JP2767717B2 - ウエブ搬送装置 - Google Patents
ウエブ搬送装置Info
- Publication number
- JP2767717B2 JP2767717B2 JP1282032A JP28203289A JP2767717B2 JP 2767717 B2 JP2767717 B2 JP 2767717B2 JP 1282032 A JP1282032 A JP 1282032A JP 28203289 A JP28203289 A JP 28203289A JP 2767717 B2 JP2767717 B2 JP 2767717B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- web
- pin group
- diameter
- detaching
- flat plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06C—FINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
- D06C3/00—Stretching, tentering or spreading textile fabrics; Producing elasticity in textile fabrics
- D06C3/02—Stretching, tentering or spreading textile fabrics; Producing elasticity in textile fabrics by endless chain or like apparatus
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Advancing Webs (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は織物やプラスチックなどの長尺帯状支持体
(以後「ウエブ」という)の幅出しのためのテンター装
置の端部保持搬送方法に関する、特に巾方向の収縮を防
止しながらウエブを乾燥搬送するピンテンター装置のウ
エブ搬送装置に関するものである。
(以後「ウエブ」という)の幅出しのためのテンター装
置の端部保持搬送方法に関する、特に巾方向の収縮を防
止しながらウエブを乾燥搬送するピンテンター装置のウ
エブ搬送装置に関するものである。
従来テンター装置に用いられるウエブ搬送装置は、ウ
エブの両側部をチェーン状に繋合する平板上に付けられ
たクリップ又はピン群で保持し、直線上に走行する装置
であった。而るにこの方式は直線状であるために長さに
限界があり、従って乾燥搬送速度に限界があった。一方
製品コストの低減のため乾燥搬送速度の増大が望まれて
いた。
エブの両側部をチェーン状に繋合する平板上に付けられ
たクリップ又はピン群で保持し、直線上に走行する装置
であった。而るにこの方式は直線状であるために長さに
限界があり、従って乾燥搬送速度に限界があった。一方
製品コストの低減のため乾燥搬送速度の増大が望まれて
いた。
本出願人はその問題解決の為、先に第1図に示すよう
な反転部(I,II)を有する多段式に搬送するウエブ搬送
装置を提案した。(特願昭63−333,110号,特願昭64−6
50号,特願昭64−651号参照) 例えば第1図に示すように(第1図は本発明の説明図
であるが)ウエブ1の経路はAにおいてピンテンター装
置2に両側を支えられ反転部(I)3aによって反転させ
られ反転した状態で次に反転部(II)3bによって更に反
転させられ、離脱部4でウエブを斜上の方向に向ってピ
ンテンター装置より離脱させるものである。
な反転部(I,II)を有する多段式に搬送するウエブ搬送
装置を提案した。(特願昭63−333,110号,特願昭64−6
50号,特願昭64−651号参照) 例えば第1図に示すように(第1図は本発明の説明図
であるが)ウエブ1の経路はAにおいてピンテンター装
置2に両側を支えられ反転部(I)3aによって反転させ
られ反転した状態で次に反転部(II)3bによって更に反
転させられ、離脱部4でウエブを斜上の方向に向ってピ
ンテンター装置より離脱させるものである。
しかしながら多段式にして反転部を設けたウエブ搬送
装置の乾燥搬送においては、ウエブの収縮力により左右
のズレが多少あっても非常に強いテンションがかゝるた
め、特にピン群の先端が内側を向いて回転運動をする反
転部(II)3bにおいて、ウエブがピン群より脱れる方向
に移りピンに刺されている寸法が少くなる。又、反転部
ではウエブの収縮力によって、ウエブの両側部と中央部
に経路差が生じ、ウエブが変形して搬送される(反転中
心方向にへこみ鼓状となる)。そのため、ウエブ両側の
ピン保持部に直線搬送のみの時と異る外力が作用しウエ
ブ破断などにつながることになる。又ウエブをピン群よ
り離脱させるための離脱部4においても従来のようにウ
エブを斜上の方向に引張ってピンより離脱させる方法で
は、搬送速度が増大した状態において一度に大きな力が
