JP6019923B2 - 粉体搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
粉体搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6019923B2 JP6019923B2 JP2012182565A JP2012182565A JP6019923B2 JP 6019923 B2 JP6019923 B2 JP 6019923B2 JP 2012182565 A JP2012182565 A JP 2012182565A JP 2012182565 A JP2012182565 A JP 2012182565A JP 6019923 B2 JP6019923 B2 JP 6019923B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- seal member
- downstream
- upstream
- conveying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Description
例えば特許文献1及び2には、ケース内に並行に配置された2つの回転搬送部材(搬送スクリュ)を有する現像装置が記載されている。この現像装置は、現像に使用されたトナー量に応じてトナーをトナー補給口から補給し、搬送方向を逆向きに設定された2つの回転搬送部材によってキャリアとトナーを撹拌、混合しながら現像剤をエンドレスなループ状の搬送経路に沿って搬送する構成である。
近年では、画像出力の高速化が求められ、回転搬送部材の回転数増加による更なる軸受部の温度上昇が予想される一方で、省電力、省資源等の観点からトナーの更なる低融点化が進んでいる。そのため、トナーの溶融を防止するためには回転搬送部材の温度上昇を効率的に抑制する必要がある。
ここで、軸受部には、軸受部に対して現像剤(粉体)から圧力が加わっても現像剤を外部に漏出させないようにするために、シール部材が配置されている。具体的には、回転軸の近傍に相当する回転搬送部材の回転軸の外周に弾性材料からなるシール部材を摺動的に配置することにより、軸受部が現像剤と接することを防止している。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、軸受と現像剤との間に配置されたシール部材に加わる粉体圧に応じて回転軸との間の回転負荷が異なるシール部材を適切に配置することにより、シール部材と回転軸との回転摺動摩擦を低減し、軸受部の温度上昇を抑制することが可能な粉体搬送装置、粉体搬送装置を備えた現像装置、現像装置を含むプロセスカートリッジ、及び、現像装置又はプロセスカートリッジを搭載した画像形成装置を提供することを目的とする。
以下、本発明が適用される画像形成装置の実施形態の一例として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)について説明する。なお、作像部に関してはプロセスカートリッジの例により説明する。
図1は電子写真方式のプリンタの構成を示す概略図である。図2はイエロートナー像を生成するためのプロセスカートリッジを示す概略図である。まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。
図1及び図2において、このプリンタ100は作像部として、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY、M、C、Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成を有する。また、各プロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kは、寿命到達時に交換される。
まず、プロセスカートリッジについて説明する。以下、Yトナー像を生成するためのプロセスカートリッジ6Yの例により説明する。
プロセスカートリッジ6Yは、図2に示すように、ドラム状の感光体1Y(像担持体)、ドラムクリーニング装置2Y、除電装置(図示せず)、帯電装置4Y、現像装置5Y等を備えている。プロセスカートリッジ6Yはプリンタ100本体に対して脱着可能であり、プロセスカートリッジ6Yに収容される消耗部品を一度に交換可能である。
そして、このYトナー像は中間転写ベルト8上に中間転写される。ドラムクリーニング装置2Yは、中間転写工程を経た後の感光体1Y表面に残留したトナーを除去する。また、除電装置は、クリーニング後の感光体1Yの残留電荷を除電する。この除電により、感光体1Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。
他のプロセスカートリッジ6M、6C、6Kにおいても、同様にして感光体1M、1C、1K上にM、C、Kトナー像が形成され、中間転写ベルト8上に中間転写される。
この露光により、感光体1Y、1M、1C、1K上に夫々Y、M、C、K用の静電潜像が形成される。なお、露光装置7は、光源から発したレーザ光(L)を、モータによって回転駆動したポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。
