JP2742048B1 - 垂直全回転かま - Google Patents

垂直全回転かま

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JP2742048B1
JP2742048B1 JP8276670A JP27667096A JP2742048B1 JP 2742048 B1 JP2742048 B1 JP 2742048B1 JP 8276670 A JP8276670 A JP 8276670A JP 27667096 A JP27667096 A JP 27667096A JP 2742048 B1 JP2742048 B1 JP 2742048B1
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泰介 佐藤
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B57/00Loop takers, e.g. loopers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B57/00Loop takers, e.g. loopers
    • D05B57/08Loop takers, e.g. loopers for lock-stitch sewing machines
    • D05B57/10Shuttles
    • D05B57/14Shuttles with rotary hooks

Abstract

【要約】 【課題】 内かまと縫い針との衝突による縫い針の折損
およびその先端部の損傷を軽減し、縫い針と内かまとの
間に挟まれる上糸の損傷を防止する。 【解決手段】 内かま15の壁面35は案内面36、案
内面36の内かま15の半径方向内方側の終端P5に連
なり縫い針11の軸線L1に平行な第1垂直面37およ
び第1垂直面37の内かま15の半径方向内方側に第1
垂直面38よりも軸線L1寄りに軸線L1に平行な第2
垂直面38からなる。終端P5と第2垂直面38の内か
ま15の半径方向外方側の始端P6とを結ぶ直線が軸線
L1と成す角度θ3は、縫い針11の針先案内面72と
軸線L1とが成す角度θ2よりも小さく設定され、第1
垂直面37の長さH3は縫い針11の糸穴43の内周面
の下端部P2から縫い針11の針先P1までの軸線L1
に沿う距離H4以下に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンの垂直全回
転かまに関し、特に千鳥縫いミシンや刺繍縫いミシンに
好適に用いられるミシンの垂直全回転かまに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来技術における内かま100
の針落ち穴109付近を拡大して示す断面図である。上
糸101は上下に往復動する縫い針103の先端部10
8付近に設けられる糸穴104に挿通され、この上糸1
01が剣先102の直前に縫い針103によって供給さ
れたとき、この上糸101を剣先102が捕捉して上糸
ループを形成し、この上糸ループが図示しない下糸に係
合して縫い目が形成される。
【0003】縫い針103が下方へ変位する際に、突き
刺した布がミシンの送り動作によって移動しているた
め、縫い針103は、その布の移動方向に僅かに反りを
生じ、内かま100のフランジ105に接触する場合が
ある。このような接触によって縫い針103が折損する
ことを防止するために従来技術では、フランジ105の
上部付近に針落ち穴109に臨んで傾斜面107が形成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
縫い針103の折損防止の効果は不充分であり、すなわ
ち縫製加工される布の布送り方向が一定した普通のミシ
ンでは大きな問題はないが、千鳥縫いミシンや前期刺繍
縫いミシンで連続して布送りをしたり、断続的に布送り
を行う場合でも厚い布の段縫いを行うと、縫い針103
は前記傾斜面107に衝突する。このとき縫い針103
は大きな衝撃を受け、この衝撃力によって縫い針103
が折損したり、縫い針103の先端部108が損傷する
という問題がある。
【0005】また上述の従来技術では、縫い針103が
針落ち穴109に挿入した状態で屈曲すると、上糸10
1が壁面106と縫い針103との間に挟まれた状態で
引出される。上糸101は、複数の単糸を撚って作られ
ているので、上述のように上糸101が壁面106に接
触することによって、単糸の損傷が発生し、糸切れや糸
玉の発生を引起こす。
【0006】本発明の目的は、上述の従来技術の問題点
を解決し、縫い針の折損およびその先端部の損傷を防
ぎ、かつ前記損傷した縫い針によって生じる糸切れおよ
び糸玉の発生を防止することができる垂直全回転かまを
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、内かまの外向
きフランジに、内かまの半径方向外方になるにつれて縫
い針の軸線から離反する方向に傾斜する案内面と、前記
案内面の内かまの半径方向内方側の終端に連なり前記縫
い針の軸線に平行な第1垂直面と、前記第1垂直面の内
かまの半径方向内方側であって前記第1垂直面よりも前
記縫い針の軸線寄りに形成され前記縫い針の軸線に平行
な第2垂直面とを、前記縫い針が挿入する針落ち穴に臨
んで形成し、前記案内面の内かまの半径方向内方側の終
端と前記第2垂直面の内かまの半径方向外方側の始端と
を結ぶ直線が前記縫い針の軸線と成す角度は、縫い針の
針先案内面と前記縫い針の軸線とが成す角度よりも小さ
く設定されており、前記第1垂直面の長さは、前記縫い
針の糸穴の内周面の下端部から縫い針の針先までの縫い
針の軸線に沿う距離以下に設定されていることを特徴と
する垂直全回転かまである。本発明に従えば、内かまの
外向きフランジに、内かまの半径方向外方になるにつれ
て縫い針の軸線から離反する方向に傾斜する案内面と、
前記案内面の内かまの半径方向内方側の終端に連なり前
記縫い針の軸線に平行な第1垂直面と、前記第1垂直面
の内かまの半径方向内方側であって前記第1垂直面より
も前記縫い針の軸線寄りに形成され前記縫い針の軸線に
平行な第2垂直面とを、前記縫い針が挿入する針落ち穴
に臨んで形成されるので、縫い針が下方へ変位する際、
縫い針の針先が内かまの外向きフランジに衝突すること
がない。また前記案内面の内かまの半径方向内方側の終
端と前記第2垂直面の内かまの半径方向外方側の始端と
を結ぶ直線が前記縫い針の軸線と成す角度は、縫い針の
針先案内面と前記縫い針の軸線とが成す角度よりも小さ
く設定されて、かつ、前記第1垂直面の長さは、前記縫
い針の糸穴の内周面の下端部から縫い針の針先までの縫
い針の軸線に沿う距離以下に設定されているので、縫い
針の針先が前記第2垂直面の内かまの半径方向外方側の
始端および前記始端に連なり前記第1垂直面の内かまの
半径方向内方側の終端まで延びる前記縫い針の軸線に垂
直な水平面に衝突することがない。
【0008】また本発明は、内かまの外向きフランジ
に、内かまの半径方向外方になるにつれて縫い針の軸線
から離反する方向に傾斜する案内面と、前記案内面の内
かまの半径方向内方側の終端に連なり前記縫い針の軸線
に平行な第1垂直面と、前記第1垂直面の内かまの半径
方向内方側であって前記第1垂直面よりも前記縫い針の
軸線寄りに形成され前記縫い針の軸線に平行な第2垂直
面とを、前記縫い針が挿入する針落ち穴に臨んで形成
し、前記案内面の内かまの半径方向内方側の終端と前記
第2垂直面の内かまの半径方向外方側の始端とを結ぶ直
線が前記縫い針の軸線と成す角度は、縫い針の針先案内
面と前記縫い針の軸線とが成す角度よりも小さく設定さ
れており、前記第1垂直面の長さは、前記縫い針の糸穴
の内周面の下端部および上端部間の縫い針の軸線上の中
央位置から縫い針の針先までの縫い針の軸線に沿う距離
以下に設定されていることを特徴とする垂直全回転かま
である。本発明に従えば、内かまの外向きフランジに、
内かまの半径方向外方になるにつれて縫い針の軸線から
離反する方向に傾斜する案内面と、前記案内面の内かま
の半径方向内方側の終端に連なり前記縫い針の軸線に平
行な第1垂直面と、前記第1垂直面の内かまの半径方向
内方側であって前記第1垂直面よりも前記縫い針の軸線
寄りに形成され前記縫い針の軸線に平行な第2垂直面と
を、前記縫い針が挿入する針落ち穴に臨んで形成される
ので、縫い針が下方へ変位する際、縫い針の針先が内か
まの外向きフランジに衝突することがない。また、前記
案内面の内かまの半径方向内方側の終端と前記第2垂直
面の内かまの半径方向外方側の始端とを結ぶ直線が前記
縫い針の軸線と成す角度は、縫い針の針先案内面と前記
縫い針の軸線とが成す角度よりも小さく設定され、か
つ、前記第1垂直面の長さは、前記縫い針の糸穴の内周
面の下端部および上端部間の縫い針の軸線上の中央位置
から縫い針の針先までの縫い針の軸線に沿う距離以下に
設定されるので、縫い針の針先が前記第2垂直面の内か
まの半径方向外方側の始端および前記始端に連なり前記
第1垂直面の内かまの半径方向内方側の終端まで延びる
前記縫い針の軸線に垂直な水平面に衝突することがな
い。
【0009】さらに本発明は、内かまの外向きフランジ
に、縫い針の軸線に平行で、かつ、内かまの半径方向内
方寄りになるにつれて縫い針の軸線に近接する複数の垂
直面を有する階段状の壁面を、前記縫い針が挿入する針
落ち穴に臨んで形成し、前記壁面を構成する各垂直面の
内かまの半径方向外方側の各始端を相互に結ぶ各直線が
前記縫い針の軸線と成すそれぞれの角度は、縫い針の針
先案内面と前記縫い針の軸線とが成す角度よりも小さく
設定されており、前記各垂直面のそれぞれの長さは、前
記縫い針の糸穴の内周面の下端部から縫い針の針先まで
の縫い針の軸線に沿う距離以下に設定されていることを
特徴とする垂直全回転かまである。本発明に従えば、内
かまの外向きフランジに、縫い針の軸線に平行で、か
つ、内かまの半径方向内方寄りになるにつれて縫い針の
軸線に近接する複数の垂直面を有する階段状の壁面を、
前記縫い針が挿入する針落ち穴に臨んで形成し、前記壁
面を構成する各垂直面の内かまの半径方向外方側の各始
端を相互に結ぶ各直線が前記縫い針の軸線と成すそれぞ
れの角度は、縫い針の針先案内面と前記縫い針の軸線と
が成す角度よりも小さく設定され、前記各垂直面のそれ
ぞれの長さは、前記縫い針の糸穴の内周面の下端部から
縫い針の針先までの縫い針の軸線に沿う距離以下に設定
されるので、縫い針の針先が前記各垂直面の内かまの半
径方向外方側の各始端および前記各始端に連なり前記各
垂直面の内かまの半径方向内方側の終端まで延びる前記
縫い針の軸線に垂直な各水平面に衝突することがない。
【0010】さらにまた本発明は、内かまの外向きフラ
ンジに、縫い針の軸線に平行で、かつ、内かまの半径方
向内方寄りになるにつれて縫い針の軸線に近接する複数
の垂直面を有する階段状の壁面を、前記縫い針が挿入す
る針落ち穴に臨んで形成し、前記壁面を構成する各垂直
面の内かまの半径方向外方側の各始端を相互に結ぶ各直
線が前記縫い針の軸線と成すそれぞれの角度は、縫い針
の針先案内面と前記縫い針の軸線とが成す角度よりも小
さく設定されており、前記各垂直面のそれぞれの長さ
は、前記縫い針の糸穴の内周面の下端部および上端部間
の縫い針の軸線上の中央位置から縫い針の針先までの縫
い針の軸線に沿う距離以下に設定されていることを特徴
とする垂直全回転かまである。本発明に従えば、内かま
の外向きフランジに、縫い針の軸線に平行で、かつ、内
かまの半径方向内方寄りになるにつれて縫い針の軸線に
近接する複数の垂直面を有する階段状の壁面を、前記縫
い針が挿入する針落ち穴に臨んで形成し、前記壁面を構
成する各垂直面の内かまの半径方向外方側の各始端を相
互に結ぶ各直線が前記縫い針の軸線と成すそれぞれの角
度は、縫い針の針先案内面と前記縫い針の軸線とが成す
角度よりも小さく設定され、かつ、前記各垂直面のそれ
ぞれの長さは、前記縫い針の糸穴の内周面の下端部およ
び上端部間の縫い針の軸線上の中央位置から縫い針の針
先までの縫い針の軸線に沿う距離以下に設定されるの
で、縫い針の針先が前記各垂直面の内かまの半径方向外
方側の各始端および前記各始端に連なり前記各垂直面の
内かまの半径方向内方側の終端まで延びる前記縫い針の
軸線に垂直な各水平面に衝突することがない。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る垂直全回転かま10の断面図であり、図2は図1に示
す垂直全回転かま10における内かま15の針落ち穴7
0付近を拡大して示す断面図であり、図3は図2に示す
糸穴43付近を拡大して示す断面図であり、図4は垂直
全回転かま10の壁面35と縫い針11との関係を説明
するための拡大断面図であり、図5は図1に示す垂直全
回転かま10に用いられる内かま15の平面図であり、
図6はボビン22、ボビンケース23および内かま15
を収納した外かま13の斜視図である。
【0012】本発明の実施の一形態である垂直全回転か
ま10は、縫い針11の軸線L1が、外かま13の回転
軸線L2に対して略垂直な全回転かまである。この垂直
全回転かま10は、駆動軸17に、止めねじ18によっ
て固定された外かま13と、この外かま13に収納され
る内かま15とから成る。内かま15には下糸29が巻
回されたボビン22を収納するボビンケース23が収納
される。このような外かま13、内かま15、ボビン2
2およびボビンケース23は、ステンレス鋼製または鋼
鉄製である。
【0013】外かま13は、図6に示す矢符Pで示され
る方向に前記外かま13の回転軸線L2まわりに回転駆
動され、この回転駆動によって剣先12によって捕捉し
た上糸51を内かま15の外周面20に沿って回動させ
て縫目を形成する。外かま13の内周面19に形成され
た軌溝14には、内かま15の外周面20に形成された
軌条16が嵌まり込み、内かま15が外かま13に支持
される。
【0014】内かま15は、前記軌条16が形成される
円筒状の筒部42と、筒部42の軸線方向一端部に連な
る底部30と、前記筒部42の開放端に連なる外向きフ
ランジ34とを有する。
【0015】内かま15の凹所21にはボビン22を収
納したボビンケース23が装着される。ボビン22は、
スタッド24が挿通する中央孔25を有する直円筒状の
筒体26と、その筒体26の両端部に固定される一対の
フランジ27,28とを有する。このようなボビン22
には下糸29が巻回され、中央孔25には、内かま15
の底部30に立設されたスタッド24が挿通する。
【0016】このような垂直全回転かま10は、図示し
ないミシンの針板31の下方に設けられる。前記針板3
1には上下に往復動する縫い針11が挿通する針穴32
が形成される。前記針板31上に縫製される布33が載
置され、縫製加工に供される。
【0017】縫い針11の先端部40が挿通する略長円
形の針落ち穴70は、内かま15の側壁の上部中央に設
けられ、針落ち穴70に臨む外向きフランジ34の背後
側、すなわち図2の左方には、壁面35が形成される。
【0018】縫い針11は、針先P1から縫い針11の
軸線L1に沿って、図2における上方、すなわち針棒
(図示せず)寄りになるにつれて、次第に大径となる先
細状に湾曲した針先案内面72と直円筒状の外周面73
とを有する。
【0019】縫い針11の先端部40付近には、上糸5
1が挿通される糸穴43が形成される。上糸51の退避
する凹溝74は、糸穴43に連なって縫い針11の軸線
L1に沿って延びて形成される。凹溝74が設けられて
いる部分75は、内かま15の軸線L1方向に縫い針1
1の外径よりも小径に形成される。この凹溝74に上糸
51が退避することによって、上糸51が壁面35と縫
い針11とによって挟まれた状態で移動する場合に上糸
51の損傷を防止することができる。
【0020】前記壁面35は、案内面36と第1垂直面
37と第2垂直面38とを含み、前記案内面36は内か
ま15の半径方向外方になるにつれて縫い針11の軸線
L1から離反する方向に傾斜して形成される。
【0021】さらに前記案内面36の縫い針11の軸線
L1に対する傾斜角度θ1は、縫い針11の針先案内面
72と縫い針11の軸線L1とが成す角度θ2よりも大
きく形成される。前記傾斜角度θ1は、15°〜25°
の範囲に選ばれ、好ましくは20°である。前記傾斜角
度θ1は、垂直全回転かま10のミシンへの取付関係寸
法や縫い針11の太さによってH1,d2(図2参照)
が規制され、前記外向きフランジ34への縫い針11の
衝突防止と糸穴43との位置関係により、d1,H2
(図2参照)がそれぞれ決定され、結果としてθ1が決
定される。
【0022】第1垂直面37は、前記案内面36の内か
ま15の半径方向内方側の終端P5に連なり、縫い針1
1の軸線L1に対して平行に形成される。第2垂直面3
8は、前記第1垂直面37の内かま15の半径方向内方
側であって、前記第1垂直面37よりも縫い針11の軸
線寄りに、前記縫い針11の軸線L1に対して平行に形
成される。ここで第1垂直面37および第2垂直面38
とは、上下に延びる縦面である。さらに第1垂直面37
および第2垂直面38は、外かま13の回転軸線L2に
対して垂直に形成される。
【0023】前記終端P5と第2垂直面38の内かま1
5の半径方向外方側の始端P6とを結ぶ直線が前記縫い
針11の軸線L1と成す角度θ3は、縫い針11の針先
案内面72と前記縫い針11の軸線L1とが成す角度θ
2よりも小さく設定され(θ3<θ2)、前記第1垂直
面37の長さH3は、前記縫い針11の糸穴43の内周
面の下端部P2から縫い針11の針先P1までの縫い針
11の軸線L1に沿う距離H4以下に設定される(H3
≦H4)。
【0024】このように案内面36は、内かま15の半
径方向外方、すなわち図2において上方になるにつれて
縫い針11の軸線L1から離反する方向に傾斜している
ので、縫い針11の先端部40がこの案内面36によっ
て針落ち穴70に案内され、縫い針11は滑らかに下方
へ変位することができる。また前記案内面36は、前述
のように内かま15の半径方向外方になるにつれて縫い
針11の軸線L1から離反する方向に傾斜しているの
で、縫い針11と前記案内面36との間隙は、内かま1
5の半径方向外方になるにつれて大きくなっている。こ
のため上糸51が縫い針11と案内面36との間で摺動
することがなく、上糸51の損傷を防止することができ
る。さらに縫い針11と案内面36との間隙が、内かま
15の半径方向外方になるにつれて大きくなっているの
で、上糸51が退避する凹溝74の深さD1を小さく形
成することができる。したがって縫い針11の前記凹溝
74が設けられている部分75の厚さD2を大きくする
ことができ、これによって縫い針11の強度を向上する
ことができる。
【0025】また傾斜角度θ1は、前記角度θ2よりも
大きく形成されているので、縫製加工に供される布33
の送りによって下方変位する縫い針11に力が作用し
て、縫い針11が屈曲して、案内面36に接触しても縫
い針11は大きな衝撃を受けることがない。すなわち縫
い針11は滑らかに案内面36に沿って針落ち穴70に
案内されるので、縫い針11の先端部40の損傷が防が
れる。
【0026】さらに前記終端P5と第2垂直面38の内
かま15の半径方向外方側の始端P6とを結ぶ直線が前
記縫い針11の軸線L1と成す角度θ3は、縫い針11
の針先案内面72と前記縫い針11の軸線L1とが成す
角度θ2よりも小さく設定され(θ3<θ2)、前記第
1垂直面37の長さH3は、前記縫い針11の糸穴43
の内周面の下端部P2から縫い針11の針先P1までの
縫い針11の軸線L1に沿う距離H4以下に設定されて
いる(H3≦H4)。このため縫製加工に供される布3
3の送りによって下方変位する縫い針11に力が作用し
て、縫い針11が屈曲して、壁面35寄りに変位した場
合であっても、縫い針11の針先P1が前記第2垂直面
38の内かま15の半径方向外方側の始端P6または前
記始端P6に連なり前記第1垂直面37の内かま15の
半径方向内方側の終端P7まで延びる前記縫い針11の
軸線L1に垂直な水平面39に衝突することがない。す
なわち縫い針11は滑らかに壁面35に沿って針落ち穴
70に案内されるので、縫い針11の先端部40の損傷
が防がれる。
【0027】内かま15の筒部42の針落ち穴70に臨
む壁面76には、第1壁面77と第2壁面78とが形成
される。前記壁面76は案内面36および/または第1
垂直面37および/または第2垂直面38に対向して内
かま15の底部30側に形成される。第1壁面77は内
かま15の半径方向外方になるにつれて縫い針11の軸
線L1から離反する方向に傾斜して形成される。
【0028】第2壁面78は第1壁面77の内かま15
の半径方向内方の終端79に連なり、前記縫い針11の
軸線L1に平行に形成される。
【0029】図3および図4を参照してさらに詳述す
る。縫い針11は前述のとおり、針先P1から縫い針1
1の軸線L1に沿って、針棒(図示せず)寄りになるに
つれて、次第に大径となる先細状に湾曲した針先案内面
72と直円筒状の外周面73とを有する。すなわち図3
に示す針先P1から糸穴43の内周面の下端部P2付近
までの縫い針11の形状は、少し膨らんだ円錐形状であ
る。さらに図3に示す前記縫い針11の糸穴43の内周
面の下端部P2および上端部P3間の縫い針の軸線上の
中央位置P4を含む平面であって、縫い針11の軸線L
1に垂直な平面と縫い針11との交点付近の縫い針11
の形状は、直円筒形状である。したがって、前述のよう
に壁面35の形状がθ3<θ2かつH3≦H4の条件を
満たさない場合には、図4において縫い針11の針先P
1が仮想線で示す前記始端P6または前記水平面39に
衝突してしまい、縫い針11が損傷してしまう。一方、
θ3<θ2かつH3≦H4の条件を満たすように壁面3
5が形成されている場合には、図4において実践で示す
前記始端P6または前記水平面39に縫い針11の針先
P1が衝突することはなく、縫い針11が損傷すること
はない。
【0030】本発明の他の実施の形態としては、前記終
端P5と第2垂直面38の内かま15の半径方向外方側
の始端P6とを結ぶ直線が前記縫い針11の軸線L1と
成す角度θ3は、縫い針11の針先案内面72と前記縫
い針11の軸線L1とが成す角度θ2よりも小さく設定
され(θ3<θ2)、前記第1垂直面37の長さH3
は、前記縫い針11の糸穴43の内周面の下端部P2お
よび上端部P3間の縫い針11の軸線L1上の中央位置
P4から縫い針11の針先43までの縫い針11の軸線
L1に沿う距離H5以下に設定される(H3≦H5)垂
直全回転かまである。この本発明の他の実施の形態の垂
直全回転かまは、H3≦H5の条件を満たすこと以外
は、前述の垂直全回転かま10と類似の構成であって、
垂直全回転かま10と同様に、縫製加工に供される布3
3の送りによって下方変位する縫い針11に力が作用し
て、縫い針11が屈曲して、壁面35寄りに変位した場
合であっても、縫い針11の針先P1が前記第2垂直面
38の内かま15の半径方向外方側の始端P6または前
記始端P6に連なり前記第1垂直面37の内かま15の
半径方向内方側の終端P7まで延びる前記縫い針11の
軸線L1に垂直な水平面39に衝突することがない。す
なわち縫い針11は滑らかに壁面35に沿って針落ち穴
70に案内されるので、縫い針11の先端部40の損傷
が防がれる。
【0031】図7は、本発明の他の実施の形態である垂
直全回転かま10の壁面35の拡大断面図である。内か
ま15の外向きフランジ34には、縫い針11の軸線L
1に平行であって、内かま15の半径方向内方寄りにな
るにつれて縫い針11の軸線L1に近接する複数の垂直
面38,45,46,47を有する階段状の壁面35が
形成される。
【0032】前記壁面35を構成する各垂直面38,4
5,46,47の内かま15の半径方向外方側の各始端
P6,P8,P9,P10を相互に結ぶ各直線が前記縫
い針11の軸線L1と成すそれぞれの角度θ4,θ5,
θ6は、縫い針11の針先案内面72と前記縫い針11
の軸線L1とが成す角度θ2よりも小さく設定される
(θ4<θ2,θ5<θ2,θ6<θ2)。
【0033】前記各垂直面45,46,47のそれぞれ
の長さH6,H7,H8は、前記縫い針11の糸穴43
の内周面の下端部P2から縫い針11の針先P1までの
縫い針11の軸線L1に沿う距離H4以下に設定される
(H6≦H4,H7≦H4,H8≦H4)。
【0034】上述のように、壁面35を構成する各垂直
面38,45,46,47の内かま15の半径方向外方
側の各始端P6,P8,P9,P10を相互に結ぶ各直
線が前記縫い針11の軸線L1と成すそれぞれの角度θ
4,θ5,θ6は、縫い針11の針先案内面72と前記
縫い針11の軸線L1とが成す角度θ2よりも小さく設
定され、かつ、前記各垂直面45,46,47のそれぞ
れの長さH6,H7,H8は、前記縫い針11の糸穴4
3の内周面の下端部P2から縫い針11の針先P1まで
の縫い針11の軸線L1に沿う距離H4以下に設定され
る。すなわち前記各垂直面38,45,46,47と縫
い針11との関係は、図4に示す垂直面37と縫い針1
1と類似の関係を有することとなる。したがって、縫製
加工に供される布33の送りによって下方変位する縫い
針11に力が作用して、縫い針11が屈曲して、壁面3
5寄りに変位した場合であっても、縫い針11の針先P
1が前記各始端P6,P8,P9,P10または前記各
始端P6,P8,P9,P10に連なり前記各垂直面4
5,46,47の内かま15の半径方向内方側の終端P
7,P11,P12まで延びる前記縫い針11の軸線L
1に垂直な各水平面48,49,50に衝突することが
ない。すなわち縫い針11は滑らかに壁面35に沿って
針落ち穴70に案内されるので、縫い針11の先端部4
0の損傷が防がれる。さらに縫い針11が剣先12から
内かま15の開放端側に大きく離反することが防がれ、
縫い性能が向上される。
【0035】本発明の他の実施の形態としては、壁面3
5を構成する各垂直面38,45,46,47の内かま
15の半径方向外方側の各始端P6,P8,P9,P1
0を相互に結ぶ各直線が前記縫い針11の軸線L1と成
すそれぞれの角度θ4,θ5,θ6は、縫い針11の針
先案内面72と前記縫い針11の軸線L1とが成す角度
θ2よりも小さく設定され(θ4<θ2,θ5<θ2,
θ6<θ2)、かつ、前記各垂直面45,46,47の
それぞれの長さH6,H7,H8は、前記縫い針11の
糸穴43の内周面の下端部P2および上端部P3間の縫
い針11の軸線L1上の中央位置P4から縫い針11の
針先43までの縫い針11の軸線L1に沿う距離H5以
下に設定される(H6≦H5,H7≦H5,H8≦H
5)。
【0036】したがって縫製加工に供される布33の送
りによって下方変位する縫い針11に力が作用して、縫
い針11が屈曲して、壁面35寄りに変位した場合であ
っても、縫い針11の針先P1が前記各始端P6,P
8,P9,P10または前記各始端P6,P8,P9,
P10に連なり前記各垂直面45,46,47の内かま
15の半径方向内方側の終端P7,P11,P12まで
延びる前記縫い針11の軸線L1に垂直な各水平面4
8,49,50に衝突することがない。すなわち縫い針
11は滑らかに壁面35に沿って針落ち穴70に案内さ
れるので、縫い針11の先端部40の損傷が防がれる。
【0037】さらにまた本発明の他の実施の形態とし
て、本発明を内かま15の回転軸線が外かま13の回転
軸線L2に対して傾斜している垂直全回転かまに適用す
ることも可能である。
【0038】さらにまた本発明の他の実施の形態とし
て、本発明を内かま15の回転軸線および外かま13の
回転軸線L2に対して縫い針11の軸線L1が傾斜して
いる垂直全回転かまに適用することが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、内かまの
外向きフランジに形成される案内面は、内かまの半径方
向外方になるにつれて縫い針の軸線から離反する方向に
傾斜しているので、縫い針の針先案内面が外向きフラン
ジに衝突することはなく、縫い針の折損を防止すること
ができる。また第1垂直面は前記縫い針が挿入する針落
ち穴に臨んで前記案内面の内かまの半径方向内方側の終
端に連なり前記縫い針の軸線に平行に形成され、第2垂
直面は前記針落ち穴に臨んで前記第1垂直面の内かまの
半径方向内方側であって前記第1垂直面よりも前記縫い
針の軸線寄りに前記縫い針の軸線に平行に形成されるの
で、縫い針が下方へ変位する際、縫い針の針先が内かま
の外向きフランジに衝突することがない。さらに前記案
内面の内かまの半径方向内方側の終端と前記第2垂直面
の内かまの半径方向外方側の始端とを結ぶ直線が前記縫
い針の軸線と成す角度は、縫い針の針先案内面と前記縫
い針の軸線とが成す角度よりも小さく設定されて、か
つ、前記第1垂直面の長さは、前記縫い針の糸穴の内周
面の下端部から縫い針の針先までの縫い針の軸線に沿う
距離以下に設定されるので、縫い針の針先が前記第2垂
直面の内かまの半径方向外方側の始端および前記始端に
連なり前記第1垂直面の内かまの半径方向内方側の終端
まで延びる前記縫い針の軸線に垂直な水平面に衝突する
ことがなく、上糸が縫い針と第1垂直面とに挟まれるこ
となく、そのため上糸の損傷が防がれ、糸切れの発生を
防止することができる。
【0040】また本発明によれば、前記案内面の内かま
の半径方向内方側の終端と前記第2垂直面の内かまの半
径方向外方側の始端とを結ぶ直線が前記縫い針の軸線と
成す角度は、縫い針の針先案内面と前記縫い針の軸線と
が成す角度よりも小さく設定され、かつ、前記第1垂直
面の長さは、前記縫い針の糸穴の内周面の下端部および
上端部間の縫い針の軸線上の中央位置から縫い針の針先
までの縫い針の軸線に沿う距離以下に設定されるので、
縫い針の針先が前記第2垂直面の内かまの半径方向外方
側の始端および前記始端に連なり前記第1垂直面の内か
まの半径方向内方側の終端まで延びる前記縫い針の軸線
に垂直な水平面に衝突することがない。
【0041】さらに本発明よれば、内かまの外向きフラ
ンジに、縫い針の軸線に平行で、かつ、内かまの半径方
向内方寄りになるにつれて縫い針の軸線に近接する複数
の垂直面を有す階段状の壁面を、前記縫い針が挿入する
針落ち穴に臨んで形成し、前記壁面を構成する各垂直面
の内かまの半径方向外方側の各始端を相互に結ぶ各直線
が前記縫い針の軸線と成すそれぞれの角度は、縫い針の
針先案内面と前記縫い針の軸線とが成す角度よりも小さ
く設定され、前記各垂直面のそれぞれの長さは、前記縫
い針の糸穴の内周面の下端部から縫い針の針先までの縫
い針の軸線に沿う距離以下に設定されるので、縫い針の
針先が前記各垂直面の内かまの半径方向外方側の各始端
および前記各始端に連なり前記各垂直面の内かまの半径
方向内方側の終端まで延びる前記縫い針の軸線に垂直な
各水平面に衝突することがない。さらに縫い針11が剣
先12から内かま15の開放端側に大きく離反すること
が防がれ、縫い性能が向上される。
【0042】さらにまた本発明によれば、内かまの外向
きフランジに、縫い針の軸線に平行で、かつ、内かまの
半径方向内方寄りになるにつれて縫い針の軸線に近接す
る複数の垂直面を有する階段状の壁面を、前記縫い針が
挿入する針落ち穴に臨んで形成し、前記壁面を構成する
各垂直面の内かまの半径方向外方側の各始端を相互に結
ぶ各直線が前記縫い針の軸線と成すそれぞれの角度は、
縫い針の針先案内面と前記縫い針の軸線とが成す角度よ
りも小さく設定され、かつ、前記各垂直面のそれぞれの
長さは、前記縫い針の糸穴の内周面の下端部および上端
部間の縫い針の軸線上の中央位置から縫い針の針先まで
の縫い針の軸線に沿う距離以下に設定されるので、縫い
針の針先が前記各垂直面の内かまの半径方向外方側の各
始端および前記各始端に連なり前記各垂直面の内かまの
半径方向内方側の終端まで延びる前記縫い針の軸線に垂
直な各水平面に衝突することがない。さらに縫い針11
が剣先12から内かま15の開放端側に大きく離反する
ことが防がれ、縫い性能が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である垂直全回転かま1
0の断面図である。
【図2】図1に示す垂直全回転かま10における内かま
15の針落ち穴70付近を拡大して示す断面図である。
【図3】図2に示す糸穴43付近を拡大して示す断面図
である。
【図4】垂直全回転かま10の壁面35と縫い針11と
の関係を説明するための拡大断面図である。
【図5】図1に示す垂直全回転かま10に用いられる内
かま15の平面図である。
【図6】ボビン22、ボビンケース23および内かま1
5を収納した外かま13の斜視図である。
【図7】本発明の他の実施の形態である垂直全回転かま
10の壁面35の拡大断面図である。
【図8】従来技術における内かま100の針落ち穴10
9付近を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
10 垂直全回転かま 11 縫い針 13 外かま 15 内かま 34 外向きフランジ 35 壁面 36 案内面 37 第1垂直面 38 第2垂直面 43 糸穴 70 針落ち穴 72 針先案内面 H3 垂直面37の長さ H4 下端部P2から針先P1までの縫い針11の軸線
L1に沿う距離 H5 中央位置P5から針先P1までの縫い針11の軸
線L1に沿う距離 H6,H7,H8 各垂直面45,46,47の長さ L1 縫い針11の軸線 P1 針先 P2 糸穴43の内周面の下端部 P3 糸穴43の内周面の上端部 P4 下端部P2および上端部P3間の軸線L1上の中
央位置 P5 案内面36の内かま15の半径方向内方側の終端 P6,P8,P9,P10 垂直面38,45,46,
47の内かま15の半径方向外方側の始端 θ2 針先案内面72と縫い針11とが成す角度 θ3 終端P5と始端P6とを結ぶ直線が縫い針11の
軸線L1と成す角度 θ4,θ5,θ6 各始端P6,P8,P9,P10を
相互に結ぶ直線が軸線L1と成す角度

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内かまの外向きフランジに、内かまの半
    径方向外方になるにつれて縫い針の軸線から離反する方
    向に傾斜する案内面と、前記案内面の内かまの半径方向
    内方側の終端に連なり前記縫い針の軸線に平行な第1垂
    直面と、前記第1垂直面の内かまの半径方向内方側であ
    って前記第1垂直面よりも前記縫い針の軸線寄りに形成
    され前記縫い針の軸線に平行な第2垂直面とを、前記縫
    い針が挿入する針落ち穴に臨んで形成し、 前記案内面の内かまの半径方向内方側の終端と前記第2
    垂直面の内かまの半径方向外方側の始端とを結ぶ直線が
    前記縫い針の軸線と成す角度は、縫い針の針先案内面と
    前記縫い針の軸線とが成す角度よりも小さく設定されて
    おり、 前記第1垂直面の長さは、前記縫い針の糸穴の内周面の
    下端部から縫い針の針先までの縫い針の軸線に沿う距離
    以下に設定されていることを特徴とする垂直全回転か
    ま。
  2. 【請求項2】 内かまの外向きフランジに、内かまの半
    径方向外方になるにつれて縫い針の軸線から離反する方
    向に傾斜する案内面と、前記案内面の内かまの半径方向
    内方側の終端に連なり前記縫い針の軸線に平行な第1垂
    直面と、前記第1垂直面の内かまの半径方向内方側であ
    って前記第1垂直面よりも前記縫い針の軸線寄りに形成
    され前記縫い針の軸線に平行な第2垂直面とを、前記縫
    い針が挿入する針落ち穴に臨んで形成し、 前記案内面の内かまの半径方向内方側の終端と前記第2
    垂直面の内かまの半径方向外方側の始端とを結ぶ直線が
    前記縫い針の軸線と成す角度は、縫い針の針先案内面と
    前記縫い針の軸線とが成す角度よりも小さく設定されて
    おり、 前記第1垂直面の長さは、前記縫い針の糸穴の内周面の
    下端部および上端部間の縫い針の軸線上の中央位置から
    縫い針の針先までの縫い針の軸線に沿う距離以下に設定
    されていることを特徴とする垂直全回転かま。
  3. 【請求項3】 内かまの外向きフランジに、縫い針の軸
    線に平行で、かつ、内かまの半径方向内方寄りになるに
    つれて縫い針の軸線の近接する複数の垂直面を有する階
    段状の壁面を、前記縫い針が挿入する針落ち穴に臨んで
    形成し、 前記壁面を構成する各垂直面の内かまの半径方向外方側
    の各始端を相互に結ぶ各直線が前記縫い針の軸線と成す
    それぞれの角度は、縫い針の針先案内面と前記縫い針の
    軸線とが成す角度よりも小さく設定されており、 前記各垂直面のそれぞれの長さは、前記縫い針の糸穴の
    内周面の下端部から縫い針の針先までの縫い針の軸線に
    沿う距離以下に設定されていることを特徴とする垂直全
    回転かま。
  4. 【請求項4】 内かまの外向きフランジに、縫い針の軸
    線に平行で、かつ、内かまの半径方向内方寄りになるに
    つれて縫い針の軸線の近接する複数の垂直面を有する階
    段状の壁面を、前記縫い針が挿入する針落ち穴に臨んで
    形成し、 前記壁面を構成する各垂直面の内かまの半径方向外方側
    の各始端を相互に結ぶ各直線が前記縫い針の軸線と成す
    それぞれの角度は、縫い針の針先案内面と前記縫い針の
    軸線とが成す角度よりも小さく設定されており、 前記各垂直面のそれぞれの長さは、前記縫い針の糸穴の
    内周面の下端部および上端部間の縫い針の軸線上の中央
    位置から縫い針の針先までの縫い針の軸線に沿う距離以
    下に設定されていることを特徴とする垂直全回転かま。
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