JP2581882Y2 - 自動車のフューエルタンクプロテクター取付構造 - Google Patents

自動車のフューエルタンクプロテクター取付構造

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JP2581882Y2
JP2581882Y2 JP1991038937U JP3893791U JP2581882Y2 JP 2581882 Y2 JP2581882 Y2 JP 2581882Y2 JP 1991038937 U JP1991038937 U JP 1991038937U JP 3893791 U JP3893791 U JP 3893791U JP 2581882 Y2 JP2581882 Y2 JP 2581882Y2
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fuel tank
protector
vehicle body
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博之 鈴木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のフューエルタン
クプロテクター取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】FR方式の自動車には、図6に示すよう
にフューエルタンク1をプロペラシャフト2の後端部の
上方に配置したものがある。このような自動車では、フ
ューエルタンク1にプロペラシャフト2が近接している
ため、フューエルタンクの下面をプロテクター3で覆っ
ておく必要がある(図4と図5参照)。このプロテクタ
ー3は断面が皿状をなしており、前後両端のフランジ状
部3aをボルト4でフロアパネル5に固定してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、プロテクタ
ー3の組付けはフューエルタンク1を車体に組付けてか
ら行なっている。しかし、この作業を車体の製造ライン
上で行なうことは、多大の手間を要し、工数の増加を招
くことになる。
【0004】さらに、フューエルタンク1とプロテクタ
ー3の取付け誤差によって、それらの間の隙間にばらつ
きが生じ、これを一定に保ちにくいという欠点もある。
【0005】本考案はこのような課題を解決しようとす
るもので、その目的とするところは、車体製造ラインの
工数を低減するとともに、フューエルタンクとプロテク
ターとの間の隙間を安定させることができる自動車のフ
ューエルタンクプロテクター取付構造を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案は、車体の前後方向に延在するプロペラシャフ
トの上方にフューエルタンクが配設され、該フューエル
タンクの水平方向周部に、フューエルタンクを車体側に
取付けるための取付部を設けた接合フランジを形成し、
フューエルタンクの下面と上記プロペラシャフトとの間
に、フューエルタンクを保護するためのプロテクター
を、フューエルタンクがプロペラシャフトに面する部位
に、プロペラシャフトの長手方向に配設したフューエル
タンクのプロテクター構造において、上記プロテクター
は、上記フューエルタンクの車体側取付前に予め該フュ
ーエルタンクに固定されるものであって、上記プロテク
ターの前後方向における断面を、上記フューエルタンク
の下部形状に沿らした皿形状とするとともに、プロテク
ターの車体前後方向の両端に、上記接合フランジに対応
させてフランジ状部を形成し、該プロテクターのフラン
ジ状部をフューエルタンクの接合フランジに固定し、か
つ、プロテクターの底面には、車体の横方向に全幅に亘
って、フューエルタンク側に突出するプロテクター底面
補強用のビードを設け、プロテクターの底面と側面との
会合部にも、車体の前後方向に向けて複数箇所に、フュ
ーエルタンク側に突出する斜面状の会合部補強用のビー
ドを設けたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】図1ないし図3は本考案に係る構造を示して
いる。同図において、10は車体の前後方向における
面が皿状のプロテクターであり、フューエルタンク1の
部に配設され、それに沿った形状に形成されている。
このプロテクター10の前後両端のフランジ状部10a
をボルト11でフューエルタンク1の接合フランジ部1
aに固定してある。なお、該ボルト11はフランジ状部
10aの下面に固着したナット12に螺入するようにな
っている。プロテクター10の底壁10bには、フュー
エルタンク1側に突出する2つのビード13,13を全
幅に亘って設けてあり、さらに底壁10bと側壁10c
の会合部にもフューエルタンク1側に突出するビード1
3を3個所設けてある。その他の部材は上述の従来例と
同様に構成してあるので、同一符号を付し説明を省略す
る。本実施例はこのように構成してあるので、予めフュ
ーエルタンク1にプロテクター10を組付けておいてか
ら、フューエルタンク1をボルト(図示せず)でフロア
パネル5に固定することになる。なお、該ボルトを挿通
するための孔14がフューエルタンク1の接合フランジ
部1aに4個所設けてある(図3参照)。
【0008】
【考案の効果】本考案によれば、フューエルタンクに予
めプロテクターを取付けるようにしているので、フュー
エルタンクとプロテクターを同時に車体側に取付けるこ
とができる。すなわち、フューエルタンクが車体側に既
に取付けられた状態で、また、フューエルタンクが車体
側に取付けられるときと同時に、プロテクターを取付け
る必要がないので、プロテクターの取付けが容易にな
る。従来のように、作業者はフューエルタンクの廻りに
ある構成物に邪魔されることもなく、無理な姿勢でプロ
テクターの取付作業をするようなことがない。よって、
車体製造ラインの工数が低減し、生産性の向上を図るこ
とができる。
【0009】さらに、プロテクターはフューエルタンク
に直接固定されることになるので、フューエルタンクと
の間の隙間を安定させることができる。また、本願考案
は、ビードをフューエルタンクに当接させることによ
り、ビードによりプロテクターとフューエルタンクとの
間の隙間を均一に安定化することができ、プロテクター
はフューエルタンクとの隙間を一定に保つことにより、
プロペラシャフトとの距離を保つことができる。プロテ
クターの底面補強用のビードがプロペラシャフトの軸方
向に対して直角方向に設けられたことで、プロテクター
とプロペラシャフトが接触したような場合に、ビードが
効果的にプロテクターの剛性をアップさせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る構造の背面図である。
【図2】図1に示したA−A線による断面図である。
【図3】同構造の平面図である。
【図4】従来例の背面図である。
【図5】図4に示したB−B線による断面図である。
【図6】FR方式の自動車におけるフューエルタンクの
配置を説明する図である。
【符号の説明】
1 フューエルタンク 1a 接合フランジ部 2 プロペラシャフト 5 フロアパネル 10 プロテクター 10a フランジ状部 10b 側壁 10c 底壁 11 ボルト 12 ナット 13 ビード
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 15/063 B62D 25/20 B65D 25/34

