JPS6245728A - 二重撚り撚糸機に於ける糸切れ時の単錘停止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）　　産業上の利用分野 本発明は二重撚スピンドルを備えた二重撚糸機に於て、
糸切れが生じた際に、その糸切れが生じたスピンドルの
みを自動的に停止すると共に巻き取りドラムも自動的に
停止するようにした二重撚り撚糸機に於ける糸切れ時の
単錘停止装置に関するものである。

（ｂ）　　従来の技術 撚糸機は通常数１０錘の撚糸スピンドルを並列に配置し
、１台のモーターにより駆動される同一駆動軸上のプー
リーから駆動テープを介して動力を得て一斉に駆動され
るため、１錘のスピンドルテ糸切れが起っても自動的に
、そのスピンドルのみを停止することはできず、人手に
よりそのｌ錘のスピンドルのみを駆動系統から切離して
止め、糸を繋ぐ必要があった。

このため、撚糸機の無人運転が困難であり、特に二重撚
糸機を用いて、二重撚スピンドルのチーズポット内の未
撚糸と外部のチーズポット内の未撚糸をそれぞれ下撚り
し、同時にこれを合せて上撚りして巻取りボビンに巻取
る場合には、原糸の一方が切断しても、他方の原糸のみ
が加熱されて巻き取られる結果となるため、一方の原糸
が切れた場合に、直ちにその撚糸機のみの撚糸スピンド
ル及び巻取りボビンの回転を停止する自動停止装置がな
ければ撚糸機の無人運転は不可能である。

このように同一動力源により並列して運転される多数の
スピンドルのうち、糸切れの生じたスピンドルのみを自
動的に停止するために、特開昭５６−５１２１６号には
、撚糸スピンドルから加撚糸巻取装置へ加撚糸を導く途
中に、糸張力の変化により糸切れを検出する糸切れ検出
装置を設け、糸切れ検出装置のリミットスイッチの開閉
により、空気圧回路の電磁弁を操作して、空気圧により
、空気圧シリンダを作動し、撚糸スピンドルに機械的に
ブレーキをかけ、又、加撚糸巻取装置の巻取ボビンを巻
取駆動ドラムから引離して、撚糸機の運転を停止するよ
うにした装置が開示されている。

（ｃ）　　発明が解決すべき問題点 上記従来の撚糸機の糸切れ検知、自動停止装置は、糸切
れ検知信号により空気圧を制御して、空気圧シリンダに
より、撚糸スピンドルにブレーキをかけ、巻取ボビンの
１駆動ドラムからの切離しを行っているため、機構が複
雑となり、装置のコストが嵩むという欠点があった。

従って本発明は、空気圧回路を用いることなく、糸切れ
検出装置の電気的な検知信号により、直接撚糸スピンド
ル及び加撚糸巻取装置を停止させるようにした二重撚り
撚糸機に於ける糸切れ時の単錘停止装置を提供すること
を目的とする。

（ｄｌ　　問題点を解決するための手段上記目的を達成
するために木発明者は鋭意研究を重ねた結果、撚糸スピ
ンドルから加撚糸巻取装置へ加撚糸を導く途中に、糸張
力の変化により糸切れを検出する糸切れ検出装置を設け
、一方二重撚糸スピンドルには、糸切れ検出装置の検知
信号により切離される駆動用クラッチを備えると共に、
加撚糸の巻取ボビンに圧接して回転し、巻取ボビンを間
接的に駆動するドラムは電磁クラッチと電磁ブレーキを
備え、前記検知信号により、電磁クラッチから電磁ブレ
ーキに切換えるようにすることにより糸切れの起った撚
糸機のみを自動的に停止しうろことを見出し、本発明を
完成するに到つｔこ。

次に図面により本発明の内容を詳しく説明する。

第１図は本発明の二重撚糸機に於ける単錘停止装置の概
略を示す斜視図である。（１）は公知の二重撚糸スピン
ドルであって、周知の如くダブルツイスタ−としても撚
り合せ撚糸機としても使用しうるアップツイスタ−であ
る。長いスピンドルレール（２）上に多数の二重撚スピ
ンドル（１）が並列して配列され、同一の駆動源により
、１駆動テープ（３）を介して駆動される。二重撚スピ
ンドルの下部には後述のスピンドル自動停止装置が設け
られる。二重撚スピンドル（１）　１ｍ方には糸切れ検
出装置、（４）及び加撚糸巻取装置ｉ！ｊ（５）が設け
られている。

