JP2638493B2 - オートドッファ - Google Patents
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B65H2403/00—Power transmission; Driving means
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
Description
どを含む玉揚げ作業を自動的に行う単錘独立型のオート
ドッファに関するものである。
の巻取パッケージを取り出して空紙管と交換する装置と
しては、機台に設けられたドッフィングアームにより全
部の満パッケージを玉揚げする一斉型ドッファや、機台
に沿って走行する台車により順次玉揚げを行う走行型ド
ッファが従来より使用されている。そして近来にあって
は、走行型ドッファよりも設置が容易で汎用性に富み、
且つ各錘毎の玉揚げが可能なシステムとして、単錘独立
型のオートドッファ(特開平5−85669号公報)が
提案されるに至っている。
のオートドッファは、各錘に多数のモーター(アクチュ
エータ)やセンサーが必要で、部品点数が多く、高価な
ものになってしまうという問題があった。そこで本発明
は、コスト低減が図れる単錘独立型のオートドッファを
提供すべく創案されたものである。
た巻取錘のそれぞれに設けられたドッフィング装置と、
ドッフィング装置に駆動力を供給すべく巻取錘の並設方
向に延びた共通の駆動軸と、駆動軸とドッフィング装置
とを択一的に接続し離間させるための接離機構と、機台
端部に設けられて駆動軸に連結した駆動部と、駆動部を
適宜制御すると共に巻取錘からのドッフィング信号で駆
動部及び当該巻取錘の接離機構に作動指令を出す制御手
段とを備えたものである。本発明は、複数並設された巻
取錘のそれぞれに設けられ巻取管に糸を掛ける糸掛機構
を含む複数の機構を有するドッフィング装置と、ドッフ
ィング装置の各機構にそれぞれ駆動力を供給すべく巻取
錘の並設方向に延びた複数の共通の駆動軸と、駆動軸と
各機構とを択一的に接続し離間させるための接離機構
と、機台端部に設けられて上記駆動軸を個別に連係駆動
させる駆動部と、駆動部を適宜制御すると共に巻取錘か
らのドッフィング信号で駆動部及び当該巻取錘の接離機
構に作動指令を出す制御手段とを備えたものである。上
記制御手段は、重複してドッフィング信号を受けたとき
に当該巻取錘毎に順次上記駆動部及び接離機構を動作さ
せるものであってよい。また制御手段は、ドッフィング
信号を出していない巻取錘の接離機構を適宜動作させる
ための手動操作手段を備えてよい。
ッフィング信号を受けると、駆動部を作動させると共
に、当該巻取錘の接離機構を接続動作させる。接離機構
が、満管になった巻取錘のドッフィング装置と駆動軸と
を接続させると、駆動力が伝達されたドッフィング装置
が当該錘に対してのみ満パッケージの排出等を行い、他
の巻取錘においては巻取が継続される。ドッフィング装
置の各機構に駆動軸がそれぞれ設けられた構成では、通
常のドッフィング作業において各機構が所定の動作手順
に従って動作すると共に、制御手段が必要に応じて各駆
動軸を個別に動作させ、例えば糸掛け動作のみを当該錘
において行わせる。また制御手段は、複数の巻取錘が同
時に満管となった場合に時間をずらせて接離機構を動作
させる。手動操作手段は、満管になる前に糸切れ等で巻
取を再開させるときに、接離機構を動作させることで巻
取パッケージの排出などを行わせる。
明する。
第一の実施例を示したものである。このオートドッファ
は、仮撚機1の本体側を構成する多数の巻取錘2のそれ
ぞれに設けられたドッフィング装置3と、巻取錘2の並
設方向に延びた複数の共通の駆動軸4,5,6と、駆動
軸4…6と各巻取錘2のドッフィング装置3とを択一的
に接続し離間させるための接離機構たる電磁クラッチ
7,8,9とにより主として構成されている。
取錘のみ示す)に並設され、それぞれ巻取パッケージ1
0を保持するクレードル11と、巻取管である紙管(巻
取パッケージ10)に摩擦接触してこれを回転させるた
めのフリクションローラ12と、巻き取られる糸をトラ
バースするためのトラバース装置13とが備えられてい
る。そして機台の一端に制御手段たる制御盤14を含む
コントロールエンド15が設けられ、他端に各段の駆動
軸4…6をそれぞれ回転させるための駆動部16を含む
ドライブエンド17が設けられている。各巻取錘2には
巻取時間を計測するためのドッフィングタイマー18が
設けられ、巻取パッケージ10を巻き取りの経過時間で
定長管理するようになっている。すなわち満巻きになる
と、ドッフィングタイマー18の信号(ドッフィング信
号)で制御盤14が駆動部16及び当該錘の電磁クラッ
チ7…9に作動指令を出するようになっている。仮撚機
1において満管となる時間は相当の長時間(例えば10
時間)となるので、同時に複数の巻取錘2が満管となる
場合はほとんどないが、一つの巻取錘2がドッフィング
を行っているときは他の巻取錘2が満管となってもその
電磁クラッチ7…9を通電させることはなく、先行のド
ッフィングが終了した後に、引き続いて他の巻取錘2の
ドッフィングを行うように制御されている。すなわち他
の満管の巻取錘2における誤動作を防ぎつつ、重複した
玉揚げを迅速に処理できるようにしている。
開閉及び展開させるクレードル作動機構19と、空紙管
20をクレードル11に供給する紙管供給機構21と、
クレードル11に把持された紙管20に糸を掛ける糸掛
機構22とで構成されている。駆動軸4…6は、これら
の機構19,21,22にそれぞれ配置され、駆動部1
6の連係機構たるカム及びモーター(図示せず)によ
り、それぞれのタイミングで所定の角度及び方向で回転
されるようになっている。電磁クラッチ7…9は、各駆
動軸4…6と各機構19,21,22との間に設けら
れ、通電されることによりこれらを接続して回転駆動力
を伝達するようになっている。
そのドッフィングタイマー18の情報により制御盤14
が駆動部16及び電磁クラッチ7…9に作動指令を出
す。この指令により、まずクレードル作動機構19がク
レードル11を後方に展開させ、その位置で開くことに
より満管のパッケージ10を排出した後、紙管供給機構
21がクレードル11に空の紙管20を把持させる。そ
してクレードル作動機構19によりクレードル11が前
方展開されて、紙管20をフリクションローラ12に摩
擦接触させたなら、糸掛機構22が糸掛アーム23の旋
回により糸を紙管端部に掛ける。その後は、フリクショ
ンローラ12の回転及びトラバース装置13のトラバー
スにより巻取を再開する。
った巻取錘2において、巻取パッケージ10を直ちに玉
揚げして次の巻取を開始することができて、生産能率の
向上が達成されると共に、モーターなどの駆動源および
連係機構は機台の一箇所に設置すればよく、しかもその
駆動力は一錘分の比較的小規模なものとなるので、部品
点数の削減及びコスト低減が達成される。また保全も容
易に行うことができる。なお各巻取錘2には、満管以外
の巻取錘において糸掛けを行わせるための手動操作手段
たる操作スイッチ24が設けられ、制御盤14に結線さ
れている。すなわち仮撚機1においては、糸切れがある
とその時点で巻取パッケージ10と空紙管20とを交換
して新たな巻取を開始させることになるが、オペレータ
が端糸をエアサッカー(図示せず)にホールドさせてか
ら操作スイッチ24を入れると駆動部16及び当該電磁
クラッチ7…9が駆動するように構成しておくことで、
自動的に糸掛けまでの動作を行わせることができる。そ
して各駆動軸4,5,6を別個に駆動できるように構成
しておくことで、例えば糸掛機構22のみをその駆動軸
6の回転により動作させ、必要に応じて糸掛けだけの作
業を自動的に行わせることもできる。
実施例を説明する。図2及び図3に示すように、このオ
ートドッファは、ドッフィング装置としてクレードル作
動機構31、紙管供給機構32及び糸掛機構33が設け
られていると共に、駆動軸としてクレードル作動機構3
1のための第一のロータリーシャフト34及びスライド
シャフト35と、紙管供給機構32のための第二のロー
タリーシャフト36とが設けられ、糸掛機構33のため
の駆動手段は別個に備えられている。また接離機構とし
ては、第一のロータリーシャフト34にクレードル作動
機構31のための電磁アクチュエータ37が設けられて
いる他、クレードル38が展開動作していない状態では
シャフト34…36が回転或いはスライドしていてもそ
の機構が駆動されないように制限する手段が備えられて
いる。さらにトラバース装置13の近傍には、第一のロ
ータリーシャフト34により駆動される糸切断機構39
が設けられている。
ブエンド17の側板40に取り付けられた減速機付きの
モーター41,42の出力軸43,44に、カップリン
グ45,46によってそれぞれ連結されている。カップ
リング45,46には小さい板47,48が取り付けら
れ、制御盤(図示せず)に結線された一対のセンサー4
9,50がこれに対向するように適宜配置されて、その
感知によりロータリーシャフト34,36の回転位置が
検出されるようになっている。スライドシャフト35
は、第一のロータリーシャフト34と略同じ高さに近接
して並設され(図3では二点鎖線にて示す)、側板40
に取り付けられたリニアモーター51に連結されて、所
定のストロークで軸方向に往復移動するようになってい
る。
8にそれぞれ係合する展開用ローラ52と開閉用ローラ
53とを備えて構成されている。クレードル38は、シ
ャフト34…36と略並行に伸びる軸ロッド54を内蔵
した軸部55と、軸部55の両端からこれと直角に延出
され、紙管20を把持するための紙管ホルダー56を有
した固定アーム57及び可動アーム58とで成る。軸ロ
ッド54は、図4にも示すように、錘並設方向に延びる
支持レール59から張り出された一対の保持ブラケット
板60に支持されている。保持ブラケット板60には第
一のロータリーシャフト34及びスライドシャフト35
を通す貫通穴が形成され、一方の保持ブラケット板60
の貫通穴にはシャフト34,35を支持する軸受61,
62がそれぞれ設けられている。また軸ロッド54に
は、クレードル38をフリクションローラ12側に適宜
付勢して所定の接圧を得るためのバネ(図示せず)が設
けられている。そして軸部55には、その長手方向中央
に取り付けられた扇形の係合板63が設けられ、展開用
ローラ52によって押動されるようになっている。
37の進退ロッド64にブラケット板65を介して、摺
動筒体66とともに支持されている。電磁アクチュエー
タ37は、支持板69によって第一のロータリーシャフ
ト34に並設されている。摺動筒体66は、第一のロー
タリーシャフト34に軸方向に摺動自在に嵌合されてい
る。摺動筒体66の他端側には圧縮スプリング67を介
して固定筒体68が接続され、この固定筒体68がシャ
フト回転に従って回転することで、摺動筒体66もシャ
フト軸回りに回転するようになっている。そして電磁ア
クチュエータ37が「OFF 」のときは、展開用ローラ5
2は圧縮スプリング67の付勢力により係合板63から
隔離した位置に保持され(図3の左側の巻取錘2aの状
態)、電磁アクチュエータ37が「ON」になったときは
係合板63とシャフト径方向に重なるように位置される
(図3の右側の巻取錘2bの状態)。この状態で第一の
ロータリーシャフト34が回転駆動すると、展開用ロー
ラ52が係合板63を押動して、クレードル38を後方
に展開させることになる。クレードル38の後部には巻
取パッケージ10を一時保管するための受部70が設け
られている。この受部70は、錘並設方向に延びた後部
支持レール71上にフレーム板72が取り付けられて成
り、その上端に後方へ下降傾斜した樋状のガイドレール
73が取り付けられている。すなわちクレードル38か
ら外された巻取パッケージ10が、その紙管両端をガイ
ドレール73に拘持された状態で、所定の仮置き場所7
4まで自重で転動されるようになっている。フレーム板
72の前方端部にはクレードル38の固定アーム57に
当接するストッパー75が設けられている。またガイド
レール73或いは仮置き場所74の適当な位置には、巻
取パッケージ10が排出されたことを確認するためのセ
ンサー(図示せず)が設けられている。
は、その途中にアーム長手方向に直交する方向の回動ピ
ン76が設けられ、これより先端側が、ピン回りに傾動
するレバー部77となっている。回動ピン76には閉じ
る方向にレバー部77を付勢するバネ(図示せず)が備
えられている。そしてレバー部77の基端には軸部55
側へ延びた係合板78が取り付けられ、開閉用ローラ5
3によって押動されるようになっている。開閉用ローラ
53は、スライドシャフト35にブラケット79を介し
て斜め上方に取り付けられている。この位置は、図2に
示したように、クレードル38がストッパー75に当接
する所定位置(P)まで後方展開したときにのみ、係合
板78と軸方向に重なるように調節されている。
べた状態で収納する紙管ストッカー80と、クレードル
38に係合する下降制限用ローラ81とを備えている。
紙管ストッカー80は、第二のロータリーシャフト36
に取り付けられた支持部材82によって基端部が支持さ
れ、シャフト回転に従って、略水平な待機状態から紙管
渡し位置まで回転移動するようになっている。この紙管
渡し位置とは、先端開口部83が、所定位置(P)にあ
るクレードル38の紙管ホルダー56のレベルに一致す
る位置である。先端開口部83には紙管20を下から支
える支持ピン85が設けられている。支持ピン85は、
紙管ストッカー80の底板84に小スプリング85aを
介して取り付けられており、最先端の紙管20が下方に
引っ張られたときに屈曲して、その紙管20のみの排出
を許容するようになっている。下降制限用ローラ81
は、紙管ストッカー80の底板84に取り付けられた側
面視L字状のブラケット86の下端部に支持されてい
る。ブラケット86の上部基端は第二のロータリーシャ
フト36に軸受87を介して支持され、紙管ストッカー
80とともに回動できるようになっている。そしてクレ
ードル38の固定アーム57に、下降制限用ローラ81
に係合する係合板88が取り付けられている。この係合
板88は、上縁がクレードル38の展開軌道に沿う円弧
状に形成され、クレードル38の後方に所定の長さで延
びている。すなわちクレードル38が所定位置(P)以
外にあるときは、下降制限用ローラ81に当接して、ブ
ラケット86を介して紙管ストッカー80を支え、第二
のロータリーシャフト36が回転しても支持部材82だ
けが回転移動する状態となって、紙管ストッカー80は
下降させないようになっている(図4参照)。このほか
紙管ストッカー80の位置の間には、第二のロータリー
シャフト36を軸受89を介して支持する支持ブラケッ
ト90が上部支持レール91に取り付けられている。
刃92を備えた糸導入溝93を有するカッター94と、
第一のロータリーシャフト34に設けられたカム95
と、カム95により駆動されてカッター94を動作させ
るためのリンク機構96とで構成されている。カッター
94は、巻取中の糸道Y1 を横断するように保持板97
に取り付けられている。保持板97は、トラバース装置
13の前端において錘並設方向に設けられた回動軸118
に支持されている。カム95は、略1/2 周に亘る大径部
を有したプロフィールで形成され、展開用ローラ52と
は所定の位相を以て摺動筒体66の他端に取り付けられ
ている。すなわち電磁アクチュエータ37の駆動によ
り、展開用ローラ52と同様に、リンク機構96から隔
離する位置(図3の左側の巻取錘2aの状態)と、リン
ク機構96にシャフト径方向に重なる位置(図3の右側
の巻取錘2bの状態)とに移動されるようになってい
る。リンク機構96は、シャフト34,35と直交する
方向に前後に延びたリンクロッド98と、リンクロッド
98の前端に取り付けられて回動軸118 に連結したリン
クブラケット99と、リンクロッド98の後端に設けら
れたカムフォロア100 とで成る。カムフォロア100 は、
先端に係合ローラ101 ,102 を有する二股状の板が取り
付けられた筒部材103 で成り、第一のロータリーシャフ
ト34と並行に設けられた支持軸104 に回動自在に嵌合
している。支持軸104 は、一対の保持ブラケット板60
の下部間に取り付けられている。そして一方の係合ロー
ラ102 がカム95の大径部から外れたときに生じる他方
の係合ローラ101 との段差によって、筒部材103 が図2
中反時計回りに回転して、リンクロッド98を後方
(矢印s)にスライドさせ、カッター94が持ち上がる
方向に保持板97を揺動させるようになっている。すな
わちカッター94をトラバース中の糸道Y1 のレベルに
位置させることで、糸が糸導入溝93に捕捉され、切断
されるようになっている。また保持板97の回動軸118
の位置には、切断された糸を吸引保持するエアサッカー
105 が設けられており、その吸引口106 が保持板97上
に突出している。エアサッカー105 の基端側はサクショ
ンエア源(図示せず)及び切断糸収納部(屑糸箱)106
に接続されている。エアサッカー105 と切断糸収納部10
6 との間には、サクションエアの供給を必要な時期にの
み行うための開閉弁107 が備えられている。
ラバース装置13の一側に設けられた糸掛レバー108
と、糸掛レバー108 を回転させるためのロータリーソレ
ノイド(回転手段)109 とで構成されている。糸掛レバ
ー108 は、トラバース装置13の上面に並行な取付板11
0 に立設された支軸111 に基端が支持され、先端には糸
を捕捉する鉤部材112 が取り付けられている。ロータリ
ーソレノイド109 は支軸111 の近傍に設けられ、その出
力軸113 に取り付けられたギヤ114 が、支軸111のギヤ1
15 に噛合している。そしてロータリーソレノイド109
の駆動で、糸掛レバー108 は前方の待機位置(図中二点
鎖線)から後方へ約180 度旋回し、その途中で、エアサ
ッカー105 に保持されている糸Y2 を捕捉して、紙管2
0の一端の位置まで引き出すようになっている。紙管2
0の一端側にはクレードル38の紙管ホルダー56があ
り、その紙管ホルダー56には切欠(図示せず)が形成
された円板116 が設けられている。すなわち、糸掛レバ
ー108 が糸Y2 を引き出した状態で、紙管20がフリク
ションローラ12との摩擦接触で回転すると、この糸Y
2 が円板116 に引っ掛けられ、紙管20に巻き付くよう
になっている。このほか取付板110 には、糸掛レバー10
8 が紙管側に旋回したときにその側部に当接するストッ
パー117 が設けられている。
3,39を図6に示すようなタイミングで連係させて動
作させるためのプログラム(制御回路)が組み込まれて
いる。すなわちこの制御盤は、連係機構を兼ねている。
これら動作は、モーター41,42に備えられたセンサ
ー49,50およびその他のセンサーに従って起動され
る。また各シャフト34,35,36およびロータリー
ソレノイド109 を個別に駆動させる個別制御回路が設け
られており、キー入力あるいは各巻取錘に設けた手動用
操作スイッチによって、例えばロータリーソレノイド10
9 の駆動により糸掛レバー108 だけを動作させたり、第
一のロータリーシャフト34の駆動により糸切れ時にク
レードル38だけを上げる動作を行わせるようになって
いる。なお各巻取錘にスイッチを設ける場合は、他の錘
においてドッフィング中であることを表示するランプを
設けるか、ドッフィング中はスイッチが動かないように
形成するかして、重複及び誤動作を防止することが望ま
しい。
照)。
のドッフィングタイマーの情報により制御盤が電磁アク
チュエータ37に通電すると共に、第一のロータリーシ
ャフト34のモーター41を駆動させる。電磁アクチュ
エータ37の励磁により、展開用ローラ52及びカム9
5は、それぞれ係合板63及び係合ローラ101 ,102と
同一面上に位置される。そして第一のロータリーシャフ
ト34の回転によって、まずカム95がリンク機構96
を駆動させ、カッター94が持ち上げられる。これでト
ラバースされていた糸が糸導入溝93に捕捉されて切断
され、端糸がエアサッカー105 に吸引保持される。糸が
切断されたタイミングで、展開用ローラ52は係合板6
3に当接し、さらに回転移動することで押動して、クレ
ードル38を所定位置(P)まで後方展開させる。続い
てスライドシャフト35のリニアモーター51が駆動さ
れて、スライドシャフト35が図3中の左方向に移動す
る。このスライドにより、開閉用ローラ53が係合板7
8を押動して可動アーム58のレバー部77を傾動さ
せ、その紙管ホルダー56を巻取パッケージ10から離
脱させる。これで巻取パッケージ10は、クレードル3
8から離れて受部70に出される。
の排出を検出すると、第二のロータリーシャフト36が
回転し、紙管ストッカー80が下降して先端の空紙管2
0を紙管ホルダー56の位置に移動させる。この時点で
スライドシャフト35は反対方向にスライドして、開閉
用ローラ53と係合板78との係合を解除し、レバー部
77を閉方向に戻すことで新しい紙管20を把持させ
る。紙管20が把持されたタイミングで、第二のロータ
リーシャフト36は逆方向に回転し、紙管ストッカー8
0が把持された紙管20を渡して待機位置に戻る。紙管
ストッカー80が待機位置に戻ったなら、第一のロータ
リーシャフト34は逆方向に回転する。この回転に伴っ
て、図4に示したようにクレードル38はバネの付勢力
で前方展開し、紙管20をフリクションローラ12に接
触させて摩擦回転させる。ここで電磁アクチュエータ3
7の通電が解除されて展開用ローラ52及びカム95が
原位置に戻ると共に、ロータリーソレノイド109 が駆動
されて糸掛アーム108 が旋回する。この旋回により、エ
アサッカー105 に保持されていた糸Y2 が紙管ホルダー
116 に渡されて紙管20に巻き取られ、引き続きトラバ
ース装置13によりトラバースされて本巻が開始され
る。
て円滑に一連の動作を行わせることができると共に、紙
管ストッカー80には下降制限用ローラ81を設け、ス
ライドシャフト35には適宜配置した開閉用ローラ53
を設けて、後方展開した状態のクレードル38に対して
のみ動作可能となるように構成したので、第二のロータ
リーシャフト36及びスライドシャフト35が駆動され
ていても、玉揚げ中の巻取錘(2b)以外の巻取錘(2
a)では、紙管供給動作或いはクレードル開閉動作がな
されることはない。すなわち、これらの構成が信頼性の
高い接離機構となっており、電磁アクチュエータ37は
第一のロータリーシャフト34にのみ設けるだけでよ
く、制御が簡単になり、センサーの数も少なくてすむ。
従って、各モーター41,42,51が一台ですむこと
と相俟って、より一層の部品点数削減、コスト低減が達
成される。
合を示したが、本発明はこれに限るものではなく、同様
の巻取錘を備えた繊維機械等に広く適用できるものであ
る。
な優れた効果を発揮する。
となった巻取錘において直ちに玉揚げすることにより生
産能率の向上が達成されると共に、モーターなどの駆動
部は一箇所に設置するだけでよく、しかもその駆動力は
一錘分の比較的小規模なものとなるので、部品点数の削
減及びコスト低減が達成される。
取錘の機構の一つのみを、例えば糸掛けだけの制御を必
要に応じて行うことができる。
た玉揚げの迅速な処理ができる。
以外の時間を利用して糸掛け等の作業を自動的に行うこ
とができる。
を示した正面図である。
グチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数並設された巻取錘のそれぞれに設け
られたドッフィング装置と、該ドッフィング装置に駆動
力を供給すべく上記巻取錘の並設方向に延びた共通の駆
動軸と、該駆動軸と上記ドッフィング装置とを択一的に
接続し離間させるための接離機構と、機台端部に設けら
れて上記駆動軸に連結した駆動部と、該駆動部を適宜制
御すると共に上記巻取錘からのドッフィング信号で上記
駆動部及び当該巻取錘の接離機構に作動指令を出す制御
手段とを備えたことを特徴とするオートドッファ。 - 【請求項2】 複数並設された巻取錘のそれぞれに設け
られ巻取管に糸を掛ける糸掛機構を含む複数の機構を有
するドッフィング装置と、該ドッフィング装置の各機構
にそれぞれ駆動力を供給すべく上記巻取錘の並設方向に
延びた複数の共通の駆動軸と、該駆動軸と上記各機構と
を択一的に接続し離間させるための接離機構と、機台端
部に設けられて上記駆動軸を個別に連係駆動させる駆動
部と、該駆動部を適宜制御すると共に上記巻取錘からの
ドッフィング信号で上記駆動部及び当該巻取錘の接離機
構に作動指令を出す制御手段とを備えたことを特徴とす
るオートドッファ。 - 【請求項3】 上記制御手段が、重複してドッフィング
信号を受けたときに当該巻取錘毎に順次上記駆動部及び
接離機構を動作させるものである請求項1又は2に記載
のオートドッファ。 - 【請求項4】 上記制御手段が、ドッフィング信号を出
していない巻取錘の接離機構を適宜動作させるための手
動操作手段を備えた請求項1乃至3のいずれかに記載の
オートドッファ。
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