転写紙収容カセット26は、記録媒体である転写紙Pを複数枚重ねて収納しており、一番上の転写紙Pには給紙ローラ27が接触している。
給紙ローラ27が図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転すると、最上部の転写紙Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給紙される。回転駆動するレジストローラ対28は、転写紙収容カセット26から給送された転写紙Pを挟み込むと、その回転を一端停止させる。そして、転写紙Pを適切なタイミングにて後述の2次転写ニップに向けて搬送する。
係る構成の給紙手段においては、給紙ローラ27と、タイミングローラ対であるレジストローラ対28との組合せによって搬送手段が構成されている。この搬送手段は、転写紙Pの収容手段である転写紙収容カセット26から後述の2次転写ニップまで搬送するものである。
また、中間転写ユニット15は、2次転写バックアップローラ12と、クリーニングバックアップローラ13と、テンションローラ14を備えている。中間転写ベルト8は、これら3つのローラに張架されながら、図中反時計回りに無端移動する。なお、2次転写バックアップローラ12と、クリーニングバックアップローラ13と、テンションローラ14と、のうち、少なくとも1つのローラが中間転写ベルト8を無端移動させる駆動ローラである。
これらの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、中間転写ベルト8の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えば、プラス)の転写バイアスを印加する。1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kを除くローラ(2次転写バックアップローラ12と、クリーニングバックアップローラ13と、テンションローラ14)は、全て電気的に接地されている。
中間転写ベルト8は、無端移動しながら順次Y、M、C、K用の1次転写ニップを通過する。中間転写ベルト8が各1次転写ニップを通過するときに、感光体1Y、1M、1C、1K上のY、M、C、Kトナー像が順番に1次転写されて重ね合わされる。これにより、中間転写ベルト8上に4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
転写紙Pに転写された4色トナー像は、2次転写ニップの搬送方向下流側に配置された定着装置20のローラ間を通過する際に、熱と圧力とにより転写紙Pに定着される。
その後、転写紙Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経てプリンタ外へと排出される。プリンタ本体の上面には、スタック部30が形成されており、排紙ローラ対29によって機外に排出された転写紙Pは、このスタック部30に順次スタックされる。なお、このスタック部30の下側にはボトル収納容器31が設けられ、各色のトナーボトル32Y、32M、32C、32Kが収納されている。
なお、2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト8には、転写紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。転写残トナーは、クリーニング装置10によってクリーニングされる。
次に、主として図2を参照して、上記プロセスカートリッジ6Y内の現像装置5Yの構成について説明する。
現像装置5Yは、内部に磁界発生手段を備え、磁性粒子とトナーを含む2成分系現像剤を表面に担持して搬送する現像剤担持体としての現像ローラ51Yと、この現像ローラ51Y上に担持されて搬送される現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材としてのドクタブレード52Yとを備えている。
現像ローラ51Yは、現像ローラ収容室53Yに収容されている。また、現像剤は、現像剤収容室54Yに収容されている。現像剤収容室54Yには、トナーを撹拌搬送するためのトナー搬送スクリュ55Y(回転搬送手段:第1搬送スクリュ55Ya、第2搬送スクリュ55Yb)と、セットされたトナーボトル32Y内のトナーを現像剤収容室54Yに取り込むためのトナー補給口58Yと、現像剤収容室54Yを第1の現像剤収容室54Yaと第2の現像剤収容室54Ybに仕切る仕切り壁59Yと、第1の現像剤収容室54Yaと第2の現像剤収容室54Yb間に配置された連通口A、B(図3参照)と、を備えている。
ここで、符号56Yは現像剤のトナー濃度を検知するための濃度検知センサであり、この濃度検知センサ56Yが現像剤収容室54Y(第2の現像剤収容室54Yb)内でトナー濃度不足を検知すると、制御部57Yからの補給信号により、駆動モータ41Yが回転し、トナーボトル32Y(図1)が回転することによりトナーが補給される。
また、現像装置5Yの全体は、現像ハウジングを形成する現像ローラ収容室53Yの内壁を含む上ケース75Yと、現像剤収容室54Yの内壁を含む下ケース76Y(粉体としての現像剤を収容するケース)とから構成されている。