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後方向に延在するプロペラシャ
    フトの上方にフューエルタンクが配設され、該フューエ
    ルタンクの水平方向周部に、フューエルタンクを車体側
    に取付けるための取付部を設けた接合フランジを形成
    し、フューエルタンクの下面と上記プロペラシャフトと
    の間に、フューエルタンクを保護するためのプロテクタ
    ーを、フューエルタンクがプロペラシャフトに面する部
    位に、プロペラシャフトの長手方向に配設したフューエ
    ルタンクのプロテクター構造において、上記プロテクタ
    ーは、上記フューエルタンクの車体側取付前に予め該フ
    ューエルタンクに固定されるものであって、上記プロテ
    クターの前後方向における断面を、上記フューエルタン
    クの下部形状に沿らした皿形状とするとともに、プロテ
    クターの車体前後方向の両端に、上記接合フランジに対
    応させてフランジ状部を形成し、該プロテクターのフラ
    ンジ状部をフューエルタンクの接合フランジに固定し
    かつ、プロテクターの底面には、車体の横方向に全幅に
    亘って、フューエルタンク側に突出するプロテクター底
    面補強用のビードを設け、プロテクターの底面と側面と
    の会合部にも、車体の前後方向に向けて複数箇所に、
    ューエルタンク側に突出する斜面状の会合部補強用の
    ードを設けたことを特徴とする自動車のフューエルタン
    クプロテクター取付構造。
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JPS58590Y2 (ja) * 1978-12-27 1983-01-07 トヨタ自動車株式会社 吊下げ式フユ−エルタンク用プロテクタ
JPS59110725U (ja) * 1983-01-18 1984-07-26 ダイハツ工業株式会社 自動車用燃料タンクの防護構造

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