JP2756253B2 - 原稿走査装置 - Google Patents

原稿走査装置

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JP2756253B2 JP63059654A JP5965488A JP2756253B2 JP 2756253 B2 JP2756253 B2 JP 2756253B2 JP 63059654 A JP63059654 A JP 63059654A JP 5965488 A JP5965488 A JP 5965488A JP 2756253 B2 JP2756253 B2 JP 2756253B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、給送された原稿を往復動部材によって走査
する原稿走査装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、光学系を往復動させて原稿をスキヤンさせる複
写装置では、DCモータを用いて、その往復運動をさせて
きた。そしてこの往復動時間、特に復動時間を短縮化す
ることで複写装置の高速化がはかれらてきた。時間の短
縮はとりもなおさずDCモータを短時間で高速に立上げる
ことが要求され、その為に大電流をモータに供給する必
要があった。特に複写装置の本体に、自動原稿給送装置
を付加した構成においては、原稿を給送する装置の駆動
源にDCモータを使用し、その駆動のタイミングは、本体
光学系の復動時にすばやく行われることが要求されるの
で、本体複写装置と同様に大電流をモータに供給される
必要があった。
更に、ソータを複写装置に接続し、ソートモード等を
選択した場合も同様に大電流をソータのモータに供給し
なければならない。
〔発明が解決しようとしている問題点〕
しかしながら、装置の高速化をはかればはかるほど、
その駆動源であるDCモータに多くの電流を供給する必要
が生じるので、その装置のDC電源は大容量のものが要求
され、さらには、複写装置そのものに供給するAC電源の
容量が、一般家庭のコンセントから供給できる100V,15A
を超えてしまい、電源工事をしない限り装置を使用でき
ないという問題が生じてくる。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
上記問題に鑑み、本発明は、複数の原稿を1枚ずつ走
査位置へ給送し、走査終了後に前記走査位置の原稿を排
出し、次の原稿を給送する原稿給送手段と、前記走査位
置の原稿を走査するべく往動し、その後復動する往復動
部材と、前記往復動部材の動作を制御する制御手段とを
有し、前記制御手段は、前記往復動部材の復動動作が前
記原稿給送手段の駆動と重なる場合、前記往復動部材の
復動速度を前記原稿給送手段の駆動と重ならないときの
復動速度よりも遅くすることを特徴とする原稿走査装置
を提供するものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細
に説明する。
第1図は本発明を適用できる複写装置の一実施例の内
部構成を示す図である。本図において、100は複写装置
本体、200は両面記録の際に記録媒体(用紙)を裏返し
にする両面処理機能や同一記録媒体に対して複数回の記
録を行う多重記録機能を有するペデイスタル、300は原
稿の自動給送を行う循環式原稿給送装置(以下、RDFと
称する)、400は記録済の用紙を複数のビンに収納する
仕分け装置(以下ソータと称する)であり、これらの20
0〜500の各装置は本体100に対し、自在に組合わせ使用
ができる。
A.本体(100) 本体100におてい、101は原稿を載置する原稿台ガラ
ス、103は原稿を照明する照明ランプ(露光ランプ)、1
05,107,109はそれぞれ原稿の反射光の光路を変更する走
査用反射ミラー(走査ミラー)、111は合焦および変倍
機能を有するレンズ、113は光路を変更する第4の反射
ミラー(走査ミラー)である。115は光学系を駆動する
光学系モータ、117,119,121はそれぞれセンサである。
131は感光ドラム、133は感光ドラム131を駆動するメ
インモータ、135は高圧ユニット、137はブランク露光ユ
ニット、139は現像器、140は現像ローラ、141は転写帯
電器、143は分離帯電器、および145はクリーニング装置
である。
151は上段カセツト、153は下段カセツト、171は手差
し給紙口、155及び157は給紙ローラ、159はレジストロ
ーラである。又、161は画像記録された記録紙を定着側
へ搬送する搬送ベルト、163は搬送されてきた記録紙に
トナー像を熱圧着で定着させる定着器、167は両面記録
の際に用いるセンサである。
上述の感光ドラム131の表面は光導電体と導電体を用
いたシームレス感光体から成り、このドラム131は回動
可能に軸支されて、後述の複写開始キーの押下に応答し
て作動するメインモータ133により、本図の矢印の方向
に回転を開始する。次いで、ドラム131の所定回転制御
および電位制御処理(前処理)が終了すると、原稿台ガ
ラス101上に置かれた原稿は、第1走査ミラー105と一体
に構成された照明ランプ103により照明され、その原稿
の反射光は第1走査ミラー105、第2走査ミラー107、第
3走査ミラー109、レンズ111、および第4走査ミラー11
3を経てドラム131上に結像する。
ドラム131は高圧ユニット135によりコロナ帯電され
る。その後、照明ランプ103により照射された像(原稿
画像)がスリツト露光され、公知のカールソン方式でド
ラム131上に静電潜像が形成される。
次に、感光ドラム131上の静電潜像は、現像器139の現
像ローラ140により現像され、トナー像として可視化さ
れ、そのトナー像が転写帯電器141により後述のように
転写紙上に転写される。
すなわち、上段カセツト151もしくは下段カセツト153
内の転写紙または手差し給紙口171にセツトされた転写
紙は、給紙ローラ155もしくは157により本体装置内に送
られ、レジストローラ159により正確なタイミングをも
って感光ドラム131の方向に送られ、潜像先端と転写紙
の先端とが一致される。その後、転写帯電器141とドラ
ム131との間を転写紙が通過することにより、ドラム131
上のトナー像が転写紙上に転写される。この転写終了
後、転写紙はドラム131から分離帯電器143により分離さ
れ、搬送ベルト161により定着器163に導かれ、加圧およ
び加熱により定着され、その後、排出ローラ165により
本体100の外へ排出される。
転写後のドラム131は、そのまま回転を続行して、ク
リーニングローラおよび弾性ブレードで構成されたクリ
ーニング装置145により、その表面が清掃される。
B.ペデイスタル(200) ペデイスタル200は、本体100から切り離すことがで
き、2,000枚の転写紙を収納し得るデツキ201および両面
コピー用中間トレイ203とを有している。また、その2,0
00枚収納可能なデツキ201のリフタ205は、給紙ローラ20
7に常に転写紙が当接するように、転写紙の量に応じて
上昇する。
また、211は両面記録側ないし多重記録側の経路と排
出側経路との経路を切換える排紙フラツパ、213,215は
搬送ベルトの搬送路、217は転写紙押え用の中間トレイ
おもりであり、排紙フラツパ211、および搬送路213,215
を通った転写紙は裏返しされて両面コピー用中間トレイ
203に収納される。219は両面記録と多重記録の経路を切
換える多重フラツパであり、搬送路213と215の間に配設
され、上方に回動することにより転写紙を多重記録用搬
送路221に導く。223は多重フラツパ219を通る転写紙の
末端を検知する多重排紙センサである。225は経路227を
通じて転写紙をドラム131側へ給紙する給紙ローラであ
る。229は機外へ転写紙を排出する排出ローラである。
両面記録(両面複写)時や多重記録(多重複写)時に
は、まず、本体100の排紙フラツパ211を上方に上げて複
写済の転写紙をペデイスタル200の搬送路213,215を介し
て中間トレイ203に格納する。このとき、両面記録時に
は多重フラツパ219を下げておき、多重記録時には多重
フラツパ219を上げておく。この中間トレイ203は、例え
ば99枚までの複写紙を格納することができる。中間トレ
イ203に格納された転写紙は中間トレイおもり217により
押さえられる。
次に行う裏面記録時、または多重記録時には、中間ト
レイ203に格納されている転写紙が、下から1枚づつ給
紙ローラ225、おもり217との作用により、経路227を介
して本体100のレジストローラ159へ導かれる。
C.RDF(循環式原稿給送装置)(300) RDF300において、301は原稿束302をセツトする積載ト
レイであり、まず片面原稿時は半月ローラ304及び分離
ローラ303によって原稿束の最下部から一枚ずつ分離
し、搬送ローラ305及び全面ベルト306によりプラテンガ
ラス101の露光位置までパスI〜IIを介して搬送した後
停止し、複写動作がスタートする。そして複写終了後は
パスIIIを介して、搬送大ローラ307によりパスVへ送ら
れ、さらに排紙ローラ308により、再び原稿束302の上面
にもどされる。309は原稿の一循環を検知するリサイク
ルレバーであり、原稿給送開始時に原稿束の上部に載
せ、原稿が順次給送され、最終原稿の後端がリサイクル
レバー309を抜ける時に、自重で落下したことで原稿の
一循環を検知している。311は原稿サイズを検知するた
めのセンサで、原稿の先端から後端までの通過時間から
原稿サイズを求める。
次に両面原稿時は前述のように原稿を一旦パスI,IIか
らIIIに導き、そこで回動可能な切換フラツパ310を切換
ることで原稿の先端をパスIVに導き、搬送ローラ305に
よりパスIIを通って全面ベルト306でプラテンガラス101
上に搬送した後停止させる。つまり搬送大ローラ307に
より、パスIII〜IV〜IIのルートで原稿の反転がされる
構成である。
また原稿束302を一枚ずつパスI〜II〜III〜IV〜VIを
介してリサイクルレバー309により一循検知されるまで
搬送することで、原稿の枚数をカウントすることもでき
る。
D.ソータ(仕分け装置)(400) ソータ(400)は、25ビンのトレイを持ち、記録済用
紙の仕分けを行なう。コピー済シートは本体の排紙ロー
ラ229から順次排出されソータの搬送ローラ401に入り、
ソータ使用モードではフラツパ407により403を介して排
出ローラ405より各ビン411に排出される。そして例えば
ソートモードではシートが各ビンに排出されるたびにビ
ンシフトモータ(図示しない)によりビンを上昇させ丁
合を行っていく。また、ソータを使用しない排紙モード
ではコピー済シートはフラツパ407によりパス413を介し