糸切れ検出装置（４）は第２図に示すように、ガイドロ
ーラー（６）　、　（６）の間に支ｌ１１１（７）を中
心に回動しうる検知レバー（８）を配し、検知レバー（
８）は引張ばね（９）により一方に回動する方向に付勢
され、検知レバー（８）先端のピンαＯに加撚糸（１１
）が摺動し、その張力に応じてばね（９）に抗して検知
レバー（８）が回動するようになっている。検知レバー
（８）の他端にはピン０７Ｊが植設され、検知レバー（
８）の回動により、リミットスイッチ（Ｉ３）のレバー
圓を押して回動する。

（１５１は必要に応じて設けられる公知の糸カッターで
あって、撚り合せる２本の原糸の一方が切断し、加撚糸
の張力が変化して、糸切れ検出装置（４）がこれを検知
したとき、その検知信号により、電磁石により刃を動か
して残りの糸を切断すると共に、切断した繰出し側の糸
端を保持するようになっている。

加撚糸巻取装置（５）は、トラバース装置（１６１と、
１駆動ドラム（１７１とボビンホルダーは先端に支持さ
れた巻取ボビン口（ト）よりなり、巻取ボビン（１９上
に巻取られたテークアツプパッケージのが、ボビンホル
ダー（刑の基端部の接圧調整ウェイトｔ２］１により調
節された接圧力により駆動ドラム（１７１に押しつけら
れ、駆動ドラム（１７１の回転により巻取ボビン（１９
は間接的に１駆動され、トラバース装置間によりガイド
された加撚糸（１１）が、巻取ボビン（ｌ（ト）に均一
に巻取られる。

１駆動ドラム（１７）は第３図に示すように、スピンド
ルレール（２）に平行に設けられた各スピンドル共通の
巻取駆動軸の上に軸受Ｉ２３１を介して回転自在に設け
られ、その一端には可撓性の板ばね因）を介して板状磁
性リング（ト）を固着し、これと対向する位置に巻取駆
動軸のに固定されて回転するクラッチ板のを配し、クラ
ッチ板Ｃ６）の背向に近接して電磁コイルのを設け、電
磁クラッチを構成する。

一方１駆動ドラム（１ηの他端には、可撓性の板ばね１
２Ｂ）を介して板状磁性リング１２９）を固着し、これ
と対向する位置に電磁コイル００）を内蔵したブレーキ
板ｆ３１１を回転不能に配設して、′１に磁ブレーキを
構成する。

二重撚スピンドルｆ＋）下方に設けられたスピンドル自
動停止装置ｔ３Ｚを第４図乃至第６図に示す。二重撚ス
じシドル［ｌｆ下端は第４図に示すように、づレー中板
（３３）の下方の円錐形状のクラッチ面位を介してスピ
シドルワーづ９４）と結合されている。即ち、二重撚ス
ピンドル本体は、スピンドルレール（２）上に固定され
たスピンドルブラケット（支）に軸受（３６）を介して
回転自在に支承され、円錐状のクラッチ面（３′７）を
有するブレーキ板（３３）が＋−０８）を介して二重撚
スピンドルの軸色９）と一体に回転しつつ上下に摺動可
能に配設され、このクラッチ面（３７）と係合する円錐
状のクラッチライニシジ（４０）を固着したスピシドル
ワーづｅ４１が軸（３９）に対し回転自在に取付けられ
る。

プレー中板（３３）の上面に対向する位置には、スピン
ドルブラケットばに固着したプレー士うイニシジ（４１
）が配置され、づし−土板（３３）を上方に摺動させて
その上面をプレー士うイニシグ（４１）に摺動させると
プ１ノー十が働く。スピシドルワーづ（圓には、図示し
ない共通の駆動軸との間に駆動チーづ（３）を懸架して
二重撚スピンドルｆ＋）を駆動する。

このブレーキ板１３３）を」二下する哉構を第５図及び
第６図に示す。（４３）は支軸（４４）を中心に回動す
る主アームであって押しばね（４５）により」二方に押
上げるように付勢され、二股の主アーム（４３）に回転
自在に取付けたベアリング（４６１によりブレーキ板（
３３）を押上げるようになっている。主アーム（４３）
にはピン（４りが植設され、軸（４８）を中心に回動す
る５字レバー（４９）の一方のアーム印）の爪の］）に
係合するようになっている。

５字レバー（柵の他方のアーム■先端には磁石０９が数
例けられ、電磁コイル發により上方に引寄せられるよう
になっている。―）は手動ブレーキノブであってその先
端は５字レバー（４９）の爪のυを有するアームα）の
先端に係合し、手動ブレーキノブ刺を押すことにより５
字レバーを回動しうるようになっている。又（４）は手
動クラッチハンドルであって、輔（４２１を中心に回動
し、このハンドル曽と一体に回動するアーム（４）先端
のＵ字溝Ｇηに主アーム（４３）の先端のピン鏝が係合
し、主アーム（４３）のピン＋４７１が５字レバー　＋
４９１の爪のυから離脱した状態では、手動クラッチハ
ンドル（９の回動により主アーム（４３）を上下するこ
とができる。