図3では、図2の上ケース75Y、トナー補給口58Y、トナー補給口58Yを塞ぐためのシャッタ71Y、トナー補給口58Yを覆うように設けられたトナー補給口ケース72Y等は省いている。図5では、さらに、第1搬送スクリュも図示を省略している。
現像装置5Yは、磁性体であるキャリア及びトナーからなる2成分現像剤を用いて感光体1Y表面の静電潜像を現像する装置であり、現像装置5Yは、補給したトナーとキャリアとを攪拌・搬送するためのトナー搬送スクリュを有し、このトナー搬送スクリュは一方向(軸方向)に搬送するため螺旋形状部を有している。
補給されたトナーは現像剤収容室54Yにてキャリアと混ぜ合わされ、第2搬送スクリュ55Ybの螺旋形状部分55Yb1に沿って他方の第2の現像剤収容室54Ybの下流へと搬送される。図4の矢印はトナーの搬送方向を示している。図示するように、第1搬送スクリュ55Yaと第2搬送スクリュ55Ybは、互いに反対方向に現像剤を搬送する。
従って現像剤は、第2の現像剤収容室54Yb内において第2搬送スクリュ55Ybによって攪拌されながら軸方向に沿って下流側へと搬送される。第2搬送スクリュ55Ybの下流端まで搬送された現像剤は、連通口Bから第1の現像剤収容室54Ya内に進入し、第1搬送スクリュ55Yaによって攪拌されながら搬送される。そして、連通口Aから再び第2の現像剤収容室54Yb内に進入する。このように、現像剤は、第1の現像剤収容室54Yaと第2の現像剤収容室54Ybとの間で循環し、エンドレスなループ状の搬送経路に沿って搬送される。
さらに、現像ハウジング(ここでは下ケース76Y)外壁には第1搬送スクリュ55Ya、第2搬送スクリュ55Yb、及び現像ローラ51Y等を回転させるための駆動機構63(図3)が設けられている。ギヤの噛み合いの圧力角の影響や、軸受等の摺動部の摩擦により下ケース76Yは発熱することとなる。
本発明の第1の実施形態に係る粉体搬送装置について、図6に基づいて説明する。図6(a)は軸受部を縦断面にて示した現像装置の搬送部の概略構成図であり、(b)は(a)の軸受部の拡大図である。
以下、粉体搬送装置を現像装置の搬送部に適用した例により説明するが、粉体搬送装置の適用箇所は現像装置に限定されるものではない。また、主として第2搬送スクリュ55Yb側の構成について説明するが、第1搬送スクリュ55Ya側の構成も同様である。また、搬送方向について「上流」又は「下流」とは、夫々の搬送スクリュの軸方向への搬送方向を基準とした表現である。即ち、連通口A、Bの近傍において、一方の搬送スクリュについては搬送方向上流端であり、他方の搬送スクリュについては搬送方向下流端である。
スクリュ軸55Yb2の現像剤搬送方向上流側は、上流側軸受80b1によって回転自在に軸支され、現像剤搬送方向下流側は、下流側軸受80b2によって回転自在に軸支されている。また、2つのシール部材85のうち、上流側シール部材85b1は、上流側軸受80b1への現像剤の侵入を防止するシール部材であり、下流側シール部材85b2は、下流側軸受80b2への現像剤の侵入を防止するシール部材である。
上流側シール部材85b1と下流側シール部材85b2は、共にニトリルゴム、或いはフッ素ゴム等の弾性部材から構成されたリング状のシール部材である。スクリュ軸55yb2の外周に摺動的に配置して使用する。図示する上流側シール部材85b1と下流側シール部材85b2は、いわゆるG型シールであり、内径側に突出した薄肉状のリップ部86を有する。リップ部86の先端がスクリュ軸55Yb2の外周に接触することでスクリュ軸55Yb2の周辺をシールし、トナーがスクリュ軸55Yb2の周辺から軸受80側に漏れることを防いでいる。
ここで、リップ部86の「食い込み量」とは、スクリュ軸55Yb2装着前においてシール部材のリップ部86が有する最小内径(半径)と、スクリュ軸の外径(半径)との差(半径差)のことである(但し、リップ部の最小内径<スクリュ軸の外径)。食い込み量を多くする。即ちスクリュ軸55Yb2に対するリップ部86の接触圧と接触面積を増大させるには、リップ部86とスクリュ軸55Yb2との半径差を大きくすればよく、逆に少なくするには半径差を小さくすればよい。なお、食い込み量を増大させたときリップ部86は、弾性により変形してスクリュ軸55Yb2との接触面積が軸方向に増大することとなる。
従って、上流側シール部材85b1と下流側シール部材85b2に同一構成、且つ同一条件のシール部材を用いた場合に、リップ部86の食い込み量を変化させるには、搬送方向上流側と下流側とで、スクリュ軸の外径を変えればよい。
即ち、図6(b)に示すように、上流側シール部材85b1内に挿通されるスクリュ軸55Yb2部分(スクリュ軸55Yb2の上流側端部)に、スクリュ軸55Yb2の表面の一部を削り取る等により小径化した小径部55Yb4を設ける。このようにすると、小径部55Yb4は、下流側シール部材85b2内に挿通されるスクリュ軸55Yb2部分(スクリュ軸55Yb2の下流側端部)に比べて細くなるので、リップ部86の食い込み量を搬送方向上流側の小径部55Yb4において小さく、下流側において大きくすることができる。
また、逆に搬送方向下流側端部において、スクリュ軸55Yb2に円筒状のカラーを嵌め込むことにより、スクリュ軸55Yb2を大径化して、下流側におけるリップ部86の食い込み量を増加させてもよい。