て排出ローラ409よりビン411の最上位に排出される。
第2図に上述の本体100に設けた操作のパネルの配置
構成例を示す。操作パネルは、以下に述べるようなキー
群600とデイスプレイ群700とを有する。
F.キー群(600) 第2図において、601はアスタリスク(*)キーであ
り、オペレータ(使用者)が、綴じ代量の設定とか、原
稿枠消しのサイズ設定等の設定モードのときに用いる。
606はオールリセツトキーであり、標準モードに戻すと
きに押す。602は予熱キーであり、本体100の機械を予熱
状態にするときと、予熱状態を解除するときに押す。ま
た、オートシヤツトオフ状態から標準モードに復帰させ
るときにもこのキー602を押す。
605は複写開始キー(コピースタートキー)であり、
複写を開始するときに押す。
604はクリア/ストツプキーであり、待機(スタンバ
イ)中はクリアキー、複写記録中はストツプキーの機能
を有する。このクリアキーは、設定した複写枚数を解除
するときに押す。また*(アスタリスク)モードを解除
するときにも使用する。またストツプキーは連続複写を
中断するときに押す。この押した時点での複写が終了し
た後に、複写動作が停止する。
603はテンキーであり、複写枚数を設定するときに押
す。また*(アスタリスク)モードを設定するときにも
使う。619はメモリキーであり、使用者が頻繁に使うモ
ードを登録しておくことが出来る。ここではM1〜M4の4
通りの登録ができる。
611および612は複写濃度キーであり、複写濃度を手動
で調節するときに押す。613はAEキーであり、原稿の濃
度に応じて、複写濃度を自動的に調節するとき、または
AE(自動濃度調節)を解除して濃度調節をマニュアル
(手動)に切換えるときに押す。607はカセツト選択キ
ーであり、上段カセツト151、中段カセツト153、下段ペ
ーパーデツキ201を選択するときに押す。また、RDF300
に原稿が載っているときには、このキー607によりAPS
(自動紙カセツト選択)が選択できる。APSが選択され
たときには、原稿と同じ大きさのカセツトが自動選択さ
れる。
610は等倍キーであり、等倍(原寸)の複写をとると
きに押す。616はオート変倍キーであり、指定した転写
紙のサイズに合わせて原稿の画像を自動的に縮小・拡大
するときに押す。617および618はズームキーであり、64
〜142%の間で任意の倍率を指定するときに押す。608お
よび609は定形変倍キーであり、定形サイズの縮小・拡
大を指定するときに押す。
626は両面キーであり、片面原稿から両面複写、両面
原稿から両面複写、または両面原稿から片面複写をとる
ときに押す。625は綴じ代キーであり、転写紙の左側へ
指定された長さの綴じ代を作成する事ができる。624は
写真キーであり、写真原稿を転写するときに押す。623
は多重キーであり、2つの原稿から転写紙の同じ面に画
像を作成(合成)する時に押す。
620は原稿枠消しキーであり、使用者が定形サイズ原
稿の枠消しを行う時に押し、その際の原稿のサイズはア
スタリスクキー601で設定する。
621はシート枠消しキーであり、カセツトサイズの大
きさに合わせて原稿の枠消しをする時に押す。
622はページ連写キーであり、原稿の左右ページを、
それぞれ別の用途に分けて複写するときに押す。
614は排紙方法(ステイプル、ソート、グループ)選
択キーであり、記録後の用紙をステイプルで綴じること
のできるステイプラが接続されている場合は、ステイプ
ルモード、ソートモードの選択または解除ができ、仕分
けトレイ(ソータ)が接続されている場合は、ソートモ
ード、グループモードの選択又は解除ができる。
615は紙折り選択キーで、A3やB4のサイズの記録済用
紙を断面Z形に折るZ折りと、A3やB4サイズの記録済用
紙を半分に折る半折りの選択および解除ができる。
G.デイスプレイ群(700) 第2図において、701は、LCD(液晶)タイプのメツセ
ージデイスプレイであり、複写に関する情報を表示する
もので例えば5×7ドツトで1文字をなし、40文字メツ
セージや、定形変倍キー608,609、等倍キー610、ズーム
キー617,618で設定した複写倍率を表示できる。このデ
イスプレイ701は半透過形液晶であって、バツクライト
に2色用いてあり、通常はグリーンのバツクライトが点
灯し、異常時とから複写不能状態時にはオレンジのバツ
クライトが点灯する。
706は等倍表示器であり、等倍を選択したときに点灯
する。703はカラー現像器表示器であり、セピア現像器
をセツトすると点灯する。702は複写枚数表示器であ
り、複写枚数または自己診断コードを表示する。705は
使用カセツト表示器であり、上段カセツト151、中段カ
セツト153、下段デツキ201のいずれかが選択されている
かを表示する。
704はAE表示器であり、AEキー613によりAE(自動濃度
調節)を選択したときに点灯する。709は予熱表示器で
あり、予熱状態のときに点灯する。オートシヤツトオフ
状態のときには、この表示器は点滅する。707はレデイ
/ウエイト表示器であり、グリーンとオレンジの2色LE
Dであって、レデイ時(コピー可能時)にはグリーンが
点灯し、ウエイト時(コピー不可時)にはオレンジが点
灯する。
708は両面複写表示器であり、両面原稿から両面複
写、片面原稿から両面複写のいずれかを選択したときに
点灯する。
なお、標準モードでRDF300を使用している時では、複
写枚数1枚、濃度AEモード、オート用紙選択、等倍、片
面原稿から片面複写の設定になる。RDF300を未使用時の
標準モードでは複写枚数1枚、濃度マニユアルモード、
等倍、片面原稿から片面複写の設定となっている。RDF3
00の使用時と未使用時の差はRDF300に原稿がセツトされ
ているかどうかで決まる。
また、710は電源ランプで、電源スイツチをオンする
と点灯する。
H.制御装置(800) 第3図に第1図の実施例の制御装置800の回路構成例
を示す。第3図において801は複写装置の動作を制御す
るための演算制御を行う中央処理装置(CPU)であり、
たとえば、NEC(日本電気株式会社)製のマイクロコン
ピユータV50を使用する。803は制御手順(制御プログラ
ム)をあらかじめ格納した読み取り専用メモリ(ROM)
であり、CPU801はこのROMに格納された制御手順に従っ
てバスを介して接続された各構成装置を制御する。805
は入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主
記憶装置であるところのランダムアクセスメモリ(RA
M)である。
807はメインモータ133等の負荷にCPU801からの制御信
号を出力するインターフエース(I/O)であり、光学系
モータ115の速度を制御するモータコントローラ110に速
度データ信号を出力する働きもする。809は画先センサ1
21等の入力信号を入力してCPU801に送るインターフエー
ス、811はキー群600とデイスプレイ群700とを入出力制
御するインターフエースである。これらのインターフエ
ース807,809,811は例えばNECの入出力回路ポートμPD82
55を使用する。
なお、デイスプレイ群700は第3図の各表示器であ
り、LEDやLCDを使用している。またキー群600は第3図
の各キーであり、CPU801は公知のキーマトリツクスによ
ってどのキーが押されたかがわかる。
第4図は光学モータ115のコントローラ部110の構成例
を示す。第4図において1106は光学モータの定速度制御
を行う為めのPLL制御部での周知の様に、モータの目的
とする回転数に相当する基準周波数FS812と、モータ軸
の回転数を電気的に変換して出力されるFG1101とを比較
し、その位相差を検出してモータの駆動信号として出力
しているものである。
さらに、その駆動出力を、発振器1109と抵抗、コンデ
ンサより得られる三角波1107とコンペレータ1105でPWM
(パルス幅変調)制御された信号として取り出し、光学
モータ115に駆動電圧を印加している。光学モータ115の
往復動作は、本体制御部のI/O出力部807より出力される
▲▼/RV信号1104によって、信号1104が“Lo"レベル
の場合トランジスタ1110と1113によってモータ115に電
流が供給され、順方向に回転し、光学系が往復運動を行
う。また、信号1104が“Hi"レベルの場合、トランジス
タ1111と1112によってモータ115に電流が供給され、逆
方向に回転し、光学系が復動運動を行う。
モータの回転数は、基準周波数FS(812)によって決
まっているが、そのFS(812)は本装置を制御しているC
PU801より出力されるもので、CPU801により任意の周波
数が設定可能である。即ち、基準周波数FSの周波数が高
くするとモータ速度が速くなり、光学系の往復動速度を
速くすることができる。また周波数を低くするとモータ
の速度が遅くなるとともに、モータの消費電流を少なく
して、光学系の往復動速度を遅くすることができる。従
って複写動作中、CPU801は必要に応じて基準周波数FSの
周波数を変化させることにより光学系の移動速度を変化
させ、消費電流を少なくすることができる。
以上の様な構成において、まず、RDFが使用されない
場合には、第6図に示す様に、光学系はホームポジシヨ
ンからスタートし画先センサの位置から目標速度484mm/
secの速度で原稿を走査する。原稿がA4版サイズの場合
(以下同様)は210mm+αの長さ走査して往動を終了
し、復動を開始する。目標の複写速度、例えば80枚/分
(A4版サイズ)を達成する為には、反転開始から約130m
sec(第6図T3)で復動速度に到達する必要が有る。そ
してその速度は往動速度の約4倍(1900mm/sec)であ
る。その復動速度で画先センサに到達すると、ホームポ
ジシヨンに停止させる為光学モータに逆転制御をかけ
て、約50msec(第6図T5)でホームポジシヨンに停止さ
せる。複数枚コピーの場合この動作をくりかえす。
この走査工程に要する時間を、複写速度80枚/分の場
合、T1〜T5を750msecでくり返すことが要求される。こ
の時、往動から復動へ130msec(第4図T3)で立上げる
時、また、一定の復動速度から50msec(第4図T5)で停
止させる為には、駆動しているDCモータに、例えばDC24
V電源で10A〜14A必要となる。さらに、RDFを装着して複
写する場合、RDFが原稿を給送する為にDCモータを駆動
する必要があるが、シングルコピー時やマルチコピーの
最後のコピーの時はRDFの駆動が前記本体光学系の復動
動作時と重なる為、DC24V電源の消費電流が4A〜5A加算
される。
しかしながら、RDFでの原稿交換に必要な時間が本体
複写装置の光学系の復動に要する時間(T3+T4+T5)よ
