JP2594508B2 - マンホール用遮水パッキン - Google Patents

マンホール用遮水パッキン

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JP2594508B2
JP2594508B2 JP5338871A JP33887193A JP2594508B2 JP 2594508 B2 JP2594508 B2 JP 2594508B2 JP 5338871 A JP5338871 A JP 5338871A JP 33887193 A JP33887193 A JP 33887193A JP 2594508 B2 JP2594508 B2 JP 2594508B2
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annular plate
manhole
annular
manholes
plate
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Inventor
孝正 真坂
教暉 中島
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西武ポリマ化成株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマンホールの維持点検、
補修等のためマンホールの蓋を開いた状態でマンホール
内で工事を行う際雨水がマンホール内に流入することを
防止するマンホール用遮水パッキンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来マンホール蓋を開いて取外した状態
でマンホール内で工事を行う際に雨水がマンホール内に
流入することを防止するために、マンホールシールドと
呼ばれるポリエチレン製等の剛性の材料からなる環状の
枠体が用いられている。この枠体はマンホール縁のマン
ホール蓋取付部に嵌込むことによりその上縁部が地表よ
りも上に起立するように構成されており、マンホールの
径(S、Lの2種類がある)に応じていずれの径でも使
えるように枠体の高さ方向に異る径を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のマンホール
シールドはマンホール内で工事を行う際雨水のマンホー
ル内への流入を防止することができるが、1個の枠体で
2種類のマンホール径に対応するように構成されている
ためその重量が大きくなり(約11kg)人手による持
運び、および取付け、取外しが困難であるばかりでな
く、枠体が剛性の材料からできているので運搬の際も場
所をとり不便である。このような理由で現実にはマンホ
ールシールドはあまり使われていないのが現状である。
【0004】本発明は、上記従来のマンホールシールド
の問題点にかんがみなされたものであって、人手による
取扱いが容易で運搬の際も場所をとらないマンホール用
遮水パッキンを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するマンホール用遮水パッキンは、ゴム・合成樹脂等の
柔軟な材料からなる折畳み可能な環状板と、この環状板
をマンホール縁のマンホール蓋取付部の壁面に対し圧着
する環状の押え部材とを備えることを特徴とするもので
ある。
【0006】
【作用】環状板をマンホール縁のマンホール蓋取付部に
嵌合し、環状の押え部材によりマンホール蓋取付部の壁
面に対し圧着することにより、環状板の上部は地表から
上方に起立し遮水機能を果すことができる。環状板はゴ
ム・合成樹脂等の柔軟な材料からなる単純な1枚板であ
るので、その重量も軽く、環状板を折畳むことができる
ので、人手による持運びおよび取付け、取外しが極めて
容易であり、運搬の際も場所をとらず便利である。
【0007】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の1実施例に
ついて説明する。図1〜図4は本発明の1実施例を示す
もので、図1はマンホール用遮水パッキンをマンホール
縁に取付けた状態を示す断面図、図2はその平面図、図
3は取付ける前の状態における環状板の一部拡大断面
図、図4は図1のA部を拡大して示す図である。
【0008】遮水パッキン1はゴム・合成樹脂等の柔軟
な材料からなる折畳み可能な環状板2と、この環状板2
をマンホール縁3のマンホール蓋取付部4の壁面4a
(図4参照)に対し圧着する環状の押え部材5を備えて
いる。
【0009】環状板2はその幅(マンホール蓋取付部4
に嵌合した時の高さ)が、マンホール蓋取付部4に嵌合
した時環状板2の上部が地表Gからの雨水の浸入を防止
するために充分な高さだけ地表Gから突出するように設
定してある。またその外径はマンホールの2種類の径の
いずれかに適合するように設定されている。
【0010】環状板2はその上部外周面および下部外周
面に周方向に延在する複数条の止水用突条6、7(図3
参照)が一体に形成されている。これらの突条6、7は
環状板2の上部外周面および下部外周面の双方に設けて
あるので、環状板2をマンホール蓋取付部4に嵌合させ
る時環状板2の上下を気にすることなく嵌合させればよ
いので取扱いが楽であるが、取付の際環状板2の上下に
留意すれば突条6、7はいずれか一方のみでもよい。
【0011】また環状板2の上下両端部には環状板2の
据付けを良くするために環状板2の側壁部2aから直角
に内側に延長する水平部2bが形成されている。
【0012】環状の押え部材5は1枚のバネ鋼板(厚さ
0.6mm程度)を丸めて両端を溶着させてなるもの
で、環状板2の内径よりも僅かに大きい外径を有し、環
状板2の内側に嵌装された時環状板2をマンホール蓋取
付部4の壁面4aに対し圧着する作用を有する。したが
って押え部材の幅は環状板2を壁面4aに対し充分圧着
できるだけの大きさに設定する。
【0013】このように環状板2はマンホール径に合わ
せた外径を有する単純な環状形状のものであり、押え部
材も薄い鋼板からなるものであるから、遮水パッキン1
の総重量はたとえば2.5kg程度に押えることがで
き、従来のマンホールシールドに比較すると著るしく軽
量であり持運びが容易である。
【0014】次にこの遮水パッキン1の取付方法につい
て説明する。遮水パッキン1を運搬する時は、環状板2
と押え部材5を分離し、環状板2は平坦に折畳み、押え
部材5もなるべく平坦に押しつぶした形状として運搬す
る。
【0015】マンホール内で点検、補修等の工事を行う
場合は、マンホール蓋をマンホール蓋取付部4から取外
した後、環状板2を環状の形状にしてマンホール蓋取付
部4に嵌合する。次に押え部材5をつぶした状態で環状
板2内に配置した後これを環状の状態に弾性的に復帰さ
せることにより、押え部材5は環状板2をマンホール蓋
取付部4の壁面4aに対し圧着する。この時環状板2の
下部外周面の止水用突条7は図4に示すように押しつぶ
されてマンホール蓋取付部4と環状板2の外周面との間
のシールが達成される。
【0016】
【変更例】上記実施例においては、環状板は1体成形で
作られているが、これを複数部分に分割し接続金具で相
互に接続するようにしてもよい。
【0017】また、上記実施例においては、押え部材は
バネ鋼を環状に溶接したものを環状板と別体に設けてい
るが、環状バネ鋼を環状板の中に埋込んでおいてもよ
い。
【0018】また押え部材としては種々の変更例が考え
られる。図5は押え部材の変更例の一例を示すもので、
(a)は各鋼板の側面図、(b)は各鋼板を接合した状
態での平面図、(c)は各鋼板を接合した状態での斜視
図である。この変更例においては、押え部材15は円弧
状の2枚の鋼板15a、15aをその各端上縁に溶接し
た蝶番16により相互に接合してなるものであり、図5
(c)に示すように蝶番部分で2つ折にすることができ
る。この押え部材15は運搬時に2つ折にして運搬し、
遮水パッキンの装着時には上記実施例と同様に環状板2
の内側から押え部材15を環状に開いて環状板2をマン
ホール蓋取付部の壁面に圧着する。
【0019】また図6は折畳み可能な押え部材の他の例
を示すもので(a)は押え部材25を構成する複数の円
弧状鋼板の接合部を内側から示す図で(c)のB−B矢
視図、(b)は押え部材25を折畳んだ状態を示す平面
図、(c)は押え部材25を環状に開いた状態を示す平
面図、(d)は(c)図中B部の拡大斜視図である。こ
の押え部材25は複数の円弧状鋼板25a、25b、2
5c、25dを順次蝶番26により接続してなるもので
ある。鋼板25a、25b、25cの円弧の長さl1、
l2、l3はl1<l2<l3の関係になるように設定
されているので、各鋼板25a、25b、25c、25
dは図6(b)に示すように順次折畳むことができる。
鋼板25aの自由端側には図6(d)に拡大して示すよ
うにテーパスペーサ打込み用鋼片27が溶接されてお
り、この鋼片27の自由端側には周方向に延長する長穴
27aが形成されている。また鋼板25dの自由端には
ねじを切ったピン28が植設されている。鋼板25aの
自由端側の端縁は上部から下部に向けてテーパが設けら
れており、鋼板25dの自由端側の端縁は垂直に形成さ
れている。
【0020】この押え部材25を使用して環状板2を装
着する場合は、それまで折畳んであった押え部材25を
環状に開き、テーパスペーサ打込み用鋼片27の長穴2
7aにピン28を挿入した状態で押え部材25を環状板
2の内側に配置する。次いで鋼板25aと鋼板25dの
各自由端の間に形成された空間29内にテーパスペーサ
30を打込むことにより押え部材25を拡径することに
より環状板2をマンホール蓋取付部の壁面に圧着した後
ピン28にナット31を螺合し締着けることにより押え
部材25を拡径位置に固定する。テーパスペーサ30は
長さの異るものを数種類用意しておく。
【0021】上記実施例においては、止水用突条を環状
板と一体に成形しているが、これに限らず突条を別体に
製造しこれを接着剤により環状板に固着するようにして
もよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、マ
ンホール用遮水パッキングをゴム・合成樹脂等の柔軟な
材料からなる折畳み可能な環状板と、この環状板をマン
ホール縁のマンホール蓋取付部の壁面に対し圧着する環
状の押え部材とで構成したので、環状板をマンホール縁
のマンホール蓋取付部に嵌合し、環状の押え部材により
マンホール蓋取付部の壁面に対し圧着することにより、
環状板の上部は地表から上方に起立し遮水機能を果すこ
とができる。環状板はゴム・合成樹脂等の柔軟な材料か
らなる単純な1枚板であるので、その重量も軽く、環状
板を折畳むことができるので、人手による持運びおよび
取付け、取外しが極めて容易であり、運搬の際も場所を
とらず便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の遮水パッキンをマンホール
縁に取付けた状態を示す断面図である。
【図2】同パッキンマンホール縁に取付けた状態の平面
図である。
【図3】同パッキンマンを取付ける前の状態における環
状板の1部拡大断面図である。
【図4】図1のA部を拡大して示す図である。
【図5】押え部材の他の例を示す図である。
【図6】押え部材のさらに他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 遮水シート 2 環状板 5,15,25 押え部材 6,7 止水用突条

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム・合成樹脂等の柔軟な材料からなる
    折畳み可能な環状板と、この環状板をマンホール縁のマ
    ンホール蓋取付部の壁面に対し圧着する環状の押え部材
    とを備えることを特徴とするマンホール用遮水パッキ
    ン。
  2. 【請求項2】 該環状板は外周面に周方向に延在する止
    水用突条を有することを特徴とする請求項1記載のマン
    ホール用遮水パッキン。
JP5338871A 1993-12-02 1993-12-02 マンホール用遮水パッキン Expired - Lifetime JP2594508B2 (ja)

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JP5338871A JP2594508B2 (ja) 1993-12-02 1993-12-02 マンホール用遮水パッキン

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JPH07173867A JPH07173867A (ja) 1995-07-11
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