実験では、スクリュ軸55Yb2の上流側の小径部55Yb4の直径をφ5.6mmとし、その他の軸径(スクリュ軸55Yb2の下流側の軸の直径)をφ6.0mmと設定した。また、シール部材としてリップ部86の最小内径がφ5.24mmのものを使用した。
すなわち、食い込み量は、上流側では
(5.6−5.24)÷2=0.18mm であるのに対し、下流側では、
(6.0−5.24)÷2=0.38mm となり、下流側の食い込み量が多い。
このとき、シール部材とスクリュ軸との間に摺動摩擦が発生し、軸受部の温度が上昇するが、図7に示すように、リップ部の食い込み量を増大させることにより回転負荷を大きく設定した下流側に比較して、上流側では、リップ部の食い込み量が少ないため、回転負荷の低減及び温度上昇を抑制する効果を得られている。
このように、本実施形態によれば、搬送方向下流側のスクリュ軸に対するリップ部の食い込み量よりも上流側のスクリュ軸に対するリップ部の食い込み量を減少させることによって、搬送方向上流側のスクリュ軸に対してシール部材が与える回転負荷を下流側よりも減少させたので、シール性を確保しながら、回転負荷の低減、温度上昇の抑制を実現できる。
本実施形態においては、リップ部の食い込み量を搬送方向上流側のシール部材において小さくすることで、搬送方向上流側においてスクリュ軸に対してシール部材が与える回転負荷を低減した。このほかにも、シール部材のスクリュ軸に対する接触圧、スクリュ軸とシール部材との接触面積、或いはスクリュ軸の外周面と接触するシール部材の軸方向長を、搬送方向上流側において小さくするようにシール部材とスクリュ軸との関係を規定することで、搬送方向上流側においてスクリュ軸に対してシール部材が与える回転負荷を低減してもよい。
本発明の第2の実施形態に係る紛体搬送装置について、図9に基づいて説明する。図9は、軸受部を縦断面にて示した現像装置の搬送部の概略構成図である。本実施形態においては、スクリュ軸の搬送方向上流側と下流側とで、シール部材を構成するシール材の数を異ならせる変化させることにより、スクリュ軸に与える回転負荷を上流側と下流側とで異なるように設定した点に特徴がある。
即ち、現像装置5Yは、上流側シール部材91b1と下流側シール部材91b2とを備えている。
上流側シール部材91b1と下流側シール部材91b2は、共に同一構成、同一材料、同一条件のシール材92を含んで構成されている。上流側シール部材91b1を構成するシール材92の数は、下流側シール部材91b2を構成するシール材92の数よりも少なく設定されている。図9の例では、上流側シール部材91b1は1つのシール材92から構成され、下流側シール部材91b2は2つのシール材92から構成されている。また、シール部材を複数のシール材92から構成する場合は、図示する下流側シール部材91b2のように、シール材92をスクリュ軸55Yb2の軸方向に並べて配置する。
シール材92としては、上述のG型シールやオイルシールの他、リップ部を有さないシール材(例えばテフロン(登録商標)フェルトリング等)を用いることができる。シール材の種類と数は、第1の実施形態と同様に現像剤圧に応じて、十分なシール性を軸受部において確保できるように設定する。
各シール材とスクリュ軸との間には夫々摺動摩擦が発生するので、シール材の数を増やすとシール性は高まるが、軸受部全体として見れば回転負荷が増大し、軸受部の温度上昇を促進することとなる。
本実施形態においては、搬送方向下流側に比べて現像剤圧が低い上流側のシール部材の数を下流側のシール部材の数よりも少なく設定することで、上流側と下流側に対して夫々十分なシール性能を確保しながら、搬送方向上流側における発熱を効果的に抑制する。従って、トナーの溶融、固化等による異常画像の発生を抑制することができる。
本発明の第3の実施形態に係る紛体搬送装置について、図10に基づいて説明する。図10は、軸受部を縦断面にて示した現像装置の搬送部の概略構成図である。本実施形態においては、上流側シール部材に下流側シール部材よりも摺動抵抗の小さいシール部材を用いた点に特徴がある。
即ち、下流側シール部材95b2として上述のG型シールを用い、上流側シール部材95b1として、リング状のテフロン(登録商標)フェルトリングを採用する。
具体例を挙げれば、スクリュ軸55Yb2の軸径をφ6.0mmとした場合に、上流側シール部材95b1として、装着前の内径がφ5.5mmのテフロン(登録商標)フェルトリングを用い、下流側シール部材95b2として、装着前の最小内径がφ5.24mmのG型シールを用いる。このようにすることで、搬送方向上流側の上流側におけるスクリュ軸55Yb2に対する摺動抵抗を、下流側よりも低くすることができる。なお、搬送方向上流側におけるシール性は、テフロン(登録商標)リングの厚み(スクリュ軸に沿った方向の長さ)を適宜調整することで、確保することができる。
なお、搬送方向上流側におけるスクリュ軸の表面や、シール部材のスクリュ軸と摺動する部分に摩擦抵抗を低減させるような表面処理を行うことにより、シール部材とスクリュ軸との間の摺動抵抗が、搬送方向下流側に比べて低くなるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によっても、上流側と下流側に対して夫々十分なシール性能を確保しながら、搬送方向上流側における発熱を効果的に抑制することができ、トナーの溶融、固化等による異常画像の発生を抑制することができる。