ウエブのピン保持部分にかゝるので離脱部4においてウ
エブが破断するという問題があった。
装置の乾燥搬送においては、ウエブの収縮力により左右
のズレが多少あっても非常に強いテンションがかゝるた
め、特にピン群の先端が内側を向いて回転運動をする反
転部(II)3bにおいて、ウエブがピン群より脱れる方向
に移りピンに刺されている寸法が少くなる。又、反転部
ではウエブの収縮力によって、ウエブの両側部と中央部
に経路差が生じ、ウエブが変形して搬送される(反転中
心方向にへこみ鼓状となる)。そのため、ウエブ両側の
ピン保持部に直線搬送のみの時と異る外力が作用しウエ
ブ破断などにつながることになる。又ウエブをピン群よ
り離脱させるための離脱部4においても従来のようにウ
エブを斜上の方向に引張ってピンより離脱させる方法で
は、搬送速度が増大した状態において一度に大きな力が
ウエブのピン保持部分にかゝるので離脱部4においてウ
エブが破断するという問題があった。
本発明の目的は上記問題点を解消し、ウエブに左右異
なる外力をかけることなくウエブの破断が発生しないウ
エブ搬送装置を提供することにある。
なる外力をかけることなくウエブの破断が発生しないウ
エブ搬送装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、 (1).ウエブの両側部を、チェーン状に繋合する平板
上に植えられたピン群で保持しながら多段式に搬送する
ウエブ搬送装置において、ウエブの搬送方向を反転させ
るため前記ピン群の先端を内側又は外側に向けて回転運
動する反転部に、それぞれ前記平板の回転軌跡の回転中
心に中心軸を有し、且つ、ウエブの回転軌跡の径とほゞ
同じ外径を有し、ウエブをピン群より内側から支持する
環状部材を設けたことを特徴とするウエブ搬送装置。
上に植えられたピン群で保持しながら多段式に搬送する
ウエブ搬送装置において、ウエブの搬送方向を反転させ
るため前記ピン群の先端を内側又は外側に向けて回転運
動する反転部に、それぞれ前記平板の回転軌跡の回転中
心に中心軸を有し、且つ、ウエブの回転軌跡の径とほゞ
同じ外径を有し、ウエブをピン群より内側から支持する
環状部材を設けたことを特徴とするウエブ搬送装置。
(2).前記環状部材がウエブと同速度で回転すること
を特徴とする請求項(1)記載のウエブ搬送装置。
を特徴とする請求項(1)記載のウエブ搬送装置。
(3).ウエブを前記ピン群より離脱させるための離脱
部を、前記ピン群の先端を外側に向けて回転運動する最
後の反転部に設け、該反転部の環状部材の外径を前記ピ
ン群の先端の回転軌跡の径に等しいか又はそれ以上にし
たことを特徴とする請求項(1)又は(2)記載のウエ
ブ搬送装置。
部を、前記ピン群の先端を外側に向けて回転運動する最
後の反転部に設け、該反転部の環状部材の外径を前記ピ
ン群の先端の回転軌跡の径に等しいか又はそれ以上にし
たことを特徴とする請求項(1)又は(2)記載のウエ
ブ搬送装置。
(4).ウエブの両側部をチェーン状に繋合する平板上
に植えられたピン群で保持しながら多段式に搬送するウ
エブ搬送装置において、前記チェーン状に繋合する平板
にピン群より幅方向外側に搬送方向に等ピッチとなる開
口部を設け、ウエブを前記ピン群より離脱させる離脱部
を前記ピン群の先端を外側に向けて回転運動する最後の
反転部に設け、該離脱部に前記平板の回転軌跡の回転中
心に中心軸を有し、且つ、ピン群の先端の回転軌跡の径
に等しい歯車状突起の大径を有し、且つ該歯車状突起が
前記開口部に遊嵌するピッチを有する歯車状部材を具備
することを特徴とするウエブ搬送装置。
に植えられたピン群で保持しながら多段式に搬送するウ
エブ搬送装置において、前記チェーン状に繋合する平板
にピン群より幅方向外側に搬送方向に等ピッチとなる開
口部を設け、ウエブを前記ピン群より離脱させる離脱部
を前記ピン群の先端を外側に向けて回転運動する最後の
反転部に設け、該離脱部に前記平板の回転軌跡の回転中
心に中心軸を有し、且つ、ピン群の先端の回転軌跡の径
に等しい歯車状突起の大径を有し、且つ該歯車状突起が
前記開口部に遊嵌するピッチを有する歯車状部材を具備
することを特徴とするウエブ搬送装置。
(5).ウエブを前記ピン群より離脱させるための離脱
部に、前記歯車状突起部材を有することを特徴とする請
求項(1),(2)又は(3)記載のウエブ搬送装置。
部に、前記歯車状突起部材を有することを特徴とする請
求項(1),(2)又は(3)記載のウエブ搬送装置。
によって達成される。
以下本発明に関し詳しく説明する。
本発明においてウエブの搬送方向を反転させるため前
記ピン群の先端を内側又は外側に向けて回転運動する反
転部とは、第1図において反転部(I)3a及び離脱部4
がピン群の先端を外側に向けて回転運動をする反転部で
あり、反転部(II)3bのみが内側に向けて回転運動をす
る反転部である。テンター装置2はA点,反転部
(I),反転部(II),離脱部,そしてA点に戻る無限
軌道を形成している。テンター装置としてはこの場合は
反転部を3ケ有することになるが、必要によっては5ケ
又は7ケであってもよい。そしてウエブはA点でテンタ
ー装置に支えられ離脱部4でテンター装置より離れる。
記ピン群の先端を内側又は外側に向けて回転運動する反
転部とは、第1図において反転部(I)3a及び離脱部4
がピン群の先端を外側に向けて回転運動をする反転部で
あり、反転部(II)3bのみが内側に向けて回転運動をす
る反転部である。テンター装置2はA点,反転部
(I),反転部(II),離脱部,そしてA点に戻る無限
軌道を形成している。テンター装置としてはこの場合は
反転部を3ケ有することになるが、必要によっては5ケ
又は7ケであってもよい。そしてウエブはA点でテンタ
ー装置に支えられ離脱部4でテンター装置より離れる。
本発明において前記反転部に前記平板の回転軌跡の回
転中心に中心軸を有し、かつてウエブの回転軌跡の径と
ほゞ同じ外径を有し、ウエブをピン群より内側から支持
する環状部材とは、第2図に示すようにピン群の先端を
外側に向けた回転運動をする場合、側面図(a)、部分
正面図(b)であり、ピン群の先端を内側に向けた回転
運動をする場合、側面図(c)、部分正面図(d)であ
る。
転中心に中心軸を有し、かつてウエブの回転軌跡の径と
ほゞ同じ外径を有し、ウエブをピン群より内側から支持
する環状部材とは、第2図に示すようにピン群の先端を
外側に向けた回転運動をする場合、側面図(a)、部分
正面図(b)であり、ピン群の先端を内側に向けた回転
運動をする場合、側面図(c)、部分正面図(d)であ
る。
反転部の環状部材6a,6bはそれぞれ平板9の回転軌跡
の回転中心に中心軸5a,5bを有し、且つウエブ1の回転
軌跡の径としてそれぞれDa又はDbと同じ外径を有し、ウ
エブ1のピン群8より内側から支持するそれぞれの環状
部材6a,6bをいう。
の回転中心に中心軸5a,5bを有し、且つウエブ1の回転
軌跡の径としてそれぞれDa又はDbと同じ外径を有し、ウ
エブ1のピン群8より内側から支持するそれぞれの環状
部材6a,6bをいう。
この環状部材6a,6bによって反転部においてウエブ1
は支えられるので、ウエブ1とピン群8との位置関係は
変化せず且つ適正な位置に関係を保つので、ウエブ1は
左右上下への片寄ることによる悪影響を及ぼすことがな
くなりウエブの収縮のテンションもピン群に均等にかゝ
る。
は支えられるので、ウエブ1とピン群8との位置関係は
変化せず且つ適正な位置に関係を保つので、ウエブ1は
左右上下への片寄ることによる悪影響を及ぼすことがな
くなりウエブの収縮のテンションもピン群に均等にかゝ
る。
又、環状部材6a,6bとウエブとの接触により収縮テン
ションが進行方向に均一に分散される。環状部材6a,6b
の外径Da,Dbは、相当する反転部でのウエブ軌跡の径をD
wとすると (Dw−5)mm≦Da,Db≦(Dw+5)mmが良く、望ましく
はDw≒Da,Dbがよい。
ションが進行方向に均一に分散される。環状部材6a,6b
の外径Da,Dbは、相当する反転部でのウエブ軌跡の径をD
wとすると (Dw−5)mm≦Da,Db≦(Dw+5)mmが良く、望ましく
はDw≒Da,Dbがよい。
ウエブにピンの刺さっている適正な高さとしては、第
3図(b)において次の関係を満たすようにする。
3図(b)において次の関係を満たすようにする。
HD=HB−HP −10mm≦HD≦10mm ピンと環状部材との間隙 2mm≦W≦20mm(望ましくは5〜10mm) 但し、HB:平板上の押上げ高さ HP:平板上のピンの高さ HD:押上げ高さとピンの高さの差 W :最内部のピンと反転部環状部材との間隙 本発明において環状部材6a,6bはウエブと同速度の周
速度で回転させるとウエブに別の力を加えることがなく
搬送上好ましい。回転は自転でも動力を用いてもどちら
でもよい。
速度で回転させるとウエブに別の力を加えることがなく
搬送上好ましい。回転は自転でも動力を用いてもどちら
でもよい。
本発明において、ウエブを前記ピン群より離脱させる
ための離脱部を前記ピン群の先端を外側に向けて回転運
動する最後の反転部に設けるということは第2図におい
て(a)図に相当する最後の反転部にウエブの離脱部を
設けるということである。
ための離脱部を前記ピン群の先端を外側に向けて回転運
動する最後の反転部に設けるということは第2図におい
て(a)図に相当する最後の反転部にウエブの離脱部を
設けるということである。
該反転部の環状部材の外径を前記ピン群の先端の回転
軌跡の径に等しいか又はそれ以上にしたということは第
4図の側面図に示すように普通の反転部はDa,Dbであっ
たものを離脱部はそれより大きいDcにすることをいう。
軌跡の径に等しいか又はそれ以上にしたということは第
4図の側面図に示すように普通の反転部はDa,Dbであっ
たものを離脱部はそれより大きいDcにすることをいう。
この作用について第3図で説明すると、(a)は定常
保持状態であり(b)は反転部分の環状部材6a,6bによ
る支持状態で定常保持状態を維持している。(c)は離
脱部の環状部材7が効き初め、(d)は環状部材7がウ
エブ1をピン群8より完全に抜き取った状態を(HD≒0
の状態を)示す図である。
保持状態であり(b)は反転部分の環状部材6a,6bによ
る支持状態で定常保持状態を維持している。(c)は離
脱部の環状部材7が効き初め、(d)は環状部材7がウ
エブ1をピン群8より完全に抜き取った状態を(HD≒0
の状態を)示す図である。
こうすることによって抜きとったウエブは離脱部の環
状部材7の頂点に対する接線方向にウエブを搬送するこ
とが可能になる。又環状部材7によって徐々にピンから
抜けるようになるので、ピンがウエブにさゝった一ケ所
にテンションが集中することがなくなる為、ウエブに歪
を強く与えることなく従って破断の危険はなくなる。
状部材7の頂点に対する接線方向にウエブを搬送するこ
とが可能になる。又環状部材7によって徐々にピンから
抜けるようになるので、ピンがウエブにさゝった一ケ所
にテンションが集中することがなくなる為、ウエブに歪
を強く与えることなく従って破断の危険はなくなる。
本発明において前記チェーンに繋合する平板にピン群
より幅方向外側に搬送方向に等ピッチとなる開口部を設
けるとは第5図の平面図(a),正面図(b),側面図
(c)に示すように、平板9上にピン群8より幅方向外
側に搬送方向に等ピッチになる開口部10を設け、ウエブ
1をピン群8より離脱させる離脱部4をピン群の先端を
外側に向けて回転運動する最後の反転部に設け、該離脱
部に前記平板の回転軌跡の回転中心に中心軸を有し、ピ
ン群の先端の回転軌道の径に等しい歯車状突起の大径D
を有し、且つ歯車状突起部材11が開口部10に遊嵌するピ
ッチを有する歯車状突起部材を具備させる。
より幅方向外側に搬送方向に等ピッチとなる開口部を設
けるとは第5図の平面図(a),正面図(b),側面図
(c)に示すように、平板9上にピン群8より幅方向外
側に搬送方向に等ピッチになる開口部10を設け、ウエブ
1をピン群8より離脱させる離脱部4をピン群の先端を
外側に向けて回転運動する最後の反転部に設け、該離脱
部に前記平板の回転軌跡の回転中心に中心軸を有し、ピ
ン群の先端の回転軌道の径に等しい歯車状突起の大径D
を有し、且つ歯車状突起部材11が開口部10に遊嵌するピ
ッチを有する歯車状突起部材を具備させる。
本発明においてウエブを前記ピン群より離脱させるた
めの離脱部に第6図に示すように前記歯車状突起部材11
をピン群8の外側に、前記環状部材7をピン群8の内側
に設けると極めて順調にウエブに歪を与えることなく離
脱させることが出来る。
めの離脱部に第6図に示すように前記歯車状突起部材11
をピン群8の外側に、前記環状部材7をピン群8の内側
に設けると極めて順調にウエブに歪を与えることなく離
脱させることが出来る。
第1図に示すような反転部(I)3a,反転部(II)3b
に夫々6a,6bの環状部材を持ち、離脱部4に環状部材7
及び歯車状突起部材11を有する本発明のウエブ搬送装置
を用いた。
に夫々6a,6bの環状部材を持ち、離脱部4に環状部材7
及び歯車状突起部材11を有する本発明のウエブ搬送装置
を用いた。
従来の装置では乾燥,搬送している間にピンがウエブ
に歪を与え、且つウエブの離脱,破断の発生の危険があ
ったが、本発明の装置ではその危険性は全くなく、乾燥
搬送速度を伸ばしてもウエブに歪を与えることなく破断
の危険性はなく、良質の製品を得ることが出来た。
に歪を与え、且つウエブの離脱,破断の発生の危険があ
ったが、本発明の装置ではその危険性は全くなく、乾燥
搬送速度を伸ばしてもウエブに歪を与えることなく破断
の危険性はなく、良質の製品を得ることが出来た。
本発明のウエブ搬送装置によりウエブに左右異なる外
力をかけることなく、ウエブの破断も発生せず高速で搬
送が可能になりウエブ乾燥搬送の生産性向上に大きく貢
献した。
力をかけることなく、ウエブの破断も発生せず高速で搬
送が可能になりウエブ乾燥搬送の生産性向上に大きく貢
献した。
第1図は本発明のウエブ搬送装置の一実施例の概略側面
図、第2図は本発明のウエブ搬送装置の反転部に環状部
材を使用した一実施例の側面図(a),(c)と背面図
(b),(d)、第3図は本発明のウエブ搬送装置にお
けるウエブとピンとの関係を示す正面図であり、定常保
持状態(a),反転部分の支持状態(b),離脱部の環
状部材作用の中間状況(c)と完全作用状況(d)、第
4図は本発明のウエブ離脱部の側面図、第5図は本発明
のウエブ搬送装置の離脱部に歯車状突起部材を適用した
時の平面図(a),部分正面図(b),側面図(c)、
第6図は本発明のウエブ搬送装置の離脱部に環状部材及
び歯車状突起部材を適用させた時の正面図である。 1……ウエブ 2……テンター装置 3a……反転部(I) 3b……反転部(II) 4……離脱部 5a,5b……中心軸 6a,6b……環状部材 7……環状部材(離脱部の) 8……ピン群 9……平板 10……開口部 11……歯車状突起部材
図、第2図は本発明のウエブ搬送装置の反転部に環状部
材を使用した一実施例の側面図(a),(c)と背面図
(b),(d)、第3図は本発明のウエブ搬送装置にお
けるウエブとピンとの関係を示す正面図であり、定常保
持状態(a),反転部分の支持状態(b),離脱部の環
状部材作用の中間状況(c)と完全作用状況(d)、第
4図は本発明のウエブ離脱部の側面図、第5図は本発明
のウエブ搬送装置の離脱部に歯車状突起部材を適用した
時の平面図(a),部分正面図(b),側面図(c)、
第6図は本発明のウエブ搬送装置の離脱部に環状部材及
び歯車状突起部材を適用させた時の正面図である。 1……ウエブ 2……テンター装置 3a……反転部(I) 3b……反転部(II) 4……離脱部 5a,5b……中心軸 6a,6b……環状部材 7……環状部材(離脱部の) 8……ピン群 9……平板 10……開口部 11……歯車状突起部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 博樹 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写 真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−182654(JP,A) 特開 平2−178155(JP,A) 特開 平2−182655(JP,A) 実開 昭58−87893(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 20/16 B65H 20/20 F26B 13/10
Claims (5)
- 【請求項1】ウエブの両側部を、チェーン状に繋合する
平板上に植えられたピン群で保持しながら多段式に搬送
するウエブ搬送装置において、ウエブの搬送方向を反転
させるため前記ピン群の先端を内側又は外側に向けて回
転運動する反転部に、それぞれ前記平板の回転軌跡の回
転中心に中心軸を有し、且つ、ウエブの回転軌跡の径と
ほゞ同じ外径を有し、ウエブをピン群より内側から支持
する環状部材を設けたことを特徴とするウエブ搬送装
置。 - 【請求項2】前記環状部材がウエブと同速度で回転する
ことを特徴とする請求項(1)記載のウエブ搬送装置。 - 【請求項3】ウエブを前記ピン群より離脱させるための
離脱部を、前記ピン群の先端を外側に向けて回転運動す
る最後の反転部に設け、該反転部の環状部材の外径を前
記ピン群の先端の回転軌跡の径に等しいか又はそれ以上
にしたことを特徴とする請求項(1)又は(2)記載の
ウエブ搬送装置。 - 【請求項4】ウエブの両側部をチェーン状に繋合する平
板上に植えられたピン群で保持しながら多段式に搬送す
るウエブ搬送装置にいて、前記チェーン状に繋合する平
板にピン群より幅方向外側に搬送方向に等ピッチとなる
開口部を設け、ウエブを前記ピン群より離脱させる離脱
部を前記ピン群の先端を外側に向けて回転運動する最後
の反転部に設け、該離脱部に前記平板の回転軌跡の回転
中心に中心軸を有し、且つ、ピン群の先端の回転軌跡の
径に等しい歯車状突起の大径を有し、且つ該歯車状突起
が前記開口部に遊嵌するピッチを有する歯車状部材を具
備することを特徴とするウエブ搬送装置。 - 【請求項5】ウエブを前記ピン群より離脱させるための
離脱部に、前記歯車状突起部材を有することを特徴とす
る請求項(1),(2)又は(3)記載のウエブ搬送装
置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1282032A JP2767717B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | ウエブ搬送装置 |
EP90120822A EP0429874B1 (en) | 1989-10-31 | 1990-10-30 | Web transport apparatus |
US07/605,307 US5320267A (en) | 1989-10-31 | 1990-10-30 | Web transport apparatus |
DE69020503T DE69020503T2 (de) | 1989-10-31 | 1990-10-30 | Anlage zum Zuführen von einer Warenbahn. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1282032A JP2767717B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | ウエブ搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03147664A JPH03147664A (ja) | 1991-06-24 |
JP2767717B2 true JP2767717B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=17647285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1282032A Expired - Fee Related JP2767717B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | ウエブ搬送装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5320267A (ja) |
EP (1) | EP0429874B1 (ja) |
JP (1) | JP2767717B2 (ja) |
DE (1) | DE69020503T2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5373613A (en) * | 1992-10-23 | 1994-12-20 | Young Engineering, Inc. | Tenter frame with pinned roll transfer means |
DE9405848U1 (de) * | 1994-04-08 | 1995-08-10 | Reinhold, Klaus, 49525 Lengerich | Reversierende Abzugsvorrichtung für Schlauchbahnen aus Kunststoffolie |
JPH08176969A (ja) * | 1994-12-23 | 1996-07-09 | Seiren Co Ltd | インクジェット印写方法及びその布送りドラム |
US5645207A (en) * | 1995-07-03 | 1997-07-08 | Young Engineering, Inc. | Apparatus and method for securing a moving fabric |
US5667122A (en) * | 1995-10-16 | 1997-09-16 | Young Engineering, Inc. | Apparatus and method for controlling moving material and the like |
DE50007814D1 (de) * | 1999-03-19 | 2004-10-21 | Koenig & Bauer Ag | Walzen zum führen von papierbahnen |
JP2002057252A (ja) * | 2000-08-07 | 2002-02-22 | Hitachi Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
KR20080007388A (ko) * | 2005-04-27 | 2008-01-18 | 토요 보세키 가부시기가이샤 | 고분자 필름의 제조 장치 및 고분자 필름의 제조 방법 |
JP5279313B2 (ja) * | 2007-03-29 | 2013-09-04 | 富士フイルム株式会社 | 長尺物の搬送装置及び搬送方法、並びに、溶液製膜設備及び溶液製膜方法 |
JP6260390B2 (ja) * | 2014-03-27 | 2018-01-17 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置および皺の除去方法 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR965124A (ja) * | 1950-09-04 | |||
US1233257A (en) * | 1911-02-13 | 1917-07-10 | Willard I Lewis | Automatic web-guiding device. |
FR698199A (fr) * | 1930-06-30 | 1931-01-28 | Varignier | Perfectionnements aux rames sans fin à aiguilles pour tissus |
US2100535A (en) * | 1936-07-06 | 1937-11-30 | Boggs Wilber Smith | Moving picture machine |
US2743438A (en) * | 1945-12-11 | 1956-04-24 | Irving H Page | Echo-ranging system |
US2705880A (en) * | 1953-06-04 | 1955-04-12 | Borg George W Corp | Pile fabric and method of treating same |
US3111249A (en) * | 1961-02-24 | 1963-11-19 | David M Lazar | Sprocket for motion picture apparatus |
DE1226068B (de) * | 1962-12-06 | 1966-10-06 | Leo Sistig K G Maschinenfabrik | Hilfsvorrichtung fuer das Richten von Teppichen oder anderen textilen Bahnen |
CH494297A (de) * | 1968-12-24 | 1970-07-31 | Rueti Ag Maschf | Walzenanordnung für eine Textilmaschine |
DE1915995A1 (de) * | 1969-03-28 | 1970-10-01 | Krantz H Fa | Rollenkette |
US3604078A (en) * | 1969-06-20 | 1971-09-14 | Joseph Sciola | Web feed advance and retard control means |
US3887121A (en) * | 1972-05-27 | 1975-06-03 | Rudolf Reich | Apparatus for transferring fabric strip between endless transporter chains |
JP2662010B2 (ja) * | 1989-01-05 | 1997-10-08 | 富士写真フイルム株式会社 | 多段式テンター |
JP2662002B2 (ja) * | 1988-12-28 | 1997-10-08 | 富士写真フイルム株式会社 | 多段式テンター |
JP2662009B2 (ja) * | 1989-01-05 | 1997-10-08 | 富士写真フイルム株式会社 | 多段式テンター |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP1282032A patent/JP2767717B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-10-30 DE DE69020503T patent/DE69020503T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-10-30 EP EP90120822A patent/EP0429874B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-10-30 US US07/605,307 patent/US5320267A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69020503D1 (de) | 1995-08-03 |
JPH03147664A (ja) | 1991-06-24 |
DE69020503T2 (de) | 1995-11-09 |
EP0429874A1 (en) | 1991-06-05 |
US5320267A (en) | 1994-06-14 |
EP0429874B1 (en) | 1995-06-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2767717B2 (ja) | ウエブ搬送装置 | |
JP2002145431A (ja) | ベルトコンベアの片寄り矯正方法及び装置 | |
JPH0530045Y2 (ja) | ||
JPS6397565A (ja) | 帯状搬送物の蛇行防止方法 | |
JPS634946U (ja) | ||
JP3641879B2 (ja) | 感光材料搬送用のラック | |
JPH06312820A (ja) | 無端ベルト掛け渡し用プーリ | |
CN220886356U (zh) | 布料加工设备及其布料运输装置 | |
JPS60132859A (ja) | 搬送案内ロ−ラ | |
JPS6225454Y2 (ja) | ||
JPH0249217Y2 (ja) | ||
JPH0581483B2 (ja) | ||
JPH0326648A (ja) | フィルムの連続処理方法におけるフィルムの脱ピン方法 | |
JP3045297B1 (ja) | カーブベルトコンベヤ | |
JP2005067826A (ja) | コンベアの物品搬送用回転部材 | |
JPH03187826A (ja) | ラベルの巻き締め方法およびその装置 | |
JPH0326649A (ja) | フィルムの連続処理装置におけるフィルム固定装置 | |
JP2622057B2 (ja) | ディスクプレーヤ | |
JPS58130815A (ja) | 被搬送物の向き修正装置 | |
JP2890061B2 (ja) | 感光材料処理装置 | |
JPH0524679Y2 (ja) | ||
JPH0418968Y2 (ja) | ||
JPS59209830A (ja) | プラスチツクフイルムのエクスパンダ装置 | |
JPS6048809A (ja) | 円筒形コンベヤの曲送時における保持装置 | |
JPH0548191B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |