JPH0633304Y2 - 電気温水器の缶体 - Google Patents

電気温水器の缶体

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JPH0633304Y2
JPH0633304Y2 JP13466588U JP13466588U JPH0633304Y2 JP H0633304 Y2 JPH0633304 Y2 JP H0633304Y2 JP 13466588 U JP13466588 U JP 13466588U JP 13466588 U JP13466588 U JP 13466588U JP H0633304 Y2 JPH0633304 Y2 JP H0633304Y2
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JP
Japan
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water heater
electric water
reinforcing ring
protrusion
welded
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憲一郎 吉永
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電気温水器の缶体に関する。
(従来の技術) 従来、電気温水器の缶体は、主として円筒状の胴体の上
下端開口部に鏡板を溶接している。このような缶体は、
内部の水圧に対して強い耐力を示すが、外部の外圧に対
して耐力が小さく、使用中缶体内に大きな負圧が加わる
と、座屈しやすい。
上記のような負圧に対応するため、一般には、板厚を厚
くすることにより缶体の耐負圧強度を保つようにしてい
るが、缶体の重量が重くなり、設置上の取扱が面倒であ
る。また、材料として軽量で、防食性に優れたステンレ
ス鋼を使用する場合、板厚を厚くすると材料費がかさ
み、材料の薄肉化を図ろうとすると上記のような負圧に
対する強度の問題があった。
そこで、薄肉の軽量化した缶体の耐負圧強度を向上させ
るため、例えば、実公昭62−12931号公報に記載の電気
温水器の缶体が知られている。
この電気温水器の缶体は、胴体の内周面に、断面コ字状
の複数個の補強リングをその外面に突設した複数個の突
部を介して溶接したもので、缶体の耐負圧強度を向上さ
せるとともに、溶接部の耐食性の低下を防止している。
(本考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来技術における電気温水器の缶体
では、補強リングと胴体との溶接部に溶接隙間が生じる
と、溶接による酸化スケールを起点として腐食が発生す
るので、補強リングの突起部と胴体の隙間はできるだけ
小さくする必要がある。ところが、補強リングを胴体内
に挿入する際に、補強リングの突部が胴体の内周面に接
触して、挿入し難いだれでなく、胴体に挿入のときの擦
り傷がついて胴体の耐食性が低下するという問題点があ
る。
本考案は、上記の問題点を解消するためになされたもの
で、その目的とするところは、胴体の内周面に傷つける
ことなく容易に挿入が可能な電気温水器の缶体を提供す
ることにある。
本考案は、上記の問題点を解消するためになされたもの
で、その目的とするところは、補強リングの胴体内への
取付けを容易にし、缶体の耐負圧強度を向上させ且つ耐
食性の低下を防止した電気温水器の缶体を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 本考案電気温水器の缶体は、電気温水器缶体の胴体内周
面に、内方に向けて突出した複数個の突部を周方向に沿
って設け、該突部を介して前記胴体の内径よりも小さい
外径の補強リングを溶接したことを特徴とするものであ
る。
(作用) 上記した構成の本考案電気温水器の缶体において、補強
リングを胴体内に挿入する際、胴体の突部に至るまでは
補強リングが胴体の内周面に擦れることなく挿入され、
突部に到達してから補強リングの外周面と胴体の突部と
が溶接される。
(実施例) 次に、本考案電気温水器の缶体の一実施例を図面を参照
しながら説明する。
1は円筒状の胴体で、例えば、板厚1.0mmのステンレス
鋼から製されている。該胴体1の上下端開口部に鏡板2,
3が溶接され、上側の鏡板2の中央部に給湯用の配管41
が接続される継手4が溶接され、また、下側の鏡板3の
略中央部に給水配管51に接続される継手5と排水管61に
接続される継手6がそれぞれ溶接されている。また、上
記胴体1の下方一側部に通孔7が形成され、該通孔7の
外側部にフランジ8が溶接されている。
9は、上記胴体1の内周面に内方に向けて突出した突部
9で、周方向に沿って複数個設けられている。該突部9
は、本実施例では、第1図乃至第2図に示すように、胴
体の高さが3等分される位置であって、円周方向に4等
分される位置に設けられる。
このような胴体1は、例えば、円筒状に形成される前
に、板厚1.0mmステンレス鋼板を用いてプレスにより高
さ1.0mmの突部9を形成し、該突部9が内側面になるよ
うにステンレス鋼板を円筒状に曲げてつくることが可能
である。
10は補強リングで、細長い板材を断面コ字状に成形し、
前記胴体1の内径よりも僅か小さい外径、本実施例で
は、補強リング10を胴体1内に設けられた突部9に嵌合
する外径、即ち、胴体1の内径よりも2.0mm小さい外径
で円状に曲げ、両端部を溶接したものである。
この補強リング10は胴体1内に挿入され、胴体1の内周
面に設けられた突部9に、胴体を3等分に均等に分割す
る長さの間隔で溶接される。
このように補強リング10を胴体1の突部にまで挿入する
際、補強リング10の外径が胴体1の内径よりも小さいの
で、胴体1の内面に擦り傷を付けることなくスムースに
挿入でき、該擦り傷による腐食の恐れがなくなる。
そして、胴体1内に通孔7から蓋体11に取付けられた電
気ヒーター12が挿入され、蓋体11がフランジ8にボルト
等を用いて密閉状態に固着され、上側の継手4に給湯管
41が接続されると共に、下側の継手5,6にはそれぞれ給
水管51と排水管61が接続される。
このようにすることにより、補強リング10により胴体1
との耐負圧強度、即ち、外圧に対する強度が十分に保た
れ、胴体の材料を薄くすることができ、しかも、胴体1
の内周面に突出した突部9によって胴体1と補強リング
10との間に生じる隙間が、従来技術と同様に湯水の対流
効果を促進するので、胴体1との接触による隙間腐食を
防ぐとともに、突部9を介して溶接した溶接部の酸化ス
ケールを起点として生じる隙間腐食をも防ぐことができ
る。
(考案の効果) 本考案電気温水器の缶体は、電気温水器缶体の胴体内周
面に、内方に向けて突出した複数個の突部を周方向に沿
って設け、該突部を介して前記胴体の内径よりも小さい
外径の補強リングを溶接したものであるので、補強リン
グを胴体の突部にまで挿入する際、胴体の内面に擦り傷
を付けることなくスムースに挿入でき、該擦り傷による
腐食の恐れがなく、更に耐負圧強度が向上し且つ耐食性
を有した缶体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案電気温水器の缶体の一実施例を示す断面
図、第2図は第1図のII−II線より切断し矢印方向にみ
た断面図、第3図は第1図の要部拡大断面図である、 符号の説明 1……胴体、2,3……鏡板、9……突部、10……補強リ
ング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気温水器缶体の胴体内周面に、内方に向
    けて突出した複数個の突部を周方向に沿って設け、該突
    部を介して前記胴体の内径よりも小さい外径の補強リン
    グを溶接したことを特徴とする電気温水器の缶体。
JP13466588U 1988-10-14 1988-10-14 電気温水器の缶体 Expired - Fee Related JPH0633304Y2 (ja)

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JP2016133298A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 三菱電機株式会社 貯湯タンク

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JP2009156548A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Ecotec Co Ltd 蓄熱式電気ボイラー
JP6409620B2 (ja) * 2015-03-02 2018-10-24 三菱電機株式会社 貯液タンク

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