以上、本発明を各実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、上記各実施形態を組み合わせる等、適宜変形して実施することが可能である。
Claims (8)
- 粉体を収容するケースと、該ケースに設けた軸受により回転軸の軸方向両端部を回転自在に軸支されると共に、該ケース内で回転軸周りに回転することによって軸方向に前記粉体を攪拌しながら搬送する回転搬送手段と、前記回転軸の周面と夫々摺動的に接触すると共に、前記粉体の搬送方向上流側に位置する上流側シール部材と前記粉体の搬送方向下流側に位置する下流側シール部材との2つのシール部材と、を備え、
前記下流側シール部材の前記回転軸に対する接触圧よりも、前記上流側シール部材の前記回転軸に対する接触圧が、小さくなるように設定したことを特徴とする粉体搬送装置。 - 粉体を収容するケースと、該ケースに設けた軸受により回転軸の軸方向両端部を回転自在に軸支されると共に、該ケース内で回転軸周りに回転することによって軸方向に前記粉体を攪拌しながら搬送する回転搬送手段と、前記回転軸の周面と夫々摺動的に接触すると共に、前記粉体の搬送方向上流側に位置する上流側シール部材と前記粉体の搬送方向下流側に位置する下流側シール部材との2つのシール部材と、を備え、
前記下流側シール部材の前記回転軸に対する接触面積よりも、前記上流側シール部材の前記回転軸に対する接触面積が、小さくなるように設定したことを特徴とする粉体搬送装置。 - 粉体を収容するケースと、該ケースに設けた軸受により回転軸の軸方向両端部を回転自在に軸支されると共に、該ケース内で回転軸周りに回転することによって軸方向に前記粉体を攪拌しながら搬送する回転搬送手段と、前記粉体の搬送方向上流側に位置する上流側シール部材と前記粉体の搬送方向下流側に位置する下流側シール部材との2つのシール部材と、を備え、
前記下流側シール部材を構成するシール材の数は、前記上流側シール部材を構成するシール材の数よりも多く、且つ前記下流側シール部材は、複数の前記シール材を前記回転軸の軸方向に並べて配置したものであることを特徴とする粉体搬送装置。 - 前記上流側シール部材の摺動抵抗は、前記下流側シール部材の摺動抵抗よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の粉体搬送装置。
- 前記ケース内に並行に配置され、互いに反対方向に前記粉体を搬送する2つの前記回転搬送手段と、2つの前記回転搬送手段の軸方向両端部間を連通させつつ、2つの前記回転搬送手段の間を仕切る仕切部材と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の粉体搬送装置。
- 像担持体が担持する潜像をトナーによって現像する現像装置であって、
請求項1乃至5の何れか一項に記載の粉体搬送装置を備え、前記粉体が少なくとも前記トナーを含む現像剤であることを特徴とする現像装置。 - 少なくとも、請求項6に記載の現像装置と、該現像装置から供給される現像剤により、担持した静電潜像を現像される像担持体と、を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項6に記載の現像装置、又は請求項7に記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012182565A JP6019923B2 (ja) | 2012-08-21 | 2012-08-21 | 粉体搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012182565A JP6019923B2 (ja) | 2012-08-21 | 2012-08-21 | 粉体搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016197265A Division JP6183528B2 (ja) | 2016-10-05 | 2016-10-05 | 粉体搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014041208A JP2014041208A (ja) | 2014-03-06 |
JP6019923B2 true JP6019923B2 (ja) | 2016-11-02 |
Family
ID=50393516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012182565A Active JP6019923B2 (ja) | 2012-08-21 | 2012-08-21 | 粉体搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6019923B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018081196A (ja) * | 2016-11-16 | 2018-05-24 | 株式会社リコー | 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4022357B2 (ja) * | 2000-03-21 | 2007-12-19 | 株式会社リコー | 画像形成装置及び画像形成装置用ユニット |
