JP2598691Y2 - 枝線取付用スチールセグメント - Google Patents
枝線取付用スチールセグメントInfo
- Publication number
- JP2598691Y2 JP2598691Y2 JP1992075302U JP7530292U JP2598691Y2 JP 2598691 Y2 JP2598691 Y2 JP 2598691Y2 JP 1992075302 U JP1992075302 U JP 1992075302U JP 7530292 U JP7530292 U JP 7530292U JP 2598691 Y2 JP2598691 Y2 JP 2598691Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- branch line
- steel segment
- main body
- branch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、枝線を取付ける箇所に
用いる枝線取付用スチールセグメントに関する。
用いる枝線取付用スチールセグメントに関する。
【０００２】
【従来の技術】シールド工法により築造したトンネルに
枝線を接続するため、セグメントを開口すると、開口部
周辺に応力が集中する。そのため、開口部周辺の補強が
必要である。現状では、次の２つの方法で補強を行って
いる。
枝線を接続するため、セグメントを開口すると、開口部
周辺に応力が集中する。そのため、開口部周辺の補強が
必要である。現状では、次の２つの方法で補強を行って
いる。
【０００３】（１） 仮支保工を用い、枝線の取付けと
同時に、開口部周辺を補強する。 （２） セグメントの内側に、開口により欠損する断面
にかかる力と同等以上のリング状部材を設ける。
同時に、開口部周辺を補強する。 （２） セグメントの内側に、開口により欠損する断面
にかかる力と同等以上のリング状部材を設ける。
【０００４】しかしながら、上記のいずれを実施しても
開口の補強工事が面倒であり、また工事時期も制約され
るという問題点があった。
開口の補強工事が面倒であり、また工事時期も制約され
るという問題点があった。
【０００５】また実開昭５９−１９６９４号公報には枝
線取付用のセグメントとしてリブを有する蓋体を取付
け、その外周側にコンクリートを充填した技術が開示さ
れている。しかしながら、かかる公知技術では発進時に
発進防護が充分ではなく、エントランス取付けのための
リブが付いているために坑内の断面欠損が生ずる。
線取付用のセグメントとしてリブを有する蓋体を取付
け、その外周側にコンクリートを充填した技術が開示さ
れている。しかしながら、かかる公知技術では発進時に
発進防護が充分ではなく、エントランス取付けのための
リブが付いているために坑内の断面欠損が生ずる。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、開口補強工
事が不要で工事時期の制約を受けないで枝線を容易に取
付けることができる枝線取付用スチールセグメントを提
供することを目的としている。
事が不要で工事時期の制約を受けないで枝線を容易に取
付けることができる枝線取付用スチールセグメントを提
供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、枝線を
取付ける箇所に用いる枝線取付用スチールセグメントに
おいて、複数の縦リブ（５）および横リブ（６）より成
る本体（２）を備え、その本体（２）には内周に補強リ
ング（４）を有する枝線取付用の開口部（３）が形成さ
れ、その開口部（３）に係合する開口部用蓋（１０）に
はその外周にフランジ（１１）が立設され、そしてその
開口部用蓋（１０）には前記本体（２）の縦リブ（５）
および横リブ（６）の開口部（３）の部分と補完する複
数の縦リブ（１２ａ、１２ｂ）および横リブ（１３ａ〜
１３ｃ）が設けられ、そしてその開口部用蓋（１０）は
フランジ（１１）および補強リング（４）を介して複数
のボルトおよびナット（１４）により開口部（３）に固
着されている。
取付ける箇所に用いる枝線取付用スチールセグメントに
おいて、複数の縦リブ（５）および横リブ（６）より成
る本体（２）を備え、その本体（２）には内周に補強リ
ング（４）を有する枝線取付用の開口部（３）が形成さ
れ、その開口部（３）に係合する開口部用蓋（１０）に
はその外周にフランジ（１１）が立設され、そしてその
開口部用蓋（１０）には前記本体（２）の縦リブ（５）
および横リブ（６）の開口部（３）の部分と補完する複
数の縦リブ（１２ａ、１２ｂ）および横リブ（１３ａ〜
１３ｃ）が設けられ、そしてその開口部用蓋（１０）は
フランジ（１１）および補強リング（４）を介して複数
のボルトおよびナット（１４）により開口部（３）に固
着されている。
【０００８】
【０００９】
【作用効果の説明】したがって、セグメントの組立に際
し、あらかじめ枝線取付予定位置に開口部が位置するよ
うにする。そして開口部の縁部に枝線の端部を当接さ
せ、開口部用蓋を固着したボルトおよびナットをはずし
た開口部を開く、そして枝線の取付部付近を２次覆工を
すればよい。
し、あらかじめ枝線取付予定位置に開口部が位置するよ
うにする。そして開口部の縁部に枝線の端部を当接さ
せ、開口部用蓋を固着したボルトおよびナットをはずし
た開口部を開く、そして枝線の取付部付近を２次覆工を
すればよい。
【００１０】このように本考案では、開口部用蓋のフラ
ンジを補強リングにボルトおよびナットで締付けてある
ので、着脱が容易であり、また本トンネルの施工性もよ
い。
ンジを補強リングにボルトおよびナットで締付けてある
ので、着脱が容易であり、また本トンネルの施工性もよ
い。
【００１１】
【００１２】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
る。
【００１３】図１及び図２において、全体を符号１で示
す枝線取付用スチールセグメントの本体２には、枝線取
付用の開口部３が形成されている。その開口部３の内周
には、Ｈ鋼で形成された補強リング４が設けられてい
る。
す枝線取付用スチールセグメントの本体２には、枝線取
付用の開口部３が形成されている。その開口部３の内周
には、Ｈ鋼で形成された補強リング４が設けられてい
る。
【００１４】その開口部３に係合する開口部用蓋１０が
設けられ、この蓋１０の外周には、フランジ１１が立設
されている。そして、蓋１０は、本体２の縦リブ５及び
横リブ６の開口部３の部分を補完する縦リブ１２ａ、１
２ｂ及び横リブ１３ａ、１３ｂ、１３ｃで補強されてい
る。そして、開口部用蓋１０は、フランジ１１及び補強
リング４を介し複数のボルト及びナット１４により開口
部３にボルト結合されている。
設けられ、この蓋１０の外周には、フランジ１１が立設
されている。そして、蓋１０は、本体２の縦リブ５及び
横リブ６の開口部３の部分を補完する縦リブ１２ａ、１
２ｂ及び横リブ１３ａ、１３ｂ、１３ｃで補強されてい
る。そして、開口部用蓋１０は、フランジ１１及び補強
リング４を介し複数のボルト及びナット１４により開口
部３にボルト結合されている。
【００１５】枝線の取付けに際し、枝線取付予定位置に
開口部３が位置するようにセグメント１を組立てる。な
お、この際、二次覆工工事が枝線取付工事に先行する場
合は、開口部３の付近は、二次覆工を行わない。
開口部３が位置するようにセグメント１を組立てる。な
お、この際、二次覆工工事が枝線取付工事に先行する場
合は、開口部３の付近は、二次覆工を行わない。
【００１６】次いで、図示しない枝線の端部を、開口部
３の縁部に当接し、ボルト及びナット１４を外し、蓋１
０を外して開口部３を開く。
３の縁部に当接し、ボルト及びナット１４を外し、蓋１
０を外して開口部３を開く。
【００１７】最後に、枝線の取付部付近を２次覆工して
終る。
終る。
【００１８】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、補強工事なしに、かつ、工事時期に制約さ
れないで枝線を容易に取付け、工期を短縮することがで
きる。
ているので、補強工事なしに、かつ、工事時期に制約さ
れないで枝線を容易に取付け、工期を短縮することがで
きる。
【図１】本考案の一実施例の枝線取付前の状態を示す斜
視図。
視図。
【図２】図１の枝線取付後の状態を示す斜視図。
１・・・枝線取付用スチールセグメント ２・・・本体 ３・・・開口部 ４・・・補強リング ５、１２ａ、１２ｂ・・・縦リブ ６、１３ａ、１３ｂ、１３ｃ・・・横リブ １０・・・開口部用蓋 １１・・・フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭57−112337号（実開 昭59− 19694号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 枝線を取付ける箇所に用いる枝線取付用
スチールセグメントにおいて、複数の縦リブ（５）およ
び横リブ（６）より成る本体（２）を備え、その本体
（２）には内周に補強リング（４）を有する枝線取付用
の開口部（３）が形成され、その開口部（３）に係合す
る開口部用蓋（１０）にはその外周にフランジ（１１）
が立設され、そしてその開口部用蓋（１０）には前記本
体（２）の縦リブ（５）および横リブ（６）の開口部
（３）の部分と補完する複数の縦リブ（１２ａ、１２
ｂ）および横リブ（１３ａ〜１３ｃ）が設けられ、そし
てその開口部用蓋（１０）はフランジ（１１）および補
強リング（４）を介して複数のボルトおよびナット（１
４）により開口部（３）に固着されていることを特徴と
する枝線取付用スチールセグメント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992075302U JP2598691Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 枝線取付用スチールセグメント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992075302U JP2598691Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 枝線取付用スチールセグメント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0640098U JPH0640098U (ja) | 1994-05-27 |
| JP2598691Y2 true JP2598691Y2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=13572327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992075302U Expired - Fee Related JP2598691Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 枝線取付用スチールセグメント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2598691Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3876278B2 (ja) * | 2001-12-13 | 2007-01-31 | 新日鉄マテリアルズ株式会社 | 易切削性トンネルセグメント構造 |
| JP4679169B2 (ja) * | 2005-02-16 | 2011-04-27 | 積水化学工業株式会社 | セグメント及び該セグメントを用いたトンネル構造体構築方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5919694U (ja) * | 1982-07-23 | 1984-02-06 | 株式会社奥村組 | 分岐トンネル坑口用セグメント |
-
1992
- 1992-10-29 JP JP1992075302U patent/JP2598691Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0640098U (ja) | 1994-05-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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