り長い場合、光学系は原稿走査を開始できるまでホーム
ポジシヨンで待期していなければならない。例えばRDF
を使用して1枚の原稿をコピーするのに1秒かかるとす
ると第7図に示す様に光学系は1sec−750msec=250msec
(T7)ホームポジシヨンで待期することになる。言い換
えれば復動に要する時間をあと250msec長くしても複写
速度は低下しないことになる。そこで、以下の様な制御
を行う。RDFが使用され、RDFによる原稿交換動作と光学
系復動動作とが重なる場合、つまり、複数の原稿に対し
て1枚づつ複写するとき、又は複数枚づつ複写するとの
最後の複写のとき、250msec光学系の復動時間を遅らせ
る(復動速度を遅くする)様制御する。
これは本体制御装置800にあるCPU807が原稿交換タイ
ミングを判断して、I/O出力807を通して第4図の光学モ
ータコントローラ110に光学モータの復動速度を決める
基準周波数FS812を通常の複写中のFS812より低い、つま
り復動速度が遅くなる様出力する。この時の周波数は第
8図の復動時間(T8+T9+T10)が1,000msec−(T1+T
2)=466msecとなる様に決められたものである。
その結果光学モータ115に流れる電流を少なくするこ
とができ、第10図に示した様に最大14Aから第11図に示
す様に最大8Aに反転時のピーク電流が低くおさえられ、
複写装置に供給しているAC電源の消費電力のピークも低
くおさえられる。
次に第13図〜第15図のフローチヤートを用いて前述ま
での処理の説明を行う。第13図(1)において、操作者
はRDF300のトレイ301に原稿束302をセツトする(S1)。
さらに操作部にあるテンキー603により複写部数の設定
を行う(S2)。そして、コピースタートキー605を押す
ことで(S3)、複写動作をスタートさせる。
まずRDFの原稿を1枚給送搬送して(S4)、露光位置
に停止させる(S5)。そして、前述した光学系の画像読
取りスキヤンをスタートさせ(S6)、所定の往動スキヤ
ンの終了を待つ(S7)。終了したら次に部数設定を1つ
減算して(S8)、それが0になるまでは、定常の80枚/
分の複写速度になる様に後述する光学系バツクスキヤン
の定常制御をスタートし(S9)、その終了を待って(S1
0)、再びS6すに戻り次の光学系スヤキンをスタートさ
せるという処理をくり返す。そして、S8で部数設定分の
走査が終了したら、次に原稿が最終であるかどうかをチ
エツクする(S11)。最終でなければ、そこでRDFの原稿
交換をスタートさせ(S12)、次いで複写速度が60枚/
分になる様に後述する光学系バツクのSLOW制御をスター
トさせる(S13)。これは同時に行ってもよい。そし
て、バツクが終了するか(S14)かつ原稿交換が終了し
て露光位置に次の原稿が停止するか(S15)を待って再
びS6にもどり、次のJOB(1つの原稿に対する設定部数
の複写)動作をスタートさせるという処理をくり返す。
そしてS11で最終原稿になってら原稿排紙し(S16)、後
述する光学系バツクSLOW制御をスタートさせ(S13)、
それらの終了で(S17)すべての複写動作が終了する。
以上述べた様に、原稿交換と光学系のバツクが重なる
タイミングでは、原稿交換にあわせて光学系のバツクス
ピードを低速に制御して60枚/分の複写速度に落して、
電力消費を押さえ、かつ、原稿交換の必要のない部数設
定分のスキヤンでは、光学系のバツクスピードを定常の
80枚/分の複写速度になる様にスピードを落さず制御し
てやることで、スループツトを最小限のロスで押えるこ
とができる。言い換えれば、電力消費を一定のままで、
システムとしてのコピー1枚あたりの処理時間が1部数
設定の時は(原稿交換+画像読取り用前進スキヤン)=
60CPM=1secであり、N部数設定の時は(原稿交換+前
進スキヤン)+(定常前後進スキヤン)×(N−1)と
なり、ムダ時間のない最小のロスタイムでシステムを移
動することができる。
さらに第13図(2)には、前述の第13図(1)のS12
の原稿交換をスタートさせた後に所定のウエイトタイマ
をスタートさせ(S12−1)、タイマ終了で(S12−
2)、光学系バツクの定常制御をスタートさせる方法で
RDFと光学系の立上りずらす方法でも良く同様の効果が
得られる。
第14図(1)は光学系バツクの定常制御のフローチヤ
ートであり、図中、まず基準周波数FSを定常周波数で出
力し(S9−1)、モータの▲▼/RV信号をオンして
(S9−2)、光学バツクをスタートさせる。そして、画
先センサに到着したら(S9−3)、モータの▲▼/R
V信号をオフ(FWD)信号をオン)して(S9−4)光学系
のブレーキをかけ、さらにホームポジシヨンセンサに来
たら(S9−5)セータをオフする(S9−6)ことでバツ
クスキヤンを終了する。これで80枚/分の複写速度に対
応したバツク制御を行う。
次に第14図(2)は前述の実施例に対応した光学系バ
ツクのSLOW制御のフローチヤートであり、図中まず基準
周波数FSを低周波数で出力し(S9−1)、以下前述のS9
−2〜S9−6と同様の処理をS13−2〜S13−6を行うこ
とで、60枚/分の複写速度に対応したバツク制御ができ
る。
また、上述た基準周波数FSの周波数を変化させる方法
の他にモータの流れる電流を制限することにより光学系
の復動速度を変える方法について説明する。
第5図はそのためのモータコントローラの構成を示す
図である。モータ115を定速度制御するPLL部は第4図と
同じであり、同一の番号を付してある。1123〜1125はア
ナログスイツチ、1126〜1128はモータ115に流れる電流
を検出するための抵抗で、その抵抗値は抵抗1126>抵抗
1127>抵抗1128となっている。1120はアナログスイツチ
1123〜1125の1つを選択するセレクタで、I/O807からの
選択信号1129で選択される。同時に選択信号1129により
電流検出部1121が抵抗1126〜1128の中のどの抵抗により
電流を検出するかを選択する。
今、セレクタ1120によりアナログスイツチ1125が選択
されてオンしているとする。モータ115にある一定の電
流が流れ、抵抗1128を介して電流検出部1121にて設定さ
れた電流値即ち、所定のモータ起動電流値を検出する
と、トランジスタ1122をオンする。それによりモータ駆
動トランジスタ1112がオフし、モータの駆動電流がカツ
トされる。すると電流検出部1121は電流を検出しなくな
り、再びトランジスタ1122をオフし、それによりトラン
ジスタ1112がオンしてモータ駆動電流が流れる。この様
な動作の繰り返しによりモータに定められた電流以上が
流れない様に制御される。
また、セレクタ1120によりアナログスイツチ1124が選
択され、オンすると設定電流が小さくなり、モータの速
度が低下する。
次に簡単に動作説明をする。
RDF原稿交換動作が光学系復動動作と重なる場合、本
体制御装置800にあるCPU801が判断してI/O出力807を通
して、光学モータコントローラ110′に光学モータの最
大供給電流を決める抵抗値1126〜1128のいずれかを選
ぶ、選択信号1129をセレクタ1120及び電流検出部1121に
出力する。光学系が原稿走査を終了し反転動作を開始す
る時、選ばれた電流制限抵抗によって決められた起動電
流によって復動動作を開始する。例えば、複写速度80枚
/分(A4版)を実現する為には、目標速度に前述した様
に130msecで到達する必要があるがその為には最大14A必
要とする。しかし、RDFを使用した場合のモータ115の立
上り時間は第9図のT11+T12+T13が第6図のT3+T4+T
5より、250msec迄おくれることが許されるので、最大T3
+250msec=380msecで良いことになる。従って、380mse
c間で立上る様な制限抵抗を選択して光学モータ115に流
れる電流をおさえる。その電流値は第12図に示す様にな
り、複写装置に供給しているAC電源の消費電力のピーク
もおさえられる。
また、上記実施例では、復動動作時の一定速度までの
立上り時間だけをおさえたが、同時に復動動作から、ホ
ームポジシヨンに停止させる為の制動力をおさえること
で、光学モータのピーク電流を制限することもできる。
復動時間の余裕分250msecを立上りと制動時に振り分け
て、立上り時間をT3+150msec=280msec、制動時間をT5
+100msec=150msecとなる様な制限抵抗を決めて行う。
但しこの場合は、制動開始時間を第6図〜第9図に示さ
れる様に画先センサからでなく、新たにセンサを設ける
か、あらかじめ定められたタイマー等によって行うこと
が必要となる。
また、前述した第5図の構成において、装置の光学系
の往復動作時間を測定し、その値に基づいて、最も適し
たモータの復動時の起動電流が得られる様な制御抵抗値
を選択することもできる。
以下にそれを述べる。
光学系復動動作がRDFの原稿交換動作と重なる場合、
本体制御装置800にあるCPU801が判断してI/O出力807を
通して光学モータコントローラ110′に光学モータの最
大供給電流を決める抵抗値1126〜1128のいずれかを選ぶ
選択信号1129をセレクタ1120及び電流検出器1121に出力
する。光学系が原稿走査を終了し、反転動作を開始する
時、選ばれた電流制御抵抗によって決められた起動電流
によって復動動作を開始する。ここまでは前述の動作と
同様であるが、その時、同時に制御装置800において、C
PU801は画先センサ121のインターバル時間を測定し、RD
Fの原稿の交換時間を含めた本体光学系の目標復時間1,0
00msec−(T1+T2)に近づける様に選択信号1129をセレ
クタ1120及び電流検出器1121に出力する。
これにより光学モータの昇温等によるトルク変動や光
学系の経時変化等による復動に要する時間の変化を常に
修正することが出来る。
また、同様に起動電流のみではなく、第4図に示すコ
ントローラ801において復動の目標速度を決める基準周
波数FS812を選択して同様の効果を引き出すことができ
る。
上記の動作をフローチヤートを用いて説明する。
第14図(3)は、前述の第5図の構成に対応した光学
系バツクのSLOW制御のフローチヤートである。図中まず
基準周波数FSを定常出力し(S13−10)、復動時間測定
タイマをスタートする(S13−11)。1回目はまだこの
測定タイマデータがないので所定の制限抵抗を選択し
(S13−12)、次いでこの測定タイマをスタートし(S13
−14)、モータ▲▼/RV信号をオンし(S13−15)、
バツクスキヤンをスタートさせる。そして光学系が画先
センサに来たら(S13−16)前述の測定タイマデータをR
AMに格納し(S13−17)、モータ▲▼/RV信号をオフ
(S13−18)し、ホームポジシヨンセンサに来たら(S13
−19)、モータをオフする。
次に2回目以降はS13−11で測定データがあるので、
そのデータに基づいた制限抵抗を選択しなおし(S13−1
3)、再びS13−14以降の処理をくり返し、最適なバツク
スキヤン制御に近づけて、ロスタイムをなくす様にして
いる。
また、第14図(4)は前述のS13−10〜S13−14までの
処理を測定タイマデータにより制限抵抗でなく基準周波
数FSの値を選択するようにした制御であり(S13−21,S1
3−22)、この方法も有効である。
次にソータ400の動作を選択した場合について説明す
る。
第15図はRDF+複写装置+ソータといったシステムの
処理の特にソータの制御の一例を示したもので、原稿束
から丁合されたコピーセツトを作成する処理を行ってい
る。
前述の第13図(1)の処理を行うと、部数コピーは80
枚/分のスループツト、原稿交換時は60枚/分のスルー
プツトでシートが排紙されるわけであるが、ソータもそ
の速度に対応した高速処理が要求される。
第15図において、まず、ソータのビンを最上位まで上
げるビンイニシヤル処理(S100)を行い本体よりのシー
ト排紙を待つ(S101)。80枚/分で排紙されるたびに部
数設定の回数分だけビンをシフトする(S102〜S103)。
そして、部数設定の最後のシート排出されたら、ビンシ
フトせず、次のシート排紙を待つ(S104)。この時点が
RDFにおける原稿交換タイミングであり、60枚/分の復
動動作が行われ、次の排出から新しいJOBとなる。シー
ト排出されたら今度は80枚/分で排紙されるたびに部数
設定の回数分だけビンを逆方向にシフトする(S105〜10
6)。そしてこのシフト/逆シフトの処理を原稿が終了
するまで行う。
特に原稿交換を行われるJOBの区切りでビンをインニ
シヤルしないでそのままポジシヨンで待機するため原稿
交換時のピーク電流の増加を防止できる。
また、ビンが逆シフトしない様なソータでは原稿交換
時、ビンを最上位まで上げるビンイニシヤル処理を行う
必要がある。特に設定枚数が多くなるとビンの移動距離
が長くなり、イニシヤル処理に必要な時間が長くなって
しまう。従って、イニシヤル処理に要する時間がRDFの
原稿交換時間より長くなると、光学系のホームポジシヨ
ンでの待ち時間が生じるので、ソートモードの場合、光
学系の復動速度を更に遅くすることができ、消費電力を
低減することができる。即ち、設定枚数に応じて復動速
度又は復動タイミングを変えてやれば良い。
次に原稿タイズに応じて光学系の復動動作を制御する
処理について第16図のフローチヤートを用いて説明す
る。
まず、操作者はRDFのトレイに原稿をセツトし、コピ
ーシートカセツトを選択し、複写倍率を選択する(S
1)。そしてコピーキーオンで(S2)、複写動作をスタ
ートさせる。
まずRDFの原稿を1枚ずつ給紙・搬送させ(S3)RDFの
搬送・パスI内にあるセンサ311で原稿の先端から後端
までにかかった時間、即ち、搬送に同期したクロツク数
をカウントすることで原稿サイズを検出し(S4)、かつ
センサ311を原稿後端が通過した時点から所定クロツク
数で露光位置に停止させる(S5)。例えば1クロツク=
1mmの進み量とするならば、A4原稿サイズは約210カウン
トで表される。
次に、選択されたカセツトサイズと倍率により光学系
のスキヤン長を決定する(S6)。光学系もやはり光学系
の動きに同期した光学系クロツクを有し、そのカウント
数でスキヤン長を決めている。例えばA4等倍では1クロ
ツク=1mmとすればスキヤン長つまり反転位置は210カウ
ント+αとなる。このαは光学系のオーバーランを考慮
に入れたもので通常数カウント程度である。そして光学
系の前進スキヤンをスタートさせ(S7)、スキヤン長カ
ウントがUPすることで反転位置に到達する(S8)。ここ
で検出した原稿サイズに応じた原稿交換時間Tdを算出す
る(S9)。本実施例のRDFでの原稿交換は露光済の原稿
を一旦ガラス面から搬送大ローラ307に排出し、その先
端が搬送大ローラ307に加え込まれた時点で、搬送ロー
ラ305に突きあてられた次の原稿を搬送し、ガラス面に
停止させるシーケンスである。
搬送速度を800m/sec、画先センサの位置から搬送大ロ
ーラ307までの距離を80mm、搬送ローラ305から画先セン
サの位置までの距離を80mmとすると交換時間Tdは Td=排紙時間+インターバルT1+給紙時間 =80mm/800mm/sec+100msec+(原稿長+80)/800mm/
sec となり、例えばA4の交換時間はTd=562msとなる。
次に、前記の反転位置からの復動時間Trを算出する。
例えばA4の場合、複写速度280枚/分とした場合前述の
ようにTr=316msかかる。
そして、原稿が最終かどうかチエツクし(S11)、最
終でなければTdとTrを比較する(S12)。ここで、Tdの
方が大の場合、原稿交換をスタートさせておき(S1
3)、次いで光学系の復動SLOW制御を行う(S14)。これ
は例えば復動時間がTdに略等しくなる様な復動速度を設
定すべく、基準周波数FSを低周波で出力させることで行
う。復動が終了したら(S17)、再びS5に戻り、原稿交
換の終了つまり露光位置への原稿停止を待って先にスキ
ヤンをスタートさせる。
例えば原稿A4、コピー紙A4、等倍複写の場合はTd=56
2ms、Tr=316msでTd>TrなのでTrが562msになる様に復
