JP2012057273A - 紡績機 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業通路から紡績ユニットまでの距離を可及的に短くする。
【解決手段】紡績機としての精紡機1は、複数の紡績ユニット2と、棒状部材16と、を備える。複数の紡績ユニット2は、繊維束から紡績糸を生成する紡績部と、紡績部で生成された紡績糸を巻き取ってパッケージ45を形成する巻取部13と、を有し、第1方向に配列されている。棒状部材16は、複数の紡績ユニット2の正面側に複数の紡績ユニット2から間隔を隔てて第1方向に沿って配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、紡績機、特に、繊維束に撚りを与えて紡績糸を生成し、生成された紡績糸を巻き取ってパッケージを形成する精紡機等の紡績機に関する。
従来の紡績機は、複数の紡績ユニットと、複数の紡績ユニットをそれぞれ一括して支持する複数のユニットフレームと、複数のユニットフレームに沿って移動可能な玉揚台車と、を有している(例えば、特許文献1参照)。複数の紡績ユニットは、繊維束に撚りを与えて紡績糸を生成し、生成された紡績糸を巻き取ってパッケージを生成する。複数の紡績ユニットは第1方向に並べて配置されている。ユニットフレームには、玉揚台車を第1方向に案内する案内レール及び紡績糸が巻き取られたパッケージを載置するパッケージ載置部が第1方向に沿って配置されている。従来の紡績機は、奥向き方向にパッケージ載置部、案内レール及び紡績ユニットがこの順にユニットフレームに配置されている。
特開2005−220484号公報
従来の紡績機では、紡績ユニットが作業通路から離れて配置されている。このため、作業者は、紡績ユニットに対してメンテナンス等の作業を行おうとすると作業通路から行えない。この結果、作業者は、紡績ユニットに面するように、案内レール上に入り込んで作業を行っている。このような場所に入って作業する場合、作業者が姿勢を維持できずに紡績ユニットに手をつくことがある。紡績ユニットに手をつくと、メンテナンス対象と別の紡績ユニットの紡績動作を妨げるおそれがある。
本発明の課題は、紡績ユニットに面して作業を行っても作業者が姿勢を安定して作業できるようにすることにある。
一方、従来、玉揚台車は、走行方向の両側に配置された4つの車輪により走行している。しかし、4つの車輪で玉揚台車を走行させると、玉揚台車の奥行き方向の寸法が大きくなり、作業通路から紡績ユニットまでの距離が遠くなる。
本発明の別の課題は、作業通路から紡績ユニットまでの距離を可及的に短くすることにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る紡績機は、複数の紡績ユニットと、棒状部材と、を備える。複数の紡績ユニットは、繊維束から紡績糸を生成する紡績部と、紡績部で生成された紡績糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取部と、を有し、第1方向に配列されている。棒状部材は、複数の紡績ユニットの正面側に複数の紡績ユニットから間隔を隔てて第1方向に沿って配置されている。
この紡績機では、棒状部材が紡績ユニットの正面側に複数の紡績ユニットから間隔を隔てて配置されている。これにより、例えば、紡績ユニットに対してメンテナンス等の作業を行う際に、作業者が棒状部材に手を置く、又は体を預けて作業を行うことができる。このため、紡績ユニットに面して作業を行っても作業者が姿勢を安定して作業できるようになる。
上記紡績機は、巻取部で形成されたパッケージを玉揚げする玉揚台車をさらに備えてもよい。玉揚台車は、複数の紡績ユニットの正面側に第1方向に沿って走行可能に配置されている。玉揚台車は、棒状部材により第1方向に案内される。
これにより、玉揚台車を設けても、棒状部材により作業者の姿勢を安定できる。その上、玉揚台車が棒状部材により第1方向に案内されるので、玉揚台車の案内位置を分散することができる。このため、玉揚台車の奥行き方向の寸法を小さくすることができ、それにより作業通路から紡績ユニットまでの距離を可及的に短くすることができる。
上記紡績機は、棒状部材より下方で玉揚台車を案内する走行レールをさらに備えてもよい。走行レールは、第1方向に沿って設けられている。玉揚台車は、走行レールと棒状部材とにより案内されている。
これにより、玉揚台車の案内を走行レールと棒状部材により行える。ここで、棒状部材で玉揚台車の上部を案内し、案内レールで玉揚台車の下部を案内することにより、玉揚台車の紡績ユニットに対する位置精度が高くなる。このため、玉揚台車が玉揚位置から精度良く玉揚作業を行うことができる。
玉揚台車の高さは、複数の紡績ユニットの紡績部の糸走行方向下流側端部の高さより低くてもよい。これにより、正面に玉揚台車が位置している紡績ユニットに対して作業者が作業を行える。