（至）は主アーム（４３）先端のピン（ト）の」二上動
により作動するリミットスイッチであって、主アーム＋
４３）が上昇した位置では、電磁コイル鏝への通電を停
止するためのスイッチである。

（ｅ）　　作用 次に本発明の単錘停止装置の動作について説明する。二
重撚スピンドル（１）を撚り合せ撚糸機として使用する
場合、二重撚スピンドル（１）のチーズポット…内の単
糸又は合糸よりなる第１の未燃原糸０１）はスピンドル
テンサーＩＩ３［Ｆ］及びスレッドガイド（至）を経て
上方に引出される。図示しないクリールから引出された
第２の未燃原糸（Ａは二重撚スピンドル（１）の中空の
軸Ｓ９）内に上方より導入され、軸０９と共に回転する
スピンドルディスク−の側方の孔（至）より引出され、
バルーン輪を形成し、スレッドガイドＱを通り、第１の
原糸と撚り合わされる。この加撚糸＋ＩＩ）は糸切れ検
出装置（４）のガイドローラー（６）、（６）を経てオ
ーバーフィードローラー物を通り、トラバース装置間を
経て巻取ボビン（１９）に巻取られる。

糸切れ検出装置（４）のばね（９）の張力をねじ−によ
り調節して、原糸（６υ、−の一方が切断した場合でも
その張力の変動を検知して、リミットスイッチ、＋１３
１が作動するように調節しておく。運転中に原糸の一方
でも切断すると直ちに糸切れ検出装置（４）が作動し、
その電気信号によりスピンドル自動停止装置６２１の電
磁コイル□□□に電流を流し、磁石−を吸引し、Ｌ字し
バー（４９１を回動し、ピン（４７１がＬ字しバー（４
９）の爪のυから外れ、主アーム（４３）は押しばね（
４ωに押されて上方向に回動する。するとベアリング（
４Ｆ３がブレーキ板膿を押し上げ、クラッチ面（９）と
クラッチライニング（４０）が離れ、ブレーキ板■の上
面はブレーキライニング（４１）に押付けられ、二重撚
スピンドル（１）の回転は停止する。そして主アーム（
４３）が上昇すると手動クラッチハンドル曽は運転位置
から斜のブレーキ位置に倒れ、同時にピン□□□により
リミットスイッチ（至）のレバーを押し上げて、リミッ
トスイッチの９が作動して電磁コイル（ト）への通電を
停止する。

一方加撚糸巻取装置（５）の駆動ドラム＋１７１は常時
は電磁クラッチ側の電磁コイル−に通電しておくと、可
撓性の板ばねｔ２４）が撓み、板状磁性リング囚が吸引
されてクラッチ板■に押しつけられ、駆動ドラム鼎は巻
取駆動軸にと一体に回転する。スピンドル停止装置Ｃ３
２１のリミットスイッチ６１の作動により、電磁クラッ
チの電磁コイル−の電流が切れ、同時に電磁ブレーキ側
の電磁コイル■に通電されるので、ブレーキが働き、駆
動ドラムｔ１７）も直ちに停止する。

二重撚スピンドル（１）の運転を再開する場合には、手
動クラッチハンドル曽を運転位置に起すと、主アーム＋
４３１は押しばね（４５１に抗して下降し、Ｌ字しバー
（４９が回動して、ピン（４つが爪Ｇυに係合して、主
アーム（心は運転位置に係止される。するとばね（７０
により押されてブレーキ板のが下降し、クラッチ面■と
クラッチライニング（４ωが繋がり、二重撚スピンドル
（１）は回転を始める。同時にリミットスイッチ翰が復
帰して加撚糸巻取装置（５）の、駆動ドラム［１７）の
、電磁ブレーキが外れ、電磁クラッチが繋がるので、巻
取りを開始する。

又緊急に撚糸装置の運転を停止する必要がある場合には
、手動ブレーキノブ鉤）を押せば、Ｌ字しバー（４９が
回動し、糸切れ時に自動的に電磁コイル（ト）に通電し
て、Ｌ字しバー（４９が回動した場合と全く同様に、二
重撚スピンドル（１）及び加撚糸巻取装置（５）が直ち
に停止する。

上記の説明は、二重撚スピンドルを撚り合せ撚糸機とし
て用いた場合につき説明したが、ダブルツイスタ−とし
て用いる場合にも全く同様に糸切れを検知して自動的に
停止することができる。

（ｆ）　　発明の効果 本発明によれば二重撚糸装置の運転中、糸切れが生じた
場合には、糸切れの生じたスピンドルのみを自動的に運
転停止することができ、完全な無人運転が可能となる。

特に給糸原糸が８〜１ｏｋｑ程度迄大型化されると、加
熱巻取り時間が１０数時間以上に延長されるので、無人
運転の効果は大である。

そして本発明の停止装置では、空気圧装置等を用いるこ
となく、７Ｆ磁コイルとばねの力により、二重撚スピン
ドル及び加撚巻取装置の、駆動ドラムのクラッチ及びブ
レーキを操作することができるので、装置が簡単となり
、安価に製作することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の二重撚糸機に於ける糸切れ時の単錘停
止装置の概略を示す斜視図、第２図は糸切れ検出装置の
正面図、第３図は加撚糸巻取装置の駆動ドラムの断面図
、第４図は二重撚糸スピンドルの一部拡大断面図、第５
図はスピンドル自動停止装置の要部の正面図、第６図は
同平面図である。 （１）・・二重撚スピンドル、　（２）・−スピンドル
レール、（３）・・・駆動テープ、　　　（４）・・糸
切れ検出装置、（５）・・・加撚糸巻取装置、　（６）
　、　（６）・・・ガイドローラ、（７）・・・支軸、
　　　　　　（８）・・・検知レバー、（９）・・・引
張ばね、　　　　　００・・ピン、αＦ・・加撚糸、　
　　　　　ｉ１３・・ピン、１１３）・・・リミットス
イッチ、圓・・レバー、（１５）・・糸カッター、　　
　　（１６１・・トラバース装置、（１７１・駆動ドラ
ム、　　　印・・・ボビンホルダー、（１９）・巻取ボ
ビン、 （２０）・・テークアツプパッケージ、ｔ２１＋・・接
圧調整ウェイト、■・・巻取駆動軸、の・・軸受、　　
　　　　の、■・・・板ばね、の、器・・磁性リング、
　の・・・クラッチ板、の、■・・電磁コイル、　３１
）・・ブレーキ板、＋３２トスピンドル自動停止装置、 （３３）・ブレーキ板、（３４１・・スピンドルワーブ
、Ｇ５）・・・スピンドルブラケット、 （３Ｇ）・・軸受、　　　　　　■・・・クラッチ面、
例゛キー・　　　　　　３９・・・軸、１４０）・クラ
ッチライニング、 （４１）・ブレーキライニング、 （口・・軸、　　　　　　　（４３）・・・主アーム、
（竹・・支軸、　　　　　　（４５１・・押しばね、（
４６）・ベアリング、　　　（４７）・・ピン、（４８
）・軸、　　　　　　　（４９）・・・Ｌ字しバー、珈
、６の・・・アーム、　　　（５１）・・・爪、Ｑ・・
・電磁コイル、　　　（財）手動ブレーキノブ、曽・・
手動クラッチハンドル、 ■・・アーム、　　　　　Ｇ’ｌ’ｌ・・Ｕ字溝、■・
・ピン、　　　　　　　６９・・リミットスイッチ、…
・・チーズポット、　　（６１）、−・・・未燃原糸、
１２・・・スピンドルテンサー、 （至）・・・スレッドガイド、 ｗ　・・スピンドルディスク、 曽・・バルーン、 ６７）・・・オーバーフィードローラー、■・・・ねじ
、　　　　　　０１・・・磁石、ｑｌ・・ばね、　　　
　　　（ハ）−・・孔。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）二重撚スピンドルと加撚糸巻取装置よりなる二重
   撚糸機に於いて、二重撚スピンドルにより加熱された加
   撚糸が加撚糸巻取装置に至る迄の間に糸切れ検出装置を
   配置し、糸切れ検出装置の糸切れ検知信号により、直接
   又は間接的に作動する、巻取自動停止装置及びスピンド
   ル自動停止装置を備え、該巻取自動停止装置は該加撚巻
   取装置の巻取ボビンに接してこれを回転駆動する駆動ド
   ラムに電磁クラッチ及び電磁ブレーキを設けてなり、該
   スピンドル自動停止装置は、二重撚スピンドルにクラッ
   チ及びブレーキを設けたことを特徴とする二重撚り撚糸
   機に於ける糸切れ時の単錘停止装置。
2. （２）ばねの反発力により該二重撚スピンドルのクラッ
   チを離し、且つブレーキを圧接するばねと、該ばねを加
   圧状態に停止するレバーと、磁気吸引力により該レバー
   によるばねの係止を解除する電磁コイルを備えた特許請
   求の範囲第１項記載の二重撚り撚糸機に於ける糸切れ時
   の単錘停止装置。