動制御を行うわけである。
尚、原稿がA4サイズのときとA3サイズのときの光学系
の前進時間及び行進時間Tr及び原稿交換時間Tdは表1の
様になる。
従って、A3サイズの原稿のときはTr=825msecになる
様、復動SLOW制御を行う。また復動SLOW制御を行わない
ときのホームポジシヨンでの光学系の待ち時間は395mse
cとなり、A4サイズの場合の待ち時間に比べて、約160ms
ecの余裕があるので、A3サイズの場合の復動速度をA4サ
イズの場合の復動速度よりも遅くすることができ、消費
電流のピーク値を下げることができる。
一方S12でTd>Teの場合は、まず光学系の復動の定常
制御をスタートさせ(S15)、前述の基準周波数FSを定
常周波数で出力させ、さらに所定のタイマ時間後(S1
6)、ここでは(Tr−Td)分原稿の交換を遅らせてスタ
ートさせ(S13)、RDFの駆動電流と光学系の駆動電流の
立上りをずらしてやることを行い、一時的な消費電力を
低減している。この場合では、RDFでの原稿交換の有無
にかかわらず、複写装置のスループツトは落ていないこ
とがわかる。そして、復動終了(S17)で再びS5にもど
り上記の処理をくり返す。今、S14でTd>Tr時に復動SLO
W制御を行ったが、あらかじめ(Td−Tr)分光学系の復
動をおくらせるタイマ手段を設けてタイマUP後復動を定
常制御スタートしても良い。つまり、A4サイズの場合は
236msec、A3サイズの場合は395msec遅らせて復動させ
る。これにより前述のような消費電流のピーク発生タイ
ミングを異ならせられるので電力低減が可能となる。S1
1で最終原稿の場合は、原稿排紙をスタートさせ(S1
8)、さらに復動SLOW制御をスタートさせ(S14)、両者
の終了を待って(S19)複写動作の終了とする。これも
原稿排紙と光学系復動が重なるタイミングなので当然こ
のような電力低減制御を行う。また、両者のスタートタ
イミングを一定時間ずらしても良いことは前述と同様で
ある。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、往復動部材の復
動動作が原稿給送手段の駆動と重なる場合、往復動部材
の復動速度を原稿給送手段の駆動と重ならないときの復
動速度よりも遅くするので、往復動部材の復動動作と原
稿給送手段の駆動が重ならないときは最大の生産性を出
すことができるように最大電流が設計された原稿走査装
置において、往復動部材の復動動作と原稿給送手段の駆
動が重なるときに原稿走査装置の最大電流を超えてしま
うことを防止できる。従って、使用される場所の電源の
容量に合わせた最大限の生産性が出せる原稿走査装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用できる複写装置の断面図、第2図
は操作部を示す図、第3図は複写装置の構成を示すブロ
ツク図、第4図は光学モータのコントローラの回路図、
第5図はモータコントローラの他の実施例を示す図、第
6図は光学系の動きを示すタイムチヤート、第7図〜第
9図は自動原稿給送装置を使用したときの光学系の動き
を示すタイムチヤート、第10図〜第12図は光学モータへ
の供給電流の変化を示す図、第13図は光学系と自動原稿
給送装置の動作を示すフローチヤート、第14図及び第16
図は光学系と自動原稿給送装置の他の実施例の動作を示
すフローチヤート、第15図はソータの動作を示すフロー
チヤートである。 103〜109は移動光学系を構成するランプ及びミラー、11
0はモータコントローラ、115は光学系モータ、300は自
動原稿給送装置、801はCPU、812は基準周波数信号、112
6〜1128は光学系モータの電流制限抵抗、400はソータで
ある。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−20021(JP,A) 特開 昭60−176063(JP,A) 特開 昭64−24275(JP,A) 特開 昭60−123878(JP,A) 特開 昭61−95334(JP,A) 特開 昭61−20023(JP,A) 特開 昭60−26550(JP,A) 特開 昭59−5233(JP,A) 特開 昭61−15135(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/04 113 - 114 G03G 15/00 107 G03G 21/14 G03G 21/00 370 - 384 G03B 27/62 G03B 27/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の原稿を1枚ずつ走査位置へ給送し、
    走査終了後に前記走査位置の原稿を排出し、次の原稿を
    給送する原稿給送手段と、 前記走査位置の原稿を走査するべく往動し、その後復動
    する往復動部材と、 前記往復動部材の動作を制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記往復動部材の復動動作が前記原稿
    給送手段の駆動と重なる場合、前記往復動部材の復動速
    度を前記原稿給送手段の駆動と重ならないときの復動速
    度よりも遅くすることを特徴とする原稿走査装置。
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