拌部35から軸受け孔50へのトナーの進入、及びケーシング30の外部へのトナーの漏出を確実に防止することができる。また、シール部材53の径方向内側においては内側面30aに対する圧接力が弱くなるため、回転軸42の駆動トルクを低減することができる。また、内側面30a或いはシール部材53の発熱、及びそれに伴うトナーの融着も抑制できる。
図7は、本発明の第3実施形態のトナーコンテナに用いられるシール部材及び攪拌パドルの回転軸端部周辺の断面図である。本実施形態では、図7(b)に示すように、フランジ部51は内側面30aに対し略平行に形成されており、フランジ部51と内側面30aとの間隔はフランジ部51の径方向において一定である。一方、図7(a)に示すように、シール部材53の軸方向の厚みは、径方向外側の厚みT1が径方向内側の厚みT2よりも大きく設計されている。
この構成により、シール部材53をフランジ部51と内側面30aとの間に配置したとき、第1及び第2実施形態と同様にシール部材53の圧縮率はフランジ部51の径方向外側へ向かうにつれて連続的に高くなる。従って、シール部材53の径方向外側においてはシール部材53と内側面30aとの密着性が強くなり、ケーシング30の外部へのトナーの漏出を確実に防止することができる。また、シール部材53の径方向内側においては内側面30aに対する圧接力が弱くなるため、回転軸42の駆動トルクを低減することができる。また、内側面30a或いはシール部材53の発熱、及びそれに伴うトナーの融着も抑制できる。
また、本実施形態ではケーシング30や回転軸42の仕様は従来例の図8と同様であり、シール部材53の形状を変更するだけで良いため、ケーシング30や回転軸42の金型の変更等を必要とせず、第1及び第2実施形態に比べて製造コストも安価となる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、各実施形態を適宜組み合わせた構成も本発明に包含される。例えば、上記第1及び第2実施形態では、ケーシング30の内側面30a、回転軸42のフランジ部51のいずれかにテーパ部55を形成しているが、内側面30a及びフランジ部51の両方にテーパ部55を形成しても良い。また、テーパ部55を形成し、且つ第3実施形態の図7(a)に示した形状のシール部材53を用いても良い。
また、ここではトナー収容容器として現像ユニット8にトナーを供給するトナーコンテナ9について説明したが、本発明のシール構造を感光体ドラム5にトナーを供給する現像ユニット8に適用しても良いし、トナーコンテナ9と現像ユニット8の間に配置される中間ホッパー、或いはクリーニング装置18により回収された廃棄トナーを貯留するトナー回収容器に適用しても良い。例えば現像ユニット8のシール構造に適用する場合、現像剤攪拌搬送部材のシールのみでなく、現像剤若しくはトナーを担持する現像ローラの回転軸のシールにも適用可能である。
さらに、本発明のトナー収容容器が搭載される画像形成装置としては、図1に示したデジタル複合機に限らず、カラー複写機やモノクロ及びカラープリンタ、ファクシミリ等の、他の画像形成装置にも適用できるのはもちろんである。
本発明は、トナー攪拌部材やトナー搬送部材、現像剤担持体(トナー担持体)等の回転体を備えたトナー収容容器に利用可能であり、回転体の回転軸の外周面に、トナー収容部の内側面に対向するフランジ部を形成し、フランジ部とトナー収容部の内側面との間に弾性材料で形成されたリング状のシール部材を回転軸方向に圧縮して配置するとともに、シール部材の圧縮率をフランジ部の径方向外側へ向かうにつれて高くしたものである。
本発明の利用により、回転軸端部のシール性能を確保しつつ、回転体の駆動トルクの上昇や発熱によるトナーの融着を抑制可能なトナー収容容器を簡単な構成で提供することができる。
9 トナーコンテナ(トナー収容容器)
30 ケーシング(トナー収容部)
30a 内側面
33 トナー供給部
35 トナー攪拌部
37 トナー供給口
40 スパイラル部材(回転体)
41 トナー撹拌部材(回転体)
42 回転軸
43 撹拌羽根
50 軸受け孔
51 フランジ部
53 シール部材
55 テーパ部
100 画像形成装置

Claims (5)

  1. トナーを収容するトナー収容部と、
    該トナー収容部の側面に回転可能に支持される回転軸を有する回転体と、
    を備えたトナー収容容器において、
    前記回転軸の外周面には、前記トナー収容部の内側面に対向するフランジ部が形成され、前記フランジ部と前記トナー収容部の内側面との間には弾性材料で形成されたリング状のシール部材が前記回転軸方向に圧縮されて配置されており、前記シール部材の圧縮率を前記フランジ部の径方向内側から径方向外側へ向かって連続的に高くしたことを特徴とするトナー収容容器。
  2. 前記フランジ部と前記トナー収容部の内側面との間隔が前記フランジ部の径方向外側へ向かうにつれて小さくなるように、前記フランジ部と前記トナー収容部の内側面の少なくとも一方にテーパ部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のトナー収容容器。
  3. 前記シール部材の厚みを、前記フランジ部の径方向外側へ向かうにつれて厚くしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー収容容器。
  4. 前記シール部材は、前記フランジ部及び前記回転軸の外周面に固定されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のトナー収容容器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のトナー収容容器が搭載された画像形成装置。
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