玉揚台車は、走行方向に沿って設けられた少なくとも2つの走行輪を有してもよい。これにより、玉揚台車が2つの走行輪で走行できるので、玉揚台車の大きさ、特に奥行き方向の大きさをコンパクトにできる。このため、玉揚台車が位置している紡績ユニットに対しても作業をさらに行いやすくなる。
玉揚台車は、紡績部による紡績開始時に紡績部で生成される紡績糸を巻取部に案内する案内部材を有し、棒状部材は、案内部材の案内動作の範囲より紡績ユニットから離反して配置されてもよい。
これにより、案内部材の案内動作を妨げることなく、棒状部材を配置できる。
上記紡績機は、複数の紡績ユニットを支持するユニットフレームをさらに備えてもよい。棒状部材は、紡績部で生成されて巻取部に巻き取られる紡績糸の糸道に対してユニットフレームから離反する側に配置されている。
これにより、紡績ユニットによる紡績動作を阻害することがないように棒状部材を配置できる。
ユニットフレームは、作業者の踏み台としてのステップを紡績ユニットから離反した側に有し、棒状部材は、ステップと糸道との間に配置されていてもよい。
これにより、作業者が作業時に使用するステップと糸道との間に棒状部材が配置されるので、棒状部材を作業者が使用しやすくなる。
上記紡績機は、ユニットフレーム上に配置され、棒状部材を支持する複数の支持部材をさらに備えてよい。複数の棒状部材は、糸道から離れか位置において、第1方向に間隔を隔てて配置されている。
これにより、複数の支持部材がユニットフレームに紡績ユニットの間で間隔を隔てて配置されるので、紡績ユニットの動作を妨げることなく、棒状部材をユニットフレームに設置できる。
支持部材は、紡績糸の糸屑を吸引可能な吸引部を有してもよい。これにより、作業者がメンテナンス作業等で除去した糸屑を吸引部で吸引させてその場で廃棄できる。このため、作業者が糸屑を持ち帰って廃棄する必要がなくなり、作業者の作業環境を改善できる。
上記紡績機は、棒状部材の長手方向に沿って配置され、複数の紡績ユニットを停止させる停止操作部をさらに備えてもよい。これにより、停止操作部が棒状部材に沿って配置されるので、作業者は第1方向のどの位置にいても紡績ユニットの停止操作を容易に行える。また、停止操作部が棒状部材により保護されるので、作業者が誤操作により停止操作部を操作しにくくなる。
上記紡績機は、第1方向に沿って、複数の紡績ユニットと走行レールとの間に配置されたパッケージ載置部をさらに備えてもよい。パッケージ載置部には、玉揚台車で玉揚されたパッケージが載置される。これにより、棒状部材で案内される玉揚台車により玉揚されたパッケージをパッケージ載置部に載置できるので、位置精度が高い玉揚作業を行える。
本発明によれば、例えば、紡績ユニットに対してメンテナンス等の作業を行う際に、作業者が棒状部材に手を置く、又は体を預けて作業を行うことができる。このため、紡績ユニットに面して作業を行っても作業者が姿勢を安定して作業できるようになる。
本発明の別の態様によれば、玉揚台車が棒状部材により第1方向に案内されるので、玉揚台車の案内位置を分散することができる。このため、玉揚台車の奥行き方向の寸法を小さくすることができ、それにより作業通路から紡績ユニットまでの距離を可及的に短くすることができる。
本発明の一実施形態による紡績機の全体構成を示す正面図。 紡績機の断面図。 紡績機の正面斜視図。
次に、本発明の一実施形態に係る精紡機(紡績機)について、図面を参照して説明する。なお、本明細書において「上流」及び「下流」とは、紡績時での糸の走行方向における上流及び下流を意味するものとする。
(1)全体構成
図1に示す紡績機としての精紡機1は、並設された多数の錘である複数の紡績ユニット2を備えている。また、図2に示すように、精紡機1は、糸継台車3と、玉揚台車4と、ブロアボックス80と、原動機ボックス5と、ユニットフレーム6と、棒状部材16と、第1吸引ダクト17と、第2吸引ダクト18と、第3吸引ダクト19と、をさらに備えている。
複数の紡績ユニット2は、ユニットフレーム6に図1左右方向である第1方向に並べて配置されている。各紡績ユニット2は、それぞれ所定長の紡績糸10が巻き付けられたパッケージ45を形成する。1台のユニットフレーム6は、例えば8錘の紡績ユニット2を装着可能である。この実施形態では、最大12台のユニットフレーム6を連結し、96錘の紡績ユニット2を有する精紡機1を実現できる。
(2)紡績ユニット
図1に示すように、各紡績ユニット2は、上流から下流へ向かって順に、ドラフト部7と、紡績部9と、糸弛み取り部12と、巻取部13と、を主要な構成として備えている。ドラフト部7は、精紡機1のユニットフレーム6の上端近傍に設けられている。ドラフト部7は、スライバ15を延伸して繊維束8にする。紡績部9は、ドラフト部7から送られてくる繊維束8に旋回気流を利用して撚りを与えて空気紡績する。紡績部9から送出された紡績糸10は、ヤーンクリアラ52を通過した後、糸弛み取り部12に送られて巻取部13によって巻き取られ、パッケージ45が形成される。これにより、各紡績ユニット2の紡績部9から巻取部13にかけて、糸道LP(図2)が上下方向に形成される。なお、ヤーンクリアラ52は、紡績糸10の太さ異常及び/又は紡績糸10に含まれる異物の有無を検出する。
糸弛み取り部12は、紡績糸10に所定の張力を付与して紡績部9から引き出す機能と、糸継台車3による糸継時に紡績部9から送出される紡績糸10を滞留させて紡績糸10の弛みを取る機能と、を有している。また、糸弛み取り部12は、巻取部13側の張力の変動が紡績部9側に伝達されないようにするバッファ機能を有している。
巻取部13は、パッケージ45を巻き取る。巻取部13は、図2に示すように支持軸70回りに揺動自在に支持されたクレードルアーム71と、巻取ドラム72と、を有している。クレードルアーム71は、紡績糸10を巻回するためにボビン48を回転可能に支持する。巻取ドラム72は、ユニットフレーム6の前面に設けられ、ボビン48又はパッケージ45を、その外周面に接触して所定の巻取速度で回転駆動する。
(3)糸継台車
糸継台車3は、ユニットフレーム6に設けられた第1走行レール81上を第1方向に沿って走行可能である。糸継台車3は、糸切断時に、糸継が必要な紡績ユニット2の位置まで走行し、紡績部9側の上糸と巻取部13側の下糸とを糸継できるように構成されている。糸継台車3は、図1では1台しか描かれていないが、精紡機1全体では、例えば3台設けられている。各糸継台車3は、図1及び図2に示すように、台車部41と、台車部41に装着されたスプライサ43、糸継用のサクションパイプ44、サクションマウス46、及び吸引空気供給パイプ47(図2)と、を有している。
台車部41は、走行方向に間隔を隔てて配置された二つの走行輪41eを第1方向の両端に有している。台車部41の上部及び下部には、1対のガイドローラ41fがそれぞれ設けられている。上部のガイドローラ41fは、案内レール41gにより案内される。
スプライサ43は上糸と下糸の糸継を行う。サクションパイプ44は、水平軸回りに回動して紡績部9にある上糸端を捕捉する。サクションマウス46は、上下方向に移動して巻取部13にある下糸端を捕捉する。
吸引空気供給パイプ47は、第1吸引ダクト17の後述する副吸引ダクト17bの各紡績ユニット2に対応する位置に設けられたシャッタ95を開閉する。これにより、副吸引ダクト17bからスプライサ43、サクションパイプ44及びサクションマウス46にそれぞれ吸引用の空気が供給される。
(4)玉揚台車
玉揚台車4は、図1、図2及び図3に示すように、紡績ユニット2の正面側に第1方向に沿って走行可能に配置されている。玉揚台車4は、紡績ユニット2から後述するパッケージ載置部21にパッケージ45を搬出するための台車である。玉揚台車4は、紡績ユニット2でパッケージ45が満巻になると、第2走行レール82上を当該紡績ユニット2まで走行し、そこで停止する。玉揚台車4は、図1及び図2に示すように、台車ケーシング85を有している。台車ケーシング85には、サクションパイプ88と、空ボビン供給部材89と、クレードル操作アーム90と、が設けられている。
台車ケーシング85は、第1方向の両端に配置された二つの走行輪85aを有している。走行輪85aは、台車ケーシング85の下面の紡績ユニット2から離反する側に配置されている。したがって、玉揚台車4は、紡績ユニット2に離反する側で第2走行レール82に案内される。台車ケーシング85の高さは、紡績ユニット2の高さより低い。具体的には、台車ケーシング85の高さは、紡績ユニット2の糸弛み取り部12の位置より僅かに低い。
台車ケーシング85は、ユニットフレーム6に設けられた後述するパッケージ載置部21を上方から覆うように形成されている。したがって、本実施形態では、玉揚台車4が精紡機1の最も外側に配置されている。台車ケーシング85は、棒状部材16が通過可能な断面視C字状に凹んだ通過凹部85bを有している。通過凹部85bは、紡績ユニット2に対向する面に形成され、棒状部材16に加えて棒状部材16を支持する支持部材96も通過可能な大きさを有している。通過凹部85bには、図2のA部に拡大して示すように、棒状部材16により案内される転倒防止用のガイドローラ85cが設けられている。ガイドローラ85cは、棒状部材16を左右から挟んで2個配置されている。
サクションパイプ88は、台車ケーシング85に伸縮可能かつ揺動可能に設けられている。サクションパイプ88は、紡績部9に進出して紡績部9から送出される紡績糸10の上糸端を吸い込みながら捕捉する。そして、退入しながら揺動して捕捉した紡績糸10を巻取部13に装着されるボビン48に案内する。サクションパイプ88の案内動作の範囲GLは、図2に二点鎖線で示した範囲である。空ボビン供給部材89は、空のボビン48を巻取部13に供給するために台車ケーシング85に回動自在に設けられている。クレードル操作アーム90は、台車ケーシング85に揺動自在に装着され、巻取部13のクレードルアーム71を揺動させてパッケージ45を取り外すことができる。
(5)ブロアボックス
ブロアボックス80には、第1吸引ダクト17、第2吸引ダクト18、及び第3吸引ダクト19が接続されている。ブロアボックス80には、これらの第1吸引ダクト17、第2吸引ダクト、及び第3吸引ダクト19に吸引する空気の流れを発生するための図示しないブロアが搭載されている。
(6)ユニットフレーム
ユニットフレーム6は、例えば8個の紡績ユニット2を装着する枠形状の部材である。ユニットフレーム6は、紡績ユニット2を装着するメインフレーム20と、メインフレーム20の正面側に配置されたパッケージ載置部21と、ステップ22と、つま先収納部23と、を有している。
(6−1)メインフレーム
メインフレーム20は、鋼材を組んで構成された部材である。メインフレーム20の正面上部には、図2及び図3に示すように、紡績ユニット2のドラフト部7と紡績部9とを支持するための傾斜した支持部20aが形成されている。支持部20aの傾斜角度αは、例えば50度以上70度以下の角度である。これにより、ドラフト部7及び紡績部9は、従来の精紡機より起立して配置される。この結果、作業通路からドラフト部7及び紡績部9までの距離が短くなり、ドラフト部7及び紡績部9をメンテナンスしやすくなる。
メインフレーム20の正面中央部には、糸継台車3が走行する走行空間20cが凹んで形成されている。走行空間20cの下部に糸継台車3用の第1走行レール81が第1方向に沿って装着されている。
メインフレーム20の背面下部には、作業者の踏み台として使用される背面ステップ20fが形成されている。背面ステップ20fは、作業者が背面側から作業する際に使用される。背面ステップ20fは、正面側のステップ22より高さが僅かに高く設定されている。
(6−2)パッケージ載置部
パッケージ載置部21は、図2及び図3に示すように、巻取部13で満巻になったパッケージ45が載置される場所である。パッケージ載置部21は、頭部が切断された円錐台形状のパッケージ45を転がらずに載置することを目的として、断面視多角形状に凹んで形成されている。パッケージ載置部21は、図1に示すように、精紡機1の全長にわたり第1方向に沿って配置されている。また、パッケージ載置部31は、巻取部13側に配置されている。パッケージ載置部21は、図2のB部に拡大して示すように、例えばベルトコンベアの形態のパッケージ搬送部25を有している。パッケージ搬送部25は、載置されたパッケージ45を第1方向の一端側(例えばブロアボックス80側)又は他端側に搬送する。
パッケージ載置部21の長手方向側面のうち、複数の紡績ユニット2が配列されている第1側と逆側の第2側の側面21aには、図2のB部に拡大して示すように、パッケージ45の形状に沿うように折り曲げられたパッケージ保護部27が装着されている。パッケージ保護部27の先端は丸められており、パッケージ45を傷つけないようになっている。このようなパッケージ保護部27を設けることにより、パッケージ載置部21に接近したステップ22に作業者が載っても、作業者によりパッケージ45が汚染されにくくなる。また、パッケージ45がパッケージ載置部21に載置されるとき、及びパッケージ搬送部25でパッケージ45が搬送されるとき、パッケージ45は、パッケージ保護部27により保護される。
パッケージ載置部21と巻取部13との間には、玉揚台車4で玉揚する際に使用されるパッケージ案内部28が設けられている。パッケージ案内部28は、紡績糸10が巻き取られたパッケージ45をパッケージ載置部21に案内する。パッケージ案内部28は、巻取部13からパッケージ載置部21に向かって先下がりの傾斜面28aを有している。傾斜面28aの傾斜角度は、30度以上60度以下であり、好ましくは30度以上45度以下である。
このような傾斜面28aを有するパッケージ案内部28を巻取部13とパッケージ載置部21との間に設けることにより、巻取中のパッケージ45とパッケージ載置部21上に配置されたパッケージ45とが干渉しなくなる。したがって、パッケージ載置部21に載置されているパッケージ45の状況に関係なく、巻取部13がパッケージ45の巻取動作を行える。このため、精紡機1の紡績効率が向上する。
傾斜面28aの角度が60度を超える場合、パッケージ載置部21に載置されたパッケージ45が、巻取部13により巻き取られているパッケージ45の下方に位置する。このため、一般にパッケージ同士の干渉を避けようとすると、精紡機1の高さを高くする必要がある。しかし、本実施形態のように傾斜面28aの角度を60度以下にすると上記のような不具合を回避でき、精紡機1の高さを低くできる。
また、傾斜面28aの角度が30度未満である場合、巻取部13により巻き取られたパッケージ45とパッケージ載置部21に載置されたパッケージ45との干渉を避けるためには、巻取部13に対してパッケージ載置部21を大きく離反させなければならない。この結果、精紡機1の奥行き方向の長さが長くなり、作業者の作業性が低下する。しかし、本実施形態のように傾斜面28aの角度を30度以上とすることにより、精紡機1の奥行き方向の寸法を小さくすることができ、作業者の作業性が向上する。
通常、満巻のパッケージ45の直径は最大で310mm程度であるので、巻取部13の巻取中心と、パッケージ載置部21に載置されたパッケージの中心位置とを320mmから360mmの範囲にすることにより、パッケージの干渉を防止できる。そして上記の角度範囲に傾斜面28aを設定することにより、精紡機1の奥行き方向の寸法を小さくしかつ高さを低くできる。
(6−3)ステップ
ステップ22は、複数の紡績ユニット2との間にパッケージ載置部21が位置するように第1方向に沿って配置されている。ステップ22は、パッケージ載置部21の高さよりも低い位置に配置されている。ステップ22は、作業者が紡績ユニット2のメンテナンスのために使用する踏み台として使用される。ステップ22は、平坦面で構成され、作業者の足を載置可能なステップ面22aを有している。ステップ22の上面には、玉揚台車4が走行する第2走行レール82が配置されている。第2走行レール82は、僅かな厚みの金属製の板状の部材である。ステップ22の内部には、玉揚台車4に電力の供給、各種の信号の通信及び圧縮空気の供給を行うための配線及び空圧配管ホースを通すためのケーブルベア26が配置されている。ステップ22の紡績ユニット2から離反する外側は作業者通路となっている。
(6−4)つま先収納部
つま先収納部23は、図2のB部に拡大して示すように、作業者の靴のつま先部分を収納可能な空間を有している。つま先収納部23は、パッケージ載置部21の下方に上下方向で重なり合うように形成されている。このようなつま先収納部23を設けることにより、ステップ22に載った作業者が紡績ユニット2にさらに接近することができる。これにより、作業者がメンテナンス等の作業を行うとき、作業性を向上させることができる。
(7)棒状部材
棒状部材16は、手すりとしての機能と、玉揚台車4の案内部としての機能を有している。棒状部材16は、例えば、ステンレス鋼製のパイプ部材であり、紡績ユニット2から離反した位置に配置されている。これにより、例えば、紡績ユニット2に対してメンテナンス等の作業を行う際に、作業者が棒状部材16に手を置く、又は体を預けて作業を行うことができる。このため、紡績ユニット2に面して作業を行っても作業者が姿勢を安定して作業できるようになる。
棒状部材16の外周面には、図2のA部に示すように、玉揚台車4のガイドローラ85cが左右の両側から接触している。棒状部材16は、図1に示すように、第1方向に沿って配置されている。棒状部材16は、図2に示すように、玉揚台車4のサクションパイプ88の案内動作の範囲GLより紡績ユニット2から離反する側に配置されている。また、棒状部材16は、糸道LPとステップ22の間に配置されている。
このようにして、玉揚台車4の案内を第2走行レール82と棒状部材16により行える。ここで、棒状部材16で玉揚台車4の上部を案内し、第2走行レール82で玉揚台車4の上部を案内することにより、玉揚台車4の紡績ユニット2に対する位置精度が高くなる。このため、玉揚台車4が玉揚位置から精度良く玉揚作業を行うことができる。
棒状部材16は、第1方向に間隔を隔てて配置された複数の支持部材96により支持されている。支持部材96は、棒状部材16の下面を固定している。したがって、棒状部材16の上面及び左右面には支持部材96は配置されない。これにより、ガイドローラ85cの配置が可能になる。
支持部材96は、例えば4個の紡績ユニット2毎に配置されている。支持部材96は、メインフレーム20の正面に固定されている。支持部材96は肉厚の板状部材であり、内部に第2吸引ダクト18に連通する吸引通路(図示せず)を有している。吸引通路の先端には吸引部としての吸引キャップ96aが、例えば開位置と閉位置とに回動自在に装着されている。この吸引キャップ96aを開位置に回動させると、吸引通路を開放でき、糸屑等を吸引できる。これにより、作業者がメンテナンス作業等で集めた糸屑等の廃棄物を廃棄することができる。
また、図1、図2及び図3に示すように、棒状部材16の下方には、棒状部材16に沿って、停止操作部29が配置されている。支持部材96の先端下部には、停止操作部29が通過可能な貫通孔96bが形成されている。停止操作部29は、一端に非常停止ボタン30が連結されたロープ状の部材である。支持部材96から離反する方向に停止操作部29を引っ張ると、非常停止ボタン30が押圧操作された場合と同様に非常停止動作するように、停止操作部29は構成されている。これにより、作業者は精紡機1の正面であればどのような位置にいても非常停止操作を迅速に行える。しかも、停止操作部29は、棒状部材16の下方に配置されるので、作業者が誤って停止操作部29を操作しにくい。
(8)吸引ダクト
図2及び図3に示すように、第1吸引ダクト17は、糸継台車3が糸継作業を行うときに発生する糸屑を回収してブロアボックス80に搬送する。第2吸引ダクト18は、糸継作業の前後で発生する糸屑を回収してブロアボックス80に搬送する。第3吸引ダクト19は、ドラフト部7のドラフト中に発生するダスト及び浮遊繊維と、紡績部9による紡績中に発生するダスト及び糸屑等と、を回収してブロアボックス80に搬送する。
本実施形態では、上下位置において、第1吸引ダクト17は、糸継台車3の下方に配置されるようにメインフレーム20内に配置されている。また、第2吸引ダクト18は、糸継台車3の上方に配置されるようにメインフレーム20内に配置されている。第3吸引ダクト19は、ドラフト部7及び紡績部9の後方に配置されるようにメインフレーム20内に配置されている。
ここで、第2吸引ダクト18と第3吸引ダクト19は、精紡機1の各メインフレーム20に連続して設けられている。一方、第1吸引ダクト17は、メインフレーム20に連続して設けられる主吸引ダクト17aと、副吸引ダクト17bと、連結ダクト17cとにより構成されている。副吸引ダクト17bは、各メインフレーム20に両端が閉塞して設けられている。連結ダクト17cは、主吸引ダクト17aと副吸引ダクト17bとを連結する。主吸引ダクト17aは、糸継台車3の下方に配置され、複数の紡績ユニット2を1組として複数組の紡績ユニット2の第1方向に沿って配置される。副吸引ダクト17bは、第2吸引ダクト18の下方に設けられており、つまり糸継台車3の上方に設けられている。副吸引ダクト17bには、下面に紡績ユニット2に対応する位置に糸継台車3の走行に応じて開閉するシャッタ95が設けられている。
第2吸引ダクト18及び主吸引ダクト17aは、断面が円形である。第2吸引ダクト18及び主吸引ダクト17aは、メインフレーム20に固定されているが、メインフレーム20に直接連結されていない。したがって、第2吸引ダクト18及び主吸引ダクト17aは、メインフレーム20の構造部材としては機能しない。
第3吸引ダクト19は、矩形の断面の一つの角部を切り欠いた形状の変形五角形状断面を有している。第3吸引ダクト19は、メインフレーム20に連結されており、メインフレーム20の構成部材として機能する。したがって、第3吸引ダクト19は、メインフレーム20の強度を高めるためにも用いられている。
(9)メンテナンス作業
このように構成された精紡機1では、紡績ユニット2のメンテナンス作業を行う場合、作業者は、ステップ22に載る。ステップ22に作業者が載るときに、靴のつま先をつま先収納部23に配置することができる。つま先収納部23は、パッケージ載置部21の下方に位置しているので、作業者は可及的に紡績ユニット2に接近できる。このため、作業者の作業効率を高めることができる。しかも、紡績ユニット2の正面に面して棒状部材16が第1方向に沿って配置されている。このため、作業者は、棒状部材16に手をつく又は棒状部材16に体を預けてメンテナンス作業を行うことができる。このため、作業者の作業効率をさらに高めることができる。
(10)特徴
上記実施形態は、下記のように表現可能である
(A)紡績機としての精紡機1は、複数の紡績ユニット2と、棒状部材16と、を備える。複数の紡績ユニット2は、繊維束8から紡績糸10を生成する紡績部9と、紡績部9で生成された紡績糸10を巻き取ってパッケージ45を形成する巻取部13と、を有し、第1方向に配列されている。棒状部材16は、複数の紡績ユニット2の正面側に複数の紡績ユニット2から間隔を隔てて第1方向に沿って配置される。
この精紡機1では、棒状部材16が紡績ユニット2の正面側に複数の紡績ユニット2から間隔を隔てて配置されている。これにより、例えば、紡績ユニット2に対してメンテナンス等の作業を行う際に、作業者が棒状部材16に手を置く、又は体を預けて作業を行うことができる。このため、紡績ユニット2に面して作業を行っても作業者が姿勢を安定して作業できるようになる。
(B)精紡機1は、巻取部13で形成されたパッケージを玉揚げする玉揚台車4をさらに備えている。玉揚台車4は、複数の紡績ユニット2の正面側に第1方向に沿って走行可能に配置されている。玉揚台車4は、棒状部材16により第1方向に案内される。
これにより、玉揚台車4を設けても、棒状部材16により作業者の姿勢を安定できる。その上、玉揚台車4が棒状部材16により第1方向に案内されるので、玉揚台車4の案内位置を分散することができる。このため、玉揚台車4の奥行き方向の寸法を小さくすることができ、それにより作業通路から紡績ユニット2までの距離を可及的に短くすることができる。
(C)精紡機1は、棒状部材16より下方で玉揚台車を案内する第2走行レール82をさらに備えている。第2走行レール82は、第1方向に沿って設けられている。玉揚台車4は、第2走行レール82と棒状部材16とにより案内される。
これにより、玉揚台車4の案内を第2走行レール82と棒状部材16により行える。ここで、棒状部材16で玉揚台車4の上部を案内し、第2走行レール82で玉揚台車4の下部を案内することにより、玉揚台車4の紡績ユニット2に対する位置精度が高くなる。このため、玉揚台車4が玉揚位置から精度良く玉揚作業を行うことができる。
(D)玉揚台車4の高さは、複数の紡績ユニット2の紡績部9の糸走行方向下流側端部の高さより低い。これにより、正面に玉揚台車4が位置している紡績ユニット2に対して作業者が作業を行える。
(E)玉揚台車4は、走行方向に沿って設けられた少なくとも二つの走行輪85aを有してもよい。これにより、玉揚台車が2つの走行輪85aで走行できるので、玉揚台車4の大きさ、特に奥行き方向の大きさをコンパクトにできる。このため、玉揚台車4が位置している紡績ユニット2に対しても作業をさらに行いやすくなる。
(F)玉揚台車4は、紡績部9による紡績開始時に紡績部9で生成される紡績糸10を巻取部に案内するサクションパイプ88(案内部材の一例)を有し、棒状部材16は、サクションパイプ88の案内動作の範囲GLより紡績ユニット2から離反して配置される。
これにより、サクションパイプ88の案内動作を妨げることなく、棒状部材16を配置できる。
(G)精紡機1は、複数の紡績ユニット2を支持するユニットフレーム6をさらに備えている。棒状部材16は、紡績部9で生成されて巻取部13に巻き取られる紡績糸10の糸道LPに対してユニットフレーム6から離反する側に配置される。
これにより、紡績ユニット2による紡績動作を阻害することがないように棒状部材16を配置できる。
(H)ユニットフレーム6は、作業者の踏み台としてのステップ22を紡績ユニット2から離反した側に有し、棒状部材16は、ステップ22と糸道LPとの間に配置される。
これにより、作業者が作業時に使用するステップ22と糸道LPとの間に棒状部材16が配置されるので、棒状部材16を作業者が使用しやすくなる。
(I)精紡機1は、ユニットフレーム6上に配置され、棒状部材16を支持する複数の支持部材96をさらに備える。複数の支持部材96は、糸道LPから離れた位置において、第1方向に間隔を隔てて配置されている。
これにより、複数の支持部材96がユニットフレーム6に紡績ユニット2の間で間隔を隔てて配置されるので、紡績ユニット2の動作を妨げることなく、棒状部材16をユニットフレーム6に設置できる。
(J)支持部材96は、紡績糸の糸屑を吸引可能な吸引キャップ96(吸引部の一例)aを有する。これにより、作業者がメンテナンス作業等で除去した糸屑を吸引キャップ96aで吸引させてその場で廃棄できる。このため、作業者が糸屑を持ち帰って廃棄する必要がなくなり、作業者の作業環境を改善できる。
(K)精紡機1は、棒状部材16の長手方向に沿って配置され、複数の紡績ユニット2を停止させる停止操作部29をさらに備えている。これにより、停止操作部29が棒状部材16に沿って配置されるので、作業者は第1方向のどの位置にいても紡績ユニット2の停止操作を容易に行える。また、停止操作部29が棒状部材16により保護されるので、作業者が誤操作により停止操作部29を操作しにくくなる。
(L)精紡機1は、第1方向に沿って、複数の紡績ユニット2と第2走行レール82との間に配置されたパッケージ載置部21をさらに備えても良い。パッケージ載置部21には、玉揚台車で玉揚されたパッケージ45が載置される。これにより、棒状部材16で案内される玉揚台車4により玉揚されたパッケージ45をパッケージ載置部21に載置できるので、位置精度が高い玉揚作業を行える。
(11)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)前記実施形態では、棒状部材をステンレス鋼製での中空のパイプ部材で構成したが、棒状部材の材質及び形状は前記実施形態に限定されない。例えば、矩形断面の中実又は中空の棒状部材等の多角形断面の中実又は中空の棒状部材でもよい。また、楕円形等の長円形断面の中実又は中空の棒状部材でもよい。
(b)前記実施形態では、玉揚台車がパッケージ載置部より紡績ユニットから離反する側を走行しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、玉揚台車がパッケージ載置部より紡績ユニットに接近する側に配置された紡績機にも本発明を適用できる。
(c)前記実施形態では、棒状部材で玉揚台車を案内しているが、棒状部材を手すりとしてだけ使用して玉揚台車を案内しなくてもよい。この場合、棒状部材は、図3で示されるような連続したパイプ部材ではなく、所定長さ毎に分断されたパイプ部材であってもよい。
(d)前記実施形態及び変形例では、糸弛み取り部12により紡績糸10を紡績部9から引き出しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、糸弛み取り部12に代えて、公知のデリベリローラ及びニップローラを配置し、2つの回転するローラで紡績糸10をニップし、紡績糸10を紡績部9から引き出すようにしても良い。この場合でも、巻き取り動作時に発生する紡績糸10の弛みを解消するために、デリベリローラとニップローラの下流側に糸弛み取り部12を配置してもよい。
本発明は、紡績ユニットを有する紡績機に適用可能である。
1 精紡機(紡績機の一例)
2 紡績ユニット
3 糸継台車
4 玉揚台車
5 原動機ボックス
6 ユニットフレーム
7 ドラフト部
8 繊維束
9 紡績部
10 紡績糸
12 糸弛み取り部
13 巻取部
15 スライバ
16 棒状部材
17 第1吸引ダクト
17a 主吸引ダクト
17b 副吸引ダクト
17c 連結ダクト
18 第2吸引ダクト
19 第3吸引ダクト
20 メインフレーム
20a 支持部
20c 走行空間
20f 背面ステップ
21 パッケージ載置部
21a 側面
22 ステップ
22a ステップ面
23 つま先収納部
25 パッケージ搬送部
26 ケーブルベア
27 パッケージ保護部
28 パッケージ案内部
28a 傾斜面
29 停止操作部
30 非常停止ボタン
41 台車部
41e 走行輪
41f ガイドローラ
41g 案内レール
43 スプライサ
44 サクションパイプ
45 パッケージ
46 サクションマウス
47 吸引空気パイプ
48 ボビン
52 ヤーンクリアラ
70 支持軸
71 クレードルアーム
72 巻取ドラム
80 ブロアボックス
81 第1走行レール
82 第2走行レール
85 台車ケーシング
85a 走行輪
85b 通過凹部
85c ガイドローラ
88 サクションパイプ
89 空ボビン供給部材
90 クレードル操作アーム
95 シャッタ
96 支持部材
96a 吸引キャップ
96b 貫通孔

Claims (12)

  1. 繊維束から紡績糸を生成する紡績部と、前記紡績部で生成された紡績糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取部と、を有し、第1方向に配列された複数の紡績ユニットと、
    前記複数の紡績ユニットの正面側に前記複数の紡績ユニットから間隔を隔てて前記第1方向に沿って配置された棒状部材と、
    を備えた紡績機。
  2. 前記第1方向に沿って前記複数の紡績ユニットの前記正面側に走行可能に配置され、前記棒状部材により前記第1方向に案内され、前記巻取部で形成されたパッケージを玉揚げする玉揚台車をさらに備える、請求項1に記載の紡績機。
  3. 前記第1方向に沿って設けられ、前記棒状部材より下方で前記玉揚台車を案内する走行レールをさらに備え、
    前記玉揚台車は、前記走行レールと前記棒状部材とにより案内される、請求項2に記載の紡績機。
  4. 前記玉揚台車の高さは、前記複数の紡績ユニットの前記紡績部の糸走行方向下流側端部の高さより低い、請求項2又は3に記載の紡績機。
  5. 前記玉揚台車は、走行方向に沿って設けられた少なくとも二つの走行輪を有する、請求項2から4のいずれか1項に記載の紡績機。
  6. 前記玉揚台車は、前記紡績部による紡績開始時に前記紡績部で生成される前記紡績糸を前記巻取部に案内する案内部材を有し、
    前記棒状部材は、前記案内部材の案内動作の範囲より前記紡績ユニットから離反する側に配置されている、請求項2から5のいずれか1項に記載の紡績機。
  7. 前記複数の紡績ユニットを支持するユニットフレームをさらに備え、
    前記棒状部材は、前記紡績部で生成されて前記巻取部に巻き取られる前記紡績糸の糸道に対して前記ユニットフレームから離反する側に配置されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の紡績機。
  8. 前記ユニットフレームは、作業者の踏み台としてのステップを前記紡績ユニットから離反した側に有し、
    前記棒状部材は、前記ステップと前記糸道との間に配置されている、請求項7に記載の紡績機。
  9. 前記ユニットフレーム上に配置され、前記棒状部材を支持する複数の支持部材をさらに備え、前記複数の支持部材は、前記糸道から離れた位置において、前記第1方向に間隔を隔てて配置されている、請求項7又は8に記載の紡績機。
  10. 前記支持部材は、前記紡績糸の屑を吸引可能な吸引部を有する、請求項9に記載の紡績機。
  11. 前記棒状部材の長手方向に沿って配置され、前記複数の紡績ユニットを停止させる停止操作部をさらに備える、請求項1から10のいずれか1項に記載の紡績機。
  12. 前記第1方向に沿って、前記複数の紡績ユニットと前記走行レールとの間に配置された、前記玉揚台車で玉揚されたパッケージが載置されるパッケージ載置部をさらに備える、請求項1から11のいずれか1項に記載の紡績機。
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