JP4353461B2 (ja) * | 2003-06-30 | 2009-10-28 | 株式会社リコー | 現像剤収容装置、現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
-
2012
- 2012-08-21 JP JP2012182565A patent/JP6019923B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014041208A (ja) | 2014-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4755867B2 (ja) | 現像装置、及びこれを備えたプロセスカートリッジ、画像形成装置 | |
JP4924005B2 (ja) | 現像剤搬送装置、現像装置、可視像形成装置および画像形成装置 | |
JP2010134427A (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2009192554A (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP5909462B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5476695B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5353317B2 (ja) | 現像装置およびプロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
US8488999B2 (en) | Developing device and image forming apparatus having a developer conveying section with a spiral blade | |
JP4779429B2 (ja) | 現像剤処理装置及び画像形成装置 | |
JP2011113035A (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP6019923B2 (ja) | 粉体搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
US20220026831A1 (en) | Developing device and image forming apparatus including same | |
JP6183528B2 (ja) | 粉体搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP4980639B2 (ja) | 現像装置、並びにこれを用いるプロセスユニット及び画像形成装置 | |
JP5233855B2 (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP5256937B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP6618740B2 (ja) | 搬送装置、現像装置および画像形成装置 | |
JP2014145916A (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
WO2022244426A1 (ja) | 現像装置およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP2011118080A (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP2010039070A (ja) | 現像装置及びこれを用いる画像形成装置 | |
JP2013214107A (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2007183519A (ja) | 現像装置、画像形成方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4870009B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP6440011B2 (ja) | 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150721 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160426 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160609 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160919 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6019923 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |