JP2960370B2 - 垂直全回転かま - Google Patents

垂直全回転かま

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JP2960370B2
JP2960370B2 JP10051997A JP10051997A JP2960370B2 JP 2960370 B2 JP2960370 B2 JP 2960370B2 JP 10051997 A JP10051997 A JP 10051997A JP 10051997 A JP10051997 A JP 10051997A JP 2960370 B2 JP2960370 B2 JP 2960370B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂直全回転かまに
関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来技術である垂直全回転かま1
の構成を示す斜視図であり、図9は垂直全回転かま1を
示す断面図であり、図10は内かま4を示す正面図であ
る。垂直全回転かま1は、剣先2を備える外かま3と、
内かま4と、ボビン5と、ボビンケース6とによって形
成される。内かま4には、その外周面に軌条7が形成さ
れる。外かま3には、前記軌条7が嵌まり込む軌溝8が
形成される。内かま4は、その軌条7が前記軌溝8に嵌
まり込んだ状態で外かま3に収納される。また内かま4
には、ボビン糸9が巻回されたボビン5が収納され、ボ
ビンケース6が着脱自在に取付けられる。外かま3は、
ミシン糸17が挿通された針10の軸線11に垂直な軸
線12を有する。外かま3の基端部3aには、前記軸線
12と同軸になるように駆動軸13が止めねじ14によ
って固定される。また外かま3は、糸案内ばね3bを有
する。このように構成される垂直全回転かま1は、内か
まの回転が回り止め部材19によって阻止された状態
で、外かま3が回転軸線まわりに回転駆動される。内か
ま4の軌条7は、外かま3の回転方向A上流側に糸分け
部7aを有し、外かま3の回転方向A下流側に糸抜け部
7bを有し、この糸分け部7aから糸抜け部7bにわた
って形成される。糸分け部7aは、前記針10の軸線1
1と外かま26の回転軸線12と同軸を成す内かま4の
軸線とを含む一鉛直面と、内かま4の軸線と糸分け部7
aとを含む仮想平面との成す角θ1が50°になるよう
に配置される。糸抜け部7bは、前記一鉛直面と、内か
ま4の軸線と糸抜け部7bとを含む仮想平面との成す角
θ2が350°になるように配置される。すなわち内か
ま4の軌条7は、前記針10の軸線11と前記軸線12
と同軸を成す内かま4の軸線とを含む一鉛直面から外か
ま3の回転方向A下流側に50°〜350°の範囲にわ
たって形成される。
【0003】図11は、垂直全回転かま1の糸量曲線図
である。横軸は上軸回転角を示し、縦軸は糸の量を示
す。ラインL1は針棒の上下量を示し、ラインL2は垂
直全回転かま1の糸引込み量を示し、ラインL3は天秤
の糸緩め量を示す。上軸回転角が0°のとき、針棒は下
限位置にある。前記ボビンケース6内のボビン5から引
出されたボビン糸9は、針落ち孔16から上方に引出さ
れた状態で布18と針板15との間に介在される。ミシ
ン糸17の糸越し動作を説明すると、図8〜図10をも
参照して、外かま3が外かまの回転方向A下流側に回転
駆動されて、上軸回転角がθa1になると、針棒は下限
位置よりも若干上昇した位置にあり、天秤は若干下降し
てミシン糸17を弛ませた状態にある。このとき、ミシ
ンの針板15の針落ち孔16を挿通して外かま3の剣先
2の近傍にもたらされたミシン糸17は、その剣先2に
よって捕捉される。
【0004】さらに外かま3が回転方向A下流側に回転
駆動されると、針棒は上昇し、天秤はさらに下降してミ
シン糸17をさらに弛ませた状態にする。剣先2によっ
て捕捉されたミシン糸17は、軌条7の糸分け部7aに
係止され、糸案内ばね3bに案内されて垂直全回転かま
1内に引込まれ、ミシン糸17のループを形成する。さ
らに外かま3が回転方向A下流側に回転駆動されると、
ミシン糸17のループは拡径されて、上軸回転角がθa
2になると、針棒はさらに上昇し、天秤の糸緩め量は最
大となる。このとき、ミシン糸17は糸案内ばね3bの
終端から外れる。さらに外かま3が回転方向A下流側に
回転駆動されて、上軸回転角がθa3になると、針棒は
前記角度θa2における針棒の位置よりもさらに上方に
位置し、天秤が若干上昇して天秤の糸緩め量は若干減少
する。このとき、垂直全回転かま1の糸引込み量は最大
となり、ミシン糸17のループの径は最大となる。
【0005】さらに外かま3が回転方向A下流側に回転
駆動されて、上軸回転角がθa4になると、ミシン糸1
7が剣先2の根元から抜け始め、ミシン糸17のループ
は内かま4を糸越しして、図11のe点において、ミシ
ン糸17は軌条7の糸分け部7aから内かま4の外周面
上を外かま3の回転方向Aとは逆方向に移動して離反
し、ミシン糸17のループはミシン糸17が剣先2の根
元から抜け始める。このとき、ミシン糸17のループは
垂直全回転かま1の上部で小さな直径のミシン糸17の
ループを形成した状態となる。針棒はさらに上昇し、天
秤は糸緩め量をさらに小さくするように上昇する。
【0006】さらに外かま3が回転方向A下流側に回転
駆動されて、上軸回転角がθa5になると、外かま3は
ほぼ1回転して、ミシン糸17のループが垂直全回転か
ま1から抜けるとともに、ミシン糸17は、ボビン糸9
と係合した状態で天秤によって引上げられ、糸越し動作
を終了する。このとき、針棒はほぼ上限位置に達する。
【0007】さらに外かま3が回転方向A下流側に回転
駆動されると、天秤はさらに上昇して糸緩め量を零と
し、その後下降して糸緩め量を増加させる。針棒は下降
し、ちょうどミシンの上軸が1回転すると下限位置に配
置される。垂直全回転かま1は、ミシン糸17が糸抜け
した後、剣先2がミシン糸17を捕捉するためにさらに
1回転する。このようにして上軸1回転につき垂直全回
転かま1は2回転して、1つの縫目を形成する。このと
きミシンの上軸の回転数をたとえば6000rpmとす
ると、垂直全回転かま1の回転数は12000rpmと
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来技術
では、内かま4の軌条は、針10の軸線11と外かま3
の軸線12と同軸を成す内かまの軸線とを含む一鉛直面
から外かま3の回転方向A下流側に50°〜350°の
範囲にわたって形成されているので、外かま3がほぼ1
回転しないとミシン糸17が抜けないという問題があ
る。
【0009】また、ミシンの縫製速度は垂直全回転かま
1の回転数によって支配される。1つの縫目を形成する
ために外かま3は2回転しなければならないので、ミシ
ンの上軸の回転数が制限されて、縫製加工の高速化を図
ることができないという問題がある。
【0010】本発明の目的は、縫製加工の高速化を図る
ことができる垂直全回転かまを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、剣先を備える
外かまの軌溝に内かまの軌条が嵌まり込んで外かまに内
かまが同軸に収納され、内かまの回転が阻止された状態
で、外かまが針の軸線に垂直な回転軸線まわりに回転駆
動される垂直全回転かまにおいて、内かまの軌条は、前
記針の軸線と内かまの軸線とを含む一鉛直面上の針落ち
位置115から外かまの回転方向下流側に50°〜18
0°の範囲にわたって形成され、前記軌条は、内かまの
半径方向外方に突出する第1軌条部分と、第1軌条部分
から内かまの軸線方向に突出する第2軌条部分とによっ
て形成され、前記軌溝は、第1軌条部分が嵌まり込み、
周方向に延びる第1空間と、第2軌条部分が嵌まり込
み、周方向に延びる第2空間とによって形成されること
を特徴とする垂直全回転かまである。本発明に従えば、
内かまの軌条は、前記針の軸線と外かまの回転軸線と同
軸を成す内かまの軸線とを含む一鉛直面上の針落ち位置
115から外かまの回転方向下流側に50°〜180°
の範囲にわたって形成される。外かまが回転駆動される
と、ミシン糸が剣先に捕捉されてミシン糸のループを形
成し、外かま回転方向下流側に回転駆動されるにつれ
て、ミシン糸のループは拡径される。さらに外かまが回
転方向下流側に回転駆動されて、外かまがほぼ半回転す
ると、ミシン糸は垂直全回転かまから糸抜けして、内か
まを糸越しする。この動作を外かまがほぼ半回転する間
に行うので、1つの縫目を形成するために外かまが1回
転すればよく、縫製加工の高速化を図ることができる。
これとともに、ミシンの上軸の回転数を変えずに、増速
してミシンの下軸に伝達する機構を設ける必要がなくな
り、ミシンの構成を簡略化することができる。また、前
記軌条は、内かまの半径方向外方に突出する第1軌条部
分と、第1軌条部分から内かまの軸線方向に突出する第
2軌条部分とによって形成される。また前記軌溝は、第
1軌条部分が嵌まり込み、周方向に延びる第1空間と、
第2軌条部分が嵌まり込み、周方向に延びる第2空間と
によって形成される。軌条が軌溝に嵌まり込んだ状態
で、第2軌条部分と第2空間に臨む軌溝を形成する部分
とが係合して、内かまが外かまに保持されるので、外か
まから内かまが脱落することを防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る垂直全回転かま25の構成を示す断面図であり、図2
は内かま27の正面図であり、図3は軌溝31に軌条3
0が嵌まり込んだ状態を簡略化して示す断面図である。
垂直全回転かま25は、剣先32を備える外かま26
と、内かま27と、ボビン28と、ボビンケース29と
によって形成される。垂直全回転かま25は、外かま2
6の軌溝31に内かま27の軌条30が嵌まり込んで外
かま26に内かま27が同軸に収納され、内かま27の
回転が阻止された状態で外かま26が針37の軸線38
に垂直な回転軸線まわりに回転駆動される。内かま27
には、その外周面に軌条30が形成される。外かま26
の周壁には、前記軌条30が嵌まり込む軌溝31が形成
される。外かま26の基端部26aには、外かま26の
軸線33と同軸を成す駆動軸34が止めねじ35によっ
て固定される。また外かま26は、糸案内ばね26bを
有する。さらに、外かま26は、外かま26の回転方向
B下流側に設けられ、内かま27を摺動自在に保持する
内かま押え59を有する。内かま押え59は、外かま2
6の周壁の外周面に外かま26の半径方向外方から半径
方向内方に向かって螺着される皿ねじ60によって固定
される。内かま27には、ボビン28を収納するボビン
ケース29が着脱自在に取付けられ、ボビン28には、
ボビン糸36が巻回される。
【0013】外かま26の軸線33は、内かま27の軸
線に同軸であり、かつ針37の軸線38に対して垂直で
ある。外かま26の回転軸線は、外かま26の軸線33
と一致する。
【0014】内かま27は、前記軌条30が形成される
円筒状の筒部39と、筒部39の軸線方向一端部に連な
る底部40と、前記筒部39の開口端に連なる外向きフ
ランジ41とを有する。
【0015】前記外向きフランジ41は、針37の軸線
38と内かまの軸線を含む一鉛直面上の針落ち位置11
5から外かま26の回転方向B下流側の位置θ3=50
°、および前記針落ち位置115から外かま26の回転
方向B上流側の位置θ5=170°間にわたって形成さ
れる。このような外向きフランジ41は、θ3の位置か
らθ5の位置に向かって、筒部39に近接する方向、す
なわち内かま27の半径方向内方に漸近的に縮径して、
図2の正面から見て筒部39の外周面にすり付くように
形成される。したがって、ボビン糸36のループは拡が
ることなく円滑に内かま27を糸越しすることができ
る。
【0016】内かま27の凹所42には、ボビン28を
収納したボビンケース29が装着される。ボビン28
は、スタッド43が挿通する中央孔44を有する直円筒
状の筒体45と、その筒体45の両端部に固定される一
対のフランジ46,47とを有する。このようなボビン
28にはボビン糸36が巻回され、中央孔44には内か
ま27の底部40に立設されたスタッド43が挿通す
る。
【0017】このような垂直全回転かま25は、ミシン
(図示せず)の針板48の下方に設けられる。前記針板
48には、上下に往復動する針37が挿通する針落ち孔
49が形成される。前記針板48上には、縫製される布
50が載置され、縫製加工に供される。
【0018】前記軌条30の外かま26の回転方向B上
流側端部には、剣先32に捕捉された針37を挿通する
ミシン糸51が係止される糸分け部52が設けられ、前
記軌条30の外かま26の回転方向B下流側端部には、
内かま27を糸越しするミシン糸51が当接する糸抜け
部53が設けられる。糸分け部52は、前記針37の軸
線38と外かま26の回転軸線と同軸を成す内かま27
の軸線とを含む一鉛直面と、内かま27の軸線と糸分け
部52とを含む仮想平面との成す角θ3が50°になる
ように配置される。糸抜け部53は、前記一鉛直面と、
内かま27の軸線と糸抜け部53とを含む仮想平面との
成す角θ4が180°になるように配置される。したが
って内かま27の軌条は、前記針37の軸線38と外か
ま26の回転軸線33と同軸を成す内かま27の軸線と
を含む一鉛直面上の針落ち位置115から外かま26の
回転方向B下流側に50°〜180°の範囲にわたって
形成される。すなわち、糸分け部52は、前記角度θ3
=50°付近に選ばれて配置され、糸抜け部53は、1
80°付近に選ばれて配置される。
【0019】前記軌条30は、内かま27の半径方向外
方に突出する第1軌条部分30aと、第1軌条部分30
aから内かま27の軸線方向開口端側に突出する第2軌
条部分30bとによって形成される。前記軌溝31は、
第1軌溝部分30aが嵌まり込み、周方向に延びる第1
空間31aと、第2軌条部分30bが嵌まり込み、周方
向に延びる第2空間31bとによって形成される。第1
軌条部分30aは、内かま27の開口端側に臨み、第1
空間31aに臨む内かま押え59の内周面に当接する第
1当接面54と、内かま27の基端部側に臨み、第1空
間31に臨む外かま26の周壁の内周面に当接する第2
当接面55とを有する。第2軌条部分30bは、内かま
27の半径方向内方に臨み、第2空間31bに臨む内か
ま押え59の内周面に当接する第3当接面56と、内か
ま27の開口端側に臨み、第2空間31bに臨む内かま
押え59の内周面に当接する第4当接面57とを有す
る。また軌条30は、第1〜第4当接面54〜57に連
なり、外かま27の半径方向外方に臨み、第1および第
2空間31a,31bに臨む外かま26の周壁の内周面
に当接する第5当接面58を有する。
【0020】第1および第2当接面54,55は、内か
ま27の軸線に対してそれぞれ垂直になるように、内か
ま27の半径方向外方に向かって平行に延びて形成され
る。第3および第5当接面56,58は、内かま27の
軸線にそれぞれ平行になるように、内かま27の開口端
側に向かって平行に延びて形成される。第4当接面57
は、第3および第5当接面56,58にそれぞれ垂直に
なるように形成される。このように構成される軌条30
の第1〜第5当接面54〜58は、軌溝31に臨む外か
ま26の周壁の内周面および内かま押え59の内周面に
当接して、軌条30が軌溝31に嵌まり込んで、内かま
27が外かま26に収納される。
【0021】図4は、垂直全回転かま25の糸量曲線図
である。横軸は上軸回転角を示し、縦軸は糸の量を示
す。ラインL4は針棒の上下量であり、ラインL5は垂
直全回転かま25の糸引込み量であり、ラインL6は天
秤の糸緩め量である。上軸回転角が0°のとき、針棒は
下限位置にある。前記ボビンケース29内のボビン28
から引出されたボビン糸36は、針落ち孔49から上方
に引出された状態で布50と針板48との間に介在され
る。ミシン糸51の糸越し動作を説明すると、図1〜図
3をも参照して、外かま26が外かま26の回転方向B
下流側に回転駆動されて、上軸回転角がθb1になる
と、針棒は下限位置よりも若干上昇した位置にあり、天
秤は若干下降してミシン糸51を弛ませた状態にある。
このとき、ミシンの針板48の針落ち孔49を挿通して
外かま26の剣先32の近傍にもたらされたミシン糸5
1は、その剣先32によって捕捉される。
【0022】さらに、外かま26が回転方向B下流側に
回転駆動されると、針棒は上昇し、天秤はさらに下降し
てミシン糸51をさらに弛ませた状態にする。剣先32
によって捕捉されたミシン糸51は、軌条30の糸分け
部52に係止される。ミシン糸51は、糸案内ばね26
bに案内されて垂直全回転かま25内に引込まれ、内か
ま27の軌条30よりも底部40寄りの部分と、内かま
27の開口端寄りの部分とに糸分けされ、ミシン糸51
のループを形成する。さらに、外かま26が回転方向B
下流側に回転駆動されると、ミシン糸51のループは拡
径され、上軸回転角がθb2になると、針棒はさらに上
昇し、天秤はさらに下降してミシン糸51の糸緩め量が
最大となる。このとき、剣先32によって捕捉されたミ
シン糸51は外かま26の糸案内ばね26bの終端から
外れる。
【0023】さらに、外かま26が回転方向B下流側に
回転駆動されて、上軸回転角がθb3になると、針棒は
さらに上昇して、前記角度θb2における針棒の位置よ
りもさらに上方に位置し、天秤は、若干上昇して天秤の
糸緩め量は若干減少する。このとき、垂直全回転かま2
5の糸引込み量は最大となり、ミシン糸51のループの
径は最大となる。
【0024】さらに外かま26が回転方向B下流側に回
転駆動されて、上軸回転角がθb4になると、外かま2
6はほぼ半回転した状態になる。このとき、針棒はほぼ
上限位置に達し、天秤は上昇している。ミシン糸51の
ループは、糸抜け部53に至り、天秤の上昇動作に伴っ
てミシン糸51のループが垂直全回転かま25から糸抜
けする。このとき、ミシン糸51のループ内にはボビン
糸36が挿通され、ミシン糸51はボビン糸36と係合
した状態で、引上げられる。このようにしてミシン糸5
1の糸越し動作を終了する。また、糸抜け部53が内か
ま27の最下端部、すなわち前記角度θ4が180°の
位置に配置されるので、ミシン糸51のループは糸抜け
部53よりも外かま26の回転方向B下流側で確実に糸
越しすることができる。
【0025】さらに、外かま26が回転方向B下流側に
回転駆動されて外かま26が半回転する間に、針棒は下
降して下限位置に至り、天秤は上昇して糸緩め量を零と
した後、天秤が下降してミシン糸51を弛ませる。この
天秤の上昇動作に伴って、ミシン糸51はボビン糸36
に係合した状態で布50に至り、1つの縫目が形成され
る。すなわち外かま26が1回転することによって1つ
の縫目が形成される。このときミシンの上軸の回転数を
たとえば6000rpmとすると、垂直全回転かま25
の回転数は6000rpmとなる。
【0026】内かま27の軌条30は、前記針37の軸
線38と外かま26の回転軸線と同軸を成す内かま27
の軸線とを含む一鉛直面上の針落ち位置115から外か
ま26の回転方向B下流側に50°〜180°の範囲に
わたって形成されるので、ミシン糸51は外かま26が
半回転した状態でミシン糸51のループが垂直全回転か
ま25から糸抜けして、内かま27を糸越しする。した
がって、1つの縫目を形成するためには、外かま26を
1回転させればよく、これによってミシンの上軸の回転
数と垂直全回転かま25の回転数とを一致させるので、
ミシンの上軸の回転数を大きくすることなく縫製加工の
高速化を図ることができる。またこれに伴って、ミシン
に上軸の回転数を変えずに、増速して下軸に伝達する機
構を設ける必要がなくなるので、ミシンの構成の簡略化
を図ることができる。
【0027】前記軌条30は、内かま27の半径方向外
方に突出する第1軌条部分30aと、第1軌条部分30
aから内かま27の軸線方向に突出する第2軌条部分3
0bとによって形成され、前記軌溝31は、前記軌条部
分30aが嵌まり込み、周方向に延びる第1空間31a
と、第2軌条部分30bが嵌まり込み、周方向に延びる
第2空間31bとによって形成される。軌条30が軌溝
31に嵌まり込んだ状態で、前記軌条30の第2軌条部
分30aを形成する第3〜第5当接面56〜58が第2
空間31bに臨む前記軌溝31を形成する外かま26の
周壁の内周面および内かま押え59の内周面に当接して
第2軌条部分30aと第2空間31bに臨む軌溝31を
形成する部分とが係合し、内かま27が外かま26に保
持されるので、外かま26から内かま27が脱落するこ
とを防ぐことができる。
【0028】図5は、本発明の実施の他の形態である垂
直全回転かま61の軌溝63に軌条62が嵌まり込んだ
状態を簡略化して示す断面図である。本実施形態におい
て、前述の実施形態の構成に対応する部分には同一の参
照符を付し、説明を省略する。垂直全回転かま61の内
かま27の軌条62は、内かま27の半径方向外方に突
出する第1軌条部分64と、第1軌条部分64から内か
ま27の軸線方向開口端側に突出する開口端側第2軌条
部分65aと、第1軌条部分64から内かま27の軸線
方向基端部側に突出する基端部側第2軌条部分65bと
によって形成される。前記軌溝63は、第1軌条部分6
4が嵌まり込み、周方向に延びる第1空間66と、開口
端側第2軌条部分65aが嵌まり込み、周方向に延びる
開口端側第2空間67aと、基端部側第2軌条部分65
bが嵌まり込み、周方向に延びる基端部側第2空間67
bとによって形成される。
【0029】第1軌条部分64は、内かま27の開口端
側に臨み、第1空間66に臨む内かま押え59の内周面
に当接する第1当接面68と、内かま27の基端部側に
臨み、第1空間66に臨む外かま26の周壁の内周面に
当接する第2当接面69とを有する。開口端側第2軌条
部分65aは、内かま27の半径方向内方に臨み、開口
端側第2空間67aに臨む内かま押え59の内周面に当
接する第3当接面70と、内かま27の開口端側に臨
み、開口端側第2空間67aに臨む内かま押え59の内
周面に当接する第4当接面71とを有する。基端部側第
2軌条部分65bは、内かま27の半径方向内方に臨
み、基端部側第2空間67bに臨む外かま26の周壁の
内周面に当接する第5当接面72と、内かま27の基端
部側に臨み、基端部側第2空間67bに臨む外かま26
の周壁の内周面に当接する第6当接面73とを有する。
また軌条62は、第1〜第6当接面68〜73に連な
り、内かま27の半径方向外方に臨み、第1空間66、
開口端側および基端部側第2空間67a,67bに臨む
外かま26の周壁の内周面に当接する第7当接面74を
有する。
【0030】第1および第2当接面68,69は、内か
ま27の軸線に対してそれぞれ垂直になるように、内か
ま27の半径方向外方に向かって平行に延びて形成され
る。第3、第5および第7当接面70,72,74は、
内かま27の軸線にそれぞれ平行になるように、内かま
27の開口端側および基端部側に延びて形成される。第
4当接面71は、第3および第7当接面70,74にそ
れぞれ垂直になるように形成される。第6当接面73
は、第5および第7当接面72,74にそれぞれ垂直に
なるように形成される。このように構成された軌条62
は、軌溝63に嵌まり込んで、内かま27が外かま26
に収納される。
【0031】軌条62は軌溝63に嵌まり込んだ状態
で、第3、第4および第7当接面70,71,74が、
内かま押え59の内周面および外かま26の周壁の内周
面に当接し、第5〜第7当接面72〜74が外かま26
の周壁の内周面に当接して開口端側および基端部側第2
軌条部分65a,65bと開口端側および基端部側第2
空間67a,67bに臨む軌溝63を形成する部分とが
係合し、内かま27が外かま26に保持されるので、外
かま26から内かま27がその軸線方向および半径方向
に脱落することを防ぐことができる。
【0032】図6は、本発明の実施のさらに他の形態で
ある垂直全回転かま81の軌溝83に軌条82が嵌まり
込んだ状態を簡略化して示す断面図である。本実施形態
において、前述の実施形態の構成に対応する部分には同
一の参照符を付し、説明を省略する。垂直全回転かま8
1の内かま27の軌条82は、内かま27の半径方向外
方に突出する第1軌条部分84と、第1軌条部分84か
ら内かま27の軸線方向開口端側に突出する第2軌条部
分85とによって形成される。軌溝83は、第1軌条部
分84が嵌まり込み、周方向に延びる第1空間86と、
第2軌条部分85が嵌まり込み、周方向に延びる第2空
間87とによって形成される。第1軌条部分84は、内
かま27の基端部側に臨み、第1空間86に臨む外かま
26の周壁の内周面に当接する第1当接面88を有す
る。第2軌条部分85は、内かま27の開口端側に臨
み、第2空間87に臨む内かま押え59の内周面に当接
する第2当接面89を有する。また軌条82は、第1お
よび第2当接面87,88に連なり、内かま27の半径
方向外方に臨み、第1および第2空間86,87に臨む
外かま26の周壁の内周面に当接する第3当接面90を
有する。
【0033】第1当接面88は、内かま27の軸線に対
して垂直になるように、内かま27の半径方向外方に向
かって延びて形成される。第2当接面89は第1当接面
88に対して内かま27の半径方向外方に向かうにつれ
て内かま27の開口端側に拡開する方向に傾斜して形成
される。第3当接面90は第1当接面88に対して垂直
になるように設けられる。このように構成された軌条8
2は、軌溝83に嵌まり込んで、内かま27が外かま2
6に収納される。
【0034】軌条82は軌溝83に嵌まり込んだ状態
で、第2当接面89が内かま押え59の内周面に当接
し、第1当接面88および第3当接面90が外かま26
の周壁の内周面に当接して、第2軌条部分84と第2空
間87に臨む軌溝83を形成する部分とが係合し、内か
ま27が外かま26に保持されるので、外かま26から
内かま27が、特に内かま27の半径方向に脱落するこ
とを防ぐことができる。
【0035】図7は、本発明の実施のさらに他の形態で
ある垂直全回転かま101の軌溝103に軌条102が
嵌まり込んだ状態を簡略化して示す断面図である。本実
施形態において、前述の実施形態の構成に対応する部分
には同一の参照符を付し、説明を省略する。垂直全回転
かま101の内かま27の軌条102は、内かま27の
半径方向外方に突出する第1軌条部分104と、第1軌
条部分104から内かま27の軸線方向開口端側に突出
する開口端側第2軌条部分105aと、第1軌条部分1
04から内かま27の軸線方向基端部側に突出する基端
部側第2軌条部分105bとによって形成される。軌溝
103は、第1軌条部分104が嵌まり込み、周方向に
延びる第1空間106と、開口端側第2軌条部分105
aが嵌まり込み、周方向に延びる開口端側第2空間10
7aと、基端部側第2軌条部分105bが嵌まり込み、
周方向に延びる基端部側第2空間107bとによって形
成される。開口端側第2軌条部分105aは、内かま2
7の開口端側に臨み、内かま27の半径方向外方に向か
うにつれて内かま27の開口端側に拡開する方向に傾斜
する第1当接面108を有する。第2基端部側第2軌条
部分105bは、内かま27の基端部側に臨み、内かま
27の半径方向外方に向かうにつれて内かま27の基端
部側に拡開する方向に傾斜する第2当接面109を有す
る。また軌条102は、第1および第2当接面108,
109に連なり、内かま27の半径方向外方に臨み、内
かま27の軸線に平行な第3当接面110を有する。
【0036】第1当接面108は、開口端側第2空間1
07aに臨む内かま押え59の内周面に当接する。第2
当接面109は、基端部側第2空間107bに臨む外か
ま26の周壁の内周面に当接する。第3当接面110
は、外かま26の半径方向内方に臨む外かま26の周壁
の内周面に当接する。このように構成された軌条102
は、軌溝103に嵌まり込んで、内かま27が外かま2
6に収納される。
【0037】軌条102は軌溝103に嵌まり込んだ状
態で第1当接面108が内かま押え59の内周面に当接
し、第2当接面109が外かま26の周壁の内周面に当
接して、開口端側および基端部側第2軌条部分105
a,105bと開口端側および基端部側第2空間107
a,107bに臨む軌溝103を形成する部分とが係合
し、内かま27が外かま26に保持されるので、外かま
26から内かま27が内かま27の軸線方向および半径
方向に脱落することを防ぐことができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、内かまの軌条は、前記
針の軸線と外かまの回転軸線と同軸を成す内かまの軸線
とを含む一鉛直面上の針落ち位置115から外かまの回
転方向下流側に50°〜180°の範囲にわたって形成
される。外かまを回転方向下流側に回転駆動させてミシ
ン糸を剣先に捕捉させてミシン糸のループを拡径させ、
ミシン糸が垂直全回転かまから糸抜けして、内かまを糸
越しする動作を外かまがほぼ半回転する間に行うので、
1つの縫目を形成するために外かまが1回転すればよ
く、ミシンの上軸の回転数と垂直全回転かまの回転数と
を一致させるので、ミシンの上軸の回転数を大きくする
ことなく、縫製速度の高速化を図ることができるととも
に、ミシンの上軸の回転数を変えずに、増速してミシン
の下軸に伝達する機構を設ける必要がなくなり、ミシン
の構成を簡略化することができる。
【0039】また、前記軌条は、第1軌条部分と第2軌
条部分とによって形成され、前記軌溝は、第1空間と第
2空間とによって形成される。軌条が軌溝に嵌まり込ん
だ状態で、第2軌条部分と第2空間に臨む軌溝を形成す
る部分とが係合して、内かまが外かまに保持されるの
で、外かまから内かまが内かまの軸線方向および半径方
向に脱落することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である垂直全回転かま2
5の構成を示す断面図である。
【図2】内かま27の正面図である。
【図3】軌溝31に軌条30が嵌まり込んだ状態を簡略
化して示す断面図である。
【図4】垂直全回転かま25の糸量曲線図である。
【図5】本発明の実施の他の形態である垂直全回転かま
61の軌溝63に軌条62が嵌まり込んだ状態を簡略化
して示す断面図である。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態である垂直全回
転かま81の軌溝83に軌条82が嵌まり込んだ状態を
簡略化して示す断面図である。
【図7】本発明の実施のさらに他の形態である垂直全回
転かま101の軌溝103に軌条102が嵌まり込んだ
状態を簡略化して示す断面図である。
【図8】従来技術である垂直全回転かま1の構成を示す
斜視図である。
【図9】垂直全回転かま1を示す断面図である。
【図10】内かま4を示す正面図である。
【図11】垂直全回転かま1の糸量曲線図である。
【符号の説明】
25,61,81,101 垂直全回転かま 26 外かま 27 内かま 28 ボビン 29 ボビンケース 30,62,82,102 軌条 30a,64,84,104 第1軌条部分 30b,65,85,105 第2軌条部分 31,63,83,103 軌溝 31a,66,86,106 第1空間 31b,67,87,107 第2空間 32 剣先

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剣先を備える外かまの軌溝に内かまの軌
    条が嵌まり込んで外かまに内かまが同軸に収納され、内
    かまの回転が阻止された状態で、外かまが針の軸線に垂
    直な回転軸線まわりに回転駆動される垂直全回転かまに
    おいて、 内かまの軌条は、前記針の軸線と内かまの軸線とを含む
    一鉛直面上の針落ち位置115から外かまの回転方向下
    流側に50°〜180°の範囲にわたって形成され、 前記軌条は、内かまの半径方向外方に突出する第1軌条
    部分と、第1軌条部分から内かまの軸線方向に突出する
    第2軌条部分とによって形成され、 前記軌溝は、第1軌条部分が嵌まり込み、周方向に延び
    る第1空間と、第2軌条部分が嵌まり込み、周方向に延
    びる第2空間とによって形成されることを特徴とする垂
    直全回転かま。
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